JP3594725B2 - 半導体装置の保護回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置の保護回路の構成に関し、半導体装置のパッドに印加する静電気等の高い電圧から半導体装置を保護する保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に静電気等の高い電圧から半導体装置の内部回路を保護するために、保護回路を用いている。以下図面を用いて保護回路を説明する。図10は一般的な保護回路と内部回路とを備える入力回路の一例を示す回路図である。図10の回路図を用いて入力回路の回路構成を説明する。
【0003】
パッド8は、保護回路7を構成するダイオード5aのアノード端子と、保護回路を構成する拡散抵抗4の一方の端子に接続し、保護回路7を構成する拡散抵抗4の他方の端子は、保護回路7を構成するダイオード5nのアノード端子と、内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1のゲートと、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2のゲートとに接続している。
【0004】
さらに第1の電源9は、内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1の一方の端子と、保護回路7を構成するダイオード5a・・・5nのカソード端子とに接続し、第2の電源10は、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2の一方の端子に接続している。
【0005】
さらに内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1の他方の端子は、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2の他方の端子に接続している。
【0006】
図11は図10に示す保護回路7のパターンレイアウトの様子を示す平面図であり、また図12は図11に示す切断線C−C部の断面の様子を示す断面図である。以下、図11と図12とを用いて従来技術の保護回路の構成を説明する。
【0007】
図11に示す保護回路は図12に示すN型の半導体基板61に半導体基板61と異なる導電性の不純物の領域を形成するP型の拡散抵抗4と、半導体基板61と同じ導電性の不純物で構成し拡散抵抗4から離間して拡散抵抗4の周囲に形成するN型の拡散層6と、拡散抵抗4と拡散層6との間に形成する図12に示すフィールド酸化膜13とにより構成している。
【0008】
以上の構成により、P型の拡散抵抗4とN型の半導体基板61とでPN接合のダイオード5を形成し、図10に示すダイオード5a・・・5nを形成することになる。
【0009】
つぎに図11に示す各構成要素の接続状態を説明する。パッド8は第2の金属配線18に接続し、また第2の金属配線18は図12に示す絶縁層14をエッチングする第2のコンタクトホール22を介して拡散抵抗4の一方の端子に接続している。
【0010】
また拡散抵抗4の他方の端子は図12に示す絶縁層14をエッチングする第3のコンタクトホール32を介して第3の金属配線28に接続し、第3の金属配線28は図10に示す内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1のゲートと内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2のゲートとに接続している。
【0011】
さらに図10に示す第1の電源9に対応する第1の金属配線19は図12に示す絶縁層14をエッチングする第1のコンタクトホール12を介して拡散層6に接続している。数KVから十数KVの電圧からなる静電気は正負の極性をもっており、保護回路はこの静電気から内部回路を保護する必要がある
【0012】
ところで、ダイオードのPN接合に電流が流れはじめる電圧をしきい値電圧という。特にPN接合に順方向の電界を印加して電流を流す時、すなわち、ダイオードの順方向動作により電流を流す場合の電圧を順方向のしきい値電圧という。
【0013】
一方、PN接合に逆方向に電界を印加して電流を流す時、すなわち、ダイオードの逆方向動作により電流を流す場合の電圧を逆方向のしきい値電圧という。一般的にはこの逆方向のしきい値電圧をブレークダウン電圧といい、とくにのブレークダウン電圧を用いて電流を流す現象をブレークダウン現象という。
【0014】
図10に示す一般的な保護回路は、ダイオードの順方向動作と逆方向動作とを行い、正負の極性をもつ静電気を順方向のしきい値電圧と逆方向のしきい値電圧とにクランプし、内部回路を保護する。
【0015】
つぎに図11と図12とを用いて保護回路の動作を説明する。まず正の極性の静電気がパッド8に印加すると、正の極性の静電気はパッド8から第2の金属配線18を通って拡散抵抗4に到達する。
【0016】
前述のように、拡散抵抗4と、図12に示す半導体基板61とによりダイオード5a・・・5nを形成している。このためダイオード5a・・・5nは順方向動作を行ない図12に示す半導体基板61に電流が流れ、その電流は拡散層6を通り第1の金属配線19に流れる。
【0017】
パッド8に印加する正の極性の静電気は、ダイオード5a・・・5nの順方向のしきい値電圧値でクランプするために、内部回路3にはこの順方向のしきい値電圧以上の電圧は加わらない。一方、負の極性の静電気がパッド8に印加されると、負の極性の静電気はパッド8から第2の金属配線18を通って拡散抵抗4に到達する。
【0018】
しかし正の極性の静電気が印加する場合のようにダイオード5a・・・5nを通して順方向の電流は流れず、負の極性の静電気がパッド8に印加すると、拡散抵抗4と半導体基板61とで構成するダイオード5a・・・5nのPN接合に逆方向の電界が加わる。
【0019】
したがってこのPN接合は逆方向動作を行い、ブレークダウン電圧をこえるところで電流が流れ、逆方向のしきい値電圧で負の極性の静電気をクランプする。
【0020】
ブレークダウン現象が発生し、最も電流が流れる部分は、拡散抵抗4と半導体基板61のPN接合全面で最もブレークダウン電圧が低い部分、あるいは拡散抵抗4と拡散層6の最も接近した部分、すなわち拡散抵抗4と拡散層6の間のフィールド酸化膜13直下の最も低い抵抗の図12に示す半導体基板61の表面である。
【0021】
また拡散抵抗4は抵抗素子としての機能をもち、パッド8と図10に示す内部回路3との間に直列に挿入して、第3の金属配線28にあらわれる電圧、すなわち図10に示す内部回路3にかかる電圧を下げる役割を持っている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
正の極性の静電気がパッド8に印加すると、前述のように拡散抵抗4と図12に示す半導体基板61とで形成するダイオード5a・・・5nの順方向動作により半導体基板61を通って第1の金属配線19に電流を流す。
【0023】
このため正の極性の静電気から図10に示す内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1のゲートと内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2のゲートとを保護するためには、このダイオード5a・・・5nの数を増やしてやればよい。これはすなわち、ダイオード5a・・・5nのPN接合を構成する拡散抵抗4の周囲長を増加させればよい。
