JPH0589992U - 回動式ダンパ - Google Patents

回動式ダンパ

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JPH0589992U
JPH0589992U JP3667692U JP3667692U JPH0589992U JP H0589992 U JPH0589992 U JP H0589992U JP 3667692 U JP3667692 U JP 3667692U JP 3667692 U JP3667692 U JP 3667692U JP H0589992 U JPH0589992 U JP H0589992U
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JP
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rotor
case
cap
protrusion
rotary damper
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Application number
JP3667692U
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Inventor
久雄 渡辺
Original Assignee
神明電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータのがたつきを減らすこと。 【構成】 ケース2と、キャップ3と、ロータ4と、ケ
ース2に充填したシリコンオイルSとにより構成した回
動式ダンパ1において、ロータ4の外周端部に前記ケー
ス2及びキャップ3の内面底部2c,3fと摺接する突
起部4dを設けた。ロータ4が内面底部2c及び3fと
摺動するのでロータのがたつきを減らすことができる。
又、突起部4dを設けることによりシリコンオイルSが
攪拌され回動トルクの安定化も図ることができ、更に、
突起部4dの形状を変えることにより回動トルクも変え
ることができる。又、ロータ4をケース2の底面2cに
設けた軸受2bで軸支することによりロータ4、キャッ
プ3及びケース2の出合ずれ等も防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯車等で構成された被動部材の動きをオイル等の粘性抵抗で制動す る回動式ダンパのうち、特にロータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回動式ダンパの一例が特開昭63−167136号公報及び実公平3− 31866号公報に開示されている。これらの回動式ダンパは、ロータの下面を 凹凸状に形成することによりロータの表面積を大きくし粘性抵抗を大きくしてい た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ケースとロータ軸間の僅かな隙間等によりロータの面が上方にがたつ きを起こすことがあった。そこで、本考案の目的はこのようながたつきを少なく してロータの回動を安定させ、且つ、回動トルクを安定させることが可能な回動 式ダンパを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案は、ロータを円盤状に形成し、このロータの 上面及び下面に突起部を形成するとともに、この突起部がケースの内面底部及び 前記キャップの内面底部と摺動するよう構成した。
【0005】 前記突起部は前記ロータの外周端部の全周に形成することもできる。
【0006】 前記突起部は前記ロータの外周端部の一部に形成することもできる。
【0007】 前記ケースの内面底部に前記ロータを回動駆動するための軸受を立設し、この 軸受と嵌合する凹部を前記ロータの回動軸底部に形成することもできる。
【0008】
【作用】
ロータの上面及び下面に突起部を設け、この突起部がケース及びキャップの内 面底部と摺動するようにしたのでロータのがたつきを少なくすることができる。 又、前記突起部により粘性流体が攪拌されロータの回動トルクの安定化を図るこ とができ、突起部の形状を変えることにより回動トルクの大きさも変えることが できる。更に、ケース内面底部にロータを軸支するための軸受を設けることによ りロータ、キャップ及びケースの出合いずれを少なくすることができ、又、ロー タの回動軸の倒れも防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照しながら説明する。図1は本考案に係 る回動式ダンパの第1実施例の分解斜視図、図2は同組立平面図、図3は同組立 平面図のP−P断面図、図4はケースとキャップの第2実施例の分解斜視図、図 5は同組立部分断面図、図6はロータの平面図である。
