JPH0589239A - 二値画像のフイルタリング処理装置 - Google Patents

二値画像のフイルタリング処理装置

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JPH0589239A
JPH0589239A JP24599691A JP24599691A JPH0589239A JP H0589239 A JPH0589239 A JP H0589239A JP 24599691 A JP24599691 A JP 24599691A JP 24599691 A JP24599691 A JP 24599691A JP H0589239 A JPH0589239 A JP H0589239A
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JP24599691A
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Mikio Fujiwara
美貴雄 藤原
Takayuki Minemaru
貴行 峯丸
Hisashi Takayama
久 高山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタリング処理を行うべき画素数が増加
しても、高速な処理速度を実現することができる二値画
像のフィルタリング処理装置を提供する。 【構成】 7つの2ワード長データバッファシフトレジ
スタ20に対象画素の近傍画素データを格納し、近傍画
素データのMSB側の7×7ビットデータを近傍データ
レジスタ22に格納し、バレルシフタ23によって右詰
めの形で再構成する。再構成されたデータを入力データ
レジスタ24に格納し、このデータはコンパレータアレ
イ25において所定のフィルタ処理に対して有効なパタ
ーンであるかどうかの検出が行われる。出力データラッ
チ29はコンパレータアレイ25による検出結果を保持
し、出力シフトレジスタ30は出力データラッチ29の
情報をシフト動作によりワード単位の情報に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DTP(Desk Top Pub
lishing )システム、画像ファイリングシステム、FA
(Factory Automation)機器のパターン認識装置、自動
外観検査装置等に用いられる二値画像のフィルタリング
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリに記憶されている二値画像データ
に対して、孤立点除去による雑音抑制、スムージング処
理、太線化(膨張)、細線化(収縮)等の処理を施す場
合に、処理対象となる対象画素の近傍の画素のデータを
参照して処理結果を決定するという方式がしばしば用い
られる。多値画像の場合には、処理対象画素の座標点を
一定間隔の格子点と見なして、その格子点からの距離情
報に対して重み付けを行なって補間するという方法がと
られる。しかし、二値画像の場合にはデータの値とし
て”0”又は”1”のみが使用されるため、単純にテー
ブル化されたものが参照される。
【0003】従来の二値画像のフィルタリング処理の一
例として、1987年から松下電器産業株式会社より販
売されている二値画像処理専用プロセッサMN8617
(A,AP)の命令セットの中のフィルタ(Filter)命
令について述べる。このフィルタ命令では、処理対象画
素を取り込む8近傍画素のデータをポインターとしてテ
ーブル参照を行ない、対象画素に参照されたテーブルの
値を埋め込むことにより、平滑化、細線化、太線化等を
実現している。
【0004】図5を用いてこの命令の処理を説明する。
図5に示すソース画像空間51内の始点座標SPと水平
画面幅dXと垂直画面長dYとにより指定された各画素
の8近傍画素のデータ9ビットを参照テーブル53の変
位アドレスとし、(EAT+WAT)で指定されたアド
レスを先頭として参照テーブル53の対応する部分を参
照し、有効なビット位置を示すBPTで指定された参照
テーブル上の値をデェスティネーション画像空間52内
の始点座標CPと水平画面幅dXと垂直画面長dYとに
よって指定された領域に書き込む。この処理を左上の画
素から右下の画素まで逐次実行し、処理を終了する。8
近傍画素のデータは、対象画素であるMSBに続いて逆
時計回りのビット位置に並べられ、全体として線形の9
ビットのデータとして取り扱われる。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上述
の方法では、参照する画素数を3×3から5×5、7×
7へと増やすと参照テーブル53の大きさが29 ビット
