JPH0748088Y2 - バックル - Google Patents
バックルInfo
- Publication number
- JPH0748088Y2 JPH0748088Y2 JP12254487U JP12254487U JPH0748088Y2 JP H0748088 Y2 JPH0748088 Y2 JP H0748088Y2 JP 12254487 U JP12254487 U JP 12254487U JP 12254487 U JP12254487 U JP 12254487U JP H0748088 Y2 JPH0748088 Y2 JP H0748088Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- buckle
- hole
- female
- male
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は各種のベルトないしは、鞄、袋物等のショル
ダーバンドあるいは鞄、袋物等の蓋片の係止手段等とし
て利用されるバックルの改良に関し、より詳細にはバッ
クルを構成している雌具に設けられている操作頭部を単
にバックル雌具内に押し込むことにより雄具が解放動作
されるバックルの提供に関する。
ダーバンドあるいは鞄、袋物等の蓋片の係止手段等とし
て利用されるバックルの改良に関し、より詳細にはバッ
クルを構成している雌具に設けられている操作頭部を単
にバックル雌具内に押し込むことにより雄具が解放動作
されるバックルの提供に関する。
(従来技術) この種の偏平な容箱状をなす形状からなる雌具に対し雄
具を挿入し、雄具あるいは雌具に設けた弾性係合片等の
いずれかの弾性変形を利用しながら係脱操作をなすバッ
クル類には種々の構造のものがあった。
具を挿入し、雄具あるいは雌具に設けた弾性係合片等の
いずれかの弾性変形を利用しながら係脱操作をなすバッ
クル類には種々の構造のものがあった。
その従来例の典型的なバックルは第10図及び第11図で示
されるように雌具B′内に挿入される雄具A′の弾性変
形を利用しているものである。このバックルは、偏平な
筒体からなる雌具B′と、この雌具B′内に縮圧状に挿
入される一対の係合桿2、2を有する雄具A′からなる
ものであり、雌具B′は筒体1の両側に対称な割欠状の
窓穴3、3を有し、窓穴3の縁4が係止縁とされ、通例
雄具A′の挿入される側の反対側にベルト等の取付スリ
ット5が設けられており、前記筒体1の内壁面に雄具
A′の案内桿6の案内溝7を設けてある。
されるように雌具B′内に挿入される雄具A′の弾性変
形を利用しているものである。このバックルは、偏平な
筒体からなる雌具B′と、この雌具B′内に縮圧状に挿
入される一対の係合桿2、2を有する雄具A′からなる
ものであり、雌具B′は筒体1の両側に対称な割欠状の
窓穴3、3を有し、窓穴3の縁4が係止縁とされ、通例
雄具A′の挿入される側の反対側にベルト等の取付スリ
ット5が設けられており、前記筒体1の内壁面に雄具
A′の案内桿6の案内溝7を設けてある。
又、雄具A′は一対の係合桿2、2が案内桿6を挾むよ
うに同一平面上に設けられており、これらの桿2、6が
摘子フレーム部8で一体に連設されており、このフレー
ム部8にベルト等の捲回繋着部9が斜めのスリット10を
介して配置されている。そして係合桿2、2は相対向す
る側の外側に鉤部2aを有しており、この鉤部2aの基部側
の顎2bが前記窓穴3の縁4に係止する構成とされてい
る。
うに同一平面上に設けられており、これらの桿2、6が
摘子フレーム部8で一体に連設されており、このフレー
ム部8にベルト等の捲回繋着部9が斜めのスリット10を
介して配置されている。そして係合桿2、2は相対向す
る側の外側に鉤部2aを有しており、この鉤部2aの基部側
の顎2bが前記窓穴3の縁4に係止する構成とされてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) かゝる従前例においては雄具A′の係合桿2を雌具B′
