JPH0595536U

JPH0595536U - 押圧自療器

Info

Publication number: JPH0595536U
Application number: JP8705791U
Authority: JP
Inventors: 康男川崎
Original assignee: 康男川崎
Priority date: 1991-09-26
Filing date: 1991-09-26
Publication date: 1993-12-27

Abstract

(57)【要約】【目的】基盤の盤面に１個の押圧体を突設したことに
より、手先に把持しながら下肢部や上腕部の患部を押圧
したり、或は体重圧を利用して首部、肩部、腰部等の患
部を押圧した時の押圧体の食い込みが良く、患部を的確
に押圧できて、手足のしびれ、肩こり、腰痛、或は関節
痛等を効率的に自療できることを目的とする。【構成】基盤と、この基盤の盤面に突設された一個の
押圧体と、を備え、この押圧体は、円柱状の押圧部を有
して成る押圧自療器から構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、体表面を押圧する押圧体を備えた押圧自療器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

人の体は老境に近ずくにつれ疲れ易くなり、手足のしびれ、肩こり、腰痛、或は関節痛等に悩まされるもので、これらの苦痛を除くために鍼灸治療、マッサ− ジ、指圧等の治療を受けたりしている。また、近年、家庭内で使用する各種の健康自療器が開発され、例えば、基盤に一対の押圧突起が突設されて体表面を押圧する押圧自療器、電気振動を利用した振動体を体表面に当接させて刺激する振動自療器、或は、携帯式ケ−スより振動軸を突設させた携帯式振動自療器等が健康自療器として使用されている。なかでも、押圧自療器は、他の自療器に比べ、小型で携帯に便利であると共に安価であるため、多くの人に利用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

しかしながら、前記押圧自療器においては、基盤に突設された一対の押圧突起で患部を押圧した時に、押圧力が分散されて体表面より患部を集中して押圧することができず、押圧自療の効き目が半減され易い問題があった。

【０００４】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は基盤の盤面に一個の押圧体を突設したことにより、手先に把持しながら下肢部や上腕部を押圧したり、或は体重圧を利用して首部、肩部や腰部を押圧した時の押圧体の食い込みが良く、患部に押圧力を集中しながら的確に押圧でき、手足のしびれ、肩こり、腰痛、或は関節痛等を効率的に自療できる押圧自療器を提供することにある。

【０００５】

【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するために、本考案は基盤１２と、この基盤１２の盤面に突設された一個の押圧体１４と、を備え、この押圧体１４は、円柱状の押圧部１８を有して成る押圧自療器１０から構成される。また、前記押圧部１８は、その頭頂部２０に同押圧部１８の一方側より他方側へ傾斜した傾斜面２２を備えて成ることとしてもよい。更に、前記押圧部１８は、磁石で形成された頭頂部２０ａを備えて成ることとしてもよい。

【０００６】

【作用】

本考案の押圧自療器は、基盤を手先に把持しながら押圧体で下肢部や上腕部の患部を押圧したり、或は床面に基盤を置き、押圧体に肩部や腰部の患部を当接して体重圧を利用して押圧しながら、圧反射により患部の新陳代謝を促進させ、手足のしびれ、肩こり、腰痛、或は関節痛等を自療するものであり、基盤に一個の押圧体のみを突設しているため、患部に対する押圧体の食い込みが良く、押圧力を患部に集中させて的確に押圧でき、自療効果を高め得ることとなる。

【０００７】

【実施例】

以下、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施例を説明する。図１ないし図３には、本考案の実施例に係る押圧自療器１０が示されている。図において、押圧自療器１０は、例えば、プラスチックや軽くて硬度を有したアルミニウム合金等を素材とし、手先に把持できる形状の基盤１２と、この基盤１２の盤面に突設された一個の押圧体１４と、を備えている。前記基盤１２は、１３×１０×１．５ｃｍ程度の矩形状であり、この基盤１２の盤面の略中央位置に押圧体１４が突設されている。前記押圧体１４は、基盤１２に突設された台錐体１６と、この台錐体１６に連設された円柱状の押圧部１８とより成り、この押圧部１８は前記盤面１２からの高さ５ｃｍ、直径２ｃｍ程度に形成されている。この基盤１２に一個の押圧体１４が突設されているため、基盤１２を把持して押圧体１４の押圧部１８で体表面を押圧した時の圧力が大きく、患部に押圧力を集中させて的確な自療ができる。