から225ビット、249ビットへと増加してしまう。この
ような規模の参照テーブル53をメモリ空間に設ける
と、メモリ空間に占める参照テーブル53の割合が大き
くなり、通常のシステムでは現実的ではなくなる。しか
も、参照テーブル53がシステムバスに接続された外部
メモリ上に位置しているため、命令の実行により参照テ
ーブル53のアクセスが発生すると、その度にシステム
バスへのアクセスが行われ、このアクセスのための処理
時間が命令実行時間の40〜50%を占めることにな
る。そのため、構成したシステムに処理速度が依存し、
設計時に推定された高速処理を実現することができない
という問題点があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑み、フィル
タリング処理を行うべき画素数が5×5、7×7と増加
しても、処理装置内に参照テーブルを設けたまま、より
高速な処理速度を実現することができる二値画像のフィ
ルタリング処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、本発明は、参照テーブルに格納された、対象画素
に対して有効なフィルタリング処理を行う複数のパター
ンデータの縮退後のパターンデータを得て、このパター
ンデータとフィルタリング処理の対象となる対象画素を
中心としたマトリックス領域の画素のデータとを比較す
るものである。
【0008】具体的に本発明が講じた解決手段は、二値
画像における対象画素を中心とするマトリックス領域の
画素のデータを参照テーブルに基づいてフィルタリング
処理する二値画像のフィルタリング処理装置を対象と
し、前記マトリックス領域の画素のパターンデータと、
前記参照テーブルに格納され前記対象画素に有効なフィ
ルタリング処理を行うパターンデータの縮退後のパター
ンデータとのパターンマッチングを行う再書き込み可能
なパターンマッチングアレイを備えた構成とするもので
ある。
【0009】
【作用】本発明の構成により、再書き込み可能なパター
ンマッチングアレイには、参照テーブルに格納されてい
るパターンデータの中で、対象画素に有効なフィルタリ
ング処理を行うパターンデータ群を縮退させたパターン
データが格納される。また、パターンマッチングアレイ
にはフィルタリング処理の対象となる対象画素を中心と
するマトリックス領域における画素のパターンデータが
入力され、このマトリックス領域における画素のパター
ンデータと前述の縮退後のパターンデータとのパターン
マッチングがコンパレータアレイで行われて二値画像が
フィルタリング処理される。このような構成により、参
照テーブルの大きさを小さくして参照テーブルをフィル
タイング処理装置内に設けることにより、システムバス
へのアクセスを行うことなく参照テーブルをアクセスす
ることができ、二値画像のフィルタリング処理の高速化
を図ることが出来る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の二値画像のフィルタリング処
理装置の一実施例を図面に基づいて説明する。図1に本
実施例の二値画像のフィルタリング処理装置のブロック
図を示す。本実施例は、マイクロプログラム制御が行わ
れるマイクロプロセッサに二値画像のフィルタリング処
理を行う専用回路を付加することにより、高速処理可能
な二値画像のフィルタリング処理装置を構成したもので
ある。
【0011】本実施例の二値画像のフィルタリング処理
装置には、図1に示すように、図示しないホストバスを
介して外部メモリからこの処理装置に対する命令群をフ
ェッチするためのアドレス/データ線1が設けられ、ホ
ストバス制御信号線2はホストバスにアクセスする場合
のバスハンドシェイクを制御する。ホストバス制御回路
3はホストバスへのアクセスに関する全ての信号のタイ
ミングを制御する。入出力バッファ4はアドレス信号を
出力するか外部命令信号を入力するかの切り替えを行
い、プログラムフェッチカウンタ5は外部メモリの命令
をフェッチすべきアドレスを指定する。命令キューレジ
スタ6はアドレス/データ線1のデータ線としての機能
を用いて入力された命令群を蓄える先読み先送り出し型
のメモリである。マイクロプログラム制御部7は命令キ
ューレジスタ6に格納された命令を順に解読して内蔵さ
れるマイクロプログラムルーチンとして出力し、内部の
ハードウエアを制御する信号群を生成する。
【0012】デコーダ8はマイクロプログラム制御部7
より生成される信号群のデコードを行ない、演算器9は
デコーダ8より与えられる制御信号に従って2つの内部
バス31,32を介して与えられるデータの算術演算・
論理演算等の演算を行う。汎用レジスタ10は、演算器
9の出力データを内部バス33を介して読み込み、マイ
クロプログラム上の直接アドレス指定による演算器9等
