JPH0594138U - 収納袋 - Google Patents

収納袋

Info

Publication number
JPH0594138U
JPH0594138U JP4764792U JP4764792U JPH0594138U JP H0594138 U JPH0594138 U JP H0594138U JP 4764792 U JP4764792 U JP 4764792U JP 4764792 U JP4764792 U JP 4764792U JP H0594138 U JPH0594138 U JP H0594138U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage bag
moisture
permeable
water
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4764792U
Other languages
English (en)
Inventor
敏弘 炭井
Original Assignee
大黒工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大黒工業株式会社 filed Critical 大黒工業株式会社
Priority to JP4764792U priority Critical patent/JPH0594138U/ja
Publication of JPH0594138U publication Critical patent/JPH0594138U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】衣類又は寝具類を収納する収納袋に関するもの
で、収納袋内の通気性を確保しながら水滴の内部への侵
入を防止し、その上、外部から浸透して来る湿気を被収
納物に吸湿させないようにする。 【構成】収納袋を、通気性を有し且非通水性の遮水透湿
性シート(1) から構成するとともに、その内面全域に、
布団や衣服等の被収納物の素材よりも吸湿性の高い和紙
又は不織布等からなる吸湿シート(11)を設けるか、又
は、該収納袋の内面所定位置に前記遮水透湿性シート
(1) からからなるポケット部(10)を設け、該ポケット部
(10)内に除湿剤(D) を収容した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野及び考案の概要】
本考案は、収納袋、特に、スーツやコート等の衣類又は布団や毛布等の寝具類 を収納する収納袋に関するもので、収納袋内の通気性を確保するとともに内部へ の水滴の侵入を防いで、内部の衣類や寝具類を湿気から保護するためのものであ る。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
衣類や寝具類等は、不使用状態においては、その損傷や型崩れを防ぐために収 納袋又は衣服カバー内に収納される。 布製の収納袋では、通気性があるため内部に湿気がこもることがないが、通水 性もあるため、壁面に結露が生じ易いマンションのコンクリート製の押入等に収 納する場合では、その水滴が収納袋を浸透し、内部の被収納物まで濡らしてしま う不都合がある。
【0003】 又、通水性のないビニール等の樹脂シートでは、水滴の侵入は防止できるが、 通気性がないため、内部の湿気を逃散させることができない。 請求項1について、
【0004】
【技術的課題】
本考案は、このような『衣類や寝具類等の被収納物(2) を収納する収納袋』に おいて、収納袋内への水滴の侵入を防止するとともに、内部の湿気を逃散させる ことをその技術的課題とする。
【0005】
【技術的手段】
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、『収納袋を、通気性を有し 且非通水性の遮水透湿性シート(1) から構成した』ことである。
【0006】
【作用】
上記技術的手段は次のように作用する。 湿気を構成する粒子は水滴等にくらべてその大きさは極端に小さいことに着目 し、湿気は透過させるが水は透過させない、所謂、通気性があり且通水性がない 遮水透湿性シート(1) で収納袋を構成したから、被収納物(2) が収納される収納 袋内の湿気は外部に逃散させることができるが、押入の壁面等に生じる結露等の 水滴の収納袋内への侵入を防止できる。
【0007】
【効果】
