JPH08224748A - プラスチック製品の成形方法およびプラスチック製遠心羽根車の成形方法 - Google Patents
プラスチック製品の成形方法およびプラスチック製遠心羽根車の成形方法Info
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- JPH08224748A JPH08224748A JP3244695A JP3244695A JPH08224748A JP H08224748 A JPH08224748 A JP H08224748A JP 3244695 A JP3244695 A JP 3244695A JP 3244695 A JP3244695 A JP 3244695A JP H08224748 A JPH08224748 A JP H08224748A
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- molding
- plastic
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/44—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
- B29C45/4457—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using fusible, soluble or destructible cores
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/08—Blades for rotors, stators, fans, turbines or the like, e.g. screw propellers
- B29L2031/087—Propellers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】安価な中子を使用することができ、製品コスト
を安価にできるプラスチック製品の成形方法およびプラ
スチック製遠心羽根車の成形方法を提供する。 【構成】成形型1内に中子4を設置し、この中子は所定
の溶媒により溶解する材料にて形成し、成形型1と中子
との間に形成された空隙にプラスチック材料を注入して
製品を成形し、この成形後に上記中子に上記溶媒を接触
させてこの中子を溶解して除去するようにしたプラスチ
ック製品の成形方法において、上記プラスチック製品を
反応射出成形法(RIM法)により成形することを特徴
とする。 【作用】プラスチック製品を反応射出成形法(RIM
法)にて製造するようにしたから、低温、低圧で材料の
注入が可能になり、中子として水や温水で解ける石膏や
水溶性ワックスなどを用いることができ、中子の材料費
が安価になり、中子の成形、溶解もしくは除去が少ない
時間と手間で行える。
を安価にできるプラスチック製品の成形方法およびプラ
スチック製遠心羽根車の成形方法を提供する。 【構成】成形型1内に中子4を設置し、この中子は所定
の溶媒により溶解する材料にて形成し、成形型1と中子
との間に形成された空隙にプラスチック材料を注入して
製品を成形し、この成形後に上記中子に上記溶媒を接触
させてこの中子を溶解して除去するようにしたプラスチ
ック製品の成形方法において、上記プラスチック製品を
反応射出成形法(RIM法)により成形することを特徴
とする。 【作用】プラスチック製品を反応射出成形法(RIM
法)にて製造するようにしたから、低温、低圧で材料の
注入が可能になり、中子として水や温水で解ける石膏や
水溶性ワックスなどを用いることができ、中子の材料費
が安価になり、中子の成形、溶解もしくは除去が少ない
時間と手間で行える。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形型および中子を用
いて中空構造のプラスチック製品を射出成形する方法お
よびプラスチック製遠心羽根車を射出成形する方法に関
する。
いて中空構造のプラスチック製品を射出成形する方法お
よびプラスチック製遠心羽根車を射出成形する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】中空構造のプラスチック製品を射出成形
する場合、形状が3次元である場合はこれを一体成形す
ることが困難なことが多い。このため、製品全体を複数
の部品に分割し、これら部品をそれぞれ部分的に成形し
た後、これらを組み合わせて1つの製品を作る方法が採
用されている。例えば、遠心ポンプに用いられるPP
E、PPS、PA等のような汎用エンジニアプラスチッ
クからなる遠心羽根車を射出成形する場合、多数の渦巻
き状の羽根が3次元形状をなしているため、多数の渦巻
き状の羽根を有する背面板と、前面側の構成部分となる
前面板とを別々に成形した後、これら背面板と前面板を
上記羽根の前面で接着、もしくは溶着により結合し、全
体として単一構造の遠心羽根車を形成していた。
する場合、形状が3次元である場合はこれを一体成形す
ることが困難なことが多い。このため、製品全体を複数
の部品に分割し、これら部品をそれぞれ部分的に成形し
た後、これらを組み合わせて1つの製品を作る方法が採
用されている。例えば、遠心ポンプに用いられるPP
E、PPS、PA等のような汎用エンジニアプラスチッ
クからなる遠心羽根車を射出成形する場合、多数の渦巻
き状の羽根が3次元形状をなしているため、多数の渦巻
き状の羽根を有する背面板と、前面側の構成部分となる
前面板とを別々に成形した後、これら背面板と前面板を
上記羽根の前面で接着、もしくは溶着により結合し、全
体として単一構造の遠心羽根車を形成していた。
【0003】しかしながら、製品を複数の部品に分割し
てこれらを組み合わせて1つの製品を得る方法は、個々
の部品を作るためのそれぞれの型を必要とし、型費用が
高くなるとともに、それぞれの部品を個々に作るので工
数が増し、かつこれら部品を組み合わせる作業が必要で
あるから、手間数も増してコスト高になる。さらに、各
部品毎に成形寸法のばらつきを生じることがあり、これ
らを組み合わせた場合には必ずしも互いの結合部が一致
しないなど、種々の不具合がある。
てこれらを組み合わせて1つの製品を得る方法は、個々
の部品を作るためのそれぞれの型を必要とし、型費用が
高くなるとともに、それぞれの部品を個々に作るので工
数が増し、かつこれら部品を組み合わせる作業が必要で
あるから、手間数も増してコスト高になる。さらに、各
部品毎に成形寸法のばらつきを生じることがあり、これ
らを組み合わせた場合には必ずしも互いの結合部が一致
しないなど、種々の不具合がある。
【0004】そこで、こうした複雑な形状のプラスチッ
ク製品を射出成形する場合、低融点の金属、例えばビス
マスBi・スズSnを鋳造して中子を成形し、製品全体
をプラスチックで射出成形し、その後、不要となる上記
金属製の中子をこの金属の融点まで熱して溶出させる方
法が用いられていた。しかし、この方法では、高価な中
子が必要であり、しかもプラスチック製品を成形するた
めの射出成形の設備のほかに、中子を鋳造するための設
