JPH0591738A - 高圧電源装置 - Google Patents
高圧電源装置Info
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- JPH0591738A JPH0591738A JP24953291A JP24953291A JPH0591738A JP H0591738 A JPH0591738 A JP H0591738A JP 24953291 A JP24953291 A JP 24953291A JP 24953291 A JP24953291 A JP 24953291A JP H0591738 A JPH0591738 A JP H0591738A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】正及び負の電圧を同時に使用する場合でも定電
流制御を可能にする。 【構成】トランスTの2次巻線N2 の一端はダイオード
D1 を介して出力端子3に接続され、ダイオードD1 の
カソードはコンデンサC1及び抵抗R3 の直列回路と抵
抗R1 とから成る並列回路を介して基準電位点に接続さ
れる。また、トランスTの2次巻線N2 の一端はダイオ
ードD2 を介して出力端子4にも接続され、ダイオード
D2 のアノードはコンデンサC2 及び抵抗R4 の直列回
路と抵抗R2 とから成る並列回路を介して基準電位点に
接続される。これにより、抵抗R3 ,R4 には夫々出力
端子3,4の出力電流に応じた電流が流れる。抵抗R3
,R4 の電圧降下を検出信号として制御用IC11に与
えてトランジスタQ1 を制御することにより、定電流制
御が可能である。
流制御を可能にする。 【構成】トランスTの2次巻線N2 の一端はダイオード
D1 を介して出力端子3に接続され、ダイオードD1 の
カソードはコンデンサC1及び抵抗R3 の直列回路と抵
抗R1 とから成る並列回路を介して基準電位点に接続さ
れる。また、トランスTの2次巻線N2 の一端はダイオ
ードD2 を介して出力端子4にも接続され、ダイオード
D2 のアノードはコンデンサC2 及び抵抗R4 の直列回
路と抵抗R2 とから成る並列回路を介して基準電位点に
接続される。これにより、抵抗R3 ,R4 には夫々出力
端子3,4の出力電流に応じた電流が流れる。抵抗R3
,R4 の電圧降下を検出信号として制御用IC11に与
えてトランジスタQ1 を制御することにより、定電流制
御が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機用として好適の
高圧電源装置に関する。
高圧電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機のカラー化が進んでいる。
2色のカラー複写機、例えば、黒と赤で複写可能なカラ
ー複写機においては、通常、黒トナーと赤トナーとを別
々のタイミングでドラム表面に付着させている。すなわ
ち、デベロッパーにおいては、先ず、黒トナーを帯電さ
せる。ドラム表面の所定位置がデベロッパーに近づく
と、ドラムの帯電状態に応じて黒トナーがドラムに移動
して付着する。更に、ドラム表面の黒トナーは搬送され
てきた用紙に転写されて定着される。次に、黒トナーを
除電し、赤トナーを帯電させる。ドラムが回転して表面
の所定位置が赤トナーのデベロッパーに近づくと、ドラ
ム表面に赤トナーが移動して付着し、更に搬送されてき
た用紙に転写される。こうして、用紙に黒と赤とで複写
が行われる。
2色のカラー複写機、例えば、黒と赤で複写可能なカラ
ー複写機においては、通常、黒トナーと赤トナーとを別
々のタイミングでドラム表面に付着させている。すなわ
ち、デベロッパーにおいては、先ず、黒トナーを帯電さ
せる。ドラム表面の所定位置がデベロッパーに近づく
と、ドラムの帯電状態に応じて黒トナーがドラムに移動
して付着する。更に、ドラム表面の黒トナーは搬送され
てきた用紙に転写されて定着される。次に、黒トナーを
除電し、赤トナーを帯電させる。ドラムが回転して表面
の所定位置が赤トナーのデベロッパーに近づくと、ドラ
ム表面に赤トナーが移動して付着し、更に搬送されてき
た用紙に転写される。こうして、用紙に黒と赤とで複写