【0024】
拡散抵抗4の周囲長を増加させれば、ダイオードの単位面積当たりに流れる電流は減少する。したがって、通電による熱の発生、ひいては保護回路7の破壊も抑制できる。
【0025】
しかしながら拡散抵抗4の周囲長を増加することは、図10に示す保護回路7の面積が増加することになる。保護回路7の専有する面積が増加することは、パッド8周辺に設置する、保護回路7以外の他の回路の設置する面積を圧迫し、ひいては半導体装置全体の面積増加につながるといった課題がある。
【0026】
一方、負の極性の静電気がパッド8に印加して図12に示す半導体基板61と拡散層6とを通って第1の金属配線19に電流が流れるとき、実際には図12に示す半導体基板61には抵抗成分が存在する。このため第3の金属配線28にあらわれる電圧は、拡散抵抗4の抵抗値とこの拡散抵抗4と拡散層6との間に存在する図12に示す半導体基板61の抵抗値との分圧値であらわすことができる。
【0027】
第3の金属配線28にあらわれる電圧は、次式で表わされる。
V=(RH/(R4+RH))×Vin・・・・・・・(1)
この(1)式でRHは拡散抵抗4と拡散層6との間に存在する図12に示す半導体基板61の抵抗値であり、R4は拡散抵抗4の抵抗値であり、またVinはパッド8に印加する負の極性の静電気の電圧である。
【0028】
この(1)式から明らかなように、RHの値を小さくすることにより第3の金属配線28にあらわれる電圧を小さくすることが可能となることがわかる。したがって、第3の金属配線28にあらわれる電圧を小さくするには、拡散抵抗4と拡散層6との距離を近づけ、この拡散抵抗4と拡散層6との間に存在する図12に示す半導体基板61の抵抗値を下げてやればよい。
【0029】
しかし拡散抵抗4と拡散層6との間に存在する図12に示す半導体基板61の抵抗値を下げると、(1)式のRHはR4にくらべより小さくなるから、拡散抵抗4の抵抗値の大きさに関係なく拡散抵抗4と第2の金属配線18とを接続する部分に、負の極性の静電気の電圧がほとんど印加することになる。
【0030】
したがって前述の説明のように拡散抵抗4と図12に示す半導体基板61とのPN接合部で最もブレークダウン電圧が低い部分で局部的に電流が流れるため、その部分で熱が発生し熱破壊をおこす。
【0031】
以上の説明で明らかなように、第3の金属配線28にあらわれる電圧を下げると保護回路自身が破壊に至り、保護回路自身の破壊を防ごうとすると第3の金属配線28にあらわれる電圧が上がってしまう。その結果として図10に示す内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1のゲートと、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2のゲートとを破壊するといった課題がある。
【0032】
本発明の目的は、これら課題を解決して、保護回路以外の回路の面積を圧迫することなく、正の極性や負の極性の静電気の高い電圧がパッドに印加しても、内部回路のゲートにかかる電圧を下げ、なお保護回路自身の破壊のない半導体装置の保護回路を提供するものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の半導体装置の保護回路では、つぎのような半導体装置の保護回路を採用する。
【0034】
半導体基板と、半導体基板に半導体基板と異なる導電性の不純物の領域を形成する拡散抵抗と、半導体基板と同じ導電性の不純物で拡散抵抗から離間して形成する拡散層とを有し、拡散抵抗と半導体基板との境界は平面から見て直線部と斜線部とからなる半導体装置の保護回路において、保護回路と離間して設ける金属からなるパッドを有し、パッドはフィールド酸化膜上に絶縁層を介して設け、拡散抵抗と拡散層との間にフィールド酸化膜を有し、フィールド酸化膜上に導電性を有する薄膜層を設け、薄膜層は、フィールド酸化膜上を延長してパッドの下部まで設け、拡散抵抗と半導体基板との境界と、拡散層のフィールド酸化膜を設けている側の半導体基板との境界とは、平面から見て複数の直線部と複数の斜線部とを有し、第1の金属配線は、第1の接続手段により拡散層に接続し、第2の金属配線は、パッドに接続するとともに第2の接続手段により拡散抵抗の一方の端子と第4の接続手段により薄膜層とに接続し、第3の金属配線は、第3の接続手段により拡散抵抗の他方の端子と接続し、第4の接続手段は、第2の金属配線と薄膜層とが重なる部分に設けることを特徴とする。
【0035】
本発明の半導体装置の保護回路においては、半導体基板と、半導体基板に半導体基板と異なる導電性の不純物の領域を形成する拡散抵抗と、半導体基板と同じ導電性の不純物で拡散抵抗から離間して形成する拡散層と、拡散抵抗と拡散層との間に形成するフィールド酸化膜と、フィールド酸化膜上に設ける薄膜層とを有し、拡散層は第1のコンタクトホールを介して第1の金属配線に接続し、第2の金属配線は第2のコンタクトホールを介して拡散抵抗の一方の端子と第4のコンタクトホールを介して薄膜層とに接続し、第3の金属配線は第3のコンタクトホールを介して拡散抵抗の他方の端子と接続し、パッドの下部に薄膜層を設け、拡散抵抗と半導体基板との境界は平面から見て直線部と斜線部とからなることを特徴とする。
【0036】
本発明の半導体装置の保護回路は、半導体基板と、半導体基板に半導体基板と異なる導電性の不純物の領域を形成する拡散抵抗と、半導体基板と同じ導電性の不純物で拡散抵抗から離間して形成する拡散層と、拡散抵抗と拡散層との間に形成するフィールド酸化膜と、フィールド酸化膜上に設ける薄膜抵抗とを有し、拡散層は第1のコンタクトホールを介して第1の金属配線に接続し、第2の金属配線は第2のコンタクトホールを介して拡散抵抗の一方の端子と第4のコンタクトホールを介して薄膜抵抗の一方の端子とに接続し、第3の金属配線は第3のコンタクトホールを介して拡散抵抗の他方の端子と第5のコンタクトホールを介して薄膜抵抗の他方の端子とに接続し、拡散抵抗と半導体基板との境界は平面から見て直線部と斜線部とからなることを特徴とする。
【0037】
本発明の半導体装置の保護回路においては、半導体基板と、半導体基板に半導体基板と異なる導電性の不純物の領域を形成する拡散抵抗と、半導体基板と同じ導電性の不純物で拡散抵抗から離間して形成する拡散層と、拡散抵抗と拡散層との間に形成するフィールド酸化膜と、フィールド酸化膜上に設ける薄膜抵抗とを有し、拡散層は第1のコンタクトホールを介して第1の金属配線に接続し、第2の金属配線は第2のコンタクトホールを介して拡散抵抗の一方の端子と第4のコンタクトホールを介して薄膜抵抗の一方の端子とに接続し、第3の金属配線は第3のコンタクトホールを介して拡散抵抗の他方の端子と第5のコンタクトホールを介して薄膜抵抗の他方の端子とに接続し、パッドの下部に薄膜抵抗を設け、拡散抵抗と半導体基板との境界は平面から見て直線部と斜線部とからなることを特徴とする。
【0038】
本発明の半導体装置の保護回路は、半導体基板と、半導体基板に半導体基板と異なる導電性の不純物の領域を形成する拡散抵抗と、半導体基板と同じ導電性の不純物で拡散抵抗から離間して形成する拡散層と、拡散抵抗と拡散層との間に形成するフィールド酸化膜とを有し、拡散層は第1のコンタクトホールを介して第1の金属配線に接続し、拡散抵抗の一方の端子は第2のコンタクトホールを介してパッドに接続する第2の金属配線に接続し、拡散抵抗の他方の端子は第3のコンタクトホールを介して第3の金属配線に接続し、拡散抵抗と半導体基板との境界は平面から見て直線部と斜線部とからなることを特徴とする。
