JPH0595728A - 脱穀機の選別装置 - Google Patents
脱穀機の選別装置Info
- Publication number
- JPH0595728A JPH0595728A JP25732691A JP25732691A JPH0595728A JP H0595728 A JPH0595728 A JP H0595728A JP 25732691 A JP25732691 A JP 25732691A JP 25732691 A JP25732691 A JP 25732691A JP H0595728 A JPH0595728 A JP H0595728A
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- Japan
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- divided
- partition wall
- sorting
- materials
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 揺動選別ケース５前部の右横位置に２番処理
物の還元口１０を備えたコンバインの選別装置におい
て、揺動選別ケース５での処理物搬送経路Ｗを左右方向
に区別して複数の分割搬送経路１２，１３を形成する仕
切り壁１４を揺動選別ケース５に備えるとともに、各分
割搬送経路１２，１３に備えられるチャフシーブ１５，
１６の開度を独立的に変更調節自在に構成する。 【効果】 揺動選別板の左右で異なる処理物に見合った
選別作用が発揮でき、より選別性能を向上できる選別装
置を提供できた。
物の還元口１０を備えたコンバインの選別装置におい
て、揺動選別ケース５での処理物搬送経路Ｗを左右方向
に区別して複数の分割搬送経路１２，１３を形成する仕
切り壁１４を揺動選別ケース５に備えるとともに、各分
割搬送経路１２，１３に備えられるチャフシーブ１５，
１６の開度を独立的に変更調節自在に構成する。 【効果】 揺動選別板の左右で異なる処理物に見合った
選別作用が発揮でき、より選別性能を向上できる選別装
置を提供できた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、揺動選別板前部の横側
位置に２番処理物の還元口を備えてあるコンバイン等の
脱穀機の選別装置に関する。
位置に２番処理物の還元口を備えてあるコンバイン等の
脱穀機の選別装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の脱穀機としては、実開平３−３
１８２５号公報で示されたもののように、２番回収スク
リューに接続されたスクリューコンベヤで成る２番還元
装置の排出口を、脱穀装置の右側板に設けて揺動選別板
前部の右側位置に還元するようにしたものが知られてい
る。
１８２５号公報で示されたもののように、２番回収スク
リューに接続されたスクリューコンベヤで成る２番還元
装置の排出口を、脱穀装置の右側板に設けて揺動選別板
前部の右側位置に還元するようにしたものが知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
技術では、２番物の還元によって揺動選別板上の右側に
処理物が偏って堆積されるようになって左右における均
一な処理物層が形成され難くなり、左右位置によって選
別状態が異なってしまう傾向があった。これでは、良好
な選別性能を得ることが難しいため、何らかの対策が必
要になってきたのである。本発明は揺動選別板の構造工
夫により、上記不具合を改善することを目的とする。
技術では、２番物の還元によって揺動選別板上の右側に
処理物が偏って堆積されるようになって左右における均
一な処理物層が形成され難くなり、左右位置によって選
別状態が異なってしまう傾向があった。これでは、良好
な選別性能を得ることが難しいため、何らかの対策が必
要になってきたのである。本発明は揺動選別板の構造工
夫により、上記不具合を改善することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、冒頭に記載した脱穀機の選別装置において、
揺動選別板における処理物の搬送経路を左右方向に区別
して複数の分割搬送経路を形成する仕切り壁を揺動選別
板に備えるとともに、各分割搬送経路に備えられるシー
ブの目合いを独立的に変更調節自在に構成してあること
を特徴構成とする。
本発明は、冒頭に記載した脱穀機の選別装置において、
揺動選別板における処理物の搬送経路を左右方向に区別
して複数の分割搬送経路を形成する仕切り壁を揺動選別
板に備えるとともに、各分割搬送経路に備えられるシー
ブの目合いを独立的に変更調節自在に構成してあること
を特徴構成とする。
【０００５】
【作用】仕切り壁によって揺動選別板の搬送路を左右に
分割させたので、２番還元口存在側となる、受網からの
漏下物と２番還元物とで搬送処理物が構成される右側の
分割搬送路と、受網からの漏下物で搬送処理物が構成さ
れる左側の分割搬送路とに分けるといった具合にして、
搬送処理物の成分に見合った選別作用が生じる状態に揺
動選別板を予め左右で区別して構成することが可能にな
る。そして、濡れ及び乾燥脱穀や脱穀処理物量の多少に
よっては揺動選別板の選別機能を変更設定できることが
望ましいのであるが、本発明によれば、各分割搬送路の
シーブの目合いを独立的に変更調節自在に構成してある
ので、処理物の量や性状の変化に対応させてその状態に
適した良好な選別作用を得る操作を、各分割搬送路毎に
行うことができるようになる。つまり、回収するべき１
番物の割合の多い左側の分割搬送路では良好な１番物の
漏下作用を促すべくシーブの目合いを大きくし、ワラ屑
や枝付き籾といった１番物以外のものが多く含まれる右
側の分割搬送路では２番物等が１番回収され難いように
シーブの目合いを小さくする、といった具合に操作する
