JPH0590500A - 保護ダイオードおよび半導体装置 - Google Patents

保護ダイオードおよび半導体装置

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JPH0590500A
JPH0590500A JP25109091A JP25109091A JPH0590500A JP H0590500 A JPH0590500 A JP H0590500A JP 25109091 A JP25109091 A JP 25109091A JP 25109091 A JP25109091 A JP 25109091A JP H0590500 A JPH0590500 A JP H0590500A
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JP
Japan
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type
protection diode
area
diode
region
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Pending
Application number
JP25109091A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Ota
光治 大田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板の上に形成された内部回路の素子
を保護するもので、電源電圧の極性を逆に設定した場合
にも過大電流が流れることを防止できる保護ダイオード
を提供する。 【構成】 P形半導体基板1の上にN形エピタキシャル
層2が形成されており、そのN形エピタキシャル層2の
一部に設けられ基板電位用配線5が接続されたP形分離
領域3とそのP形分離領域3で囲まれたN形の島領域9
とで構成されるダイオードと、島領域9内に形成された
一端が外部リード端子に接続され他端が同じ島領域9内
に形成されたN形拡散領域10に接したP形拡散領域1
1とからなり、N形拡散領域10とP形拡散領域11と
の界面が導体配線14で接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1に集積回路(以
下、ICという)の端子に付加する保護ダイオード、特
にICの電源電圧の正,負を逆接続した場合にも破壊等
の不都合が発生しない保護ダイオードに関し、第2は上
記の保護ダイオードを採用した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICの外部端子に直接接続された内部回
路を保護する手段として、従来より入力端子と基板電位
点との間にダイオードを付加する方法が用いられてお
り、そのダイオードによって入力端子の電圧をクランプ
し、静電気から内部回路の回路素子を保護していた。
【0003】以下に従来の保護ダイオードについて説明
する。図4は従来の保護ダイオードを含む半導体素子の
断面図である。図4に示すようにP形シリコン基板1の
上に形成されたN形エピタキシャル層2にN形エピタキ
シャル層2の主面からP形シリコン基板1に達するよう
にP形分離領域3が形成されている。そして、保護膜4
の基板電位用配線5の領域内に基板電位用コンタクト部
6を設け、基板電位用配線5をP形分離領域3と接続す
る。ICの外部リード端子(図示せず)は金属細線によ
ってパッド7に接続され、パッド7に保護ダイオード8
が接続されている。保護ダイオード8は、P形分離領域
3と、接合分離されたN形エピタキシャル島9とで形成
される。保護ダイオード8のN形エピタキシャル島9に
は、コンタクト抵抗を小さくするために高濃度のN形拡
散層10を設けている。このようにして、P形シリコン
基板1またはP形分離領域3をアノードとし、N形エピ
タキシャル島9をカソードとする保護ダイオード8が基
板電位点と各パッド間にそれぞれ接続されることにな
る。
【0004】このような従来の保護ダイオード8は、パ
ッド7に負のサージ電圧が加わった場合、順方向に導通
し、パッド7に加わるサージ電圧を保護ダイオード8の
順方向電圧で制限する。そして、パッド7に接続された
ICの内部回路の素子に印加される入力電圧を制限し、
素子の破壊を防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、通常の使用条件では問題はないが、機器
によっては電源電圧の極性を逆接続する場合があり、こ
のときには保護ダイオードは順方向となり、過大電流が
流れ、保護ダイオードが破壊するという課題を有してい
た。
【0006】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、電源電圧の極性を逆に設定した場合にも過大電流が
