JP3122246U - 坐骨用自力健康器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが自分一人だけで自力で臀部の側面を押圧して坐骨に適度な刺激を与えることにより坐骨神経を基因とする臀部より下肢に及ぶ鈍痛や痺れ等の不快感を有効に軽減することができる坐骨用自力健康器具を提供する。
【解決手段】ユーザーが横たわる畳や布団やマットなどの横臥部材に当接される底面が略水平面状に形成され、前記横臥部材の上に横たわるユーザーの臀部の側面に対向する上面が直径約4〜8cmの略円形の略水平面状に形成され、高さが約3〜7cmに形成されている基台と、前記基台の上面の略中央から上方に突出するように形成された突起部であって、直径が約1.8〜2.6cmで高さが約0.8〜1.2cmの略円柱状又は略円筒状に形成された突起部と、を含む坐骨用自力健康器具である。
【選択図】図1

Description

本考案は、ユーザーが自宅などで自力で使用できる健康器具、特に臀部の側面を押圧して坐骨を適切に刺激することにより坐骨神経を基因とする臀部より下肢に及ぶ鈍痛や痺れ等の不快感を軽減することができる坐骨用自力健康器具に関する。
従来より、腰痛などの痛みを軽減するための健康器具が様々に提案されている。例えば、特開2002−113062は、3つのボールキャスタによりユーザーの頭部や胸部を適度に押圧するマッサージ器具を提案している。
特開2002−113062号公報
しかしながら、特許文献1で提案されているマッサージ器具は、ボールキャスタの反対側の面に取っ手が付いていることから、ユーザーが自分で自力でマッサージするのではなく他人によりマッサージしてもらうことを予定されている。このように、従来のマッサージその他の健康器具はその多くが他人にマッサージや押圧をしてもらうためのものであるため、ユーザーが自分一人だけで自力でツボなどへのマッサージや押圧を行うことはできなかった。
また、従来の様々なマッサージその他の健康器具はいずれも、腰痛や首の痛みなどに対処するためのものであり、坐骨神経からくる鈍痛を適切に軽減することはできなかった。
本考案はこのよう従来技術の問題点に着目してなされたものであって、ユーザーが自分一人だけで自力で臀部の側面を押圧して坐骨に適度な刺激を与えることにより坐骨神経からの不快感を有効に軽減することができる坐骨用自力健康器具を提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するための本考案による坐骨用自力健康器具は、ユーザーが横たわる畳や布団やマットなどの横臥部材に当接される底面が略水平面状に形成され、前記横臥部材の上に横たわるユーザーの臀部の側面に対向する上面が直径約4〜8cmの略円形の略水平面状に形成され、高さが約3〜7cmに形成されている基台と、前記基台の上面の略中央から上方に突出するように形成された突起部であって、直径が約1.8〜2.6cmで高さが約0.8〜1.2cmの略円柱状に形成された突起部と、を含むものである。
また、本考案による坐骨用自力健康器具は、ユーザーが横たわる畳や布団やマットなどの横臥部材に当接される底面が略水平面状に形成され、前記横臥部材の上に横たわるユーザーの臀部の側面に対向する上面が直径約4〜5cmの略円形の略水平面状に形成され、高さが約3〜7cmに形成されている基台と、前記基台の上面の略中央から上方に突出するように形成された突起部であって、直径が約1.8〜2.6cmで高さが約0.8〜1.2cmの略円筒状に形成された突起部と、を含むものである。
また、本考案による坐骨用自力健康器具においては、前記突起部の中のユーザーの臀部の側面に当接する部分である外周の上端部は、ゴムなどの弾性体により形成されている、ことが望ましい。
更に、本考案による坐骨用自力健康器具においては、前記基台は、各ユーザーの体重別に対応して、その寸法が異なるように予め形成されている、ことが望ましい。
