JPH0589688U - 棚板の支持構造 - Google Patents

棚板の支持構造

Info

Publication number
JPH0589688U
JPH0589688U JP3727292U JP3727292U JPH0589688U JP H0589688 U JPH0589688 U JP H0589688U JP 3727292 U JP3727292 U JP 3727292U JP 3727292 U JP3727292 U JP 3727292U JP H0589688 U JPH0589688 U JP H0589688U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
joist
shelf board
board
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3727292U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2579049Y2 (ja
Inventor
光則 大野
Original Assignee
大丸銘木株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大丸銘木株式会社 filed Critical 大丸銘木株式会社
Priority to JP1992037272U priority Critical patent/JP2579049Y2/ja
Publication of JPH0589688U publication Critical patent/JPH0589688U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579049Y2 publication Critical patent/JP2579049Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furniture Connections (AREA)
  • Assembled Shelves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 和室における押入れ棚あるいは床の間の地板
等の各種棚板周縁部を支えるための棚板の支持構造であ
り、棚板を廻り根太に釘止めすることなく支持できると
共に、棚板の周縁部に雑巾摺を周設することができ、棚
板の取り付け作業が簡便かつ能率的に行えるようにす
る。 【構成】 押入れの棚板2、床の間の地板等の各種棚板
の後縁2aおよび左右両側縁2b,2cが廻り根太4a
〜4cにより支持され、該廻り根太4a〜4cは根太材
の前面上部に棚板2の辺縁を嵌合するための長さ方向に
沿った横溝5を有すると共に、横溝5の上部には該根太
材の後面部と連接することにより長さ方向に沿って連続
する雑巾摺6が一体的に設けられており、棚板の後縁2
aおよび両側縁2b,2cが前記廻り根太の横溝5内に
嵌合された状態で、各廻り根太4a〜4cの前面下部が
棚板取り付け壁面に釘止め等により固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、棚板の支持構造、より詳細には、和室における押入れ棚あるいは床 の間の地板等の各種棚板周縁部を支えるための廻り根太に改良を加えることによ り、棚板の取り付け作業が、従来に比較して簡便かつ能率的に行えることを目的 としたの棚板の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば押入れ内に棚板を設ける作業は手間の掛かるものとされてお り、従来の施工法では、まず押入れの内部の棚板を支持する高さ位置に前框、後 框、廻り根太を取り付け、前框と後框との間に根太材を取り付けてからこれらの 部材の上に棚板を載置して釘止め固定し、次に棚板の周縁部が剥き出しに露呈す ることを防止するために、棚板の周縁部に雑巾摺と称される見切縁のような縁木 を取り付けるための作業が行われる。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
前記のように、従来における押入れ棚では、棚板の取り付けに際して、押入れ 内壁面に後框と廻り根太を取り付けてから、それらの部材上に棚板を載置して釘 止め固定し、その次に棚板の周縁部に雑巾摺を取り付けるため、作業としては、 押入れ内壁面に後框と廻り根太を取り付ける作業と、それらの部材上に棚板を載 置して釘止め固定する作業と、載置された棚板の周縁部に再度雑巾摺を釘止めす るための作業とを夫々別個に必要とすると共に、これらの作業を順を追って行わ なければなず、そのため作業が面倒であると共に、作業工程に多くの時間を必要 とし、作業能率が悪いという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来における棚板の支持構造の問題点を解決するため に、棚板の周縁部を支える廻り根太に改良を加えることにより、棚板を取り付け るための作業うち、一部の作業工程が簡略化され、従来に比較してこの種の工事 の大幅な短縮化を図ることのできる棚板の支持構造を提供しようとするものであ る。
