JPH0591230A - 車載用フアクシミリ装置 - Google Patents

車載用フアクシミリ装置

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JPH0591230A
JPH0591230A JP3252382A JP25238291A JPH0591230A JP H0591230 A JPH0591230 A JP H0591230A JP 3252382 A JP3252382 A JP 3252382A JP 25238291 A JP25238291 A JP 25238291A JP H0591230 A JPH0591230 A JP H0591230A
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transmission
signal
line
frequency
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JP3252382A
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Masakazu Matsui
正和 松井
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファクシミリ送信における操作を簡素にできる
こと、および確実なファクシミリ送信できる車載ファク
シミリ装置を提供する。 【構成】 第1発明では、相手側からの被呼局識別信号
CEDの入力を検出し、かつ、自己の送信準備の完了を
検出した場合に、手動スイッチにより回線切り換え無し
に自動的に回線をファクシミリ側に切り換えるとともに
ファクシミリ送信動作の開始を指令する。第2発明で
は、ト−ン信号に含まれる周波数成分を所定の検出時間
中に所定の検査回数だけ調べ、全ての前記検査回数中に
おける所定の周波数成分だけが検出された検査回数の割
合を算出し、算出した前記割合が所定のしきい値値以上
の場合に前記所定の周波数成分に関連するト−ン信号を
受信したと判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用ファクシミリ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車載ファクシミリ装置(以下、単
にファクシミリ装置という)では、ファクシミリ送信に
当たって受信側のファクシミリと通話状態にした後、手
動スイッチで回線を通話側からファクシミリ送受信側に
切り換えると同時にファクシミリ送信動作を開始してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
車載ファクシミリ装置の送信操作においては、上記手動
スイッチの設置及びその送信時における操作が必要とな
る。しかしながら、車載ファクシミリ装置は、通常、自
動車の運転席に配設されるためスペ−ス上の制約から手
動スイッチの設置位置を自由に決定することができず、
ファクシミリ送信にあたって手動スイッチ操作のため
に、無理な姿勢を要求されたり、又は操作者が運転中の
場合には車両を停止させた後、この手動スイッチを操作
する場合もあり、ファクシミリ送信開始に不便であると
いう不具合があった。
【0004】また、相手側から送信される発呼音信号C
NG及び被呼局識別信号CEDはそれぞれ単一周波数の
交流信号からなるト−ン信号として構成されているが、
車載ファクシミリ装置ではこれらのト−ン信号を電波で
送信しているために、電波環境の変動によりト−ン信号
の識別性が低下する場合があり、ト−ン信号の誤検出が
生じ、誤動作および動作しないという不具合があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、ファクシミリ送信における操作を簡素にできる
車載ファクシミリ装置を提供することを第1の目的と
し、確実なファクシミリ送信が可能な車載ファクシミリ
装置を提供することを第2の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の車載ファクシ
ミリ装置は、第1の目的を達成すべく、相手側からのフ
ァクシミリ受信可能信号の入力を検出する相手側受信状
