JPH0591275U - 穀物乾燥施設 - Google Patents
穀物乾燥施設Info
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- JPH0591275U JPH0591275U JP039066U JP3906692U JPH0591275U JP H0591275 U JPH0591275 U JP H0591275U JP 039066 U JP039066 U JP 039066U JP 3906692 U JP3906692 U JP 3906692U JP H0591275 U JPH0591275 U JP H0591275U
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Abstract
(57)【要約】
[目的] ライスセンタなど共同穀物乾燥施設におけ
る運転コストの低減を図る。 [構成] 複数系列の穀物乾燥用貯蔵タンク(11)
にそれぞれ各別に乾燥空気を供給する乾燥用送風機(1
7)を備えた構造において、各系列の貯蔵タンク(1
1)と各系列の送風機(17A)(17B)(17C)
(17D)とを切換手段(28)(29)(30)(3
1)(32)(33)を介して連通接続させ、単一特定
の送風機(17A)によって各系列別の貯蔵タンク(1
1)の送風制御を可能とする。
る運転コストの低減を図る。 [構成] 複数系列の穀物乾燥用貯蔵タンク(11)
にそれぞれ各別に乾燥空気を供給する乾燥用送風機(1
7)を備えた構造において、各系列の貯蔵タンク(1
1)と各系列の送風機(17A)(17B)(17C)
(17D)とを切換手段(28)(29)(30)(3
1)(32)(33)を介して連通接続させ、単一特定
の送風機(17A)によって各系列別の貯蔵タンク(1
1)の送風制御を可能とする。
Description
【0001】
本考案は荷受部・貯蔵乾燥部・調製出荷部などで構成し、荷受された穀物を乾 燥し包装出荷するようにしたライスセンタなど共同穀物乾燥施設に関する。
【0002】
従来の火力乾燥式ライスセンタの場合、稼動期間中の短期間にすべての作業を 終了するように運営され、その電気契約の形態に季節受電契約方法などを用いて 、年間の運営経費の低減などを図っている。
【0003】
しかし乍ら常温定湿空気を用いて乾燥を行う送風乾燥式ライスセンタの場合、 その乾燥特性から全量貯留式が用いられるため、稼動期間が従来の2倍にも及ぶ という問題があった。さらに加えて、貯蔵ビンからの穀物排出に風力で掃き出す 気掃方式が用いられるため、大型大動力(50馬力以上)の送風機を数台設置す る必要があり、このため施設全体としては火力式ライスセンタの略2倍の電気容 量増となるなどして、運転コストが著しく増大するという欠点があった。
【0004】
したがって本考案は、複数系列の穀物乾燥用貯蔵タンクにそれぞれ各別に乾燥 空気を供給する乾燥用送風機を備えた構造において、各系列の貯蔵タンクと各系 列の送風機とを切換手段を介して連通接続させ、単一特定の送風機によって各系 列別の貯蔵タンクの送風制御を可能とさせて、稼動期間が長期間となるこのよう な送風乾燥方式にあっても、例えば荷受期間終了後の仕上乾燥や、タンク間ロー テーション作業や籾摺り作業のための籾排出時には、特定の送風機1台のみの電 力契約で賄わせることによって、このランニングコストの低下を図って、この施 設を有効且つ効率的に使用するものである。
【0005】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は送風路部の平面説明 図、図2は穀物貯蔵部の説明図であり、個人別・荷口別に搬入される穀物である 生籾を荷受する荷受ホッパ(1)と、該荷受ホッパ(1)から荷受コンベア(2 )及び昇降機(3)を介し搬入される荷受籾中より夾雑物を除去する粗選機(4 )と、粗選後個人別・荷口別に重量と水分が測定される計測手段である2バッチ 式穀物計量機(5)とで荷受部(6)を構成している。また前記計量機(5)か らの生籾をビン投入昇降機(7)及び切換弁(8)及びビン投入コンベア(9) (10)を介して搬入して貯蔵乾燥させる穀物乾燥用貯蔵タンクである複数の貯 蔵ビン(11)…と、これら各ビン(11)…からの籾を各シャッタ(12)… を介し受取って搬送する穀物搬送装置であるビン排出コンベア(13)と、該コ ンベア(13)送り終端からの籾を前記計量機(5)に投入して重量と水分測定 後に設定のビン(11)或いは次工程の調製出荷部などに送り出す計量昇降機( 14)などより貯蔵乾燥部(15)を設けて、前記荷受部(6)とこの貯蔵乾燥 部(15)と次工程の調製出荷部などとによってライスセンタを構成している。
【0006】 図3に示す如く、各貯蔵ビン(11)…は50トン乃至70トンの生籾を貯蔵 するように設け、各貯蔵ビン(11)…の底部に、常温定湿乾燥機である除湿機 (16)及び送風機(17)に連通接続させる送風ダクト(18)を設けると共 に、各貯蔵ビン(11)…底部に臨ませるダクト(18)の各送風口(19)に 、電動開閉式エアダンパ(20)を設けて、前記除湿機(16)から送風機(1 7)を介して送風ダクト(18)に送り込まれる常温定湿空気を、送風口(19 )を介しビン(11)底部に供給させ、ビン(11)内部の籾を乾燥させながら 貯蔵するように構成している。
【0007】 また前記除湿機(16)は、冷却除湿用エバポレータ(21)、常温復元用コ ンデンサ(22)、及び有段出力調整自在な冷却用のスクロールコンプレッサ( 23)などを備えると共に、除湿調節フラップ(24)…を介して大気(湿り空 気)を上方側から取入れる外気取入ダクト(25)を備え、定湿用ダンパ(26 )(27)を介して、コンデンサ(22)からの常温除湿空気と、取入ダクト( 25)からの大気とを混合させて乾燥空気である常温定湿空気を形成し、この常 温定湿空気を送風機(17)に吸込ませ各ビン(11)…に送風するように構成 している。
【0008】 図1に示す如く、前記除湿機(16)及び送風機(17)は、A、B、C、D の4つの系列毎の貯蔵ビン(11)…にそれぞれ備えるもので、各系列の送風機 (17A)(17B)(17C)(17D)と貯蔵ビン(11)…とを比較的短 い送風ダクト(18)で相互に連通接続すると共に、各系列の送風機(17A) 〜(17D)と他系列の貯蔵ビン(11)…とを系列間連絡ダクト(18a)で 相互に連通接続させ、これら各ダクト(18)(18a)間に切換手段である電 動式風路切換弁(28)(29)(30)(31)(32)(33)を設けて、 各系列の送風機(17A)〜(17D)からどの系列の貯蔵ビン(11)…へも 送風可能に構成している。