の筒体1の内部に稍々内方に絞り込むようにして押し入
れることにより係合桿2が弾性変形しながら雌具B′内
に挿入され、次いで、この係合桿2を更に挿入すること
により該雌具B′の前記窓穴3より鉤部2aが外方に突き
出され、鍔部2bの顎が縁4に係止して両者が一体となる
構成とされている。従って、これら雄、雌具の解放をな
す際には雌具B′の筒体1を一方の手で把持し、他方の
手で雄具A′の係合桿2の鉤部2aを側方より夫々摘みこ
むように筒体1の内方に押し入れ、該鉤部2aの顎部2bを
窓穴3の縁4より解放する必要があった。
の筒体1の内部に稍々内方に絞り込むようにして押し入
れることにより係合桿2が弾性変形しながら雌具B′内
に挿入され、次いで、この係合桿2を更に挿入すること
により該雌具B′の前記窓穴3より鉤部2aが外方に突き
出され、鍔部2bの顎が縁4に係止して両者が一体となる
構成とされている。従って、これら雄、雌具の解放をな
す際には雌具B′の筒体1を一方の手で把持し、他方の
手で雄具A′の係合桿2の鉤部2aを側方より夫々摘みこ
むように筒体1の内方に押し入れ、該鉤部2aの顎部2bを
窓穴3の縁4より解放する必要があった。
この結果、バックルの解放操作には必ず両手が必要とさ
れることゝなり筒体1の内側に向けて係合桿2の鉤部2a
を押し入れると同時に鉤部2aを雄具A′の抜き出し方向
に向けて押し出すように操作する必要があった。このた
めバックルの解放が煩雑で難しく、特に操作能力に欠け
る幼児童による操作には不向きなバックルとされてい
た。又、緊急に解放が必要とされるように使用々途に向
けたバックル用としても不向きであった。
れることゝなり筒体1の内側に向けて係合桿2の鉤部2a
を押し入れると同時に鉤部2aを雄具A′の抜き出し方向
に向けて押し出すように操作する必要があった。このた
めバックルの解放が煩雑で難しく、特に操作能力に欠け
る幼児童による操作には不向きなバックルとされてい
た。又、緊急に解放が必要とされるように使用々途に向
けたバックル用としても不向きであった。
本考案に係るバックルは、かゝる従来バックルにおける
不都合を解消する目的をもって提案されたものでありバ
ックルを構成する雌具の面に設けられたロック解除用の
操作頭部を単にこのバックル雄具の筒内方向に押し込む
ことのみによる雌雄バックルの解放をなすことを目的と
している。
不都合を解消する目的をもって提案されたものでありバ
ックルを構成する雌具の面に設けられたロック解除用の
操作頭部を単にこのバックル雄具の筒内方向に押し込む
ことのみによる雌雄バックルの解放をなすことを目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るバックルは叙上における従来バックルの改
良に関するものであり、その構成を雄具A及び雌具Bと
で構成しており、雄具Aは板状をなしている挿入部11の
自由端部の側から、この雄具Aの挿入基部の側に向けて
割溝部12を設け、この割溝部12を介して一対の平行な挿
入脚片13、13を所謂偏平状に設けてあり、この挿入脚片
13、13の自由端部側の相対向する側に係合突部14を設け
て構成している。
良に関するものであり、その構成を雄具A及び雌具Bと
で構成しており、雄具Aは板状をなしている挿入部11の
自由端部の側から、この雄具Aの挿入基部の側に向けて
割溝部12を設け、この割溝部12を介して一対の平行な挿
入脚片13、13を所謂偏平状に設けてあり、この挿入脚片
13、13の自由端部側の相対向する側に係合突部14を設け
て構成している。
次いでバックルの他方を構成する雌具Bは前記雄具Aの
挿入部11が少なくとも装脱自在に嵌挿される挿入孔15を
有し、この挿入孔15を形成する雌具Bの天壁部16に操作
穴17を該挿入孔15に向けて窓状に構成している。又、該
雌具Bの底壁部18には前記の挿入脚片13の挿入方向に向
けた両側に一対の割溝19a、19aが設けられ、この割溝19
