JPH1080184A - 可逆直流電動機制御用回路装置 - Google Patents

可逆直流電動機制御用回路装置

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JPH1080184A
JPH1080184A JP9202839A JP20283997A JPH1080184A JP H1080184 A JPH1080184 A JP H1080184A JP 9202839 A JP9202839 A JP 9202839A JP 20283997 A JP20283997 A JP 20283997A JP H1080184 A JPH1080184 A JP H1080184A
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motor
transistor
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control
input terminal
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Application number
JP9202839A
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English (en)
Inventor
Uwe Kaiser
カイザー ウーヴェ
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Koninklijke Philips NV
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Philips Electronics NV
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/03Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors
    • H02P7/04Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors by means of a H-bridge circuit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一層正確な速度制御が可能である二方向に駆
動され得る直流電動機を制御するための回路装置を提供
する。 【解決手段】 本発明は二方向に駆動され得る直流電動
機(6)を制御するための回路装置に関係し、該回路装
置はそれによって電動機(6)の速度が制御できる、基
準電位入力端子(8a)と制御入力端子(8b)とを有する
制御手段(8)を具えている。この種類の回路装置用の
もっと正確な速度制御を達成するために、この回路装置
はそれによって電動機(6)の速度制御のための制御手
段(8)が電動機(6)の第1方向の回転に対して動作
するようにされ得て、且つそれによって制御手段(8)
が電動機の第2方向の回転に対して不動作にされ得る、
スイッチング手段(1,2,3,4)を具えている。そ
のような回路装置は磁気テープカセット装置のデッキ内
に使うのに特に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二方向に駆動され
得る直流電動機を制御するための回路装置に関するもの
で、その回路装置は、それによって電動機の速度が制御
できる、基準電位入力端子と制御入力端子とを有する制
御手段を具えている。
【0002】そのような回路装置は、例えばカセットデ
ッキAlpine型GR-Hから既知である。
【0003】この既知のカセットデッキにおいては、キ
ャプスタン電動機が二つの方向の回転において運転さ
れ、一方向の回転は磁気テープのテープ輸送のために働
き、他方の方向はサーボ機能のために用いられる。この
制御手段は、例えば、集積回路AN6605-Nとして例えばMa
tsushitaから得ることができる三点制御器によって、実
現され得る。方向反転のためにHブリッジが、例えばHe
lmut Mugschalla によるExpert-Verlag発行の書籍「Ele
ktrische Kleinmotoren」内の図8.15に示されたように
用いられる。この既知のブリッジ回路においては、トラ
ンジスタが電動機と電源電圧との間に置かれ、且つトラ
