JPH0593210A - 希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法 - Google Patents
希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法Info
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- JPH0593210A JPH0593210A JP3278750A JP27875091A JPH0593210A JP H0593210 A JPH0593210 A JP H0593210A JP 3278750 A JP3278750 A JP 3278750A JP 27875091 A JP27875091 A JP 27875091A JP H0593210 A JPH0593210 A JP H0593210A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の希土類−遷移金属−窒素系合金粉末
の製造法は、希土類−遷移金属系合金を、窒素雰囲気下
において粉砕することを特徴とする。 【効果】 即ち、粉砕と同時に窒化が進行し、合金内部
に窒素原子が有効に拡散する。従って、窒化処理のため
に格別の熱源を必要とせず、しかも粉砕と窒化処理とが
同時進行であることから、経済的にもまた生産効率の面
でも極めて優れている。
の製造法は、希土類−遷移金属系合金を、窒素雰囲気下
において粉砕することを特徴とする。 【効果】 即ち、粉砕と同時に窒化が進行し、合金内部
に窒素原子が有効に拡散する。従って、窒化処理のため
に格別の熱源を必要とせず、しかも粉砕と窒化処理とが
同時進行であることから、経済的にもまた生産効率の面
でも極めて優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた磁気特性と耐蝕
性とを有する希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方
法に関する。
性とを有する希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方
法に関する。
【0002】
【従来技術】希土類−遷移金属−窒素系合金粉は、磁気
特性及び耐蝕性に優れた磁性材料として知られている。
従来、この合金粉の製造法として、先ず希土類−遷移金
属系合金を高周波炉、アーク炉などを用いて作製し、次
いでアニール処理を行なって母合金とし、この母合金を
ジョークラッシャーで粗粉砕し、次にボールミル等を用
いて平均粒径約100μm 程度まで1次微粉砕し、この微
粉砕粉をアンモニア−水素混合ガス雰囲気中で、例えば
400℃の温度に1〜4時間保持することにより窒化処理
し、さらにボールミル等を用いて2次微粉砕し、平均粒
径数ミクロンの微粉末合金とする方法が知られている
(特開平3−101102号公報)。
特性及び耐蝕性に優れた磁性材料として知られている。
従来、この合金粉の製造法として、先ず希土類−遷移金
属系合金を高周波炉、アーク炉などを用いて作製し、次
いでアニール処理を行なって母合金とし、この母合金を
ジョークラッシャーで粗粉砕し、次にボールミル等を用
いて平均粒径約100μm 程度まで1次微粉砕し、この微
粉砕粉をアンモニア−水素混合ガス雰囲気中で、例えば
400℃の温度に1〜4時間保持することにより窒化処理
し、さらにボールミル等を用いて2次微粉砕し、平均粒
径数ミクロンの微粉末合金とする方法が知られている
(特開平3−101102号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
造方法では、窒化処理と粉砕工程とが別工程であり、ま
た窒化処理工程では電気炉等の熱源を使用する等、生産
効率及び省資源の見地から未だ改良の余地がある。従っ
て本発明の目的は、生産効率及び省資源の面で極めて優
れた希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法を提供
することにある。
造方法では、窒化処理と粉砕工程とが別工程であり、ま
た窒化処理工程では電気炉等の熱源を使用する等、生産
効率及び省資源の見地から未だ改良の余地がある。従っ
て本発明の目的は、生産効率及び省資源の面で極めて優
