JP3420626B2 - プラスチック製品の成形方法およびプラスチック製遠心羽根車の成形方法 - Google Patents

プラスチック製品の成形方法およびプラスチック製遠心羽根車の成形方法

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JP3420626B2
JP3420626B2 JP3175694A JP3175694A JP3420626B2 JP 3420626 B2 JP3420626 B2 JP 3420626B2 JP 3175694 A JP3175694 A JP 3175694A JP 3175694 A JP3175694 A JP 3175694A JP 3420626 B2 JP3420626 B2 JP 3420626B2
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plastic
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centrifugal impeller
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茂 菅沼
義久 島田
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株式会社川本製作所
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • B29C45/4457Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using fusible, soluble or destructible cores
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形型および中子を用
いて中空構造のプラスチック製品を型成形する方法およ
びプラスチック製遠心羽根車の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】中空構造のプラスチック製品を例えば射
出成形する場合、形状が3次元であることからこれを一
体成形することは困難とされていた。このため、製品全
体を複数の部分に分割し、これらをそれぞれ部分的に成
形した後、組み合わせて1つの製品を作る方法が採用さ
れている。
【0003】例えば、遠心ポンプに用いられるPPE、
PPS、PA等のような汎用エンジニアプラスチックか
らなる遠心羽根車を射出成形する場合、多数の渦巻き状
の羽根が3次元形状を有しているため、多数の渦巻き状
の羽根を有する背面板と、前面側の構成部分となる前面
板とを別々に成形した後、これら背面板と前面板を上記
羽根の前面で接着、もしくは溶着により結合し、全体と
して単体の遠心羽根車を構成していた。
【0004】しかしながら、製品を複数の部分に分割し
てこれらを組み合わせて1つの製品を作る方法は、個々
の部品を作るためにそれぞれの成形型を要し、型費用が
高くなるとともに、それぞれの部品を個々に作るので工
数が増し、かつ組み合わせ作業が必要であるから、手間
数も増してコスト高になり、また各部品毎に成形寸法の
ばらつきが生じることがあり、組み合わせる場合に必ず
しも互いの結合部が一致しないなど、種々の不具合があ
る。
【0005】そこで、こうした複雑な形状のプラスチッ
ク製品を射出成形する場合、低融点の金属、例えばビス
マスBi・スズSnを鋳造して中子を成形し、製品全体
をプラスチックにより射出成形し、その後、不要となる
上記金属製の中子をこの金属の融点まで熱して溶出させ
る方法が用いられていた。
【0006】しかし、この方法では、高価な中子が必要
であり、しかもプラスチック製品を成形するための射出
成形の設備のほかに中子を鋳造するための設備や成形物
の内部から低融点金属の中子を溶出させる設備が必要で
あり、中子に費やす設備がかかり、多種少量生産には不
適である。
【0007】このようなことから、本出願人は、中子と
して成形時に形状を保持するのに充分な耐熱性と剛性を
有する中子を、溶出除去可能なプラスチック部材、例え
ば、水または温水もしくはアルカリ性水で溶融する水溶
性樹脂部材、例えばPVA等の高分子素子によって形成
することを提案した。このような水溶性樹脂により形成
した中子を用いれば、製品が成形された後、中子部分に
水または温水もしくはアルカリ性の水からなる溶媒を接
