JPH0591292A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0591292A
JPH0591292A JP3247632A JP24763291A JPH0591292A JP H0591292 A JPH0591292 A JP H0591292A JP 3247632 A JP3247632 A JP 3247632A JP 24763291 A JP24763291 A JP 24763291A JP H0591292 A JPH0591292 A JP H0591292A
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JP
Japan
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image
signal
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pixel
dpi
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JP3247632A
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Hiroshi Atobe
浩史 跡部
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間調画像の画像品質を劣化させることな
く、低価格で高解像度の記録装置(レーザビームプリン
タなど)を実現する。 【構成】 文字などの2値画像データとデイザ法などで
処理された中間調画像データを、それぞれ専用の画像処
理部790および791で画像処理する。画像処理され
た2値画像と中間調画像の記録密度はそれぞれ300d
pi,600dpiである。2値画像を信号変換処理部
20で600dpiに高解像度化し、その後、論理和処
理部690で2値画像信号と中間調画像信号を合成し、
合成された画像信号を印刷する。画像処理部を分離する
ことにより、画像メモリ792および793のメモリ容
量を削減でき、中間調画像信号は信号変換処理部20を
経ないため画像品質が劣化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置に関し、例えば
レーザビームプリンタなどの記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタはコンピユ
ータの出力装置として広く使用されている。特に300
dpi〜600dpiの解像度を有する小型機は低価
格,コンパクトと云つたメリツトにより急速に普及しつ
つある。例えば、図13に示すレーザビームプリンタ4
00は、画素データに基づいて実際に感光ドラムに印刷
するプリンタエンジン200と、外部のホストコンピユ
ータ300から送られるコードデータを受け、このコー
ドデータに基づいて画素データからなるページ情報を生
成し、プリンタエンジン200に対して順次画素データ
を送信するプリンタコントローラ100から構成され
る。ホストコンピユータ300は、アプリケーシヨンソ
フトを有するフロツピデイスク500からプログラムを
ロードし、前記アプリケーシヨンソフトを起動し、例え
ばワードプロセツサとして機能する。
【0003】次に、図13のプリンタコントローラ10
0の印刷動作の過程を図14を用いて説明する。図14
において、画像メモリ114は1ページ分のビツトマツ
プデータからなる画像データを格納する。アドレス発生
部115は画像メモリ114のアドレスを発生する。出
力バツフアレジスタ116は画像メモリ114から読み
出される画像データを画像信号VIDEOに変換する。
同期クロツク発生回路117は水平同期信号BDに同期
した画像クロツク信号VCLKを発生する。CPU11
8はプリンタコントローラ100全体の制御を司る。プ
リンタI/F119はプリンタエンジン200との信号
の入出力部である。ホストI/F120はパーソナルコ
ンピユータなどの外部機器との信号の入出力部である。
【0004】以上の構成において、プリンタコントロー
ラ100から画像信号VIDEOをプリンタエンジン2
00に送出する時の動作を説明する。画像メモリ114
