JP3090644B2 - 画像データ処理装置及びそれを用いたシステム - Google Patents
画像データ処理装置及びそれを用いたシステムInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理システム
に係り、特に1画素分のデータの更新処理について、メ
モリから読み出し、これを更新し、かつメモリに再書き
込みをする一連の処理をほぼ同時に行えるようにして処
理速度を向上させるに好適なデータ処理システムに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来よりグラフィック処理機能を集積回
路をもって実現した図形処理装置としては、1画素を1
ビットで表現する単一色の図形表示データを処理するも
のが知られていた。 【0003】図1は、かかる従来の図形処理装置を多色
又は多階調の図形処理に応用した場合の例を示すブロッ
ク図である。 【0004】図1において、11は処理装置、12はア
ドレスデコーダ、13は複数のメモリである。 【0005】ここで、1つの処理装置11が出力するア
ドレス信号ADをアドレスデコーダ12でデコードし、
複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択し、処理
装置11からのデータ信号DTを、アドレス信号ADで
指定されたメモリ13の番地に書き込むことになる。 【0006】また、所定のメモリ13の所定の番地の記
憶内容を書き換えたい場合は、1つの処理装置11が出
力するアドレス信号ADをアドレスデコーダ12でデコ
ードし、複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択
し、かつ処理装置11で指定した番地内のデータDTを
処理装置11内に読み込み、これを更新して、再び同一
メモリ13の同一番地に書き込むようにしている。 【0007】さらに、1つの処理装置11が出力するア
ドレス信号ADをアドレスデコーダ12でデコードし、
複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択し、処理
装置11からのアドレス信号ADに基づいて映像信号V
D1,VD2,……,VDnを得て、これらを合成し図
示しないディスプレイ装置で表示するものである。 【0008】しかしながら、このような装置によると、
多色(n色)又は多階調(n階調)の処理に際して同一
の画像処理をn回繰り返したり、あるいは1ビットの1
画素を表示するためにもn回繰り返して画像処理をする
必要があった。 【0009】このため、2値画像処理に比較してn倍の
処理時間が必要となるという不都合があった。 【0010】また、図2に示すように、n台の表示用メ
モリ13に対して、それぞれ1台ずつの処理装置11を
もって処理するような方式も提案された。 【0011】このような方式によれば、処理時間は2値
画像の場合とほぼ同程度となるものの、装置が大型化す
るとともに複雑化し、加えて中央処理装置の負担が増大
してしまうという不都合があった。 【0012】さらに、このような処理を集積回路によっ
て行おうとする場合には、端子数が過大となり実現が困
難であるという不都合もあった。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記不都合な
問題点に鑑みてなされたものである。 【0014】本発明の目的は、1画素が複数ビットで表
現される多色あるいは多階調の画像データを2値画像の
場合とほぼ同じ処理速度で処理する画像データ処理装置
及びそれを用いたシステムを提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記目的は、描画点の2
次元座標を管理する座標点レジスタと、現在の描画座標
点を更新する演算器と、2次元座標空間の矩形領域を定
義する領域管理レジスタと、描画座標点が所定の領域内
にあるかどうかを判定する領域判定比較器とを有し、座
標点レジスタに記憶された描画座標点が、演算器にて更
新されるごとに、領域判定比較器にて、所定の領域内に
あるかどうかを判定し、判定結果に応じて処理を変更す
ることにより達成することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明するが、その前に本発明の基礎となっ
