JPH0591782A - 電圧形インバータの制御装置及びその方法 - Google Patents

電圧形インバータの制御装置及びその方法

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JPH0591782A
JPH0591782A JP3273430A JP27343091A JPH0591782A JP H0591782 A JPH0591782 A JP H0591782A JP 3273430 A JP3273430 A JP 3273430A JP 27343091 A JP27343091 A JP 27343091A JP H0591782 A JPH0591782 A JP H0591782A
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清隆 小林
Masahiro Tobiyo
飛世  正博
Keiji Kunii
啓次 国井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オンデレイによる出力電圧降下の大きさを簡
単にかつ正確に求め、出力電圧指令に加算することによ
り、インバータの出力電圧を波形歪のない正弦波にする
ことにある。 【構成】 交流電動機の励磁電流指令信号とトルク電流
指令信号及び1次角周波数指令信号から算出した交流電
動機の回転座標系の各相の電圧指令信号に基づいて交流
出力電圧指令を演算し、前記交流出力電圧指令によりパ
ルス幅変調制御する電圧形インバータの制御システムに
おいて、励磁電流信号、トルク電流信号及び前記1次角
周波数指令信号とから各相の交流電流信号を生成し、前
記交流電流信号の大きさを得る絶対値を演算し、前記絶
対値より補償領域を分離し、前記補償領域の分離に対応
した電圧降下補償量の大きさを生成する関数を発生し、
インバータ出力電流の各相の位相角を算出し、前記電流
位相角から電圧降下補償量の極性を決定し、電圧降下補
償信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータのパルス幅
変調に係わり、特に、出力電圧を制御する電圧形インバ
ータの制御装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パルス幅変調インバータ(以下PWMイ
ンバータと称する。)は、インバータを構成する正側及
び負側のスイッチング素子を交互に導通制御し、出力電
圧を平均値して正弦波に制御する方式が採用されてい
る。しかし、この制御方式を実行するに際し、スイッチ
ング素子には、ターンオフ時間によるスイッチングの遅
れがあるため、正側及び負側のスイッチング素子が同時
に導通しないように、短絡防止期間が設けられている。
これにより、インバータの出力電圧が低下して、波形歪
が生じるという問題がある。従来は、特開昭62ー13
5289号公報に記載されているように、出力電流指令
信号に基づにいて、インバータのオンデレイによる出力
電圧降下を演算し、この演算値をインバータの出力電圧
指令に加算して、オンデレイに伴う出力電圧降下を補償
する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、イン
バータの出力電圧指令に加算される演算値は一定値が加
算されるため、インバータ出力電流の大きさに応じてオ
ンデレイによる出力電圧降下の大きさが変化しても、こ
れを補償できないという問題がある。本発明の目的は、
オンデレイによる出力電圧降下の大きさを簡単にかつ正
確に求め、出力電圧指令に加算することにより、インバ
ータの出力電圧を波形歪のない正弦波にすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、交流電動機
の励磁電流指令信号とトルク電流指令信号及び1次角周
波数指令信号から算出した交流電動機の回転座標系の各
相の電圧指令信号に基づいて交流出力電圧指令を演算