収納袋内に水が侵入することはないから、収納袋内の被収納物(2) が不用意に 濡れて損傷する心配はなく、内部の湿気は外部へ逃散させることができるから、 収納袋内に湿気がこもることもない。 請求項2について、 請求項1の考案のものは、通気性を有し且非通水性のシートで収納袋等を製造 したから、収納袋内への水滴の侵入を防ぐと同時に内部の湿気を逃散させること ができるが、収納袋の外部の湿気が高い場合は、外部の湿気が収納袋を通過して 収納袋内へ浸透してしまう不都合がある。
【0008】 そこで、請求項2の考案のものは、衣類や寝具類等を収納する収納袋において 、収納袋内への水滴の侵入を防止するとともに内部の湿気を逃散させ、さらには 、収納袋外の湿気が高く外部から収納袋内に湿気が侵入してしまう場合であって も、被収納物に吸湿させないようにすることをその技術的課題とする。
【0009】
【技術的手段】
上記課題を解決するための本考案の技術的手段は、『収納袋を、通気性を有し 且非通水性の遮水透湿性シート(1) から構成するとともに、その内面全域に、被 収納物(2) よりも吸湿性の高い和紙又は不織布等からなる吸湿シート(11)を設け た』ことである。
【0010】
【作用】
上記技術的手段は次のように作用する。 収納袋を構成する遮水透湿性シート(1) は、通気性があり且通水性がないこと から、収納袋内の湿気は外部に逃散するが、押入の壁面等に生じる結露等の水滴 が内部に侵入することがない。
【0011】 又、外部の湿度が高い場合、外部の空気内の水蒸気が前記遮水透湿性シート(1 ) を通過して、収納袋内に浸透し、収納袋内の湿気が高くなるが、前記遮水透湿 性シート(1) の内面全域には、布団や衣類等の被収納物(2) の素材よりも吸湿性 の高い和紙又は不織布等からなる吸湿シート(11)が設けられているから、収納袋 内の湿気は、すべて、この吸湿シート(11)に吸収される。
【0012】 そして、収納袋の外部が乾燥状態となると、前記吸湿シート(11)に吸収されて いた湿気が遮水透湿性シート(1) を透過して外部へ出ていくこととなる。
【0013】
【効果】
収納袋内に水が侵入することはないから、収納袋内の被収納物(2) が不用意に 濡れて損傷する心配はない。又、収納袋内に水蒸気が浸透しても、すべて吸湿シ ート(11)が吸収するから、収納袋の外部の湿度が高くても被収納物(2) が湿る不 都合もない。この吸湿シート(11)に吸収された水蒸気は、自然に蒸発し外部へ逃 散するから、吸湿シート(11)が飽和状態になることはなく、収納袋内の被収納物 (2) は、常に乾燥状態を保つことができる。
【0014】 請求項3について、 請求項3の考案のものは、請求項2と同様の課題を解決するものであり、その 為に講じた技術的手段は、『収納袋を、通気性を有し且非通水性の遮水透湿性シ ート(1) から構成するとともに、該収納袋の内面に、前記遮水透湿性シート(1) と同質のシートからなり且収納袋の内面に開放するポケット部(10)を設け、該ポ ケット部(10)に除湿剤(D) を収容させた』ことである。
【0015】
【作用・効果】
収納袋を通気性があり且通水性がない遮水透湿性シート(1) から構成したから 、収納袋内の湿気は外部に逃散し、押入の壁面等に生じる結露等の水滴は内部に 侵入することがないので、収容袋内の被収容物(2) は不用意に濡れて損傷する不 都合がない。
【0016】 又、外部の湿度が高く外部の空気内の水蒸気が前記遮水透湿性シート(1) を通 過して、収納袋内に浸透する場合であっても、前記遮水透湿性シート(1) の内面 には、それと同質のシートからなるポケット部(10)が設けられ、該ポケット部(1 0)には除湿剤(D) が収容されているから、収容袋内に浸透して来た湿気は、ポケ ット部(10)の開放部や該ポケット部(10)の表面からポケット部(10)内に浸透し、 その内部の除湿剤(D) に吸収される。よって、収納袋内は常に乾燥状態となり、 被収納物(2) に湿気が吸湿される不都合がない。又、ポケット部(10)は上記した ように、非通水性のシートによって構成されているから、水滴はポケット部(10) の表面を通過することができない。よって、除湿剤(D) から水がしみ出すことが あってもポケット部(10)の外へ漏れて被収納物(2) が濡れる問題もない。
【0017】 このポケット部(10)は収納袋の内面に開放するように構成されているから、除 湿剤(D) を取換える場合は、容易に交換することができる。
【0018】