備や成形物の内部から低融点金属の中子を溶出させる設
備が必要であり、中子に費やす設備が必要で、多種少量
生産には不適である。
ク製品を射出成形する場合、低融点の金属、例えばビス
マスBi・スズSnを鋳造して中子を成形し、製品全体
をプラスチックで射出成形し、その後、不要となる上記
金属製の中子をこの金属の融点まで熱して溶出させる方
法が用いられていた。しかし、この方法では、高価な中
子が必要であり、しかもプラスチック製品を成形するた
めの射出成形の設備のほかに、中子を鋳造するための設
備や成形物の内部から低融点金属の中子を溶出させる設
備が必要であり、中子に費やす設備が必要で、多種少量
生産には不適である。
【0005】このようなことから、最近、中子として、
溶媒により溶出除去可能なプラスチック部材、例えば、
水または温水もしくはアルカリ性水溶液で溶融する水溶
性樹脂部材、例えばPVA等の高分子材料によって中子
を形成する研究が進められている。このような水溶性樹
脂により形成された中子を用いれば、製品が成形された
後、中子部分に水または温水もしくはアルカリ性の水溶
液からなる溶媒を接触させると、中子が溶解するので中
子の除去が可能になり、中子の取り出しが容易になる。
また、このような中子の成形は射出成形で行えるから、
中子を低融点金属によって形成する場合に比べて、中子
の製造が容易であり、中子を作る設備が省略されるとと
もに簡単になり、したがってコストダウンが可能にあ
る。よって、低融点金属からなる中子を使用する場合に
比べると、プラスチック製品の多種少量生産に有利であ
る。
溶媒により溶出除去可能なプラスチック部材、例えば、
水または温水もしくはアルカリ性水溶液で溶融する水溶
性樹脂部材、例えばPVA等の高分子材料によって中子
を形成する研究が進められている。このような水溶性樹
脂により形成された中子を用いれば、製品が成形された
後、中子部分に水または温水もしくはアルカリ性の水溶
液からなる溶媒を接触させると、中子が溶解するので中
子の除去が可能になり、中子の取り出しが容易になる。
また、このような中子の成形は射出成形で行えるから、
中子を低融点金属によって形成する場合に比べて、中子
の製造が容易であり、中子を作る設備が省略されるとと
もに簡単になり、したがってコストダウンが可能にあ
る。よって、低融点金属からなる中子を使用する場合に
比べると、プラスチック製品の多種少量生産に有利であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
場合、プラスチック製品を一般の射出成形法により製造
することを前提として研究されていた。すなわち、一般
の射出成形法は、溶融したプラスチック材料を高温、高
圧で成形型に注入するようになっており、例えばPPE
の場合は、280℃で数十kgf/cm2 の高圧で注入してい
る。このような高温、高圧のプラスチック材料を注入す
るから、成形型としては耐高温性、耐高圧性が要求され
るばかりでなく、中子にも耐高温性、耐高圧性が要求さ
れる。したがって、中子を上記溶媒に解ける水溶性樹脂
部材によって作った場合は、低融点金属に比べて安価に
なるが、依然として高価なPVA等の高分子材料を使用
せざるを得ず、製品コストが高くなるという問題があ
る。
場合、プラスチック製品を一般の射出成形法により製造
することを前提として研究されていた。すなわち、一般
の射出成形法は、溶融したプラスチック材料を高温、高
圧で成形型に注入するようになっており、例えばPPE
の場合は、280℃で数十kgf/cm2 の高圧で注入してい
る。このような高温、高圧のプラスチック材料を注入す
るから、成形型としては耐高温性、耐高圧性が要求され
るばかりでなく、中子にも耐高温性、耐高圧性が要求さ
れる。したがって、中子を上記溶媒に解ける水溶性樹脂
部材によって作った場合は、低融点金属に比べて安価に
なるが、依然として高価なPVA等の高分子材料を使用
せざるを得ず、製品コストが高くなるという問題があ
る。
【0007】本発明は、このような事情に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、安価な中子を使
用することができ、中子の除去が容易であり、安価で一
体成形が可能となるプラスチック製品の成形方法および
プラスチック製遠心羽根車の成形方法を提供しようとす
るものである。
れたもので、その目的とするところは、安価な中子を使
用することができ、中子の除去が容易であり、安価で一
体成形が可能となるプラスチック製品の成形方法および
プラスチック製遠心羽根車の成形方法を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、プラスチック製品の外郭形状に対応
した成形面を有する成形型内に1または複数の中子を設
置し、この中子は少なくとも一部を所定の溶媒により溶
解する材料で形成し、上記成形面と上記中子との間に形
成された空隙部分に上記製品となるプラスチック材料を
注入し、このプラスチック材料により上記製品を成形
し、この成形後に上記中子に上記溶媒を接触させて上記
中子の溶解性部分を溶解して除去するようにしたプラス
チック製品の成形方法において、上記プラスチック製品
を反応射出成形法(RIM法)により成形することを特
徴とするプラスチック製品の成形方法である。
請求項1の発明は、プラスチック製品の外郭形状に対応
した成形面を有する成形型内に1または複数の中子を設
置し、この中子は少なくとも一部を所定の溶媒により溶
解する材料で形成し、上記成形面と上記中子との間に形
成された空隙部分に上記製品となるプラスチック材料を
注入し、このプラスチック材料により上記製品を成形
し、この成形後に上記中子に上記溶媒を接触させて上記
中子の溶解性部分を溶解して除去するようにしたプラス
チック製品の成形方法において、上記プラスチック製品
を反応射出成形法(RIM法)により成形することを特
徴とするプラスチック製品の成形方法である。
【0009】請求項2の発明は、遠心羽根車の外郭形状
に対応した成形面を有する成形型内に1または複数の中
子を配置し、この中子は少なくとも一部を所定の溶媒に
より溶解する材料で形成し、上記成形面と上記中子との
間に形成された空隙部分に上記羽根車となるプラスチッ
ク材料を注入し、このプラスチック材料により上記遠心
羽根車を成形し、この成形後に上記中子に上記溶媒を接
触させて上記中子の溶解性部分を溶解して除去するよう
にしたプラスチック製遠心羽根車の成形方法において、
上記遠心羽根車を反応射出成形法(RIM法)により成
形することを特徴とするプラスチック製遠心羽根車の成
形方法である。
に対応した成形面を有する成形型内に1または複数の中
子を配置し、この中子は少なくとも一部を所定の溶媒に
より溶解する材料で形成し、上記成形面と上記中子との
間に形成された空隙部分に上記羽根車となるプラスチッ
ク材料を注入し、このプラスチック材料により上記遠心
羽根車を成形し、この成形後に上記中子に上記溶媒を接
触させて上記中子の溶解性部分を溶解して除去するよう
にしたプラスチック製遠心羽根車の成形方法において、
上記遠心羽根車を反応射出成形法(RIM法)により成
