JPH0592873A - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents
油圧エレベーターの制御装置Info
- Publication number
- JPH0592873A JPH0592873A JP3250614A JP25061491A JPH0592873A JP H0592873 A JPH0592873 A JP H0592873A JP 3250614 A JP3250614 A JP 3250614A JP 25061491 A JP25061491 A JP 25061491A JP H0592873 A JPH0592873 A JP H0592873A
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- JP
- Japan
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- hydraulic pump
- flow
- elevator
- flow rate
- oil
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は油の温度、圧力が変化してもエレベ
ータの運転特性が劣化しにくい油圧エレベーターの制御
装置を提供することを目的とする。 【構成】 油圧エレベーターの制御装置において油の温
度、圧力が変化すると油圧ポンプの吐出量が変化するた
め運転特性に大きな影響を与える。本発明では油圧ポン
プの出力に流量センサを設け油圧ポンプが吐出する油の
流量が一定となるようポンプモータの回転数の制御を行
なう。
ータの運転特性が劣化しにくい油圧エレベーターの制御
装置を提供することを目的とする。 【構成】 油圧エレベーターの制御装置において油の温
度、圧力が変化すると油圧ポンプの吐出量が変化するた
め運転特性に大きな影響を与える。本発明では油圧ポン
プの出力に流量センサを設け油圧ポンプが吐出する油の
流量が一定となるようポンプモータの回転数の制御を行
なう。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベーターの制御
装置に関する。
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の油圧エレベーター制御装置
の構成を表わす図である。図中１はエレベーター乗りか
ご、２は油圧ジャッキ、３はエレベーター上昇運転時に
投入されるコンタクタ、４は油圧ポンプ５を駆動するモ
ータ、６は油タンク、７は逆止弁、８はエレベーター制
御装置１０から出力される上昇流量制御信号１２により
制御される上昇流量制御バルブ、９は下降流量制御信号
１３により制御される下降流量制御バルブである。以上
のように構成された油圧エレベーターの制御装置につい
て次にその作用について説明する。
の構成を表わす図である。図中１はエレベーター乗りか
ご、２は油圧ジャッキ、３はエレベーター上昇運転時に
投入されるコンタクタ、４は油圧ポンプ５を駆動するモ
ータ、６は油タンク、７は逆止弁、８はエレベーター制
御装置１０から出力される上昇流量制御信号１２により
制御される上昇流量制御バルブ、９は下降流量制御信号
１３により制御される下降流量制御バルブである。以上
のように構成された油圧エレベーターの制御装置につい
て次にその作用について説明する。
【０００３】まずエレベーター上昇運転時にはエレベー
ター制御装置１０よりコンタクタ投入指令１１が出力さ
れ、コンタクタ３が投入されることによりモータ４が起
動する。モータ４の起動により油圧ポンプ５は油タンク
６から油を吸い込み上昇流量制御バルブ８側へ油を吐出
する。上昇流量制御バルブ８は上昇流量制御信号１２に
比例してバルブ開度を閉じてゆきその結果油は逆止弁７
を押し開き油圧ジャッキ２へ流れエレベーター乗りカゴ
１を上昇させる。
ター制御装置１０よりコンタクタ投入指令１１が出力さ
れ、コンタクタ３が投入されることによりモータ４が起
動する。モータ４の起動により油圧ポンプ５は油タンク
６から油を吸い込み上昇流量制御バルブ８側へ油を吐出
する。上昇流量制御バルブ８は上昇流量制御信号１２に
比例してバルブ開度を閉じてゆきその結果油は逆止弁７
を押し開き油圧ジャッキ２へ流れエレベーター乗りカゴ
１を上昇させる。
【０００４】次にエレベーター下降運転時にはモータ４
は起動せず下降流量制御バルブ９の開度を制御すること
により油圧ジャッキ２から油タンク６へ油が戻りエレベ
ーター乗りカゴ１は下降する。
は起動せず下降流量制御バルブ９の開度を制御すること
により油圧ジャッキ２から油タンク６へ油が戻りエレベ
ーター乗りカゴ１は下降する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】以上の油圧エレベータ
ー制御装置において、モータ４の回転数は電源周波数に