への入力として再利用する等、データ処理上のパラメー
タの格納や中間処理結果の格納に用いられる。
【0013】二値画像フィルタリング回路11は3×3
画素から7×7画素までの近傍画像情報に基づくフィル
タリング処理を行ない、基本的にはレジスタを介して内
部バスに接続され、その動作タイミングはレジスタアク
セスが制限されることを除いて内部バスのタイミングに
対して独立である。アドレスレジスタ群12は対象とな
る画像領域のアクセスのためのソースアドレスレジス
タ、フィルタリング処理の結果を格納する領域をアクセ
スするために用いられるデスティネーションレジスタ等
を含んでいる。イメージデータバス制御回路13はマイ
クロプログラム制御部7から外部メモリに対するリード
/ライト命令が与えられたときに、データバスへのアク
セスに関する全ての信号のタイミングを制御する。イメ
ージデータバス制御信号線14はイメージデータバスに
アクセスする場合のバスハンドシェイクを行うために設
けられている。アドレスバッファ15はアドレスレジス
タ群12から与えられるアドレス信号をイメージデータ
バスのアクセスタイミングに同期させるために設けられ
ている。アドレス信号線16はイメージデータバスへア
クセスするためのアドレスを出力し、入出力データバッ
ファ17はデータバスを介して入出力されるデータを保
持するために設けられ、データ線18はデータバスを介
してデータを入出力するために設けられている。
【0014】図2は3×3画素から7×7画素までの近
傍画像情報に基づいて二値画像のフィルタリングを行う
二値画像フィルタリング回路11の回路構成を示してお
り、コントロールレジスタ19は二値画像フィルタリン
グ回路11の内部での動作モードやデータの書き込み/
読み出し等を制御する信号群を格納する。7つのデータ
バッファシフトレジスタ20はそれぞれ対象画素の近傍
の画素のデータ(以下、「近傍データ」という)を格納
し、それぞれ2ワードのデータを格納することができ
る。制御回路部21はコントロールレジスタ19に格納
されている情報からタイミングを示す制御信号を生成す
る。近傍データレジスタ22は7ビット単位で対象画素
の近傍データを格納し、7×7ビットのデータを格納す
ることができる。バレルシフタ23は7×7ビットの近
傍データレジスタ22のデータから、3×3画素、5×
5画素又は7×7画素のフィルタリング処理が行われる
マトリックス領域の大きさによって、必要な近傍データ
を右詰めの形で再構成する。入力データレジスタ24は
バレルシフタ23で右詰めされた近傍データを格納す
る。
【0015】コンパレータアレイ25は入力データレジ
スタ24上の近傍データが、所定のフィルタ処理に対し
て有効なパターンであるかどうかを検出する。コンパレ
ータアレイアドレスデコーダ26は、比較用の有効パタ
ーンと縮退によって比較操作の対象とならないドントケ
アビットとをマスクパターンとしてコンパレータアレイ
25上に書き込むときに用いられる。ここで、縮退と
は、対象画素に同一の有効な操作を施す参照テーブル中
の近接情報のパターン群のうち、1画素のみ異なるパタ
ーンについて、その画素をドントケアと判断してドント
ケアビットを付加して2つのパターンを1つのパターン
に変換し、この変換処理を繰り返してドントケアビット
の情報を含ませることにより、パターン数を削減する操
作をいう。コンパレータアレイアドレスレジスタ27は
コンパレータアレイ25のアドレス情報を内部バスを介
して指定するために設けられ、コンパレータアレイデー
タレジスタ28は、比較用の有効パターンと縮退により
比較操作の対象とならないドントケアビットのパターン
とをマスクパターンとして書き込むためのデータを内部
バスを介してコンパレータアレイ25上に設定するため
に設けられている。出力データラッチ29はコンパレー
タアレイ25による検出結果を保持する。出力シフトレ
ジスタ30は出力データラッチ29に保持されているデ
ータをシフト動作によりワード単位の情報に変換するた
めに設けられている。
【0016】次に、図1及び図2に示す二値画像のフィ
ルタリング処理装置を用いて、図3に示すパラメータ指
定により、フィルタ命令がこの装置上でどのように実行
されるかを説明する。図3に示すように、メモリ領域上
で線形アドレスとして表されているソース画像空間35
は、原点アドレスSORG(0,0)とソース画面幅S
WDとに基づいて二次元空間に変換される。このソース
画像空間35の原点アドレスSORGとソース画面幅S
WDは、フィルタ命令実行以前にロード命令により外部
から与えられ、図1の汎用レジスタ10上に設定されて
いるものとする。同様に、メモリ領域上で線形アドレス
として表されているデスティネーション画像空間36