た事項について説明する。 【0017】本発明の基礎となった事項を以下に説明す
る。 【0018】本発明は次のようにしたものである。 【0019】まず、第一に、1画素を、(a)1ビット
で表現するもの、(b)2ビットで表現するもの、
(c)4ビットで表現するもの、(d)8ビットで表現
するもの、(e)16ビットで表現するもの、というよ
うに5通りの画素モードを選択できるようにしたこと
(図9参照)。 【0020】第二に、画素アドレスを採用したこと。し
かして、この画素アドレスは、表示用メモリのアドレス
を指定するアドレス情報MADと、そのアドレスで指定
された1語内のどの位置かを指定する1語内アドレス情
報WADとから構成されていること(図10参照)。 【0021】第三に、画素アドレス中のアドレス情報で
指定された表示用メモリアドレスにおける1語の表示用
データを表示用メモリから読み出し、次に画素アドレス
中の1語内アドレス情報で指定された表示用データ中の
所定のビット部分のみを書き換えし、それを再び表示用
メモリの当該アドレス部に書き込むようにしたものであ
り、1画素分の複数ビットデータを同時処理し得るよう
にしたことにある。 【0022】次に本発明の実施例について説明する。 【0023】また、以下では同一の符号は同一の対象を
示すものとする。 【0024】図3は本発明に係る図形処理装置が適用さ
れる装置の例を示すブロック図である。 【0025】図3において、図形処理装置は、表示用メ
モリ13内の表示データを書き込み,書き換え及び読み
出し制御する演算装置30と、該演算装置30を一定の
順序で制御する制御装置20とから構成されている。ま
た、図形処理装置により表示用メモリ13から読み出さ
れた表示用データが表示変換装置40によって映像信号
にされて表示装置50に表示される。 【0026】上記演算装置30は、表示用メモリ13の
アドレスと表示用メモリ13中の1語の表示データ内の
画素位置とを指定する情報からなる画素アドレスを順次
算出し、前記算出された画素アドレスにおける表示用メ
モリ13のアドレス情報から表示用メモリ13中の1語
の表示データを読み出し、このように読み出された表示
データに対して、前記画素アドレスにおける画素位置指
定情報を基にデコードして形成した指定画素位置に相当
する複数ビット位置を指定する情報をもって、その表示
データの所定の画素のビットにのみ描画論理算出し、か
かる論理演算した結果を再び前記表示用メモリ13に書
き込むようにしたものである。 【0027】尚、60は外部計算機であり、この外部計
算機60からの制御データに従って図形処理装置が動作
するものである。 【0028】図4はこの発明に係る図形処理装置の実施
例を示すブロック図である。 【0029】同図において、制御装置20は、マイクロ
プログラムメモリ100と、マイクロプログラムアドレ
スレジスタ110と、リターンアドレスレジスタ120
と、マイクロ命令レジスタ130と、マイクロ命令デコ
ーダ200と、フラグレジスタ210と、パターンメモ
リ220と、命令制御レジスタ230とを含んで構成さ
れている。 【0030】また、演算装置30は、演算制御部300
と、先入先出(First−In,First−Out(FIFO))
メモリ400とから構成されている。 【0031】各構成要素は通常のディジタル制御で用い
られるものであり、特に説明を要しない。ただし、この
実施例によれば、演算制御部300は、論理アドレス演
算部(Aユニット)310と、物理アドレス演算部(B
ユニット)320と、カラーデータ演算部(Cユニッ
ト)330とに分割されている。 【0032】上記Aユニット310では主として描画ア
ルゴリズムに従って描画点が画面中のどこにあるかを演
算算出し、Bユニット320では表示用メモリの必要な
アドレスを演算し、Cユニット330は表示用メモリに
書き込むカラーデータを算出するものである。 【0033】図5には、1画素を4ビットで表示する表
示装置の構成例が示されており、図4の図形処理装置で
指定された表示用データが表示装置50で表示される構
成が示されている。 【0034】図5において、図形処理装置(図4)から
のアドレスAD指令に基づいて、表示用メモリ13から
読み出された表示用データDTのD0,D4,D8,D
12が表示変換装置40内の4ビットの並列−直列変換