に1ページ分の画像データの準備ができると、プリンタ
コントローラ100からプリンタエンジン200へ、印
刷要求信号PRINTを送出する。プリンタエンジン2
00は、印刷要求信号PRINTを受けると印刷動作を
開始し、垂直同期信号VSYNCを受け付けることがで
きる状態になつた時点で、信号VSREQをプリンタコ
ントローラ100に送出する。
【0005】プリンタコントローラ100は信号VSR
EQを受けると、垂直同期信号VSYNCをプリンタエ
ンジン200に送出するとともに、副走査方向の所定の
位置から印刷するために、垂直同期信号VSYNCから
の所定時間をカウントする。所定時間のカウントが終了
すると、アドレス発生部115は画像メモリ114に記
憶されている画像データの先頭アドレスから順次アドレ
スを発生し、画像データを読み出す。読み出された画像
データは主走査1ラインごとに出力バツフアレジスタ1
16に入力される。
【0006】出力バツフアレジスタ116では主走査方
向の所定の位置から印刷するために、各印刷ラインごと
に水平同期信号BDが入力してから画像クロツク信号V
CLKをカウントした後、当該印刷ラインの画像データ
を画像クロツク信号VCLKに同期した画像信号VID
EOとしてプリンタエンジン200に送出し、プリンタ
エンジン200で画像が形成される。
【0007】各印刷ページごとに上記の動作を繰り返す
ことにより、常に、用紙上の同一位置に印刷される。近
年においては、印刷出力の高解像度化はレーザビームプ
リンタの必須な条件となつており、これを実現するため
に様々な方法がなされいてる。一つは記録密度を高くす
る方法であり、主走査方向,副走査方向の解像度を60
0dpiといつた高解像度にする方法である。
【0008】もう一つは記録画素の1画素を主走査方向
についてのみ元の記録密度より高い記録密度に変換処理
する方法である。例えば300dpiのプリンタエンジ
ン200の場合、1画素を4分割し、主走査方向の記録
密度を300dpi×4=1200dpiとする方法が
ある。なお記録密度を上げる際には、斜め線,曲線など
に対するスムージング処理として、注目画素および注目
画素周辺の画素情報から論理式に基づいて、注目画素を
複数分割した小画素の印字/非印字を決定する。
【0009】以上の手段などにより、印刷出力の高解像
度化が達成されている。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上記従来
例における高解像度化には次のような問題点があつた。
解像度を300dpiから600dpiへ高める方法
は、プリンタコントローラ200の画像メモリ114に
必要なメモリ容量が300dpi時の4倍になり、非常
に高価なレーザビームプリンタとなる欠点がある。
【0011】1画素を主走査方向に複数分割して高解像
度化する方法は、分割された画素の印刷/非印刷を論理
式で決定するため、デイザ(Dither)法などで処
理された中間調画像に悪影響を及ぼし、中間調画像の画
像品質を劣化させる欠点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決することを目的としたもので、前記の課題を解決す
る一手段として以下の構成を備える。すなわち、受信し
たデータが2値画像データか中間調画像データかを識別
するデータ識別手段と、前記データ識別手段により2値
画像データと識別された場合前記2値画像データを画像
処理する2値画像処理手段と、前記2値画像処理手段に
より画像処理された2値画像のビツトデータを記憶する
2値画像記憶手段と、前記2値画像記憶手段に記憶され
ているビツトデータに基づいて前記2値画像処理手段が
発生した第1の記録密度の画像信号より記録画素および
前記記録画素周囲の画素の画像信号を参照する手段と、
前記参照手段の参照結果に基づき記録画素の画像信号を
前記第1の記録密度より高い第2の記録密度に対応した
より狭いパルス幅の画像信号にパルス幅変調する信号変
換処理手段と、前記データ識別手段により中間調画像デ
ータと識別された場合前記中間調画像データを画像処理
する中間調画像処理手段と、前記中間調画像処理手段に
より画像処理された中間調画像のビツトデータを記憶す
る中間調画像記憶手段と、前記信号変換処理手段から得