し、前記交流出力電圧指令によりパルス幅変調制御する
電圧形インバータの制御システムにおいて、励磁電流信
号、トルク電流信号及び前記1次角周波数指令信号とか
ら各相の交流電流信号を生成し、前記交流電流信号の大
きさを得る絶対値を演算し、前記絶対値より補償領域を
分離し、前記補償領域の分離に対応した電圧降下補償量
の大きさを生成する関数を発生し、インバータ出力電流
の各相の位相角を算出し、前記電流位相角から電圧降下
補償量の極性を決定し、電圧降下補償信号を生成するこ
と、また、励磁電流信号とトルク電流信号とから電流信
号の大きさを得る電流信号を生成し、前記電流信号より
オンディレイ補償角度を求め、前記補償角より補償領域
を分離し、前記補償領域の分離に対応した電圧降下補償
量の大きさを生成する関数を発生し、前記励磁電流信号
と前記トルク電流信号及び前記1次角周波数指令信号か
らインバータ出力電流の各相の位相角を算出し、前記電
流位相角から電圧降下補償量の極性を決定し、電圧降下
補償信号を生成することにより、達成される。
【0005】
【作用】PWMインバータの出力電流の大きさに対する
オンデレイによる出力電圧降下は、図3に示されるよう
に、その極性が出力電流の極性に応じて変化し、その特
性は、電流が小さい領域イ〜ロでは非線形になり、大き
い領域ハはほぼ線形になる。このように、オンデレイに
よる出力電圧降下は、インバータの出力電流の大きさに
応じて変化する。そこで、インバータの出力電流の大き
さに応じて出力電圧降下電圧を簡単にかつ正確に求め、
その信号を交流電動機の固定子座標系の三相交流電圧指
令信号に加算することにより、オンデレイによる電圧降
下を補償することが可能になる。これにより、出力電圧
は歪の少ない正弦波となり、交流電動機にトルクリップ
ルが発生するのを防止することが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。PWMインバータ1は、正側及び負側のスイッチン
グ素子として三組のトランジスタを備え、PWMパルス
演算器9からパルス幅変調信号を受けて直流電圧を三相
の交流電圧に変換し、変換した三相交流電圧を交流電動
機2へ供給する。交流電動機2の速度は、速度検出器3
により検出され、速度検出器3の検出出力である速度信
号Wrが減算器4、加算器11に供給される。減算器4
には速度指令信号Wr*と速度信号Wrが供給され、各信
号の偏差に応じた信号が速度調節器5に供給される。速
度調節器5は、減算器4の出力信号を零にするためのト
ルク電流指令信号Iq*を出力する。トルク電流指令信号
Iq*は、電圧指令演算器6、すべり角周波数演算器1
0、補償電圧演算器13に供給され、すべり周波数演算
器10は、励磁電流指令信号Id*とトルク電流指令信号
Iq*からすべり角周波数信号Ws*を演算し、この演算信
号を加算器11へ出力する。加算器11は、すべり角周
波数信号Ws*と速度信号Wrとを加算して1次角周波数
指令信号W1*を生成し、この信号を電圧指令演算器6と
積分器12へ出力する。積分器12は、信号W1*を時間
積分して座標基準信号W1tを生成し、この信号を補償電
圧演算器13と座標変換器7へ出力する。電圧指令演算
器6は、励磁電流指令信号Id*、トルク電流指令信号I
q*及び1次角周波数指令信号W1*に基づいて交流電動機
2の回転座標系の電圧指令信号Vd*、Vq*を演算する。
各電圧指令信号は次の(1)、(2)式によって求めら
る。 Vd*=r1・Id*ーW1*・(l1+l2)・Iq* ・・・(1) Vq*=r1・Iq*+W1*・l1・Id* +W1*・M・Id*/(1+T2S) ・・・(2) r1:1次抵抗値 l1:1次漏れインダクタンス値 l2:2次漏れインダクタンス値 M :励磁インダクタンス値 T2:2次時定数 S :微分演算子 座標変換器7は、電圧指令信号Vd*、Vq*と座標基準信
号W1tとを受け、座標基準信号W1tに従って電圧指令信
号Vd*、Vq*を交流電動機2の固定子座標系の三相交流