形することを特徴とするプラスチック製遠心羽根車の成
形方法である。
【0010】請求項3の発明は、プラスチック製品の外
郭形状に対応した成形面を有する成形型内に1または複
数の中子を設置し、上記成形面と上記中子との間に形成
された空隙部分に上記製品となるプラスチック材料を注
入し、このプラスチック材料により上記製品を成形し、
この成形後に上記中子を取り出すようにしたプラスチッ
ク製品の成形方法において、上記プラスチック製品を反
応射出成形法(RIM法)により成形するとともに、上
記中子を分離可能な複数の分割部材により形成し、この
分割された中子の少なくとも1つを弾性材により形成
し、上記成形面と上記中子との間の空隙部分に上記プラ
スチック材料を注入して反応射出成形法により製品を成
形し、この成形後に上記中子を分割部材ごとに分離して
上記製品から中子を取り出すようにしたことを特徴とす
るプラスチック製品の成形方法である。
郭形状に対応した成形面を有する成形型内に1または複
数の中子を設置し、上記成形面と上記中子との間に形成
された空隙部分に上記製品となるプラスチック材料を注
入し、このプラスチック材料により上記製品を成形し、
この成形後に上記中子を取り出すようにしたプラスチッ
ク製品の成形方法において、上記プラスチック製品を反
応射出成形法(RIM法)により成形するとともに、上
記中子を分離可能な複数の分割部材により形成し、この
分割された中子の少なくとも1つを弾性材により形成
し、上記成形面と上記中子との間の空隙部分に上記プラ
スチック材料を注入して反応射出成形法により製品を成
形し、この成形後に上記中子を分割部材ごとに分離して
上記製品から中子を取り出すようにしたことを特徴とす
るプラスチック製品の成形方法である。
【0011】請求項4の発明は、遠心羽根車の外郭形状
に対応した成形面を有する成形型内に1または複数の中
子を配置し、この中子はそれぞれ分離可能な複数の分割
部材により形成し、この分割された中子の少なくとも1
つを弾性材により形成し、上記成形面と上記中子との間
に形成された空隙部分に上記プラスチック材料を注入し
て反応射出成形法(RIM法)により遠心羽根車を成形
し、この成形後に上記中子を分割部材ごとに分離して遠
心羽根車から中子を取り出すようにしたことを特徴とす
るプラスチック製遠心羽根車の成形方法である。
に対応した成形面を有する成形型内に1または複数の中
子を配置し、この中子はそれぞれ分離可能な複数の分割
部材により形成し、この分割された中子の少なくとも1
つを弾性材により形成し、上記成形面と上記中子との間
に形成された空隙部分に上記プラスチック材料を注入し
て反応射出成形法(RIM法)により遠心羽根車を成形
し、この成形後に上記中子を分割部材ごとに分離して遠
心羽根車から中子を取り出すようにしたことを特徴とす
るプラスチック製遠心羽根車の成形方法である。
【0012】
【作用】請求項1の発明によると、プラスチック製品は
型内で反応固化する樹脂、例えばジシクロペンタジエ
ン、ウレタン、エポキシ、ユリア、ナイロン等の樹脂を
型内に流し込んで固化成形する反応射出成形法(RIM
法)によって製造するようにしたから、低温、低圧(6
5℃〜95℃、大気圧〜1kgf/cm2 )でプラスチック材
料の注入が可能になる。このため、成形型としては耐高
温性、耐高圧性を要求されなくなるばかりでなく、中子
も耐高温性、耐高圧性が要求されなくなり、中子とし
て、水や温水で解ける石膏や水溶性ワックスなどを用い
ることができる。よって、中子の材料費が安価になり、
中子の成形、溶解もしくは除去が少ない時間と手間で行
え、複雑な形状のプラスチック製品を安価に成形でき
る。
型内で反応固化する樹脂、例えばジシクロペンタジエ
ン、ウレタン、エポキシ、ユリア、ナイロン等の樹脂を
型内に流し込んで固化成形する反応射出成形法(RIM
法)によって製造するようにしたから、低温、低圧(6
5℃〜95℃、大気圧〜1kgf/cm2 )でプラスチック材
料の注入が可能になる。このため、成形型としては耐高
温性、耐高圧性を要求されなくなるばかりでなく、中子
も耐高温性、耐高圧性が要求されなくなり、中子とし
て、水や温水で解ける石膏や水溶性ワックスなどを用い
ることができる。よって、中子の材料費が安価になり、
中子の成形、溶解もしくは除去が少ない時間と手間で行
え、複雑な形状のプラスチック製品を安価に成形でき
る。
【0013】請求項2の発明によると、請求項1に記載
の発明における有利さを、複雑な形状の中子を使用する
のが余儀無くされるプラスチック製遠心羽根車の成形に
活用することができ、プラスチック製遠心羽根車の多種
少量生産に有利になり、安価に作ることができる。
の発明における有利さを、複雑な形状の中子を使用する
のが余儀無くされるプラスチック製遠心羽根車の成形に
活用することができ、プラスチック製遠心羽根車の多種
少量生産に有利になり、安価に作ることができる。
【0014】請求項3の発明によると、この場合も、反
応射出成形法(RIM法)を採用したから、低温、低圧
(65℃〜95℃、大気圧〜1kgf/cm2 )でプラスチッ
ク材料の射出が可能になるため、成形型としては耐高温
性、耐高圧性を要求されなくなるばかりでなく、中子も
耐高温性、耐高圧性が要求されなくなる。したがって、
中子を分離可能な複数の分割部材により形成し、この分
割された中子の少なくとも1つをシリコンゴムのような
弾性材により形成することができる。このことから、反
応射出成形法(RIM法)により製品を成形した後、上
記中子を分割部材に分離し、弾性材からなる分割中子を
弾性変形させることにより製品から取り出すことができ
る。このような弾性材からなる分割中子を含む中子は、
再使用が可能となり、よって中子の材料費が安価にな
り、複雑な形状のプラスチック製品を安価に成形でき
る。
応射出成形法(RIM法)を採用したから、低温、低圧
(65℃〜95℃、大気圧〜1kgf/cm2 )でプラスチッ
ク材料の射出が可能になるため、成形型としては耐高温
性、耐高圧性を要求されなくなるばかりでなく、中子も
耐高温性、耐高圧性が要求されなくなる。したがって、
中子を分離可能な複数の分割部材により形成し、この分
割された中子の少なくとも1つをシリコンゴムのような
弾性材により形成することができる。このことから、反
応射出成形法(RIM法)により製品を成形した後、上
記中子を分割部材に分離し、弾性材からなる分割中子を
弾性変形させることにより製品から取り出すことができ
る。このような弾性材からなる分割中子を含む中子は、
再使用が可能となり、よって中子の材料費が安価にな
り、複雑な形状のプラスチック製品を安価に成形でき
る。
【0015】請求項4の発明によると、請求項3に記載
の発明における有利さを、複雑な形状の中子の使用を余
儀無くされるプラスチック製遠心羽根車の成形に活用す
ることができ、プラスチック製遠心羽根車を安価に作る
ことができる。
の発明における有利さを、複雑な形状の中子の使用を余
儀無くされるプラスチック製遠心羽根車の成形に活用す
ることができ、プラスチック製遠心羽根車を安価に作る
ことができる。
【0016】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図5に示す