a、19aを連通する割溝19bを前記挿入孔15の内奥側であ
って前記挿入脚片13の挿入方向に直交するように設け、
この割溝19a、19bとをもって雌具Bの底壁部18に略状
の弾性片20を構成している。又この弾性片20には、その
自由端部の側から前記の天壁部16の操作穴17に向けて支
柱21を起立され、その上部に操作頭部22が該操作穴17の
部分に略位置づけられるように構成されている。更に、
前記の弾性片20の自由端部の側であって、しかも前記の
挿入脚片13、13の挿通方向の側にある前記支柱21の下部
両側には係合凸部23を設けて構成している。
挿入部11が少なくとも装脱自在に嵌挿される挿入孔15を
有し、この挿入孔15を形成する雌具Bの天壁部16に操作
穴17を該挿入孔15に向けて窓状に構成している。又、該
雌具Bの底壁部18には前記の挿入脚片13の挿入方向に向
けた両側に一対の割溝19a、19aが設けられ、この割溝19
a、19aを連通する割溝19bを前記挿入孔15の内奥側であ
って前記挿入脚片13の挿入方向に直交するように設け、
この割溝19a、19bとをもって雌具Bの底壁部18に略状
の弾性片20を構成している。又この弾性片20には、その
自由端部の側から前記の天壁部16の操作穴17に向けて支
柱21を起立され、その上部に操作頭部22が該操作穴17の
部分に略位置づけられるように構成されている。更に、
前記の弾性片20の自由端部の側であって、しかも前記の
挿入脚片13、13の挿通方向の側にある前記支柱21の下部
両側には係合凸部23を設けて構成している。
(作用) 本考案に係るバックルは叙上の構成よりして雄具Aの挿
入部11を雌具Bの挿入孔15に向けて嵌挿することにより
挿入部11の挿入脚片13、13は雌具Bの弾性片20に設けら
れている支柱21の両側を通過するように挿入孔15の内奥
に向けて挿し込まれる。そして挿入脚片13、13に設けら
れている係合突部14、14が弾性片20の凸部23を超えた位
置で挿入脚片13の突部14と弾性片20の凸部23とが係合状
態に置かれ、雌雄バックルが係合される。
入部11を雌具Bの挿入孔15に向けて嵌挿することにより
挿入部11の挿入脚片13、13は雌具Bの弾性片20に設けら
れている支柱21の両側を通過するように挿入孔15の内奥
に向けて挿し込まれる。そして挿入脚片13、13に設けら
れている係合突部14、14が弾性片20の凸部23を超えた位
置で挿入脚片13の突部14と弾性片20の凸部23とが係合状
態に置かれ、雌雄バックルが係合される。
次いで雌具Bにおける操作頭部22を雌具Bの内方に押し
込むことにより支柱21で連絡されている弾性片20が外方
(図示例では下方)に撓み出され、これによって係合凸
部23から雄具Aの挿入脚片13にある係合突部14が解放さ
れて雌雄バックルの係合が解かれる。
込むことにより支柱21で連絡されている弾性片20が外方
(図示例では下方)に撓み出され、これによって係合凸
部23から雄具Aの挿入脚片13にある係合突部14が解放さ
れて雌雄バックルの係合が解かれる。
(実施例) 以下本考案に係る典型的な一実施例を添付の図面につい
て説明する。
て説明する。
先ず本考案に係るバックルは雄具Aと、雌具Bとで構成
されており雄具Aの偏平な一対の挿入脚片を雌具Bの係
入用の挿入孔に対し嵌脱自在に嵌挿させる構成とするこ
とにより、これら雄具Aと雌具Bとに設けられている夫
々の係合部分の弾性変形による係脱をなすものであり、
雄具AはバンドC等を捲回装着する目的及びバックルの
把持操作等の目的等から操作摘子部24を有しており、こ
の操作摘子部24にはベルトC等の挿通用の細長状の孔2
5、25を介して捲回桿部26が設けられている。
されており雄具Aの偏平な一対の挿入脚片を雌具Bの係
入用の挿入孔に対し嵌脱自在に嵌挿させる構成とするこ
とにより、これら雄具Aと雌具Bとに設けられている夫
々の係合部分の弾性変形による係脱をなすものであり、
雄具AはバンドC等を捲回装着する目的及びバックルの