本考案においては、前記基台の底面が略水平面状なので、ユーザーが横たわる畳や布団やマットなどの横臥部材に置いたとき、極めて安定的に載置できる。また、本考案においては、前記基台の高さが約3〜7cmでその上面が直径約4〜8cmの略円形の略水平面状に形成されているので、前記上面に前記横臥部材の上に横たわるユーザーの臀部の側面が対向・当接したときは、ユーザーの臀部の側面の脂肪が前記上面の周囲の外方に移動させられる。そして、このようなユーザーの臀部の側面の脂肪分が移動した状態で、前記の円柱状又は円筒状の突起部がユーザーの臀部の側面に当接すると、ユーザーの自重により、前記突起部がユーザーの臀部の側面の坐骨を効率的に且つ適度に押圧し刺激する。その結果、ユーザーの坐骨神経からの不快感が有効に軽減されるようになる。
また、本考案において、特に、前記突起部の中の外周の上端部(縁部)をゴムなどの弾性体により形成したときは、前記弾性体により形成された柔らかい部分がユーザーの臀部の側面の坐骨を優しく押圧し、また、自身が加重を調節できるので、ユーザーは、坐骨の周辺の筋肉や神経を損傷させることなく自らの臀部の側面の坐骨を有効に刺激できるようになる。
さらに、本考案において、前記基台の高さを、各ユーザーの臀部の脂肪の量に対応した高さに形成するようにしたときは、次のような効果を得ることができる。すなわち、肥満体のユーザーについては、比較的高さ寸法が大きい基台を使用して、ユーザーの臀部の側面の脂肪をより多く外方に移動させることができる(このような高い基台を使用しても、ユーザーの臀部にはもともと多量の脂肪があるので、前記基台がユーザーの臀部の側面を強く刺激して痛みを与えることはない)。他方、痩身のユーザーについては、比較的高さ寸法が小さい基台を使用して臀部の側面に強すぎる刺激を与えないようにすることができる(このような低い基台を使用しても、ユーザーの臀部にはもともと脂肪が少ないので、十分に脂肪を外方に移動させることができる)。
本考案を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。
図1は本考案の実施例1による坐骨用自力健康器具1を示す斜視図である。図1において、2は例えば木製(プラスチック製または陶磁器製でもよい)の略円柱状の基台、3は前記基台2の上面の略中央から上方に突出するように設けられた略円柱状の突起部である。前記突起部3の外周部3aは、例えばゴムなどの弾性体で形成されている。また、前記外周部3aの底部3cは、前記外周部3aと同じ材料でこれと一体的に、前記外周部3aよりも図示外側方向に広がるように形成されている。前記底部3cは、接着剤などで前記基台2の上面に固定されている。さらに、前記外周部3aの内部3bは、例えば石膏(プラスチック製でもよい)が入れられて固化されて構成されている。
次に、図2は本実施例1の坐骨用自力健康器具1の各部品の寸法を説明するための図で、(a)はその一部を断面とする側面図、(b)はその平面図である。図2に示すように、前記基台2の底面は、直径bが約6.0cmの略円形で水平面状に形成されている。また、前記基台2は、その高さaが約5.0cmの略円柱状に形成されている。また、前記基台2の上面は、その直径が、底面と同様に約6.0cmの略円形で水平面状に形成されている。
また、図2に示すように、前記突起部3の上面は、直径dが約2.2cmの略円形で水平面状に形成されている。また、前記突起部3は、その高さcが約1.0cmの略円柱状に形成されている。また、前記突起部3の外周部3aは、例えば幅寸法eが約2〜3mmの円筒状に形成されている。前記外周部3aの内部3bは、前述のように石膏などが固化されて構成されている。
次に、本実施例1による坐骨用自力健康器具1の使用方法及び動作を図3を参照して説明する。図3において、11はユーザー10が横たわる布団(横臥部材)、12はユーザー10の頭部を載置する枕である。例えば坐骨神経からくる鈍痛などを抱えているユーザー10は、本実施例1による坐骨用自力健康器具1を、自らの臀部10aの側面と対向するように、前記布団11の上に載置する。前述のように坐骨用自力健康器具1の基台2の底面は水平面状に形成されているので、前記坐骨用自力健康器具1は前記布団11の上に安定的に載置される。
