JPH0595134A - Led素子の製造方法 - Google Patents

Led素子の製造方法

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Publication number
JPH0595134A
JPH0595134A JP25538591A JP25538591A JPH0595134A JP H0595134 A JPH0595134 A JP H0595134A JP 25538591 A JP25538591 A JP 25538591A JP 25538591 A JP25538591 A JP 25538591A JP H0595134 A JPH0595134 A JP H0595134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
electrode
mask
light emitting
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25538591A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kawai
修 河井
Yutaka Akiyama
豊 秋山
Norio Nakajima
則夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、拡散マスク(絶縁膜)2層構造の
LED素子の製造方法に関するもので、製造時に生じる
アンダーカットによる弊害を除去することを目的とする
ものである。 【構成】 前記目的のために本発明は、上層の拡散マス
クの発光部形成のための開口部側端が下層の拡散マスク
の前記開口部側上端を越えないような階段形状に形成す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LEDプリントヘッ
ドなどに用いられるLEDアレイの素子の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のLED素子の製造工程を図3,図
4の(a)〜(k)に示す。ここでは、ネガ形レジスト
を用いn形ウェハー(半導体基板)にP形の不純物を拡
散し、LED素子を製造する工程について順に説明す
る。
【0003】図3(a)まず、n形ウェハー10上に拡
散マスク1を付け、その上に拡散マスク2を付ける。こ
の拡散マスクは、周知のように後述する発光部のP層を
拡散させるときのマスクになる絶縁膜であり、通常アル
ミナか窒化膜で形成される。
【0004】図3(b)次にレジスト3をコートし、マ
スク合わせを行い、露光する。ネガ形レジストを使用す
る場合、ホトリソマスク(ホトリソグラフィ用のマス
ク)のパターンは、エッチングしたい部分が影になって
露光時の光を通さないようになっている。
【0005】図3(c)現像するとエッチングしたい部
分のレジスト3がとれ(いわゆるパターニング)、拡散
マスク2の表面が露出される。
【0006】図3(d)エッチング工程では、レジスト
3の付着していない部分がエッチングされ、拡散マスク
2が完全にエッチングされた時点でエッチングは終わ
る。つまり、発光部対応の窓(開口部)が形成される。
【0007】この場合、アンダーカットと呼ばれる表面
から横方向に向かって、エッチング部が広がる現象が起
こる。特に等方性のウエットエッチング液では、深さ方
向へのエッチングと横方向のエッチングが同じように行
われるので、アンダーカット5が顕著にあらわれる。
【0008】図3(e)レジストを除去する。
【0009】図3(f)再びレジスト6をコートし、マ
スク合わせを行い、露光する。この時使用されるホトリ
ソマスク9のパターンは、最初のホトリソマスク4のパ
ターンより大きくなっており、多少マスク合わせがずれ
ても1回目のエッチングで開けられた窓(開口部)にか
からないようになっている。
【0010】図3(g)現像すると同図右側の表面図に
示すように、表面から見ると1回目のエッチングで開け
られた窓から拡散マスク1が見え、その外側に拡散マス
ク2が見え、その周りをレジスト6がおおっている形状
となっている。
【0011】図4(h)2回目のエッチングでは、拡散
マスク2は、エッチングされず、拡散マスク1だけがエ
ッチングされるようにする。従って、拡散マスク1のエ
ッチングは拡散マスク2をエッチングマスクとしてエッ
チングされる。レジスト6は、1回目のエッチング時に
ホトリソ欠陥で誤ってエッチングされた部分を保護する
役割をはたす。また、この2回目のエッチングでは拡散
マスク2はエッチングされないので、エッチングしたい
部分以外の場所にレジストが無くてもそこは、エッチン
グされない。このエッチング工程でも1回目のエッチン
グ工程と同様にアンダーカット5が拡散マスク1に生じ
る。
【0012】図4(i)レジスト6を除去する。
【0013】図4(j)発光部としてのP形不純物を拡
散マスク1,2に開けた窓から拡散する。
【0014】図(k)前記拡散工程で作られたP層7に
接続する電極8を形成する。この電極8形成も、前記
(a)〜(e)で行われた工程と同様な工程で行うのが
一般である。
【0015】以上の工程で作られたLED素子の表面図
を図4(h)の右側の図に示す。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の工程で
作られた、LED素子では、電極形成のエッチング時
に、図4(k)の斜線で示したアンダーカット5の部分
に、エッチャントが入りこみ図4(h)の右側の図の斜
線で示した部分がエッチングされて行き、拡散マスクの
断差の部分で電極が切れてしまう可能性が非常に大きい
という問題があった。
【0017】この発明は、以上述べた、拡散マスクエッ
チング時に生じたアンダーカット部に電極形成時にエッ
チャントが入り込み、電極が、拡散マスクの断差部で切
れてしまうという問題点を除去するため、拡散窓の電極
形成側だけを階段構造にし、アンダーカットの影響を小
さくし、電極切れを防止し、製造歩留り及び信頼性の高
いLED素子を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的のため、2層構造のLED素子において電極形成側の
拡散マスクを階段構造にしたものである。つまり、電極
8形成側の上層の拡散マスク2のP層(発光部)7側の
端を下層の拡散マスク1のP層7側の上端を越えないよ
うに形成したものである。この形状をここでは階段構造
と称す。
【0019】
【作用】本発明は前述したように、2層の拡散マスクの
電極形成側の発光部側端を階段構造としたので、従来の