ンジスタが電動機の回転の双方向において電動機と制御
手段の制御入力端子との間に置かれている。このこと
は、例えばバイポーラトランジスタの場合において、導
通しているトランジスタのコレクタ‐エミッタ電圧が、
これらのコレクタ‐エミッタ電圧がその制御手段により
測定され得ず且つ補正され得ないので、電動機電圧及び
従って速度に影響すると言う不都合を有している。これ
らのコレクタ‐エミッタ電圧はコレクタ電流及び温度の
双方に依存する。この既知のブリッジ回路の別の不都合
は、電動機とその制御手段の制御入力端子との間に配置
されたトランジスタのベース電流は、その制御手段の制
御入力端子へ流れ込むが電動機を通っては流れないこと
である。この結果として、このトランジスタのベース電
流の変動が、電動機を通る電流が変化することなく制御
手段に影響する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】もっと正確な速度制御
がそれによって可能である冒頭部分に規定された種類の
回路装置を提供することが、本発明の目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、この目
的は、電動機の速度制御用の制御手段がそれにより電動
機の第1方向の回転のために動作できるようにされ得
て、且つ制御手段がそれにより電動機の第2方向の回転
のために動作できなくされ得る、スイッチング手段を設
けられたことにより達成される。
【0006】第1方向の回転においてはこの電動機はそ
の制御手段により制御され、且つ他方向の回転において
はこれらの制御手段は無能にされ且つこの電動機は非制
御モードで運転されるか又はもう一つの制御モードで運
転される。このことがこの回路装置に第1方向の回転を
制御するために最良にされことを可能にし、非常に正確
な速度制御が第1方向の回転に対して可能である。第2
方向の回転においてはこの電動機は非制御モードにおい
てか又は他の制御回路、実際には第1方向の回転におけ
る速度制御用制御手段よりも簡単である回路の使用が可
能にされるかのいずれかで運転され得る。
【0007】本発明の好都合な実施例は、スイッチング
手段が第1、第2、第3及び第4トランジスタを具え、
第1方向において運転するために電動機の第1電気端子
が第1トランジスタによって電源電圧へ且つ第2トラン
ジスタによって制御手段の基準電位入力端子へ結合され
て、且つ電動機の第2電気端子が制御手段の制御入力端
子へ結合され、且つ第2方向において運転するためにそ
の第1電気端子が第3トランジスタによって別の基準電
位へ且つ第2電気端子が第4トランジスタによって電源
電圧へ結合されることを特徴としている。
【0008】第1方向における電動機の運転中に、電源
電圧が第1トランジスタによって電動機の第1電気端子
へ加えられる。同時に、この電動機の第1端子は第2ト
ランジスタにより制御手段の基準電位入力端子へ結合さ
れている。この第1方向における運転中は、前記第1及
び第2トランジスタが導通であり且つ第3及び第4トラ
ンジスタが遮断され、その結果として電圧が制御手段の
基準電位入力端子と電動機の第1電気端子とへ加えられ
る。単に導通した第2トランジスタが電動機の第1電気
端子と制御手段の基準電位入力端子との間に置かれ、こ
のトランジスタを通って流れる電流は電動機電流ではな
くて、電動機電流よりも小さい電流である。従って、第
1方向における電動機の運転中に第2トランジスタを横
切って発生されるコレクタ‐エミッタ電圧も比較的低
い。
【0009】これに反して、第1方向における電動機の
運転中は、電動機の第2電気端子は制御手段の制御入力
端子へ結合されている。制御手段の制御入力端子と電動
機の第2電気端子との間にトランジスタは必要とせず、
その結果として同じ電流が電動機と制御手段の制御入力
端子とを通って流れる。制御手段の制御入力端子へ流れ
込み且つ電動機を通らないトランジスタベース電流はな
い。
【0010】第2方向における電動機の運転のために、
電動機の第1電気端子が第3トランジスタによって基準
電位へ結合され、且つ電動機の第2電気端子が第4トラ
ンジスタによって電源電位へ結合される。第2方向にお
いては第3及び第4トランジスタが導通であり且つ第1
及び第2トランジスタは遮断される。電動機への電圧供
給は今や反転され、その結果として電動機は第2方向に
おいて回転する。電動機のこの第2方向においては、制
