JPH0592515U - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH0592515U
JPH0592515U JP369292U JP369292U JPH0592515U JP H0592515 U JPH0592515 U JP H0592515U JP 369292 U JP369292 U JP 369292U JP 369292 U JP369292 U JP 369292U JP H0592515 U JPH0592515 U JP H0592515U
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JP
Japan
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locking
piece
hole
clip
locking piece
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JP369292U
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秀哉 三浦
克也 平野
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Sakae Riken Kogyo Co Ltd
Nifco Inc
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Sakae Riken Kogyo Co Ltd
Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付後はラジエータグリルをがた付かせるこ
とがなく、またラジエータグリルを傷付けることなく取
外すことができるクリップを得る。 【構成】 クリップ14の係止片20が係止孔25へ、
また係止溝が取付孔22の縁部に係止された状態で、係
止片20に設けられた張出部36は係止孔の縁周面と当
接し、さらに係止片20に設けられた弾性片34は係止
孔25の孔内面に位置し、弾性復帰して係止孔25の孔
内面を押圧する。これによって、車の振動等によって、
係止片20の係止部分ががた付くことがない。クリップ
14をラジエータグリル10の外側から取り外す場合、
係止片20の先端側面20Aを矢印D方向へ押圧し、弾
性片34が係止片20側へ撓ませ、係止片20を係止孔
25から抜き取る。この時、係止片20の先端側面20
Aと係止孔25との間には、張出部36が位置している
ので、ドライバーの先端等でラジエータグリル10の塗
装面を傷つけることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のラジエータグリルをボディーに取付ける留め具として用いら れるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、このラジエータグリル10をボディーのブラケット27に に取付ける場合、プラスチック製のラジエータグリル10が熱によって伸縮する ことを考慮して、弾性材料で成形されたクリップ50が用いられる。
【0003】 このクリップ50は、ブラケット27に設けられた矩形状の取付孔22の縁周 部と係合する係止溝52が形成された弾性変形可能なアーム54と、ラジエータ グリル10に設けられたT字形の係止孔56の縁周部に係止される括れ部58が 形成された係止片60とを備えている。さらに、図5に示されるように、アーム 54には、取付孔22の縁周面と当接するブラケット押え片62と係止孔56の 縁周面と当接するラジエータグリル押え片64が設けられている。これらブラケ ット押え片62とラジエータグリル押え片64は、アーム54を取付孔22へ、 また係止片60を係止孔56へ挿入した際に、括れ部58と係止孔56の係合部 分及び係止溝52と取付孔22の係合部分を押圧する。これによって、クリップ 50は、矢印A方向へがた付くことなくラジエータグリル10をブラケット27 に取付けることができる。
【0004】 ところが、このようなクリップ50の構造では、矢印B方向へは、ラジエータ グリル押え片64の弾性復帰力が作用しない。従って、車体の振動等によって括 れ部58と係止孔56との係合部分が、矢印B方向へがた付くことがある。
【0005】 さらに、このクリップ50の構造では、ラジエータグリル10へ取付ける場合 は問題ないが、修理時等にラジエータグリル10の外側からクリップ50から取 り外す際、ドライバー等によって係止片60を矢印C方向へ押圧しなければなら ない。このため、ラジエータグリル10の係止孔56の縁周面の塗装をドライバ ーの先端で傷付けてしまうことがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は係る事実を考慮し、取付後はラジエータグリルをがた付かせることが なく、また取外し時にはラジエータグリルを傷付けることがないクリップを提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るクリップは、ボディーに設けられたブラケットに形成された取付 孔へ弾性変形しながら嵌入され嵌入後は弾性復帰し前記取付孔の縁周部に係止さ れる係止溝を有するアームと、一端部に前記アームが設けられた支持体の他端部 に形成されラジエータグリルに設けられた係止孔へ嵌入係止される係止片とを有 するクリップにおいて、前記係止片の先端が前記係止孔を貫通し係止された状態 で、前記係止片の略中央部に設けられ前記係止孔の孔内壁を押圧する弾性片と、 前記係止片の先端部を残して係止片の側面から前記弾性片の押圧方向へ張出し係 止孔の縁周面と当接する張出部と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】
上記構成のクリップにおいて、クリップが取付けられた状態では、ブラケット に形成された取付孔の縁周部へ、弾性変形可能なアームに形成された係止溝が係 止されている。一方、ラジエータグリルに形成された係止孔には、係止片が係止 されている。このようにしてラジエータグリルはクリップを介してボディーに取 付けられる。
【0009】 この係止状態で、係止片に設けられた張出部は係止孔の縁周面と当接し、さら に係止片に設けられた弾性片は係止孔の孔内壁に位置し、係止孔の孔内壁を押圧 する。これによって、張出部が係止孔の縁周面に係止されると共に、弾性片が係 止片を係止孔の縁周部に押し付けるので、車の振動等によって、係止片の係止部 分がクリップの軸と直交する方向へがた付くことがない。
【0010】 また、このクリップをラジエータグリルの外側から取り外す場合、係止片の先 端部を押圧して弾性片を係止片側へ撓ませ、張出部を係止孔内へ収まる位置まで 移動させて、係止片を係止孔から抜き取る。この取り外し作業は、通常ドライバ ー等の器具によって、係止片の側面を押圧することによって行なわれるが、係止 片の側面とラジエータグリルの係止孔との間には、張出部が位置しているので、 ドライバーの先端が係止孔周辺の塗装面に触れることがない。このため、ラジエ ータグリルの塗装面を傷つけることなく、クリップを取り外すことができる。
