JPH0593219U - バックル - Google Patents
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- JPH0593219U JPH0593219U JP4063992U JP4063992U JPH0593219U JP H0593219 U JPH0593219 U JP H0593219U JP 4063992 U JP4063992 U JP 4063992U JP 4063992 U JP4063992 U JP 4063992U JP H0593219 U JPH0593219 U JP H0593219U
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- female
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- engaging
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で、強固に係合し、係合の解除も
容易に可能であり、形状も小さくすることができる。 【構成】 ベルトの一端に取り付けられる雄部材10
と、ベルトの他端に取り付けられる雌部材12とを有す
る。雄部材10に被係合片14を形成し、雄部材10の
被係合片14が係合する係合部18が一端部に形成され
たL字形の爪部材16を、雌部材12に設ける。爪部材
16の角部近傍に、爪部材16を軸支した揺動軸20を
設ける。L字形の他端部の突出片22を雌部材12の中
心部に向かって配設し、突出片22とは反対側に操作部
24を形成し、揺動軸20の軸回りであって係合部18
が係合片14に係合する方向に突出片22を付勢したバ
ネ部材30を設ける。
容易に可能であり、形状も小さくすることができる。 【構成】 ベルトの一端に取り付けられる雄部材10
と、ベルトの他端に取り付けられる雌部材12とを有す
る。雄部材10に被係合片14を形成し、雄部材10の
被係合片14が係合する係合部18が一端部に形成され
たL字形の爪部材16を、雌部材12に設ける。爪部材
16の角部近傍に、爪部材16を軸支した揺動軸20を
設ける。L字形の他端部の突出片22を雌部材12の中
心部に向かって配設し、突出片22とは反対側に操作部
24を形成し、揺動軸20の軸回りであって係合部18
が係合片14に係合する方向に突出片22を付勢したバ
ネ部材30を設ける。
Description
【0001】
この考案は、ベルトの両端部を着脱自在に連結するバックルに関する。
【0002】
従来、ベルトの両端に設けられたバックルは、実開平2−19304号公報に 開示されているように、雄部材と雌部材とを有し、雄部材に一対の被係合片を設 け、雌部材に一対の係合部材を設け、雌部材の係合部材を互いに近付く方向に直 線的に摺動自在に設け、係合を解除可能にしたバックルがある。この係合部材は 、コイルバネで、互いに離間する方向に付勢され、係合を解除する際には、係合 部材を両側から押圧することにより、係合部材が被係合片から離れて係合が解除 されるものである。
【0003】 また、実開昭56−22018号公報や実開平2−33614号公報に開示さ れているように、上記係合部材が揺動自在に設けられ、係合部材の係合端を被係 合片から離れる方向に揺動させて係合を解除しているものもある。
【0004】
上記従来の技術の前者の場合、コイルスプリングの付勢力がそのまま係合部材 の位置を係合状態に維持しようとする力として働くものであり、より強固に係合 させたい場合は、コイルバネを強いものにしなければならず、スペース上バネの ストロークも十分に取れないので、操作性が悪いという問題があった。また、上 記従来の技術の後者の場合は、係合部材の揺動中心から、係合端までの間隔をベ ルトの長手方向に取っているので、バックルの長手方向の長さが長くなり、バッ クル自体の大きさが大きくなってしまうという欠点があった。
【0005】 この考案は、上記従来の技術に鑑みて成されたもので、簡単な構成で、係合力 が強く、係合の解除も容易に可能であり、形状も小さくすることができるバック ルを提供することを目的とする。
【0006】
この考案は、ベルトの一端に取り付けられる雄部材と、ベルトの他端に取り付 けられる雌部材とを有し、雄部材に被係合片を形成し、上記雄部材の被係合片が 係合する係合部が一端部に形成されたL字形の爪部材を雌部材に設け、L字形の 爪部材の角部近傍にこの爪部材を軸支した揺動軸を設け、L字形の他端部の突出 片を雌部材の中心部に向かって配設し、上記爪部材の突出片とは反対側に操作部 を形成し、上記揺動軸の軸回りであって上記係合部が係合片に係合する方向に突 出片を付勢したバネ部材を設けたバックルである。
【0007】 またこの考案は、上記爪部材と揺動軸を雌部材内で各々一対づつ線対称に設け 、雌部材の中心部にC字状のバネ部材とこのバネ部材を保持した保持部とを設け 、このバネ部材の両端部に上記各突出片が当接し、上記保持部に蓋部材を固定す る固定部材を設けたバックルである。