御手段が不動作であって、その結果として電動機はこの
第2方向においては非制御モードにおいて動作する。こ
の第2方向における電動機の速度は第3トランジスタに
よって調節され得る。磁気テープカセット装置における
サーボ機能に対して非常に一定な速度を有することは必
要でないから、非常に簡単な回路がこの目的のために用
いられ得る。多くの用途に対して電動機を横切る一定電
圧を有することが充分である。
【0011】本発明の別の好都合な実施例においては、
第2電気端子が制御手段の制御入力端子へ接続される。
【0012】本発明の好都合な実施例においては、一方
において制御手段の別の基準電位入力端子へ及び第2ト
ランジスタへ、及び他方においては別の基準電位へ結合
された第5トランジスタを設けられた。
【0013】電動機の第2方向においては電源電圧が電
動機の第2電気端子へ加えられる。電動機の第2電気端
子は制御手段の制御入力端子へ結合されるので、制御手
段の制御入力端子も電動機の第2方向においては供給電
位にある。電動機の第2方向に対する制御手段のよく規
定されたターンオフを確実にし、且つ電動機の第2方向
における制御手段の所望しない機能を妨げるために、制
御手段の基準入力端子と制御手段の別の基準電位との双
方が「高インピーダンス」状態へ切り換えられることが
必要である。特に制御手段が集積回路の形を取る場合に
はこのことが要求される。これは第5トランジスタによ
って達成される。電動機の第2方向においては第5トラ
ンジスタは遮断され、その結果として制御手段の別の基
準電位が高インピーダンス状態へ切り換えられる。電動
機の第2方向においては、第3及び第4トランジスタが
導通している。この結果として、電動機の第1電気端子
上の電位が低減し、電動機の第1電気端子へ結合されて
いる第2トランジスタに自動的にターンオフされさせ
る。結果として、制御手段の基準電位入力端子も、電動
機の第2方向において高インピーダンス状態へ切り換え
られ、且つ制御手段が動作しなくなる。第1電動機方向
においては、第1及び第5トランジスタがターンオンさ
れ、且つその結果として、第2トランジスタも自動的に
ターンオンされる。制御手段の別の基準電位入力端子が
第1電動機方向においては別の基準電位にある。
【0014】本発明の別の好都合な実施例は、制御手段
と第2トランジスタとが電動機内に組み込まれているこ
とを特徴としている。
【0015】電動機の内部抵抗と磁束とが温度により変
化するので、制御手段も該電動機内に組み込むこと、及
び従って温度に対して電動機特性を補償することが好都
合である。第2トランジスタが今やまた電動機内に配置
される場合には、その電動機は外部電圧供給と制御のた
めに3個の接続線だけが必要である。第1接続線は電動
機の第1電気端子のために必要であり、第2接続線は電
動機の第2電気端子のために必要であり、且つ第3接続
線は第5トランジスタのために必要である。
【0016】本発明の別の好都合な実施例においては、
第1、段3、第4及び第5トランジスタが集積回路内に
組み込まれている。
【0017】本発明による回路装置は、例えばバイポー
ラトランジスタの場合にはコレクタ‐エミッタ電圧及び
第1、第3、第4及び第5トランジスタのベース電流が
電動機電圧に、且つ従って、速度制御に影響を有しない
ので、集積回路として構成されるのに特に適している。
その結果、速度制御は、集積回路においては、概して飽
和領域においてトランジスタを動作させることが不可能
であり、且つ従ってコレクタ‐エミッタ電圧が個別のト
ランジスタの場合におけるよりも明らかに高いと言う事
実により影響されない。更にその上、集積されたトラン
ジスタは大幅に低い利得係数を有し、その結果としてベ
ース電流は大幅に大きくなるが本発明による回路装置に
おいてはこれは速度制御にいかなる影響も有しない。第
2トランジスタが個別のトランジスタとして電動機内に
組み込まれるので、それは飽和領域において運転され得
て、且つこの第2トランジスタのコレクタ‐エミッタ電
圧の変動は速度制御にほとんどなんらの影響も有しな
い。
【0018】好適に、本発明による回路装置はテープデ
ッキ内又は磁気テープカセット装置内に用いられる。本
発明による回路装置が一方向の回転において磁気テープ
の輸送のために働き、且つ他方向の回転においてサーボ
機能のために用いられるキャプスタン電動機を駆動する
ために用いられる場合は特に好都合である。そのような
使用は一般にテープ輸送のためにのみ非常に正確な速度
