JPH0595674U - パネル板の側縁塗装装置 - Google Patents

パネル板の側縁塗装装置

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JPH0595674U
JPH0595674U JP4447292U JP4447292U JPH0595674U JP H0595674 U JPH0595674 U JP H0595674U JP 4447292 U JP4447292 U JP 4447292U JP 4447292 U JP4447292 U JP 4447292U JP H0595674 U JPH0595674 U JP H0595674U
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JP
Japan
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coating
panel plate
hot air
air nozzle
panel
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JP4447292U
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Inventor
一彦 川津
Original Assignee
株式会社本多製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合板パネルなどの矩形のパネル板の側縁を搬
送しながら塗装する装置に関するもので、特に二度塗り
を行うものでは塗装とその乾燥に長い搬送ラインが必要
となる問題に鑑み、塗装とその乾燥を短い搬送工程中に
行うことができる装置を得ることを課題としている。 【構成】 パネル板の搬送路を挟んで両側に配置された
側フレーム4、5にパネル板の幅を規制するガイド1
1、11aと、下塗り用および上塗り用の二つの塗装ユ
ニット13、15と、下塗りの塗料を乾燥させるための
温風ノズル14とを装着している。温風ノズル14は二
つの塗装ユニット13、15の間に配置される。上塗り
塗装を行う第2塗装ユニット15の下流には、比較的高
温の空気を低速で噴き出す比較的長い熱風ダクト41が
配置され、その下流に側フレーム4、5に設けたと同様
な温風ノズル43が配置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、合板パネルなどの矩形のパネル板の側縁をコンベア上で搬送しな がら塗装する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パネル板の搬送路の両側に塗装ユニットを配置することにより、コンベアによ って搬送されるパネル板の両側縁に塗装を施す装置は従来から用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来のこの種の塗装装置は、塗布した塗料の乾燥を自然乾燥で行うか、 あるいは搬送路の両側で配置したヒータで加熱乾燥する程度のものであったから 、塗料が乾燥するまでに時間がかかり、塗料を乾燥させるための搬送ラインを長 くとる必要があった。とくに二度塗りを行うものでは、下塗り用の塗料をある程 度乾燥させてから上塗りを行う必要があるため、二つの塗装ユニットを搬送路に 沿ってある程度離して設ける必要があり、塗装およびその乾燥に必要な搬送ライ ンが非常に長くなる問題があった。
【0004】 この考案はパネル板の側縁の塗装と、その塗料の乾燥を短い搬送工程中に行う ことができる装置を得ることを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案では、パネル板の搬送路を挟んで両側に配置された側フレーム4、5 にパネル板の幅を規制するガイド11、11aと、下塗り用および上塗り用の二 つの塗装ユニット13、15と下塗りの塗料を乾燥させるための温風ノズル14 を装着している。温風ノズル14は二つの塗装ユニット13、15の間に配置さ れる。両側の側フレーム4、5の少なくとも一方は、搬送路の幅方向に進退自在 に設け、搬送されるパネル板1の幅に応じて両側の塗装ユニット13、13及び 15、15相互の間隔を広狭できるようにするとともに、パネル板1が進入して きたときに、ガイド11、11aでパネル板1の両側辺を挟持することにより、 対向する塗装ユニット13、13、及び15、15の間隔を正確に設定できるよ うにする。
【0006】 側フレーム4、5を設けた部分の搬送路の上方には、上部フレーム30が設け られ、この上部フレーム30に昇降ブラケット33を介して押えコンベア34が 装着される。この押えコンベア34はバネによって下方に付勢される構造とし、 側フレームのガイド11、11aによって案内されたパネル板1を搬送コンベア 2との間で挟持して横ズレを防止する。
【0007】 上塗り塗装を行う第2塗装ユニット15の下流には、比較的高温の空気を低速 で噴き出す比較的長い長さの熱風ダクト41が配置され、さらにその下流側には 側フレーム4、5に設けたと同様な温風ノズル43が配置される。
【0008】
【作用】