【0039】
本発明の半導体装置の保護回路は、拡散抵抗の周囲は平面から見て直線部と斜線部とから構成し、この拡散抵抗と拡散層との間のフィールド酸化膜上に薄膜層を設け、第2の金属配線は第2のコンタクトホールを介して拡散抵抗と接続し、さらに第2の金属配線は第4のコンタクトホールを介して薄膜層と接続する構造とする。
【0040】
正の極性の静電気がパッドに印加することで、拡散抵抗は順方向動作を行い半導体基板に電流を流すが、この拡散抵抗は、その拡散抵抗の周囲が平面から見て直線部と斜線部とで構成するため、直線部のみで構成する拡散抵抗よりその周囲長は長く、より多くの電流を流すことができる。
【0041】
さらに、正の極性の静電気により、薄膜層下のフィールド酸化膜の下部に半導体基板と同じ導電性で不純物濃度の濃い層(以下蓄積層という)が形成し、拡散抵抗と半導体基板との順方向のしきい値より低い正の電圧で、蓄積層と拡散抵抗との間で電流が流れるため、保護回路自身と内部回路との破壊を防止し、かつ保護能力の高い保護回路を構成することが可能となる。
【0042】
また負の極性の静電気がパッドに印加することで、薄膜層下のフィールド酸化膜の下部に反転層が形成し、拡散抵抗と半導体基板との逆方向ブレークダウン電圧より低い負の電圧で、反転層と拡散層との間でブレークダウン現象がおこるため、保護回路自身と内部回路との破壊を防止し、かつ保護能力の高い保護回路を構成することが可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の半導体装置の保護回路を実施するための最良の形態における実施の形態を説明する。図10は一般的な保護回路と内部回路とを備える入力回路の一例を示す回路図である。本発明の半導体装置の保護回路の実施の形態における回路図は、この図10に示す回路図と変わることはない。図10に示す回路図を用いて入力回路の回路構成を説明する。
【0044】
パッド8は、保護回路7を構成するダイオード5aのアノード端子と、保護回路7を構成する拡散抵抗4の一方の端子に接続し、保護回路7を構成する拡散抵抗4の他方の端子は、保護回路7を構成するダイオード5nのアノード端子と、内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1のゲートと、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2のゲートとに接続している。
【0045】
また第1の電源9は、内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1の一方の端子と、保護回路7を構成するダイオード5a・・・5nのカソード端子とに接続し、第2の電源10は、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2の一方の端子に接続している。
【0046】
さらに、内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1の他方の端子は、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2の他方の端子に接続している。第1の電源9は、たとえば基準電位を供給し、第2の電源10は、たとえば負の電源電位を供給する。
【0047】
ダイオード5a・・・5nは、パッド8に印加する静電気をダイオードの順方向動作と逆方向動作とを用いて、順方向のしきい値と逆方向のしきい値電圧であるブレークダウン電圧とにクランプするクランプ素子である。拡散抵抗4はパッド8と内部回路3との間に直列に設置し、保護回路や内部回路に流れる電流を制限する役割を持っている。
【0048】
図1は本発明の第1の実施の形態の保護回路の平面図であり、図10に示す保護回路7のパターンレイアウトの様子を示すものである。
【0049】
図2(a)は図1の四角に囲む点線の領域71を拡大して示す平面図である。なお、図2(a)は絶縁層14をエッチングする第1のコンタクトホール12と絶縁層14をエッチングする第2のコンタクトホール22と絶縁層14をエッチングする第4のコンタクトホール42と、図10に示す第1の電源9に対応する第1の金属配線19とパッド8に接続する第2の金属配線18との図示を各々省略してある。また、図2(b)は図1に示す切断線A−A部の断面の様子を示す断面図であり、図3(a)と図3(b)とは図2(b)の四角に囲む点線の領域81の拡大図である。図1と図2と図3とを用いて本発明の第1の実施の形態の保護回路の構成を説明する。
【0050】
図1に示す保護回路7は図2に示すN型の半導体基板61に半導体基板61と異なる導電性の不純物の領域を形成するP型の拡散抵抗4と、半導体基板61と同じ導電性の不純物で拡散抵抗4から離間して拡散抵抗4の周囲に形成するN型の拡散層6と、拡散抵抗4と拡散層6との間に形成する図2に示すフィールド酸化膜13と、このフィールド酸化膜13の上部に設ける薄膜層98と、フィールド酸化膜13や拡散抵抗4や拡散層6の上部に設ける絶縁層14と、第2の金属配線18と第1の金属配線19と第3の金属配線28(図2には図示しない)で構成している。
【0051】
薄膜層98は、フィールド酸化膜13を介して半導体基板61に電界をかける電極の役割をもっており、多結晶シリコンで構成する。絶縁層14は、フィールド酸化膜13やP型の拡散抵抗4やN型の拡散層6と、これらの上部に設ける第2の金属配線18と第1の金属配線19と第3の金属配線28とを絶縁する役割をもっており、リンを添加したシリコン酸化膜、いわゆるPSG膜で構成する。
【0052】
第2の金属配線18や第1の金属配線19や第3の金属配線28を構成する金属配線は、アルミニウムで構成する。
【0053】
P型の拡散抵抗4の周囲は、図2(a)に太線で示す多くの直線部L1と同様に太線で示す多くの斜線部L2とから構成している。
【0054】
P型の拡散抵抗4の周囲を上記構成とすることで、P型の拡散抵抗4の周囲を直線部のみで構成する場合に比べ、P型の拡散抵抗4のパッド8側端部から内部回路3(図1と図2と図3とには図示しない)側端部までの距離を大きくすることができる。これは、P型の拡散抵抗4とN型の半導体基板61とで構成するダイオード5a・・・5nのPN接合の面積が増加することと同義である。
【0055】
以上の構成によりP型の拡散抵抗4とN型の半導体基板61とでPN接合のダイオード5を形成し、図10に示すダイオード5a・・・5nを形成することになる。
【0056】
つぎに、図1に示す各構成要素の接続状態を説明する。パッド8は第2の金属配線18に接続し、また第2の金属配線18は図2(b)に示す絶縁層14をエッチングする第2のコンタクトホール22を介して拡散抵抗4の一方の端子に接続し、さらに第2の金属配線18はフィールド酸化膜13上に設ける薄膜層98の上部の絶縁層14をエッチングする第4のコンタクトホール42を介して接続している。
【0057】
またP型の拡散抵抗4の他方の端子は図2(b)に示す絶縁層14をエッチングする第3のコンタクトホール32を介して第3の金属配線28に接続し、第3の金属配線28は図10に示す内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1のゲートと内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2のゲートとに接続している。
【0058】
さらに図10に示す第1の電源9に対応する第1の金属配線19は図2(b)に示す絶縁層14をエッチングする第1のコンタクトホール12を介してN型の拡散層6に接続している。