は、原点アドレスDORGとデスティネーション画面幅
DWDに基づいて二次元空間に変換される。デスティネ
ーション画像空間36の原点アドレスDORGとデステ
ィネーション画面幅DWDは、フィルタ命令実行以前に
ロード命令により外部より与えられ、図1の汎用レジス
タ10上に設定されているものとする。また、ソース画
像空間35上のソース領域37の始点座標SP(SP
X,SPY)とソース領域サイズパラメータSNX,S
NYも、フィルタ命令実行以前にロード命令により外部
より与えられ、図1の汎用レジスタ10上に設定されて
いるものとする。同様に、デスティネーション画像空間
36上のデスティネーション領域38の始点座標CP
(CPX,CPY)も、フィルタ命令実行以前にロード
命令により外部より与えられ、図1の汎用レジスタ10
上に設定されているものとする。フィルタ命令における
デスティネーション領域38の大きさとソース領域37
の大きさとは等しいので、デスティネーション領域38
の指定には、ソース領域サイズパラメータSNX,SN
Yが用いられる。
【0017】上述のようにパラメータ群が汎用レジスタ
10に設定された後、フィルタ命令が例えば図4に示す
形式で入力される。図4に示すフィルタ命令は16ビッ
ト長であり、上位8ビットがオペレーションコードを表
し、下位2ビットがフィルタリング処理を行う領域の大
きさを選択するMSフィールドである。MSフィールド
は、MS=00により3×3画素、MS=01により5
×5画素、MS=10により7×7画素のフィルタリン
グを行うことを表す。このフィルタ命令が図1のアドレ
ス/データ線1より入力されると、入出力バッファ4と
命令キューレジスタ6を介してマイクロプログラム制御
部7に入力され、オペレーションコードの解読がおこな
われる。これにより、フィルタ命令に対応するマイクロ
プログラムが起動される。マイクロプログラムは、最初
にフィルタ命令のMSフィールドが示すフィルタリング
処理を行う領域の大きさを内部バスを介して二値画像フ
ィルタリング回路11のコントロールレジスタ19に設
定する。ここでは説明を簡単にするために、このシステ
ムにおける1ワードを16ビットの構成とし、MS=1
0で表される7×7画素の場合の動作について述べる。
【0018】次に、ソース領域37のデータを読み出す
ために、以下の数1に従ってアドレス生成が行なわれ
る。
【0019】
【数1】
【0020】 RSADRn=SORG+SPY×SWD×16+SPX +SWD×16×(n−4)−3 (0≦n≦6) RSADRnw=Trunc(RSADRn/16)×16 (0≦n≦6) RSADR0b=RSADR0−RSADR0w 数1においてRSADRn(0≦n≦6)は、ソース領
域のSP(SPX,SPY)を中心とする7×7画素の
マトリックス領域を読み出すときの左端の7個の画素点
の線形アドレスであり、Trunc(X)は切り捨てに
よるXの整数化を意味する。数1のRSADR0bはS
Pの1ワード内でのビットポジションを表し、処理対象
となるマトリックス領域の左端での端数ビットの処理を
行なうときのマスク処理情報等に用いられる。
【0021】このRSADRnをワードアドレス化した
RSADRnwをアドレスレジスタ群12にセットする
ことにより、マイクロプログラムでソース領域37のデ
ータの読み出しが実行される。この読み出しの実行は、
イメージデータバス制御回路13からバス使用請求信号
をデータバス制御信号線14を介して出力し、バスの使
用許諾信号がデータバス制御信号線14から入力される
と、アドレスバッファ群上の読み出しアドレス情報RS
ADRnwをアドレスバッファ15を介してアドレス信
号線16から出力し、イメージデータバス制御回路13
からデータバス制御信号線14を介して出力されるアド
レスストローブ信号及びデータストローブ信号に同期し
て、データ線18からソース領域37のデータが入出力
データバッファ17に入力される。入力されるデータは
RSADR0wからRSADR6wのアドレスに格納さ
れているデータであり、入出力データバッファ17から
内部バスを介して二値画像フィルタリング回路11内の
7つのデータバッファシフトレジスタ20の右側の7個
のレジスタに順次書き込まれる。
【0022】次に、アドレス情報を1ワード増加させて
RSADRnw+1(0≦n≦6)とし、上記と同様に
データを読み込み、二値画像フィルタリング回路11内
の7つのデータバッファシフトレジスタ20の左側の7
個のレジスタに、RSADR0w+1からRSADR6
w+1のアドレスに記憶されているデータを順次書き込
む。
【0023】このように、7つのデータバッファシフト
レジスタ20に14ワードの二値画像データが書き込ま
れると、各データバッファシフトレジスタ20の右側の