把持操作等の目的等から操作摘子部24を有しており、こ
の操作摘子部24にはベルトC等の挿通用の細長状の孔2
5、25を介して捲回桿部26が設けられている。
かゝる操作摘子部24から雌具Bの挿入孔15に嵌挿される
厚幅の板状をなす挿入部11が一体に突設されており、こ
の板状をなす挿入部11は、その自由端部の側から挿入基
部側、即ち前記の操作摘子部24の側に向けて割溝部12を
設け、この割溝部12により一対の偏平な挿入脚片13、13
が平行になるように設けられている。
厚幅の板状をなす挿入部11が一体に突設されており、こ
の板状をなす挿入部11は、その自由端部の側から挿入基
部側、即ち前記の操作摘子部24の側に向けて割溝部12を
設け、この割溝部12により一対の偏平な挿入脚片13、13
が平行になるように設けられている。
次いで、この挿入脚片13、13の自由端部側の相対向する
側に係合突部14、14を前記の割溝部12の開口側を狭める
ように設け、挿入部11に略 状をなす割溝部12を設けている。
側に係合突部14、14を前記の割溝部12の開口側を狭める
ように設け、挿入部11に略 状をなす割溝部12を設けている。
又、雌具Bの底壁部18の側に面した挿入部11の前記挿入
脚片13、係合突部14の全ての部分を含めた面を平らな面
とし、雌具Bの天壁部16の側に面した挿入部11の前記割
溝部12に続く挿入基部側、即ち操作摘子部24の側を凹段
部27とし、又前記の係合突部14の面を同様に凹段部14a
とすることにより係合突部14が挿入部11の下面と面一状
で且つ薄肉状となるようにしている。
脚片13、係合突部14の全ての部分を含めた面を平らな面
とし、雌具Bの天壁部16の側に面した挿入部11の前記割
溝部12に続く挿入基部側、即ち操作摘子部24の側を凹段
部27とし、又前記の係合突部14の面を同様に凹段部14a
とすることにより係合突部14が挿入部11の下面と面一状
で且つ薄肉状となるようにしている。
次いで雌具Bは略偏平な容箱状をなすものとし前記雄具
Aの挿入部11が着脱自在に嵌挿される挿入孔15を有し、
この挿入孔15の開口側と反対の側に細長状の孔28を介し
てバンドC等の捲回桿部29を設けてある。
Aの挿入部11が着脱自在に嵌挿される挿入孔15を有し、
この挿入孔15の開口側と反対の側に細長状の孔28を介し
てバンドC等の捲回桿部29を設けてある。
又、雌具Bの前記挿入孔15を形成する天壁部16には略方
形をなす操作穴17が該挿入孔15に連通するように設けら
れており、この操作穴17の周面が該操作穴17に向けて緩
やかに落ち込むような傾斜面16aとされている。この傾
斜面16aは追って説明する操作頭部22の押動操作を円
滑、容易にする趣旨と、操作頭部22を操作穴17より外方
に突き出すことなしに押動操作をなし得るように充分な
範囲に亘って傾斜凹部を形成するようにしてある。
形をなす操作穴17が該挿入孔15に連通するように設けら
れており、この操作穴17の周面が該操作穴17に向けて緩
やかに落ち込むような傾斜面16aとされている。この傾
斜面16aは追って説明する操作頭部22の押動操作を円
滑、容易にする趣旨と、操作頭部22を操作穴17より外方
に突き出すことなしに押動操作をなし得るように充分な
範囲に亘って傾斜凹部を形成するようにしてある。
次いで雌具Bの底壁部18には前記雄具Aの挿入部11の挿
入方向に向けた両側に割溝19a、19aを平行に設け、この
割溝19a、19aを連絡する割溝19bを挿入孔15の内奥側で
あって、前記挿入部11の挿入方向に直交する向きに設
け、該底壁部18に略状の弾性片20を設けている。又、
この弾性片20は自由端部側の外側の面を切欠状の傾斜面
20aとし、その内側の面に凸部23が漸次該弾性片20の自
由端部の側に向けて叙上するように設けてあり、その凸
部23の略中央部分を隆起して支柱21を設け、この支柱21
の上部に操作頭部22を一体に設けてある。従って、弾性
片20の自由端部の側には起立された支柱21の両側であっ