器410に供給される。この変換器410から映像信号
AD0が得られる。同様にして、表示用データDTのう
ちのD1,D5,D9,D13を表示変換装置40内の並
列−直列変換器420に供給し、この変換器420から
映像信号AD1が得られる。表示用データDTのうちの
D2,D6,D10,D14を表示変換装置40内の並
列−直列変換器430に供給し、この変換器430から
映像信号AD2が得られる。また、表示用データDTの
うちのD3,D7,D11,D15を表示変換装置40
内の並列−直列変換器440に供給し、この変換器44
0から映像信号AD3が得られる。映像信号AD0〜A
D3は表示変換装置40を構成するビデオインタフェー
ス回路450に送られ、色変換やDA変換等の処理を経
て表示装置50にて表示される。 【0035】次に、演算制御部300の各ユニットの具
体的構成を図6乃至図8を参照しながら説明する。 【0036】図6においてAユニットである論理アドレ
ス演算部310は、図4に示すようであり、FIFOバ
ッファ(FBUF)3101と、汎用レジスタ3102
と、領域管理レジスタ3103及び3105と、領域判
定比較器3104と、終了点レジスタ3106と、終了
判定比較器3107と、ソースラッチ3108及び31
09と、算術論理演算器(ALU)3110と、ディス
ティネーションラッチ(DLA)3111と、バススイ
ッチ3112と、読み出しバス(UBA,UBB)31
13及び3114と、書き込みバス(WBA)3115
とを備えている。 【0037】図7において、Bユニットである物理アド
レス演算部320は、ディスティネーションラッチ(D
LB)3201と、算術演算器(A)3202と、ソー
スラッチ3203及び3204と、オフセットレジスタ
3205と、画面幅レジスタ3206と、コマンドレジ
スタ3207と、汎用レジスタ3208と、読み出しバ
ス(UBB)3209と、書き込みバス(WBB)321
0とを備えている。尚、汎用レジスタ3208は、画素
単位コマンドの現在アドレスレジスタ(DPH,DP
L)と、語単位コマンドのアドレスレジスタ(RWP
H,RWPL)と、作業用レジスタ(T2H,T2L)
とを備えている。 【0038】さらに、図8において、Cユニットである
カラーデータ演算部330は、バレルシフタ3301
と、カラーレジスタ3302と、マスクレジスタ330
3と、カラー比較器3304と、論理演算器3305
と、書き込みデータバッファ3306と、パターンRAMバ
ッファ3307と、パターンカウンタ3308と、パタ
ーン制御レジスタ3309と、読み出しデータバッファ
3310と、メモリアドレスレジスタ3311と、メモ
リ出力バス3312と、メモリ入力バス3313とを備
えている。尚マスクレジスタ3303は、レジスタ(C
MSK)と、レジスタ(GMSK)とからなる。 【0039】上述のように構成された実施例の作用を説
明する。 【0040】まず、各要素の基本的動作を説明する。中
央処理装置など他の装置から送られてくる命令やパラメ
ータ等の制御データCDTは、一方でメモリ400に書
き込まれ、他方で命令制御レジスタ230に直接書き込
まれる。 【0041】レジスタ230は、各種のグラフィックビ
ットモードを記憶させたものであり、後述するように、
この実施例によれば5つの画素モードのうちから1つを
選択できるようになっている。この選択は利用データC
DTで行うことができる。 【0042】メモリ400は、いわゆる“First−In,F
irst−Out”(以下、FIFOとする。)のメモリであ
り、該メモリ400に記憶された命令を演算制御部30
0により読み出し該演算制御装置300内のレジスタに
格納する。また、この命令情報の一部CIDはアドレス
レジスタ110に転送される。 【0043】アドレスレジスタ110はマイクロプログ
ラムメモリ100のアドレスを管理し、このアドレスは
クロックに同期して更新される。該アドレスレジスタ1
10から出力されるアドレスに応じてマイクロプログラ
ムメモリ100から図13に示すようなマイクロ命令を
読み出す。メモリ100から読み出された命令は、図1
3に示すように48ビットからなり、#0〜#7通りの
制御モードが選択できるようになっている。しかして、
該命令はレジスタ130に一時記憶され、レジスタ23
0の選択したモードに従って動作するデコーダ200を