られる画像信号と前記中間調画像処理手段から得られる
画像信号との論理和を画像信号とする論理和処理部とを
備えた記録装置とする。
【0013】
【作用】以上の構成によつて、中間調画像の画像品質を
劣化させることなく、低価格で高解像度の記録装置を提
供できる。例えば、2値画像データは第1の記録密度に
展開し、信号変換処理して第2の記録密度とすることに
より、画像メモリ容量を削減しかつ高解像度とし、一
方、中間調画像データは第2の記録密度に展開すること
により、中間調画像の画像品質を劣化させることなく、
低価格で高解像度の記録装置を提供できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る実施例を
詳細に説明する。
【0015】
【第1実施例】図1は第1実施例の構成例を示すブロツ
ク図である。第1実施例のレーザビームプリンタ400
は、プリンタコントローラ100と、解像度600dp
iのプリンタエンジン200から構成される。外部機器
300からプリンタコントローラ100へコードデータ
501が送られる。コードデータ501のデータフオー
マツトは、2値画像データと中間調画像データを識別可
能で、2値画像と中間調画像を分離して画像処理するこ
とができる。中間調画像データには、ページのどの位置
に中間調画像を印刷するかを示す位置情報と、主走査方
向,副走査方向の構成画素数の情報が付加されている。
中間調画像データに付加された情報により、ページ内に
おける中間調画像と2値画像の合体が可能となる。
【0016】データ識別部795は、受信したコードデ
ータ501が2値画像データか中間調画像データかを識
別する。受信したコードデータ501が、2値画像デー
タであればコードデータ501を300dpi用の画像
処理部a790に送り、中間調画像データであればコー
ドデータ501を600dpi用の画像処理部b791
に送る。
【0017】画像処理部a790は、送られてきたコー
ドデータ501からページメモリ用のRAMa792に
300dpiのビツトマツプを展開する。RAMa79
2のメモリ容量は約1MBで、600dpiのビツトマ
ツプを記憶する場合に比べ1/4のメモリ容量である。
画像処理部b791は、送られてきたコードデータ50
1からページメモリ用のRAMb792に600dpi
のビツトマツプを展開する。RAMb792には600
dpiの画像1ページ分を記憶するメモリ容量はなく、
ページの途中へはめ込むような画像を想定したメモリ容
量とし、例えば、600dpi1ページ分のメモリ容量
の1/4とする。
【0018】画像処理部a790で生成されたビデオ信
号VDOは、プリンタエンジン200内の信号変換処理
部20で処理され、シリアル信号VDOMとなる。シリ
アル信号VDOMは、画像処理部b791で生成された
シリアル信号VDOM’とともに論理和処理部690に
入力され、シリアル信号VDOMとVDOM’の論理和
がレーザドライバ691に送られ印刷が行われる。
【0019】図2は信号処理回路20の詳細な構成例を
示すブロツク図である。図2において、SW1〜SW9
はスイツチ手段であり、同図の「α」「β」の各ポジシ
ヨンを切り換えて各ラインメモリ25〜33に入力する
信号を切り換える。スイツチ手段SW1〜SW9は後述
する制御回路47からの制御信号SWCにより切換ポジ
シヨンを制御される。制御回路47には、600dpi
の印刷を行うための副走査600dpiに対応した同期
信号BD’14が入力されている。制御回路47は、同
期信号BD’14が入力されるごとに、同期信号BD’
14に同期して反転する制御信号SWCを発生する。
【0020】まずスイツチ手段SW1〜SW9は「α」
ポジシヨンに設定される。図1のプリンタコントローラ
100は、300dpiのビデオ信号VDO11を同期
信号BD’14に同期して送信する。ラインメモリ25
〜33は、ビデオ信号VDO11をクロツクVCLK1
2に同期して順次シフトさせながら記憶し、各ラインメ
モリは印刷するページに対して主走査長の画素情報を記
憶する。各ラインメモリはラインメモリ25→ラインメ
モリ26→ラインメモリ27→・・・→ラインメモリ3
3の順に連結されていて、副走査方向に対して9ライン
分の主走査長の画素情報を記憶する。