電圧指令信号Vu*、Vv*、Vw*に変換する。この交流電
圧指令信号は、加算器8において補償電圧演算器13か
らの補償電圧信号Vfu*、Vfv*、Vfw*と加算され、出
力電圧指令信号Vu**、Vv**、Vw**に変換される。こ
の出力電圧指令信号は、PWMパルス演算器9に供給さ
れ、搬送波信号と比較されてパルス幅変調信号に変換さ
れる。このパルス幅変調信号を生成する場合、PWMイ
ンバータ1の正側と負側のトランジスタが同時に導通す
るのを防止するためのオンデレイを付加してパルス幅変
調信号が生成される。そして、このパルス幅変調信号に
よりPWMインバータ1の各トランジスタはスイッチン
グ制御され、直流電圧が三相の交流電圧に変換される。
なお、三相交流電圧指令信号Vu*、Vv*、Vw*は、図8
の(3)式によって表わされる。
【0007】補償電圧演算器13は、励磁電流指令信号
Id*、トルク電流指令信号Iq*及び座標基準信号W1tよ
り補償電圧信号Vfu*、Vfv*、Vfw*を算出するように
構成され、その具体的構成を図2に示す。交流電流指令
演算器14は、励磁電流指令信号Id*、トルク電流指令
信号Iq*及び座標基準信号W1tに基づき交流電流指令信
号Iu*、Iv*、Iw*を生成する。各交流電流指令信号
は、図8の式(4)、(5)、(6)によって求められ
る。逆正接演算器20は、励磁電流指令信号Id*とトル
ク電流指令信号Iq*からつぎの(7)式に従って電流位
相角を算出し、演算結果を加算器21へ出力する。 θ=ARCTAN(Iq*/Id*) ・・・・・・・(7) 加算器21は、電流位相角θと座標基準信号W1tを加算
してU相の電流位相角θiu*を生成し、この信号を極性
決定演算器18Aに供給する。減算器23は、U相の電
流位相角θiu*より定数発生器22の出力である2π/
3を減算し、V相の電流位相角θiv*を生成し、この信
号を極性決定演算器18Bに供給する。減算器25は、
U相の電流位相角θiu*より定数発生器24の出力であ
る4π/3を減算し、W相の電流位相角θiw*を生成
し、この信号を極性決定演算器18Cに供給する。
【0008】動作原理は、U相、V相、W相とも同じな
ので、U相のみに対して説明する。絶対値演算器15A
には、交流電流指令信号Iu*が供給され、絶対値処理し
た極性無し交流電流指令信号|Iu*|は、補償領域分離
演算器16Aと関数発生器17Aに供給される。補償領
域分離演算器16Aは、極性無し交流電流指令信号|I
u*|より補償領域分離情報を決定し、関数発生器17A
に補償領域分離情報を供給する。関数発生器17Aは、
複数の関数器で構成されており、補償領域分離情報より
それに対応するひとつの関数器を選択し、極性なし交流
電流指令|Iu*|よりオンディレイ補償電圧の大きさ|
Vfu*|を算出し、極性決定演算器18Aに供給する。
【0009】例えば、図3に示す様に、電圧降下補償曲
線PをS字特性とすると、交流電流指令信号は、領域イ
(0〜ia)のときは式(8)、領域ロ(ia〜ib)のと
きは式(9)、領域ハ(ib〜 )のときは式(10)と
なるように表現され、補償領域を分離して、それに対応
する関数器を選択する。なお、i1、i2は大きさが異
なる交流電流指令信号を示す。 Y=A1・X+B1 (領域イ) ・・・(8) Y=A2・X+B2 (領域ロ) ・・・(9) Y=A3・X+B3 (領域ハ) ・・・(10) Y :オンデレイ補償電圧の大きさ|Vfu
*| A1,A2,A3 :領域イ,ロ,ハのオンデレイ補償係
数 B1,B2,B3 :領域イ,ロ,ハのオンデレイ初期値 X :極性無し交流電流指令|Iu*| 極性決定演算器18Aは、U相の電流位相角θiu*とオ
ンディレイ補償電圧の大きさ|Vfu*|より、つぎの式
(11)に従ってオンディレイ補償電圧Vfu*を演算す
る。 Vfu*= |Vfu*| (θiu*: 0°〜180°) Vfu*=−|Vfu*| (θiu*:180°〜360°) ・・・(11) このオンデレイ補償係数及び初期値を求めるに際して