【0010】 図1の第1実施例において、回動式ダンパ1は内部に粘性流体としてシリコン オイルを充填したケース2と、このケース2の開放上面2aを塞ぐとともに中心 に上下に貫通した開口部3aを有するキャップ3と、前記ケース2内に配設され 前記キャップ3の開口部3aを貫通して外部に突出した回動軸4aを有するロー タ4と、前記回動軸4aの上端部4bに固定される被動部材である歯車5と、O リング6とにより構成される。尚、粘性流体であればシリコンオイル以外の流体 を用いてもよい。
【0011】 前記ケース2はロータ4を回動駆動するための軸受2bをこのケース2の内面 底部2cの中心より立設させ、前記軸受2bと嵌合する凹部4cをロータ4の回 動軸4a底部に形成した。又、前記ケース2は周囲が周壁2dで囲まれた略円筒 形状をなす。
【0012】 前記キャップ3の上面3bには前記開口部3aに沿って段差3cが設けられ、 図3に示すようにこの段差3cに前記Oリング6を埋設し、前記歯車5の下部に 形成した環状凸部5bで前記Oリング6を押圧するよう構成した。
【0013】 即ち、前記キャップ3の上面に前記開口部3aに沿って前記段差3cを設けた ため、この段差3c下部の内周側面と前記ロータ4の回動軸4aとを摺接させる ことができ、シリコンオイルSが前記Oリング6側に流出しにくくできる。従っ て、周囲の部品を汚すことが少なくなる他、前記Oリング6を前記段差3cに埋 設する際、シリコンオイルSが溢れ出て作業が妨げられるということも少なくな る。又、前記キャップ3と前記ケース2とを閉じ、このケース2内から空気が抜 け出た状態で前記Oリング6を嵌めることができるので、従来のように前記ケー ス2内に溜まった空気により内圧が高くなりシリコンオイルSが外部に溢れ出て しまうという欠点も殆ど解消される。
【0014】 又、前記キャップ3には周壁3eが形成され、この周壁3eが前記ケース2の 周壁2dの内側に嵌合することにより前記ケース2の開放上面が閉塞される。更 に、前記周壁3eは図3に示すように前記ケース2の底面方向にやや広がった略 円錐形状をなし、この周壁3eが前記周壁2dを径方向外方に、且つ、全周に亘 り押圧するので前記ケース2とキャップ3の密閉度を高めることができる。従っ て、例えば前記ロータ4が回動時にシリコンオイルSが前記ケース2から外部に 溢れ出るのを防ぐことができる。又、前記周壁3eの縁部外周には切欠部3gが 形成されている。この切欠部3gを設けることにより、前記ケース2に前記キャ ップ3を押込む操作がし易くなる。尚、前記ケース2の周壁2dが前記キャップ 3の周壁3eの内側に嵌合するようにしても同様の効果が得られることはいうま でもない。
【0015】 又、前記ロータ4の外周端部には上下に突出した突起部4dが形成され、この 突起部4dがケース2の内面底部2c及びキャップの内面底部3fと摺動する。 尚、前記ロータ4の突起部4dは第1実施例では図6(A)に示すように前記ロ ータ4の外周に環状に形成したが、同図(B)の第2実施例に示すように突起部 4eを前記ロータ4の外周の一部に形成してもよい。又、前記ロータ4の上面及 び下面の任意の位置に前記突起部4dを形成してもよい。
【0016】 このようにロータ4の上面及び下面に突起部4dを設け、この突起部4dがケ ース2及びキャップ3の内面底部2c,3fと摺動するようにしたのでロータ4 のがたつきを少なくすることができる。又、前記突起部4dを設けることにより シリコンオイルSが攪拌されロータ4の回動トルクの安定化を図ることができる 。更に、前記突起部4dの形状を全周、外周の一部又は両面の任意の位置という 具合に形状を変えて用いることにより回動トルクの大きさを調節することも可能 となる。更に、ケース内面底部2cにロータ4を軸支する軸受2bを設けること によりロータ4、キャップ3及びケース2の出合いずれを少なくすることができ 、ロータ4の回動軸4aの倒れも防止できる。
【0017】 この構成により外部から回動力が歯車5に付勢されると、この歯車5は前記ロ ータ4を回動させる。又、前記Oリング6による摩擦抵抗及びケース2内部に充 填されたシリコンオイルによる粘性抵抗により前記ロータ4は回動力が弱められ オイルダンパの機能が発揮される。