制御を必要とし、サーボ機能のためには非常に正確な速
度制御は必要でない。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1及び2を
参照して、実例により、もっと詳細に説明しよう。
【0020】図1は二方向に駆動され得る直流電動機6
を制御するための回路装置を示している。この直流電動
機6は、第1電源電圧端子6aにより形成される第1電気
端子と、第2電源電圧端子6bにより形成される第2電気
端子とを有している。第1電源電圧端子6aは、エミッタ
が正の電源電圧+U0 へ結合されている第1トランジス
タ1のコレクタへ結合されている。このトランジスタ1
のコレクタとトランジスタ1のエミッタとはフリーホイ
ールダイオード7によって結合されている。この電動機
6の第1電源電圧端子6aは、コレクタが制御手段8の基
準電位入力端子8aへ結合されている第2トランジスタ2
のエミッタへ結合されている。このトランジスタ2のベ
ースは、抵抗9によって第5トランジスタ5のコレクタ
へ結合されており、その第5トランジスタは別の基準電
位へ結合されたエミッタを有している。この第5トラン
ジスタ5のコレクタは、制御手段8の別の基準電位入力
端子8cへ結合されている。電動機6の第2電源電圧端子
6bは、制御手段8の制御入力端子8bへ及びフリーホイー
ルダイオード10によって前記別の基準電位へ結合されて
いる。更にその上、電動機6の第2電源電圧端子6bは、
エミッタが正の電源電圧+U0 へ結合されている第4ト
ランジスタ4のコレクタへ結合されている。このトラン
ジスタ4のコレクタとエミッタとはフリーホイールダイ
オード11によって結合されている。電動機6の第1電源
電圧端子6aは、エミッタが前記別の基準電位へ結合され
ている第3トランジスタ3のコレクタへ結合されてい
る。この第3トランジスタ3のコレクタはフリーホイー
ルダイオード12によって前記別の基準電位へ結合されて
いる。第1トランジスタ1の、第3トランジスタ3の、
第4トランジスタ4の、及び第5トランジスタ5のベー
スは、図示されていない、駆動手段により駆動され得
る。
【0021】本発明による回路装置によると、電動機6
が制御モードにおいて第1方向に、且つ非制御モードに
おいて第2方向に駆動され得る。第1制御方向に対して
第1トランジスタ1と第5トランジスタ5とが、図示さ
れていない制御手段によりターンオンされる。これの結
果として、第2トランジスタ2も自動的にターンオンさ
れ、且つ基準電位入力端子8aが、導電性第2トランジス
タ2によって、及び導電性第1トランジスタ1によっ
て、電源電圧+U0 へ結合される。電動機の第1方向の
回転に対して、第3トランジスタ3と第4トランジスタ
4とは、トランジスタ3及び4のベースを駆動する、図
示されていない制御手段によりターンオフされる。電動
機6の第1電源電圧端子6aは、電動機の第1方向におい
て導電性第1トランジスタ1によって電源電圧+U0
受け取る。第1方向における電動機の運転中は、速度制
御への第1トランジスタ1及び第5トランジスタ5の影
響は零である。その速度制御に影響を有するトランジス
タは第2トランジスタ2のみである。しかしながら、非
常に小さいコレクタ電流I1 が第2トランジスタ2を通
って流れて、その電流は電動機を通って流れる電動機電
流IM よりも明らかに小さいので、第2トランジスタ2
のコレクタ‐エミッタ電圧は非常に小さいのみである。
かくして、第2トランジスタ2の非常に小さいコレクタ
‐エミッタ電圧が無視された場合には、第1電源電圧端
子6aと制御手段8の基準電位入力端子8aとはその時同電
位に有る。
【0022】更に、第1方向において電動機6の運転中
は、制御手段8の制御入力端子8b内へ流れ込むがしかし
電動機6を通っては流れないベース電流は存在しない。
実際のところ、電動機の第1方向においては厳密に同じ
電流が電動機6と制御手段8の制御入力端子8aとを通っ
て流れる。
【0023】第2方向の回転においては、電動機6は非
制御モードで運転され、すなわち制御手段8は無能にさ
れる。カセットデッキのサーボ機能に対して好適に用い
られる第2方向の回転においては、第3トランジスタ3
と第4トランジスタ4とがターンオンされ、且つ第1ト
ランジスタ1と第5トランジスタ5とがターンオフされ
る。第3トランジスタ3がターンオンされると、電動機
6の第1電源電圧端子6a上の電位、及び従って第2トラ
ンジスタ2のエミッタ上の電位が減少し、その結果とし
