JPH0595198U - 直流モータの速度制御装置 - Google Patents
直流モータの速度制御装置Info
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- JPH0595198U JPH0595198U JP041890U JP4189092U JPH0595198U JP H0595198 U JPH0595198 U JP H0595198U JP 041890 U JP041890 U JP 041890U JP 4189092 U JP4189092 U JP 4189092U JP H0595198 U JPH0595198 U JP H0595198U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部機器からの速度指令信号によって直流モ
ータの回転速度を可変させる。 【構成】 誤差検出回路10の一方の入力端子に接続し
た第1の端子1と、モータMに流れる負荷電流に比例し
た電流が流れる第4の端子4との間に、基準電圧手段1
1によって発生させた可変可能な基準電圧を加え、この
基準電圧と誤差検出回路10の他方の端子に加えられた
電圧とが等しくなるように制御される。 【効果】 基準電圧手段がデジタル機器等の指令手段と
速度制御装置とのインターフェイス回路として機能する
ことから、速度指令信号によって直流モータを容易に可
変制御できる。
ータの回転速度を可変させる。 【構成】 誤差検出回路10の一方の入力端子に接続し
た第1の端子1と、モータMに流れる負荷電流に比例し
た電流が流れる第4の端子4との間に、基準電圧手段1
1によって発生させた可変可能な基準電圧を加え、この
基準電圧と誤差検出回路10の他方の端子に加えられた
電圧とが等しくなるように制御される。 【効果】 基準電圧手段がデジタル機器等の指令手段と
速度制御装置とのインターフェイス回路として機能する
ことから、速度指令信号によって直流モータを容易に可
変制御できる。
Description
【0001】
本考案は、電子ガバナ用集積回路を用いた直流モータの速度制御装置に関し、 特に、指令信号によりモータの回転速度を制御できる直流モータの速度制御装置 に関する。
【0002】
一般に電子ガバナ用集積回路を用いた直流モータの速度制御装置は、例えば実 開昭58−165681号公報、及び特公昭61−55357号公報によって知 られている。図4はこの種の速度制御装置を示し、電子ガバナ用集積回路IC1 は第1乃至第4の端子1,2,3,4を備えている。第1の端子1は誤差検出回 路10の一方の入力端子が接続され、第2の端子2と接地された第3の端子3と の間には、複数の駆動トランジスタQ2〜Qnがエミッタ抵抗R4〜Rnを介し て接続されている。さらに、第4の端子4と第3の端子3との間には、分流トラ ンジスタQ1がエミッタ抵抗R3を介して接続され、第2の端子2に流れる負荷 電流IM に比例した電流IM /K(Kは分流比)が第4の端子4に流れるように 構成されている。この第4の端子4と第3の端子3との間には、基準電圧Vre f及び定電流源が接続されている。
【0003】 また、第2の端子2及び第4の端子4の間に発生する電圧は、誤差検出抵抗R c,Rdによって分圧された分圧電圧が誤差検出回路10の他方の入力端子に加 えられている。そして、この分圧電圧と第1の端子1に入力される電圧とが誤差 検出回路10によって検出される。この結果得られた誤差検出回路10の出力信 号はプリドライバ用トランジスタQpを介して、分流トランジスタQ1及び駆動 トランジスタQ2〜Qnの制御入力端子であるベースに加えられている。
【0004】 このように構成された電子ガバナ用集積回路IC1には、外部回路として、電 源端子Vccと第2の端子2との間に直流モータMが接続されている。また、電 源端子Vccと第4の端子4との間には抵抗Rtが接続され、第1の端子1と第 4の端子4との間、及び基準電圧Vrefと定電流源との接続点と第1の端子1 と間に各々分圧抵抗Ra,Rbが接続されている。この分圧抵抗Ra,Rbによ って得られた分圧電圧は、第1の端子1を介して誤差検出回路10の一方の入力 端子に加えられる。そして、上記分圧電圧は直流モータMの回転速度、即ち回転 数に比例した電圧であり、この電圧と基準電圧Vrefとを誤差検出回路10に よって誤差を検出し、両電圧が等しくなるように制御することにより、直流モー タMが一定の回転速度で回転する。
【0005】
上記従来の直流モータの速度制御装置において、直流モータの回転速度を可変 する場合には、分圧抵抗Ra,Rbの分圧比を変化させている。一般に分圧比を 可変するには、分圧抵抗Ra,Rbのいずれか一方に可変抵抗器を接続して抵抗 値を可変している。ところが、例えばデジタル機器に組み込む場合には、この機 器のデジタル回路によって処理された速度指令信号を受けることができない問題 がある。
【0006】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、外部機器から の速度指令信号によって直流モータの回転速度を可変させることのできる直流モ ータの速度制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
本考案は、第1の端子に誤差検出回路の一方の入力端子を接続し、第2の端子 と接地された第3の端子との間に駆動トランジスタを接続し、第4の端子と上記 第3の端子との間に分流トランジスタを接続し、上記第2の端子に流れる負荷電 流に比例した電流が上記第4の端子に流れるように構成され、かつ上記第2及び 第4の端子の端子の間に発生する電圧に対応した電圧を上記誤差検出回路の他方 の入力端子に加え、この電圧と上記第1の端子に入力される電圧とを上記誤差検 出回路によって検出し、この誤差検出回路の出力信号を上記分流及び駆動トラン ジスタの制御入力端子に加えてなる電子ガバナ用集積回路を備え、電源端子と上 記第2の端子との間に直流モータを接続する一方、上記電源端子と上記第4の端 子との間に抵抗を接続し、上記第1の端子と上記第4の端子との間に基準電圧手 段により発生させた可変可能な基準電圧を加え、この基準電圧と上記誤差検出回 路の他方の端子に加えられた電圧とが等しくなるように制御されることを特徴と している。