【実施例】
次に、上記した本考案の実施例を図面に従って詳述する。 本考案の第1実施例のものは、請求項2の考案に対応し、図1に示すような、 布団・毛布・座蒲団等の寝具類を被収納物(2) として収納する収納袋に関するも のである。この収納袋の外面は遮水透湿性シート(1) からなり且内面は吸湿シー ト(11)からなるものとする。
【0019】 遮水透湿性シート(1) としては、透湿性、通気性、撥水性、耐水性がある不織 布、例えば、ポリオレフィン系機能性不織布である旭化成工業株式会社製のルク サー(商品名)が有効である。 この遮水透湿性シート(1) の裏面全域に具備させる吸湿シート(11)としては、 布団素材よりも吸水性の高い和紙(J) を採用しており、前記遮水透湿性シート(1 ) の裏面に和紙(J) を加熱溶着させると、前記遮水透湿性シート(1) と和紙(J) とから複合シートが構成される。
【0020】 このシートから、図2に示すような、外面が遮水透湿性シート(1) で内面が和 紙(J) からなる収納袋を製造すると、結露により生じた水滴(W) は、遮水透湿性 シート(1) の表面で遮断されるとともに乾燥した空気(a) が収納袋内に出入りす ることから収納袋内部の通気性が確保される。 又、収納袋外部の湿度が上昇し、湿気(S) が収納袋内に入り込んで来ても、該 湿気(S) はシートの内面を構成する和紙(J) に吸湿される。よって、収納袋の外 部の湿度が高くなっても内部に収納されている布団等の被収納物(2) が湿ってそ の品質が低下するという心配はない。
【0021】 又、吸湿シート(11)としては、和紙以外に、吸水性の高いアクリル系不織布を 採用しても良く、この場合、例えば、東レ社製のサミーナ(商品名)が有効であ る。 図3に示す第2実施例のものは請求項3の考案に対応するものであり、前記第 1実施例と同様に遮水透湿性シート(1) により布団袋を構成するとともに、同じ 素材で上方開放のポケット部(10)を形成し、該ポケット部(10)を布団袋の内面所 定位置に取付けるとともに該ポケット部(10)内に除湿剤(D) を収容したものであ る。
【0022】 この除湿剤(D) としては、大きな吸湿容量で且熱風又は天日乾燥で再生可能な 乾燥剤、例えば、日本合成化学社製のデシコ(商品名)が採用可能である。この ものでは、収納袋内の湿気(S) はすべて、ポケット部(10)を透過して該除湿剤(D ) に吸湿されることとなるから、収納袋内には湿気がこもることがない。 又、万一、該除湿剤(D) の吸湿容量が100 %近くになり、吸収した水分が除湿 剤(D) の外部にしみ出したとしても、ポケット部(10)を構成しているシートは、 の非通水性の水透湿性シート(1) であるから、ポケット部(10)から水分が収納袋 内へ漏れ出ることはない。除湿剤(D) の吸湿容量を満たせば、ポケット部(10)の 開放部から該除湿剤(D) を取出して、ドライヤー等の熱風又は天日乾燥により再 生させれば繰り返し使用できる。
【0023】 上記各実施例では、布団や座蒲団等の寝具類の収納袋に実施した場合を説明し たが、前記第1実施例で詳述したような遮水透湿性シート(1) と吸湿シート(11) からなるシートで、図4に示すようなスーツやドレス等の衣服カバー(3) を構成 しても同様に衣服等を水滴や湿気から保護することに有効である。 又、水透湿性シート(1) で構成した衣服カバー(3) の内面に、第2実施例のよ うに、ポケット部(10)を具備させるとともに該ポケット部(10)内に除湿剤(D) を 収容させても同様な機能を発揮させることができる。
【0024】 さらに、ポケット部(10)を具備させるものにおいては、その内部に除湿剤(D) の他、防虫剤や芳香剤を収容することも可能であり、この場合、防湿、防虫、防 臭機能を発揮させることができる。 尚、遮水透湿性シート(1) の表面からの水滴の侵入防止を一層確実にするには 、遮水透湿性シート(1) の表面にフッ素樹脂製の多孔質な発水層を形成すること が考えられる。この発水層と遮水透湿性シート(1) との両方によって水の侵入が 防止できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部切り欠き斜視図。
【図2】収納袋の断面図。
【図3】第2実施例の説明図。
【図4】他の実施例の説明図。
【符号の説明】
(1) ・・・遮水透湿性シート (10)・・・ポケット部 (11)・・・吸湿シート (2)・・・被収納物