側フレーム4、5は搬送中におけるパネル板の横ズレに対応するために、若干 搬送路の幅方向に拡げられた状態で待機しており、パネル板1が進入してリミッ トスイッチ35等により検出されると、移動可能に設けた側フレーム5が速やか に移動して両側の側フレームのガイド11、11aでパネル板1を挟持する。そ の後押えコンベア34が可動して幅方向に位置決めされたパネル板1を搬送コン ベア2との間で上下に挟持し、その後のパネル板1の横方向移動を防止する。こ の状態でパネル板1が搬送コンベア2によって搬送されると、まず第1塗装ユニ ット13でパネル板1の両側辺に下塗り塗料が塗布され、その塗膜が側フレーム 4、5に装着した温風ノズル14から噴き出される温風によってある程度乾燥さ せられた後、第2塗装ユニット15で上塗り塗料が塗布される。上塗り塗料が塗 布された後、パネル板1の側縁は高温空気が流出している熱風ダクト41内を通 過し、この熱風で塗膜の乾燥が促進されるとともに、パネル板1の両側縁部を加 熱する。そしてその下流に配置された温風ノズル43で加熱された状態にあるパ ネル板1の側縁の塗膜に温風を速い速度で吹き付け、パネル板1の側縁に蓄積さ れた熱と、温風ノズル43からの空気流によって塗膜を乾燥させる。
【0009】 このようにこの考案の装置では、ガイド11、11aで進入してきたパネル板 1を挟持することによって、両側に各2個ずつ設けた塗装ユニットを正確にかつ 同時に位置決めするようにしており、この第1塗装ユニット13と第2塗装ユニ ット15との間に配置された温風ノズル14で下塗り塗膜の乾燥を促進し、さら に上塗り塗装を行った後、熱風ダクト41で塗膜の乾燥と、塗膜およびパネル板 1の側縁の加熱を行い、ここで蓄積された熱とその下流側の温風ノズル43から 噴き出される空気流とによって、塗膜の乾燥をさらに促進するようにしており、 乾燥装置を含めた塗装装置が搬送路上で占める長さを短くすることができる。
【0010】
【実施例】
図示実施例の装置におけるパネル板1の搬送コンベアは、4本のベルトコンベ ア2によって構成されている。搬送路3の両側には側フレーム4、5がそれぞれ 配置されており、図1の上方の側フレーム4は送りネジ6、6によって幅方向に 位置調整自在に設けられ、図の下方の側フレーム5は図示しないシリンダにより 、所定ストロークだけ幅方向に移動駆動されるようになっている。
【0011】 側フレーム4、5には搬送路の上流側(図1の右側)からガイド11、11a 、エアーブローノズル12、第1塗装ユニット13、温風ノズル14、14およ び第2塗装ユニット15が配置されている。側フレーム4側のガイド11は、先 端に案内斜面を有する板状のものであり、側フレーム5側のガイド11aは、ロ ーラ16を備えたものを用いている。ガイド11、11aは、進入してきたパネ ル板1の幅方向の位置を所定位置に規制するとともに、第1および第2塗装ユニ ット13、15をパネル板1の幅に合わせて位置決めする作用をなしている。エ アーブローノズル12は塗装前にパネル板1の側縁に付着しているゴミを除去す るためのものである。第1塗装ユニットおよび第2塗装ユニット13、15は4 5度の角度で装着されたモータ17で回転駆動される円錐状の塗装体を備えてお り、塗装体18はその下半部分が塗料タンク19内の塗料に浸漬しており、その 状態の垂直となった部分がパネル板1の側縁に接触して塗装を行う(図2参照) 。温風ノズル14、14は図4に示すように温風ノズル14にパネル板1の側縁 に向けたスリット状のノズル口21を設けた構造で、温風を第1塗装ユニット1 3で塗布された塗膜に吹き付けて乾燥させる。
【0012】 図示実施例の装置は、図1の上方の側フレーム4を搬送されるパネル板1の幅 に合わせて位置決めし、図1の下方の側フレーム5を図示しないシリンダで幅方 向に移動させることにより、パネル板1の導入と挟持とを行う。この部分の機構 は図2に示されており、側フレーム4はスライドフレーム7に摺動自在に搭載さ れて送りネジ6に螺合しており、送りネジ6を回動させることにより搬送路の幅 方向に移動して位置決めされる。また他方の側フレーム5はガイドロッド8に摺 動自在に支持され、図示されていないシリンダにより搬送路の幅方向に移動する 。
【0013】 なお塗装ユニット13、15のそれぞれには、水平方向の位置調整装置22、 23と垂直方向の位置調整装置24(図2)とがそれぞれ設けられている。側フ レーム4側の水平方向位置調整装置22はシリンダを備えており、このシリンダ を縮退させて塗装ユニット13、15を退避可能にした構造であり、側フレーム 5側の水平方向位置調整装置23は、手動ハンドルを備えたネジ杆で、人手によ り塗装ユニット13、15を進退させる構造である。