【0008】
電子ガバナ用集積回路の第1の端子と上記第4の端子との間に基準電圧手段に より発生させた可変可能な基準電圧を加えると、基準電圧手段がデジタル機器等 の指令手段と速度制御装置とのインターフェイス回路が構成できるので、速度指 令信号によって直流モータを容易に可変制御できる。
【0009】
以下、本考案にかかる直流モータの速度制御装置の一実施例について図面を参 照しながら説明する。尚、図4に示した電子ガバナ用集積回路IC1等の同一素 子には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0009】 図1において、電子ガバナ用集積回路IC1の第1の端子1と上記第4の端子 4との間には、基準電圧手段11により発生させた基準電圧が加えられる。基準 電圧発生手段11は演算増幅器IC2、小信号トランジスタTr1、第1の抵抗 R1及び第2の抵抗R2によって構成されている。演算増幅器IC2の出力端子 には小信号トランジスタTr1のベースが接続され、エミッタには第1の抵抗R 1の一端を接続すると共に、演算増幅器IC2の一方の入力端子が接続されてい る。上記第1の抵抗R1の他端は接地されている。また、小信号トランジスタT r1のコレクタには第2の抵抗R2の一端が接続され、第2の抵抗R2の他端は 電子ガバナ用集積回路IC1の第4の端子4に接続されている。さらに、小信号 トランジスタTr1のコレクタは電子ガバナ用集積回路IC1の第1の端子1に 接続されている。
【0010】 一方、演算増幅器IC2の他方の入力端子は、図示しないデジタル機器等から 速度指令信号を送出する指令手段12に接続されている。指令手段12はデジタ ルコンパクトカセットプレーヤー(DCC)等のデジタル機器に内蔵され、デジ タル信号によってテープの走行速度を制御することによって速度指令信号を送出 する回路である。図1においては、速度指令信号の制御電圧の変化を可変抵抗器 VRによる制御電圧によって表している。
【0011】 今、指令手段12から制御電圧VAが発せられ、演算増幅器IC2の一方の入 力端子に印加されると、演算増幅器IC2の両入力端子が同じように動作するこ とから、第1の抵抗R1の両端にも電圧VAが発生する。この第1の抵抗R1に 流れる電流は、小信号トランジスタTr1を介して第2の抵抗R2にも流れる。 ここで、両抵抗の抵抗値がR1=R2に設定するならば、第2の抵抗R2の両端 にも電圧VAが発生する。この電圧VAは電子ガバナ用集積回路IC1の基準電 圧と等価であり、集積回路IC1は基準電圧VAを変化することによってモータ Mの回転速度が基準電圧VAに従って可変制御される。つまり、基準電圧手段1 1があたかもデジタル機器の指令手段12とのインターフェイス回路として動作 する。
【0012】 以上の例においては、第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の抵抗値を同じに設定 したが、図3に示すように、両抵抗の抵抗値の比率を適宜に選択するならば、モ ータの逆起電圧が各々異なったモータの種別に応じて設定することができ、汎用 性が向上する。また、基準電圧手段11の精度は、第1の抵抗R1と第2の抵抗 R2の精度で決定されることから、金属皮膜抵抗器を用いることが望ましい。こ の金属皮膜抵抗器を用いることにより、温度特性に対しても良好にすることがで きる。
【0013】 図2は、本考案の他の実施例を示し、前述の直流モータの速度制御装置におけ る電子ガバナ用集積回路IC1の出力端子に可逆転用の集積回路を付加し、TT L(トランジスタ・トランジスタ・ロジック)レベルの制御信号によって、モー タMの回転方向を選択できるように構成している。即ち、可逆転用の集積回路I C3には一対の制御端子P1,P2が設けられると共に、出力端子にはモータM が接続されている。そして、制御端子P1,P2にロジック信号として、例えば 制御端子P1にハイ信号、制御端子P2にロー信号を加えると、モータMは時計 方向CWに回転する。また、各制御端子P1,P2に加えるロジック信号を反転 すると、モータMは反時計方向CCWに回転する。このとき、モータMはいずれ の方向であっても電子ガバナ用集積回路IC1によって回転速度が制御状態とな ることは前述の例と同様である。このように、可逆転用の集積回路IC3を付加 するならば、マイコン等からのデジタル的な信号によって直接モータMの回転方 向が容易に制御できる。
【0014】 ところで、前述した図1及び図2の例において、指令手段12から発せられ、 演算増幅器IC2の一方の入力端子に印加される制御電圧VAは、場合によって は一定の電圧値に固定されることがある。このような場合には、周囲の温度によ ってモータMの回転数が変化するため温度特性の補償が必要となる。図4はモー タMの温度補償を施した例を示すもので、第1の抵抗R1をリニア正温度係数抵 抗器としている。そして、第1の抵抗R1と第2の抵抗R2の抵抗値の比を温度 によるモータMの温度特性に合わせるならば、周囲の温度が変化してもモータM の回転数を一定にすることができる。
【0015】 かかる図4に示した例のように、制御電圧VAが一定値に設定された場合にお いて、モータMの回転数を設定するには、第2の抵抗R2と直列に可変抵抗器V R1を接続すればよい。そして、この可変抵抗器VR1の抵抗値を調整すること により、モータMの回転数を任意に設定することができる。
