JPH05938Y2 - - Google Patents
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- JPH05938Y2 JPH05938Y2 JP1987177970U JP17797087U JPH05938Y2 JP H05938 Y2 JPH05938 Y2 JP H05938Y2 JP 1987177970 U JP1987177970 U JP 1987177970U JP 17797087 U JP17797087 U JP 17797087U JP H05938 Y2 JPH05938 Y2 JP H05938Y2
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、薬液の含有状態に応じて機能するイ
ンジケーターの改良構成に関する。
ンジケーターの改良構成に関する。
[従来の技術]
従来のインジケーターの構成例を第10図に示
す。この従来インジケーター11は、薬液透過性
材からなる基板材12と、この基板材12の表面
13上に薬液透過性で光に対し低屈折率性材の塗
装法による表層14と、表面13上に形成された
表層14により埋設された表示部15とからな
る。なお、17は基板材12の裏面上に積層され
た薬液不透過性の材料からなるカバー材である。
また含浸された薬液16は基板材12さらには表
層14中に及んで、この表層14を透明化する。
この結果、外観上、このインジケーター11の表
面には表示部15及び表面13色が露呈される。
す。この従来インジケーター11は、薬液透過性
材からなる基板材12と、この基板材12の表面
13上に薬液透過性で光に対し低屈折率性材の塗
装法による表層14と、表面13上に形成された
表層14により埋設された表示部15とからな
る。なお、17は基板材12の裏面上に積層され
た薬液不透過性の材料からなるカバー材である。
また含浸された薬液16は基板材12さらには表
層14中に及んで、この表層14を透明化する。
この結果、外観上、このインジケーター11の表
面には表示部15及び表面13色が露呈される。
[考案が解決しようとする問題点]
この従来インジケーター11での表示機能は、
含有薬液16の揮散に応じて表層14を不透明化
し、その表面14面を露呈させて表示部15及び
表面13色を隠蔽することによつて発揮される
が、含有薬液16の揮散状態は、インジケーター
11の隅部及びその周縁部付近からより早く消失
して、その中央部での揮散消失が遅くなる傾向を
示す。この結果、含有薬液の揮散過程に於いて
は、第11図に示すように、区分線18による薬
液揮散領域19と薬液消失領域20とにより表示
部15と表面13色とがマダラに露呈されること
になる。
含有薬液16の揮散に応じて表層14を不透明化
し、その表面14面を露呈させて表示部15及び
表面13色を隠蔽することによつて発揮される
が、含有薬液16の揮散状態は、インジケーター
11の隅部及びその周縁部付近からより早く消失
して、その中央部での揮散消失が遅くなる傾向を
示す。この結果、含有薬液の揮散過程に於いて
は、第11図に示すように、区分線18による薬
液揮散領域19と薬液消失領域20とにより表示
部15と表面13色とがマダラに露呈されること
になる。
このような現象は、基板材12面の全面上に塗
布状の表層14の存在により含有薬液の揮散が阻
害され、含有薬液の揮散がインジケーター11の
周縁部付近に偏ること、また塗装の際に生じる表
層14表面の不均一状態に起因するするものと考
えられる。
布状の表層14の存在により含有薬液の揮散が阻
害され、含有薬液の揮散がインジケーター11の
周縁部付近に偏ること、また塗装の際に生じる表
層14表面の不均一状態に起因するするものと考
えられる。
本考案の目的は、上記した従来インジケーター
での欠点を解消し、その表示面上に表された表示
部が期間終了時に均一な状態で露出される薬液含
有インジケーターを提供することにある。
での欠点を解消し、その表示面上に表された表示
部が期間終了時に均一な状態で露出される薬液含
有インジケーターを提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
上記の目的を達成するため、本考案は薬液含有
インジケーターにつき、次の構成とした。
インジケーターにつき、次の構成とした。
即ち、薬液透過性材からなる基板材と、この基
板材面に対し部分的に積層された薬液透過性で光
に対し低屈折率の材料による表示部とからなるシ
ート材中に常温揮散性の薬液が含有されてなる構
成を特徴とする。
板材面に対し部分的に積層された薬液透過性で光
に対し低屈折率の材料による表示部とからなるシ
ート材中に常温揮散性の薬液が含有されてなる構
成を特徴とする。
上記した本考案の構成特徴に於いて、前記基板
材の薬液透過性材としては、板紙並びに合成繊維
混抄紙を含む紙材のほか、不織布、フエルト状織
物、無機繊維など、含有される薬液に対し不活性
でその薬液を保持すると共にそれの揮散に応じて
順次前記表示部中にまで含有薬液を移行させ得る
性状のものが採用される。また前記表示部を形成
する材料については、例えば無定形シリカ、カオ
リン、炭酸カルシウムなどの無機材又はパルプ粉
末などの有機材の着色剤に適当な結合剤を混入し
たものを使用することができる。なお、上記の結
合剤としては、酢酸ビニル、EVA、NBR、アク
リル系その他のラテツクスを適用することができ
る。この表示部の形成には例えばシルクスクリー
ン印刷等の印刷法によることができる。また前記