【0021】しかる後、スイツチ手段SW1〜SW9は
制御回路47からの制御信号SWCによりポジシヨン
「β」側に切り換えられる。各ラインメモリ25〜33
に対応した各シフトレジスタ34〜42には、クロツク
VCKNに同期して、各ラインメモリ25〜33の出力
が入力される。このとき、ラインメモリ25〜33には
各ラインメモリから出力されたデータがスイツチ手段S
W1〜SW9を介して再入力される。
【0022】各シフトレジスタは11のビツトから構成
されていて、図2に示すように1a〜1k,2a〜2
k,3a〜3k,・・・,9a〜9kの主走査方向11
画素×副走査方向9画素のドツトマトリクスメモリを構
成する。ドツトマトリクスメモリのうち、中央部の画素
5fを注目画素として定義する。43はスムージングの
ためにドツトマトリクスメモリ内に記憶されたデータの
特徴を検出して、注目画素5fを必要に応じて変更する
処理回路であり、シフトレジスタ34〜42の各ビツト
(1a〜9kの合計99ビツト)が入力され、変更後の
パラレル信号MDT(x1,x2)が出力される。パラ
レル信号MDT(x1,x2)はパラレルシリアル変換
回路44に入力される。パラレルシリアル変換回路44
は、入力されたパラレル信号MDT(x1,x2)をシ
リアル信号VDOMに変換する。
【0023】しかる後、スイツチ手段SW1〜SW9は
ポジシヨン「α」側に切り換えられる。そして次のタイ
ミングで入力される同期信号BD’14に同期して、同
様にラインメモリ25〜32からデータを読み出し、次
のラインメモリ26〜33へデータを移すとともに、ラ
インメモリ25〜33から読み出したデータをシフトレ
ジスタ34〜42へ出力する。処理回路43はシフトレ
ジスタ34〜42から出力される主走査方向11画素×
副走査方向9画素のドツトマトリクスメモリ内に記憶さ
れたデータの特徴を検出して前記注目画素5fを必要に
応じて変更し、パラレル信号MDT(y1,y2)を出
力する。パラレルシリアル変換回路44は、入力された
パラレル信号MDT(y1,y2)をシリアル信号VD
OMに変換する。同様に主走査1ライン分の処理を逐次
行う。
【0024】しかる後、スイツチ手段SW1〜SW9は
ポジシヨン「α」側に切り換えられる。そして次にプリ
ンタコントローラ100から送信されてくる300dp
iの次の副走査ラインのビデオ信号VDO11の入力を
行う。本実施例では、上記説明のようにパラレル信号M
DTは2ビツトであるが、同期信号BD’14に応じて
第1のパラレル信号MDT(x1,x2)と第2のパラ
レル信号MDT(y1,y2)とが交互に出力される。
45はクロツク発生回路であり、主走査同期信号である
同期信号BD’14を入力し、同期信号BD’14に同
期したクロツクVCKを発生する。クロツクVCKは主
走査方向に対して600dpiの記録を行うために必要
なクロツク周波数foの2倍の周波数を有する。
【0025】クロツクVCKに同期してシリアル信号V
DOM(x1,x2)またはシリアル信号(y1,y
2)が順次送出される。46は分周回路であり、クロツ
クVCKを2分周して周波数foのクロツクVCKNを
発生する。クロツクVCKNは、ドツトマトリクスメモ
リから画素データを処理回路43に取り込むときの同期
クロツクとして用いられる。
【0026】本実施例では、図3に示す印字しようとす
る画素(以下注目画素と呼ぶ)Aに対して注目画素Aを
囲む周辺領域の画素の特徴を調べ、周辺画素の特徴に応
じて注目画素Aの印刷状態を変更する。さらに具体的に
説明すれば、図4に示す解像度300dpiの文字
「a」の画素データ群のうち注目画素Aを印刷する場合
には、注目画素Aを囲む領域S(主走査方向11画素×
副走査方向9画素=99画素)の画素データを前記ドツ
トマトリクスメモリに記憶する。ドツトマトリクスメモ
リには図5に示すような99画素の情報が記憶される。
そして、領域S内の画素データ群の特徴を調べ、特徴に
応じて印刷すべき注目画素Aのデータを変更する。注目
画素Aのデータは、画素群で構成される画像の輪郭がス
ムースに印刷されるように変更される。
【0027】注目画素のデータの変更は、前記ドツトマ
トリクスメモリの中央部に位置する注目画素Aを、図6
に示すように主走査方向に2分割、副走査方向に2分割