【0059】
図3(a)はパッド8に正の極性の静電気が印加したときの状態を示し、図3(b)はパッド8に負の極性の静電気が印加したときの状態を示す。つぎに図2と図3とを用いて保護回路の動作を説明する。
【0060】
まず正の極性の静電気が図1に示すパッド8に印加すると、正の静電気は図1に示すパッド8から第2の金属配線18を通ってP型の拡散抵抗4と薄膜層98とに到達する。この薄膜層98に加わるの正の極性の静電気は、フィールド酸化膜13に電界を加え、フィールド酸化膜13の中で電極分離の現象をおこし、フィールド酸化膜13直下のN型の半導体基板61の表面に、N型の蓄積層64を形成する。
【0061】
P型の拡散抵抗4とN型の半導体基板61に形成するN型の蓄積層64とによりPN接合面を形成することとなり、図10に示すダイオード5a・・・5nを構成する。
【0062】
ところで、前述のとおり、PN接合に順方向の電界を印加してダイオードの順方向動作により電流を流す場合の電圧を順方向のしきい値電圧という。また順方向のしきい値電圧は、P型半導体とN型半導体の不純物濃度で決まり、不純物濃度が濃い程、しきい値電圧が低くなることは周知の事実である。
【0063】
P型の拡散抵抗4とN型の蓄積層64とによりダイオード5a・・・5nを形成するためダイオード5a・・・5nは順方向動作を行ない、多くはN型の蓄積層64に電流が流れ、その電流はN型の拡散層6を通り第1の金属配線19に流れる。
【0064】
P型の拡散抵抗4とフィールド酸化膜13直下に形成するN型の蓄積層64とは、お互いに濃度の濃い不純物層であるから、このP型の拡散抵抗4とN型の蓄積層64とで構成するPN接合は、P型の拡散抵抗4とN型の半導体基板61とで構成するPN接合と比らべ、順方向のしきい値電圧が低くなる。すなわちこのPN接合はより低い正の電圧から電流を流すことができる。
【0065】
したがって、より低い順方向のしきい値電圧値でパッド8に印加する正の極性の静電気をクランプするために、図10に示す内部回路3にはこの順方向のしきい値電圧以上は加わらない。
【0066】
一方、負の極性の静電気が図1に示すパッド8に印加すると、負の静電気は図1に示すパッド8から第2の金属配線18を通って拡散抵抗4の一方の端子に到達し、また負の静電気はパッド8から第2の金属配線18を通って薄膜層98にも到達する。
【0067】
しかしP型の拡散抵抗4の一方の端子に加わる負の極性の静電気は、正の極性の静電気が印加する場合のように、P型の拡散抵抗4とN型の蓄積層64とで構成するPN接合の順方向動作を起こさせず、P型の拡散抵抗4とN型の半導体基板61とで構成するPN接合の逆方向動作で電流を流す。すなわち、P型の拡散抵抗4とN型の半導体基板61とで構成するPN接合のブレークダウン電圧をこえるところで電流を流そうとする。
【0068】
前述のようにPN接合に逆方向に電界を印加してダイオードの逆方向動作により電流を流す場合の電圧をブレークダウン電圧という。またブレークダウン電圧は、P型半導体とN型半導体の不純物濃度で決まり、不純物濃度が濃い程、ブレークダウン電圧が低くなることはよく知られている。
【0069】
フィールド酸化膜13上の薄膜層98に加わる負の極性の静電気は、フィールド酸化膜13に電界を加え、フィールド酸化膜13の中で電極分離の現象をおこし、フィールド酸化膜13直下のN型の半導体基板61の表面に、濃度の濃いP型の反転層65を形成する。
【0070】
N型の半導体基板61に形成するP型の反転層65とN型の拡散層6とでPN接合面を形成することとなり、図10に示すダイオード5a・・・5nを構成する。P型の反転層65とN型の拡散層6とでダイオード5a・・・5nを形成するためダイオード5a・・・5nは逆方向動作を行なう。すなわちブレークダウン現象によりパッド8に電流を流す。
【0071】
フィールド酸化膜13直下領域に形成するP型の反転層65とN型の拡散層6とは、お互いに濃度の濃い不純物層であるから、このP型の反転層65とN型の拡散層6とによって構成するPN接合は、P型の拡散抵抗4とN型の半導体基板61とで構成するPN接合と比らべ、ブレークダウン電圧が低くなる。すなわちこのPN接合はより低い負の電圧でから電流を流すことができる。
【0072】
したがって、より低い逆方向のブレークダウン電圧値でパッド8に印加する負の極性の静電気をクランプするために、図10に示す内部回路3にはこのブレークダウン電圧以上は加わらない。
【0073】
つぎに、ブレークダウン現象が生じた後の電流経路を説明する。P型の反転層65とN型の拡散層6とのPN接合でブレークダウン現象をおこすと、負の極性の静電気による電流経路は、図10に示す第1の電源9に接続する第1の金属配線19からN型の拡散層6、P型の反転層65、P型の拡散抵抗4を経由して第2の金属配線18を通りパッド8に流れる。
【0074】
つぎに、図1と図2とに示すP型の拡散抵抗4の周囲が、図2(a)に示す多くの直線部L1と多くの斜線部L2とから構成する理由を説明する。図1と図2(a)とに示す本発明の半導体装置の保護回路のダイオード5a・・・5nを構成するP型の拡散抵抗4の周囲の形状は、平面から見て直線部と斜辺部とからなっている。一方、図11に示す従来技術の保護回路の同部分は直線部のみで構成する。
【0075】
保護回路を構成するダイオードは、P型の拡散抵抗4とその他周囲の領域とで構成する。このダイオードの大きさは、P型の拡散抵抗4の周囲長で決まる。したがって、本発明の半導体装置の保護回路のダイオードを構成するP型拡散抵抗4が多くの直線部と斜線部とで構成しているのに対し、従来の保護回路のダイオードを構成する同部分が直線部のみで構成しているので、本発明の半導体装置の保護回路は、従来技術の保護回路に対して、保護回路全体が専有する面積をほとんど変えることなく、ダイオードを大きくすることができる。
【0076】
すなわちダイオードのPN接合に、より多くの電流を流すことができるということである。これは、ダイオードのPN接合の単位面積当たりの通電量を減少することができるということであり、通電による熱の発生が少なく、熱破壊を防止することができる。
【0077】
したがって正と負とのどちらの極性の静電気がパッド8に印加する場合でも、本発明の半導体装置の保護回路の構成によれば、従来の保護回路に比らべ、保護回路自身の破壊を防止し、かつ高い保護能力を有することができる。
【0078】
本発明の半導体装置の保護回路の特徴は、保護回路を平面から見て直線部と斜辺部とからなる拡散抵抗4と、この拡散抵抗4と拡散層6との間に薄膜層98とを設けることにある。
【0079】
これにより、従来技術の保護回路に用いるダイオードに比べ大きなPN接合をもつダイオードを構成できることに加え、パッド8に印加する静電気の極性に応じ、P型の拡散抵抗4とN型の拡散層6との間に蓄積層64と反転層65とを形成し、ダイオードの構成を変えることができる。
【0080】
正の極性の静電気がパッド8に印加すると、クランプ素子である図10に示すダイオード5a・・・5nは、図2と図3(a)とに示すようにP型の拡散抵抗4とN型の蓄積層64とで構成する。正の極性の静電気がパッド8に印加するときの大まかな電流通過経路としては、パッド8−P型の拡散抵抗4−N型の蓄積層64−N型の拡散層6−第1の金属配線19である。従来技術の保護回路の同様な電流経路は、パッド8−P型の拡散抵抗4−N型の半導体基板61−N型の拡散層6−第1の金属配線19である。
【0081】