【0005】 本考案に係る請求項1に記載の棚板の支持構造は、上記の目的を達成するため の具体的手段として、押入れの棚板、床の間の地板等の各種棚板の後縁および左 右両側縁を廻り根太により支持する棚板構造であり、該廻り根太は根太材の前面 上部に前記棚板の辺縁を嵌合するための長さ方向に沿った横溝を有すると共に、 前記横溝の上部には該根太材の後面部と連接することにより長さ方向に沿って連 続する雑巾摺が一体的に設けられており、前記棚板の後縁および両側縁が前記廻 り根太の横溝内に嵌合された状態で、各廻り根太の前面下部が棚板取り付け壁面 に釘止め等により固定されていることを特徴とするものである。
【0006】 また、請求項2に記載の棚板の支持構造は、廻り根太の雑巾摺を、前縁が根太 材の前面よりも後方に位置するような根太材の幅よりも短い板幅とし、かつ、該 雑巾摺下方に設けられる前記棚板の後縁および両側縁を嵌合するための横溝内奥 端が、ほぼ前記雑巾摺の内側中央部分に位置するような所要の深さとなっている ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
この考案に係る棚板の支持構造では、棚板が取り付けられるべき押入れ内壁面 等の棚板取り付け壁面における所定高さ位置に、まず前框を取り付けたのち、こ の前框と平行する位置に、棚板の後縁を嵌合係止するための前記横溝を有する後 方廻り根太を釘止め固定しておく。次に、前記棚板取り付け壁面内に嵌め込める 所定の寸法に裁断された棚板の左右両側縁に、左右両側の側方廻り根太を夫々横 溝を介して嵌合し、その状態で前記棚板の後縁を前記後方廻り根太の横溝内に差 し込みながら、前記両側の側方廻り根太を棚板取り付け壁面内に嵌め込み、最後 に棚板の前縁を前框の内側上面に載置して接着等の手段により固定すると共に、 前記夫々の側方廻り根太を棚板取り付け壁面に釘止め固定する。
【0008】
【実施例】
次に本考案に係る棚板の支持構造を、図面に示すような押入れ棚に適用した場 合の実施例について説明すると、図1はこの押入れ棚の一部を欠切した斜視図で あり、この棚板支持構造は、後壁1aと左右両壁1b,1cとよりなる棚板取り 付け壁面1に取り付けられる棚板2と、この棚板2の前縁を支持する前框3と、 前記後壁1aに取り付けられて前記棚板2の後縁2aを支持する後方廻り根太4 aと、前記左右両壁1b,1cに取り付けられて前記棚板2の左右両側縁2b, 2cを支持する側方廻り根太4b,4cとからなっている。
【0009】 棚板2の後縁2aおよび左右両側縁2b,2cを支持するための前記後方廻り 根太4aおよび側方廻り根太4b,4cは、図2に示すように、根太材4の前面 上部に前記棚板2の後縁2aおよび両側縁2b,2cが嵌合するための長さ方向 に沿った横溝5を有すると共に、前記横溝5の上部には長さ方向に沿った雑巾摺 6が該根太材4の後面部における接続部7を介して一体的に設けられている。
【0010】 前記根太材4は、前記のように後方廻り根太4aおよび側方廻り根太4b,4 cとして機能するので、棚板2の周縁が安定よく支持されるのに適した幅Wを有 していることが必要となる。一方、該根太材4の上部に設けられる雑巾摺6は、 棚板2の周縁部が剥き出しに露呈することを防止するためのものであるため、そ の板幅が根太材4自体の幅Wのように幅広であると、必要以上に幅広となって棚 板2を取り付けるための操作に支障を生ずることになる。
【0011】 そのためこの雑巾摺6は、前縁6aが該根太材4の前面よりも後方に位置する ように、板幅wが根太材4の幅Wよりも実質的に短く形成されており、かつ、前 記棚板2の後縁および側縁と嵌合するための横溝5の内奥端5aが、前記雑巾摺 6の内側中央部に位置するような深さとなっており、この横溝5内で棚板2の後 縁および側縁が充分安定よく支えられるようになっている。また、根太材4の横 溝5の下方における前面部には、該根太材4を棚板取り付け壁面1に釘止めする ための釘打ち溝8が長さ方向に沿って設けられている。
【0012】 棚板2の取り付けに際しては、図4aに示すように、棚板取り付け壁面1の前 方に前框3を取り付けたのち、後壁1aの前記前框3と同じ高さ位置に、後方廻 り根太4aを横溝5が前方に開口するようにして釘打ち溝8の部分で釘止め固定 する。その際、図3に示すように、後方廻り根太4aの長さL1は、両端が棚板 取り付け壁面1における左右両壁1b,1cと密着するような寸法で取り付けら れる。