【0008】
この考案のバックルは、L字形の爪部材によりバネ部材の付勢点から揺動軸ま での間隔をベルトの長手方向と直交する方向に取ることができ、バックルの長さ を短くすることができ、係合を維持させるためのモーメントも相対的に十分な長 さに取ることができるものである。
【0009】
以下この考案の実施例について図面に基づいて説明する。この実施例のバック ルは、図示しないベルトの一端に取り付けられる雄部材10と、そのベルトの他 端に取り付けられる雌部材12とを有し、雄部材10には一対の被係合片14が 形成され、雌部材12にはL字形の一対の爪部材16が取り付けられている。各 爪部材16には、雄部材10の各被係合片14が係合する一対の係合部18が、 L字の一端部側に形成され、L字形の爪部材16の角部よりわずかに係合部18 寄りに、爪部材16を軸支する揺動軸20が各々設けられている。
【0010】 各爪部材16には、係合部18と直交する方向に突出片22が各々に形成され 、各突出片22が互いに対向して雌部材12内に配設されている。従って、各突 出片22はベルトの長手方向と直交する方向に雌部材12内で伸びている。さら に、揺動軸20から突出片22までの距離は、揺動軸20から係合部18の先端 部までの距離より長く形成されている。また、各爪部材16には、突出片22と は反対側に、凸状の操作部24が形成され、操作部24の突出片22寄りの角部 がさらに外側に膨らんで膨出部26が形成されている。
【0011】 突出片22の先端部には、この突出片22をベルトの長手方向に付勢したバネ 部材30が所定の付勢力で当接している。バネ部材30は、C字状に形成され、 雌部材12に一体に形成された保持部32の溝34に、その中心部が嵌め込まれ て固定され、両端部が各突出片22の先端を、各々係合部18とは反対の方向に 付勢している。
【0012】 雄部材10及び雌部材12には、各々ベルトの端部が挿通されて固定される取 付部36、38が一体に形成されている。さらに、雌部材12には、雄部材10 の被係合片14が挿入可能な幅の空間部を形成するための側壁部40、42が一 体に形成され、保持部32の高さも側壁部40、42の高さと等しく形成されて いる。保持部32の一端と側壁部40の両端には、透孔44が形成され、雌部材 12の表面を覆う蓋部材46の固定部材である固定片48が各透孔44に挿入さ れて蓋部材46が固定される。尚、この固定片48は、種々の固定部材を用いる ことができるものであり、例えば蓋部材とは別体のリベットでも良い。
【0013】 この実施例のバックルの使用方法は、雄部材10を雌部材12に装着した状態 で、図2に示すように、係合部18と被係合片14とが互いに係合し、ベルトの 長手方向に張力に対してベルトの両端を確実に連結している。次に、このバック ルの係合を解除する際には、各操作部24の膨出部26に指をかけて両側から中 心部に向かって押圧する様にすれば、突出片22がバネ部材30の付勢力に抗し てバネ部材30を押し、爪部材16の係合部18が被係合片14から離れるよう に回動し、バックルの係合は解除される。この時、操作部24の押圧方向は、バ ックルの中心部に向かって押圧するばかりでなくはなく、雄部材10と雌部材1 2とを引き離すように膨出部26に力を加えても、爪部材16には、係合部18 を被係合片14から離す方向のモーメントが与えられ、係合が解除される。従っ て、バックルの係合を解除する際には、バックルを保持して、膨出部26に指を 掛け、雄部材10と雌部材12とを引き離すようにしながら操作部24を押圧す れば良い。
【0014】 この実施例のバックルによれば、揺動可能に設けられた係合部18を係合方向 に付勢しているバネ部材30を、バックル中央部に配置し、付勢力を伝達する突 出片22を係合部18と直交する方向に延出させているので、バックルの長さを 短くすることができ、しかも、突出片22の長さを係合部18より長くしている ので、バネ部材30の付勢力が相対的に小さくても強い係合力が得られるもので ある。また、雌部材12の中央部に保持部32が形成され、保持部32の透孔4 4に蓋部材46の固定片48が嵌合しているので、雄部材10を挿入する開口部 が広がってしまうことがなく、変形や破壊が生じにくいものである。さらに、操 作部24を揺動軸20に向かって押圧してもバネ部材30は押圧されないので、 横方向に力に対して誤ってバックルが外れてしまうことがなく、バネのへたりも 生じにくい。
【0015】 尚、この考案のバックルは上記実施例に限定されるものではなく、爪部材やバ ネ部材の形状、及び係合部、被係合片の形態は適宜設定できるものである。
【0016】