した合計4つの小画素(x1,x2,y1,y2)に分
割し、4つの小画素それぞれを印刷/非印刷とすること
によつて行う。以上説明したように、印刷段階では、な
ど価的に主走査,副走査とも600dpiの印刷密度と
なる。
【0028】次に、図7により主走査方向11画素×副
走査方向9画素の参照領域から、参照領域の全領域に渡
つて画素パターンの特徴を抽出するアルゴリズムについ
て説明する。図7(a)は主走査方向11画素×副走査
方向9画素の参照領域を示す図で、主走査方向に対して
a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k、副走査
方向に対して1,2,3,4,5,6,7,8,9のマ
トリクスで99個の各画素を表し、例えば、中心画素は
5fで表す。中心画素をスムージングのための変更対象
画素として選んである。図7(b)は、図7(a)の参
照領域をX1〜X8,Y1〜Y8,5fの17個の領域
に分割したものである。
【0029】ここで、領域X1は3d,3e,3f,4
d,4e,4f、領域X2は3f,3g,3h,4f,
4g,4h、領域X3は6d,6e,6f,7d,7
e,7f、領域X4は6f,6g,6h,7f,7g,
7h、領域X5は3d,3e,4d,4e,5d,5
e、領域X6は5d,5e,6d,6e,7d,7e、
領域X7は3g,3h,4g,4h,5g,5h、領域
X8は5g,5h,6g,6h,7g,7hの各6画素
から構成される。
【0030】また領域Y1は1a,1b,1c,2a,
2b,2c,3a,3b,3c、領域Y3は1i,1
j,1k,2i,2j,2k,3i,3j,3k、領域
Y4は4i,4j,4k,5i,5j,5k,6i,6
j,6k、領域Y5は7i,7j,7k,8i,8j,
8k,9i,9j,9k、領域Y7は7a,7b,7
c,8a,8b,8c,9a,9b,9c、領域Y8は
4a,4b,4c,5a,5b,5c,6a,6b,6
cの各9画素から構成される。
【0031】また領域Y2は1d,1e,1f,1g,
1h,2d,2e,2f,2g,2h、領域Y6は8
d,8e,8f,8g,8h,9d,9e,9f,9
g,9hの各10画素から構成される。このように上記
領域は6画素からなる8個の領域(X1〜X8)と、9
画素からなる6個の領域(Y1,Y3,Y4,Y5,Y
7,Y8)と、10ビツトからなる2個の領域(Y2,
Y6)と、中心画素5fに分類することができる。
【0032】ここで、各領域の特徴をXnまたはYnと
して表すことにする。各領域内の画素が全画素同じ場合
(全画素が○<白画素>または全画素が●<黒画素>)
に各領域の特徴(Xn,Yn)を「0」とする。また、
各領域内の画素が互いに異なる場合(○<白画素>と●
<黒画素>が混在)に各領域の特徴(Xn,Yn)を
「1」とする。例えば、領域X1の画素がすべて○画素
である場合は領域X1の特徴はX1=「0」であり、領
域X1の画素がすべて●画素である場合は領域X1の特
徴はX1=「0」であり、領域X1の画素が○画素と●
画素からなる場合は領域X1の特徴はX1=「1」であ
る。
【0033】次に、以上で説明した画素パターンの特徴
抽出結果から、スムージングを行うべき画素パターンで
あるか否かを判定し、スムージングすると決定されたと
きに、注目画素をスムージングするアルゴリズムの一例
について説明する。注目画素を含む99画素に対し、次
の条件1および条件2が同時に満たされた場合、注目画
素5fの小画素(x1,x2,y1,y2)のうち小画
素x2,y2の2つを印刷しスムージングする。
【0034】条件1として、注目画素を含む画素構成が
図8に示すパターンであること。条件2として、図7
(b)に示す参照領域の分類においてX5=X6である
か、あるいは図7(b)に示す参照領域の分類において
Y1〜Y8,X7,X8,X4のうち少なくとも1つの
領域が「0」であること。なお、実際にスムージングを
行う条件には、注目画素を中心として左右を入れ換えた
パターンが存在する。例えば図9は、図8の画素構成パ
ターンの左右を入れ換えたものであり、図9の画素構成
パターンのときは、注目画素5fの小画素(x1,x
2,y1,y2)のうち小画素x1,y1の2つを印刷
しスムージングする。このようなスムージングを実施す
る条件としては、次の条件3および条件4が同時に満た
