JP3023974U

JP3023974U - 腰掛椅子

Info

Publication number: JP3023974U
Application number: JP1995012124U
Authority: JP
Inventors: 吉雄河内
Original assignee: 吉雄河内
Priority date: 1995-10-20
Filing date: 1995-10-20
Publication date: 1996-05-07
Anticipated expiration: 2001-10-20

Abstract

(57)【要約】【課題】価格が安く、故障もなく日常生活に使用し、
背部や腰部の凝りや痛みにマッサージ効果を有する腰掛
椅子とする。【解決手段】背もたれ１を身体の背面に沿うよう水平
方向に弯曲する。背もたれ１に多数の突起２を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は腰掛椅子に関し、詳しくは人の背部や腰部を刺激して血行を良好にし凝りや痛みにマッサージ効果を発揮する腰掛椅子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来マッサージ効果を有する椅子としては、背もたれの内部に按摩器を収納したものが存在する。又、椅子の背もたれに突起を多数設けた板体やシート等を別途に取り付け使用するものも存在する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

背部や腰部は疲労がたまると凝り、激しいときは痛みを伴い、容易に治らないことは多くの人が経験するところである。この原因としては血行の不良によるところが大きく、そのため患部に貼り薬を用いたり、指圧やマッサージを行ったりしてつぼに刺激を与え、血液の循環を良くし、たまっている疲労を取り去っている。

【０００４】しかし、マッサージに通うことは時間的規制や経済的な負担が大きく、そこで家庭内で治療できるように按摩器を背もたれ部に内蔵した椅子等が普及しているが高価であると共に故障も多く、又、腰掛椅子とは異なり日常生活に使用できるものではない。

【０００５】又、椅子の背もたれに突起を多数設けた板体やシート等を別途に取り付け使用するものは、背もたれが真直ぐな板状体であれば取り付け可能であるが、背もたれが弯曲したものでは背もたれにぴったり適合させることは不可能で上半身を軽く左右に動かすだけでずれて使用し難いものである。

【０００６】上記点より本考案は、価格が安く故障もなく日常生活に使用し、背部や腰部の凝りや痛みにマッサージ効果を有する腰掛椅子を提供しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案腰掛椅子は、背もたれが身体の背面に沿うよう水平方向に弯曲され、該背もたれに多数の突起が設けられているものである。

【０００８】依って、椅子に座り上半身を左右に動かしたり、背もたれに押しつけたりして突起に患部を当てることによりマッサージや指圧と同様に患部を刺激し、ほぐすことができる。そして、突起は背もたれに直接設けてあるため突起の位置がずれることはなく正確に患部を当てることができる。

【０００９】又、背もたれは身体の背面に沿って水平方向に弯曲しているため、身体の背面にフィットし突起も全体が身体に当たり易い。

【００１０】又、椅子は通常の腰掛椅子であるため、立ち振る舞いがスムーズにできると共に、食事、読書、会話等をしながら或いはテレビを見ながら自分でマッサージできるものである。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。図１は本考案腰掛椅子の一実施の形態を示す平面図、図２は同上の正面図、図３は同上の断面図、図４は他の実施の形態を示す正面図である。

【００１２】本考案腰掛椅子は二本の横杆により背もたれ１が形成され、背もたれ１は身体の背面に沿うように水平方向に弯曲されている。背もたれ１は横杆により形成されるものの外、図４に示すよう弯曲した一枚板によるものでもよい。

【００１３】背もたれ１には横方向に多数の突起２が付設されている。突起２は身体に当たる先部が半球状に形成され、後部は背もたれ１に設けた凹部３に圧嵌されている。勿論接着してもよい。又、突起２はその材質として硬質樹脂、硬質ゴム、木を使用する。尚、図中４は座部、５は脚部である。

【００１４】

【考案の効果】

本考案に依れば、背もたれに直接突起が設けてあるため、突起の位置がずれることがなく、又背もたれも身体の背面に沿うよう弯曲しているので正確に患部を当てることができる。そして、座りながら上半身を軟らかく左右に動かすことにより、背筋がぴんとして姿勢がよくなり座骨や腰部も同時にマッサージができる。又、按摩器と異なり価格も安く、使用に当たっては電気は一切使用しないため安全で電気料もかからないと共に、操作不要で故障もない。又、腰掛椅子のため軟らかく移動も容易で、更に立ち振る舞いがスムーズにでき、日常生活に使用し、食事、読書、会話等をしながら或いはテレビを見ながら自分でマッサージができマッサージに通う必要もなく、患部に刺激を与え血液の循環を良くするマッサージ効果を発揮できる有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案腰掛椅子の一実施の形態を示す平面図で
ある。

【図２】本考案腰掛椅子の一実施の形態を示す正面図で
ある。

【図３】本考案腰掛椅子の一実施の形態を示す断面図で
ある。

【図４】本考案腰掛椅子の他の実施の形態を示す正面図
である。

【符号の説明】

１背もたれ２突起３凹部４座部５脚部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】背もたれが身体の背面に沿うよう水平方
向に弯曲され、該背もたれに多数の突起が設けられてい
ることを特徴とする腰掛椅子。