て前記の挿入脚片13、13の挿通方向の側に凸部23が設け
られる構成となっている。又、前記の操作頭部22は前記
の操作穴17内に概ね納まる形状とされ、周縁を起立22a
して操作頭部22の面に対する指先による押圧感をもたら
すようにしてある。
入方向に向けた両側に割溝19a、19aを平行に設け、この
割溝19a、19aを連絡する割溝19bを挿入孔15の内奥側で
あって、前記挿入部11の挿入方向に直交する向きに設
け、該底壁部18に略状の弾性片20を設けている。又、
この弾性片20は自由端部側の外側の面を切欠状の傾斜面
20aとし、その内側の面に凸部23が漸次該弾性片20の自
由端部の側に向けて叙上するように設けてあり、その凸
部23の略中央部分を隆起して支柱21を設け、この支柱21
の上部に操作頭部22を一体に設けてある。従って、弾性
片20の自由端部の側には起立された支柱21の両側であっ
て前記の挿入脚片13、13の挿通方向の側に凸部23が設け
られる構成となっている。又、前記の操作頭部22は前記
の操作穴17内に概ね納まる形状とされ、周縁を起立22a
して操作頭部22の面に対する指先による押圧感をもたら
すようにしてある。
尚、前記の凸部23は弾性片20に傾斜面20aを設けること
なく該弾性片20の挿入孔15の側に隆設しても良いが、前
記傾斜面20aが弾性片20にもたらされている場合には、
前記操作頭部22の押圧動作に伴う弾性片20の弾性変形が
前記底壁部18より外方に撓み出すことなく機能される利
点を有している。
なく該弾性片20の挿入孔15の側に隆設しても良いが、前
記傾斜面20aが弾性片20にもたらされている場合には、
前記操作頭部22の押圧動作に伴う弾性片20の弾性変形が
前記底壁部18より外方に撓み出すことなく機能される利
点を有している。
尚、前記の弾性片20及び操作頭部を型抜き成形に都合の
良いように前記割溝19b、19bに連通して底壁部18に割欠
部30を設け、この割溝19b、19bと底壁部18の挿入孔15の
奥部の側を大きく開口させてある。
良いように前記割溝19b、19bに連通して底壁部18に割欠
部30を設け、この割溝19b、19bと底壁部18の挿入孔15の
奥部の側を大きく開口させてある。
本考案に係るバックルは叙上の構成からして雄具Aの挿
入脚片13、13の平らな面、即ち挿入部11の凹段部27及び
係合突部14の凹段部14aの設けられていない側を雌具B
の底壁部18に沿うようにして該雌具Bの挿入孔15内に押
し入れることにより挿入脚片13、13の係合突部14が弾性
片20の凸部23の上面を滑って挿入される。この場合弾性
片20又は挿入脚片13のいずれかの側又は両方が弾性変形
を生ずることゝなり凸部23を挿入脚片13の係合突部14が
乗り超えた時点で、これらの弾性変形が解かれて係合突
部14と、凸部23とが相互に係合状態を作り出す。
入脚片13、13の平らな面、即ち挿入部11の凹段部27及び
係合突部14の凹段部14aの設けられていない側を雌具B
の底壁部18に沿うようにして該雌具Bの挿入孔15内に押
し入れることにより挿入脚片13、13の係合突部14が弾性
片20の凸部23の上面を滑って挿入される。この場合弾性
片20又は挿入脚片13のいずれかの側又は両方が弾性変形
を生ずることゝなり凸部23を挿入脚片13の係合突部14が
乗り超えた時点で、これらの弾性変形が解かれて係合突
部14と、凸部23とが相互に係合状態を作り出す。
かゝる状態で操作頭部22を雌具Bの筒内方向に押し入れ
ることにより支柱21で連絡されている弾性片20が下方
(雌具Bの底壁部18から外方)に向けて撓み出されるこ
とゝなり、この弾性片20に設けられている凸部23と係合
突部14との係合が解かれ、これによって雌雄バックルが
解放されることゝなる。
ることにより支柱21で連絡されている弾性片20が下方
(雌具Bの底壁部18から外方)に向けて撓み出されるこ
とゝなり、この弾性片20に設けられている凸部23と係合
突部14との係合が解かれ、これによって雌雄バックルが