触させて中子を解かすことができるので中子の除去が容
易である。また、このような中子の成形は射出成形で行
える。よって、中子を低融点金属により形成する場合に
比べて、中子の製造が容易であり、中子を作る設備が省
略されるとともに簡単になり、したがってコストダウン
が可能にある。よって、低融点金属からなる中子を使用
する場合に比べると、プラスチック製品の多種少量生産
に有利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中子を
上記溶媒に解ける水溶性樹脂部材により作って用いる場
合、低融点金属に比べて安価になるが、水溶性樹脂の材
料は汎用プラスチックに比べると材料費が高いため、プ
ラスチック製品の中空部分の容積の占める割合が大きな
場合は、1個の製品に対して多量の中子材料が必要にな
ることから、材料費が高くなり、また中子の溶解に要す
る時間も長くかかるので作業時間が長くなり、結局製品
の単価が高くなる。
【0009】溶解した高価な水溶性樹脂材料を回収して
再使用する方法も考えられるが、回収設備が高くなり、
また樹脂の再生設備も必要となり、必ずしも多種少量生
産にには適さないという問題がある。
【0010】本発明は、このような事情に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、中子の占める割
合の大きな中空製品であっても、捨ててしまうことにな
る中子材料の使用量を減らし、少ない時間と手間で中子
を溶解することができ、安価に一体成形が可能となるプ
ラスチック製品の成形方法およびプラスチック製遠心羽
根車の成形方法を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、プラスチック製品の外郭形状に対
応した成形面を有する成形型内に1または複数の中子を
設置し、この中子は外形の一部を所定の溶媒により溶解
する材料で形成するとともに残りの外形を上記溶媒では
溶解しない他の材料により形成し、上記成形面と上記中
子との間に形成された空隙部分に上記製品材料のプラス
チックを注入し、このプラスチックにより上記製品を成
形し、この成形後に上記中子に上記溶媒を接触させて上
記中子の溶解性部分を溶解して除去し、この後、残った
中子の非溶解性部分を取り出すようにしたことを特徴と
するプラスチック製品の成形方法である。
【0012】請求項2の発明は、遠心羽根車の外郭形状
に対応した成形面を有する成形型内に、複数の中子を周
方向に沿って所定の間隔で配置し、これら中子は外形の
一部を所定の溶媒により溶解する材料で形成するととも
に残りの外形を上記冷媒では溶解しない他の材料により
形成し、上記成形面と上記中子との間に形成された空隙
部分に上記羽根車の材料となるプラスチックを注入し、
このプラスチックにより上記遠心羽根車を成形し、この
成形後に上記中子に上記溶媒を接触させて上記中子の溶
解性部分を溶解して除去し、この後、残った中子の非溶
解性部分を取り出すようにしたことを特徴とするプラス
チック製遠心羽根車の成形方法である。
【0013】請求項2の発明は、上記中子の内部に、外
部と通じる溶媒流路を形成し、この溶媒流路を介して溶
媒を注入することにより溶解する材料にて形成された部
分の中子を溶解することを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の成形方法である。
【0014】
【作用】請求項1の発明によると、中子の一部は所定の
溶媒により溶解する材料で形成するとともに残りの部分
は上記溶媒で溶解しない他の材料にて形成したから、プ
ラスチック製品を成形した後、中子に上記溶媒を接触さ
せると、上記中子の溶解性の部分が溶解する。しかし、
中子の他の部分は溶解しない。この溶解しない部分は、
上記溶解した部分によって生じる空隙を利用して中子を
移動させながら外に取り出すことができる。したがっ
て、この方法によれば、溶解しない部分の中子を再使用
することができる。このことから、中子の占める割合の
大きな中空製品であっても、捨ててしまうことになる中
子材料の使用量を減らすことができ、かつ少ない時間と
手間で中子を溶解することができ、安価に一体成形する
ことが可能になる。
【0015】請求項2の発明によると、請求項1に記載
の発明における有利さを、多数の中子の使用を余儀無く
されるプラスチック製遠心羽根車の成形に活用すること
ができ、プラスチック製遠心羽根車の多種少量生産に有