ことができるのである。
分割させたので、２番還元口存在側となる、受網からの
漏下物と２番還元物とで搬送処理物が構成される右側の
分割搬送路と、受網からの漏下物で搬送処理物が構成さ
れる左側の分割搬送路とに分けるといった具合にして、
搬送処理物の成分に見合った選別作用が生じる状態に揺
動選別板を予め左右で区別して構成することが可能にな
る。そして、濡れ及び乾燥脱穀や脱穀処理物量の多少に
よっては揺動選別板の選別機能を変更設定できることが
望ましいのであるが、本発明によれば、各分割搬送路の
シーブの目合いを独立的に変更調節自在に構成してある
ので、処理物の量や性状の変化に対応させてその状態に
適した良好な選別作用を得る操作を、各分割搬送路毎に
行うことができるようになる。つまり、回収するべき１
番物の割合の多い左側の分割搬送路では良好な１番物の
漏下作用を促すべくシーブの目合いを大きくし、ワラ屑
や枝付き籾といった１番物以外のものが多く含まれる右
側の分割搬送路では２番物等が１番回収され難いように
シーブの目合いを小さくする、といった具合に操作する
ことができるのである。
【０００６】
【発明の効果】従って、左右で異なる処理物成分に合わ
せて搬送路を仕切り、かつ、その仕切られた分割搬送路
のシーブ目合いを別々に調節する構造とする工夫によ
り、左右で異なる処理物に見合った選別作用が発揮で
き、より選別性能を向上できる選別装置を提供すること
ができた。
せて搬送路を仕切り、かつ、その仕切られた分割搬送路
のシーブ目合いを別々に調節する構造とする工夫によ
り、左右で異なる処理物に見合った選別作用が発揮で
き、より選別性能を向上できる選別装置を提供すること
ができた。
【０００７】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図５にコンバインの脱穀装置が示され、１は扱
室、２は扱胴、３はフィードチェーン、４は受網、Ａは
選別装置である。選別装置Ａは、揺動選別ケース５、唐
箕６、１番回収部７、２番回収部８、２番還元装置９等
から構成されている。図１、図５に示すように、２番還
元装置９は脱穀装置の右側板１１部位に設けられ、その
還元口１０が揺動選別ケース５前部における右端位置に
配置してあるとともに、揺動選別板５の処理物搬送経路
Ｗを、右分割搬送経路１２と左分割搬送経路１３とに仕
切る仕切り壁１４が取付けてある。尚、還元口１０から
の還元物を右分割搬送路１２に落とすためのガイド板２
４が設けてある。図２乃至図４に示すように、右分割搬
送経路１２には前後に連続した右チャフシーブ１５が備
えられ、左分割搬送経路１３には左前チャフシーブ１
６、ストローラック１７、左後チャフシーブ１８が備え
られている。これらチャフシーブ１５，１６，１８はい
ずれも横軸心Ｐ周りで開度（目合いに相当）調節自在に
構成されており、右チャフシーブ１５及び連動連結され
る左前、左後チャフシーブ１６，１８は、夫々電気モー
タ１９利用の操作機構２０と電気モータ１９を操作する
操作レバー２１とで成る調節手段Ｂ，Ｂによって独立的
に左右の分割搬送経路１３，１２のチャフ開度を変更調
節自在に構成してある。また、各分割搬送経路１２，１
３毎に搬送処理物層の厚さを検出する吊設式のシーブセ
ンサ２２，２３を備えてあり、右シーブセンサ２２は右
調節手段Ｂに、左シーブセンサ２２は左調節手段Ｂに夫
々接続してある。作用を説明すると、左前、左後チャフ
シーブ１６，１８と右チャフシーブ１５の開度を操作レ
バー２１，２１によって脱穀対象穀稈の状態に合わせて
独立的に予め設定し、処理物の成分が異なる左右の分割
搬送経路１３，１２の良好な選別作用が発揮されるよう
にするのであり、それら分割搬送経路１２，１３におけ
る処理物層の増減をシーブセンサ２２，２３が検出して
操作機構２０，２０を操作して左右のチャフ開度を各別
に、かつ、自動的に調節するのである。
明する。図５にコンバインの脱穀装置が示され、１は扱
室、２は扱胴、３はフィードチェーン、４は受網、Ａは
選別装置である。選別装置Ａは、揺動選別ケース５、唐
箕６、１番回収部７、２番回収部８、２番還元装置９等
から構成されている。図１、図５に示すように、２番還
元装置９は脱穀装置の右側板１１部位に設けられ、その
還元口１０が揺動選別ケース５前部における右端位置に
配置してあるとともに、揺動選別板５の処理物搬送経路
Ｗを、右分割搬送経路１２と左分割搬送経路１３とに仕
切る仕切り壁１４が取付けてある。尚、還元口１０から
の還元物を右分割搬送路１２に落とすためのガイド板２
４が設けてある。図２乃至図４に示すように、右分割搬
送経路１２には前後に連続した右チャフシーブ１５が備
えられ、左分割搬送経路１３には左前チャフシーブ１
６、ストローラック１７、左後チャフシーブ１８が備え
られている。これらチャフシーブ１５，１６，１８はい
ずれも横軸心Ｐ周りで開度（目合いに相当）調節自在に
構成されており、右チャフシーブ１５及び連動連結され
る左前、左後チャフシーブ１６，１８は、夫々電気モー
タ１９利用の操作機構２０と電気モータ１９を操作する
操作レバー２１とで成る調節手段Ｂ，Ｂによって独立的
に左右の分割搬送経路１３，１２のチャフ開度を変更調
節自在に構成してある。また、各分割搬送経路１２，１
３毎に搬送処理物層の厚さを検出する吊設式のシーブセ
ンサ２２，２３を備えてあり、右シーブセンサ２２は右
調節手段Ｂに、左シーブセンサ２２は左調節手段Ｂに夫
々接続してある。作用を説明すると、左前、左後チャフ
シーブ１６，１８と右チャフシーブ１５の開度を操作レ
バー２１，２１によって脱穀対象穀稈の状態に合わせて
独立的に予め設定し、処理物の成分が異なる左右の分割
搬送経路１３，１２の良好な選別作用が発揮されるよう
にするのであり、それら分割搬送経路１２，１３におけ
る処理物層の増減をシーブセンサ２２，２３が検出して
操作機構２０，２０を操作して左右のチャフ開度を各別
に、かつ、自動的に調節するのである。