態検出手段と、自己の送信準備の完了を検出する送信準
備完了検出手段と、前記送信準備完了及び前記ファクシ
ミリ受信可能信号の入力の検出により回線をファクシミ
リ側に切り換えるとともにファクシミリ送信動作の開始
を指令するファクシミリ送信開始指令手段とを備えるこ
とを特徴としている。
【0007】第2発明の車載ファクシミリ装置は、第2
の目的を達成すべく、相手側から送信された交流のト−
ン信号に含まれる周波数成分を所定の検出時間中に所定
の検査回数だけ調べる周波数識別手段と、全ての前記検
査回数中における所定の周波数成分だけが検出された検
査回数の割合を算出する周波数検出頻度算出手段と、算
出した前記割合が所定のしきい値値以上の場合に、前記
所定の周波数成分に関連する所定のト−ン信号を受信し
たと判定する周波数検出頻度判定手段とを備えることを
特徴としている。
【0008】上記した自己の送信準備としては、例えば
原稿のセットなど、ファクシミリ送信に関するファクシ
ミリ装置各部の準備状態を指す。上記したト−ン信号に
は、表示すべき信号の種類に応じて周波数及びタイミン
グがそれぞれ異なる単一周波数の交流信号が用いられ、
例えば被呼局識別信号CED(本発明でいうファクシミ
リ受信可能信号)やファクシミリ自動送信信号CNGな
どがある。
【0009】
【作用】第1発明の車載ファクシミリ装置において、相
手側ファクシミリ状態検出手段は相手側からの被呼局識
別信号CEDの入力を検出し、送信準備完了検出手段は
自己の送信準備の完了を検出する。ファクシミリ送信開
始指令手段は前記送信準備完了及び前記被呼局識別信号
CEDの入力の検出により、自動的に回線をファクシミ
リ側に切り換えるとともにファクシミリ送信動作の開始
を指令し、送信開始用のスイッチ及びその操作を省略す
る。
【0010】第2発明の車載ファクシミリ装置におい
て、周波数識別手段は、ト−ン信号に含まれる周波数成
分を所定の検出時間中に所定の検査回数だけ調べ、周波
数検出頻度算出手段は、全ての前記検査回数中における
所定の周波数成分だけが検出された検査回数の割合を算
出し、周波数検出頻度判定手段は、算出した前記割合が
所定のしきい値値以上の場合に、前記所定の周波数成分
に関連するト−ン信号を受信したと判定する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の車載ファクシミリ装置の一実施
例を示すブロック図である。このファクシミリ11はハ
ンドセット3及び無線機2に接続されている。ファクシ
ミリ11は、送信、受信等の機能を設定する操作部7
と、無線機2とファクシミリデ−タを送受信する通信部
9と、通信部9にて復号された画像デ−タを印刷すると
共に送信すべき原稿を読み取る読取り記録部8と、通信
部9及びハンドセット3の使用状態に基づいて回線を切
り換える回線制御部5と、上記各機能ブロックを制御す
るシステム制御部6とを有している。
【0012】無線機2が受信した信号は受信回線2aR
によりファクシミリ11内の切り換えスイッチ5fに送
られ、切り換えスイッチ5fは、この受信回線2aRと
ファクシミリの通信部9への受信回線9aRとを接続す
るか(すなわち、ファクシミリ使用状態)、又は受信回
線2aRとハンドセット3の受信回線3aRとを接続す
るか(すなわち、自動車電話使用状態)を切り換え制御
している。また、ファクシミリ11内の切り換えスイッ
チ5eは、ファクシミリ11から無線機2への送信回線
2aTと通信部9の送信回線9aTとを接続するか(す
なわち、ファクシミリ使用状態)、又は無線機2の送信
回線2aTとハンドセット3の送話回線3aTとを接続
するか(すなわち、自動車電話使用状態)を切り換え制
御している。これにより、自動車電話使用時には無線機
2とハンドセット3とが通話可能となり、一方、ファク
シミリ使用時には無線機2とファクシミリ11の通信部
9とが送受信可能となる。
【0013】回線制御部5は、CPUを有し、シリアル
デ−タ線5dによりハンドセット3及び無線機2と双方
向通信通信可能に接続されており、制御信号線6aによ
りシステム制御部6と双方向通信通信可能に接続されて
いる。回線制御部5は、このシリアルデ−タ線5dによ
り無線機2及びハンドセット3からのシリアルデ−タを
監視して、無線機2及びハンドセット3からの通信状態