れた希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、希土類
−遷移金属系合金を、窒素雰囲気下において粉砕するこ
とにより、粉砕と同時に窒化処理を行なうことを特徴と
する希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法が提供
される。
−遷移金属系合金を、窒素雰囲気下において粉砕するこ
とにより、粉砕と同時に窒化処理を行なうことを特徴と
する希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法が提供
される。
【0005】
【作用】本発明においては、窒素雰囲気下で粉砕を行う
という極めて簡単な手段により、格別の熱源を使用する
ことなく、しかも粉砕と同時に窒化処理が行われ得ると
いう新規知見に基づくものである。即ち、本発明によれ
ば、窒素雰囲気下で行われる粉砕により、希土類−遷移
金属系合金に継続的に衝撃が加えられ、この結果とし
て、該合金片は割れて常時新しい面が露出した状態とな
っている。この露出面は窒素に対して極めて活性であ
り、しかも粉砕により局部的に高温状態となっているた
め、該露出面において、直ちに窒化反応が進行するので
ある。さらに、上記粉砕を継続的に行っていくうちに、
合金粉の粒径が次第に細かくなるとともに、同時に窒化
反応が新しく露出する面毎に繰り返して行われ、窒素原
子が合金粉内部にまで十分に拡散していくものと考えら
れる。
という極めて簡単な手段により、格別の熱源を使用する
ことなく、しかも粉砕と同時に窒化処理が行われ得ると
いう新規知見に基づくものである。即ち、本発明によれ
ば、窒素雰囲気下で行われる粉砕により、希土類−遷移
金属系合金に継続的に衝撃が加えられ、この結果とし
て、該合金片は割れて常時新しい面が露出した状態とな
っている。この露出面は窒素に対して極めて活性であ
り、しかも粉砕により局部的に高温状態となっているた
め、該露出面において、直ちに窒化反応が進行するので
ある。さらに、上記粉砕を継続的に行っていくうちに、
合金粉の粒径が次第に細かくなるとともに、同時に窒化
反応が新しく露出する面毎に繰り返して行われ、窒素原
子が合金粉内部にまで十分に拡散していくものと考えら
れる。
【0006】本発明において、原料合金としては、ネオ
ジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ジスプロシウム(Dy)、イッ
トリウム(Y) 等の希土類元素と、鉄(Fe)、コバルト(C
o)、ニッケル(Ni)等の遷移金属とから成るそれ自体公知
の組成のものが使用される。この原料合金は、高周波
炉、アーク炉等を用いた方法、液体急冷法、ロール回転
法等を用いて製造することができ、さらに必要に応じて
アニール処理を行うことができる。また、用いる原料合
金は、窒素雰囲気下での粉砕を有効に行うことができる
限り、その粒度等は任意であるが、一般的には、予めジ
ョークラッシャー、スタンプミル等により粗粉砕を行
い、その平均粒径を20μm 〜10mm、好ましくは 100〜50
0 μm の範囲に調整しておくことが好適である。この平
均粒径が、上記範囲外である場合には、窒化が有効に進
行しないことがある。
ジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ジスプロシウム(Dy)、イッ
トリウム(Y) 等の希土類元素と、鉄(Fe)、コバルト(C
o)、ニッケル(Ni)等の遷移金属とから成るそれ自体公知
の組成のものが使用される。この原料合金は、高周波
炉、アーク炉等を用いた方法、液体急冷法、ロール回転
法等を用いて製造することができ、さらに必要に応じて
アニール処理を行うことができる。また、用いる原料合
金は、窒素雰囲気下での粉砕を有効に行うことができる
限り、その粒度等は任意であるが、一般的には、予めジ
ョークラッシャー、スタンプミル等により粗粉砕を行
い、その平均粒径を20μm 〜10mm、好ましくは 100〜50
0 μm の範囲に調整しておくことが好適である。この平
均粒径が、上記範囲外である場合には、窒化が有効に進
行しないことがある。
【0007】本発明によれば、上述した希土類−遷移金
属系合金について、窒素雰囲気下で粉砕を行う。窒素雰
囲気下で粉砕を行う方法としては、例えば粉砕機中の原
料合金保持容器内に一定流量の窒素ガスを連続的に流す