ユーザー10は、まず、(a)前記布団11上で、自らの身体を横向きにして、自らの臀部10aの側面(坐骨)に対向する位置に前記坐骨用自力健康器具1を載置する。それから、(b)ユーザー10は、自らの姿勢を仰向けにして、自らの臀部10aの側面を前記坐骨用自力健康器具1の上に当接させる。さらに、(c)ユーザー10は、仰向けの状態から横向きの状態にして自らの体重を掛けて、自らの臀部10aの側面に前記坐骨用自力健康器具1を食い込ませる。このとき、自らの臀部10aの側面にある脂肪は、前記坐骨用自力健康器具1の基台2により他に移動させられる。その結果、前記坐骨用自力健康器具1の突起部3の外周部3aが、ユーザー10の臀部10aの側面の坐骨周辺を、ユーザー10の自重により、前記脂肪に邪魔されることなく効果的に、押圧できるようになる。なお、このとき、前述のように前記突起部3の外周部3aはゴムなどの弾性体により形成されているので、前記外周部3a(特にその上端部)がユーザー10の臀部10aの側面を、加重を調節して優しく押圧する(強い刺激を与えて坐骨を損傷させることはない)。(d)ユーザーは、この押圧状態を数秒間続けた後、自らの姿勢を横向き状態から仰向け状態に戻して、前記押圧状態を一時停止する。(e)その後、この一時停止状態を数秒間続ける。その後は、再び、前記(b)〜(e)の動作を、約100回程度(ユーザーの健康状態により数十回でも可)、繰り返す。1日当たり1回、就寝前などに前記(b)〜(e)の動作を約100回程度繰り返すこと(所要時間は平均的に30分程度)が望ましい。以下では、1日当たり1回前記(b)〜(e)の動作を約100回程度繰り返すこと(所要時間は平均的に30分程度)を、1セットの動作とみなして、本件動作という。
本考案者は、実験的に、5人のモニターに前記坐骨用自力健康器具1を使用して上記の本件動作を1回から複数回、行ってもらった。その結果は次のとおりである。A氏(82歳、女性)は、本件動作を1回行った結果、その翌日に、それまで10数年間継続していた坐骨神経からくる鈍痛が大きく軽減した。B氏(51歳、男性)は、本件動作を1日当たり1回ずつ、計3日間に渡って行った結果、その翌日ごろから、それまで15年間継続していた坐骨から足の指先までのシビレ感が大きく軽減した。C氏(32歳、男性)は、本件動作を1回行った結果、その翌日ごろから、それまでの坐骨神経からの不快感が大きく軽減した。D氏(51歳、男性)は、本件動作を1日当たり1回ずつ、計2日間に渡って行った結果、その翌日ごろから、5年前から継続していた片足が重たい感じが(坐骨神経からくる鈍痛)が大きく軽減した。E氏(51歳、男性)は、本件動作を1日当たり1回ずつ、計2日間に渡って行った結果、その翌日ごろから、10年前から継続していた坐骨神経からくる不快感が大きく軽減した。
以上のように、本実施例1による坐骨用自力健康器具1を使用して本件動作を行ったモニターのA〜E氏は、いずれも、1回か数回、本件動作を行うだけで、坐骨神経からくる不快感が大きく軽減した。本考案者の仮説だが、おそらく、前記坐骨用自力健康器具1の突起部3の外周部3aの縁部(ゴムなどの弾性体)がユーザー10の坐骨を押圧することにより坐骨神経に良い影響を与えたために、このような効果が生じたものと考えられる。
なお、本実施例1においては、前記坐骨用自力健康器具1の基台2の高さは、各ユーザー10の体重別に対応して、その高さが異なるように予め形成するようにしている。すなわち、例えば、体重が約100kg〜120kgの肥満型のユーザー10が使用するときは前記基台2の高さが約7cmのL型とし、例えば体重が約40kg〜60kgの痩せ型のユーザー10が使用するときは前記基台2の高さが約3cmのS型とし、体重が約70kg〜90kgの平均的体型のユーザー10が使用するときは前記基台2の高さが約5cmのM型とするようにしている。これは、前記臀部10aの側面の坐骨に前記坐骨用自力健康器具1の突起部3が効果的に押圧できるように、前記臀部10aの側面の脂肪を前記基台2により効果的に移動させるようにするためである。