【0014】 側フレーム4、5を設けた位置の搬送路の上部には、上部フレーム30が設け られており、この上部フレームに昇降シリンダ31を介して昇降フレーム32が 装架され、この昇降フレームに懸吊された昇降ブラケット33に2列の押えコン ベア34が装着されている。この押えコンベア34は搬送コンベア2と同様なし かしより短い長さのベルトコンベアからなり、搬送コンベア2の内側2本のベル トコンベアと対向している。押えコンベア34は図示されていないバネにより下 方に付勢されており、昇降ブラケット33が下方に移動した位置において、搬送 コンベア2との間でパネル板1を上記バネの弾力によって挟持する。押えコンベ ア34が可動してパネル板1を挟持するタイミングは、進入してきたパネル板の 両側辺が側フレームのガイド11、11aで挟持された直後であり、パネル板が ガイド11、11aで位置決めされた後、押えコンベア34で挟持されることに なる。側フレーム4、5の第2塗装ユニット15の下流側には、搬送路の両側に 沿って熱風ダクト41が配置されている。この熱風ダクト41は図3に示すよう に、パネル板1の両側辺部がダクト41内に挿入されるようなスリット42を内 側に有しており、このダクト41内を通る熱風(70〜90℃)によって上塗り 塗装が行われた後のパネル板1の側辺を加熱し、塗布された塗膜を加熱乾燥する とともに、パネル板1の側辺に熱を蓄積させる。この加熱ダクトは塗膜の乾燥に 最も効果があるが、あまり長い長さの加熱ダクトを設けると、パネル板1の側辺 を変形させる危険がある。
【0015】 この熱風ダクト41の下流には、前述した側フレームの温風ノズル14と同様 な構造の温風ノズル43(図4参照)が配置されており、熱風ダクト41を通過 して加熱された塗膜に空気流を吹き付けて、パネル板1の側縁を冷却するととも に、この冷却時に放出される熱によって塗膜をさらに乾燥させる。
【0016】 図示実施例のものでは、上記熱風ダクト41とその下流の温風ノズル43とを 図3に示すシリンダ44で昇降するビーム45に装着し、下方に退避させること ができるようにしている。これはたとえば塗装の必要のない大型のパネル板など が搬送される際に、熱風ダクト41や温風ノズル43が邪魔になるのを防ぐため である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したこの考案の装置によれば、パネル板の側縁の塗装とその乾燥装置 がコンパクトにまとめられて、パネル板の製造ラインの搬送路の途中に配置され ることとなるので、パネル板1の側縁の塗料およびその乾燥に必要な搬送ライン の長さを短くすることができる。また二つの塗装ユニットを搬送路の幅方向に移 動可能な側フレームに搭載したので、パネル板の幅寸法の変化にも容易に対応す ることができ、また側フレームを退避させることにより、片側のみの側縁塗装を 行うこともできる。さらに図示実施例の構造では、両方の側フレームを退避させ ることも可能で、塗装を行わないパネル板の搬送にも支障が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置全体を示す平面図
【図2】図1のA部分の断面図
【図3】図1のB部分の断面図
【図4】図1のC部分の部分断面図
【符号の説明】
1 パネル板 2 ベルトコンベア 4 側フレーム(上部) 5 側フレーム(下部) 11 ガイド 13 第1塗装ユニット 14 温風ノズル 15 第2塗装ユニット 30 上部フレーム 33 昇降ブラケット 34 押えコンベア 41 熱風ダクト 43 温風ノズル(第2温風ノズル)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル板(1) の搬送路の両側に、少なく
    とも一方を搬送路の幅方向に移動自在に側フレーム(4),
    (5) を設けるとともに、搬送路の上部に上部フレーム(3
    0)を設け、上部フレーム(30)には搬送コンベア(2) との
    間でパネル板(1) を弾圧するバネを介装した押えコンベ
    ア(34)を昇降ブラケット(33)に装着して設け、側フレー
    ム(4),(5) のそれぞれには導入側端部にパネル板の側縁
    を挟持する位置決めガイド(11,11a)を設けるとともに、
    その下流側に第1塗装ユニット(13)と温風ノズル(14)と
    第2塗装ユニット(15)とをこの順序で装着し、さらに第
    2塗装ユニット(15)の下流側には、パネル板(1) の搬送
    路の両縁に沿って、高温空気を低速で噴き出す熱風ダク
    ト(41)と比較的低温の空気を高速で噴き出す第2温風ノ
    ズル(43)とをこの順序で配置してなる、パネル板の側縁
    塗装装置。
JP4447292U 1992-06-02 1992-06-02 パネル板の側縁塗装装置 Pending JPH0595674U (ja)

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JPH0595674U true JPH0595674U (ja) 1993-12-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012161765A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Seiren Co Ltd インクジェット記録方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012161765A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Seiren Co Ltd インクジェット記録方法

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