利になり、安価に作ることができる。
【0016】請求項3の発明によると、上記の有利さに
加え、中子を溶解する時に溶媒流路に溶媒を流すので、
溶媒が中子の内部に侵入し、中子を内部からも溶解する
ようになるから、溶解速度が早くなり、溶解効率が良く
なる。
【0017】
【実施例】以下、本発明について、遠心ポンプに用いる
プラスチック製遠心羽根車を射出成形する場合を実施例
として、図1ないし図7にもとづき説明する。まず、製
品となるプラスチック製遠心羽根車の形状について、図
4の(B)図および図5を参照して説明する。この遠心
羽根車は符号10により示されており、この羽根車10
はPPE、PPS、PA等の合成樹脂にて形成されお
り、背面側の壁となる背面板11と、この背面板11と
間隔を存して対向する前面側の壁となる前面板12と、
これら背面板11と前面板12との間の間隙に形成され
て、周方向に間隔を存して設置された多数の羽根13…
とを主な構成部分としている。各羽根13…は遠心羽根
車10の中心部から外径部に向かって、次第に周方向へ
湾曲するような渦巻き形状をなしており、それぞれの羽
根13…は、内径側に位置して渦巻き状に弯曲しつつ捩
じり形状をなして三次元形状を有するねじり羽根部分1
3aと、外径側に位置して渦巻き状に弯曲して延びる二
次元的な弯曲羽根部13bとを連続して形成してある。
このような形状の羽根13…は、相互に間隔を存して周
方向に配置されており、これら羽根13…間の間隔は、
外径方向に近づくに従って次第に拡ろがるように形成さ
れている。
【0018】そして、遠心羽根車10の中心には、背面
板11の軸心に、図示しない駆動軸を取り付けるための
取付孔14が貫通して形成されている。そして、この遠
心羽根車1は、これが図示しないポンプケーシング内で
回転されると、前面板12の中心部に開口した羽根入口
15から流体を吸引し、各羽根13…間の間隙を通る過
程で加圧され、円周部の羽根出口16…から送り出され
るようになっている。
【0019】このような構造のプラスチック製羽根車1
0が、射出成形により一体成形される。その射出成形機
の成形金型ついて、図面にもとづき説明する。図におい
て1は、射出成形機の成形金型を示し、この成形金型1
は、主型2と、これに接離可能に組み合う副型3、およ
び中子組体4とで構成されている。
【0020】主型2は内面には、上記製品となった遠心
羽根車10の背面板11を成形するための背面板成形部
21が形成されており、この背面板成形部21は上記背
面板11の外郭形状に一致する成形面を有している。ま
た副型3の内面には、同じく遠心羽根車10の前面板1
2および羽根入口15を成形するための前面板成形部3
1が形成されており、この前面板成形部31は上記前面
板12の外郭形状に一致する成形面を有している。
【0021】また、上記主型2には軸心部分に位置して
背面板成形部21の内部と外部を連通するプラスチック
注入口22が形成されており、さらに、副型3には、前
面板成形部31の軸心部に位置して、遠心羽根車10の
取付孔14を形成するための取付孔成形部32が形成さ
れている。
【0022】このような成形金型1には、上記背面板成
形部21と前面板成形部31との間に、中子組体4が組
み込まれている(インサ−ト)。中子組体4は全体の構
成を図7に示してあり、遠心羽根車10の羽根入口15
を成形するための中央円形部41と、この中央円形部4
1から放射状に伸びて隣合う羽根13…の空間部分を埋
めるように円弧状に弯曲する部分42…を有しており、
この放射方向に伸びる部分42…は例えば6個、周方向
に所定の間隔をおいて並設して形成されている。
【0023】また、中子組体4の外径側端部には、図1
に示すように主型2と副型3との間で挟持される保持部
分43が形成されている。ここで、中子組体4は、三次
元的に形状が変化する中子組体4を容易に構成するため
の工夫として、羽根13…毎に分割した構造が用いられ
ている。すなわち、中子組体4は、複数個、すなわち6
個の中子5…に分割されている。
【0024】各中子5…は、上記中子組体4の中央円形
部分41を中子割面として、半円弧状に弯曲する部分4
2を備えており、羽根の枚数分にそれぞれ分割されたも
のである。
【0025】つまり、中子5は図6に示す通り、内径側
の一端に上記中央円形部分41を形成するための円形構
成部51を有し、この円形構成部51から外径側の他端
に向かって円弧状の部分52を有し、この円弧状の部分
52の内側面および外側面形状は、遠心羽根車10の羽