が行われる。
【0003】このように、黒トナーと赤トナーとの帯電
及び除電を行うために、正及び負の電源電圧を発生する
高圧電源装置を採用することがある。図2はカラー複写
機に採用されるこの種の従来の高圧電源装置を示す回路
図である。
及び除電を行うために、正及び負の電源電圧を発生する
高圧電源装置を採用することがある。図2はカラー複写
機に採用されるこの種の従来の高圧電源装置を示す回路
図である。
【0004】電源電圧Vccは電源端子1を介してトラ
ンスTの1次巻線N1の一端に供給されている。1次巻
線N1 の他端はトランジスタQ1 のコレクタ・エミッタ
路を介して基準電位点に接続されており、トランジスタ
Q1 のベースは制御用IC2に接続されている。制御用
IC2からの制御信号によってトランジスタQ1 がオ
ン,オフし、トランスTの1次巻線N1 に電流が流れて
トランスTは励磁される。これにより、トランスTの2
次巻線N2 に交流電圧が発生する。2次巻線N2に発生
する交流電圧は、例えば、トランジスタQ1 のベースに
与える制御信号のオンデューティを変化させることによ
って制御可能である。
ンスTの1次巻線N1の一端に供給されている。1次巻
線N1 の他端はトランジスタQ1 のコレクタ・エミッタ
路を介して基準電位点に接続されており、トランジスタ
Q1 のベースは制御用IC2に接続されている。制御用
IC2からの制御信号によってトランジスタQ1 がオ
ン,オフし、トランスTの1次巻線N1 に電流が流れて
トランスTは励磁される。これにより、トランスTの2
次巻線N2 に交流電圧が発生する。2次巻線N2に発生
する交流電圧は、例えば、トランジスタQ1 のベースに
与える制御信号のオンデューティを変化させることによ
って制御可能である。
【0005】トランスTの2次巻線N2 の一端はダイオ
ードD1 を介して出力端子3に接続されると共に、ダイ
オードD2 を介して出力端子4に接続されている。ダイ
オードD1 並びにそのカソードと基準電位点との間に接
続されたコンデンサC1 及び抵抗R1 から構成された整
流回路8によって、出力端子3には正電圧が現れる。一
方、ダイオードD2 並びにそのアノードと基準電位点と
の間に接続されたコンデンサC2 及び抵抗R2 から構成
された整流回路9によって、出力端子4には負電圧が現
れる。これらの正電圧及び負電圧を黒トナー及び赤トナ
ーの帯電,除電に用いている。なお、出力端子3,4に
接続された負荷5,6への電圧の供給タイミングは図示
しないスイッチによって制御している。
ードD1 を介して出力端子3に接続されると共に、ダイ
オードD2 を介して出力端子4に接続されている。ダイ
オードD1 並びにそのカソードと基準電位点との間に接
続されたコンデンサC1 及び抵抗R1 から構成された整
流回路8によって、出力端子3には正電圧が現れる。一
方、ダイオードD2 並びにそのアノードと基準電位点と
の間に接続されたコンデンサC2 及び抵抗R2 から構成
された整流回路9によって、出力端子4には負電圧が現
れる。これらの正電圧及び負電圧を黒トナー及び赤トナ
ーの帯電,除電に用いている。なお、出力端子3,4に
接続された負荷5,6への電圧の供給タイミングは図示
しないスイッチによって制御している。
【0006】また、負荷5,6と基準電位点との間に
は、出力を定電流制御するため及び出力電流の短絡を検
出するために、インピーダンス素子から成る検出素子7
が接続されている。検出素子7にはいずれの出力端子に
負荷が接続されるかに応じて正又は負の電流が流れ、こ
の電流による電圧降下分を検出信号として制御用IC2
に出力している。制御用IC2は検出素子7からの検出
信号によって出力電流を検出して、トランジスタQ1 に
与える制御信号のオンデューティを変化させている。例
えば、検出信号によって負荷の短絡を検出した場合に
は、制御用IC2は制御信号の供給を停止する。また、
検出信号によって、出力電流の定電流制御も可能であ
る。
は、出力を定電流制御するため及び出力電流の短絡を検
出するために、インピーダンス素子から成る検出素子7
が接続されている。検出素子7にはいずれの出力端子に
負荷が接続されるかに応じて正又は負の電流が流れ、こ