介して、所定の制御信号CCSを発生し演算制御部30
0の各部を制御する。ここで、図13のマイクロ命令の
各フィールドの機能を説明する。 【0044】図13において、「RU」はUBAバス3
113に接続されるレジスタを指定する命令である。
「RV」はVBAバス3114に接続されるレジスタを
指定する命令である。「RW」はWBAバス3115上
のデータが書き込まれるレジスタを指定する命令であ
る。「FUNCA」はAユニットの算出論理演算器311
0の演算を指定する命令である。「SFT」はソースラ
ッチ3108に付加されたシフタ(SFTA)のシフト
モードを指定する命令である。「ADF−L」はマイク
ロプログラムアドレスレジスタ110に戻される次アド
レスの下位4ビットを指定する命令である。「AC」は
マイクロ命令の次アドレスを制御する命令である。「A
DF−H」はマイクロプログラムアドレスレジスタ11
0に戻される次アドレスの上位6ビットを指定する命令
である。また、#4〜#7の各マイクロ命令ではアドレ
スの上位6ビットは更新できない。「FUNCB」はB
ユニットの算術演算器3202の演算モードを指定する
命令である。「ECD」は演算の実行条件を指定する命
令である。「BCD」は分岐の条件を指定する命令であ
る。「FLAG」はフラグレジスタ210へのフラグの
反映を指定する命令である。「V」は表示用メモリ13
へのアクセス可否をテストするかどうかを指定する命令
である。「FIFO」はFIFO400への読み書きを
制御する命令である。「LITERAL」は8ビットのリテラル
データを指定する命令である。「LC」はリテラルデー
タの生成モードを指定する命令である。「FF」は各部
の特殊フリップフロップのセット,リセットを制御する
命令である。「S」は符号フラグの選択を指定する命令
である。「MC」は表示用メモリ13のリード・ライト
を制御する命令である。「DR」はパターンRAMの走
査を制御する命令である。「BC」はBユニットの算術
演算器3202への入力経路を制御する命令である。
「RB」はBユニットの読み出し、書き込みレジスタを
選択する命令である。マイクロ命令は上述の命令を有し
ており、これにより制御装置20が演算装置30を制御
する。 【0045】尚、リターンアドレスレジスタ120はサ
ブルーチンの戻り番地を記憶する。フラグレジスタ21
0は種々の条件フラグを記憶する。パターンメモリ22
0は図形処理に用いる基本パターンを記憶する。 【0046】それでは、画像データのメモリ格納する動
作について説明するが、その前に本実施例で用いる各デ
ータのビットレイアウトについて説明する。 【0047】まず、グラフィックモードについて説明す
る。 【0048】本実施例では、コマンド制御レジスタ23
0に記憶されたグラフィックビットモード(GBM)の
指定に従って5種類の異なる動作モードを選択できる。 【0049】図9には各モードにおける表示用メモリの
1語のビット構成が示されている。 (a).1ビット/画素モード(GBM=“000”) これは、白黒画像のように1画素を1ビットで表現する
場合に用いるモードであり、表示用メモリの1語には連
続する16画素のデータが格納されることになる。 【0050】 (b).2ビット/画素モード(GBM=001) これは、1画素を2ビットで表現するものであり、4色
または4階調までの表示に用いることができる。従っ
て、表示用メモリ13の1語には連続する8画素のデー
タが格納できることになる。 【0051】 (c).4ビット/画素モード(GBM=010) これは、1画素を4ビットで表現するものであり、表示
用メモリの1語のデータには連続する4画素のデータが
格納できることになる。 【0052】 (d).8ビット/画素モード(GBM=011) これは、1画素を8ビットで表現するものであり、表示
用メモリの1語には2画素分のデータを格納することが
できる。 【0053】 (e).16ビット/画素モード(GBM=100) これは、1画素を16ビットで表現するものであり、表
示用メモリの1語が1画素データに対応することにな
る。 【0054】次に、画素アドレスについて説明する。 【0055】図10は、図9の各モードに対応する画素
アドレスを説明するものである。物理アドレス演算部の
レジスタ3208ではメモリアドレスの下位に4ビット
を付加したビットアドレス(物理アドレス)WADを管