ダイオードのしきい値電圧を決める要因は、PN接合を構成するP型半導体とN型半導体との不純物濃度であることはさきに説明している。
【0082】
従来技術の保護回路に用いるダイオードを構成する濃いP型の不純物濃度をもつ拡散抵抗4と薄いN型の不純物濃度を持つ半導体基板61とのPN接合に比らべ、本発明の半導体装置の保護回路のダイオードを構成する濃いP型の不純物濃度を持つ拡散抵抗4と濃いN型の不純物濃度を持つ蓄積層65とのPN接合は、濃い不純物濃度の領域同士のPN接合である。このため低いしきい値電圧をもつことがわかる。したがって、より低い正の電圧から静電気をクランプすることができる。
【0083】
一方、負の極性の静電気がパッド8に印加すると、クランプ素子である図10に示すダイオード5a・・・5nは、図2と図3(b)とに示すようにP型の反転層65とN型の拡散層6とで構成する。
【0084】
負の極性の静電気がパッド8に印加するときの大まかな電流通過経路は、第1の金属配線19−N型の拡散層6−P型の反転層65−P型の拡散抵抗4−パッド8である。従来技術の保護回路の同様な電流経路は、第1の金属配線19−N型の拡散層6−N型の半導体基板61−P型の拡散抵抗4−パッド8である。
【0085】
従来技術の保護回路に用いるダイオードを構成する濃いP型の不純物濃度をもつ拡散抵抗4と薄いN型の不純物濃度を持つ半導体基板61とのPN接合に比らべ、本発明の半導体装置の保護回路のダイオードを構成する濃いP型の不純物濃度を持つ反転層65と濃いN型の不純物濃度を持つ拡散層6とのPN接合は、濃い不純物濃度の領域同士のPN接合であるため、低いブレークダウン電圧をもつことがわかる。したがって、より低い負の電圧から静電気をクランプすることができる。
【0086】
以上の説明で明らかなように、本発明の第1の実施の形態の保護回路によれば保護回路自身の破壊を防止し、かつ高い保護能力を有することができる。
【0087】
つぎに本発明の第2の実施形態における保護回路を説明する。図4は本発明の第2の実施の形態の保護回路の平面図であり、図10に示す保護回路7のパターンレイアウトの様子を示すものである。
【0088】
図1に示す本発明の第1の実施の形態の保護回路と図4に示す本発明の第2の実施の形態の保護回路との平面形状が異なっているが、図4は本発明の第2の実施の形態の保護回路の特徴を表すものであり、保護回路自体の構成は第1の実施の形態の保護回路と変わらない。図5は図4に示す切断線B−B部の断面の様子を示す断面図であり、図6はパッドに寄生する浮遊容量Cを示す回路図である。
【0089】
本発明の第2の実施の形態の保護回路7は、第1の実施の形態の保護回路7の特徴的な機能を有しつつ、さらにパッド8に寄生する浮遊容量Cを低減することが可能である。
【0090】
図4を用いて第2の実施の形態の保護回路7の構成と各接続要素の接続状態とを説明する。なお、図1に示す第1の実施の形態の保護回路7の構成と各接続要素の接続状態とが同一のものについては説明を省略する。
【0091】
図4に示す薄膜層98は、P型の拡散抵抗4とN型の拡散層6との間に形成するフィールド酸化膜13(図4には図示しない)の上部に設けており、保護回路7から延長してパッド8の下部にも設けている。薄膜層98は、図1を用いて説明した第1の実施の形態の保護回路7の構成と同様に、多結晶シリコンで構成する。
【0092】
まずはじめに、ッド8に寄生する浮遊容量Cについて説明する。図5に示すパッド8の下部には絶縁層14と薄膜層98とフィールド酸化膜13とN型の半導体基板61とがある。図6に示すパッド8に寄生する浮遊容量Cをコンデンサにたとえると、浮遊容量Cは、2枚の平行平板電極D1と平行平板電極D2とから構成することができる。
【0093】
コンデンサの静電容量は、このコンデンサを構成する2枚の平行平板電極間の距離に反比例することが知られている。すなわち、図6に示す浮遊容量Cの平行平板電極D1およびD2に挟まれる物質の誘電率が一定であるなら、平行平板電極D1およびD2との間の距離Sが近いほどこの静電容量は大きくなり、逆に平行平板電極D1と平行平板電極D2間の距離Sが大きいほどこの静電容量は小さくなる。
【0094】
つぎにパッド8に寄生する浮遊容量Cが半導体装置に及ぼす影響を説明する。パッド8に寄生する浮遊容量Cの値が大きくなるほど、この浮遊容量Cに充電する時間が必要になるため、パッド8に関わる入出力信号が遅れてしまう。とくに高速で動作する半導体装置では、急峻な信号波形のやりとりが多いので顕著に影響する。したがって、半導体装置にとってはこの浮遊容量Cは小さいほうが好ましい。
【0095】
つぎに図4と図5と図6とを用いて第2の実施の形態の保護回路7の特徴を説明する。図4に示す本発明の第2の実施の形態の保護回路7によれば、図5に示すようにパッド8の下部に薄膜層98があるために、この薄膜層98を設けていない場合に比べ、薄膜層98の厚さ分パッド8と半導体基板61との距離が遠くなる。
【0096】
図6に示す浮遊容量Cの平行平板電極D1をパッド8、平行平板電極D2を半導体基板61とすると、これらのなす距離Sが大きくなるためにこの浮遊容量Cの値を小さくすることができる。すなわち、パッド8の下部に保護回路7から延長して設ける薄膜層98は、この薄膜層98の厚さ分だけパッド8とN型の半導体基板61とを離間し、浮遊容量Cの値を小さくする役割をもっている。
【0097】
正の極性の静電気および負の極性の静電気が図4に示すパッド8に印加するときの保護回路7自体の動作は、第1の実施の形態の保護回路と同様であるので説明を省略する。
【0098】
本発明の第2の実施の形態の保護回路の特徴は、保護回路を平面から見て直線部と斜辺部とからなる拡散抵抗4と、この拡散抵抗4と拡散層6との間に薄膜層98とを設け、この薄膜層98を保護回路から延長し、パッド8の下部にも設けることにある。
【0099】
この構成により本発明では、従来技術の保護回路に用いるダイオードに比らべ大きなPN接合をもつダイオードを構成できることに加え、本発明の第1の実施の形態の保護回路の特徴と同様にパッド8に印加する静電気の極性に応じ、P型の拡散抵抗4とN型の拡散層6との間に蓄積層64と反転層65とを形成し、ダイオードの構成を変えることができる。さらに、パッド8の下部に設ける薄膜層98のためパッド8に寄生する浮遊容量Cを低減することが可能である。
【0100】
なお図4に示す本発明の第2の実施形態の保護回路では、薄膜層98と第2の金属配線18とを接続する第4のコンタクトホール42は、第2の金属配線18の下部のほとんど全体領域に設けているが、この構成に限定するものではない。薄膜層98と第2の金属配線18を接続するために第4のコンタクトホール42を設けるものであるから、この目的を逸脱しない範囲で変更が可能である。
【0101】
以上の説明で明らかなように、本発明の第2の実施形態の保護回路によれば、本発明の第1の実施の形態の保護回路の特徴を有しつつ、パッド8に寄生する浮遊容量Cを低減することが可能であり、高速で動作する半導体装置にも本発明を用いることができる。
【0102】
つぎに本発明の第3の実施形態の保護回路を説明する。図8は本発明の第3の実施形態の保護回路と内部回路とを備える入力回路の一例を示す回路図である。図8の回路図を用いて入力回路の回路構成を説明する。
【0103】