の含有薬液としては、例えば、揮散ガスについて
防虫剤として機能する、O−(2,2−ジクロロ
ビニル)−O,O−ジメチルホスフエイト、4−
メチル−4−ヘプテン−1−イン−3−イル d
−シス、トランスクリサンテマート、2,3,
4,5,6−ペンタフルオロベンジル、2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロロエテニル)−シ
クロプロパン−1−カルボキシレートなどを成分
として単一又は混合系で用いることができ、その
含浸は、浸漬法等一般的な方法によることができ
る。
材の薬液透過性材としては、板紙並びに合成繊維
混抄紙を含む紙材のほか、不織布、フエルト状織
物、無機繊維など、含有される薬液に対し不活性
でその薬液を保持すると共にそれの揮散に応じて
順次前記表示部中にまで含有薬液を移行させ得る
性状のものが採用される。また前記表示部を形成
する材料については、例えば無定形シリカ、カオ
リン、炭酸カルシウムなどの無機材又はパルプ粉
末などの有機材の着色剤に適当な結合剤を混入し
たものを使用することができる。なお、上記の結
合剤としては、酢酸ビニル、EVA、NBR、アク
リル系その他のラテツクスを適用することができ
る。この表示部の形成には例えばシルクスクリー
ン印刷等の印刷法によることができる。また前記
の含有薬液としては、例えば、揮散ガスについて
防虫剤として機能する、O−(2,2−ジクロロ
ビニル)−O,O−ジメチルホスフエイト、4−
メチル−4−ヘプテン−1−イン−3−イル d
−シス、トランスクリサンテマート、2,3,
4,5,6−ペンタフルオロベンジル、2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロロエテニル)−シ
クロプロパン−1−カルボキシレートなどを成分
として単一又は混合系で用いることができ、その
含浸は、浸漬法等一般的な方法によることができ
る。
[作用]
本考案では次のような作用が発揮される。つま
り、基板材はその薬液透過性に基づいて、含有薬
液を保持し、その薬液の移動を自在にさせ得る。
また表示部はその薬液透過性により薬液を保持す
ることができると共に、その光に対する低屈折率
から薬液の保持に際し透明化される。また表示部
の周辺部の基板材面からの含有薬液の揮散の促進
を図り、設定期間終了前に於ける表示部中での含
有薬液の残留を排除することによつて、その時期
の表示部での露呈状態の均一化を図ることができ
る。またさらに例えば防虫薬液が含有される場合
防虫材として作用させることができる。
り、基板材はその薬液透過性に基づいて、含有薬
液を保持し、その薬液の移動を自在にさせ得る。
また表示部はその薬液透過性により薬液を保持す
ることができると共に、その光に対する低屈折率
から薬液の保持に際し透明化される。また表示部
の周辺部の基板材面からの含有薬液の揮散の促進
を図り、設定期間終了前に於ける表示部中での含
有薬液の残留を排除することによつて、その時期
の表示部での露呈状態の均一化を図ることができ
る。またさらに例えば防虫薬液が含有される場合
防虫材として作用させることができる。
[実施例]
本考案の実施例での薬液含有インジケーター1
を第1図及び第2図に示す。このインジケーター
1は、基板材2の一片面3上に文字形状の表示部
4を積層して有する。図示するように、このよう
な文字形で一定の意味を表現することもできる。
を第1図及び第2図に示す。このインジケーター
1は、基板材2の一片面3上に文字形状の表示部
4を積層して有する。図示するように、このよう
な文字形で一定の意味を表現することもできる。
また本考案では、第3図に示すように、基板材
2の他片面上にポリエチレンなど薬液不透過性材
のカバー材6を積層した薬液含有インジケーター
1aの構成であつても良い。この構成の場合に
は、特に含有薬液の揮散面を一片面にのみ限定す
るものである。
2の他片面上にポリエチレンなど薬液不透過性材
のカバー材6を積層した薬液含有インジケーター
1aの構成であつても良い。この構成の場合に
は、特に含有薬液の揮散面を一片面にのみ限定す
るものである。
このような本考案の薬液含有インジケーターに
於いて、その表示面では、第3図乃至第5図に示
すような現象が生ずるものと考えられる。つま
り、第3図に示す使用開始直後では、含有薬液が
基板材2中から表示部4中へと浸透してその表示
部4を透明化する。この結果、表示面では基板材
面3の着色のみが露呈している。またこの時点で
は含有薬液5の揮散は面3について平均して生じ
る。また第4図に示すように、揮散により含有薬
液5の量がある程度減少してくると、今度は含有
薬液5は基板材面3について、揮散し易い表示部
4が積層されない部分に集中して表示部4への供
給量が少なくなる。この状態が続くと、第5図の
ように、表示部4への含有薬液5の供給が止ま
り、さらには表示部4中に残留する含有薬液5が
揮散消失すると、表示部4は不透明化する。この
ような作用は、各表示部4の全体について同時に
生じるから、このインジケーター1aの表示面で
は第6図に示すような形態で、各表示部4が均一
な状態で現出する。なお、図中、イ乃至ハは区分
線であり、αはその各区分線で囲まれた薬液揮散
領域であり、またβは薬液消失領域である。
於いて、その表示面では、第3図乃至第5図に示
すような現象が生ずるものと考えられる。つま
り、第3図に示す使用開始直後では、含有薬液が
基板材2中から表示部4中へと浸透してその表示
部4を透明化する。この結果、表示面では基板材
面3の着色のみが露呈している。またこの時点で