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類や寝具類等の被収納物(2) を収納す
    る収納袋において、通気性を有し且非通水性の遮水透湿
    性シート(1) から構成した収納袋。
  2. 【請求項2】 衣類や寝具類等の被収納物(2) を収納す
    る収納袋において、収納袋を、通気性を有し且非通水性
    の遮水透湿性シート(1) から構成するとともに、その内
    面全域に、被収納物(2) よりも吸湿性の高い和紙又は不
    織布等からなる吸湿シート(11)を設けた収納袋。
  3. 【請求項3】 衣類や寝具類等の被収納物(2) を収納す
    る収納袋において、収納袋を、通気性を有し且非通水性
    の遮水透湿性シート(1) から構成するとともに、該収納
    袋の内面に、前記遮水透湿性シート(1) からなるポケッ
    ト部(10)を設け、該ポケット部(10)に除湿剤を収容させ
    た収納袋。
JP4764792U 1992-04-06 1992-07-08 収納袋 Pending JPH0594138U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4764792U JPH0594138U (ja) 1992-04-06 1992-07-08 収納袋

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2068792 1992-04-06
JP4-20687 1992-04-06
JP4764792U JPH0594138U (ja) 1992-04-06 1992-07-08 収納袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594138U true JPH0594138U (ja) 1993-12-21

Family

ID=26357660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4764792U Pending JPH0594138U (ja) 1992-04-06 1992-07-08 収納袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0594138U (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS428193Y1 (ja) * 1965-07-20 1967-04-26
JPS51140492A (en) * 1975-05-30 1976-12-03 Hitachi Ltd Method of fabricating complementary insulating gate semiconductor inte grated circuit device
JPS5230733A (en) * 1975-09-05 1977-03-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Electron beam welding process
JPS5382310A (en) * 1976-12-28 1978-07-20 Nec Corp Buffer controlling system

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS428193Y1 (ja) * 1965-07-20 1967-04-26
JPS51140492A (en) * 1975-05-30 1976-12-03 Hitachi Ltd Method of fabricating complementary insulating gate semiconductor inte grated circuit device
JPS5230733A (en) * 1975-09-05 1977-03-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Electron beam welding process
JPS5382310A (en) * 1976-12-28 1978-07-20 Nec Corp Buffer controlling system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5092008A (en) Absorbent sheet like mat
JP2005528529A5 (ja)
JP6433787B2 (ja) アイロン台カバー
JP2004528086A (ja) 吸収および脱着装置
JPH0594138U (ja) 収納袋
JP2000202011A (ja) 消臭除湿シ―ト
JPH0626647B2 (ja) 除湿器
JP3064497U (ja) 収納容器
JP3043160U (ja) 遺体保護材及びこの遺体保護材を有する棺
CN213096193U (zh) 一种防水隔离衣
JP3094699U (ja) 液体吸収マット
JP6647744B1 (ja) ハンカチ
CN217806214U (zh) 一种自立式除湿袋
JP3066881U (ja) 除湿マット付き枕カバ―
CN212528975U (zh) 一种抑菌防辐射的涤纶布
JP3050871U (ja) 使い捨て、靴底汗吸収シート
JP3038460U (ja) 手袋および靴下
JPH0313245Y2 (ja)
KR200460317Y1 (ko) 매트리스 포켓스프링용 포켓구조
JP3076077U (ja)
JP3096096U (ja) 乾燥具
JPH10180030A (ja) 除湿剤
JP2022115674A (ja) 乾燥具
KR100355477B1 (ko) 탈습·탈취구
JPH11289896A (ja) 吸熱マット