パッド8は、保護回路7を構成するダイオード5aのアノード端子と、保護回路7を構成する拡散抵抗4の一方の端子と、保護回路7を構成する薄膜抵抗99の一方の端子とに接続する。さらに保護回路7を構成する拡散抵抗4の他方の端子と、保護回路7を構成する薄膜抵抗99の他方の端子とは、保護回路7を構成するダイオード5nのアノード端子と、内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1のゲートと、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2のゲートとに接続している。
【0104】
また第1の電源9は、内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1の一方の端子と、保護回路7を構成するダイオード5a・・・5nのカソード端子とに接続し、第2の電源10は、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2の一方の端子に接続している。さらに内部回路3を構成するPチャネルトランジスタ1の他方の端子は、内部回路3を構成するNチャネルトランジスタ2の他方の端子に接続している。
【0105】
図7は本発明の第3の実施の形態の保護回路の平面図であり、図8に示す保護回路7のパターンレイアウトの様子を示すものである。本発明の第3の実施の形態の保護回路7は、第1の実施の形態の保護回路7の特徴的な機能を有しつつ、さらに保護回路の抵抗を低減することが可能である。
【0106】
図7を用いて第3の実施の形態の保護回路7の構成と各接続要素の接続状態とを説明する。なお、図1に示す第1の実施の形態の保護回路7の構成と各接続要素の接続状態とが同一のものについては説明を省略する。
【0107】
図7に示す薄膜抵抗99は、拡散抵抗4と拡散層6との間に形成するフィールド酸化膜13(図7には図示しない)の上部に設けている。薄膜抵抗99は、図1を用いて説明した第1の実施の形態の保護回路7の構成で説明した薄膜層98と同様に、多結晶シリコンで構成する。
【0108】
パッド8は第2の金属配線18に接続し、また第2の金属配線18は第2のコンタクトホール22を介して拡散抵抗4の一方の端子に接続し、さらに第2の金属配線18は第4のコンタクトホール42を介して薄膜抵抗99の一方の端子に接続している。
【0109】
拡散抵抗4の他方の端子は第3のコンタクトホール32を介して第3の金属配線28に接続し、薄膜抵抗99の他方の端子は絶縁層14(図7には図示せず)をエッチングする第5のコンタクトホール52を介して第3の金属配線28に接続している。
【0110】
つぎに図7と図8とを用いて第3の実施形態の保護回路7の特徴を説明する。まず、保護回路7自身の抵抗値が半導体装置に及ぼす影響を説明する。保護回路7を構成する抵抗素子は、パッド8と内部回路3との間に直列に挿入してパッド8に印加する静電気等の高い電圧を下げる役割をもっている。
【0111】
この抵抗素子の抵抗値が大きくなるほど、内部回路3や第1の電源9に流れる電流値を制限することができるため保護回路7の保護能力は向上するが、逆に大きな抵抗値はパッド8に関わる入出力信号をも遅らせるという問題がある。とくに高速で動作する半導体装置では、急峻な信号波形のやりとりが多いので顕著に影響する。したがって、半導体装置にとってはこの抵抗値は小さいほうが好ましい。
【0112】
図7に示す本発明の第3の実施形態の保護回路7では、図8に示すように拡散抵抗4と薄膜抵抗99とが並列に接続している。保護回路7を流れる電流は、拡散抵抗4と薄膜抵抗99とを流れため、保護回路7の抵抗成分は、これら二つの抵抗の並列合成抵抗となる。したがって、パッド8から内部回路3までの間の抵抗成分が小さくなるために高速で動作する半導体装置に対しても影響はない。
【0113】
さらに、パッド8に印加する静電気等の高い電圧は保護回路7に加わるが、保護回路7を構成する抵抗素子である、拡散抵抗4と薄膜抵抗99とは各々電流を流すことができるため、電流経路が多くなることで保護回路7自身の通電による熱破壊を低減することができる。
【0114】
正の極性の静電気および負の極性の静電気が図4に示すパッド8に印加するときの保護回路7は、薄膜抵抗99が第1の実施の形態の保護回路を構成する薄膜層98と同様な機能を有すると考えることができる。したがって、保護回路7自体の動作は第1の実施の形態の保護回路と同様であるので説明を省略する。
【0115】
本発明の第3の実施形態の保護回路の特徴は、保護回路を平面から見て直線部と斜辺部とからなる拡散抵抗4と、この拡散抵抗4と拡散層6との間に薄膜抵抗99とを設け、この薄膜抵抗99と拡散抵抗4とを並列に接続することにある。
【0116】
これにより、従来技術の保護回路に用いるダイオードに比べ大きなPN接合をもつダイオードを構成できることに加え、本発明の第1の実施形態の保護回路の特徴と同様にパッド8に印加する静電気の極性に応じ、P型の拡散抵抗4とN型の拡散層6との間に蓄積層64と反転層65とを形成し、ダイオードの構成を変えることができる。さらに、パッド8と内部回路3との間に直列に接続する抵抗成分は、拡散抵抗4と薄膜抵抗99との並列合成抵抗となるので、保護回路7の抵抗成分を低減することができる。
【0117】
以上の説明で明らかなように、本発明の第3の実施の形態の保護回路7によれば、本発明の第1の実施の形態の保護回路7の特徴を有しつつ、保護回路自身の破壊を低減し、かつ保護回路の抵抗成分を低減することができるため、高速で動作する半導体装置に対しても本発明を用いることができる。
【0118】
つぎに本発明の第4の実施形態の保護回路を説明する。図9は本発明の第4の実施の形態の保護回路の平面図である。本発明の第4の実施の形態の保護回路7は、第2の実施の形態の保護回路7の特徴的な機能と第3の実施の形態の保護回路7の特徴的な機能とを有している。
【0119】
すなわち本発明の第1の実施の形態の保護回路7の特徴的な機能を有しつつ、パッド8に寄生する浮遊容量Cを低減し、かつ保護回路の抵抗成分を低減することが可能である。
【0120】
図4に示す本発明の第2の実施の形態の保護回路と図7に示す本発明の第3の実施の形態の保護回路と、図9に示す本発明の第4の実施の形態の保護回路との平面形状が異なっているが、図9は本発明の第4の実施の形態の保護回路の特徴を表すものであり、保護回路自体の構成は第3の実施の形態の保護回路と変わらない。
【0121】
図9を用いて第4の実施の形態の保護回路7の構成と各接続要素の接続状態とを説明する。なお、図9に示す保護回路7と、図4と図7とに示す保護回路7の構成と各接続要素の接続状態とが同一のものについては説明を省略する。
【0122】
パッド8は第2の金属配線18に接続し、また第2の金属配線18は第2のコンタクトホール22を介して拡散抵抗4の一方の端子に接続し、さらに第2の金属配線18は第4のコンタクトホール42を介して薄膜抵抗99の一方の端子に接続している。
【0123】
拡散抵抗4の他方の端子は第3のコンタクトホール32を介して第3の金属配線28に接続し、薄膜抵抗99の他方の端子は絶縁層14(図9には図示せず)をエッチングする第5のコンタクトホール52を介して第3の金属配線28に接続している。
【0124】
図9に示す薄膜抵抗99は、保護回路7から延長しパッド8の下部にも設けている。薄膜抵抗99は、図7を用いて説明した第3の実施の形態の保護回路7の構成と同様に、多結晶シリコンで構成する。これにより、本発明の第2の実施の形態の保護回路7と第3の実施の形態の保護回路7との特徴的な機能を具備した保護回路を構成することができる。
【0125】
つぎに本発明の第4の実施の形態の保護回路7の動作について説明する。本発明の第2の実施の形態で説明したとおり、パッド8と半導体基板61との距離を大きくすることで、パッド8に寄生する浮遊容量Cを減少することができる。