に関する諸メッセ−ジ(シリアルデ−タ)を読み取って
それを制御信号線5aを通じてシステム制御部6に伝送
したり、または無線機2又はハンドセット3にシリアル
デ−タを送出してファクシミリ通信を支援する。更に、
回線制御部5は、制御線5bTを介してスイッチ5eを
開閉制御し、制御線5bRを介してスイッチ5fを開閉
制御している。
【0014】システム制御部6は、CPUを有し、操作
部7と制御信号線6aで、読取り記録部8と制御信号線
6bで、通信部9と制御信号線6cおよび6dで双方向
通信通信可能に接続され、ファクシミリ11内各部の協
調作動を図っている。操作部7は、ファクシミリ11の
操作信号を入力するとともにその状態を表示する操作表
示部であって、システム制御部6に操作信号デ−タを送
るとともに、システム制御部6からファクシミリ11の
状態表示デ−タを受け取る。
【0015】次に、本発明でいう強制送信手段、受信信
号レベル検出手段、強制送信禁止手段を構成する通信部
9の内部構成について図2により説明する。通信部9
は、CPU91、モデム92、符号復号器93、メモリ
94、デ−タ制御部95を有し、CPU91は、制御信
号線6cによりシステム制御部6と、制御信号線9bに
よりモデム92と、制御信号線9cにより符号復号器9
3とデ−タの授受を行い、更に、送信回線9aRにより
無線機2からファクシミリデ−タを受取り、受信回線9
aTを通じて無線機2へファクシミリデ−タを送信す
る。なお、受信回線9aMは、通話時において、無線機
2からの情報を通信部9に送り込むものである。
【0016】モデム92は無線機2で受信し、受信回線
9aRを介して入力された受信信号(アナログ信号)に
対して復調を行い、復調された符号化デ−タ信号は信号
回線9dを介して符号復号器93へ出力されて復号され
る。また、モデム92は符号復号器93で符号化された
符号化デ−タを変調して送信回線9aTを介して無線機
2に出力する。ここで、CPU91は復調された所定の
ファクシミリ情報をモデム92を通じて取り込むととも
に、必要なファクシミリ情報をモデム92により変調し
て相手側ファクシミリに送信する。
【0017】符号復号器93は、モデム92から入力さ
れた符号化デ−タを画像デ−タへ復号化すると共に、デ
−タ制御部95からデ−タ線9fを通じて入力した画像
デ−タを符号化デ−タへ符号化する。なお、この符号復
号器93の復号化および符号化動作は、制御信号線9c
を通じてCPU91により制御される。デ−タ制御部9
5は、制御信号線6dを通じてシステム制御部6より出
力される制御信号に基づき、符号復号器93が復号化し
た画像デ−タを通信回線8aを介して読取り記録部8へ
出力したり、読取り記録部8から出力される画像デ−タ
を符号復号器93に出力したりする。なお、符号復号器
93からCPU91へ出力する信号は、符号復号器93
の復号化もしくは符号化状況をCPU91に報知する信
号(例えば、何行目の符号化が終了したことを報知する
信号)である。更にデ−タ制御部95は、システム制御
部6に制御されて、メモリ94の符号化デ−タをデ−タ
線9eを通じて符号復号器93に送って復号して読取り
記録部に出力したり、また符号復号器93からの符号化
デ−タをデ−タ線9eを通じてメモリ94に記憶する。
ここで、メモリ94に記憶されるデ−タは符号化デ−タ
であり、読取り記録部8の入出力デ−タは画像デ−タで
ある。したがって、例えば、無線機2で受信され、モデ
ム92により変復調された符号化デ−タは、読取り記録
部8へ出力する場合には符号復号器93で画像デ−タへ
復号され、メモリ94へストレ−ジする場合には符号復
号器93で復号されずに符号化デ−タのまま記憶され
る。したがって、読取り記録部8で読み取られた送信用
原稿に対応する画像デ−タをメモリ94に一時記憶する
場合、デ−タ制御部95はシステム制御部6の制御信号
に基づいて読取り記録部8からの画像デ−タを符号復号
器93で符号化し、この符号化デ−タをメモリ94に出
力する。
【0018】次に、上記装置の作動について説明する。
通常時には、切り換えスイッチ5fは受信回線2aRと
ハンドセット3の受信回線3aRとを接続し、切り換え
スイッチ5eは送信回線2aTとハンドセット3の送話
回線3aTとを接続している(すなわち、自動車電話使