流れるのを防止できる保護ダイオードおよびこの保護ダ
イオードを採用した半導体装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の保護ダイオードは、パッドとダイオードとを
P形拡散領域を介して接続した構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、ダイオードとパッドとの間
に抵抗が形成され、電源電圧の極性を逆に接続した場合
にもこの抵抗により電流を制限して保護ダイオードの破
壊を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例における保護ダイ
オードを含む半導体装置の断面図である。なお図4の従
来例と同一箇所には同一符号を付与している。
【0011】P形シリコン基板1の上にN形エピタキシ
ャル層2が形成されており、その表面からP形シリコン
基板1に達するようにP形分離領域3を形成してN形エ
ピタキシャル島9を形成する。
【0012】基板電位用配線5をP形分離領域3と接続
し、ダイオードとのコンタクトをとるN形拡散領域10
と抵抗を形成するP形拡散領域11とをコンタクト部1
2で導体配線14により共通接続し、さらにP形拡散領
域11のコンタクト部12から離れた場所にコンタクト
部13を設け、コンタクト部13でP形拡散領域11が
パッド7に接続されるようにしている。このことによっ
て、パッド7に接続される内部回路の素子には、保護ダ
イオード8がP形拡散領域11を介して接続されること
になる。
【0013】以上のように構成された保護ダイオードの
特性について、以下に説明する。図2は本実施例および
従来例の保護ダイオードの電圧−電流特性図で、横軸に
電圧、縦軸に電流を示す。なお、Aは本発明の保護ダイ
オードの、Bは従来の保護ダイオードのそれぞれ電圧−
電流特性である。図2のBに示すように従来の保護ダイ
オードは順方向電圧が約0.7V以上で急激に電流が流
れているが、図2のAに示すように本実施例の保護ダイ
オードでは電圧とともに電流がゆるやかに増加する。
【0014】通常の使用状態では、保護ダイオードは逆
方向の接合状態に設定されている。例えば図4に示す従
来例ではパッド7と保護ダイオード8がN形拡散領域1
0を介して接続されている。基板電位用配線5はコンタ
クト部6を通してP形分離領域3に接続されて共通電位
となり、それらはIC電源の最低電位に設定されてい
る。したがって、ICの外部リード端子を保護する保護
ダイオード8はPN接合が逆バイアスに設定される状態
になる。しかし電源電圧の極性を逆に接続した場合、基
板電位用配線5は最高電位となり、P形分離領域3が
(+)電位、パッド7に接続されているN形拡散領域1
0が(−)電位となり、保護ダイオード8は順方向にバ
イアスされる。したがって基板電位とパッド7の電位と
の差が0.7V以上になると過大電流が流れ、保護ダイ
オード8が破壊される場合がある。これに対して本発明
の図1に示す実施例では、保護ダイオード8がパッド7
との間にP形拡散領域を有しており、このP形拡散領域
の抵抗により順方向電流が制限される。順方向電流をI
OとすればIOは(数1)で表される。
【0015】
【数1】
【0016】(数1)において、V0は電源電圧を逆接
続した場合の基板電位とパッド間の電圧、VBEはダイオ
ードの順方向電圧、R11はP形拡散領域11の抵抗値で
ある。ここで例えば、VO=12V,VBE=0.7V,
11=100Ωとし、これらの数値を(数1)に代入す
ると、IO=113mAと計算される。P形拡散領域1
1を100Ωに設定することにより電源電圧を逆接続し
た場合でも、電流を113mAに制限することができ、
過大電流による保護ダイオード8の破壊を防止すること
ができる。
【0017】次に本発明の保護ダイオードを、直流モー
タ速度制御用の半導体装置に応用した例について説明す
る。
【0018】図3は本発明の一実施例における半導体装
置の電気回路図である。図3に示す直流モータ速度制御
用の半導体装置において、直流モータ28の逆起電力を
a、電機子電流をIa、内部抵抗をRaとし、また基準
電圧源26を可変抵抗34で分割した電圧をVref、定
電流電源27の定電流をIr、抵抗23の抵抗値をR3
抵抗31の抵抗値をR4、抵抗32の抵抗値をR5とすれ
ば、直流モータ28の回転速度Nは(数2)で表される
【0019】
【数2】
【0020】ここでKaはモータ28の発電定数であ
る。いま直流モータ28の内部抵抗Raに対応して、抵
抗23、31、32の抵抗値R3、R4、R5の値をR4
5=R3/Raに設定しておけば、(数2)は(数3)
となる。
【0021】
【数3】
【0022】直流モータ28は電機子電流Ia、すなわ
ち負荷トルクに影響されず、一定回転速度に制御され
る。すなわちR4/R5=R3/Raとなるように抵抗値を
設定している。