第1の実施例の場合を説明する。この第1の実施例は、
遠心ポンプに用いるプラスチック製遠心羽根車を反応射
出成形する場合を例としたものである。まず、製品とな
るプラスチック製遠心羽根車の形状について、図5の
(A)図および(B)図を参照して説明する。遠心羽根
車は符号10にて示されており、この羽根車10は、反
応射出成形に適した樹脂、例えばジシクロペンタジエ
ン、ウレタン、エポキシ、ユリア、ナイロン等の樹脂に
より形成されている。
第1の実施例の場合を説明する。この第1の実施例は、
遠心ポンプに用いるプラスチック製遠心羽根車を反応射
出成形する場合を例としたものである。まず、製品とな
るプラスチック製遠心羽根車の形状について、図5の
(A)図および(B)図を参照して説明する。遠心羽根
車は符号10にて示されており、この羽根車10は、反
応射出成形に適した樹脂、例えばジシクロペンタジエ
ン、ウレタン、エポキシ、ユリア、ナイロン等の樹脂に
より形成されている。
【0017】この羽根車10は、背面側の壁となる背面
板11と、この背面板11と間隔を存して対向する前面
側の壁となる前面板12と、これら背面板11と前面板
12との間の間隙に形成されて周方向に間隔を存して設
置された多数の羽根13…とを主な構成部分としてい
る。各羽根13…は遠心羽根車10の中心部から外径部
に向かって、次第に周方向へ湾曲するような渦巻き形状
をなしており、各羽根13…間の間隔は、外径方向に近
づくに従って次第に拡がるように形成されている。
板11と、この背面板11と間隔を存して対向する前面
側の壁となる前面板12と、これら背面板11と前面板
12との間の間隙に形成されて周方向に間隔を存して設
置された多数の羽根13…とを主な構成部分としてい
る。各羽根13…は遠心羽根車10の中心部から外径部
に向かって、次第に周方向へ湾曲するような渦巻き形状
をなしており、各羽根13…間の間隔は、外径方向に近
づくに従って次第に拡がるように形成されている。
【0018】この遠心羽根車10の中心には、背面板1
1の軸心に位置して、図示しない駆動軸を取り付けるた
めの取付孔14が貫通して形成されている。そして、こ
の遠心羽根車10は、これが図示しないポンプケーシン
グ内で回転されると、前面板12の中心部に開口した羽
根入口15から流体を吸引し、各羽根13…間の間隙を
通る過程で加圧され、円周部の羽根出口部16…から送
り出されるようになっている。
1の軸心に位置して、図示しない駆動軸を取り付けるた
めの取付孔14が貫通して形成されている。そして、こ
の遠心羽根車10は、これが図示しないポンプケーシン
グ内で回転されると、前面板12の中心部に開口した羽
根入口15から流体を吸引し、各羽根13…間の間隙を
通る過程で加圧され、円周部の羽根出口部16…から送
り出されるようになっている。
【0019】このような構造のプラスチック製羽根車1
0は、反応射出成形により一体成形される。その反応射
出成形機の成形金型ついて、図1にもとづき説明する。
図1において1は、射出成形機の成形金型を示し、この
成形金型1は、主型2と、これに対して接離可能に組み
合う副型3、および中子4とで構成されている。
0は、反応射出成形により一体成形される。その反応射
出成形機の成形金型ついて、図1にもとづき説明する。
図1において1は、射出成形機の成形金型を示し、この
成形金型1は、主型2と、これに対して接離可能に組み
合う副型3、および中子4とで構成されている。
【0020】主型2の内面には、上記遠心羽根車10の
背面板11を成形するための背面板成形面21が形成さ
れており、副型3の内面には、同じく遠心羽根車10の
前面板12および羽根入口15を成形するための前面板
成形面31が形成されている。
背面板11を成形するための背面板成形面21が形成さ
れており、副型3の内面には、同じく遠心羽根車10の
前面板12および羽根入口15を成形するための前面板
成形面31が形成されている。
【0021】また、上記主型2には、成形空間と外部を
連通するプラスチック注入口22が形成されており、さ
らに、主型2には軸心部に位置して、遠心羽根車10の
取付孔14を形成するための取付孔成形部23が形成さ
れている。
連通するプラスチック注入口22が形成されており、さ
らに、主型2には軸心部に位置して、遠心羽根車10の
取付孔14を形成するための取付孔成形部23が形成さ
れている。
【0022】このような成形金型1には、上記背面板成
形面21と前面板成形面31との間に、中子4が組み込
まれている(インサ−ト)。中子4は、水または温水そ
の他の溶剤にて容易に溶解し得る材料、例えば石膏や水
溶性ワックスにより一体に形成されている。この中子4
は全体の構成を図4の(A)図および(B)図に示して
あり、遠心羽根車10の羽根入口15を成形するための
中央円形部41と、この中央円形部41から放射状に伸
びて羽根13…を形成するための羽根成形開口部分42
…、および隣り合う羽根13…間に形成される空間を埋
めるように円弧状に弯曲する部分43…を有しており、
この放射方向に伸びる開口部分42…および空間充填部
分43…は例えば7個、等間隔に形成されている。ま
た、中子4の外径部には、図1に示すように主型2と副
型3との間で挟持されるフランジ形の保持部分44が形
成されている。
形面21と前面板成形面31との間に、中子4が組み込
まれている(インサ−ト)。中子4は、水または温水そ
の他の溶剤にて容易に溶解し得る材料、例えば石膏や水
溶性ワックスにより一体に形成されている。この中子4
は全体の構成を図4の(A)図および(B)図に示して
あり、遠心羽根車10の羽根入口15を成形するための
中央円形部41と、この中央円形部41から放射状に伸
びて羽根13…を形成するための羽根成形開口部分42
…、および隣り合う羽根13…間に形成される空間を埋
めるように円弧状に弯曲する部分43…を有しており、
この放射方向に伸びる開口部分42…および空間充填部
分43…は例えば7個、等間隔に形成されている。ま
た、中子4の外径部には、図1に示すように主型2と副
型3との間で挟持されるフランジ形の保持部分44が形
成されている。
【0023】このような構成の中子4は、図1に示すよ
うに、成形金型1の主型2と副型3の間に設置され、外
周部のフランジ形保持部分44…が主型2と副型3の間
に挾持される。このような中子4の組み付けが終わる
と、プラスチック注入口22より、金型1内へ、遠心羽
根車10を反応射出成形法(RIM法)にて成形するた
めのプラスチック材料、例えばジシクロペンタジエン樹
脂の混合反応液を射出する。
うに、成形金型1の主型2と副型3の間に設置され、外
周部のフランジ形保持部分44…が主型2と副型3の間
に挾持される。このような中子4の組み付けが終わる
と、プラスチック注入口22より、金型1内へ、遠心羽
根車10を反応射出成形法(RIM法)にて成形するた
めのプラスチック材料、例えばジシクロペンタジエン樹
脂の混合反応液を射出する。
【0024】これにより、プラスチック材料は、成形金
型1内に形成されている背面板成形面21と前面板成形
面31および中子4に囲まれた成形空間および羽根成形