て第2トランジスタが遮断され且つ制御手段8の基準電
位入力端子8aは高インピーダンス状態へ切り換えられ
る。電動機6は今や逆方向に付勢され、すなわち第2電
源電圧端子6bが導電性第4トランジスタ4を介して電源
電圧+U0を受け取り、第1電源電圧端子6aは導電性第
3トランジスタ3を介して前記別の基準電位へ結合され
る。かくして、第2方向における電動機6の運転中に、
制御手段8の制御入力端子8bも導電性第4トランジスタ
4を介して前記別の基準電位U0 へ接続される。制御手
段8のよく規定されたターンオフを確実にするため、及
びこの電動機の第2方向における制御手段8の望まれな
い機能を予め排除するために、第5トランジスタ5がタ
ーンオフされ、その結果として制御手段8の別の基準電
圧入力端子8cが高インピーダンス状態へ切り換えられ
る。その結果、制御手段8が無能にされ、且つ制御手段
8の制御入力端子8bへ加えられる電源電圧U0 が、前記
別の基準電位へ結合された別の基準電位入力端子8cへ接
続される。これが望まない効果を予め排除する。
【0024】電動機の内部抵抗と磁束とが温度により変
わるので、制御手段8は電動機6のハウジング14内に好
適に組み込まれ、且つ従って電動機特性が温度補償され
る。第2トランジスタ2も電動機6のハウジング14内に
好適に配設される。これは図1においては破線により示
されている。これは電動機が外部配線に対して3個の端
子15, 16及び17だけを必要とすると言う利点を有してい
る。これらの各々の端子が1個又は2個さえもの人力は
んだ付け結合点を必要とするので、これは製造技術の観
点において非常に好都合である。その他の回路素子、す
なわち第1トランジスタ1、第3トランジスタ3、第4
トランジスタ4及び第5トランジスタ5が関連するフリ
ーホイールダイオード10、11及び12と共に集積回路内に
好都合に集積され得る。
【0025】第1トランジスタ1、第3トランジスタ
3、第4トランジスタ4及び第5トランジスタ5のコレ
クタ‐エミッタ電圧の変動は、電動機電圧及び従って速
度制御に影響を有しない。従って、集積回路においては
概して飽和領域においてトランジスタを運転することは
不可能であり、且つ従って、コレクタ‐エミッタ電圧が
個別のトランジスタの場合におけるよりも明らかに高い
けれども、本発明による回路装置の制御特性は、上述の
集積の結果として変化しない。
【0026】トランジスタ1〜5のベース電流は制御過
程に影響を有しないので、集積されたトランジスタは明
らかに低い利得係数を有して、それらのベース電流に大
幅に大きくならせると言う事実は、本発明による回路装
置においてなんらの悪影響をも有しない。個別のトラン
ジスタとして電動機ハウジング内に組み込まれた第2ト
ランジスタ2は飽和領域において運転され得て、その結
果としてこの第2トランジスタ2のコレクタ‐エミッタ
電圧は速度制御にいかなる影響もほとんど有しない。
【0027】図1に示された回路装置の別の好都合な特
徴は、フリーホイールダイオード10が制御手段8を自動
的に保護もし、且つ従って、制御手段8の保護のために
付加的なフリーホイールを必要としないと言う事実から
生じる。
【0028】更に、制御手段8に対する電源電圧が電源
電圧+U0 がターンオフされた場合に自動的にスイッチ
オフされることが好都合である。
【0029】図2は図1に示された制御手段8の基本的
ブロック線図である。図1と同じ方法で、制御手段8が
基準電位入力端子8a、制御入力端子8b、及び別の基準電
位入力端子8cを有している。基準電位入力端子8aと制御
入力端子8bとの間に、トランジスタ2と電動機6とを有
する図1の回路のみが示され、図1の他の素子は明瞭化
のために示されていない。制御手段8は、電位U1 によ
り付勢される定電流源21を含んでいる集積回路20を具え
ている。概して、電位U1 は図1における電位U0 と等
しいが、このことは厳密に必要ではない。定電流源21
は、抵抗22を介して前記別の基準電位へ結合された一端
を有し、且つ抵抗23と24との直列回路を介して前記基準
電位入力端子8aへ結合されたそれの他端を有している。
演算増幅器25が、電流源21と抵抗23とへ結合された反転
入力端子を有し、且つ制御入力端子8bへ結合された非反
転入力端子を有している。更に、電流ミラー回路26が、
制御入力端子8bへ、演算増幅器25の出力端子へ、及び別
の基準電位入力端子8cへ結合されている。この電流ミラ