この考案のバックルは、L字形の爪部材を雌部材に設け、L字形の爪部材の角 部近傍にこの爪部材を軸支した揺動軸を設け、L字形の他端部の突出片を雌部材 の中心部に向かって配設し、係合部材に係合方向の付勢力を与えるバネ部材をこ の突出片を介して設けたので、バックルの縦方向長を短くすることができ、バッ クル全体の大きさも小型にすることができるものである。さらに、バックルの係 合を解除する際には、操作部に加えられるベルト長手方向の力も係合解除方向の モーメントとなるので、雄部材と雌部材を引き離す様にしながら操作部を押圧す れば良く、比較的弱い押圧力でも係合部がバネ部材の付勢力に抗して離れ、自然 な操作で簡単に係合を解除することができる。
【0017】 また、雌部材の中心部に、C字状のバネ部材とこのバネ部材を保持した保持部 とを設け、バネ部材を保持する保持部に蓋部材を固定する固定部材を設けたので 、バネ部材を空いた空間部に無駄なく配置することができ、バックル形状の小型 化を図ることができるとともに、強度的にも強いものにすることができる。
【図1】この考案のバックルの一実施例の分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】この実施例のバックルの縦断面図である。
【図3】この実施例のバックルの斜視図である。
10 雄部材 12 雌部材 14 被係合片 16 爪部材 18 係合部 20 揺動軸 22 突出片 24 操作部 30 バネ部材 32 保持部 46 蓋部材 48 固定片
Claims (2)
- 【請求項1】 ベルトの一端に取り付けられる雄部材(1
0)と、ベルトの他端に取り付けられる雌部材(12)とを有
し、雄部材(10)に被係合片(14)を形成し、上記雄部材(1
0)の被係合片(14)が係合する係合部(18)が一端部に形成
されたL字形の爪部材(16)を雌部材(10)に設け、L字形
の爪部材(16)の角部近傍にこの爪部材(16)を軸支した揺
動軸(20)を設け、L字形の他端部の突出片(22)を雌部材
(10)の中心部に向かって配設し、上記爪部材(16)の突出
片(22)とは反対側に操作部(24)を形成し、上記揺動軸(2
0)の軸回りであって上記係合部(18)が被係合片(14)に係
合する方向に突出片(22)を付勢したバネ部材(30)を設け
たことを特徴とするバックル。 - 【請求項2】 上記雌部材(12)の表側を覆う蓋部材(46)
を設け、上記爪部材(16)と揺動軸(20)を雌部材(12)内で
各々一対づつ線対称に設け、C字状のバネ部材(30)とこ
のバネ部材(30)を保持した保持部(32)とを雌部材(12)の
中心部に設け、このバネ部材(30)の両端部に上記各突出
片(22)が当接し、上記保持部(32)に上記蓋部材(46)を固
定する固定部材(48)を設けたことを特徴とする請求項1
記載のバックル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063992U JPH0593219U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | バックル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4063992U JPH0593219U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | バックル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593219U true JPH0593219U (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=12586136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4063992U Pending JPH0593219U (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | バックル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593219U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006079A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Kyoei Die Casting Kk | 連結具 |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP4063992U patent/JPH0593219U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009006079A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Kyoei Die Casting Kk | 連結具 |
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