【０００８】また、図１、２に示す様に、前記押圧部１８は、その頭頂部２０に同押圧部１８の一方側より他方側へと傾斜した傾斜面２２を備えている。この様に押圧部１８の頭頂部２０に傾斜面２２を備えることにより、この傾斜面２２で体表面を押圧しながら、かつ傾斜面２２の斜め上方の突部２４で局部的に集中して患部を押圧できることとなる。更に、図４に示す様に、押圧部１８の端部に、磁石で形成した頭頂部２０ａを連設してもよい。この頭頂部２０ａは、例えば厚み５ｍｍ程度で、押圧部１８に接着剤等で固定し、上面を傾斜面２２に形成したり、或は基盤１２の盤面と並行な水平面に形成してもよい。この様に押圧部１８の上端に磁石を素材とした頭頂部２０ａを設けることにより、体表面を押圧部１８の頭頂部２０ａで押圧した時に磁石の磁力線が患部に同時に作用し、自療効果を更に向上できることとなる。なお、図５に示す様に基盤１２の周縁部に、把持のための凹部２６を設けてもよい。

【０００９】上記した様に、本考案の押圧自療器１０は、治療する本人が基盤１２を把持して腕部や足部の患部を一個の押圧体１４で押圧したり、或は図６に示す様に、床面に基盤１２を設置して押圧体１４で腰部や背中部の患部を体重圧を利用して押圧したり、また、図７に示す様に、第三者が基盤１２を把持して押圧体１４で治療する本人の肩部等を押圧しつつ自療するものであり、基盤１２に一個の押圧体１４を突設したことにより、押圧体１４の押圧部１８の患部に対する食い込みが良く、押圧力が患部に的確に加わって自療効果を高め得ることとなる。また、押圧部１８の頭頂部２０に傾斜面２２を設けることによって、この傾斜面２２の斜め上方の突部２４で患部を集中して押圧でき、更に磁石で形成した頭頂部２０ａを備えることによって、患部を押圧しながら同時に患部に磁力線を作用させて自療効果を向上できる。

【００１０】

【考案の効果】

以上、説明した様に請求項１に係る押圧自療器によれば、基盤と、この基盤の盤面に突設された一個の押圧体と、を備え、この押圧体は、円柱状の押圧部を有して成ることにより、押圧体で患部を押圧した時の体表面に対する押圧体の食い込みが良く、押圧力が患部に的確に加わって自療効果を向上できる。また、請求項２によれば、前記押圧部は、その頭頂部に同押圧部の一方側より他方側へ傾斜した傾斜面を備えて成ることにより、傾斜面の斜め上方の突部で患部を集中して押圧ができ、自療効果を更に促進できる。また、請求項３によれば、前記押圧部は、磁石で形成された頭頂部を備えて成ることにより、押圧部による押圧と同時に患部に磁力線を作用させて自療効果を高め得ることとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係る押圧自療器の正面図であ
る。

【図２】図１の押圧自療器の右側面図である。

【図３】同じく押圧自療器の平面図である。

【図４】押圧部に磁石の頭頂部を設けた状態を示した断
面図である。

【図５】基盤に把持のための凹部を設けた状態を示した
平面図である。

【図６】押圧自療器を用いて腰部を押圧する状態を示し
た斜視図である。

【図７】第三者が押圧自療器を把持して患者の肩部を押
圧する状態を示した斜視図である。

【符号の説明】

１０押圧自療器１２基盤１４押圧体１８押圧部２０頭頂部２０ａ磁石で形成された頭頂部２２傾斜面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】基盤と、この基盤の盤面に突設された一
個の押圧体と、を備え、この押圧体は、円柱状の押圧部を有して成る押圧自療
器。
【請求項２】前記押圧部は、その頭頂部に同押圧部の
一方側より他方側へ傾斜した傾斜面を備えて成る請求項
１記載の押圧自療器。
【請求項３】前記押圧部は、磁石で形成された頭頂部
を備えて成る請求項１、又は２記載の押圧自療器。