開口部42…などに注入される。この注入プラスチック
材料は成形空間内で反応する。プラスチック材料が反応
して固化すると、主型2と副型3を分離して、中の成形
物を取り出す。この成形物は、図2に示されるように、
上記注入されたプラスチック材料により射出形成された
遠心羽根車10、つまり背面板11、前面板12および
多数の羽根13…を備えており、かつ各羽根13の間に
中子4が残っている。
型1内に形成されている背面板成形面21と前面板成形
面31および中子4に囲まれた成形空間および羽根成形
開口部42…などに注入される。この注入プラスチック
材料は成形空間内で反応する。プラスチック材料が反応
して固化すると、主型2と副型3を分離して、中の成形
物を取り出す。この成形物は、図2に示されるように、
上記注入されたプラスチック材料により射出形成された
遠心羽根車10、つまり背面板11、前面板12および
多数の羽根13…を備えており、かつ各羽根13の間に
中子4が残っている。
【0025】このような成形物としての遠心羽根車10
は、残っている中子4を水または温水などのような溶媒
にて溶解する。この工程は、例えば図3に示されるよう
に槽内(図示しない)に満たされた溶媒、例えば温水3
0に上記射出成形された図2の状態のものを浸漬する。
これにより、中子4を構成している石膏などの材料が、
温水30との接触面から溶解または軟化していく。この
ような中子4の溶解により、中子4は製品10から排除
され、したがって、図5に示されたような遠心羽根車1
0が得られる。
は、残っている中子4を水または温水などのような溶媒
にて溶解する。この工程は、例えば図3に示されるよう
に槽内(図示しない)に満たされた溶媒、例えば温水3
0に上記射出成形された図2の状態のものを浸漬する。
これにより、中子4を構成している石膏などの材料が、
温水30との接触面から溶解または軟化していく。この
ような中子4の溶解により、中子4は製品10から排除
され、したがって、図5に示されたような遠心羽根車1
0が得られる。
【0026】このような製造方法によれば、遠心羽根車
10を反応射出成形法(RIM法)により成形するか
ら、プラスチック材料を成形型1に注入するときの材料
は低粘度であり、材料温度を65℃〜95℃程度の比較
的低温にすることができるとともに、注入圧も大気圧〜
1kgf/cm2 程度に低い状態で注入することができる。こ
のことから、中子4として高い耐熱性、耐圧性が必要で
なくなり、成形が容易で安価になる石膏や水溶性ワック
スを用いることができる。
10を反応射出成形法(RIM法)により成形するか
ら、プラスチック材料を成形型1に注入するときの材料
は低粘度であり、材料温度を65℃〜95℃程度の比較
的低温にすることができるとともに、注入圧も大気圧〜
1kgf/cm2 程度に低い状態で注入することができる。こ
のことから、中子4として高い耐熱性、耐圧性が必要で
なくなり、成形が容易で安価になる石膏や水溶性ワック
スを用いることができる。
【0027】この種の石膏や水溶性ワックスからなる中
子4は、水に溶け易く、特に温水30であれば一層迅速
に溶解し、また完全に溶解しなくても、ある程度柔らか
くなれば尽き崩すこともできる。よって、中子4の除去
が容易であり、格別な溶解装置が不要である。この結
果、複雑な形状のプラスチック製品、例えば遠心羽根車
10を安価に成形することができる。
子4は、水に溶け易く、特に温水30であれば一層迅速
に溶解し、また完全に溶解しなくても、ある程度柔らか
くなれば尽き崩すこともできる。よって、中子4の除去
が容易であり、格別な溶解装置が不要である。この結
果、複雑な形状のプラスチック製品、例えば遠心羽根車
10を安価に成形することができる。
【0028】なお、上記実施例では、プラスチック製品
として遠心羽根車10を成形する場合について説明した
が、本発明はこれに限らない。すなわち、図6ないし図
10は第2の実施例を示すもので、この実施例は、ジシ
クロペンタジエン、ウレタン、エポキシ、ユリア、ナイ
ロン等の樹脂により、3方開口型パイプを成形する例を
説明する。
として遠心羽根車10を成形する場合について説明した
が、本発明はこれに限らない。すなわち、図6ないし図
10は第2の実施例を示すもので、この実施例は、ジシ
クロペンタジエン、ウレタン、エポキシ、ユリア、ナイ
ロン等の樹脂により、3方開口型パイプを成形する例を
説明する。
【0029】本実施例のプラスチック製パイプ50は、
図10に示すように、両端部および中央部にそれぞれ開
口部51、52、53を有し、これら開口部51、5
2、53にはフランジ54、55、56が形成されてい
る。
図10に示すように、両端部および中央部にそれぞれ開
口部51、52、53を有し、これら開口部51、5
2、53にはフランジ54、55、56が形成されてい
る。
【0030】このようなプラスチック製パイプ50を反
応射出成形(RIM)するための成形型60は図6およ
び図7に示されており、主型61と副型62のそれぞれ
内面に、プラスチック製パイプ50の外郭形状に対応し
た成形面63、64を有している。これら主型61と副
型62の間には中子65が設置されている。この中子6
5は水または温水により溶解する材料、例えば石膏もし
くは水溶性ワックスにて形成されており、この中子65
の表面と上記主型61、副型62のそれぞれ成形面6
3、64との間には、プラスチック製パイプ50の形状
に一致する空隙部66が形成されている。この空隙部6
6にはプラスチック注入口67が連通されている。
応射出成形(RIM)するための成形型60は図6およ
び図7に示されており、主型61と副型62のそれぞれ
内面に、プラスチック製パイプ50の外郭形状に対応し
た成形面63、64を有している。これら主型61と副
型62の間には中子65が設置されている。この中子6
5は水または温水により溶解する材料、例えば石膏もし
くは水溶性ワックスにて形成されており、この中子65
の表面と上記主型61、副型62のそれぞれ成形面6
3、64との間には、プラスチック製パイプ50の形状
に一致する空隙部66が形成されている。この空隙部6
6にはプラスチック注入口67が連通されている。
【0031】このような構成の成形型60を用いてプラ
スチック製パイプ50を製造するには、反応射出成形法
(RIM法)にて成形するためのパイプ構成材料、例え
ばジシクロペンタジエン樹脂の混合反応液をプラスチッ
ク注入口67から空隙部66へ充填する。これにより、
プラスチック材料は、成形型60内に形成されている空
隙部66に注入され、この注入プラスチック材料は成形
空間内で反応する。このプラスチック材料が反応して固
化すると、主型61と副型62を分離して、中の成形物
を取り出す。この成形物は、図8に示されるように、上
記注入されたプラスチック材料により射出形成されたパ
イプ50の中に中子65が残っている。このような成形
物を、例えば図9に示されるように槽内(図示しない)
に満たされた溶媒、例えば温水30に浸漬する。する
と、石膏や水溶性ワックスにて形成されている中子65
が温水30と接触して溶解または軟化していく。これに
よりパイプ50から中子65を除去することができ、図