されたときである。
【0035】条件3として、注目画素を含む画素構成が
図9に示すパターンであること。条件4として、図7
(b)に示す参照領域の分類においてX7=X8である
か、あるいは図7(b)に示す参照領域の分類において
Y1〜Y8,X5,X6,X3のうち少なくとも1つの
領域が「0」であること。以上のように左右対称なスム
ージング決定のアルゴリズムを採用することにより、例
えば「O」「U」「V」「W」などの文字に対するスム
ージングが左右対称となり、文字の見え方を自然にする
ことができる。
【0036】以上説明したように、外部機器から入力さ
れるデータが文字などの2値画像データの場合と、デイ
ザ法などで処理された中間調画像データとを区別して画
像処理を行うが、最終的には600dpiのプリンタエ
ンジンによつて、600dpiの画像として印刷され
る。すなわち、異なる2つの画像処理法によつて生成さ
れた画像が混在して印刷される。
【0037】なお、当然、外部機器から送られてくるデ
ータが2値画像データのみの場合もあり、その場合は3
00dpiの画像処理部a790を含む処理系統が適用
される。以上説明したように本実施例によれば、2値画
像データの画像処理部と中間調画像データの画像処理部
をそれぞれ別に構成することにより、デイザ法などで処
理された中間調画像の画像品質を劣化させることなく、
文字などの2値画像の高解像度化を達成できる。
【0038】さらに、300dpiの2値画像のビツト
マツプデータを記憶するメモリと600dpiのはめ込
み用中間調画像のビツトマツプデータを記憶するメモリ
をそれぞれ別に装備することによつて、レーザビームプ
リンタに装備されるメモリ容量を、600dpiの画像
ビツトマツプ1ページ分を装備するのに比べ、大幅に削
減することができ、低価格で高解像度のレーザビームプ
リンタが実現できる。
【0039】
【第2実施例】以下、本発明に係る第2実施例を説明す
る。第2実施例において第1実施例と同様な構成につい
ては同一符号を付し詳細説明を省略する。本実施例の構
成は上述した第1実施例の図1および図2に示した構成
と略同様であり、同一構成については説明を省略する。
【0040】第2実施例では第1実施例と異なり、解像
度600dpiのプリンタエンジン200を有するレー
ザビームプリンタ400において、外部機器300か
ら、主走査,副走査ともに300dpiの2値画像デー
タ、および主走査,副走査ともに600dpiの中間調
画像データを受信し、主走査方向に対して等価的に12
00dpi、副走査方向に対して等価的に600dpi
の印刷密度で印刷する。
【0041】まず、外部機器300から2値画像データ
を受信した場合の動作説明を行う。本実施例では、図3
に示す印字しようとする画素(以下注目画素と呼ぶ)A
に対して注目画素Aを囲む周辺領域の画素の特徴を調
べ、周辺画素の特徴に応じて注目画素Aの印刷状態を変
更する。
【0042】さらに具体的に説明すれば、図4に示す解
像度300dpiの文字「a」の画素データ群のうち注
目画素Aを印刷する場合には、注目画素Aを囲む領域S
(主走査方向11画素×副走査方向9画素=99画素)
の画素データを前記ドツトマトリクスメモリに記憶す
る。ドツトマトリクスメモリには図5に示すような99
画素の情報が記憶される。そして、領域S内の画素デー
タ群の特徴を調べ、特徴に応じて印刷すべき注目画素A
のデータを変更する。注目画素Aのデータは、画素群で
構成される画像の輪郭がスムースに印刷されるように変
更される。
【0043】注目画素のデータの変更は、前記ドツトマ
トリクスメモリの中央部に位置する注目画素Aを、図1
0に示すように主走査方向に4分割、副走査方向に2分
割した合計8つの小画素(x1,x2,x3,x4,y
1,y2,y3,y4)に分割し、8つの小画素それぞ
れを印刷/非印刷とすることによつて行う。以上説明し
たように、印刷段階では、等価的に主走査1200dp
i、副走査600dpiの印刷密度となる。
【0044】次に、図7の主走査方向11画素×副走査
方向9画素の参照領域から、参照領域の全領域に渡つて
画素パターンの特徴を抽出するアルゴリズムは、第1実
施例と同様なので説明を省略する。次に、画素パターン
の特徴抽出結果から、スムージングを行うべき画素パタ
