JPH0592060U - 作業車の走行操向レバー構造 - Google Patents

作業車の走行操向レバー構造

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JPH0592060U
JPH0592060U JP3988092U JP3988092U JPH0592060U JP H0592060 U JPH0592060 U JP H0592060U JP 3988092 U JP3988092 U JP 3988092U JP 3988092 U JP3988092 U JP 3988092U JP H0592060 U JPH0592060 U JP H0592060U
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JP
Japan
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traveling
levers
steering
steering lever
lever
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Application number
JP3988092U
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English (en)
Inventor
康夫 森安
正典 赤木
孝信 嶋田
宏文 相沢
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 二本の走行操向レバーの構造に工夫を施し、
原動機の出力を常に能力一杯引き出せるようにする。 〔構成〕 二本の走行操向レバー24を共に支持軸28
の回りを回動できるように並置し、一方の走行操向レバ
ー24に対して他方の走行操向レバー24を一定の変位
のみを許容する相対的回動規制機構36を付与した作業
車の走行操向レバー構造において、前記相対的回動規制
機構36に二本の走行操向レバー25の相対的変位を更
に規制するストローク規制機構44を施したことを特徴
とする作業車の走行操向レバー構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業車の走行操向レバー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の作業車は、左右の走行装置にそれぞれ独立の駆動機構を配し、各々の 出力回転数をそれに対応したレバーの回動角度に比例させる構成をとっている。 即ち、レバーを中立位置から前後に倒すと、その回動角度が大きいほど前後進の 速度が高くなるようになっている。従って、二本のレバーの回動角度を変えるこ とにより、左右の走行装置に速度差も生ずるから、これで旋回もできることにな る。この意味から、二本のレバーは走行及び操向を司る走行操向レバー(以下、 走操レバーという)ということになる。
【0003】 このような走操レバーを操作しての操向方法としては、例えば、一方の走操レ バーを中立にしたままで他方の走操レバーを前方(後方)に回動させると、動か した方の走行装置のみが作動するピボットターンができ、双方の走操レバーを反 対方向に同じ角度だけ回動させると、両走行装置が反対方向に同じ出力で作動す るスピンターンができるといった具合である。このような場合、両走行装置に常 に能力一杯の出力を出させるためには、両走操レバーの相対変位を規制して(そ の最大変位を原動機の最大出力に対応させる)、この相対変位を保ったままで更 に前後へ回動できるようにするのが望ましく、これを可能にするために、二本の 走操レバーには相対的回動規制機構を付与してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、原動機に要求される出力は一定ではなく、装備や積荷の状態あるいは 路面状況等に応じてしばしば変わるのは常であるから、相対的回動規制機構が不 変なものであると原動機がエンストを起こしたりすることがある。 本考案は、このような課題を解決するものであって、この相対的回動規制機構 の作動範囲を調整できるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題の下、本考案は、二本の走行操向レバーを共に支持軸の回りを回動 できるように並置し、一方の走行操向レバーに対して他方の走行操向レバーを一 定の変位のみを許容する相対的回動規制機構を付与した作業車の走行操向レバー 構造において、前記相対的回動規制機構に二本の走行操向レバーの相対的変位を 更に規制するストローク規制機構を施したことを特徴とする作業車の走行操向レ バー構造を提供したものである。
【0006】
【作用】
以上の手段をとることにより、即ち、相対的回動規制機構はストローク規制機 構によってその作動範囲が調整できるから、原動機から常に能力一杯の出力を引 き出すことができる。
【0007】
【実施例】
図7は本考案が適用される作業車(本例では運搬車)の側面図であるが、この 作業車は、クローラ型走行装置10で支えられる車体フレーム12の前部に操縦 部14、中央部にクレーン装置16、後部にダンプ荷台18を有しているもので ある。操縦部14には操縦キャビン20が設けられており、ここにシート22や 走操レバー24が配置されている。尚、この場合、前進操縦と後進操縦とを切り 換えるためにシート22が180°回転できるようになっており、それに伴って 前進用走操レバー24と後進用走操レバー26とがシート22の前後にそれぞれ 配されている。
【0008】 図1は前進用走操レバー24廻りの側面図、図2は正面図であるが、この走操 レバー24は右走操用レバー24aと左走操用レバー24bの二本が水平な支持 軸28の回りを回動可能に並置されたものであり、各々にアーム30(30a、 30b)が付設され、このアーム30に変速操作ロッド32(32a、32b) が連結されているものである。これにより、走操レバー24a、24bを前方へ 倒せば、それと連結されている変速操作ロッド32a、32bを動かして原動機 (本例ではエンジンで駆動されるHSTポンプ)の出力を前進側へ増大させ、後 方に倒せば、後進側へ増大させるようになっている(その詳細はここでは省略す る)。尚、両走操レバー24a、24bとも、前進位置、後進位置ともにスプリ ングによって中立位置側へ付勢し、且つ、過大な変位を規制するストッパー機構 34、34が付されている。