【0009】 そして、図4に示す如く、マイクロコンピュータで構成する乾燥回路(34) に、前記計量機(5)と、ローテーションルートの設定や除湿機(16)及び送 風機(17)などの運転操作を行う運転操作盤(35)とを入力接続させると共 に、前記昇降機(7)(14)及びコンベア(9)(10)(13)(12)を 作動させて各ビン(11)…の籾を相互に入れ換えてローテーション作業を行わ せるローテーション制御回路(36)と、各除湿機(16)のコンプレッサ(2 3)及び送風機(17A)〜(17D)の送風モータ(37)の駆動などを行う 除湿送風制御回路(38)と、前記切換弁(28)〜(33)と、CRTなどか らなる警報表示装置(39)とに前記乾燥回路(34)を出力接続させて、各貯 蔵ビン(11)における常温定湿空気を用いた籾の乾燥や一次乾燥後全量貯留な どを行うように構成している。
【0010】 本実施例は上記の如く構成するものにして、以下図5のフローチャートを参照 してこの作用を説明する。
【0011】 今、荷受部(6)の荷受場に持込まれた収穫籾は、個人別・荷口別に品種や重 量などのデータが測定されこれらデータが操作室で読み込まれた後に、中央制御 装置に品種データが送信されて例えば品種別毎に系列別に投入ビン(11)の自 動選定が行われると共に、前記計量機(5)でこのビン(11)に投入される籾 の重量と水分が計測された後に所定の系列の所定ビン(11)に投入される。
【0012】 また、各ビン(11)に投入された生籾は各系列のそれぞれの除湿機(16) 及び送風機(17A)〜(17D)の駆動によって所定の水分値(略17〜18 %)となるまでローテーション作業を行うなどして一次乾燥され、所定水分値以 下となるとき荷受けが終了するまで半乾状態で所定のビン(11)毎に全量貯留 する。
【0013】 そして、荷受期間終了後にあっては、以後に使用する特定の除湿機(16)及 び送風機(17A)を選定し、この除湿機(16)及び送風機(17A)のみの 電力契約を行って、以後この除湿機(16)及び送風機(17A)を駆動して各 系列ごとの仕上乾燥(1仕上サイクル略3日)を行うもので、例えば図1に示す 如くB系列のビン(11)に前記送風機(17A)からの常温定湿空気を送風す るとき、各切換弁(28)(29)(30)をB系列側に切換えてこのB系列で の仕上乾燥を行う。
【0014】 そしてこの間1台の籾摺り(10インチ)プラント(1日当り略30トン処理 )で3日当り略100トン処理することによりこの稼動での効率向上が図れるも のである。
【0015】
以上実施例からも明らかなように本考案は、複数系列の穀物乾燥用貯蔵タンク (11)にそれぞれ各別に乾燥空気を供給する乾燥用送風機(17)を備えた構 造において、各系列の貯蔵タンク(11)と各系列の送風機(17A)(17B )(17C)(17D)とを切換手段(28)(29)(30)(31)(32 )(33)を介して連通接続させ、単一特定の送風機(17A)によって各系列 別の貯蔵タンク(11)の送風制御を可能としたものであるから、稼動期間が長 期間となるこのような送風乾燥方式にあっても、例えば荷受期間終了後の仕上乾 燥や、タンク間ローテーション作業や籾摺り作業のための籾排出時には、電力契 約する特定の送風機1台のみで賄わせることを可能とさせて、このランニングコ ストの低下を図ることができて、この施設を有効且つ効率的に使用することがで きるなどの顕著な効果を奏する。
【図1】乾燥空気送風路部の平面説明図である。
【図2】穀物貯蔵部の説明図である。
【図3】常温定湿乾燥部の説明図である。
【図4】乾燥制御回路図である。
【図5】フローチャートである。
(11) 貯蔵ビン(タンク) (17) 送風機 (17A)(17B)(17C)(17D) (各系列
毎の)送風機 (28)(29)(30)(31)(32)(33)
切換弁(切換手段)
毎の)送風機 (28)(29)(30)(31)(32)(33)
切換弁(切換手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 複数系列の穀物乾燥用貯蔵タンクにそれ
ぞれ各別に乾燥空気を供給する乾燥用送風機を備えた構
造において、各系列の貯蔵タンクと各系列の送風機とを
切換手段を介して連通接続させ、単一特定の送風機によ
って各系列別の貯蔵タンクの送風制御を可能に構成した
ことを特徴とする穀物乾燥施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP039066U JPH0591275U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 穀物乾燥施設 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP039066U JPH0591275U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 穀物乾燥施設 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591275U true JPH0591275U (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=12542762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP039066U Pending JPH0591275U (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 穀物乾燥施設 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0591275U (ja) |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP039066U patent/JPH0591275U/ja active Pending
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