解放されることゝなる。
尚、前記の挿入部11に設けられている凹段部27は、該操
作頭部22の押込み操作をより確実とするためのもので該
操作頭部22が雌具Bの挿入孔15内に押し込まれる際の押
動空間を作り出している。
作頭部22の押込み操作をより確実とするためのもので該
操作頭部22が雌具Bの挿入孔15内に押し込まれる際の押
動空間を作り出している。
(考案の効果) 本考案に係るバックルは叙上の構成よりなる雄具Aと雌
具Bとで構成していることから従来例におけるように雌
具B′に挿入される雄具A′の両側部分を内方に押し入
れるように挾みながら雄具A′を押し出す必要がなく、
単に雌具Bにある操作頭部22を押し込むことのみにより
雄具Aが雌具Bとの解放を解かれる特長を有している。
具Bとで構成していることから従来例におけるように雌
具B′に挿入される雄具A′の両側部分を内方に押し入
れるように挾みながら雄具A′を押し出す必要がなく、
単に雌具Bにある操作頭部22を押し込むことのみにより
雄具Aが雌具Bとの解放を解かれる特長を有している。
又、雌具Bの挿入孔15に対し、雄具Aの挿入部11を単に
押し入れることのみによりバックルの係合がなされる特
長を有している。
押し入れることのみによりバックルの係合がなされる特
長を有している。
この結果、バックルの取扱い操作が特に容易とされ、幼
児童等にも取扱いが可能とされると共に緊急に解放の必
要とされるバックルとしても使用ができる利点を有して
いる。
児童等にも取扱いが可能とされると共に緊急に解放の必
要とされるバックルとしても使用ができる利点を有して
いる。
又、挿入脚片13、13が板状の形状をなしていることから
挿入方向に向けて大きく撓み変形を生ずるものゝ、挿入
方向に直交する側に、即ち、挿入脚片13、13が互に離れ
る方向に向けて弾性変形を生ずることがなく、雌具Bの
凸部23に対する係合が確実とされる利点を有している。
挿入方向に向けて大きく撓み変形を生ずるものゝ、挿入
方向に直交する側に、即ち、挿入脚片13、13が互に離れ
る方向に向けて弾性変形を生ずることがなく、雌具Bの
凸部23に対する係合が確実とされる利点を有している。
第1図は本考案に係るバックルの典型的な使用状態を表
側から示した斜視図、第2図は同一部を切欠した使用状
態の斜視図、第3図は同使用状態を裏側から示した斜視
図、第4図は雌雄バックルの平面図、第5図は同底面
図、第6図は第4図M−M断面図、第7図は雌雄バック
ルを係合した状態の断面図、第8図は雌具Bの挿入孔15
の側から示した側面図、第9図は第4図N−N断面図、
第10図は従来バックルの一部を切欠いて示した平面図、
第11図は同組付け状態の一部を切欠いた平面図である。 1……筒体、2……係合桿、3……窓、4……縁、5…
…スリット、6……案内桿、7……案内溝、8……フレ
ーム、9……捲回繋着部、10……スリット、11……挿入
部、12……割溝部、13……挿入脚片、14……係合突部、
15……挿入孔、16……天壁部、17……操作穴、18……底
壁部、19……割溝、20……弾性片、21……支柱、22……
操作頭部、23……凸部、24……操作摘子部、25……孔、
26……捲回桿部、27……凹段部、28……孔、29……捲回
桿部、30……割欠部。
側から示した斜視図、第2図は同一部を切欠した使用状
態の斜視図、第3図は同使用状態を裏側から示した斜視
図、第4図は雌雄バックルの平面図、第5図は同底面
図、第6図は第4図M−M断面図、第7図は雌雄バック
ルを係合した状態の断面図、第8図は雌具Bの挿入孔15
の側から示した側面図、第9図は第4図N−N断面図、
第10図は従来バックルの一部を切欠いて示した平面図、
第11図は同組付け状態の一部を切欠いた平面図である。 1……筒体、2……係合桿、3……窓、4……縁、5…
…スリット、6……案内桿、7……案内溝、8……フレ
ーム、9……捲回繋着部、10……スリット、11……挿入
部、12……割溝部、13……挿入脚片、14……係合突部、