根13…の内径側に在る三次元的に曲成したねじり羽根
部13aとおよび同羽根13の外径側にある二次元的な
弯曲羽根部13bの各内外面の形状に倣う形状にしてあ
る。そして、上記円弧状の部分52の外径側端部に上記
保持部分43が形成されている。
【0026】ここで、各中子5…は、溶出除去可能なプ
ラスチック部材、具体的には水又は温水、アルカリ性水
などの溶媒により溶解する水溶性樹脂部材、例えばPV
A等の高分子素子により形成された溶解性中子部材61
と、上記溶媒では溶解しない非溶解性樹脂もしくは鋳
物、例えばPPE、PPS等の合成樹脂もしくは青銅鋳
物(BC)などにより形成された非溶解性中子部材62
とで構成されている。非溶解性中子部材62は、羽根出
口16から取り出し可能な形状をなしており、溶解性中
子部材61が溶出した場合に空隙が生じるのでこの空隙
内を移動させつつ上記羽根出口16から取り出すことが
できるようになっている。本実施例では、非溶解性中子
部材62は一側面を遠心羽根車10の背面板11と接す
るように形成されており、他の側面は溶解性中子部材6
1により囲まれており、非溶解性中子部材62は溶解性
中子部材61の心材のように構成されている。
【0027】また、各中子5…には、同中子5…の内径
部から外径部に亘って円弧形状に延びる溶媒流路55…
が形成されている。溶媒流路55は、中子5を溶出させ
る溶媒(水又は温水、アルカリ性水)を流通させるため
のものであり、この溶媒流路55の内径側の端部は円形
構成部51に開口しており、遠心羽根車10の軸心部に
定めた羽根入口15に開口している。また溶媒流路55
の外径側の端部は保持部分43に開口しており、遠心羽
根車10の外径部に定めた羽根出口16に開口してい
る。つまり、溶媒流路55は遠心羽根車10の羽根入口
15および羽根出口16間に連通するようになってい
る。
【0028】このような溶媒流路55を容易に形成する
ための工夫として、各中子5…は、遠心羽根車10の背
面板側に位置する背面板側部材56と、前面板側に位置
する前面側部材57とに分割されており、これら背面板
側部材56と前面板側部材57の分割面に上記溶媒流路
55が形成されている。
【0029】この場合、上記背面板側部材56の一部
が、前述した非溶解性中子部材62により形成されてい
るものである。したがって、背面板側部材56は一部が
非溶解性材料により形成されており、残りは溶解性材料
により形成されており、これに対し前面板側部材57は
全部溶解性材料により形成されている。そして、非溶解
性中子部材62と前面板側部材57の分割面との間に上
記溶媒流路55の一部が形成されている。
【0030】このような構成の各中子5…は、それぞれ
背面板側部材56の一部を非溶解性中子部材62により
射出成形などの方法で形成し、残りは溶解性材料により
射出成形などの方法で形成し、さらに前面板側部材57
を溶解性材料により射出成形などの方法で形成する。そ
して、これら3つ部品を組み合わせると、図6に示す中
子5が構成される。このような中子5…を合計6個用い
て中子組体4を構成する。
【0031】この組み立ては、個々の中子5…を周方向
に並べ、隣接する円形構成部51…が互いに接触するよ
うにし、これら円形構成部51から伸びる円弧状の部分
52…が等間隔を存して配置される。これにより図7に
示す通り、円弧状の部分52…の間に、軸心から外周方
向に向かって渦巻き状に延びる羽根成形部58…が構成
される。
【0032】このように組み立てられた中子組体4は、
図1に示すように、成形金型1の主型2と副型3の間に
設置し、外周部分の保持部分43…を主型2と副型3の
間に挾持する。このような中子組体4の組み込みを終え
ると、この中子組体4を組み込んだ成形金型1によりプ
ラスチック製遠心羽根車10を射出成形する。
【0033】すなわち、金型1のプラスチック注入口2
2より、金型1内へ遠心羽根車1の成形に必要なプラス
チック材料、例えばPPE、PPS、PA等の溶湯を射
出する。
【0034】これにより、プラスチック材は、成形金型
1内に形成されている背面板成形部21、前面板成形部
31、羽根成形部58…などの各空間に注入される。こ
の注入プラスチック材が固化すると、主型2と副型3を
分離して、中の成形物を取り出す。この成形物は、図2
に示されるように、上記注入されたプラスチック材料に
より射出形成された遠心羽根車10、つまり背面板1
1、前面板12および多数の羽根13…を備えており、