ー回路26はまた、抵抗24と抵抗23とへも結合されてい
る。
【0030】この電流ミラー回路26は電流センサとして
働き、且つ複数のトランジスタの並列回路を具えてい
る。この電流ミラー回路26の個別のトランジスタの電流
は非常に正確に一致している。かくして、電流ミラー回
路26のトランジスタ28はセンサ又はミラーとして用いら
れ得て、且つトランジスタ28を通って流れるミラー電流
S は電動機電流IM の非常に正確な分数を表現してお
り、その電動機電流は制御入力端子8bを介して集積回路
20へ流れ込む電流IC と同じである。電動機6がより高
い負荷の結果としてより高いトルクを伝えねばならない
場合には、電動機電流IM 、及び従って、ミラー電流I
S が増大し、それが抵抗24を横切る電圧降下を増大さ
せ、且つ演算増幅器25の反転入力端子上の電位を減少さ
せる。その結果、その演算増幅器が電流ミラー回路26の
トランジスタを更に導通へ駆動するので、制御入力端子
8b上の電位が減少し、電動機を横切る電動機電圧UM
それ故に増大して、且つ速度に比例する誘起される電動
機電圧は一定のままである。かくして、速度も負荷変動
の場合に一定に維持される。基準電位入力端子8a上の電
圧が変化する場合には、基準電位入力端子8a上の電圧変
動が演算増幅器25によって制御入力端子8bへフィードバ
ックされ、その結果として基準電位入力端子8aと制御入
力端子8bとの間の電圧差が基準電位入力端子8a上の電圧
変動により影響されないので、これは電動機速度にいか
なる影響も有しない。
【0031】この制御手段8の制御精度は次の二つの要
因により決められる。すなわち、 1.この電動機を流れる電動機電流IM は制御入力端子
8bへ流れ込む電流IC と正確に等しくなければならな
い。このことが、本発明による回路装置の手段により保
証される。 2.電動機6の第1電源電圧端子6a上の電位は、制御手
段8の基準電位入力端子8a上の電位と、最高の可能の度
合いで、等しくなければならない。本発明による回路装
置においては、トランジスタ2だけが電動機6の第1電
源電圧端子6aと基準電位入力端子8aとの間に置かれてい
る。しかしながら、このトランジスタのコレクタ‐エミ
ッタ電圧UCE2 は第1方向におけるこの電動機の運転中
は非常に低く、それは二つの理由を有している。一方で
は、トランジスタ2を通って且つ基準入力端子8aへ流れ
込むコレクタ電流I1 は電動機電流IM と比較して非常
に小さく、且つその上、それは電動機電流IM よりもも
っと一定である。その結果、コレクタ電流I1 により発
生されるトランジスタ2のコレクタ‐エミッタ電圧U
CE2 は非常に低く且つ非常に一定である。これに加え
て、本発明による回路装置におけるトランジスタ2は、
好適に個別のトランジスタにより形成され、その結果と
してこのトランジスタ2は飽和領域において運転され得
て、且つまたもっと小さいコレクタ‐エミッタ電圧降下
CE2 が保証される。
【0032】本発明による回路装置は、双方向において
適切な方法で可逆直流電動機を駆動する可能性を提供
し、その電動機は一方向においては制御手段により制御
されており、これらの制御手段は他の方向においては無
能にされ、且つこの電動機は制御されないか又はもう一
つの方法で制御される。かくして、第1制御方向におけ
る本発明によるこの回路装置のトランジスタのコレクタ
‐エミッタ電圧又はドレイン‐ソース電圧の変動、及び
ベース電流又はゲート電流の変動は、この第1制御方向
における速度制御への影響を有しないで、且つ制御精度
は慣習的なHブリッジの制御精度と比較して大幅に増大
される。多くの応用において、それは磁気テープのテー
プ駆動のための一方の方向において、及びサーボ機能の
ために他方の方向において用いられ得るので、これは磁
気テープカセット装置のキャプスタン電動機を制御する
ために特に好都合に用いられ得る。テープ駆動に対して
は、非常に正確な速度制御が必要であるのに対して、サ
ーボ機能に対しては非常に正確ではないすなわち非常に
簡単な制御だけが必要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御手段と5個のトランジスタを具えている、
可逆直流電動機制御用回路装置のブロック線図である。
【図2】図1に示した制御手段のブロック線図である。
【符号の説明】
