JPH05945U - 内燃エンジンのシリンダヘツド - Google Patents

内燃エンジンのシリンダヘツド

Info

Publication number
JPH05945U
JPH05945U JP4860591U JP4860591U JPH05945U JP H05945 U JPH05945 U JP H05945U JP 4860591 U JP4860591 U JP 4860591U JP 4860591 U JP4860591 U JP 4860591U JP H05945 U JPH05945 U JP H05945U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
cylinder head
passage
water
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4860591U
Other languages
English (en)
Inventor
昇 川上
昌也 岡本
隆 藤本
正志 知野
盛武 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP4860591U priority Critical patent/JPH05945U/ja
Publication of JPH05945U publication Critical patent/JPH05945U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性が確保され、冷却性能に優れた内燃エン
ジンのシリンダヘッドを提供する。 【構成】 冷却水路となる水室13と、この水室13内
に延出するリブ17と、リブ17の下側部分に設けら
れ、冷却水が通り抜ける通路20と、底板部1aに設け
られ、通路20とシリンダブロック2のウォータジャケ
ットとを連通する孔21とを備えてなるシリンダヘッド
1である。水室13内を流れる冷却水は、リブ17を迂
回すると共に通路20内を流れ、従って、この冷却水の
流れがスムーズになる。これに加え、孔21より、前記
ウォータジャケット内の冷却水が、直接供給され、リブ
17周辺を冷却する冷却水の流れが発生する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃エンジンのシリンダヘッドに関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】
内燃エンジンは、その燃焼室内で混合気を爆発的に燃焼させ、回転力を得てい る。このため、エンジン自体を熱から守るために、エンジンを構成するシリンダ ブロックやシリンダヘッド内に冷却水を循環させている。特に、熱の発生源であ る燃焼室を形成するシリンダブロックには、動弁機構や点火プラグ等が取り付け られ、また、吸排気通路やボルト取付用ボス等が形成されることから、これらと の干渉を避けながら冷却水路を設ける必要がある。
【0003】 ところで、シリンダヘッドは、高温高圧の燃焼ガスに直接さらされて高いガス 圧力と熱負荷を受けることや、高速で回転・往復動する動弁機構等が取り付けら れていること等から、冷却水路や吸排気通路が形成されているにもかかわらず、 高い剛性を有することを要求される。また、エンジンを軽量化するにあたり、シ リンダヘッドの薄肉化を図ることもある。
【0004】 このため、シリンダヘッドの冷却水路内等にリブを設け、シリンダヘッドの剛 性を補っている。しかしながら、このリブは、冷却水路内の冷却水の流れを乱し 、冷却性能の低下を招くとの問題があった。 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、剛性を確保するこ とができると共に、冷却性能に優れた内燃エンジンのシリンダヘッドを提供する ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によれば、 ウォータジャケットを有するシリンダブロックの上に載置され固定されるシリ ンダヘッド本体と、シリンダヘッド本体内に形成された冷却水路と、この冷却水 路内に延出するリブ状部材とを備えたシリンダヘッドにおいて、 リブ状部材の下側部分に設けられ、冷却水が通り抜ける第1の通路と、第1の 通路と前記ウォータジャケットとを連通する第2の通路とを備えて構成するもの である。
【0006】
【作用】
冷却水路を流れる冷却水は、この冷却水路内に延出するリブ状部材を迂回する と共に、リブ状部材に設けられた第1の通路を通り抜けるので、冷却水の流れが スムーズになる。また、第2の通路より、シリンダブロックのウォータジャケッ ト内の冷却水が、直接供給される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1及び図2は、本考案を適用したシリンダヘッドの一実施例を示し、例えば 、4気筒直列エンジンのシリンダヘッド1は、ガスケット(図示せず)を挟んで シリンダブロック2(図2)に載置され固定されている。
【0008】 このシリンダヘッド1には、各燃焼室毎にボス群4が一体に成形され、また、 これら各ボス群4を囲むようにして各流路10,11及び各水室13が設けられ ている。 各ボス群4は、4つのボス5より構成されている。各ボス5は、シリンダヘッ ド1の底板部1aより上方に向けて延びている。各ボス5には、孔5aが穿設さ れており、吸気バルブ又は排気バルブ(共に図示せず)が配置される。また、各 ボス5の孔5aに連続して、吸気または排気を導くポート7が設けられている。 各ポート7は、斜め上方に向けて延びており、各流路10,11の上方に位置し ている。
【0009】 流路10,11は、各ボス群4の左右両側に位置し、シリンダヘッド1の長手 方向に延びている。各流路10,11の上流端及び下流端は、シリンダブロック 2のウォータジャケット(図示せず)に連通されている。従って、各流路10, 11には、前記ウォータジャケットから冷却水が循環する。また、各水室13は 、各ボス群4の間に位置している。各水室13は、各流路10,11と略同じ高 さ位置に形成されており、従って、各水室13は、各流路10,11を連通して いる。各水室13の底となる底板部1aは、上方に向けて所定の形状で膨出して いる。