の電流による電圧降下分を検出信号として制御用IC2
に出力している。制御用IC2は検出素子7からの検出
信号によって出力電流を検出して、トランジスタQ1 に
与える制御信号のオンデューティを変化させている。例
えば、検出信号によって負荷の短絡を検出した場合に
は、制御用IC2は制御信号の供給を停止する。また、
検出信号によって、出力電流の定電流制御も可能であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正電圧
と負電圧とを同時に使用することもある。正電圧及び負
電圧を択一的に使用する場合には特には問題にならない
が、正及び負の出力を同時に使用すると、検出素子には
正及び負の電流が流れて、出力電流を検出することがで
きない。また、電圧降下によって検出信号が発生した場
合でも、出力端子3,4のいずれに接続された負荷の電
流を検出しているかが不明である。このため、出力電流
の制御が困難であるという問題点があった。
と負電圧とを同時に使用することもある。正電圧及び負
電圧を択一的に使用する場合には特には問題にならない
が、正及び負の出力を同時に使用すると、検出素子には
正及び負の電流が流れて、出力電流を検出することがで
きない。また、電圧降下によって検出信号が発生した場
合でも、出力端子3,4のいずれに接続された負荷の電
流を検出しているかが不明である。このため、出力電流
の制御が困難であるという問題点があった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、正電圧と負電圧との両出力を同時に使用す
る場合でも、負荷に流れる出力電流を検出可能にして定
電流制御を行うことができる高圧電源装置を提供するこ
とを目的とする。
のであって、正電圧と負電圧との両出力を同時に使用す
る場合でも、負荷に流れる出力電流を検出可能にして定
電流制御を行うことができる高圧電源装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高圧電源装
置は、トランスに誘起した電圧を整流する第1の整流素
子及びこの第1の整流素子によって得られる正極性の電
圧を平滑する第1のコンデンサを有する第1の整流手段
と、前記トランスに誘起した電圧を整流する第2の整流
素子及びこの第2の整流素子によって得られる負極性の
電圧を平滑する第2のコンデンサを有する第2の整流手
段と、前記第1のコンデンサに流れる電流を検出して第
1の検出信号を出力する第1の検出素子と、前記第2の
コンデンサに流れる電流を検出して第2の検出信号を出
力する第2の検出素子と、前記第1及び第2の検出信号
のいずれか一方に基づいて前記トランスに誘起する電圧
を制御する制御手段とを具備したものである。
置は、トランスに誘起した電圧を整流する第1の整流素
子及びこの第1の整流素子によって得られる正極性の電
圧を平滑する第1のコンデンサを有する第1の整流手段
と、前記トランスに誘起した電圧を整流する第2の整流
素子及びこの第2の整流素子によって得られる負極性の
電圧を平滑する第2のコンデンサを有する第2の整流手
段と、前記第1のコンデンサに流れる電流を検出して第
1の検出信号を出力する第1の検出素子と、前記第2の
コンデンサに流れる電流を検出して第2の検出信号を出
力する第2の検出素子と、前記第1及び第2の検出信号
のいずれか一方に基づいて前記トランスに誘起する電圧
を制御する制御手段とを具備したものである。
【0010】
【作用】本発明において、第1及び第2のコンデンサに
は、夫々、正極性の直流出力電流及び負極性の直流出力
電流に基づく充放電電流が流れる。第1及び第2の検出
素子はこれらの充放電電流を検出することによって、正
又は負極性の出力電流を検出する。正又は負極性の各出
力電流が共通の基準電位点に同時に流れる場合でも、第
1及び第2の検出信号は相互に干渉されることはない。
制御手段はこれらの第1及び第2の検出信号のいずれか
一方に基づいてトランスに誘起する電圧を制御する。
は、夫々、正極性の直流出力電流及び負極性の直流出力
電流に基づく充放電電流が流れる。第1及び第2の検出
素子はこれらの充放電電流を検出することによって、正