【0126】
したがって、パッド8の下部に薄膜抵抗99を設ける構造により、この薄膜抵抗99を設けない構造に比らべ、パッド8と半導体基板61との距離が大きくなるので、パッド8に寄生する浮遊容量Cの値は減少する。
【0127】
また本発明の第3の実施の形態の項で説明したとおり、拡散抵抗4と薄膜抵抗99とが並列に接続していることで、保護回路7の抵抗成分、すなわち、パッド8と内部回路3との間に挿入する直列の抵抗成分を低減することができる。さらに、保護回路7を流れる電流の通電経路が、拡散抵抗4と薄膜抵抗99とになるため、通電のための熱の発生に起因する熱破壊が少なく、保護回路7自身の破壊が減少する。
【0128】
本発明の第4の実施の形態の保護回路の特徴は、保護回路を平面から見て直線部と斜辺部とからなる拡散抵抗4と、この拡散抵抗4と拡散層6との間に薄膜抵抗99とを設け、この薄膜抵抗99と拡散抵抗4とを並列に接続し、さらに薄膜抵抗99を保護回路7から延長しパッド8の下部にも設けることにある。
【0129】
これにより、従来技術の保護回路に用いるダイオードに比べ大きなPN接合をもつダイオードを構成できることに加え、本発明の第1の実施の形態の保護回路の特徴と同様にパッド8に印加する静電気の極性に応じて、P型の拡散抵抗4とN型の拡散層6との間に蓄積層64と反転層65とを形成し、ダイオードの構成を変えることができる。さらに、パッド8と内部回路3との間に直列に接続する抵抗成分は、拡散抵抗4と薄膜抵抗99との並列合成抵抗となるので、保護回路7の抵抗成分を低減することができる。さらにまた、パッド8の下部に設ける薄膜抵抗99のためパッド8に寄生する浮遊容量Cを低減することが可能である。
【0130】
なお図9に示す本発明の第4の実施の形態の保護回路によれば、薄膜抵抗99と第2の金属配線18とを接続する第4のコンタクトホール42は、第2の金属配線18の下部のほとんど全体に設けているが、この構成に限定するものではない。薄膜抵抗99と第2の金属配線18とを接続するために第4のコンタクトホール42を設けるものであるから、この目的を逸脱しない範囲で変更が可能である。
【0131】
以上の説明で明らかなように、本発明の第4の実施の形態の保護回路7によれば、パッド8に寄生する浮遊容量Cを低減し、保護回路7自身の抵抗成分を低減し、しかも保護回路7自身の通電のための熱の発生に起因する熱破壊を低減することができる。
【0132】
本発明の半導体装置の保護回路の特徴的な動作を第1の実施の形態を例にあげてまとめると以下に示すようなものである。
【0133】
正の極性の静電気がパッド8に印加すると、第2の金属配線18を経由して、拡散抵抗4と、拡散抵抗4と拡散層6との間のフィールド酸化膜13上に設ける薄膜層98とに正の極性の静電気が印加し、フィールド酸化膜13中の電極分離の現象により、このフィールド酸化膜13直下の半導体基板61の表面に蓄積層64を形成し、この蓄積層64と拡散抵抗4との接合面で電流を流し、正の極性の静電気等の高い電圧をクランプする。
【0134】
負の極性の静電気がパッド8に印加すると、第2の金属配線18を経由して、拡散抵抗4と、拡散抵抗4と拡散層6との間のフィールド酸化膜13上に設ける薄膜層98とに負の極性の静電気が印加し、フィールド酸化膜13中の電極分離の現象により、このフィールド酸化膜13直下の半導体基板61の表面に反転層65を形成し、この反転層65と拡散層6との接合面でブレークダウン現象をおこして電流を流し、負の極性の静電気等の高い電圧をクランプする。
【0135】
本発明の第1の実施の形態の保護回路の特徴は、保護回路を平面から見て直線部と斜辺部とからなる拡散抵抗4と、この拡散抵抗4と拡散層6との間に薄膜層98とを設ることにある。
【0136】
図1に示す第1の実施の形態の保護回路7において、拡散層98を用いず、保護回路を構成する拡散抵抗4の形状を平面から見て直線部と斜辺部とからなる構成を採用してもよい。このようにするだけでも、本発明の第1の実施の形態で開示した保護回路7と比らべ保護能力はやや低下するものの、拡散抵抗4の周囲に形成するダイオードのPN接合の面積が大きくなることから、より多くの電流を流すことができ、図11に示す従来技術の保護回路に比らべて保護能力は向上するものである。
【0137】
また図1に示す第1の実施の形態の保護回路7では、拡散抵抗4の周囲全てを拡散層6が囲うように形成しているが、本発明はこれに限定されることはなく、拡散層6の形状を変更することができる。たとえば拡散層6は拡散抵抗4の周囲を囲うことなく、拡散抵抗4と拡散層6とを平行して設置してもよい。具体的には、拡散抵抗4と拡散層6とは、平面から見て直線部と斜辺部とからなる部分を有しているので、この部分を互いに対向して設置してもよい。
【0138】
これは、パッド8に印加する静電気等の高い電圧が保護回路7に伝達した場合でも、蓄積層64や反転層65が形成するのは薄膜層98の下部のフィールド酸化膜13下の半導体基板61の表面であり、拡散抵抗4の周囲に拡散層6を設けず、拡散抵抗4と拡散層6とは互いに対向して設置しても、本発明の特徴的な動作を実現できるからである。
【0139】
また図1に示す第1の実施の形態の保護回路7では、N型の半導体基板61に半導体基板61と異なる導電性の不純物領域であるP型の拡散抵抗4と、N型の半導体基板61と同じ導電性の不純物領域であるN型の拡散層6とを形成することが記載している。しかしながら、P型の半導体基板61に異なる導電性のN型のウェル領域を形成し、このウェル領域と異なる導電性の不純物領域であるP型の拡散抵抗4と、このウェル領域と同じ導電性の不純物領域であるN型の拡散層6とを形成しても同じ結果を得ることは言うまでもない。
【0140】
またさらに図1に示す第1の実施の形態の保護回路7や図4に示す第2の実施の形態の保護回路7や図7に示す第3の実施の形態の保護回路7や図9に示す第4の実施の形態の保護回路7の平面図のパターンレイアウトと同様な形状を有しながら、P型の半導体基板61にN型の拡散抵抗4とP型の拡散層6とを形成し保護回路7を構成してもよい。
【0141】
本発明の第1の実施の形態の保護回路7を例にあげて以下に説明する。第1の実施の形態の保護回路7は、P型の拡散抵抗4をアノード端子としN型の半導体基板61をカソード端子とするPN接合のダイオード5a・・・5nを形成し、このダイオード5a・・・5nが順方向および逆方向とならしめる極性の静電気がパッド8に印加する場合に本発明の特徴的な動作を行なう。
【0142】
P型の半導体基板61にN型の拡散抵抗4とP型の拡散層6とを形成し保護回路7を構成した場合は、ダイオード5a・・・5nのPN接合はP型の半導体基板61がアノード端子となりN型の拡散抵抗4がカソード端子となる。
【0143】
正の極性の静電気がパッド8に印加すると、第2の金属配線18を経由して、拡散抵抗4と、拡散抵抗4と拡散層6との間のフィールド酸化膜13上に設ける薄膜層98とに正の極性の静電気が印加する。
【0144】
フィールド酸化膜13中の電極分離の現象により、このフィールド酸化膜13直下の半導体基板61の表面に反転層65を形成し、この反転層65と拡散層6との接合面でブレークダウン現象をおこして電流を流し、正の極性の静電気等の高い電圧をクランプする。
【0145】
一方、負の極性の静電気がパッド8に印加すると、第2の金属配線18を経由して、拡散抵抗4と、拡散抵抗4と拡散層6との間のフィールド酸化膜13上に設ける薄膜層98とに負の極性の静電気が印加する。
【0146】