理している。下位4ビットの情報WADは、1語内の画
素位置を指定するために用いられ、各ビット/画素モー
ドに応じて動作する。図において、“*”印は演算に無
関係なビットを示している。 【0056】図11は、前記(c)項の「4ビット/画
素モード」を例として表示用メモリの空間的な配置を示
したものである。メモリアドレスは図11(A)のメモ
リマップに示すようにリニアアドレスとして付けられて
おり、これが図11(B)に示すような2次元画像とし
て表示される。画面の横軸は図7の画面幅レジスタ(M
W)3206に記憶されており、このMWは、画面の横
幅が何ビットで構成されているかを示している。したが
って、4ビット/画素モードの場合では水平方向にMW
/4画素が表示されることになる。また、4ビットで1
画素を表示しているので1語のデータの場合は、図11
(C)で示すように水平方向に連続する4画素分のデー
タとして表示される。図7のオフセット発生回路200
1ではオフセット値として“4”を発生しオフセットレ
ジスタに記憶されている。従って、物理アドレスを水平
方向に1画素分移動するにはオフセット値を加減算すれ
ばよいことがわかる。また、垂直方向に1画素分移動す
るにはレジスタ(MW)3206の値を加減算すればよ
い。 【0057】以上のように本実施例で用いるデータのビ
ットレイアウトの例を説明した。 【0058】次に、これらデータに用いて画像データを
表示用メモリ13に格納する動作を説明する。 【0059】外部の中央処理装置から送られてくる命令
やパラメータ等の制御データCDTは、一方でメモリ4
00に書き込まれると共に、他方では命令制御レジスタ
230に書き込まれる。 【0060】ここで、命令制御レジスタ230に記憶さ
れ指定されたグラフィックビットモード(GBM)が、
例えば4ビット/1画素モード(GBM=010)の場
合について説明することにする。 【0061】命令制御レジスタ230によってグラフィ
ックビットモード(GBM)が4ビット/1画素に指定
されると、以後表示用メモリ13内の1語のデータは図
9に示すように4ビット毎に分割されたものとして取り
扱われることになる。 【0062】外部の中央処理装置からの命令やパラメー
タ等CDTは、メモリ400に次々と格納される。該メ
モリ400に記憶されたデータをAユニット310のFI
FOバッファ3101に取り込まれる。以下にAユニット
310の動作を説明する。このFIFOバッファ310
1に取り込まれたデータは内部バス3113との間でや
り取りをし、それぞれ必要なレジスタに記憶させる。こ
れはバスからソースラッチ3109を介して論理演算器
3110に入力され所定の演算をされてその結果が一時
ディスティネーションラッチ(DLA)3111に格納
される。この結果は、汎用レジスタ3102に記憶され
る。この汎用レジスタ3102にはパラメータのメータ
座標空間での現在の座標点を記憶している。 【0063】汎用レジスタ3102にある現在のX−Y
座標が読み出しバス3113,3114のいずれかから読み
出されて、それが算出幅現演算器(ALu)3110に
入力される。この演算器(ALu)3110にて演算さ
れた結果は、ディスティネーションラッチ(DLA)3
111,書き込みバス3115を介して汎用レジスタ3
102に再び記憶される。これら一連の動作は図13に
示すマイクロプログラムの命令に従って実行されること
になる。 【0064】また、書き込みバス3115上のデータは
領域管理レジスタ3103及び3106に入力される。かか
る領域管理レジスタ3103及び3105に入力された
データは領域判定比較器3104で比較される。これら
データから比較器3104では、X軸の最小値か又はX
軸最大値かが、Y軸の最小値又はY軸の最大値かが判定
され、その判定結果はフラグレジスタ210に送られ
る。 【0065】さらに、書き込みバス3115のデータは
終了点レジスタ3106に記憶され、これを介して終了
判定比較器3107に入力される。終了判定比較器31
07では、あらかじめこの比較器3107に記憶された
X軸及びY軸の終了点と、上記データとを比較し、その
終了点と上記データとが一致しているか否かの検出を行
う。その比較検出結果はフラグレジスタ210に反映さ
れる。 【0066】上述したように比較器3104及び310
7,演算器3110の結果はフラグレジスタ210に集