【0009】 次に、この走操レバー24には、一方の走操レバー24a、24bがいずれの 位置にあっても、他方の走操レバー24a、24bが一定の変位しかできないよ うな相対的回動規制機構36が施されている。即ち、一方のアーム30bに相手 側のアーム30aに向かって張り出す枠板38を取り付け、他方のアーム30a にこの枠板38に形成された前後方向の長孔40に突入するピン42を取り付け ておくのである。このとき、長孔40の前後長さは等しくしておき、且つ、一方 のアーム30bが中立位置にあるとき、他方のアーム30aのピン42が長孔4 0の中央に位置するようにしておく。
【0010】 これにより、例えば、最高速で前進しようとするときは、どちらの走操レバー 24a、24bとも前方にフルストローク回動させることになる(このとき、ピ ン42と長孔40は未だ余裕があるようにしておく)。次に、旋回しようとする ときには、旋回内側となる側の走操レバー24a、24bを後方に回動させるの であるが、このとき、原動機の最大出力に応じてこの後方回動がフロルストロー クに至る前にピン42が長孔40の端に衝突するようにしておく(即ち、両走操 レバー24a、24bの最大変位を規制する)。このようにして両走操レバー2 4a、24bの最大変位を保ったままで、全体を前後に回動させて操向する。即 ち、二本の走操レバー24a、24bの回動範囲を中立位置から前後に同じだけ にすると、両駆動系は反対方向に同じだけ出力し、スピンターンを行うようにな るのである。
【0011】 ところで、本考案は、以上のような相対的回動規制機構36に両走操レバー2 4a、24bの相対的変位を更に規制するストローク規制機構44を施すのであ る。図3はこれの一実施例を示す要部断面図であるが、枠板38の前後からピン 42に向かって張り出す調整ボルト46、48を進退可能に取り付けたものであ る。調整ボルト46、48の位置を調整することで、ピン42と長孔40、即ち 、両走操レバー24a、24bの相対的変位は更に規制されることになる。尚、 この調整は搭載される原動機の最大出力に関連して積荷の状態及び路面状況等に 応じて行われることになる。
【0012】 図4はシート22部分の正面図、図5は側面図であるが、前進用走操レバー2 4と後進用走操レバー26とはシート22の下方に設置された前後進切換機構5 0にそれぞれ変速操作ロッド32(32a、32b)、52(52a、52b) で連結され、ここで切り換えられて原動機の出力を制御する操作ロッド54(5 4a、54b)を動かすようになっているが、ここでは、この変速操作ロッド3 2、52の下面を平面体のカバー56で全面的に覆っている。
【0013】 図6は前後進切換機構50の要部断面図であるが、この前後進切換機構50は アーム30の回動をシート22の前後向きで切り換えられるクラッチ58で切り 換えて操作ロッド54を固着する操作軸60を回転させるものであるが、ここで は、操作軸60を支持するボス62の内周に二つのOリング64を嵌着しておく とともに、Oリング64の間の操作軸60を径小にしてここにグリス溜66を形 成するのである。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、前記したものであるから、路面状況等の負荷の変動に応じて常に原 動機から最大出力を引き出せるから、効率的で無駄がないとともに、エンスト等 を起こさない。又、原動機及び各部材の過負荷が防げて寿命も長い。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行操向レバー部分の側面図である。
【図2】走行操向レバー部分の正面図である。
【図3】走行操向レバー部分の断面平面図である。
【図4】シート部分の正面図である。
【図5】シート部分の側面図である。
【図6】前後進切換機構の断面図である。
【図7】作業車の側面図である。
【符号の説明】
24 走行操向レバー 28 支持軸 36 相対的回動規制機構 44 ストローク規制機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 相沢 宏文 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二本の走行操向レバーを共に支持軸の回
    りを回動できるように並置し、一方の走行操向レバーに
    対して他方の走行操向レバーを一定の変位のみを許容す
    る相対的回動規制機構を付与した作業車の走行操向レバ
    ー構造において、前記相対的回動規制機構に二本の走行
    操向レバーの相対的変位を更に規制するストローク規制
    機構を施したことを特徴とする作業車の走行操向レバー
    構造。
JP3988092U 1992-05-18 1992-05-18 作業車の走行操向レバー構造 Pending JPH0592060U (ja)

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JP3988092U JPH0592060U (ja) 1992-05-18 1992-05-18 作業車の走行操向レバー構造

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JP3988092U JPH0592060U (ja) 1992-05-18 1992-05-18 作業車の走行操向レバー構造

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JPH0592060U true JPH0592060U (ja) 1993-12-14

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