より決まり一定である。従って油圧ポンプ５の吐出量も
一定のはずである。しかし油の粘度が油温により変化す
るため油圧ポンプの油もれ量が異なり吐出量は油温によ
り大きく変化する。また、ポンプの負荷圧力の影響も受
け負荷圧力が高いほど吐出量が少なくなる傾向がある。
ー制御装置において、モータ４の回転数は電源周波数に
より決まり一定である。従って油圧ポンプ５の吐出量も
一定のはずである。しかし油の粘度が油温により変化す
るため油圧ポンプの油もれ量が異なり吐出量は油温によ
り大きく変化する。また、ポンプの負荷圧力の影響も受
け負荷圧力が高いほど吐出量が少なくなる傾向がある。
【０００６】このため上昇流量制御信号１２を常に同じ
パターンにしているとエレベーター速度が変化してしま
うばかりかスタートショック、停止ショック等乗り心地
の劣化、停止時のオーバーランや行き足らずを引き起こ
してしまうという問題が有った。この問題を解決するた
め油温センサや圧力センサを用い上昇流量制御信号１２
に温度、圧力補正をかけることにより油圧ポンプの吐出
量の変化が運転特性に与える影響を吸収する方法がとら
れてきたが、技術的に難しく物件毎の調整を必要として
いた。
パターンにしているとエレベーター速度が変化してしま
うばかりかスタートショック、停止ショック等乗り心地
の劣化、停止時のオーバーランや行き足らずを引き起こ
してしまうという問題が有った。この問題を解決するた
め油温センサや圧力センサを用い上昇流量制御信号１２
に温度、圧力補正をかけることにより油圧ポンプの吐出
量の変化が運転特性に与える影響を吸収する方法がとら
れてきたが、技術的に難しく物件毎の調整を必要として
いた。
【０００７】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、油の温度、圧力が変化してもエレベータ
ーの運転特性が劣化しにくい油圧エレベーターの制御装
置を提供することを目的とする。
されたもので、油の温度、圧力が変化してもエレベータ
ーの運転特性が劣化しにくい油圧エレベーターの制御装
置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び作用】油圧ポンプ５の
吐出量をＱ0 、上昇流量制御バルブ８を通って油タンク
に戻る流量をＱ1 、油圧ジャッキへ流れる流量をＱ2 と
すると(1) 式が成り立つ Ｑ0 ＝Ｑ1 ＋Ｑ2 …(1) ここで油圧がΔＴだけ上昇したために生じる油圧ポンプ
のもれ量をΔＱ0、上昇流量制御バルブのもれ量をΔＱ
1 とすると(2) 式が成り立つ Ｑ0 −ΔＱ0 ＝Ｑ1 ＋ΔＱ1 ＋Ｑ2 …（２） 従ってエレベーターの速度に相当する流量Ｑ２ は(3)
式となる。 Ｑ2 ＝Ｑ0 −Ｑ1 −（ΔＱ0 ＋ΔＱ1 ） …(3)
吐出量をＱ0 、上昇流量制御バルブ８を通って油タンク
に戻る流量をＱ1 、油圧ジャッキへ流れる流量をＱ2 と
すると(1) 式が成り立つ Ｑ0 ＝Ｑ1 ＋Ｑ2 …(1) ここで油圧がΔＴだけ上昇したために生じる油圧ポンプ
のもれ量をΔＱ0、上昇流量制御バルブのもれ量をΔＱ
1 とすると(2) 式が成り立つ Ｑ0 −ΔＱ0 ＝Ｑ1 ＋ΔＱ1 ＋Ｑ2 …（２） 従ってエレベーターの速度に相当する流量Ｑ２ は(3)
式となる。 Ｑ2 ＝Ｑ0 −Ｑ1 −（ΔＱ0 ＋ΔＱ1 ） …(3)
【０００９】(3) 式より油温がΔＴだけ上昇すると油圧
ポンプのもれ量ΔＱ0 と上昇流量制御バルブのもれ量Δ
Ｑ1 が生じ相方を補償しない限り目標とする走行性能は
得られない。本発明は油圧ポンプの出力に流量センサを
設けあらかじめ設定した流量値と流量センサの検出値を
比較して差異があればモータの回転数を変化させること
により油圧ポンプの吐出量を一定に保ち(3) 式における
ΔＱ0 を０にするものである。
ポンプのもれ量ΔＱ0 と上昇流量制御バルブのもれ量Δ
Ｑ1 が生じ相方を補償しない限り目標とする走行性能は
得られない。本発明は油圧ポンプの出力に流量センサを
設けあらかじめ設定した流量値と流量センサの検出値を
比較して差異があればモータの回転数を変化させること
により油圧ポンプの吐出量を一定に保ち(3) 式における
ΔＱ0 を０にするものである。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の実施例の構成を表わす図であ
る。
る。
【００１１】図中１４はポンプモータ４を駆動する可変
周波数可変電圧のインバータ装置で出力周波数はエレベ
ーター制御装置１０からの周波数指令１６により制御さ
れる。１５は油圧ポンプ５の吐出する油の流量を検出す
る流量センサでその出力信号である流量検出信号１７は
エレベーター制御装置１０に入力される。１８はあらか
じめ設定される油圧ポンプの流量基準、１９は増幅器で
ある。
周波数可変電圧のインバータ装置で出力周波数はエレベ
ーター制御装置１０からの周波数指令１６により制御さ