【0010】 各流路10,11の途中には、それぞれボス14,15が設けられている。各 ボス14,15は、水室13の側方に配置されている。各ボス14,15の中央 にはネジ孔14a,15aが穿設されており、これらのネジ孔14a,15aに は、エンジン組付用のボルト(図示せず)が締め付けられる。 各ボス14,15のうち、流路10の途中に設けられた一方のボス14は、図 3に示すように、薄肉部14b,14bを有している。即ち、各ボス14の周壁 は、前記各ボス5に対向する2箇所で、切り欠かれるようにして薄肉とされてい る。従って、各ボス5と14と間の隙間が拡がり、通路面積が拡がる。
【0011】 なお、流路11の途中に設けられた他方のボス15は、各ボス5との間に十分 な間隙を存しており、従って、薄肉部を設けることなく通路面積を十分にとるこ とができる。しかしながら、ボス15にも薄肉部を設けても良いことは、勿論で ある。 また、各ボス14,15には、リブ17が設けられている。各リブ17は板状 をなし、下側部分が底板部1aの膨出部分に向けて斜めに拡がっている。従って 、各リブ17は、水室13内に延出している。これら各リブ17は、シリンダヘ ッド1の剛性を補っている。
【0012】 そして、各リブ17の下側部分には、孔が設けられており、当該孔を通路20 としている。各通路20は、リブ17の厚さ方向、即ちシリンダヘッド1の長手 方向にこれを貫通し、従って、各通路20を冷却水が通り抜けることができる。 また、各通路20に対向して、底板部1aには孔21が穿設されている。各孔2 1の直径は、図3に示すように、リブ17の厚さよりも大径に設定されている。 各孔21は、ガスケットやシリンダブロック2に設けられた孔(共に図示せず) を介して、シリンダブロック2のウォータジャケットに通じている。従って、通 路20とシリンダブロック2のウォータジャケットとは、連通している。
【0013】 なお、通路20と孔21とは、例えば、シリンダヘッド1の鋳造後に、下方よ りドリル等の穿孔治具で、一緒に機械的に加工される。 次に、このシリンダヘッド1の冷却水の流れについて説明する。 シリンダブロック2のウォータジャケットより各流路10,11の上流端に供 給された冷却水は、各流路10,11内を流れ、各ボス14,15の外周を冷却 し、また、流れの一部が水室13内を流れて各ボス群4を冷却する。そして、こ れらを冷却した後、各流路10,11に流出してこの下流端よりシリンダブロッ ク2のウォータジャケットへと循環する。
【0014】 このとき、流路10から水室13に流入する冷却水、及び、水室13から流路 10に流出する冷却水は、ボス14と各ボス5との間を流れる。ボス14は、薄 肉部14bを有しており通路面積が広いので、冷却するのに必要な流量の冷却水 を流すことができる。また、流路11から水室13に流入する冷却水、及び、水 室13から流路11に流出する冷却水は、ボス15と各ボス5との間を流れる。 各ボス5,15間の通路面積は十分に広く、冷却するのに必要な流量の冷却水を 流すことができる。
【0015】 そして、各ボス5と14,5と15間を通り抜け、水室13に流入する冷却水 は、リブ17に沿う方向と通路20内を流れる方向とに分岐し、各ボス群4を冷 却する。つまり、リブ17を迂回する冷却水の流れに加え、通路20を通り抜け る冷却水の流れが発生し、冷却水の流れがスムーズになる。 一方、上述した冷却水の流れに加え、各水室13には、シリンダブロック2の ウォータジャケットより冷却水が直接供給される。即ち、各リブ17に形成され た通路20と、シリンダブロック2のウォータジャケットとは、孔21を介して 連通されている。従って、シリンダブロック2のウォータジャケットより冷却水 が直接流入し、入り組んだ形状となっているリブ17周辺を冷却する冷却水の流 れが発生する。
【0016】 なお、本実施例においては、各ボス群4の左右両側に流路10,11を設けた が、これに限るものではなく、この他の部位にも同様な流路を設けても良いこと は勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、内燃エンジンのシリンダヘッドを上述の ように構成したので、シリンダヘッドの剛性を確保することができ、さらに、冷 却性能の向上を図ることができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したエンジンのシリンダヘッドの
一実施例を示し、そのウォータジャケットの概略構成図
である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿うシリンダヘッドの断面
図である。
【図3】図1のシリンダヘッドの要部を示し、図1とは
異なる高さにおける断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 5,14,15 ボス 10,11 流路 13 水室 17 リブ 20 通路 21 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 知野 正志 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 松山 盛武 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ウォータジャケットを有するシリンダブ
    ロックの上に載置され固定されるシリンダヘッド本体
    と、シリンダヘッド本体内に形成された冷却水路と、こ
    の冷却水路内に延出するリブ状部材とを備えたシリンダ
    ヘッドにおいて、リブ状部材の下側部分に設けられ、冷
    却水が通り抜ける第1の通路と、第1の通路と前記ウォ
    ータジャケットとを連通する第2の通路とを備えたこと
    を特徴とする、内燃エンジンのシリンダヘッド。
JP4860591U 1991-06-26 1991-06-26 内燃エンジンのシリンダヘツド Withdrawn JPH05945U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4860591U JPH05945U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 内燃エンジンのシリンダヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4860591U JPH05945U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 内燃エンジンのシリンダヘツド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05945U true JPH05945U (ja) 1993-01-08