【0013】 また、棚板2の長さL2は、該棚板2の両側縁2b,2cに夫々の側方廻り根 太4b,4cが取り付けられる分だけ、前記後方廻り根太4aの長さL1よりも 短くなっており、この棚板2が前記前框3と後方廻り根太4aとの間に取り付け られる前に、該棚板2の両側縁2b,2cに側方廻り根太4b,4cを夫々横溝 5が嵌合するようにして取り付ける。
【0014】 そのとき図5に示すように、側方廻り根太4b,4cの先端部は、後方廻り根 太4aの端部における横溝5の下方突出部9aと当接することになるので、該側 方廻り根太4b,4cの先端部における横溝5の下方部に欠切部9bを設けてお き、図4bに示すように、両側に側方廻り根太4b,4cを嵌合した棚板2を、 棚板後縁2aが前記後方廻り根太4aの横溝5内に差し込まれるようにして押し 込み、最終的に図4cのように棚板前縁2dを前框3の内側上面の段部10上に 落とし込む。このようにして棚板2の前縁と後縁とが前框3および後方廻り根太 4aにより支持されたのち、棚板前縁2dを前框3の内側上面段部10に接着剤 により固着すると共に、夫々の側方廻り根太4b,4cを釘打ち溝8の部分で棚 板取り付け壁面1の左右両壁1b,1cに釘止め固定して、全ての作業工程を完 了する。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係る棚板の支持構造は、上記のように、前面上部に長さ方向に沿った 横溝5を設けた廻り根太の該横溝5内に、棚板2の後縁と両側縁とが嵌合される ようにして棚板取り付け壁面1内に支持するので、棚板2の後縁および両側縁を 前記横溝5に嵌合するだけで、廻り根太とは釘止めすることなく安定よく支持す ることができる。また、前記廻り根太の横溝上には長さ方向に沿って連続する雑 巾摺6が一体的に設けられているので、棚板2を廻り根太により支持するだけの 作業により、該棚板の後縁と両側縁の上面に雑巾摺6を簡単に周設することがで きる。
【0016】 また、実施例で示したように、雑巾摺6の板幅を、前縁6aが後方に位置する ような、根太材4自体の幅よりも短いものとすることにより、棚板後縁2aを前 記後方廻り根太4aの横溝5内に差し込む際の操作を容易に行うことができ、載 置された棚板の周縁部上面に体裁の良好な雑巾摺6を設けることができる。しか も、横溝5をその内奥端がほぼ前記雑巾摺の内側中央部分に位置するような所要 の深さとすることにより、棚板の周縁部を釘止めすることなく該雑巾摺によって 確実に係止固定することができる。
【0017】 更に、棚板2は根太材4に対して横溝5の嵌合により支持されるので、釘止め 作業としては実質的に廻り根太を棚板取り付け壁面1に固定するだけの工程で足 り、しかもこれによって棚板の支持と雑巾摺の配置とが同時に完了するので、従 来のように廻り根太自体を棚板取り付け壁面1に釘止めする作業と、廻り根太上 に棚板を釘止めする作業と、この棚板の載置後に改めて該棚板の周縁部に別途雑 巾摺を釘止めする作業とを解消できて、この種の作業工程を著しく簡便かつ迅速 的に行えるという利点を有する。
【0018】 なお、上記の実施例は、押入れ棚の支持構造について述べたが、この棚板支持 構造は、押入れ棚の支持構造に限られることなく、例えば床の間、飾り棚の天板 など各種の棚板の施工に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る棚板の支持構造を示す棚板の一部
を欠切した斜視図。
【図2】廻り根太の形状を示す斜視図。
【図3】棚板の取り付け状態を示す部分斜視図。
【図4】同じく棚板の取り付けに際しての作業順序を示
す断面図。
【図5】後方廻り根太と側方廻り根太の端部の形状を示
す斜視図。
【符号の説明】
1:棚板取り付け壁面 2:棚板 2a:棚板後縁 2b,2c:棚板両側縁 3:前框 4:根太材
4a:後方廻り根太 4b,4c: 側方廻り根太 5:横溝 5a:横
溝内奥端 6:雑巾摺 6a:雑巾摺前縁 7:接続部
8:釘打ち溝 9a:後方廻り根太両端部下方突出部 9b:側方廻り根太先端部下方欠切部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押入れの棚板、床の間の地板等の各種棚
    板の後縁および左右両側縁を廻り根太により支持する棚
    板構造であり、該廻り根太は根太材の前面上部に前記棚
    板の辺縁を嵌合するための長さ方向に沿った横溝を有す
    ると共に、前記横溝の上部には該根太材の後面部と連接
    することにより長さ方向に沿って連続する雑巾摺が一体