1 第1トランジスタ 2 第2トランジスタ 3 第3トランジスタ 4 第4トランジスタ 5 第5トランジスタ 6 直流電動機 6a 第1電源電圧端子 6b 第2電源電圧端子 7 フリーホイールダイオード 8 制御手段 8a 基準電位入力端子 8b 制御入力端子 8c 別の基準電位入力端子 9 抵抗 10, 11, 12 フリーホイールダイオード 14 電動機のハウジング 15, 16, 17 端子 20 集積回路 21 定電流源 22, 23, 24 抵抗 25 演算増幅器 26 電流ミラー回路 28 トランジスタ I1 コレクタ電流 IC 制御入力端子へ流れ込む電流 IM 電動機電流 IS ミラー電流 +U0 正の電源電圧 U1 電位 UCE2 コレクタ‐エミッタ電圧降下 UM 電動機電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二方向に駆動され得る直流電動機(6)
    を制御するための回路装置であって、それによって電動
    機(6)の速度が制御できる、基準電位入力端子(8a)
    と制御入力端子(8b)とを有する制御手段(8)を具え
    ている回路装置において、 電動機(6)の速度制御のための制御手段(8)がそれ
    により電動機(6)の第1方向の回転のために動作でき
    るようにされ得て、且つ制御手段(8)がそれにより電
    動機の第2方向の回転のために動作できなくされ得る、
    スイッチング手段(1,2,3,4)を設けられたこと
    を特徴とする可逆直流電動機制御用回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回路装置において、スイ
    ッチング手段が第1(1)、第2(2)、第3(3)及
    び第4(4)トランジスタを具え、第1方向において運
    転するために電動機の第1電気端子(6a)が第1トラン
    ジスタ(1)によって電源電圧へ且つ第2トランジスタ
    (2)によって制御手段(8)の基準電位入力端子(8
    a)へ結合されて、且つ電動機の第2電気端子(6b)が
    制御手段(8)の制御入力端子(8b)へ結合され、且つ
    第2方向において運転するために前記第1電気端子(6
    a)が第3トランジスタ(3)によって別の基準電位へ
    且つ第2電気端子(6b)が第4トランジスタ(4)によ
    って電源電圧へ結合されることを特徴とする可逆直流電
    動機制御用回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の回路装置におい
    て、前記第2電気端子(6b)が制御手段(8)の制御入
    力端子(8b)へ接続されていることを特徴とする可逆直
    流電動機制御用回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の回路
    装置において、一方において制御手段の別の基準電位入
    力端子(8c)へ及び第2トランジスタ(2)へ、及び他
    方においては別の基準電位へ結合された第5トランジス
    タ(5)を設けられたことを特徴とする可逆直流電動機
    制御用回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の回路
    装置において、制御手段(8)と第2トランジスタ
    (2)とが電動機(6)のハウジング内に組み込まれて
    いることを特徴とする可逆直流電動機制御用回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の回路
    装置において、第1(1)、第3(3)、第4(4)及
    び第5(5)トランジスタが集積回路(20)内に組み込ま
    れていることを特徴とする可逆直流電動機制御用回路装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項内に記載さ
    れたような回路装置を含んでいるテープデッキ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項内に記載さ
    れたような回路装置を含んでいる磁気テープカセット装
    置。
JP9202839A 1996-08-01 1997-07-29 可逆直流電動機制御用回路装置 Pending JPH1080184A (ja)

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