は、図1に於て、1次角周波数指令信号W1*=0、電圧
指令信号Vq*=0とした条件において、PWMインバー
タ1を運転し、出力電流Iuと電圧降下Vfuとの関係を
測定し、オンディレイ補償係数及び初期値を決定する。
【0010】このようにして、交流電流指令信号の大き
さに応じたオンディレイ補償電圧が正確に求められる。
このため、実際の電流に一致した交流電流信号が生成さ
れると、その大きさに応じたオンディレイ補償電圧が計
算され、補償電圧演算器13からは図4に示される補償
電圧信号Vfu*が出力される。図4において、(A)は
交流電流指令信号i1、i2、(B)は交流電流指令信
号i1に対するオンディレイ補償電圧|Vfu*|、
(C)は交流電流指令信号i2に対するオンディレイ補
償電圧|Vfu*|を示す。
【0011】この補償電圧信号Vfu*が交流電圧指令信
号Vu*に加算されると、出力電圧指令信号Vu**は、図
5に示されるような信号として出力される。図5におい
て、Vu*は交流電圧指令信号、iは交流電流指令信号、
Vfuは図4において説明したように交流電流指令信号i
に対するオンディレイ補償電圧信号、Vu**は交流電圧
指令信号Vu*がオンディレイ補償電圧信号Vfuによって
補償された出力電圧指令信号を示す。このように、本実
施例に於ては、交流電流指令の大きさに応じた正確なオ
ンデレイ補償電圧を三相交流電圧指令に加算したため、
インバータ1の出力電流に波形の歪が生じるのを抑制す
ることができ、交流電動機2にトルクリップルが発生す
るのを防止することができる。
【0012】次に、本発明の他の実施例を図6に基づい
て説明する。本実施例は、交流電流指令信号を求める代
わりに、出力電流の大きさと位相角より直接にオンデレ
イ補償電圧を演算するものである。補償電圧演算器13
以外は、図1と同じなので説明は省略する。又、各相の
電流位相角θiu*、θiv*、θiw*の生成方法は、図2と
同じなので説明は省略する。動作原理は、U相、V相、
W相とも同じなので、U相のみに対して説明する。電流
演算器30は、励磁電流指令信号Id*、トルク電流指令
信号Iq*から図8の(12)式に従って出力電流の大き
さI1*を演算し、演算結果をオンディレイ補償角度演算
器31、32へ出力する。オンディレイ補償角度演算器
31、32は、出力電流I1*がI1*・SIN(W1t)
で変化しているものとして、図3の電流値Ia、Ibを角
度でとらえ、オンディレイ補償角度θia、θibを次の式
(13)、(14)より求め、関数発生器34Aと、補
償領域分離演算器33Aへ出力する。 θia=ARCSIN(Ia/I1) =(Ia/I1)+(Ia/I1)3/6+・・・ ≒(Ia/I1) ・・・・・(13) θib=ARCSIN(Ib/I1) =(Ib/I1)+(Ib/I1)3/6+・・・ ≒(Ib/I1) ・・・・・(14) U相の電流位相角θiu*は、補償領域分離演算器33
A、関数発生器34A及び極性決定演算器35Aに供給
する。補償領域分離演算器33Aは、U相の電流位相角
θiu*と、オンディレイ補償角度演算器31、32の出
力より補償領域分離情報を決定し、関数発生器34Aに
補償領域分離情報を供給する。関数発生器34Aは、複
数の関数器で構成され、補償領域分離情報よりそれに対
応するひとつの関数器を選択し、U相の電流位相角θiu
*とオンディレイ補償角度演算器31、32の出力θi
a、θibよりオンディレイ補償電圧の大きさ|Vfu*|を
算出し、極性決定演算器18Aに供給する。
【0013】例えば、図7に示す様に、電流位相角θiu
*が0〜90゜の場合、オンディレイ補償角度が領域イ
(0〜θia)の時は式(15)、領域ロ(θia〜θib)
の時は式(16)、領域ハ(θib〜 )の時は式(1
7)となるように補償領域を分離して、それの対応する
関数器を選択する。 Y=A1/θia・X+B1 (領域イ) ・・・(1
5) Y=A2/θib・X+B2 (領域ロ) ・・・(1
6) Y=A3 ・X+B3 (領域ハ) ・・・(1