    的に設けられており、前記棚板の後縁および両側縁が前
    記廻り根太の横溝内に嵌合された状態で、各廻り根太の
    前面下部が棚板取り付け壁面に釘止め等により固定され
    ていることを特徴とする棚板の支持構造。
  2. 【請求項2】 廻り根太の雑巾摺を、前縁が根太材の前
    面よりも後方に位置するような根太材の幅よりも短い板
    幅とし、かつ、該雑巾摺下方に設けられる前記棚板の後
    縁および両側縁を嵌合するための横溝内奥端が、ほぼ前
    記雑巾摺の内側中央部分に位置するような所要の深さと
    なっている請求項1に記載の棚板の支持構造。
JP1992037272U 1992-05-08 1992-05-08 棚板の支持構造 Expired - Lifetime JP2579049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992037272U JP2579049Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 棚板の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992037272U JP2579049Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 棚板の支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0589688U true JPH0589688U (ja) 1993-12-07
JP2579049Y2 JP2579049Y2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=12493047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992037272U Expired - Lifetime JP2579049Y2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 棚板の支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579049Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018035538A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社デイエムウッドラボ 棚板用桟

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018035538A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社デイエムウッドラボ 棚板用桟

Also Published As

Publication number Publication date
JP2579049Y2 (ja) 1998-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6540201B1 (en) Tilt-up concrete panel forming system
JPH0589688U (ja) 棚板の支持構造
JPH0741783Y2 (ja) 押入の中段棚組立セット
CN217711547U (zh) 一种分体式脚踢线
JPH10121717A (ja) 床板材連結金具
JP4296253B2 (ja) 天井野縁等の取付け金具
JP3054518U (ja) 押入の中段天袋棚組立セット
JP3842678B2 (ja) デッキ床の接合用金具及び接合構造
CN216840371U (zh) 地板锁扣组件
JPH0449318Y2 (ja)
JP2584611Y2 (ja) 住宅ユニットの根太、野縁共用ブラケット
JP2000352176A (ja) パネル付きブロック壁
JP3035228U (ja) 根太補強金具
JPH0754440Y2 (ja) 板状体の支持具
JPH0260819B2 (ja)
CN115045468A (zh) 一种分体式脚踢线及安装方法
JPH02225740A (ja) パネル連結金具
JPH07259240A (ja) 天井下地構造及び野縁取付け金具
JP2579104Y2 (ja) 間柱止金具
JPH053603Y2 (ja)
JPH0245365Y2 (ja)
JPS6029569Y2 (ja) 床下断熱材の固定金物
JPH0649745Y2 (ja) 押入の棚
JPH0748850Y2 (ja) 薄肉タイルとタイル支持板との組合せ
JPH0629303Y2 (ja) 天井支持具