10に示されたようなプラスチック製の3方開口型パイ
プ50が得られる。
スチック製パイプ50を製造するには、反応射出成形法
(RIM法)にて成形するためのパイプ構成材料、例え
ばジシクロペンタジエン樹脂の混合反応液をプラスチッ
ク注入口67から空隙部66へ充填する。これにより、
プラスチック材料は、成形型60内に形成されている空
隙部66に注入され、この注入プラスチック材料は成形
空間内で反応する。このプラスチック材料が反応して固
化すると、主型61と副型62を分離して、中の成形物
を取り出す。この成形物は、図8に示されるように、上
記注入されたプラスチック材料により射出形成されたパ
イプ50の中に中子65が残っている。このような成形
物を、例えば図9に示されるように槽内(図示しない)
に満たされた溶媒、例えば温水30に浸漬する。する
と、石膏や水溶性ワックスにて形成されている中子65
が温水30と接触して溶解または軟化していく。これに
よりパイプ50から中子65を除去することができ、図
10に示されたようなプラスチック製の3方開口型パイ
プ50が得られる。
【0032】この場合であっても、3方開口型パイプ5
0を反応射出成形法(RIM法)により成形するように
したから、プラスチック材料を成形型60内に注入する
ときの材料が低粘度であり、材料温度を65℃〜95℃
程度の比較的低温にすることができるとともに、注入圧
も大気圧〜1kgf/cm2 程度に低い状態で注入することが
できる。このことから、中子65として耐熱性、耐圧性
が比較的低く、成形が容易で安価になる石膏や水溶性ワ
ックスを用いることができる。
0を反応射出成形法(RIM法)により成形するように
したから、プラスチック材料を成形型60内に注入する
ときの材料が低粘度であり、材料温度を65℃〜95℃
程度の比較的低温にすることができるとともに、注入圧
も大気圧〜1kgf/cm2 程度に低い状態で注入することが
できる。このことから、中子65として耐熱性、耐圧性
が比較的低く、成形が容易で安価になる石膏や水溶性ワ
ックスを用いることができる。
【0033】そして、この種の石膏や水溶性ワックスか
らなる中子は、水に溶け易く、特に温水30であれば一
層迅速に溶解するから中子の除去が容易である。よっ
て、複雑な形状のプラスチック製品を安価に成形するこ
とができる。
らなる中子は、水に溶け易く、特に温水30であれば一
層迅速に溶解するから中子の除去が容易である。よっ
て、複雑な形状のプラスチック製品を安価に成形するこ
とができる。
【0034】なお、上記第1および第2の実施例では、
中子4、65が一体成形品である場合を説明したが、こ
れら中子4、65はそれぞれ分割構造であってもよく、
分割構造にした場合はこれら分割部材を接着剤などで相
互に接合してもよい。
中子4、65が一体成形品である場合を説明したが、こ
れら中子4、65はそれぞれ分割構造であってもよく、
分割構造にした場合はこれら分割部材を接着剤などで相
互に接合してもよい。
【0035】また、図11ないし図15は第3の実施例
を示すもので、この実施例は、ジシクロペンタジエン、
ウレタン、エポキシ、ユリア、ナイロン等の樹脂によ
り、遠心羽根車を成形する例を説明する。本実施例の遠
心羽根車は図15に示されており、この遠心羽根車10
は、図5に示す第1の実施例の遠心羽根車10と同一構
造であってよく、同一番号を付して詳細な説明を省略す
る。また、図11には上記遠心羽根車10を反応射出成
形法(RIM法)により成形するための成形型を示した
が、この成形型も図1に示す第1の実施例の成形型1と
同一構造であってよく、同一番号を付して詳細な説明を
省略する。
を示すもので、この実施例は、ジシクロペンタジエン、
ウレタン、エポキシ、ユリア、ナイロン等の樹脂によ
り、遠心羽根車を成形する例を説明する。本実施例の遠
心羽根車は図15に示されており、この遠心羽根車10
は、図5に示す第1の実施例の遠心羽根車10と同一構
造であってよく、同一番号を付して詳細な説明を省略す
る。また、図11には上記遠心羽根車10を反応射出成
形法(RIM法)により成形するための成形型を示した
が、この成形型も図1に示す第1の実施例の成形型1と
同一構造であってよく、同一番号を付して詳細な説明を
省略する。
【0036】本実施例で第1の実施例と異なる点は中子
にあり、本例の中子100は少なくとも一部が弾性材料
により構成されており、この弾性変形を利用して製品か
ら取り出すようにした点である。すなわち、図14には
中子100の構成を示してあるが、この中子100は図
13から理解できるように、例えば大、中、小の3ピー
ス110、120および130に分割されており、これ
ら分割部材110、120および130の少なくとも1
つ、本例の場合は全部の分割部材110、120および
130がシリコンゴムのような弾性材料で形成されてい
る。そして、このようなシリコンゴムからなる分割部材
110、120および130は接着剤などにより一体に
接合され、図4にしめされた第1の実施例の中子4と同
様に、中央円形部41、羽根成形開口部分42…、円弧
状弯曲部分43…およびフランジ形の保持部分44が形
成される。
にあり、本例の中子100は少なくとも一部が弾性材料
により構成されており、この弾性変形を利用して製品か
ら取り出すようにした点である。すなわち、図14には
中子100の構成を示してあるが、この中子100は図
13から理解できるように、例えば大、中、小の3ピー
ス110、120および130に分割されており、これ
ら分割部材110、120および130の少なくとも1
つ、本例の場合は全部の分割部材110、120および
130がシリコンゴムのような弾性材料で形成されてい
る。そして、このようなシリコンゴムからなる分割部材
110、120および130は接着剤などにより一体に
接合され、図4にしめされた第1の実施例の中子4と同
様に、中央円形部41、羽根成形開口部分42…、円弧
状弯曲部分43…およびフランジ形の保持部分44が形
成される。
【0037】このように一体化された中子100は、図
11に示すように、成形金型1の主型2と副型3の間に
設置され、外周部のフランジ形保持部分44…が主型2
と副型3の間に挾持される。このような中子100の組
み付けが終わると、プラスチック注入口22より、金型
1内へ、遠心羽根車10を反応射出成形法(RIM法)
にて成形するためのプラスチック材料、例えばジシクロ
ペンタジエン樹脂の混合反応液を射出する。
11に示すように、成形金型1の主型2と副型3の間に
設置され、外周部のフランジ形保持部分44…が主型2
と副型3の間に挾持される。このような中子100の組
み付けが終わると、プラスチック注入口22より、金型
1内へ、遠心羽根車10を反応射出成形法(RIM法)
にて成形するためのプラスチック材料、例えばジシクロ
ペンタジエン樹脂の混合反応液を射出する。
【0038】これにより、プラスチック材料は、成形金
型1内に形成されている成形空間に注入される。この注
入プラスチック材料は成形空間内で反応する。プラスチ
ック材料が反応して固化すると、主型2と副型3を分離
して、中の成形物を取り出す。この成形物は、図12に