【0023】通常、直流モータ28の内部抵抗Raは4
Ω〜20Ω程度であり、またR4/R 5の抵抗比は1/5
〜1/10程度である。したがって、抵抗23の抵抗値
3は0.4Ω〜4Ωに選定される。図3において、2
0〜22、24、29および39は集積回路にした場合
の外部リード端子である。なお外部リード端子の内20
は電源端子、22は接地端子である。電源端子20、接
地端子22以外の外部リード端子21、39、24、2
9には保護ダイオードを設置する必要がある。外部リー
ド端子24、29に設置する保護ダイオード35に流れ
る電流は電源端子20と接地端子22を逆接続、すなわ
ち接地端子22に電源を接続し、電源端子20を接地し
た場合にも、基準電圧源26のインピーダンスおよび可
変抵抗34により制限されるため、従来の構成の保護ダ
イオード35を使用しても破壊の恐れはない。また、外
部リード端子39には直流モータ28の駆動トランジス
タ33のコレクタが接続されているが、この駆動トラン
ジスタ33は面積が大きく設計され、構造的に保護ダイ
オード38が接続された構成となるため新たに保護ダイ
オードを設置する必要は生じない。外部リード端子21
と電源端子20との間に接続する抵抗23は0.4Ω〜
4Ω程度と小さい抵抗値に設定されるため、電源端子2
0と接地端子22を逆接続した場合、従来の保護ダイオ
ードを設置すれば大電流が流れ、保護ダイオードが破壊
される可能性がある。そこで外部リード端子21に本発
明の保護ダイオード30(ダイオード36と抵抗37で
構成される)を設置すれば、図1に示すP形拡散領域1
1の抵抗(図3に示す回路図の抵抗37に同じ)により
保護ダイオード30に流れる電流が制限され、電源端子
20と接地端子22を逆接続しても保護ダイオード30
が破壊される恐れはない。
【0024】なお、図3において、25は増幅器、35
は38と同じ種類のダイオードである。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、PN接合に大電
流が流れないように直列抵抗をダイオードに直列に介在
させた構造をシリコン基板上に構成してより、電源端子
と接地端子を逆に接続した場合にもPN接合に流れる電
流が制限されるため破壊されることのない優れたダイオ
ードを実現できるものである。この構成では保護ダイオ
ードと直列抵抗を同一分離領域内に接地することがで
き、この保護ダイオードを採用した半導体装置では、集
積度を下げることなく効果を発揮できるため、モータの
速度制御用に用いる優れた半導体装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における保護ダイオードを含
む半導体装置の断面図
【図2】同保護ダイオードの電圧−電流特性図
【図3】本発明の一実施例における半導体装置の電気回
路図
【図4】従来の保護ダイオードを含む半導体装置の断面
【符号の説明】
2 N形エピタキシャル層(半導体基板) 3 P形分離領域(分離領域) 5 基板電位用配線 9 N形エピタキシャル島(島領域) 10 N形拡散領域(一方導電型領域) 11 P形拡散領域(他方導電型領域) 14 導体配線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方導電型の半導体基板の一部に設けら
    れ基板電位用配線が接続された他方導電型の分離領域と
    その分離領域で囲まれた一方導電型の島領域とで構成さ
    れるダイオードと、前記島領域内に形成された一端が外
    部リード端子に接続され他端が同じ島領域内に形成され
    た一方導電型領域に接した他方導電型領域とからなり、
    前記一方導電型領域と前記他方導電型領域とがその界面
    で導電配線により接続された保護ダイオード。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの外部リード端子に請求
    項1記載の保護ダイオードが接続されてなる半導体装
    置。
JP25109091A 1991-09-30 1991-09-30 保護ダイオードおよび半導体装置 Pending JPH0590500A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7218910B2 (en) 2001-07-26 2007-05-15 Sharp Kabushiki Kaisha High impedance circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7218910B2 (en) 2001-07-26 2007-05-15 Sharp Kabushiki Kaisha High impedance circuit

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