められて、マイクロ命令デコーダ200に入力され、マ
イクロプログラムの流れを変えることに用いられること
になる。 【0067】以上のようにAユニット310は動作し
て、パラメータで与えられたX−Y座標値を解読して、
それぞれ例えば線を引くとか、円を書くとかの命令解釈
をするのである。 【0068】次に、Bユニット320の動作について説
明する。 【0069】Aユニット310で解釈されたデータはレ
ジスタ3208に入力される。レジスタ3208のデー
タが読み出しバス3209及びソースラッチ3204を
介して演算器(ALL)3202に入力される。この演
算器3202で演算された結果はディスティネーション
ラッチ3201で一時記憶されて、各バス3113,3
114,3209及び3210に出力できる。ここで
は、バス3210を経由して該レジスタ3208に書き
込まれる。該レジスタ3208は、16ビット1ワード
のものが2本で1語構成になっており、合計32ビット
1語で物理アドレスを記憶する。該レジスタ3208は
前記32ビットのレジスタが3種あり、3種のデータを
記憶することができる。すなわち、該レジスタ3208
のレジスタDPが現在の描画点X−Yに対応する実際の
描画点の物理アドレスを記憶する。しかして、Aユニッ
ト310のレジスタ3102のX−Y座標が移動する
と、これに対応してレジスタDPの物理アドレスが移動
する。 【0070】物理アドレスを変更することは、X軸方向
については元の物理アドレスに可変設定可能な所定の値
(オフセット値×移動したい点までの値)を加減算すれば
よく、またY軸方向は所定の値を加減算すればよい。す
なわち、該レジスタ2001によって指定された画像モ
ードに基づいてオフセットレジスタ3205には、画素
アドレスを水平方向に1画素分移動する際の定数が設定
される。この定数とデータとを演算器3202で演算す
ることにより水平方向の移動物理アドレスが算出され
る。例えば、画素モードが「1ビット/画素モード」の
ときは定数は1でよく、1画素移動させると1ビットず
れるだけである。これが「4ビット/画素モード」のと
きは定数は4となり、1画素移動させると4ビット分ず
れることになる。 【0071】また、ここで垂直に1画素分移動させるた
めには、画面幅レジスタ3206に設定された定数を用
いて演算すれば、1画素分を移動することが可能とな
る。もちろん例えば、4画素分移動させるには、4ビッ
ト分を加えればその分移動することになる。 【0072】そして、以上のようにBユニット320は
動作して上記Aユニット310で決定されるX−Y座標
に対応して実際の物理アドレスを得るのである。 【0073】最後に、Cユニット330の動作について
説明する。 【0074】Cユニット330は図11に示す表示用メ
モリ13に対して出力バス3312と入力バス3313
とで接続されている。出力バス3312にはCユニット
330からまずアドレス情報ADが出力され、次いでデー
タDTが出力される。 【0075】まず、アドレス情報ADはBユニット32
0を経由し、かつUBBバス3209を介してメモリアドレ
スレジスタ3311に書き込まれ、メモリアドレスレジ
スタ3311の(MARL)及び(MARH)に記憶さ
れる。このレジスタ3311に記憶されたメモリアドレ
スが出力バス3312を介して表示用メモリ13に送ら
れると、表示用メモリ13から入力バス3313を介し
て該メモリ13の指定された1語の表示用データDTが
読み出される。読み出された表示用データDTは読み出
しデータバッファ3310に記憶される。ここで表示用
データDTが図形を描く場合は演算器3305に入力さ
れる。 【0076】次に、マスクレジスタ3303からのマス
ク情報(1語のうちのどのビットをマスクするかを指定
する情報)を演算器3305に入力する。尚、マスク情
報は、WBBバス3201から直接書き込まれるレジス
タ(CMSK)、または1語内のアドレスデコーダ20
02によって生成されるデータを記憶するレジスタ(G
MSK)から送出される。 【0077】加えて、色情報をカラーレジスタ3302
で選択して演算器3305に与える。そして、演算器3
305では、上記データDT,マスク情報及び色情報に
基づいて論理演算して、その演算結果を書き込みレジス
タ3306に出力する。尚、色情報及びパターン情報
は、パターンカウンタ3308及び描画パターンレジス