示されるように、上記注入されたプラスチック材料によ
り射出形成された遠心羽根車10、つまり背面板11、
前面板12および多数の羽根13…を備えており、かつ
各羽根13の間に中子100が残っている。
型1内に形成されている成形空間に注入される。この注
入プラスチック材料は成形空間内で反応する。プラスチ
ック材料が反応して固化すると、主型2と副型3を分離
して、中の成形物を取り出す。この成形物は、図12に
示されるように、上記注入されたプラスチック材料によ
り射出形成された遠心羽根車10、つまり背面板11、
前面板12および多数の羽根13…を備えており、かつ
各羽根13の間に中子100が残っている。
【0039】上記中子100は図13に示される通り、
3ピース110、120および130に分割されている
からこれら分割部材110、120および130の接合
を剥がして分離する。そして、例えば一番小さな分割部
材130から順に遠心羽根車10の外に取り出す。この
場合、分割部材110、120および130はシリコン
ゴムのような弾性材料で形成されているから、弾性変形
可能であり、取り出す際に弾性変形させて隘路を通過さ
せたり、障害をくぐらせたりして取り除くことができ
る。これにより、中子100が製品10から除去され、
したがって、図15に示された遠心羽根車10を得るこ
とができる。
3ピース110、120および130に分割されている
からこれら分割部材110、120および130の接合
を剥がして分離する。そして、例えば一番小さな分割部
材130から順に遠心羽根車10の外に取り出す。この
場合、分割部材110、120および130はシリコン
ゴムのような弾性材料で形成されているから、弾性変形
可能であり、取り出す際に弾性変形させて隘路を通過さ
せたり、障害をくぐらせたりして取り除くことができ
る。これにより、中子100が製品10から除去され、
したがって、図15に示された遠心羽根車10を得るこ
とができる。
【0040】このような製造方法によれば、遠心羽根車
10を反応射出成形法(RIM法)により成形するか
ら、プラスチック材料を成形型1に注入するときの材料
は低粘度であり、材料温度を65℃〜95℃程度の比較
的低温にすることができるとともに、注入圧も大気圧〜
1kgf/cm2 程度に低い状態で注入することができる。こ
のことから、中子100として高い耐熱性、耐圧性が必
要でなくなり、成形が容易で安価になるシリコンゴムの
ような弾性材料からなる中子を使用することができる。
10を反応射出成形法(RIM法)により成形するか
ら、プラスチック材料を成形型1に注入するときの材料
は低粘度であり、材料温度を65℃〜95℃程度の比較
的低温にすることができるとともに、注入圧も大気圧〜
1kgf/cm2 程度に低い状態で注入することができる。こ
のことから、中子100として高い耐熱性、耐圧性が必
要でなくなり、成形が容易で安価になるシリコンゴムの
ような弾性材料からなる中子を使用することができる。
【0041】この中子100は再利用が可能であり、捨
ててしまうことになる溶解性の中子材料の使用量を減ら
すことができ、無駄が少なくなり、省資源に貢献し、材
料費が安くなり、また溶解に要する時間も短くすること
ができるので、溶解工程の作業時間を短縮することがで
きる。よって、結局、製品の単価を安くすることができ
る。
ててしまうことになる溶解性の中子材料の使用量を減ら
すことができ、無駄が少なくなり、省資源に貢献し、材
料費が安くなり、また溶解に要する時間も短くすること
ができるので、溶解工程の作業時間を短縮することがで
きる。よって、結局、製品の単価を安くすることができ
る。
【0042】なお、分割構造にした中子100は一部分
をシリコンゴムのような弾性材料により形成しても、上
記実施例と同様な効果を奏することができる。本発明
は、それぞれの請求項の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更が可能である。
をシリコンゴムのような弾性材料により形成しても、上
記実施例と同様な効果を奏することができる。本発明
は、それぞれの請求項の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
ると、プラスチック製品を反応射出成形法(RIM法)
に製造するようにしたから、低温、低圧でプラスチック
材料の注入が可能になる。このため、成形型として耐高
温性、耐高圧性を要求されなくなるばかりでなく、中子
も耐高温性、耐高圧性が要求されなくなり、中子とし
て、水や温水で解ける石膏や水溶性ワックスなどを用い
ることができる。よって、中子の材料費が安価になり、
中子の成形、溶解もしくは除去が少ない時間と手間で行
え、複雑な形状のプラスチック製品を安価に成形でき
る。
ると、プラスチック製品を反応射出成形法(RIM法)
に製造するようにしたから、低温、低圧でプラスチック
材料の注入が可能になる。このため、成形型として耐高
温性、耐高圧性を要求されなくなるばかりでなく、中子
も耐高温性、耐高圧性が要求されなくなり、中子とし
て、水や温水で解ける石膏や水溶性ワックスなどを用い
ることができる。よって、中子の材料費が安価になり、
中子の成形、溶解もしくは除去が少ない時間と手間で行
え、複雑な形状のプラスチック製品を安価に成形でき
る。
【0044】請求項2の発明によると、請求項1に記載
の発明における有利さを、複雑な形状の中子を使用する
のが余儀無くされるプラスチック製遠心羽根車の成形に
活用することができ、プラスチック製遠心羽根車を安価
に作ることができる。
の発明における有利さを、複雑な形状の中子を使用する
のが余儀無くされるプラスチック製遠心羽根車の成形に
活用することができ、プラスチック製遠心羽根車を安価
に作ることができる。
【0045】請求項3の発明によると、この場合も、反
応射出成形法(RIM法)を採用したから、低温、低圧
でプラスチック材料の射出が可能になり、中子を分離可
能な複数の分割部材により形成し、この分割された中子
の少なくとも1つをシリコンゴムのような弾性材により
形成することができる。このことから、反応射出成形法
(RIM法)により製品を成形した後、上記中子を分割
部材に分離し、弾性材からなる分割中子を弾性変形させ
ることにより製品から取り出すことができる。このよう
な弾性材からなる分割中子を含む中子は、再使用が可能
となり、中子の材料費が安価になり、複雑な形状のプラ
スチック製品を安価に成形できる。
応射出成形法(RIM法)を採用したから、低温、低圧
でプラスチック材料の射出が可能になり、中子を分離可
能な複数の分割部材により形成し、この分割された中子
の少なくとも1つをシリコンゴムのような弾性材により
形成することができる。このことから、反応射出成形法
(RIM法)により製品を成形した後、上記中子を分割
部材に分離し、弾性材からなる分割中子を弾性変形させ
ることにより製品から取り出すことができる。このよう
な弾性材からなる分割中子を含む中子は、再使用が可能
となり、中子の材料費が安価になり、複雑な形状のプラ
スチック製品を安価に成形できる。
【0046】請求項4の発明によると、請求項3に記載