かつ各羽根13の間に中子5…からなる中子組体4が残
っている。
【0035】このような成形物としての遠心羽根車10
は、中子組体4に水又は温水、アルカリ性水などのよう
な溶媒を接触させる工程を用いて、中子5…を取り出
す。この工程は、まず、例えば図3に示されるように槽
内(図示しない)に満たされた溶媒、例えば温水70に
射出成形物の全体を浸漬する。これにより、中子5を構
成している水溶性樹脂により形成された溶解性中子部材
61が、その温水70との接触面から溶解していく。
【0036】またこのとき、遠心羽根車10の中心線上
に形成した取付孔14を槽内に配置された駆動軸71に
連結し、この駆動軸71をモ−タなどで回転させる。す
ると、成形物としての遠心羽根車10は温水70内で回
転し、このため溶媒流路55には、成形物の回転にもと
づくポンプ作用が発生し、羽根入口15に開口している
溶媒流路55の端部から温水70が吸い込まれる。この
温水70は、溶媒流路55を通って、もう一方の端部か
ら羽根出口16に向けて吐出される。
【0037】上記溶媒70が溶媒通路55を通過すると
き、中子5を構成している水溶性樹脂により形成された
溶解性中子部材61を溶解していく。これにより、溶解
性中子部材61が成形物としての遠心羽根車10の内部
から溶出される。
【0038】このような溶出作業により、水溶性樹脂に
よって形成された溶解性中子部材61が排除されると、
図4の(A)図に示す通り、羽根13…間には、PP
E、PPS等の合成樹脂もしくは青銅鋳物(BC)など
により形成された非溶解性中子部材62が残っている。
【0039】この残った非溶解性中子部材62は羽根出
口16より取り出す。この場合、遠心羽根車10の背面
板11と前面板12および羽根13…により囲まれた部
分は、溶解性中子部材61が溶出したことにより隙間が
形成されており、残っている非溶解性中子部材62はこ
の隙間を利用して羽根車10内で移動させることができ
る。このため非溶解性中子部材62が三次元的な形状を
有していても、羽根出口16側に引き出すことができ
る。
【0040】すなわち、非溶解性中子部材62の形状お
よび大きさは、溶解性中子部材61が溶出したことによ
り生じる隙間を利用して取り出せる範囲で、いくらでも
大きくすることができる。
【0041】このようにして非溶解性中子部材62が除
去されると、中子組体4が排除されたことになり、よっ
て図4(B)図および図5に示されるような遠心羽根車
10の全体の成形が終わる。
【0042】このような製造方法によれば、中子5の一
部を水溶性樹脂により形成した溶解性中子部材61で形
成したから、遠心羽根車10が成形された後、中子5に
溶媒70を接触させて溶解性中子部材61を解かすの
で、溶解性中子部材61の除去が容易である。また、こ
のような溶解性中子部材61の成形は射出成形で行え
る。よって、中子を低融点金属により形成する場合に比
べて、中子の製造が容易であり、中子を作る設備が省略
され、コストダウンが可能にある。
【0043】そしてまた、中子5の他の部分は、上記溶
媒70では溶けない非溶解性中子部材62によって形成
したから、中子5に溶媒70を接触させてもこの非溶解
性中子部材62は溶けずに残る。このため、この非溶解
性中子部材62を製品から取り出して再利用することが
できる。
【0044】よって、材料費が高価な水溶性樹脂の使用
量を減らすことができ、捨ててしまうことになる溶解性
の中子材料の使用量を減らすことができる。特に、製品
に対し中空部分の容積の占める割合が大きなプラスチッ
ク製品に適用すれば、1個の製品に対して多量の中子材
料を使用しなければならない場合でも、捨ててしまうこ
とになる溶解性の中子材料の使用量を減らすことがで
き、材料費が安くなり、また溶解に要する時間も短くす
ることができるので、溶解工程の作業時間を短縮するこ
とができる。
【0045】回収した非溶解性中子部材62は再利用す
るので、無駄が少なくなり、省資源に貢献し、結局製品
の単価を安くすることができる。また、中子5を製作す
るのに要する設備の削減化を図りながら、三次元的な形
状をもち、しかも多数の中子5…を用いる必要がある遠
心羽根車10を一体成形でき、多種少量生産性の向上を
図ることができる。
【0046】また、本実施例では、中子5に羽根入口1
5と羽根出口16とに開口する溶媒流路55を設け、成
形物としての遠心羽根車10を溶媒中において回転させ
ることにより、溶媒流路55に溶媒を流通させる方法