方法、該容器内に窒素ガスを満たし、該容器を密封する
方法等を採用することができる。この場合、用いる窒素
ガスとしては、窒素含有量が95容量%以上のガスが好適
であり、合金の酸化防止のためには、酸素含有量を5容
量%以下に抑制しておくことが好適である。また、窒化
反応を迅速に進行させるために、該窒素ガス中に、アン
モニアガス、水素ガス等を適量混入させることもでき
る。
属系合金について、窒素雰囲気下で粉砕を行う。窒素雰
囲気下で粉砕を行う方法としては、例えば粉砕機中の原
料合金保持容器内に一定流量の窒素ガスを連続的に流す
方法、該容器内に窒素ガスを満たし、該容器を密封する
方法等を採用することができる。この場合、用いる窒素
ガスとしては、窒素含有量が95容量%以上のガスが好適
であり、合金の酸化防止のためには、酸素含有量を5容
量%以下に抑制しておくことが好適である。また、窒化
反応を迅速に進行させるために、該窒素ガス中に、アン
モニアガス、水素ガス等を適量混入させることもでき
る。
【0008】この粉砕は、窒素原子が合金中に十分に拡
散するように適度な時間をかけて、例えば合金の平均粒
径が10μm 以下となる程度に行われる。この平均粒径が
10μm よりも大であるときには、窒素原子の拡散が十分
に行われていない場合がある。またかかる粉砕は、例え
ば、ロッドミル、ボールミル、ディスクミル等の粉砕機
を用いて行うことが好ましい。この場合、ジェットミル
のような粉砕機を用いて行うと、粉砕時間が短時間であ
ることから、窒素原子の拡散が十分に行われないことが
ある。本発明において、かかる粉砕に要する時間は、用
いる粉砕機、粉砕機中に導入される原料合金の容量等に
応じて、窒素原子の拡散が有効に行われるように適宜設
定する。例えば、容器容量が5000cm3 、充填するステン
レスボールの重量が2kgのボールミルを用いて、平均粒
度が10mm程度の原料合金の粉砕を行う場合には、約1時
間の粉砕により、平均粒径5μm 、窒素含有量 3.8重量
%の希土類−遷移金属−窒素系合金粉末が得られる。
散するように適度な時間をかけて、例えば合金の平均粒
径が10μm 以下となる程度に行われる。この平均粒径が
10μm よりも大であるときには、窒素原子の拡散が十分
に行われていない場合がある。またかかる粉砕は、例え
ば、ロッドミル、ボールミル、ディスクミル等の粉砕機
を用いて行うことが好ましい。この場合、ジェットミル
のような粉砕機を用いて行うと、粉砕時間が短時間であ
ることから、窒素原子の拡散が十分に行われないことが
ある。本発明において、かかる粉砕に要する時間は、用
いる粉砕機、粉砕機中に導入される原料合金の容量等に
応じて、窒素原子の拡散が有効に行われるように適宜設
定する。例えば、容器容量が5000cm3 、充填するステン
レスボールの重量が2kgのボールミルを用いて、平均粒
度が10mm程度の原料合金の粉砕を行う場合には、約1時
間の粉砕により、平均粒径5μm 、窒素含有量 3.8重量
%の希土類−遷移金属−窒素系合金粉末が得られる。
【0009】かくして得られる希土類−遷移金属−窒素
系合金粉末は、希土類元素、遷移金属及び窒素原子を含
有して成るが、これら原子以外にも、例えば不可避成分
として、水素原子あるいは酸素原子を若干量で含有して
いる。尚、一般に、窒素原子は、2〜5重量%の割合で
含まれる。この合金粉末は、耐蝕性、磁気特性等の特性
に極めて優れており、樹脂磁石等の原料素材として有効
に使用される。
系合金粉末は、希土類元素、遷移金属及び窒素原子を含
有して成るが、これら原子以外にも、例えば不可避成分
として、水素原子あるいは酸素原子を若干量で含有して
いる。尚、一般に、窒素原子は、2〜5重量%の割合で
含まれる。この合金粉末は、耐蝕性、磁気特性等の特性
に極めて優れており、樹脂磁石等の原料素材として有効
に使用される。
【0010】
実施例1 高周波炉により、Sm24.1重量%、Fe75.9重量%の母合金
を作製し、Arガス中で1000℃にて10時間アニール処理を
行った。この合金を、ジョークラッシャーにより平均粒
度10mm以下に粗粉砕した。次に、この母合金粉末 500g
を、容器の容量が5000cm3 であり2kgのステンレスボー
ルが充填されたボールミルに入れ、2時間、粉砕を行っ
た。尚、粉砕に際しては、ボールミルの容器に、ガス投
入用と排気用の2本の配管を接続しておき、粉砕中に常