7) Y :オンデレイ補償電圧 |Vfu*| A1,A2,A3 :領域イ,ロ,ハのオンデレイ補償係
数 B1,B2,B3 :領域イ,ロ,ハのオンデレイ初期値 X :電流位相角θiu* 極性決定演算器35Aは、U相の電流位相角θiu*とオ
ンディレイ補償電圧の大きさ|Vfu*|より、つぎの式
(18)に従ってオンディレイ補償電圧Vfu*を演算す
る。 Vfu*= |Vfu*| (θiu*: 0°〜180°) Vfu*=−|Vfu*| (θiu*:180°〜360°) ・・・(18) このように、本実施例に於ては、出力電流の大きさと位
相角に応じた正確なオンディレイ補償電圧を三相交流電
圧指令に加算したため、インバータ1の出力電流に波形
の歪が生じるのを抑制することができ、交流電動機2に
トルクリップルが発生するのを防止することができる。
【0014】以上、前記実施例では、スイッチング素子
をトランジスタとしたが、GTO素子、または、IGB
T素子を用いた電圧形インバータにも適用できる。ま
た、極性決定演算器18A,35Aは電流位相角θi*に
より極性を判定したが、次の式(19)により判定して
も同様の結果が得られる。 Vfu*= |Vfu*| (Iu*≧0、Iu≧0) Vfu*=−|Vfu*| (Iu*<0、Iu<0) ・・・(19) さらに、関数発生器17A,34Aは、3個の関数器で
構成されているが、複数の(2以上)関数器でも構成で
きる。同様に、オンディレイ補償角演算器は、2個から
構成されているが、複数の(2以上)演算器でも構成で
きる。特別な場合として、出力電流値が変化しない、又
は、変化が小さい時は、図6に於ける出力電流I1*を固
定し、電流演算器30を定数発生器としてもよい。最後
に、電圧補償演算器の入力をトルク電流指令信号と励磁
電流指令信号としたが、それぞれ帰還量でも構成でき
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インバータのオンデレイに伴う出力電圧降下をインバー
タの出力電流の大きさに応じて正確に補償するようにし
たため、インバータの出力電圧が歪の少ない正弦波とな
り、インバータの出力電流の波形歪を抑制することがで
き、交流電動機にトルクリップルが発生するのを防止す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例
【図2】オンディレイ補償電圧演算器
【図3】オンディレイ補償電圧演算器の出力例
【図4】オンディレイ補償電圧演算器の出力例
【図5】オンディレイ補償電圧演算器の出力例
【図6】本発明の他の実施例によるオンディレイ補償電
圧演算器
【図7】オンディレイ補償電圧演算器の出力例
【図8】数式(3)式、(4)式、(5)式、(6)
式、(12)式
【符号の説明】
1 インバータ 2 交流電動機 3 速度検出器 4 減算器 5 速度調節器 6 電圧指令演算器 7 座標変換器 8 加算器機 9 パルス演算器 10 すべり周波数演算器 11 加算器機 12 積分器 13 補償電圧演算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電動機の励磁電流指令信号とトルク
    電流指令信号及び1次角周波数指令信号から算出した交
    流電動機の回転座標系の各相の電圧指令信号に基づいて
    交流出力電圧指令を演算し、前記交流出力電圧指令によ
    りパルス幅変調制御する電圧形インバータの制御装置に
    於て、電圧降下補償信号生成手段を設け、この電圧降下
    補償信号生成手段は、励磁電流信号、トルク電流信号及
    び前記1次角周波数指令信号とから各相の交流電流信号
    を生成する交流電流信号生成手段と、前記交流電流信号
    の大きさを得る絶対値演算手段と、前記絶対値演算手段
    の出力より補償領域を分離する補償領域分離手段と、前
    記補償領域分離手段に対応した電圧降下補償量の大きさ