用状態)。そして、回線制御部5がシリアルデ−タ線5
dを通じて無線機2及びハンドセット3を監視してい
る。これにより、無線機2とハンドセット3との通話が
可能となっている。その通話状態は、シリアルデ−タ線
5dを通じて無線機2からハンドセット3へ送られる下
りシリアルデ−タ及びハンドセット3から無線機2へ送
られる上りシリアルデ−タによりコントロ−ルされる。
【0019】以下、ファクシミリ11の送信動作につい
て説明する。ファクシミリ11の送信時には、ハンドセ
ット3の操作により相手側の電話回線との接続を確保し
た後、切り換えスイッチ5e、5fを切り換え、無線機
2とファクシミリ11の通信部9とを送受信可能とす
る。ここで、操作者が原稿をセットして操作部7により
送信を指示すると、読取り記録部8の図示されないライ
ンセンサ等により送信用原稿の画像デ−タが光電変換さ
れる。この光電変換された画像デ−タは信号回線8aを
介して通信部9へ出力され、システム制御部6の制御に
より符号復号器93で符号化される。この符号化デ−タ
は、モデム92、送信回線9aT、2aTを介して無線
機2により送信先のファクシミリへ送信される。
【0020】次に、ファクシミリ11の受信動作につい
て説明する。基地局から無線機2を通じてト−ン信号が
送られてきてハンドセット3との間が通話可能状態にな
り、その後、ファクシミリ信号を示すト−ン信号が基地
局から無線機2を通じて回線制御部5へ送られてくる
と、回線制御部5は切り換えスイッチ5e、5fをファ
クシミリ11の通信部9側に切り換え、無線機2とファ
クシミリ11の通信部9とを送受信可能とする。
【0021】この後、ファクシミリ11の通信部9は無
線機2を通じて基地局から画像デ−タを受取る。すなわ
ち、受信信号回線2aR、9aRを通じて送られてきた
画像デ−タは、モデム92に送られて復調され、その
後、操作部7で予め設定されている受信方式(すなわ
ち、読取り記録部8による印字出力、もしくはメモリ9
4への記憶)に応じて、符号復号器93で復号された
後、デ−タ制御部95を通じて読取り記録部8へ出力さ
れるか、もしくは復号されずにデ−タ制御部95を通じ
てメモリ94へ出力される。読取り記録部8へ出力され
た画像デ−タは、読取り記録部8内の印字装置(図示せ
ず)により印字出力される。一方、メモリ94に記憶さ
れた符号化デ−タは、操作者が操作部7から印字出力を
指令することにより復号後、印字出力される。
【0022】以下、本実施例の要部であるファクシミリ
送受信開始処理について図3のフロ−チャ−トにより更
に詳細に説明する。このフロ−チャ−トはシステム制御
部6のCPUにより実行される。なお、図3のファクシ
ミリ送信開始処理サブル−チンは説明の簡単化のために
単独ル−チンのように記載されているが、実際にはメイ
ンル−チン及び他のサブル−チンとともに一定間隔毎に
実施されている。
【0023】まず、通話中であるかどうかを、無線機2
により送出される下りシリアル信号である通話中信号の
有無により調べる(100)。次に、ファクシミリ11
の各部が受信待機状態になっているかどうかを調べ(1
02)、なっていれば相手側から発呼音信号CNGが入
力したかどうかを調べ(500)、入力していなければ
ステップ100にリタ−ンし、入力していれば、回線2
aT、2aRを通信部9側に切り換えて相手側とファク
シミリ通信の送受信可能とし(301)、その後、ファ
クシミリ受信処理サブル−チンを行う(400)。
【0024】一方、ステップ102でファクシミリ11
の各部が受信待機状態になっていなければ、ステップ1
06に進んでファクシミリ11の各部が送信待機状態な
っているかどうかを調べ(106)、なっていなければ
ステップ100にリタ−ンし、なっていれば相手側から
被呼局識別信号すなわちファクシミリ受信可能信号CE
Dが入力したかどうかを調べ(200)、入力していな
ければステップ100にリタ−ンし、入力していたなら
ば、切り換えスイッチ5e、5fをハンドセット3側か
ら通信部9側に倒して回線2aT、2aRをファクシミ
リの通信部9側に切り換え、相手側とファクシミリ通信
の送受信可能とする(600)。その後、ファクシミリ
送信処理サブル−チンを行い、通信部11からトレ−ニ
ング信号やファクシミリメッセ−ジを送信する(70