は、溶媒中で成形物を回転させるという簡単な装置で、
溶解性中子部材61の溶解速度ならびに溶解効率を高め
ることができ、格別複雑な設備を必要とせずに、成形物
の内部から溶解性中子部材61を効率良く除去すること
ができる。
【0047】すなわち、溶解性中子部材61を効率良く
溶出するには、溶解性中子部材61の接液面積が大きい
こと、対接液相対流速が大きいこと、水圧が大きいこと
などの要件があるが、上記のように、回転させて溶解性
中子部材61を溶出する方法によると、これらを満足す
る。特に、出口幅の狭い遠心羽根車10には有効であ
る。
【0048】なお、上記実施例では、プラスチック製品
として遠心羽根車10を成形する場合を例として説明し
たが、本発明はこれに限らない。すなわち、プラスチッ
ク製品の対象は何であってもよく、請求項1に記載の本
発明の要旨は、プラスチック製品の外郭形状に対応した
成形面を有する成形型内に1または複数の中子を設置
し、この中子は一部を所定の溶媒により溶解する材料で
形成するとともに残りを上記溶媒では溶解しない他の材
料により形成し、上記成形面と上記中子との間に形成さ
れた空隙部分に上記溶媒では溶解しない非溶解性のプラ
スチックを注入し、この非溶解性プラスチックにより上
記プラスチック製品を成形し、この成形後に上記中子に
上記溶媒を接触させて上記中子の溶解性部分を溶解して
除去し、この後、残った中子の非溶解性部分を取り出す
ようにしたことを特徴とする点である。
【0049】このような発明について、図8ないし図1
0にもとづき、他の実施例として説明する。本実施例の
プラスチック製品100は、図10に示すように、例え
ば中間部が膨らんだ中空容器の形状をなしており、両端
部には小径の開口部101、101が形成されている。
このようなプラスチック製品100を射出成形する場合
は、主型81と副型82からなる成形型80と、これら
成形型80内に設置される中子90とを用いる。中子9
0は分割構造となっており、その一部91は所定の溶
媒、例えば水または温水もしくはアルカリ性の水などに
より溶解する材料、例えば水溶性樹脂により形成されて
おり、他の部分92は上記溶媒では溶解しない非溶解性
の樹脂により形成されている。非溶解性樹脂により形成
された中子部材92は、上記溶解性中子部材91が除去
された場合には、プラスチック製品100の内部から、
一方の開口部101を通じて取り出すことができる形状
および大きさに形成されているものである。
【0050】このような場合であっても、主型81と副
型82からなる成形型80内に、プラスチック注入口8
3から製品材料のプラスチックを注入すると、成形型8
0と中子90との間に形成された空隙にプラスチックが
満たされ、これによりプラスチック製品100が成形さ
れる。
【0051】そして、製品100が成形されると、主型
81と副型82を分離して成形型80から中子90が残
っている成形品を取り出す。この成形品は、図9に示す
状態であるから、この成形品を、例えば図3に示され場
合と同様に、溶媒を収容したる槽内(図示しない)に浸
漬し、これにより、中子90を構成している水溶性樹脂
により形成された溶解性中子部材91を溶媒により溶解
する。
【0052】水溶性樹脂により形成された溶解性中子部
材91が溶解すると、図10に示すように、非溶解性樹
脂により形成された中子部材92を、プラスチック製品
100の内部から一方の開口部101を通じて取り出
す。
【0053】したがって、このような場合であっても、
溶解性中子部材91の使用量を減らすことができ、非溶
解性樹脂により形成された中子部材92を再使用するこ
とができるようになる。
【0054】したがって、本発明は、それぞれの請求項
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。さ
らにまた、本発明は、プラスチック製品を射出成形にて
成形することには限らない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、プラスチック製品を成形した後、中子に溶媒を接
触させると、中子の溶解性部分が溶解し、他の部分は溶
解しないから、この溶解しない部分を取り出すことがで
きる。したがって、この方法によれば、溶解しない部分
の中子を再使用することができる。このことから、中子
の占める割合の大きな中空製品であっても、捨ててしま
うことになる溶解性樹脂からなる中子材料の使用量を減
らすことができ、かつ少ない時間と手間で溶解性樹脂の