時 0.3ml/minの流量で純度99.9容量%の窒素ガスを流し
続けた。かかる粉砕処理後の合金粉末は、Arガスを満た
したグローブボックス中で篩を用いてステンレスボール
と分離して回収した。得られた合金粉末の組成、及びフ
ィッシャーサブシーブサイザーを用いて測定した平均粒
径を表1に示す。次いで得られた合金粉末20gに対し
て、エポキシ樹脂 0.3gと硬化剤 0.1gとを混合し、15
kOe の磁界中で 4.2t/cm2 の圧力を加えながら成型して
樹脂磁石を製作し、磁気特性をチオフィー型自記磁束計
で測定した。結果を、表1に合わせて示す。
を作製し、Arガス中で1000℃にて10時間アニール処理を
行った。この合金を、ジョークラッシャーにより平均粒
度10mm以下に粗粉砕した。次に、この母合金粉末 500g
を、容器の容量が5000cm3 であり2kgのステンレスボー
ルが充填されたボールミルに入れ、2時間、粉砕を行っ
た。尚、粉砕に際しては、ボールミルの容器に、ガス投
入用と排気用の2本の配管を接続しておき、粉砕中に常
時 0.3ml/minの流量で純度99.9容量%の窒素ガスを流し
続けた。かかる粉砕処理後の合金粉末は、Arガスを満た
したグローブボックス中で篩を用いてステンレスボール
と分離して回収した。得られた合金粉末の組成、及びフ
ィッシャーサブシーブサイザーを用いて測定した平均粒
径を表1に示す。次いで得られた合金粉末20gに対し
て、エポキシ樹脂 0.3gと硬化剤 0.1gとを混合し、15
kOe の磁界中で 4.2t/cm2 の圧力を加えながら成型して
樹脂磁石を製作し、磁気特性をチオフィー型自記磁束計
で測定した。結果を、表1に合わせて示す。
【0011】実施例2 粉砕機としてディスクミルを使用し、実施例1で得られ
た母合金30gの粉砕を、 0.1ml/minの流量で純度99.9容
量%の窒素ガスを流し続けながら、20分間行って、窒化
処理された合金粉末を得た。得られた合金粉末の組成及
び平均粒径を表1に示す。また実施例1と同様にして樹
脂磁石を作製し、その磁気特性を測定した。結果を表1
に示す。
た母合金30gの粉砕を、 0.1ml/minの流量で純度99.9容
量%の窒素ガスを流し続けながら、20分間行って、窒化
処理された合金粉末を得た。得られた合金粉末の組成及
び平均粒径を表1に示す。また実施例1と同様にして樹
脂磁石を作製し、その磁気特性を測定した。結果を表1
に示す。
【0012】比較例1 実施例1で調製された母合金を、グラインダーミルを用
いて、平均粒径約 100μm まで粉砕した。この合金粉末
を、 0.3ml/minの流量で純度99.9容量%の窒素ガスを流
しながら 500℃に4時間保持して窒化処理を行った。次
いで、エタノールを溶媒としてボールミルで2次粉砕を
行い、窒化合金粉末を得た。得られた合金粉末の組成及
び平均粒径を表1に示す。また実施例1と同様にして樹
脂磁石を作製し、その磁気特性を測定した。結果を表1
に示す。
いて、平均粒径約 100μm まで粉砕した。この合金粉末
を、 0.3ml/minの流量で純度99.9容量%の窒素ガスを流
しながら 500℃に4時間保持して窒化処理を行った。次
いで、エタノールを溶媒としてボールミルで2次粉砕を
行い、窒化合金粉末を得た。得られた合金粉末の組成及
び平均粒径を表1に示す。また実施例1と同様にして樹
脂磁石を作製し、その磁気特性を測定した。結果を表1
に示す。
【0013】実施例3 実施例1と同様の方法で、Nd12.1重量%、Dy12.0重量
%、Fe70.1重量%及びCo5.8重量%の母合金作製し、実
施例1と同じ方法でアニール処理及び粗粉砕し、平均粒
度10mm以下の合金粒を得た。この母合金粒 500gを、実
施例1と全く同じ方法で粉砕し、窒化処理された合金粉
末を得た。得られた合金粉末の組成及び平均粒径を表1
に示す。また実施例1と同様にして樹脂磁石を作製し、
その磁気特性を測定した。結果を表1に示す。
%、Fe70.1重量%及びCo5.8重量%の母合金作製し、実
施例1と同じ方法でアニール処理及び粗粉砕し、平均粒
度10mm以下の合金粒を得た。この母合金粒 500gを、実
施例1と全く同じ方法で粉砕し、窒化処理された合金粉
末を得た。得られた合金粉末の組成及び平均粒径を表1
に示す。また実施例1と同様にして樹脂磁石を作製し、
その磁気特性を測定した。結果を表1に示す。
【0014】実施例4 実施例3で調製された母合金粒を、実施例2と全く同様