フィールド酸化膜13中の電極分離の現象により、このフィールド酸化膜13直下の半導体基板61の表面に蓄積層64を形成し、この蓄積層64と拡散抵抗4との接合面で電流を流し、正の極性の静電気等の高い電圧をクランプする。
【0147】
以上の説明で明らかなように、図1に示す第1の実施の形態の保護回路7や図4に示す第2の実施の形態の保護回路7や図7に示す第3の実施の形態の保護回路7や図9に示す第4の実施の形態の保護回路7のパターンレイアウトと同様な形状を有しながら、P型の半導体基板61にN型の拡散抵抗4とP型の拡散層6とを形成し保護回路7を構成しても、本発明の特徴を具備した保護回路を提供することが可能である。
【0148】
さらに本発明の第1の実施の形態と第2の実施の形態とを構成する薄膜層98と、本発明の第3の実施の形態と第4の実施の形態とを構成する薄膜抵抗99とは、多結晶シリコンで構成する例を示した。本発明はこれに限らず、タングステンやチタン等の高融点金属、あるいは多結晶シリコンと高融点金属の積層体で構成しても良い。いずれの場合も本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0149】
【発明の効果】
本発明の保護回路は、パッドと内部回路との間に接続する拡散抵抗と、この拡散抵抗から離間して形成する拡散層と、拡散抵抗と拡散層との間にフィールド酸化膜と、このフィールド酸化膜上に薄膜層を設け、第2の金属配線を拡散層と薄膜層とに接続する構造とする。さらに、拡散抵抗を平面から見て直線部と斜辺部とからなる構成とする。
【0150】
正の極性の静電気がパッドに印加することで、薄膜層下のフィールド酸化膜の中で電極分離の現象をおこし、半導体基板表面に蓄積層が形成し、この蓄積層と拡散抵抗との間で電流を流す。負の極性の静電気がパッドに印加することで、薄膜層下のフィールド酸化膜の中で電極分離の現象をおこし、半導体基板表面に反転層が形成し、この反転層と拡散層との間でブレークダウン現象をおこし電流を流す。
【0151】
正の極性あるいは負の極性の静電気による高い電圧がパッドに印加しても、これらの特徴的な動作により、保護回路自身と内部回路の破壊を防ぐことが可能となる。
【0152】
さらに、パッドに静印加する静電気の極性に関わらず、拡散抵抗の形状を直線部と斜辺部とからなる構成とすることで、従来の保護回路に用いるダイオードに比べより大きなPN接合を持つダイオードを構成でき、保護回路の破壊を防止することができる。
【0153】
さらにまた本発明の保護回路は、電流制御素子である抵抗素子と電圧クランプ素子であるダイオードをひとつの保護回路として構成するので、半導体装置のレイアウト面積を圧迫することはなく、コンパクトで高い保護耐量を提供するものであり、その効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における半導体装置の保護回路を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における半導体装置の保護回路を示し、図2(a)は平面図であり、図2(b)は断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における半導体装置の保護回路の一部を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における半導体装置の保護回路を示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における半導体装置の保護回路を示す断面図である。
【図6】半導体装置のパッドに寄生する浮遊容量を示す回路図である。
【図7】本発明の第3の実施形態における半導体装置の保護回路を示す平面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態における半導体装置の入力回路を示す回路図である。
【図9】本発明の第4の実施形態における半導体装置の保護回路を示す平面図である。
【図10】半導体装置の入力回路を示す回路図である。
【図11】従来技術の半導体装置の保護回路を示す平面図である。
【図12】従来技術の半導体装置の保護回路を示す断面図である。
【符号の説明】
4 拡散抵抗
5 ダイオード
6 拡散層
8 パッド
98 薄膜層
99 薄膜抵抗
Claims (2)
- 半導体基板と、半導体基板に半導体基板と異なる導電性の不純物の領域を形成する拡散抵抗と、半導体基板と同じ導電性の不純物で拡散抵抗から離間して形成する拡散層とを有し、拡散抵抗と半導体基板との境界は平面から見て直線部と斜線部とからなる半導体装置の保護回路において、
前記保護回路と離間して設ける金属からなるパッドを有し、該パッドはフィールド酸化膜上に絶縁層を介して設け、
前記拡散抵抗と前記拡散層との間に前記フィールド酸化膜を有し、該フィールド酸化膜上に導電性を有する薄膜層を設け、
該薄膜層は、前記フィールド酸化膜上を延長して前記パッドの下部まで設け、
前記拡散抵抗と前記半導体基板との境界と、前記拡散層の前記フィールド酸化膜を設けている側の前記半導体基板との境界とは、平面から見て複数の直線部と複数の斜線部とを有し、
第1の金属配線は、第1の接続手段により前記拡散層に接続し、
第2の金属配線は、前記パッドに接続するとともに第2の接続手段により前記拡散抵抗の一方の端子と第4の接続手段により前記薄膜層とに接続し、
第3の金属配線は、第3の接続手段により前記拡散抵抗の他方の端子と接続し、
前記第4の接続手段は、前記第2の金属配線と前記薄膜層とが重なる部分に設けることを特徴とする半導体装置の保護回路。 - 前記接続手段は、コンタクトホールであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の保護回路。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP7018296A JP3594725B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 半導体装置の保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7018296A JP3594725B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 半導体装置の保護回路 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09260596A JPH09260596A (ja) | 1997-10-03 |
| JP3594725B2 true JP3594725B2 (ja) | 2004-12-02 |
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ID=13424134
Family Applications (1)
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3594725B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP7018296A patent/JP3594725B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09260596A (ja) | 1997-10-03 |
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