【0016】 図4において、抵抗Rtには抵抗R4とコンデンサC3からなる直列回路と抵 抗R3が並列接続されている。この直列回路は、制御装置のハンチングを防止す るためのハンチング防止回路であり、この回路は前述の例においても同様に接続 してもよい。ここでC2は電源Vccに接続されたコンデンサである。
【0017】 尚、上述の実施例は一例を示すもので、基準電圧手段11や電子ガバナ用集積 回路IC1の等の構成については、本考案を逸脱しない範囲で種々変更可能であ る。
【0018】
以上の説明から明らかなように、本考案の直流モータの速度制御装置は、電子 ガバナ用集積回路の第1の端子と上記第4の端子との間に基準電圧手段により発 生させた可変可能な基準電圧を加えるように構成しているので、基準電圧手段が デジタル機器等の指令手段と速度制御装置とのインターフェイス回路として機能 することから、速度指令信号によって直流モータを容易に可変制御できる利点が ある。
【0019】
【図1】本考案にかかる直流モータの速度制御装置の実
施例を示す回路図である。
施例を示す回路図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す回路図である。
【図3】第1及び第2の抵抗値の比率に対する基準電圧
の変化を示す特性図である。
の変化を示す特性図である。
【図4】本考案のさらに他の実施例を示す回路図であ
る。
る。
【図5】従来の直流モータの速度制御装置を示す回路図
である。
である。
10 誤差検出回路 11 基準電圧手段 IC1 電子ガバナ用集積回路 M 直流モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の端子に誤差検出回路の一方の入力
端子を接続し、第2の端子と接地された第3の端子との
間に駆動トランジスタを接続し、第4の端子と上記第3
の端子との間に分流トランジスタを接続し、上記第2の
端子に流れる負荷電流に比例した電流が上記第4の端子
に流れるように構成され、かつ上記第2及び第4の端子
の端子の間に発生する電圧に対応した電圧を上記誤差検
出回路の他方の入力端子に加え、この電圧と上記第1の
端子に入力される電圧とを上記誤差検出回路によって検
出し、この誤差検出回路の出力信号を上記分流及び駆動
トランジスタの制御入力端子に加えてなる電子ガバナ用
集積回路を備え、電源端子と上記第2の端子との間に直
流モータを接続する一方、上記電源端子と上記第4の端
子との間に抵抗を接続し、上記第1の端子と上記第4の
端子との間に基準電圧手段により発生させた可変可能な
基準電圧を加え、この基準電圧と上記誤差検出回路の他
方の端子に加えられた電圧とが等しくなるように制御さ
れてなる直流モータの速度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP041890U JPH0595198U (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 直流モータの速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP041890U JPH0595198U (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 直流モータの速度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595198U true JPH0595198U (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=12620883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP041890U Pending JPH0595198U (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | 直流モータの速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0595198U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58165681A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-09-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 直流モ−タの速度制御回路 |
JPS61273191A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-12-03 | Rohm Co Ltd | 電子ガバナ |
JPH02164293A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直流モータの速度制御装置 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP041890U patent/JPH0595198U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58165681A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-09-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 直流モ−タの速度制御回路 |
JPS61273191A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-12-03 | Rohm Co Ltd | 電子ガバナ |
JPH02164293A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直流モータの速度制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981222 |