レジスタのMSB側の7ビットのデータが近傍データレ
ジスタ22に格納される。次に、コントロールレジスタ
19に格納されたMSフィールドの値に基づいて制御回
路部21で制御信号が発生され、この制御信号に従っ
て、近傍データレジスタ22に格納されているデータは
バレルシフタ23において3×3画素、5×5画素又は
7×7画素のフィルタリング処理を行う領域の大きさに
必要な右詰めのパターンデータに変換され、入力データ
レジスタ24に格納される。このように、7×2ワード
で読み込まれた二値画像のデータが、MSフィールドの
指定に従って近傍データレジスタ22とバレルレジスタ
23により所定の大きさのパターンデータに変換され
る。
【0024】次に、MSフィールドで指定されたフィル
タリング処理領域の大きさの近傍情報として、入力デー
タレジスタ24上のパターンデータとコンパレータアレ
イ25上のパターンデータとの一致検出が行なわれる。
この一致検出の結果、一致が検出された場合には新しい
指定画素値が出力データラッチ29に出力され、一致が
検出されなかった場合はデフォルト値が出力データラッ
チ29に出力される。デフォルト値と指定画素値とは排
他的関係があり、デフォルト値が”0”の場合は指定画
素値は”1”であり、デフォルト値が”1”の場合は指
定画素値は”0”である。
【0025】入力データレジスタ24のパターンデータ
の一致検出が終了すると、次のデータをセットするため
に、データバッファシフトレジスタ20は制御回路21
の制御によりシフト動作を実行する。フィルタリング処
理領域の左側端点では数1に示すRSADR0bの値に
よってMSB側へのシフトが行なわれる。その後、1ビ
ット毎のシフトにより、対象画素の位置が順次移動され
る。データバッファシフトレジスタ20でのシフト量が
16ビットとなると、左側の1ワードの処理が終了す
る。
【0026】次に、アドレス情報を1ワード増加してR
SADRnw+2(0≦n≦6)とし、上記と同様にデ
ータを読み込み、二値画像フィルタリング回路11内の
7つのデータバッファシフトレジスタ20の左側の7個
のレジスタにRSADR0w+2からRSADR6w+
2のアドレスに記憶されているデータが書き込まれる。
更に上述と同様に、コンパレータアレイ25による二値
画像フィルタリング処理が継続して実行される。
【0027】出力データラッチ29にセットされたデー
タは、出力シフトレジスタ30にシフト動作で書き込ま
れ、ワード単位のデータに合成される。但し、処理領域
の左右端部では、始点及び終点のビット位置により端数
処理が施される場合がある。出力シフトレジスタ30の
データは、次の数2で表される図3のデスティネーショ
ン領域38に書き込まれる。
【0028】
【数2】
【0029】 WDADR=DORG+SPY×DWD×16+SPX WDADRw=Trunc(WDADR/16)×16 WDADRb=WDADR−WDADRw 数2において、WDADRはデスティネーション領域3
8のCP(CPX,CPY)の線形アドレスである。数
2のWDADRbは、CPの1ワード内でのビットポジ
ションを表し、処理対象領域の左端での端数ビットの処
理を行なうときのマスク処理情報等に用いられる。
【0030】このWDADRをワードアドレス化したW
DADRwをアドレスレジスタ群12にセットすること
により、マイクロプログラムでデスティネション領域3
8にデータの書き込みが実行される。この書き込み実行
は、イメージデータバス制御回路13からバス使用請求
信号をデータバス制御信号線14を介して出力し、バス
の使用許諾信号がデータバス制御信号線14から入力さ
れると、アドレスバッファ群上の読み出しアドレス情報
WDADRwをアドレスバッファ15を介してアドレス
信号線16から出力し、イメージデータバス制御回路1
3からデータバス制御信号線14を介して出力されるア
ドレスストローブ信号及びデータストローブ信号に同期
して、データ線18から出力シフトレジスタ30のデー
タが出力され、イメージバスに接続された該当するメモ
リ領域に書き込まれる。次に、出力シフトレジスタ30
のデータが1ワード分更新されるとアドレス情報を1ワ
ード増加してWDADRw+1とし、上記と同様にデー
タが順次書き込まれる。以上のようにして、左上の画素
から右下の画素までフィルタリング処理を逐次実行し、
処理を終了する。
【0031】このように、本実施例の二値画像のフィル
タリング処理装置では、フィルタリング処理対象となる
対象画素を中心とする7×7画素の大きさのマトリック
ス領域における画素のデータの縮退後のパターンデータ
を再書き込み可能なコンパレータアレイ25に入力し、
このパターンデータと比較用のパターンデータとのパタ
ーンマッチングを再書き込み可能なコンパレータアレイ