又は負極性の出力電流を検出する。正又は負極性の各出
力電流が共通の基準電位点に同時に流れる場合でも、第
1及び第2の検出信号は相互に干渉されることはない。
制御手段はこれらの第1及び第2の検出信号のいずれか
一方に基づいてトランスに誘起する電圧を制御する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る高圧電源装置の一実施
例を示す回路図である。図1において図2と同一物には
同一符号を付してある。
て説明する。図1は本発明に係る高圧電源装置の一実施
例を示す回路図である。図1において図2と同一物には
同一符号を付してある。
【0012】電源端子1はトランスTの1次巻線N1 及
びトランジスタQ1 のコレクタ・エミッタ路を介して基
準電位点に接続されている。トランジスタQ1 はベース
に制御用IC11から制御信号が与えられてオンオフす
る。トランスTの2次巻線N2の一端はダイオードD1
を介して出力端子3に接続されると共に、ダイオードD
2 を介して出力端子4にも接続されており、他端は基準
電位点に接続される。
びトランジスタQ1 のコレクタ・エミッタ路を介して基
準電位点に接続されている。トランジスタQ1 はベース
に制御用IC11から制御信号が与えられてオンオフす
る。トランスTの2次巻線N2の一端はダイオードD1
を介して出力端子3に接続されると共に、ダイオードD
2 を介して出力端子4にも接続されており、他端は基準
電位点に接続される。
【0013】本実施例においては、ダイオードD1 のカ
ソードは抵抗R1 を介して基準電位点に接続されると共
に、コンデンサC1 及び抵抗R3 を介して基準電位点に
接続される。ダイオードD1 、コンデンサC1 及び抵抗
R1 によって整流回路8が構成される。抵抗R3は出力
端子3に接続される負荷に流れる出力電流の検出素子と
して機能する。また、ダイオードD2 のアノードは抵抗
R2 を介して基準電位点に接続されると共に、コンデン
サC2 及び抵抗R4 を介して基準電位点に接続される。
ダイオードD2 、コンデンサC2 及び抵抗R2によって
整流回路9が構成される。抵抗R4 は出力端子4に接続
される負荷に流れる出力電流の検出素子として機能す
る。
ソードは抵抗R1 を介して基準電位点に接続されると共
に、コンデンサC1 及び抵抗R3 を介して基準電位点に
接続される。ダイオードD1 、コンデンサC1 及び抵抗
R1 によって整流回路8が構成される。抵抗R3は出力
端子3に接続される負荷に流れる出力電流の検出素子と
して機能する。また、ダイオードD2 のアノードは抵抗
R2 を介して基準電位点に接続されると共に、コンデン
サC2 及び抵抗R4 を介して基準電位点に接続される。
ダイオードD2 、コンデンサC2 及び抵抗R2によって
整流回路9が構成される。抵抗R4 は出力端子4に接続
される負荷に流れる出力電流の検出素子として機能す
る。
【0014】コンデンサC1 及び抵抗R3 の接続点は直
流変換回路12に接続されている。直流変換回路12はコン
デンサC1 及び抵抗R3 の接続点に現れる検出信号の実
効値の平均を求めることにより、出力端子3の出力電流
に基づく直流電圧を発生してアンプ13に出力する。アン
プ13は入力された直流電圧を増幅して出力する。アンプ
13の出力端は抵抗R5 を介してトランジスタQ2 のベー
スに接続されると共に、コンデンサC3 を介して基準電
位点にも接続される。トランジスタQ2 のコレクタは抵
抗R6 を介して制御用IC11の制御入力端11aに接続さ
れており、エミッタはツェナーダイオードD3 を介して
基準電位点に接続される。
流変換回路12に接続されている。直流変換回路12はコン
デンサC1 及び抵抗R3 の接続点に現れる検出信号の実
効値の平均を求めることにより、出力端子3の出力電流
に基づく直流電圧を発生してアンプ13に出力する。アン
プ13は入力された直流電圧を増幅して出力する。アンプ
13の出力端は抵抗R5 を介してトランジスタQ2 のベー
スに接続されると共に、コンデンサC3 を介して基準電
位点にも接続される。トランジスタQ2 のコレクタは抵
抗R6 を介して制御用IC11の制御入力端11aに接続さ