15……挿入孔、16……天壁部、17……操作穴、18……底
壁部、19……割溝、20……弾性片、21……支柱、22……
操作頭部、23……凸部、24……操作摘子部、25……孔、
26……捲回桿部、27……凹段部、28……孔、29……捲回
桿部、30……割欠部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭57−168600号(実開昭59−72912 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭51−168457号(実開昭53−88325 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)
Claims (1)
- 【請求項1】板状をなす挿入部の自由端部の側から挿入
基部の側に向けて設けられる割溝部を介して一対の平行
な挿入脚片を形成された雄具Aと、該雄具Aにおける前
記挿入部が少なくとも装脱自在に嵌挿される挿入孔を有
する雌具Bとよりなるバックルであって、該バックルの
前記雄具Aには前記挿入脚片の自由端部側の相対向する
側に係合突部が設けられていると共に、前記雌具Bには
前記挿入孔を形成する天壁部に少なくとも該雌具5の前
記挿入孔に連通する操作穴が設けられ、且つこれに対向
する底壁部に前記挿入脚片の挿入方向に向けた両側に平
行な一対の割溝19a〜19aと前記挿入孔の内奥側に位置し
前記挿入脚片の挿入方向に直交して該割溝19a〜19aとの
間を連通する割溝19bとをもって前記底壁部に略状の
弾性片が設けられていると共に、該弾性片の自由端部側
から前記天壁部の操作穴方向に向けて支柱が起立され、
該支柱の上部には前記の操作穴内に略位置づけられるよ
うに操作頭部が設けられていると共に、前記弾性片の自
由端部側であって前記挿入脚片の挿通方向の側にある前
記支柱の下部両側には係合凸部が設けられていることを
特徴とするバックル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12254487U JPH0748088Y2 (ja) | 1987-08-12 | 1987-08-12 | バックル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12254487U JPH0748088Y2 (ja) | 1987-08-12 | 1987-08-12 | バックル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6428105U JPS6428105U (ja) | 1989-02-17 |
JPH0748088Y2 true JPH0748088Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31370576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12254487U Expired - Lifetime JPH0748088Y2 (ja) | 1987-08-12 | 1987-08-12 | バックル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748088Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0716324Y2 (ja) * | 1989-03-10 | 1995-04-19 | ワイケイケイ株式会社 | バックル |
-
1987
- 1987-08-12 JP JP12254487U patent/JPH0748088Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6428105U (ja) | 1989-02-17 |
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