JP3038460U - 手袋および靴下 - Google Patents

手袋および靴下

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JP3038460U
JP3038460U JP1996012076U JP1207696U JP3038460U JP 3038460 U JP3038460 U JP 3038460U JP 1996012076 U JP1996012076 U JP 1996012076U JP 1207696 U JP1207696 U JP 1207696U JP 3038460 U JP3038460 U JP 3038460U
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water
layer
skin
absorbent
fiber
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JP1996012076U
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Inventor
憲伸 山崎
Original Assignee
大法紡績有限会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手袋や靴下の内部の湿度をより適切なものと
すること 【解決手段】手袋10は、ポリプロピレンの編布の内層
12と絹の編布の外層14との2層構造である。肌に接
する内側に非吸水性繊維(ポリプロピレン)の内層12
を設け、その外側に吸水性繊維(絹)の外層14を設け
て2層構造としている。この手袋10では、内層12の
ポリプロピレンは水分を含んだり保持することはない
が、外層14の絹が汗や外気に由来する水分を吸水す
る。しかし、外装14と皮膚とが直接接触しないから、
外層14が水分を吸収しすぎて皮膚が乾燥しすぎること
はない。よって、この手袋10を使用すれば、皮膚が乾
燥しすぎて肌荒れを招くこともない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、手袋および靴下に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、手袋や靴下では、防寒性を高めるために二層構造としたものがある。こ うした二層の手袋や靴下では、内側の層すなわち肌に接する層に綿やウール等の 天然繊維を使用し、外側の層には防水性あるいは撥水性を有する合成繊維を使用 していた。 り、外装は非吸水性であるから濡れにも強く防寒性も優れていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところでこのような二層構造とすると、肌に接するのは天然繊維であるのでい わゆる肌に優しいものとなるのではあるが、内側の層の吸水性がよいために、手 や足の皮膚の水分が過剰に吸い取られて、皮膚が乾燥しすぎるおそれがあった。
【0004】 本考案は、皮膚の湿度を適切にできる手袋や靴下を提供することを目的として いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の手袋は、外側に吸水性 繊維の層を設け、内側に非吸水性繊維の層を設けて二層構造としている。 この手袋では、外側の吸水性繊維の層と皮膚との間に、非吸水性繊維の層が存 在するので、皮膚と吸水性繊維の層とが直接接触することはない。そのため、吸 水性繊維の層が皮膚の水分を吸収しすぎることはなく、皮膚が乾燥しすぎること もない。よってこの手袋を使用すれば手の皮膚の湿度を適切なものとできる 天然繊維は一般に吸水性繊維であるので、請求項2記載のように、吸水性繊維 として天然繊維を用いることができる。具体的な例としては、請求項3記載の綿 または絹が挙げられる。
【0006】 一方、合成繊維は一般に非吸水性繊維であるので、請求項4記載のように、非 吸水性繊維として合成繊維を用いることができる。具体的な例としては、請求項 5記載のポリプロピレンが挙げられる。 そして、請求項6記載のように、非吸水性繊維の層の厚さは吸水性繊維の層の 厚さの0.5〜1とするのが適当である。
【0007】 請求項7記載の靴下は、外側に吸水性繊維の層を設け、内側に非吸水性繊維の 層を設けて二層構造としている。この靴下は、上述の請求項1記載の手袋と同様 の構造であり、同様の効果を発揮する。 また、請求項8記載のように吸水性繊維としては天然繊維を使用でき、具体的 には、請求項9記載の綿または絹が例示される。さらに、請求項10記載のよう に、非吸水性繊維としては合成繊維を使用でき、請求項11記載のポリプロピレ ンが例示される。
【0008】 そして、請求項12記載のように、非吸水性繊維の層の厚さは吸水性繊維の層 の厚さの0.5〜1とするのが適当である。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施例を図面を参照して説明することにより、考案の実施の形 態を具体的に説明する。
【0010】
【実施例1】 図1に示すように、本実施例の手袋10の外観は公知のものと変わるところは ない。しかし、手袋10の断面構造は、内層12と外装14の2層構造になって いる。詳しくは、内層12はポリプロピレンの編布、外層14は絹の編布である 。つまり、肌に接する内側に非吸水性繊維(ポリプロピレン)の内層12を設け 、その外側に吸水性繊維(絹)の外層14を設けて二層構造としている。
【0011】 この手袋10では、内層12のポリプロピレンは水分を含んだり保持すること はないので、発汗による水分は内層12を速やかに通過して外層14に達する。 この内層12を通過した水分は、外層14によって吸収される。 この手袋10では、吸水性繊維の外層14と皮膚との間に、非吸水性繊維の内 層12が存在するので、皮膚と吸水性繊維の外層14とが直接接触することはな い。そのため、吸水性繊維の外層14が皮膚の水分を吸収しすぎることはなく、 皮膚が乾燥しすぎることもない。よってこの手袋10を使用すれば手の皮膚の湿 度を適切なものとできる
【0012】
【実施例2】 図2に示すように、本実施例の靴下20の外観は公知のものと変わるところは ない。しかし、靴下20の断面構造は、内層22と外装24の2層構造になって いる。詳しくは、内層22はポリエステルの編布、外層24は綿の編布である。 つまり、肌に接する内側に非吸水性繊維(ポリエステル)の内層22を設け、そ の外側に吸水性繊維(綿)の外層24を設けて二層構造としている。
【0013】 この靴下20では、吸水性繊維の外層24と皮膚との間に、非吸水性繊維の内 層22が存在するので、皮膚と吸水性繊維の外層24とが直接接触することはな い。そのため、吸水性繊維の外層24が皮膚の水分を吸収しすぎることはなく、 皮膚が乾燥しすぎることもない。よってこの靴下20を使用すれば手の皮膚の湿 度を適切なものとできる 以上、二つの実施例に従って、本考案の実施の形態について説明したが、本考 案はこのような実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範 囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1ないし6記載の手袋および請求項7ないし12 記載の靴下を使用すれば、その内部の皮膚が乾燥しすぎることはなく、乾燥のし すぎによる肌荒れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の手袋の構造を説明する一部切断図で
ある。
【図2】 実施例の靴下の構造を説明する一部切断図で
ある。
【符号の説明】
10・・・手袋、 12・・・内層(非吸水性繊維の層)、 14・・・外層(吸水性繊維の層)、 20・・・靴下、 22・・・内層(非吸水性繊維の層)、 24・・・外層(吸水性繊維の層)。