ようなアンダーカット部へのエッチャント浸入はなくな
る。従って電極切れもなくなる。
【0020】
【実施例】図1,図2(a)〜(k)は、この発明の実
施例のLED素子を製造する工程図である。
【0021】この工程で図1の(a)〜(e)は従来の
工程と変わりがない。ただし、拡散マスク2にあけられ
る窓は、電極形成側(図では右側)だけが従来より広く
なっている。従って、そこまでの説明は省略し、本説明
は図1の(f)以降を以下に順に行う。
【0022】図1(f)レジストを再びコートし、マス
ク合わせを行ない、露光する。
【0023】この時使用されるホトリソマスク9のパタ
ーンは1回目のホトリソマスク4に比べ、電極形成側
(図では右側)は狭くなっている。またその他の部分の
パターンは、1回目のホトリソマスク4に比べ広くなっ
ている。
【0024】図1(g)現像後の表面図を同図右側の図
に示す。斜線で示すレジスト部6は電極が形成される側
が拡散マスク2にあけられた窓に重なっている。
【0025】また他の部分は拡散マスク2にあけられた
窓よりも広くあいている。
【0026】図2(h)エッチングすると拡散マスク2
はエッチングされないので、レジスト6が付いていない
部分は、拡散マスク2がエッチングマスクとなるが、レ
ジスト6が付いている電極形成側は、レジスト6がエッ
チングマスクとなる。
【0027】図2(i)レジスト6を除去すると、この
図に示すように電極形成側(図の右側)の拡散マスク2
の端は拡散マスク1の上端を越えない形状(前述した階
段状)になる。即ちアンダーカット(図4(h)の5)
がない形状となる。
【0028】図2(j)次いで従来同様P形不純物をあ
けられた窓から拡散する。
【0029】図2(k)従来同様電極8を形成する。こ
の時図に示すように従来のように影になるアンダーカッ
ト(図4(k)の5)が無いため電極密着性が良いた
め、エッチャントがはいりにくく、拡散マスクの断差部
で電極が切れる心配はない。同図右側の図にその表面図
を示しておく。従来のようにエッチャントが浸入した部
分はない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればL
ED素子の電極側の2層の拡散マスクを階段構造にした
ので、従来のようなアンダーカット部が生じず、従って
そこへのエッチャント浸入もなく、電極切れが無く、歩
留りの高いまた信頼性の高いLEDアレイを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例(その1)
【図2】本発明の実施例(その2)
【図3】従来例(その1)
【図4】従来例(その2)
【符号の説明】
1,2 拡散マスク 3,6 ネガ形レジスト 4,9 ホトリソマスク 5 アンダーカット 7 P層 8 電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)半導体基板上に、発光部形成のた
    めの開口部のマスクとなる第1の絶縁膜とその上に第2
    の絶縁膜を形成する工程と、 (b)前記第2の絶縁膜に、前記開口部を開ける工程
    と、 (c)前記第1の絶縁膜にも前記開口部を開けるに際
    し、 少くとも前記発光部に接続する電極形成側の前記第2の
    絶縁膜の前記開口部側端部が前記第1の絶縁膜の前記開
    口部側上端部を越えないように開ける工程と、 (d)前記開口部に露出した前記半導体基板に、発光部
    形成のための不純物を拡散する工程とを含むことを特徴
    とするLED素子の製造方法。
JP25538591A 1991-10-02 1991-10-02 Led素子の製造方法 Pending JPH0595134A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25538591A JPH0595134A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 Led素子の製造方法

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JP25538591A JPH0595134A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 Led素子の製造方法

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JPH0595134A true JPH0595134A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17278028

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JP25538591A Pending JPH0595134A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 Led素子の製造方法

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JP (1) JPH0595134A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6211537B1 (en) 1997-04-15 2001-04-03 Oki Electric Industry Co., Ltd. LED array
JP2007294885A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Nichia Chem Ind Ltd 発光素子及び発光素子の製造方法
US8910949B2 (en) 2007-05-16 2014-12-16 Roxtec Ab Seal with fire protection

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6211537B1 (en) 1997-04-15 2001-04-03 Oki Electric Industry Co., Ltd. LED array
JP2007294885A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Nichia Chem Ind Ltd 発光素子及び発光素子の製造方法
US8910949B2 (en) 2007-05-16 2014-12-16 Roxtec Ab Seal with fire protection

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