    を生成する関数発生手段と、インバータ出力電流の各相
    の位相角を算出する電流位相角演算手段と、前記電流位
    相演算手段の出力から電圧降下補償量の極性を決定する
    極性決定手段とから構成することを特徴とする電圧形イ
    ンバータの制御装置。
  2. 【請求項2】 交流電動機の励磁電流指令信号とトルク
    電流指令信号及び1次角周波数指令信号から算出した交
    流電動機の回転座標系の各相の電圧指令信号に基づいて
    交流出力電圧指令を演算し、前記交流出力電圧指令によ
    りパルス幅変調制御する電圧形インバータの制御装置に
    於て、電圧降下補償信号生成手段を設け、この電圧降下
    補償信号生成手段は、励磁電流信号とトルク電流信号と
    から電流信号の大きさを得る電流信号生成手段と、前記
    電流信号生成手段の出力よりオンディレイ補償角度を求
    める補償角生成手段と、前記補償角生成手段の出力より
    補償領域を分離する補償領域分離手段と、前記補償領域
    分離手段に対応した電圧降下補償量の大きさを生成する
    関数発生手段と、前記励磁電流信号と前記トルク電流信
    号及び前記1次角周波数指令信号からインバータ出力電
    流の各相の位相角を算出する電流位相角演算手段と、前
    記電流位相演算手段の出力から電圧降下補償量の極性を
    決定する極性決定手段とから構成することを特徴とする
    電圧形インバータの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、電圧
    降下補償信号生成手段は、電圧降下補償曲線としてS字
    特性を有することを特徴とする電圧形インバータの制御
    装置。
  4. 【請求項4】 交流電動機の励磁電流指令信号とトルク
    電流指令信号及び1次角周波数指令信号から算出した交
    流電動機の回転座標系の各相の電圧指令信号に基づいて
    交流出力電圧指令を演算し、前記交流出力電圧指令によ
    りパルス幅変調制御する電圧形インバータの制御方法に
    おいて、励磁電流信号、トルク電流信号及び前記1次角
    周波数指令信号とから各相の交流電流信号を生成し、前
    記交流電流信号の大きさを得る絶対値を演算し、前記絶
    対値より補償領域を分離し、前記補償領域の分離に対応
    した電圧降下補償量の大きさを生成する関数を発生し、
    インバータ出力電流の各相の位相角を算出し、前記電流
    位相角から電圧降下補償量の極性を決定し、電圧降下補
    償信号を生成することを特徴とする電圧形インバータの
    制御方法。
  5. 【請求項5】 交流電動機の励磁電流指令信号とトルク
    電流指令信号及び1次角周波数指令信号から算出した交
    流電動機の回転座標系の各相の電圧指令信号に基づいて
    交流出力電圧指令を演算し、前記交流出力電圧指令によ
    りパルス幅変調制御する電圧形インバータの制御方法に
    おいて、励磁電流信号とトルク電流信号とから電流信号
    の大きさを得る電流信号を生成し、前記電流信号よりオ
    ンディレイ補償角度を求め、前記補償角より補償領域を
    分離し、前記補償領域の分離に対応した電圧降下補償量
    の大きさを生成する関数を発生し、前記励磁電流信号と
    前記トルク電流信号及び前記1次角周波数指令信号から
    インバータ出力電流の各相の位相角を算出し、前記電流
    位相角から電圧降下補償量の極性を決定し、電圧降下補
    償信号を生成することを特徴とする電圧形インバータの
    制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5において、電圧
    降下補償曲線は、S字特性を有することを特徴とする電
    圧形インバータの制御方法。
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