ーンであるか否かを判定し、スムージングすると決定さ
れたときに、注目画素をスムージングするアルゴリズム
の一例について説明する。
【0045】注目画素を含む99画素に対し、次の条件
1および条件2が同時に満たされた場合、注目画素5f
の小画素(x1〜x4,y1〜y4)のうち小画素x
1,y1の2つを印刷しスムージングする。条件1とし
て、注目画素を含む画素構成が図11に示すパターンで
あること。
【0046】条件2として、図7(b)に示す参照領域
の分類においてX7=X8=X4であるか、あるいは図
7(b)に示す参照領域の分類においてY1〜Y8,X
5,X6のうち少なくとも1つの領域が「0」であるこ
と。次に、外部機器300から中間調画像データを受信
した場合について説明する。
【0047】本実施例では、受信した主走査,副走査と
も600dpiの中間調画像を、主走査1200dp
i,副走査600dpiに変換する必要がある。そこ
で、画像処理部b791ではクロツクVCKに同期し
て、中間調画像データの各ビツトを2度続けて出力し、
シリアル信号VDOM’とすることにより、主走査12
00dpiのデータに変換する。すなわち、中間調画像
の各画素を主走査方向のみ2度続けて印刷することで、
主走査方向の印刷密度1200dpiに対応している。
【0048】以上説明したように本実施例によつても、
第1実施例と同様、デイザ法などで処理された中間調画
像の画像品質を劣化させることなく、文字などの2値画
像の高解像度化を達成でき、さらに、レーザビームプリ
ンタに装備されるメモリ容量を、600dpiの画像ビ
ツトマツプ1ページ分を装備するのに比べ、大幅に削減
することができ、低価格で高解像度のレーザビームプリ
ンタが実現できる。
【0049】
【第3実施例】以下、本発明に係る第3実施例を説明す
る。第3実施例において第1実施例と同様な構成につい
ては同一符号を付し詳細説明を省略する。第1実施例で
は、画像処理に使用する図1のRAMb792は、はめ
込み用の中間調画像を扱うことを目的として、600d
piのビツトマツプ1ページ分を記憶するメモリ容量を
もたない。例えば、RAMb792のメモリ容量を60
0dpiのビツトマツプ1ページ分の1/4とし、レー
ザビームプリンタ400のメモリ容量を削減し、コスト
の低減を実現した。
【0050】第3実施例では、オプシヨンでRAMb7
92の増設を可能とし、はめ込み用中間調画像データの
記憶メモリ容量を拡大可能とする。すなわち、RAMb
792にメモリを増設することにより、600dpiの
中間調画像を1ページ全体に出力することが可能であ
る。図14は本実施例の構成例を示すブロツク図であ
る。図1の第1実施例と異なるのは、RAM容量認識部
5000とエラー表示部5001が追加されたことであ
る。
【0051】RAM容量認識部5000はRAMb79
2の実装メモリ容量を認識し、画像処理部b791に実
装メモリ容量の情報を提供する。詳細は後述するが、エ
ラー表示部5001は中間調画像の出力が不可能なこと
を、例えばLEDの点灯により、ユーザに知らせるもの
である。画像処理部b791はRAMb792のメモリ
容量に応じて、はめ込み用の中間調画像の最大印刷サイ
ズを判定する。例えば、RAMb792のメモリ容量が
1MBのとき1/4ページ、2MBのとき1/2ペー
ジ、4MBのとき1ページの中間調画像が出力可能であ
る。
【0052】画像処理部b791は、RAMb792の
メモリ容量に応じて中間調画像の最大印刷サイズを決定
した後、データ識別部795を経由して、外部機器30
0から中間調画像のコードデータ501を受信する。コ
ードデータ501には、ページのどの位置に中間調画像
を印刷するかを示す位置情報と、主走査方向,副走査方
向の構成ドツト数の情報が付加されている。したがつ
て、画像処理部b791において中間調画像の印刷サイ
ズを判定できる。画像処理部b791は、受信した中間
調画像の印刷サイズと最大印刷サイズの比較を行い、受
信した中間調画像の印刷サイズが最大印刷サイズより大
きい場合、エラー表示部5001の例えばLEDを点灯
させ、中間調画像が出力不可能の旨をユーザに知らせ
る。
【0053】以上説明したように本実施例によれば、ユ
ーザがRAMb792にメモリを増設をすることによつ