で行うことにより、二値画像のフィルタリング処理が行
われるので、比較用のパターンデータを格納する参照テ
ーブルの大きさを小さくして参照テーブルをフィルタリ
ング装置内に設けることができる。これにより、システ
ムバスへのアクセスを行うことなく参照テーブルをアク
セスすることができ、二値画像のフィルタリング処理の
高速化を図ることが出来る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の二値画像
のフィルタリング処理装置では、参照テーブルに格納さ
れている対象画素に有効なフィルタリング処理を行うパ
ターンデータの縮退結果と、このフィルタリング処理対
象となる対象画素を中心とするマトリックス領域におけ
る画素のパターンデータとが再書き込み可能なコンパレ
ータアレイに入力されてパターンマッチングが行われる
ので、参照テーブルの大きさを小さくして参照テーブル
をフィルタリング装置内に設けることにより、システム
バスへのアクセスを行うことなく参照テーブルをアクセ
スすることができ、二値画像のフィルタリング処理の高
速化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二値画像のフィルタリング処理装置の
一実施例のブロック図である。
【図2】図1の二値画像のフィルタリング処理装置を構
成する3×3画素から7×7画素まで処理を行う二値画
像フィルタリング回路の回路構成図である。
【図3】図1の実施例において実行されるフィルタ命令
のパラメータを説明する図である。
【図4】図1の実施例において実行されるフィルタ命令
の命令形式及びフィールド部を説明する図である。
【図5】従来の二値画像のフィルタリング処理装置にお
けるフィルタ命令のパラメータを説明する図である。
【符号の説明】
1 アドレス/データ線 2 ホストバス制御信号線 3 ホストバス制御回路 4 入出力バッファ 5 プログラムフェッチカウンタ 6 命令キューレジスタ 7 マイクロプログラム制御部 8 デコーダ 9 演算器 10 汎用レジスタ 11 二値画像フィルタリング回路 12 アドレスレジスタ群 13 イメージデータバス制御回路 14 イメージデータバス制御信号線 15 アドレスバッファ 16 アドレス信号線 17 入出力データバッファ 18 データ線 19 コントロールレジスタ 20 データバッファシフトレジスタ 21 制御回路部 22 近傍データレジスタ 23 バレルシフタ 24 入力データレジスタ 25 コンパレータアレイ 26 コンパレータアレイアドレスデコーダ 27 コンパレータアレイアドレスレジスタ 28 コンパレータアレイデータレジスタ 29 出力データラッチ 30 出力シフトレジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二値画像における対象画素を中心とする
    マトリックス領域の画素のデータを参照テーブルに基づ
    いてフィルタリング処理する二値画像のフィルタリング
    処理装置であって、前記マトリックス領域の画素のパタ
    ーンデータと、前記参照テーブルに格納され前記対象画
    素に有効なフィルタリング処理を行うパターンデータの
    縮退後のパターンデータとのパターンマッチングを行う
    再書き込み可能なパターンマッチングアレイを備えたこ
    とを特徴とする二値画像のフィルタリング処理装置。
JP24599691A 1991-09-25 1991-09-25 二値画像のフイルタリング処理装置 Pending JPH0589239A (ja)

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JP24599691A JPH0589239A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 二値画像のフイルタリング処理装置

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JP24599691A Pending JPH0589239A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 二値画像のフイルタリング処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014203001A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 株式会社リコー 画像形成装置、操作案内方法、プログラム

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