JPH0589892U - 遠心ポンプ - Google Patents
遠心ポンプInfo
- Publication number
- JPH0589892U JPH0589892U JP3050492U JP3050492U JPH0589892U JP H0589892 U JPH0589892 U JP H0589892U JP 3050492 U JP3050492 U JP 3050492U JP 3050492 U JP3050492 U JP 3050492U JP H0589892 U JPH0589892 U JP H0589892U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- centrifugal pump
- impeller
- blades
- blade
- side plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】三次元部を有する羽根を備えたインペラを容易
に形成可能で、低コストな遠心ポンプを提供する。 【構成】インペラ5の羽根8が三次元部9を有してなる
遠心ポンプにおいて、上記羽根8の両端部が上記側板
6,7とそれぞれ係合10〜13した状態で接着14さ
れることを特徴とする。 【作用】羽根および側板はそれぞれ個別に成型されるか
ら成型作業が容易で、かつ係合状態で接着されるから接
着作業が容易で接着強度が向上される。
に形成可能で、低コストな遠心ポンプを提供する。 【構成】インペラ5の羽根8が三次元部9を有してなる
遠心ポンプにおいて、上記羽根8の両端部が上記側板
6,7とそれぞれ係合10〜13した状態で接着14さ
れることを特徴とする。 【作用】羽根および側板はそれぞれ個別に成型されるか
ら成型作業が容易で、かつ係合状態で接着されるから接
着作業が容易で接着強度が向上される。
Description
【0001】
本考案は、例えば自動給水装置等に使用される遠心ポンプに関し、特に、イン ペラの羽根が三次元部を備えてなる遠心ポンプに関する。
【0002】
軸線と直交する断面形状が軸方向に一定な二次元羽根を備えた一般的な遠心ポ ンプ用インペラにおいては、図4(A)に例示するように一方の側板aと一体成 型された羽根bと、別に成型された他方の側板cとを接着dし、樹脂材料から形 成されている。
【0003】 しかしながら、軸線と直交する断面形状が軸方向に変化する三次元部を備えた 羽根の場合には、図4(B)に例示するように三次元部eの影になる部分fがあ るため型抜きができず、上述のような通常の製法をそのまま適用することはでき ない。したがって、普遍的な金属鋳造のように中子を用いて成形するか、あるい は回転型を用いるなどしなければならなかった。
【0004】
上述のように中子を用いて鋳造する場合には、両側板にそれぞれ対応する上型 および下型の間に介設される羽根用中子を形成するために、図5(A)に例示す るように予め低融点合金(例えばスズ+ビスマス)または水溶性樹脂などから成 型された複数の羽根模型gを用い、形成された砂型から羽根模型gを溶融除去し なければ中子が得られない。あるいは、図5(B)に例示するように同様材料か ら成型された複数の流路模型hを寄せ合わせて中子としてもよいが、この場合は インペラ成型後に流路模型hを溶融除去しなければならない。したがって、いず れにしても所用工数が多く、高コストになってしまう。
【0005】 本考案は上記事情に基づいてなされたもので、三次元部を有する羽根を備えた インペラを容易に形成可能で、したがって低コストな遠心ポンプを提供すること を目的とする。
【0006】
本考案は、インペラの羽根が三次元部を有して一対の側板間に配設されてなる 遠心ポンプにおいて、上記羽根の両端部が上記側板とそれぞれ係合した状態で接 着されることを特徴とするものである。
【0007】
上記の構成において、羽根および側板はそれぞれ個別に成型されるから成型作 業が容易であり、かつその後に係合状態で接着されるから接着作業が容易になる とともに接着強度が向上される。
【0008】
以下、本考案につき図1および図2に示す一実施例を参照しながら説明する。 図1において、遠心ポンプのケーシング1およびケーシングカバー2の内部に は、電動機3の主軸4に支持されたインペラ5が回転自在に内装されている。こ のインペラ5は、図2に示すように軸方向に間隔的に対向する一対の側板6,7 および、これら側板6,7間に介在して周方向に配設された複数(図は6枚の場 合)の渦巻状羽根8を備えている。この羽根8は、内端部に形成された三次元部 9を一体に備えている。
【0009】 上記側板6,7には、相互対向面に位置して凹状係合部10,11が形設され ている。また、上記羽根8の軸方向両端部には凸状係合部12,13が形設され ている。そして、これら側板6,7および羽根8は適宜の樹脂材料からそれぞれ 個別に成型され、凹状係合部10,11と凸状係合部12,13とが係合した状 態で相互に接着14されることによりインペラ5が形成される。
【0010】 上記実施例においては、上述のように側板6,7および羽根8はそれぞれ個別 に成型されるから成型作業が容易である。また、凹状係合部10,11と凸状係 合部12,13とが係合した状態で相互に接着されるから、接着作業が容易であ るだけではなく、接着面積が大きく接着強度が向上される。
【0011】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではなく、例えば図3(A) 、(B)に示すように係合部10〜13の形状は適宜に設定してよい。その他、 本考案の要旨とするところの範囲内で種々の変更ないし応用が可能である。
【0012】
以上説明したように本考案によれば、三次元部9を有する羽根8を備えたイン ペラ5を容易に形成可能で、したがって低コストな遠心ポンプを提供することが できる。
【図1】本考案の一実施例を示す切欠側面図。
【図2】同実施例におけるインペラを示し、(A)は切
欠正面図、(B)は切欠側面図、(C)は(A)のC−
C線に沿う拡大断面図。
欠正面図、(B)は切欠側面図、(C)は(A)のC−
C線に沿う拡大断面図。
【図3】(A)および(B)は本考案における要部の相
異なる変形例を示す部分断面図。
異なる変形例を示す部分断面図。
【図4】従来のインペラにおける羽根と側板との関係を
示し、(A)は二次元部の部分断面図、(B)は三次元
部の部分断面図。
示し、(A)は二次元部の部分断面図、(B)は三次元
部の部分断面図。
【図5】従来のインペラ成形用中子を例示し、(A)は
羽根模型を用いた中子の断面図、(B)は流路模型を用
いた中子の斜視図。
羽根模型を用いた中子の断面図、(B)は流路模型を用
いた中子の斜視図。
5…インペラ、6,7…側板、8…羽根、9…三次元
部、10〜13…係合部、14…接着部。
部、10〜13…係合部、14…接着部。
Claims (1)
- 【請求項1】 インペラの羽根が三次元部を有して一対
の側板間に配設されてなる遠心ポンプにおいて、上記羽
根の両端部が上記側板とそれぞれ係合した状態で接着さ
れることを特徴とする遠心ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3050492U JPH0589892U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 遠心ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3050492U JPH0589892U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 遠心ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589892U true JPH0589892U (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=12305651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3050492U Pending JPH0589892U (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | 遠心ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589892U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092156A (ja) * | 2013-01-11 | 2013-05-16 | Toshiba Corp | フランシス形ポンプ水車 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP3050492U patent/JPH0589892U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092156A (ja) * | 2013-01-11 | 2013-05-16 | Toshiba Corp | フランシス形ポンプ水車 |
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