れており、エミッタはツェナーダイオードD3 を介して
基準電位点に接続される。
【0015】同様に、コンデンサC2 及び抵抗R4 の接
続点は直流変換回路14に接続されている。直流変換回路
14はコンデンサC2及び抵抗R4 の接続点に現れる検出
信号の実効値の平均を求めることにより、出力端子4の
出力電流に基づく直流電圧を発生してアンプ15に出力す
る。アンプ15は入力された直流電圧を増幅する。アンプ
15の出力端は抵抗R7 を介してトランジスタQ3 のベー
スに接続されると共に、コンデンサC4 を介して基準電
位点にも接続される。トランジスタQ3 のコレクタは抵
抗R8 を介して制御用IC11の制御入力端11bに接続さ
れており、エミッタはツェナーダイオードD4 を介して
基準電位点に接続される。
続点は直流変換回路14に接続されている。直流変換回路
14はコンデンサC2及び抵抗R4 の接続点に現れる検出
信号の実効値の平均を求めることにより、出力端子4の
出力電流に基づく直流電圧を発生してアンプ15に出力す
る。アンプ15は入力された直流電圧を増幅する。アンプ
15の出力端は抵抗R7 を介してトランジスタQ3 のベー
スに接続されると共に、コンデンサC4 を介して基準電
位点にも接続される。トランジスタQ3 のコレクタは抵
抗R8 を介して制御用IC11の制御入力端11bに接続さ
れており、エミッタはツェナーダイオードD4 を介して
基準電位点に接続される。
【0016】一方、電源端子1は抵抗R9 ,R10を介し
て制御系の電源回路16,17にも接続されている。電源回
路16は、抵抗R9 と基準電位点との間に接続されたツェ
ナーダイオードD5 ,D6 及びコンデンサC5 の並列回
路によって構成されている。コンデンサC5 の一端は抵
抗R11を介してトランジスタQ2 のエミッタに接続され
ている。電源回路17は、抵抗R10と基準電位点との間に
接続されたツェナーダイオードD7 ,D8 及びコンデン
サC7の並列回路によって構成されている。コンデンサ
C7 の一端は抵抗R12を介してトランジスタQ3 のエミ
ッタに接続されている。
て制御系の電源回路16,17にも接続されている。電源回
路16は、抵抗R9 と基準電位点との間に接続されたツェ
ナーダイオードD5 ,D6 及びコンデンサC5 の並列回
路によって構成されている。コンデンサC5 の一端は抵
抗R11を介してトランジスタQ2 のエミッタに接続され
ている。電源回路17は、抵抗R10と基準電位点との間に
接続されたツェナーダイオードD7 ,D8 及びコンデン
サC7の並列回路によって構成されている。コンデンサ
C7 の一端は抵抗R12を介してトランジスタQ3 のエミ
ッタに接続されている。
【0017】制御用IC11は、制御用入力端11a,11b
に供給される信号に基づいて、トランジスタQ1 のベー
スに供給する制御信号のオンデューティを変化させるよ
うになっている。この場合、制御用IC11は入力端子18
を介して入力される制御変更信号に基づいて、いずれか
一方の制御入力端に入力された信号に基づいて制御を行
うようになっている。
に供給される信号に基づいて、トランジスタQ1 のベー
スに供給する制御信号のオンデューティを変化させるよ
うになっている。この場合、制御用IC11は入力端子18
を介して入力される制御変更信号に基づいて、いずれか
一方の制御入力端に入力された信号に基づいて制御を行
うようになっている。
【0018】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
について説明する。
【0019】制御用IC11に制御されてトランジスタQ
1 はオンオフし、トランスTの1次巻線N1 に電流が流
れる。これにより、2次巻線N2 に交流電圧が誘起す
る。ダイオードD1 、コンデンサC1 及び抵抗R1 から
なる整流回路8は2次巻線N2に誘起した電圧を整流平
滑して出力端子3に正電圧を供給する。一方、ダイオー
ドD2 、コンデンサD2 及び抵抗R2 からなる整流回路
9は2次巻線N2 に誘起した電圧を整流平滑して出力端
子4に負電圧を供給する。
1 はオンオフし、トランスTの1次巻線N1 に電流が流