の発明における有利さをプラスチック製遠心羽根車の成
形に活用することができ、プラスチック製遠心羽根車を
安価に作ることができる。
の発明における有利さをプラスチック製遠心羽根車の成
形に活用することができ、プラスチック製遠心羽根車を
安価に作ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示し、遠心羽根車の成
形に用いる成形型の断面図。
形に用いる成形型の断面図。
【図2】同金型を用いて射出成形された成形物を示す断
面図。
面図。
【図3】同成形物を溶媒中で溶解する工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図4】中子を示し、(A)図は断面図、(B)図は平
面図。
面図。
【図5】遠心羽根車を示し、(A)図は断面図、(B)
図は平面図。
図は平面図。
【図6】本発明の第2の実施例を示し、3方開口型パイ
プの成形に用いる成形型の断面図。
プの成形に用いる成形型の断面図。
【図7】図6の VII−VII 線に沿う断面図。
【図8】同金型を用いて射出成形された成形物を示す断
面図。
面図。
【図9】同成形物を溶媒中で溶解する工程を説明するた
めの断面図。
めの断面図。
【図10】3方開口型パイプの断面図。
【図11】本発明の第3の実施例を示し、遠心羽根車の
成形に用いる成形型の断面図。
成形に用いる成形型の断面図。
【図12】同金型を用いて射出成形された成形物を示す
断面図。
断面図。
【図13】中子の分解状態を示す図。
【図14】中子を示し、(A)図は断面図、(B)図は
平面図。
平面図。
【図15】遠心羽根車を示す断面図。
1…成形型 2…主型 3…副型 4…中子 10…遠心羽根車 11…背面板 12…前面板 13…羽根 14…取付孔 15…羽根入口 16…羽根出口 21…背面板成形面 31…前面板成形
面 50…3方開口型パイプ 60…成形型 61…主型 62…副型 65…中子 100…中子 110、120、130…中子の分割部材。
面 50…3方開口型パイプ 60…成形型 61…主型 62…副型 65…中子 100…中子 110、120、130…中子の分割部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 22:00 31:08 (72)発明者 川崎 正秋 愛知県名古屋市南区桜本町141−1 ハジ メ産業株式会社内 (72)発明者 苅谷 日出夫 愛知県名古屋市西区十方町66−7 株式会 社大塚製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】 プラスチック製品の外郭形状に対応した
成形面を有する成形型内に1または複数の中子を設置
し、この中子は少なくとも一部を所定の溶媒により溶解
する材料で形成し、上記成形面と上記中子との間に形成
された空隙部分に上記製品となるプラスチック材料を注
入し、このプラスチック材料により上記製品を成形し、
この成形後に上記中子に上記溶媒を接触させて上記中子
の溶解性部分を溶解して除去するようにしたプラスチッ
ク製品の成形方法において、 上記プラスチック製品を反応射出成形法により成形する
ことを特徴とするプラスチック製品の成形方法。 - 【請求項2】 遠心羽根車の外郭形状に対応した成形面
を有する成形型内に1または複数の中子を配置し、この
中子は少なくとも一部を所定の溶媒により溶解する材料
で形成し、上記成形面と上記中子との間に形成された空
隙部分に上記羽根車となるプラスチック材料を注入し、
このプラスチック材料により上記遠心羽根車を成形し、
この成形後に上記中子に上記溶媒を接触させて上記中子
の溶解性部分を溶解して除去するようにしたプラスチッ
ク製遠心羽根車の成形方法において、 上記遠心羽根車を反応射出成形法により成形することを
特徴とするプラスチック製遠心羽根車の成形方法。 - 【請求項3】 プラスチック製品の外郭形状に対応した
成形面を有する成形型内に1または複数の中子を設置
し、上記成形面と上記中子との間に形成された空隙部分
に上記製品となるプラスチック材料を注入し、このプラ
スチック材料により上記製品を成形し、この成形後に上
記中子を取り出すようにしたプラスチック製品の成形方
法において、 上記プラスチック製品を反応射出成形法により成形する
とともに、 上記中子を分離可能な複数の分割部材により形成し、こ
の分割された中子の少なくとも1つを弾性材により形成
し、上記成形面と上記中子との間の空隙部分に上記プラ
スチック材料を注入して反応射出成形法により製品を成
形し、この成形後に上記中子を分割部材ごとに分離して
上記製品から中子を取り出すようにしたことを特徴とす
るプラスチック製品の成形方法。 - 【請求項4】 遠心羽根車の外郭形状に対応した成形面
を有する成形型内に1または複数の中子を配置し、この
中子はそれぞれ分離可能な複数の分割部材により形成
し、この分割された中子の少なくとも1つを弾性材によ
り形成し、上記成形面と上記中子との間に形成された空
隙部分に上記プラスチック材料を注入して反応射出成形
法により遠心羽根車を成形し、この成形後に上記中子を
分割部材ごとに分離して遠心羽根車から中子を取り出す
ようにしたことを特徴とするプラスチック製遠心羽根車
の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3244695A JPH08224748A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | プラスチック製品の成形方法およびプラスチック製遠心羽根車の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3244695A JPH08224748A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | プラスチック製品の成形方法およびプラスチック製遠心羽根車の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08224748A true JPH08224748A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12359199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3244695A Pending JPH08224748A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | プラスチック製品の成形方法およびプラスチック製遠心羽根車の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08224748A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-02-21 JP JP3244695A patent/JPH08224748A/ja active Pending
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