は含有薬液5の揮散は面3について平均して生じ
る。また第4図に示すように、揮散により含有薬
液5の量がある程度減少してくると、今度は含有
薬液5は基板材面3について、揮散し易い表示部
4が積層されない部分に集中して表示部4への供
給量が少なくなる。この状態が続くと、第5図の
ように、表示部4への含有薬液5の供給が止ま
り、さらには表示部4中に残留する含有薬液5が
揮散消失すると、表示部4は不透明化する。この
ような作用は、各表示部4の全体について同時に
生じるから、このインジケーター1aの表示面で
は第6図に示すような形態で、各表示部4が均一
な状態で現出する。なお、図中、イ乃至ハは区分
線であり、αはその各区分線で囲まれた薬液揮散
領域であり、またβは薬液消失領域である。
上記のように、各表示部4が不透明化され期間
終了の表示が現出した時点に於いては、なおも他
の基板材面3部分では含有薬液の揮散状態が続い
ている。従つて、使用期間中、含有薬液5の十分
な揮散状態が保持される。
終了の表示が現出した時点に於いては、なおも他
の基板材面3部分では含有薬液の揮散状態が続い
ている。従つて、使用期間中、含有薬液5の十分
な揮散状態が保持される。
また本考案では、第7図に示すように、基板材
2の両面3,3′上に表示部4を部分的に積層し
た薬液含有インジケーター1bの構成とすること
ができるし、また第8図に示すように、カバー材
6を介して基板材2,2を積層し、これらの各基
板材の片面上に表示部4を夫々部分的に積層した
薬液含有インジケーター1cの構成とすることも
できる。これらの薬液含有インジケーター1a及
び1bについても上記同様の作用、効果が発揮さ
れる。
2の両面3,3′上に表示部4を部分的に積層し
た薬液含有インジケーター1bの構成とすること
ができるし、また第8図に示すように、カバー材
6を介して基板材2,2を積層し、これらの各基
板材の片面上に表示部4を夫々部分的に積層した
薬液含有インジケーター1cの構成とすることも
できる。これらの薬液含有インジケーター1a及
び1bについても上記同様の作用、効果が発揮さ
れる。
<試験例>
赤色に着色した構成繊維からなる矩形状の不
織布(縦3cm、横15cm、厚510μm)を基板材2
として、その一片面上に次のような処方により
表示部4を積層した。なお、表示部4の形状は
第1図及び第2図に示す如くである。
織布(縦3cm、横15cm、厚510μm)を基板材2
として、その一片面上に次のような処方により
表示部4を積層した。なお、表示部4の形状は
第1図及び第2図に示す如くである。
(a) 塗料処方
顔料(合成シリカ) 14重量%
結合剤(アクリルラテツクス) 14〃
水 67〃
その他 5〃
(b) シルクスクリーン印刷条件
版メツシユ 200メツシユ
乾燥条件 30℃送風乾燥
次いで、上記の処方でシルクスクリーン印刷し
て得られたシート材に対し、防虫剤である薬液
(4−メチル−4−ヘプテン−1イン−3−イル
d−シス、トランスクリサンテマート)を153
mg秤量して含浸させた。なお、この場合、バーコ
ーダーを用いた。
て得られたシート材に対し、防虫剤である薬液
(4−メチル−4−ヘプテン−1イン−3−イル
d−シス、トランスクリサンテマート)を153
mg秤量して含浸させた。なお、この場合、バーコ
ーダーを用いた。
このようにして得られた薬液含有インジケータ
ーを第9図に示すように、表示面に対応して開口
部9を有するポリプロピレン製の収納ケース7の
収納室8内に収容した。
ーを第9図に示すように、表示面に対応して開口
部9を有するポリプロピレン製の収納ケース7の
収納室8内に収容した。
この収納体を冬季から夏季(平均気温7.8〜28
℃)の期間鋼鈑製ロツカー(170×30×50cm)内
に装置した。この結果、約180日で表示変化が確
認され、このときの変化状態は各表示部4につい
て極めて平均的であつた。なお、揮散量は92.7mg
であり、期間中の薬液の揮散による防虫効果も極
めて有効なものであつた。
℃)の期間鋼鈑製ロツカー(170×30×50cm)内
に装置した。この結果、約180日で表示変化が確
認され、このときの変化状態は各表示部4につい
て極めて平均的であつた。なお、揮散量は92.7mg
であり、期間中の薬液の揮散による防虫効果も極
めて有効なものであつた。
また上記した実施例に於いては、薬液として防
虫剤を用いたものを示したが、薬液として、その
他液状香料など多くの種類のものを適用すること
ができる。
虫剤を用いたものを示したが、薬液として、その
他液状香料など多くの種類のものを適用すること
ができる。
[考案の効果]
上述したように、本考案に係る薬液含有インジ
ケーターによれば、表示部が平均的な状態でほぼ
同時に現出され、しかもその表示部の現出時点に
於いてもなお十分な含有薬液の揮散状態が維持さ
れていることから、使用期間の終了時点を見誤る
ことがなく、その揮散による薬効が十分に発揮す
る状態で使用することが可能となる。
ケーターによれば、表示部が平均的な状態でほぼ
同時に現出され、しかもその表示部の現出時点に
於いてもなお十分な含有薬液の揮散状態が維持さ
れていることから、使用期間の終了時点を見誤る
ことがなく、その揮散による薬効が十分に発揮す
る状態で使用することが可能となる。
第1図……本考案に係る実施例での薬液含有イ
ンジケーターのA−A縦断面図、第2図……同実
施例での平面図、第3図……同他の実施例での説
明的B−B縦断面図、第4図……同実施例での説
明的B−B縦断面図、第5図……同実施例での説
明的B−B縦断面図、第6図……同実施例での平