中子を溶解することができ、安価に一体成形することが
可能になる。
【0056】また、請求項2の発明によると、請求項1
に記載の発明における有利さを、多数の中子の使用を余
儀無くされるプラスチック製遠心羽根車の成形に活用す
ることができ、プラスチック製遠心羽根車の多種少量生
産に有利になり、安価に作ることができる。
【0057】請求項3の発明によると、中子の内部に形
成した溶媒流路に溶媒を流すので、溶解性部分の中子を
内部から溶解するようになり、溶解速度が早くなり、溶
解効率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、遠心羽根車の成形方
法を説明するために用いる成形金型の断面図。
【図2】同金型を用いて射出成形された成形物を示す断
面図。
【図3】同成形物を溶媒中で回転させて溶解性中子部分
を溶出する工程を説明するための断面図。
【図4】(A)図は溶解性中子部分の溶出を終えて非溶
解性中子部分が残った成形物の断面図、(B)図は非溶
解性中子部分を取り出して製品となった遠心羽根車を示
す断面図。
【図5】図4のB)図中のV−V線に沿う三次元形状の
羽根を示す断面図。
【図6】羽根間に配置される中子の形状を示す正面図。
【図7】複数の中子を組合わせて構成した中子組体を示
す正面図。
【図8】本発明の他の実施例を示し、中空プラスチック
製品の成形方法を説明するために用いる成形金型の断面
図。
【図9】同金型を用いて射出成形された成形物を示す断
面図。
【図10】同成形物から非溶解性中子部分を取り出す工
程を説明するための断面図。
【符号の説明】
1…成形金型 2…主型 3…副型 4…中子組体 5…中子 10…遠心羽根車 11…背面板 12…前面板 13…羽根 14…取付孔 15…羽根入口 16…羽根出口 21…背面板成形部 31…前面板成形
部 55…溶媒流路 61…溶解性中子部材 62…非溶解性中
子部材 80…成形型 81…主型 82…副型 90…中子 91…溶解性中子部材 92…非溶解性中
子部材 100…中空プラスチック製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29L 31:08 B29L 31:08 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/52 B29C 33/76 B29C 45/26 B29C 45/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製品の外郭形状に対応した
    成形面を有する成形型内に1または複数の中子を設置
    し、この中子は外形の一部を所定の溶媒により溶解する
    材料で形成するとともに残りの外形を上記溶媒では溶解
    しない他の材料により形成し、上記成形面と上記中子と
    の間に形成された空隙部分に上記製品材料のプラスチッ
    クを注入し、このプラスチックにより上記製品を成形
    し、この成形後に上記中子に上記溶媒を接触させて上記
    中子の溶解性部分を溶解して除去し、この後、残った中
    子の非溶解性部分を取り出すようにしたことを特徴とす
    るプラスチック製品の成形方法。
  2. 【請求項2】 遠心羽根車の外郭形状に対応した成形面
    を有する成形型内に、複数の中子を周方向に沿って所定
    の間隔で配置し、これら中子は外形の一部を所定の溶媒
    により溶解する材料で形成するとともに残りの外形を上
    記冷媒では溶解しない他の材料により形成し、上記成形
    面と上記中子との間に形成された空隙部分に上記羽根車
    の材料となるプラスチックを注入し、このプラスチック
    により上記遠心羽根車を成形し、この成形後に上記中子
    に上記溶媒を接触させて上記中子の溶解性部分を溶解し
    て除去し、この後、残った中子の非溶解性部分を取り出
    すようにしたことを特徴とするプラスチック製遠心羽根
    車の成形方法。
  3. 【請求項3】 上記中子の内部に外部に通じる溶媒流路
    を形成し、この溶媒流路を介して溶媒を注入することに
    より上記中子の溶解部分を溶解することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の成形方法。
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