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に吸水性繊維の層を設け、内側に非
    吸水性繊維の層を設けて二層構造としたことを特徴とす
    る手袋。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手袋において、 前記吸水性繊維は天然繊維であることを特徴とする手
    袋。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の手袋において、 前記天然繊維は綿または絹であることを特徴とする手
    袋。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の手袋において、 前記非吸水性繊維は合成繊維であることを特徴とする手
    袋。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の手袋において、 前記合成繊維はポリプロピレンまたはポリ塩化ビニルで
    あることを特徴とする手袋。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5記載の手袋において、
    前記非吸水性繊維の層の厚さは前記吸水性繊維の層の厚
    さの0.5〜1であることを特徴とする手袋。
  7. 【請求項7】 外側に吸水性繊維の層を設け、内側に非
    吸水性繊維の層を設けて二層構造としたことを特徴とす
    る靴下。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の靴下において、 前記吸水性繊維は天然繊維であることを特徴とする靴
    下。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の靴下において、 前記天然繊維は綿または絹であることを特徴とする靴
    下。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の靴下において、 前記非吸水性繊維は合成繊維であることを特徴とする靴
    下。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の靴下において、 前記合成繊維はポリプロピレンまたはポリ塩化ビニルで
    あることを特徴とする靴下。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし11記載の靴下におい
    て、前記非吸水性繊維の層の厚さは前記吸水性繊維の層
    の厚さの0.5〜1であることを特徴とする靴下。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004041011A1 (ja) * 2002-11-06 2004-05-21 Du Pont-Toray Company, Ltd. 繊維製手袋
US9913502B2 (en) 2015-05-25 2018-03-13 Towa Corporation Co., Ltd. Glove base and glove

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WO2004041011A1 (ja) * 2002-11-06 2004-05-21 Du Pont-Toray Company, Ltd. 繊維製手袋
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