【0011】
【実施例】
図1には、本実施例に係るクリップ14は、板状の支持体16と、この支持体 16の一端部から延設された一対のアーム18、及び支持体16の他端部に設け られた係止片20から構成されている。
【0012】 一対のアーム18は弾性体で、支持体16から互いに離間して斜方向に延設さ れ、その先端部には、取付孔22の縁周面に係止される係止溝24が形成されて いる。この係止溝24の間隔は、取付孔22の左右方向の孔幅より大きくされて おり、アーム18の外面が取付孔22の縁部に押圧されながら嵌入され、図2に 示すように、係止溝24が取付孔22の縁周面に係止されると、アーム18は弾 性復帰して、係止溝24を取付孔22の縁周部に押し付ける。これによって、ク リップ14の矢印A方向へ動きが拘束される。
【0013】 図1に示すように、支持体16の他端部には、支持体16と直交する方向へ延 びる水平片26が設けられている。この水平片26の先端部には、ブラケット2 7に向かって斜め下方向へ延びる弾性体のブラケット押え片28と、ラジエータ グリル10に向かって斜め上方向へ延びる弾性体のラジエータグリル押え片30 が形成されている。図2に示すように、これらのブラケット押え片28とラジエ ータグリル押え片30は、クリップ14が取付けられた状態で、アーム18をラ ジエータグリル10側へ、また係止片20をブラケット27側へ押し付けるよう になっているので、クリップ14の矢印B方向への動きが拘束される。また、支 持体16の両側面には、その長手方向へ延びるリブ32が成形されている。この リブ32の上端部は、取付孔22の縁周部と当接し、クリップ14の矢印B方向 への動きを拘束する。
【0014】 図1に示されるように、支持体16の他端部側に設けられた係止片20には、 弾性片34と張出部36(図3参照)が形成されている。
【0015】 弾性片34は、図2に示されるように、係止片20の側面部をコ字状に切り込 んで成形されている。図3に示されるように、この弾性片34は、係止片20が ラジエータグリル14に設けられた係止孔25に嵌入されると係止片20の側面 側へ弾性変形して、係止孔25の孔壁面へ収納され、その付勢力で係止片20の 左側面を係止孔25の縁周部に押し付け、係止片20の矢印C方向の動きを拘束 する。
【0016】 一方、張出部36は、係止片20が係止孔25に挿入された状態で、係止片2 0の先端部を残して、弾性片34の突出方向と反対方向へ張り出して設けられて いる。この張出部36の下面は、係止孔25の縁周面に当接し、係止片20の先 端側面20Aと係止孔25の縁周面の間に位置している。なお、この先端側面2 0Aは、ドライバー等の器具で矢印D方向に力を作用させる時の滑りを防止する ためメッシュ状に切り込まれている。
【0017】 次に、このクリップ14の取付け取外し方法を説明する。 図1に示すように、クリップ14の係止片20の先端をラジエータグリル10 の係止孔25に嵌入する。この係止片20に設けられた張出部36の厚みは、係 止孔25の上下の孔幅と略等しいので、容易に嵌入できる。この時、弾性片34 は、係止孔25の孔内壁に押圧されながら、張出部36が係止孔25を貫通する と、図3に示すように、係止孔25の孔内壁へ収納され、弾性復帰して係止片2 0の左側面を一方の係止孔25の縁周部に押し付ける。これによって、係止片2 0は、矢印C方向の移動を拘束される。また、張出部36が係止孔25の縁周面 と当接し、ラジエータグリル押え片30(図3参照)が係止片20を引き戻すの で、クリップ14の軸方向(矢印B方向)への移動が拘束される。
【0018】 次に、ブラケット27の取付孔22へアーム18を嵌入する。アーム18は取 付孔22の壁面に押し潰されながら嵌入され、係止溝24が取付孔22の縁周部 に係止される(図2参照)。この状態では、アーム18の弾性復帰力で係止溝2 4と取付孔22の縁周部との係合部はがた付くことがなく、またブラケット押え 片28がアーム18を引き戻すので、クリップ14の軸方向(矢印B方向)への 移動が拘束される。
【0019】 ここで、クリップ14をラジエータグリル10の外側から取り外す場合、図3 に示すように、通常ドライバー等の器具で、係止片20の先端側面20Aを矢印 D方向へ押して、弾性片34を係止片20の側面部へ押し戻しながら、張出部3 6を係止孔25に収まる位置まで移動する。この時、ラジエータグリル10の取 付孔22の縁周面の塗装面は、張出部36に覆われているので、ドライバー等に よって傷つけられることがない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るクリップは、取付後はラジエータグリルを がた付かせることがなく、また取外し時にはラジエータグリルを傷付けることが ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクリップの取付状況を示す分解斜
視図である。
【図2】本考案に係るクリップが取付けられた状態を示
す断面図である。
【図3】本考案に係るクリップが取付けられた状態を示
す図2の3−3線断面図である。
【図4】従来のクリップの取付状況を示す分解斜視図で
ある。
【図5】従来のクリップが取付けられた状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
34 弾性片 36 張出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディーに設けられたブラケットに形成
    された取付孔へ弾性変形しながら嵌入され嵌入後は弾性
    復帰し前記取付孔の縁周部に係止される係止溝を有する
    アームと、一端部に前記アームが設けられた支持体の他
    端部に形成されラジエータグリルに設けられた係止孔へ
    嵌入係止される係止片とを有するクリップにおいて、前
    記係止片の先端が前記係止孔を貫通し係止された状態
    で、前記係止片の略中央部に設けられ前記係止孔の孔内
    壁を押圧する弾性片と、前記係止片の先端部を残して係
    止片の側面から前記弾性片の押圧方向へ張出し係止孔の
    縁周面と当接する張出部と、を有することを特徴とする
    クリップ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62121147U (ja) * 1986-01-25 1987-07-31
JP3108923U (ja) * 2004-06-26 2005-04-28 重信 中島 ゴルフクラブのグリップ形成用シート

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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