0)。なお、ステップ106における送信準備の完了、
すなわち送信待機状態の検出は、例えば、原稿がセット
されているか、メモリに送信すべきデータが記憶されて
いるか等により行なわれ、プリントアウト等が行なわれ
ている場合には、送信準備の完了とはしない。
【0025】ここで、ステップ200は本発明でいう相
手側ファクシミリ状態検出手段であり、ステップ106
は本発明でいう送信準備完了検出手段であり、ステップ
600、700は本発明でいうファクシミリ送信開始指
令手段である。なお、上記したステップ106における
ファクシミリ11の各部が送信状態を完了しているかど
うかを調べる作業とは、具体的にファクシミリ11各部
の電源状態、読み取り記録部8への原稿挿入状態などが
送信のために準備されているかどうかを指す。また、上
記したステップ102におけるファクシミリ11の各部
が受信状態を完了しているかどうかを調べる作業とは、
具体的にファクシミリ11各部の電源状態、読み取り記
録部8の記録紙状態などが受信のために準備されている
かどうかを指す。
【0026】上記説明したように本実施例の装置では、
ファクシミリ送信に当たって、被呼局識別信号CEDの
入力の検出と、自己の送信準備の完了に基づいて、自動
的に回線をファクシミリ11側に切り換えるとともにフ
ァクシミリ送信動作の開始を指令するので、運転者がフ
ァクシミリ送信操作をする場合でも、ファクシミリ送信
にあたって送信開始用のスイッチを操作する必要が無
く、車両の安全運転に優れた効果を奏することができ
る。また、上記スイッチのためのスペ−スを確保する必
要が無く、運転席周囲が煩雑となることがない。
【0027】次に、上述したステップ200で検査され
る被呼局識別信号CEDの検出処理について図4のフロ
−チャ−トにより詳細に説明する。このフロ−チャ−ト
は通信部9のCPU91により実行される。なお、図4
の被呼局識別信号CED検出サブル−チンは説明の簡単
化のために単独ル−チンのように記載されているが、実
際にはメインル−チン及び他のサブル−チンとともに一
定間隔毎に実施されている。
【0028】ここで、被呼局識別信号CEDの規格につ
いて説明すると、被呼局識別信号CEDは被呼局が非音
声端末であることを示すもので、回線が送受信側で接続
された後、1.8から2.5秒後に、2100Hzの交
流信号を2.6秒以上4.0秒以下連続送出されるもの
である。また、相手側から送信された交流のトーン信号
は、9のMにより通信部に入力される。
【0029】まず、2100Hzの交流信号成分が検出
されるまで待機し、検出されればステップ204に進
む。なお、通信部9のモデム92に内蔵のフィルタ(図
示せず)が2100Hzの交流信号成分を受信したかど
うかを抽出し、このフィルタによる2100Hzの交流
信号成分検出の有無を表示するレジスタを調べることに
より、CPUはこのステップ202を実行している。
【0030】ステップ204では、上述した2100H
zの交流信号成分が連続して3回検出されたかどうかを
調べ、3回連続検出した場合には確実に2100Hzの
交流信号成分を検出したものとしてステップ208に進
み、まだ3回連続検出に至らない場合にステップ206
に進んで短い所定時間(ここでは20ミリ秒とする)遅
延してステップ202にリタ−ンする。
【0031】ここで、ステップ204を図5を参照して
詳細に説明すると、ステップ202で2100Hzの交
流信号成分を検出するとその検出回数を示すフラグNに
1を加えて(2041)、Nが3以上かどうかを調べ
(2042)、2以下であればステップ206に進み、
3以上であればNを0にリセットしてステップ208に
進む。なおここで、Nは最初0にリセットされている。
【0032】ステップ208では、図4と同様の方式で
2100Hzの交流信号成分が3回連続して未検出かど
うかを調べ、まだ3回連続未検出に至らない場合にはま
だ2100Hzの交流信号成分が送出中としてステップ
210に進んでタイマ(図示せず)をスタ−トさせ(2
10)、ステップ212に進む。なお、上記タイマはC
PUに内蔵されるもので、上記した2100Hzの交流
信号成分送出期間の長さをカウントするものである。
【0033】ステップ212を図6に示すステップ21
21、2122、2123からなる。すなわちステップ