れる。１５は油圧ポンプ５の吐出する油の流量を検出す
る流量センサでその出力信号である流量検出信号１７は
エレベーター制御装置１０に入力される。１８はあらか
じめ設定される油圧ポンプの流量基準、１９は増幅器で
ある。
【００１２】以上のように構成された本発明の油圧エレ
ベーター制御装置について以下にその作用を説明する。
エレベーター上昇運転時エレベーター制御装置１０より
インバータ駆動指令２０が出力されインバータが起動し
ポンプモータ４を起動する。これにより油圧ポンプ５は
油を吐出する。油の吐出量は流量センサ１５により検出
されあらかじめ設定してある流量基準１８と比較し流量
検出信号１７が流量基準１８より少なければ周波数指令
１６を増加させポンプモータ４の回転数を上げて油圧ポ
ンプ５の吐出量を増やす。逆に流量検出信号１７が流量
基準１８より大きければ周波数指令１６を減少させポン
プモータ４の回転数を下げて油圧ポンプ５の吐出量を減
らす。以上により油圧ポンプ５の吐出量は流量基準で設
定した値に制御される。
ベーター制御装置について以下にその作用を説明する。
エレベーター上昇運転時エレベーター制御装置１０より
インバータ駆動指令２０が出力されインバータが起動し
ポンプモータ４を起動する。これにより油圧ポンプ５は
油を吐出する。油の吐出量は流量センサ１５により検出
されあらかじめ設定してある流量基準１８と比較し流量
検出信号１７が流量基準１８より少なければ周波数指令
１６を増加させポンプモータ４の回転数を上げて油圧ポ
ンプ５の吐出量を増やす。逆に流量検出信号１７が流量
基準１８より大きければ周波数指令１６を減少させポン
プモータ４の回転数を下げて油圧ポンプ５の吐出量を減
らす。以上により油圧ポンプ５の吐出量は流量基準で設
定した値に制御される。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば油の温度、圧力にかかわ
らず油圧ポンプの油の吐出量が一定となるため上昇流量
制御バルブの制御パターンを高度に補償しなくても上昇
流量制御バルブのもれ分のみを補償することによりエレ
ベーターの運転特性が損われなく速度安定性、乗り心
地、フライトタイムの安定性の良い油圧エレベーターの
制御装置を実現できる。
らず油圧ポンプの油の吐出量が一定となるため上昇流量
制御バルブの制御パターンを高度に補償しなくても上昇
流量制御バルブのもれ分のみを補償することによりエレ
ベーターの運転特性が損われなく速度安定性、乗り心
地、フライトタイムの安定性の良い油圧エレベーターの
制御装置を実現できる。
【図１】図１は本発明の一実施例で油圧エレベーターの
制御装置のブロック構成図である。
制御装置のブロック構成図である。
【図２】図２は、従来の油圧エレベーターの制御装置の
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
１…かご ２…油圧ジャッキ ４…ポンプモータ ５…油圧ポンプ ６…油タンク ７…逆止弁 ８…上昇流量制御バルブ ９…下降流量制御バルブ １０…エレベーター制御装置 １２…上昇流量制御信号 １３…下降流量制御信号 １４…インバータ装置 １５…流量センサ １６…周波数指令 １７…流量検出信号 １８…流量基準 １９…増幅器 ２０…インバータ起動指令
Claims (1)
- 【請求項１】 油圧エレベーターの油圧ポンプの吐出す
る油の流量を検出する手段と前記油圧ポンプを駆動する
モータの回転数を制御する手段と前記油圧ポンプが吐出
する油の流量が一定となるようモータの回転数を制御す
る手段を具備したことを特徴とする油圧エレベーターの
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3250614A JPH0592873A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3250614A JPH0592873A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592873A true JPH0592873A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17210480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3250614A Pending JPH0592873A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0592873A (ja) |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3250614A patent/JPH0592873A/ja active Pending
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