て、はめ込み用の中間調画像の最大印刷サイズを拡大す
ることができる。さらに、実装されているRAMb79
2のメモリ容量から決定される中間調画像の最大印刷サ
イズを決定することより、出力を試みた中間調画像の印
刷可否を報知することができる。
【0054】以上の各実施例においては、解像度600
dpiのプリンタエンジンを用い、主走査,副走査とも
に300dpiの2値画像データと主走査,副走査とも
に600dpiの中間調画像データを受信し、2値画像
データについて、プリンタエンジン内で主走査,副走査
ともに600dpi、および主走査1200dpi,副
走査600dpiの印刷密度に変換する例を示したが、
本発明は各実施例に掲げた解像度および印刷密度に限定
されるものではない。
【0055】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによつて達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
価格で高解像度の記録装置を、中間調画像の画像品質を
劣化させることなく提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成例を示す図であ
る。
【図2】本実施例における画像処理部の構成例を示す図
である。
【図3】本実施例におけるドツトマトリクスメモリの模
式図である。
【図4】本実施例における画像の画素パターン例を示す
図である。
【図5】本実施例におけるドツトマトリクスメモリの記
憶状態例を示す模式図である。
【図6】本実施例における注目画素の分割例を示す図で
ある。
【図7】本実施例における2値画像データの特徴抽出ア
ルゴリズム例を説明する図である。
【図8】,
【図9】本実施例における2値画像データのスムージン
グアルゴリズム例を説明する図である。
【図10】本発明に係る第2実施例の注目画素の分割例
を示す図である。
【図11】第2実施例における2値画像データのスムー
ジングアルゴリズム例を説明する図である。
【図12】本発明に係る第3実施例の構成例を示す図で
ある。
【図13】,
【図14】従来例の説明図である。
【符号の説明】
20 信号変換処理部 25〜33 ラインメモリ 34〜42 シフトレジスタ 43 処理回路、 44 パラレルシリアル変換回路 45 クロツク発生回路 46 分周回路 100 プリンタコントローラ 200 プリンタエンジン 400 レーザビームプリンタ 690 論理和処理部 790〜791 画像処理部 792〜793 RAM 795 データ識別部 5000 RAM容量認識部 5001 エラー表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値画像データを画像処理する2値画像
    処理手段と、 前記2値画像処理手段が処理した第1の記録密度の注目
    画素および前記注目画素周囲の画素の画像信号の参照結
    果に基づき注目画素の画像信号を前記第1の記録密度よ
    り高い第2の記録密度の画像信号に変換する信号変換処
    理手段と、 中間調画像データを画像処理する中間調画像処理手段
    と、 前記中間調画像処理手段から得られる画像信号と前記信
    号変換処理手段から得られる画像信号との論理和を画像
    信号とする論理和処理手段とを有し、前記論理和処理手
    段から得られる2値画像と中間調画像の論理和画像信号
    を記録することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録装置において、 さらに受信したデータが2値画像データか中間調画像デ
    ータかを識別するデータ識別手段を有することを特徴と
    する記録装置。
JP3247632A 1991-09-26 1991-09-26 記録装置 Withdrawn JPH0591292A (ja)

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JP3247632A JPH0591292A (ja) 1991-09-26 1991-09-26 記録装置

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