2121では、ステップ2122の累積実行回数Mをカ
ウントし、次のステップ2122では2100Hzの交
流信号だけを検出したかどうかを調べて、2100Hz
の交流信号成分だけを検出した場合にはステップ212
3に進んで2100Hzの交流信号成分だけを検出した
回数Lをカウントする。当然、M、Lの初期値は0にリ
セットされている。
【0034】なお、通信部9のモデム92に内蔵の各フ
ィルタ(図示せず)では、462Hz、1100Hz、
1300Hz、1500Hz、1650Hz、1850
Hz、2100Hz、2450Hzの各周波数の交流信
号成分を受信したかどうかをステップ202と同様の方
式で調べている。これらの周波数の交流信号成分はそれ
ぞれ異なるト−ン信号を構成している。
【0035】次に、短い所定時間(ここでは20ミリ秒
とする)遅延して(213)、ステップ208にリタ−
ンする。一方、ステップ208において3回連続未検出
の場合には2100Hzの交流信号成分の送出は確実に
停止されたものとしてステップ214に進み、上記タイ
マのカウント時間を調べ、それが2.5秒から4.1秒
の範囲内であれば上記交流信号成分送出期間は正常であ
るとしてタイマをリセットし(216)、ステップ21
8に進む。
【0036】このステップ218はこの実施例の特徴と
なるステップであって、上記した2100Hzの交流信
号成分検出期間中、すなわちタイマカウント期間中にお
ける検出率Kが75%以上かどうかを判別し、以上であ
ればM、Lをリセットし(221)。被呼局識別信号C
ED検出したとしてそのCED検出信号を出力する(2
22)。一方、検出率Kが75%より低ければ、被呼局
識別信号CEDは検出されなかったものとして、ステッ
プ202にリタ−ンする。
【0037】なおこの検出率Kは、K=L/Mであっ
て、ステップ2122での全検査回数に対する2100
Hzの交流信号だけを検出した回数である。このように
すれば、ステップ220により2100Hzの交流信号
成分検出期間中における2100Hzの交流信号成分だ
けを検出できた比率により被呼局識別信号CED検出の
有無を判別しているので、たとえ電波擾乱などが生じて
も誤検出を低減することができる。
【0038】次に、上述したステップ500で検査され
る発呼音信号CNGの検出処理について図6及び図7の
フロ−チャ−トにより詳細に説明する。このフロ−チャ
−トは回線制御部5のCPUにより実行される。なお、
この発呼音信号CNG検出サブル−チンも説明の簡単化
のために単独ル−チンのように記載されているが、実際
にはメインル−チン及び他のサブル−チンとともに一定
間隔毎に実施されている。
【0039】ここでファクシミリ自動送信信号CNGの
規格について説明すると、発呼音信号CNGは発呼局が
非音声端末であることを示すもので、1100Hzの交
流信号を0.5秒(誤差上下に15%)連続送出し、そ
の後、3秒(誤差上下に15%)送出を停止した後、再
度0.5秒(誤差上下に15%)連続送出することを繰
り返すものである。
【0040】ここで、ステップ502からステップ52
0までは、周波数が1100Hzに変わり、検出時間が
0.4秒から0.6秒に変わる他は、上述した被呼局識
別信号CED検出サブル−チンのステップ202からス
テップ220までと実質的に同じであるので、説明を省
略する。また、ステップ802からステップ822まで
も同様に、上述した被呼局識別信号CED検出サブル−
チンのステップ202からステップ220までと実質的
に同じであるので、詳細な説明を省略する。
【0041】ただこの場合、ステップ808は1100
Hzの交流信号成分を3回連続して検出したかどうかを
調べるステップであり、具体的には発呼音信号CNGの
第二回目の1100Hzの交流信号の送出開始を調べる
ステップである。また、タイマは第1回めの1100H
zの交流信号成分の送出終了から、その第二回目の11
00Hzの交流信号の送出開始までの非送出期間をカウ
ントするものである。
【0042】更にステップ820において、検出率は、
上記した1100Hzの交流信号成分非検出期間中、す
なわちタイマカウント期間中における交流信号成分を何
ら検出しない比率を検出するステップであって、説明を
簡単とするためにここでも検出率をK、ステップ812