【０００８】〔別実施例〕例えば、上下２枚のシーブ板
の相対移動により、漏下口の大きさが調節自在となるよ
うにしてもよく、この手段も「シーブの目合いを変更調
節自在に」と定義するものである。また、左右に３分割
された搬送経路Ｗでも良い。
の相対移動により、漏下口の大きさが調節自在となるよ
うにしてもよく、この手段も「シーブの目合いを変更調
節自在に」と定義するものである。また、左右に３分割
された搬送経路Ｗでも良い。
【０００９】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】扱室部分の正面図
【図２】左分割搬送路の構造を示す断面図
【図３】右分割搬送路の構造を示す断面図
【図４】揺動選別ケースの単品斜視図
【図５】脱穀装置の構造を示す側面図
５ 揺動選別板 １０ 還元口 １２，１３ 分割搬送経路 １４ 仕切り壁 １５，１６ シーブ
Claims (1)
- 【請求項１】 揺動選別板（５）前部の横側位置に２番
処理物の還元口（１０）を備えてある脱穀機の選別装置
であって、前記揺動選別板（５）における処理物の搬送
経路（Ｗ）を左右方向に区別して複数の分割搬送経路
（１２），（１３）を形成する仕切り壁（１４）を前記
揺動選別板（５）に備えるとともに、各分割搬送経路
（１２），（１３）に備えられるシーブ（１５），（１
６）の目合いを独立的に変更調節自在に構成してある脱
穀機の選別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25732691A JPH0595728A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 脱穀機の選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25732691A JPH0595728A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 脱穀機の選別装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0595728A true JPH0595728A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17304810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25732691A Pending JPH0595728A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 脱穀機の選別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0595728A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006011209A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Yanmar Co., Ltd. | コンバイン |
| JP2010011802A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 脱穀装置 |
| JP2015012877A (ja) * | 2014-10-22 | 2015-01-22 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
| JP2015077149A (ja) * | 2015-01-27 | 2015-04-23 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
| JP2016105742A (ja) * | 2016-03-23 | 2016-06-16 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP25732691A patent/JPH0595728A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006011209A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Yanmar Co., Ltd. | コンバイン |
| JPWO2006011209A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2008-07-31 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
| JP4556014B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2010-10-06 | ヤンマー株式会社 | コンバイン |
| JP2010011802A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 脱穀装置 |
| JP2015012877A (ja) * | 2014-10-22 | 2015-01-22 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
| JP2015077149A (ja) * | 2015-01-27 | 2015-04-23 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
| JP2016105742A (ja) * | 2016-03-23 | 2016-06-16 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
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