れる。これにより、2次巻線N2 に交流電圧が誘起す
る。ダイオードD1 、コンデンサC1 及び抵抗R1 から
なる整流回路8は2次巻線N2に誘起した電圧を整流平
滑して出力端子3に正電圧を供給する。一方、ダイオー
ドD2 、コンデンサD2 及び抵抗R2 からなる整流回路
9は2次巻線N2 に誘起した電圧を整流平滑して出力端
子4に負電圧を供給する。
【0020】ここで、出力端子3,4に選択的に所定の
負荷を接続するものとする。出力端子3を介して流れる
出力直流電流と平滑用のコンデンサC1 の充電電流の実
効値とは相関関係を有する。すなわち、コンデンサC1
に流れる電流を検出することによって、出力端子3の出
力電流を検出することができる。コンデンサC1 に流れ
る電流は抵抗R3 によって検出され、抵抗R3 による電
圧降下分を検出信号として直流変換回路12に与える。
負荷を接続するものとする。出力端子3を介して流れる
出力直流電流と平滑用のコンデンサC1 の充電電流の実
効値とは相関関係を有する。すなわち、コンデンサC1
に流れる電流を検出することによって、出力端子3の出
力電流を検出することができる。コンデンサC1 に流れ
る電流は抵抗R3 によって検出され、抵抗R3 による電
圧降下分を検出信号として直流変換回路12に与える。
【0021】直流変換回路12は検出信号に基づいた直流
電圧を発生し、この直流電圧はアンプ13によって増幅さ
れてトランジスタQ2 のベースに与えられる。トランジ
スタQ2 のコレクタ・エミッタ路にはアンプ13からの直
流電圧に基づく電流が制御用IC11の制御入力端11aか
ら流れる。ここで、制御変更信号によって、制御用IC
11が制御入力端11aに基づく制御を行っている場合に
は、制御用IC11は抵抗R3 による検出信号に基づい
て、トランジスタQ1 のオンデューティを変化させる。
例えば、制御用IC11は、出力電流が大きくなって検出
信号のレベルが大きくなった場合には、オンデューティ
を小さくして出力電圧を低下させる。また、検出信号の
レベルが所定値を越えた場合には、負荷が短絡している
ものと判断して、トランジスタQ1 のオンオフを停止さ
せる。
電圧を発生し、この直流電圧はアンプ13によって増幅さ
れてトランジスタQ2 のベースに与えられる。トランジ
スタQ2 のコレクタ・エミッタ路にはアンプ13からの直
流電圧に基づく電流が制御用IC11の制御入力端11aか
ら流れる。ここで、制御変更信号によって、制御用IC
11が制御入力端11aに基づく制御を行っている場合に
は、制御用IC11は抵抗R3 による検出信号に基づい
て、トランジスタQ1 のオンデューティを変化させる。
例えば、制御用IC11は、出力電流が大きくなって検出
信号のレベルが大きくなった場合には、オンデューティ
を小さくして出力電圧を低下させる。また、検出信号の
レベルが所定値を越えた場合には、負荷が短絡している
ものと判断して、トランジスタQ1 のオンオフを停止さ
せる。
【0022】一方、出力端子4を介して流れる出力電流
は、抵抗R4 によって検出される。抵抗R4 からの検出
信号は直流変換回路14、アンプ15及び抵抗R7 を介して
トランジスタQ3 のベースに与えられる。これにより、
制御変更信号によって制御入力端11bが選択されている
場合には、制御IC11は出力端子14に流れる出力電流に
基づいてトランジスタQ1 のオンオフを制御する。
は、抵抗R4 によって検出される。抵抗R4 からの検出
信号は直流変換回路14、アンプ15及び抵抗R7 を介して
トランジスタQ3 のベースに与えられる。これにより、
制御変更信号によって制御入力端11bが選択されている
場合には、制御IC11は出力端子14に流れる出力電流に
基づいてトランジスタQ1 のオンオフを制御する。
【0023】ここで、出力端子3,4のいずれにも負荷
が接続されているものとする。この場合でも、各抵抗R
3 ,R4 には各出力電流に基づく電流が流れ、制御用I
C11の各制御入力端11a,11bに供給される信号は各出
力電流に基づくものとなる。従って、出力端子3,4に
現れる正電圧及び負電圧を同時に使用する場合でも、制
御変更信号に基づくいずれか一方の出力電流を定電流制
御することが可能である。