面図、第7図……同他の実施例での縦断面図、第
8図……同実施例での縦断面図、第9図……同応
用例での部分縦断面斜視図、第10図……従来例
を示すC−C縦断面図、第11図……同平面図。 図面符号の説明、1,1a,1b,1c……薬
液含有インジケーター、2……基板材、3……基
板材面、4……表示部、5……含有薬液。
ンジケーターのA−A縦断面図、第2図……同実
施例での平面図、第3図……同他の実施例での説
明的B−B縦断面図、第4図……同実施例での説
明的B−B縦断面図、第5図……同実施例での説
明的B−B縦断面図、第6図……同実施例での平
面図、第7図……同他の実施例での縦断面図、第
8図……同実施例での縦断面図、第9図……同応
用例での部分縦断面斜視図、第10図……従来例
を示すC−C縦断面図、第11図……同平面図。 図面符号の説明、1,1a,1b,1c……薬
液含有インジケーター、2……基板材、3……基
板材面、4……表示部、5……含有薬液。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 薬液透過性材からなる基板材と、この基板材
面に対し部分的に積層された薬液透過性で光に
対し低屈折率の材料による表示部とからなるシ
ート材中に常温揮散性の薬液が含有されてなる
構成を特徴とする薬液含有インジケーター。 (2) 前記表示部が任意の記号の形状に形成されて
なる場合の実用新案登録請求の範囲第1項に記
載の薬液含有インジケーター。 (3) 前記基板材の表示部を積層しない一片面上に
薬液不透過性のカバー材が積層されてなる場合
の実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に
記載の薬液含有インジケーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987177970U JPH05938Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987177970U JPH05938Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0181677U JPH0181677U (ja) | 1989-05-31 |
JPH05938Y2 true JPH05938Y2 (ja) | 1993-01-12 |
Family
ID=31469612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987177970U Expired - Lifetime JPH05938Y2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05938Y2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008076607A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 期間表示器 |
JP2008100932A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Mishima Paper Co Ltd | 虫除けシート |
JP2010084278A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Daio Paper Corp | 含浸紙及びインジケーター台紙 |
JP2010197815A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Daio Paper Corp | インジケーター台紙 |
JP2014014345A (ja) * | 2012-06-16 | 2014-01-30 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 薬剤揮散具 |
-
1987
- 1987-11-20 JP JP1987177970U patent/JPH05938Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008076607A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 期間表示器 |
JP2008100932A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Mishima Paper Co Ltd | 虫除けシート |
JP2010084278A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Daio Paper Corp | 含浸紙及びインジケーター台紙 |
JP2010197815A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Daio Paper Corp | インジケーター台紙 |
JP2014014345A (ja) * | 2012-06-16 | 2014-01-30 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 薬剤揮散具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0181677U (ja) | 1989-05-31 |
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