Family

ID=12808048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4860591U Withdrawn JPH05945U (ja) 1991-06-26 1991-06-26 内燃エンジンのシリンダヘツド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05945U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6232264A (ja) 内燃機関のシリンダヘツドの冷却水通路構造
JP2005098249A (ja) シリンダヘッドの冷却風通路構造
JPH01301947A (ja) 4サイクルエンジンのシリンダヘッド冷却構造
JPS60125716A (ja) 内燃機関の冷却水通路
JPH0674041A (ja) 四弁式内燃機関におけるシリンダヘッドの構造
JPS6213759A (ja) 内燃機関のシリンダヘツドの冷却水通路構造
JPH05945U (ja) 内燃エンジンのシリンダヘツド
JP3618593B2 (ja) 内燃機関におけるシリンダヘッドの構造
JP2008057359A (ja) エンジンの排気還流装置
JP3554457B2 (ja) 金型鋳造製シリンダヘッドの冷却構造
JP2882496B2 (ja) 水冷式多気筒エンジンの冷却構造
JP2526038Y2 (ja) シリンダヘッドの冷却水通路構造
JPS6347898B2 (ja)
JP3699312B2 (ja) 筒内燃料噴射型内燃機関の構造
JPH0214541B2 (ja)
JP2717286B2 (ja) 4サイクルエンジンの冷却装置
JP2508579Y2 (ja) 4弁式気筒のシリンダヘッド
JPH0216045Y2 (ja)
US5544631A (en) Cylinder head construction for outboard motor with four-stroke engine
JPH09100744A (ja) 水冷式内燃機関のシリンダヘッド
JPS5913321Y2 (ja) 空冷多気筒エンジンのシリンダヘッド冷却装置
JPS5933877Y2 (ja) 自動車用エンジンのシリンダヘツド
JPS62113845A (ja) エンジンのシリンダブロツク
JPH0586969A (ja) エンジンのシリンダヘツド構造
JP2000073856A (ja) V型多気筒エンジンにおけるシリンダヘッドの冷却構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950907