の方法で粉砕し、窒化処理された合金粉末を得た。得ら
れた合金粉末の組成及び平均粒径を表1に示す。また実
施例1と同様にして樹脂磁石を作製し、その磁気特性を
測定した。結果を表1に示す。
の方法で粉砕し、窒化処理された合金粉末を得た。得ら
れた合金粉末の組成及び平均粒径を表1に示す。また実
施例1と同様にして樹脂磁石を作製し、その磁気特性を
測定した。結果を表1に示す。
【0015】比較例2 実施例3で調製された母合金粒を、比較例1と全く同様
の方法で窒化処理を行った。得られた合金粉末の組成及
び平均粒径を表1に示す。また実施例1と同様にして樹
脂磁石を作製し、その磁気特性を測定した。結果を表1
に示す。
の方法で窒化処理を行った。得られた合金粉末の組成及
び平均粒径を表1に示す。また実施例1と同様にして樹
脂磁石を作製し、その磁気特性を測定した。結果を表1
に示す。
【0016】比較例3 粉砕を、 0.3ml/minの流量で空気(窒素含有量78.1重量
%)を流し続けた以外は、実施例1と全く同じ方法で処
理を行った。得られた合金粉末の組成及び平均粒径を表
1に示す。また実施例1と同様にして樹脂磁石を作製
し、その磁気特性を測定した。結果を表1に示す。
%)を流し続けた以外は、実施例1と全く同じ方法で処
理を行った。得られた合金粉末の組成及び平均粒径を表
1に示す。また実施例1と同様にして樹脂磁石を作製
し、その磁気特性を測定した。結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、耐蝕性、磁気特性に優
れた希土類−遷移金属−窒素系合金粉末の製造を、格別
の熱源を使用することなく、しかも粉砕と窒化処理とを
同時に行うことによって行うことができる。かかる製造
方法は、経済的に極めて有利であり、工業上極めて有用
である。
れた希土類−遷移金属−窒素系合金粉末の製造を、格別
の熱源を使用することなく、しかも粉砕と窒化処理とを
同時に行うことによって行うことができる。かかる製造
方法は、経済的に極めて有利であり、工業上極めて有用
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 1/08 A 7371−5E
Claims (1)
- 【請求項1】 希土類−遷移金属系合金を、窒素雰囲気
下において粉砕することにより、粉砕と同時に窒化処理
を行なうことを特徴とする希土類−遷移金属−窒素系合
金粉の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3278750A JPH0593210A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3278750A JPH0593210A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593210A true JPH0593210A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17601679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3278750A Pending JPH0593210A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 希土類−遷移金属−窒素系合金粉の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593210A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4936593B2 (ja) * | 1998-03-27 | 2012-05-23 | 株式会社東芝 | 磁石粉末の製造方法 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3278750A patent/JPH0593210A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4936593B2 (ja) * | 1998-03-27 | 2012-05-23 | 株式会社東芝 | 磁石粉末の製造方法 |
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