【0018】 又、前記段差3cにOリング6を設けたことによりキャップ3と歯車5間には 一定の隙間Gを形成することが可能となり、この隙間Gから前記Oリング6の取 付状態等を直視することが可能となる。
【0019】 尚、図4の第2実施例に示すように前記ケース2及びキャップ3の外周を角形 状に形成してもよい。第2実施例によれば、ケース11は外周が角形状で、4隅 には突起部12a乃至12dが前記回動軸4a方向に立設されている。
【0020】 一方、キャップ13の外周も前記ケース11の外周と略等しい形状に成形され 、前記突起部12a乃至12dと夫々嵌合可能な孔14a乃至14dがこのキャ ップ13を上下に貫通して設けられている。更に、前記キャップ13は前記キャ ップ3の周壁3eと略同形の周壁13eを備え、前記ケース11も前記ケース2 の周壁2dと略同形の周壁11dを備える。又、前記キャップ13の上面には前 記段差3cと略同形の段差13c及び前記内周側面3dと略同様の内周側面13 dが形成されている。そして前記ケース11はキャップ13で閉塞される。この 構成によれば、ケース11とキャップ13との密閉度は前記突起部12a乃至1 2dが夫々前記孔14a乃至14dとが嵌合することにより更に強められ、シリ コンオイルSが溢れるのを更に少なくすることができる。
【0021】
【考案の効果】
ロータの上面及び下面にケース及びキャップと摺動する突起部を設けたので、 ロータのがたつきを少なくすることができる。又、この突起部により粘性流体を 攪拌できるのでロータの回動トルクを安定化することもできる。更に、前記突起 部の形状を変えることにより回動トルクを変えることも可能となる。一方、ケー スの内面底部にロータの回動軸を軸支する軸受を設けることによりロータ、キャ ップ及びケースの出合ずれを防止でき、又、ロータ回動軸の倒れも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回動式ダンパの第1実施例の分解
斜視図である。
【図2】同組立平面図である。
【図3】同組立平面図のP−P断面図である。
【図4】ケースとキャップの第2実施例の分解斜視図で
ある。
【図5】同組立部分断面図である。
【図6】ロータの平面図である。
【符号の説明】
1…回動式ダンパ、2,11…ケース、2b…軸受、
3,13…キャップ、3a,13a…開口部、4…ロー
タ、4a…回動軸、4d,4e…突起部、5…ギア、S
…シリコンオイル。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に粘性流体を溜めたケースと、この
    ケースの開放上面を塞ぐとともに中心に上下に貫通した
    開口部を有するキャップと、前記ケース内に配設され前
    記キャップの開口部を貫通して外部に突出した回動軸を
    有するロータと、前記回動軸の上端部に固定された被動
    部材とにより構成され、前記被動部材により回動付勢さ
    れた前記ロータが前記粘性流体の粘性抵抗を受けるよう
    にした回動式ダンパにおいて、前記ロータは円盤状に形
    成され、このロータの上面及び下面に突起部が形成され
    るとともに、この突起部が前記ケースの内面底部及び前
    記キャップの内面底部と摺動することを特徴とする回動
    式ダンパ。
  2. 【請求項2】 前記突起部は前記ロータの外周端部の全
    周に形成されたことを特徴とする請求項1記載の回動式
    ダンパ。
  3. 【請求項3】 前記突起部は前記ロータの外周端部の一
    部に形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    回動式ダンパ。
  4. 【請求項4】 前記ケースの内面底部には前記ロータを
    回動駆動するための軸受が立設され、この軸受と嵌合す
    る凹部が前記ロータの回動軸底部に形成されたことを特
    徴とする請求項1,2又は3記載の回動式ダンパ。
JP3667692U 1992-05-01 1992-05-01 回動式ダンパ Withdrawn JPH0589992U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10299809A (ja) * 1997-04-21 1998-11-13 Fuji Seiki Co Ltd ロータリーダンパ及びそれを用いたリクライニング部材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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