で何らかの交流信号成分の有無を検査した累積検査回数
をM、ステップ812で何ら交流信号成分を検出しなか
った累積回数をLとすれば、K=L/Mであって、ステ
ップ812での全検査回数に対する交流信号非検出回数
である。
【0043】このようにすれば、1100Hzの交流信
号成分検出期間中における1100Hzの交流信号成分
だけを検出できた比率とともに、1100Hzの交流信
号成分非検出期間中における交流信号成分非検出回数の
割合により発呼音信号CNG検出の有無を判別している
ので、たとえ電波擾乱などが生じても誤検出を低減する
ことができる。
【0044】ここで、ステップ212、512は本発明
でいう周波数識別手段を構成し、ステップ218、51
8は本発明でいう周波数検出頻度算出手段を構成し、ス
テップ220、520は本発明でいう周波数検出頻度判
定手段を構成している。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明の車載フ
ァクシミリ装置は、ファクシミリ送信に当たって、被呼
局識別信号CEDの入力の検出と、自己の送信準備の完
了に基づいて、自動的に回線をファクシミリ側に切り換
えるとともにファクシミリ送信動作の開始を指令するの
で、ファクシミリ送信に当たってスイッチ操作の必要が
無く、車両走行中のファクシミリ送信が容易となってフ
ァクシミリ送信開始を敏速化することができる。
【0046】また、第1発明の車載ファクシミリ装置
は、ト−ン信号に含まれる周波数成分を所定の検出時間
中に所定の検査回数だけ調べ、全ての検査回数に対する
所定の周波数成分だけが検出された検査回数の割合を算
出し、算出した前記割合が所定のしきい値値以上の場合
に、前記所定の周波数成分に関連するト−ン信号を受信
したと判定しているので、ト−ン信号の誤検出を防止し
てファクシミリ送信受信を敏速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を表すブロック図、
【図2】上記一実施例の通信部の内部構成を表すブロッ
ク図、
【図3】上記一実施例の送受信開始処理サブル−チンを
示すフロ−チャ−ト、
【図4】被呼局識別信号CED検出サブル−チンを示す
フロ−チャ−ト、
【図5】被呼局識別信号CED検出サブル−チンを示す
フロ−チャ−ト、
【図6】被呼局識別信号CED検出サブル−チンを示す
フロ−チャ−ト、
【図7】発呼音信号CNG検出サブル−チンを示すフロ
−チャ−ト、
【図8】発呼音信号CNG検出サブル−チンを示すフロ
−チャ−ト、
【符号の説明】
2 無線機 3 ハンドセット 5 回線制御部(周波数識別手段、周波
数検出頻度算出手段、周波数検出頻度判定手段) 9 通信部 10 システム制御部(相手側受信状態検
出手段、送信準備完了検出手段、ファクシミリ送信開始
指令手段) 11 ファクシミリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相手側からのファクシミリ受信可能信号の
    入力を検出する相手側受信状態検出手段と、自己の送信
    準備の完了を検出する送信準備完了検出手段と、前記送
    信準備完了及び前記ファクシミリ受信可能信号の入力を
    検出した際には、操作者の送信指令の有無に係わらず回
    線をファクシミリ側に切り換えるとともにファクシミリ
    送信動作を開始させるファクシミリ送信開始指令手段と
    を備えることを特徴とする車載用ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】相手側から送信された交流のト−ン信号に
    含まれる周波数成分を所定の検出時間中に所定の検査回
    数だけ調べる周波数識別手段と、 全ての前記検査回数中における所定の周波数成分だけが
    検出された検査回数の割合を算出する周波数検出頻度算
    出手段と、 算出した前記割合が所定のしきい値以上の場合には、前
    記所定の周波数成分に関連する所定のト−ン信号を受信
    したと判定する周波数検出頻度判定手段とを備えること
    を特徴とする車載用ファクシミリ装置。
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