次に、図4を参照して、本考案の実施例2による坐骨用自力健康器具1を説明する。図4において、図1−3と共通する部分には同一の符号を付している。本実施例2は、前記の実施例1と基本的構成は同一であるが、前記坐骨用自力健康器具1の突起部3の構成が異なっている。すなわち、前記の実施例1においては、前記突起部3の外周部3aの内部3bに石膏などの固形物を入れるようにしている。これに対して、本実施例2では、前記外周部3aの内部には何も入れないまま(空洞のまま)としている。すなわち、本実施例2では、前記突起部3を、前記の実施例1のように略円筒状としないで、内部が空洞の略円筒状に形成している。
このように、前記突起部3の外周部3aの内部を石膏やプラスチックなどの固形物が入っていない空洞とした場合でも、ユーザー10が図3で説明したような本件動作を行うときは、前記実施例1の場合と同様に、前記突起部3の外周部3aの上端部(縁部)がユーザー10の臀部10aの側面の坐骨を効果的に刺激するようになる。よって、本実施例2によっても、前記の実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本考案の各実施例について説明したが、本考案及び本考案を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の各実施例及び前記の各実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能である。本考案は、添付の実用新案登録請求の範囲及びその均等物の範囲内にある修正及び変形を含むものである。
本考案の実施例1による坐骨用自力健康器具1を示す斜視図。 本実施例1による坐骨用自力健康器具1の各部品の外形寸法を説明するための図で、(a)は一部断面を含む側面図、(b)は平面図。 本実施例1の坐骨用自力健康器具1の使用方法を説明するための図。 本考案の実施例2による坐骨用自力健康器具1を示す一部断面を含む側面図。
符号の説明
1 坐骨用自力健康器具
2 基台
3 突起部
3a 外周部
3b 内部
3c 底部
10 ユーザー
10a 臀部
11 布団(横臥部材)

Claims (4)

  1. ユーザーが横たわる畳や布団やマットなどの横臥部材に当接される底面が略水平面状に形成され、前記横臥部材の上に横たわるユーザーの臀部の側面に対向する上面が直径約4〜8cmの略円形の略水平面状に形成され、高さが約3〜7cmに形成されている基台と、
    前記基台の上面の略中央から上方に突出するように形成された突起部であって、直径が約1.8〜2.6cmで高さが約0.8〜1.2cmの略円柱状に形成された突起部と、
    を含むことを特徴とする、坐骨用自力健康器具。
  2. ユーザーが横たわる畳や布団やマットなどの横臥部材に当接される底面が略水平面状に形成され、前記横臥部材の上に横たわるユーザーの臀部の側面に対向する上面が直径約4〜5cmの略円形の略水平面状に形成され、高さが約3〜7cmに形成されている基台と、
    前記基台の上面の略中央から上方に突出するように形成された突起部であって、直径が約1.8〜2.6cmで高さが約0.8〜1.2cmの略円筒状に形成された突起部と、
    を含むことを特徴とする、坐骨用自力健康器具。
  3. 請求項1又は2において、前記突起部の中のユーザーの臀部の側面に当接する部分である外周の上端部は、ゴムなどの弾性体により形成されている、ことを特徴とする坐骨用自力健康器具。
  4. 請求項1から3までのいずれかにおいて、
    前記基台は、各ユーザーの体重別に対応して、その高さが異なるように予め形成されている、ことを特徴とする坐骨用自力健康器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1313722C (zh) * 2001-08-02 2007-05-02 株式会社三国 发动机控制装置、电子控制单元及电子控制单元壳体

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