が接続されているものとする。この場合でも、各抵抗R
3 ,R4 には各出力電流に基づく電流が流れ、制御用I
C11の各制御入力端11a,11bに供給される信号は各出
力電流に基づくものとなる。従って、出力端子3,4に
現れる正電圧及び負電圧を同時に使用する場合でも、制
御変更信号に基づくいずれか一方の出力電流を定電流制
御することが可能である。
【0024】このように、本実施例においては、トラン
スTに誘起した電圧を平滑するコンデンサC1 ,C2 に
流れる電流を検出して定電流制御に用いており、正電圧
及び負電圧を同時に使用する場合でも、定電流制御が可
能である。
スTに誘起した電圧を平滑するコンデンサC1 ,C2 に
流れる電流を検出して定電流制御に用いており、正電圧
及び負電圧を同時に使用する場合でも、定電流制御が可
能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、正
電圧と負電圧との両出力を同時に使用する場合でも、第
1及び第2の検出素子によって、正又は負極性の出力電
流を検出にして定電流制御を行うことができるという効
果を有する。
電圧と負電圧との両出力を同時に使用する場合でも、第
1及び第2の検出素子によって、正又は負極性の出力電
流を検出にして定電流制御を行うことができるという効
果を有する。
【図1】本発明に係る高圧電源装置の一実施例を示す回
路図。
路図。
【図2】従来の高圧電源装置を示す回路図。
3,4…出力端子 11…制御用IC D1 ,D2 …ダイオード C1 ,C2 …コンデンサ R1 〜R4 …抵抗 Q1 ,Q2 ,Q3 …トランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 トランスに誘起した電圧を整流する第1
の整流素子及びこの第1の整流素子によって得られる正
極性の電圧を平滑する第1のコンデンサを有する第1の
整流手段と、 前記トランスに誘起した電圧を整流する第2の整流素子
及びこの第2の整流素子によって得られる負極性の電圧
を平滑する第2のコンデンサを有する第2の整流手段
と、 前記第1のコンデンサに流れる電流を検出して第1の検
出信号を出力する第1の検出素子と、 前記第2のコンデンサに流れる電流を検出して第2の検
出信号を出力する第2の検出素子と、 前記第1及び第2の検出信号のいずれか一方に基づいて
前記トランスに誘起する電圧を制御する制御手段とを具
備したことを特徴とする高圧電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24953291A JPH0591738A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 高圧電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24953291A JPH0591738A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 高圧電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591738A true JPH0591738A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17194387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24953291A Pending JPH0591738A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 高圧電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0591738A (ja) |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP24953291A patent/JPH0591738A/ja active Pending
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