タ3309で形成されたアドレス信号によって指定され
ることにより、パターンRAM220からパターンRA
Mバッファ3307に記憶される。これをカラーレジス
タ3300に取り込んだり、または直接演算器3305
に入力する。 【0078】このようにCユニット330は動作して色
情報に対して変換処理することになる。 【0079】次に描画演算の手法を説明する。図12は
4ビット/画素モードの場合の1画素の描画演算の流れ
を模式的に示したものである。 【0080】描画パターンレジスタ3309及びパター
ンレジスタ3308で指定されたアドレスによりパター
ンRAM220から描画カラーデータ(C0,C1)が
読み出され、パターンRAMバッファ3307を介して
カラーレジスタ3302に記憶させる。また、表示用メ
モリ13から読み出したデータ(Ca,Cb,Cc,C
d)は読み出しデータバッファ3310に記憶される。
これにカラーデータ及びデータなどは、それぞれ4ビッ
トの色情報あるいは階調情報である。パターンメモリ2
20からは1ビットのパターン情報が読み出されてお
り、そのデータの“0”,“1”に応じてカラーレジス
タ0またはカラーレジスタ1が選択され論理演算器33
05に供給される。メモリアドレスレジスタ3311に
記憶された物理アドレス情報の下位4ビットは図では
“10**”となっており、この情報は1語内アドレス
デコーダ2002を得てマスタレジスタ3303でマス
ク情報GMSKを発生する。一方、メモリアドレスレジ
スタ3311の下位4ビットを除く上位フィールドは表
示用メモリアドレスとして出力され表示用メモリ13の
1語が読み出される。論理演算器3305ではマスクレ
ジスタ3303のGMSKの“1”のビットで指定された部
分にのみ論理演算が施され書き込みデータCyを得て書
き込みバッファ3306に記憶させる。ここで、演算器
3305の論理演算の種類としては、カラーレジスタの
値への書き換え,論理演算(AND,OR,EOR),
条件付描画(読み出しカラーが所定の条件を満足する場
合のみ描画)などがある。ビット/画素モードが他のモ
ードの場合には発生されるGMSK情報が異なるのみで
同様の演算が施される。しかして、再びアドレス情報A
D及びデータDTの順にアドレスレジスタ3311及び
レジスタ3306から出力バス3312に送出され表示
用メモリ13の所定のアドレスに書き込まれる。 【0081】このように本実施例によれば、1回の読み
出し,更新・書き込み処理によって1度に1画素分のデ
ータを更新できるため、処理効率のよい描画が可能とな
る。また、16ビット/画素モード以外の場合にも、複
数画素のデータを16ビット長に詰め込んで処理するた
め、メモリの使用効率が良く、他の機器と表示用メモリ
間のデータ転送効率も良い。さらに、本実施例では画素
当りのビット長の異なる5種類に対する動作モードを設
けているため汎用性の高い構成となっている。 【0082】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、1回の読み出し,更新・書き込み処理によって1
画素分の全データを変更できるので、描画処理を高速化
できるという効果がある。
に係り、特に1画素分のデータの更新処理について、メ
モリから読み出し、これを更新し、かつメモリに再書き
込みをする一連の処理をほぼ同時に行えるようにして処
理速度を向上させるに好適なデータ処理システムに関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来よりグラフィック処理機能を集積回
路をもって実現した図形処理装置としては、1画素を1
ビットで表現する単一色の図形表示データを処理するも
のが知られていた。 【0003】図1は、かかる従来の図形処理装置を多色
又は多階調の図形処理に応用した場合の例を示すブロッ
ク図である。 【0004】図1において、11は処理装置、12はア
ドレスデコーダ、13は複数のメモリである。 【0005】ここで、1つの処理装置11が出力するア
ドレス信号ADをアドレスデコーダ12でデコードし、
複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択し、処理
装置11からのデータ信号DTを、アドレス信号ADで
指定されたメモリ13の番地に書き込むことになる。 【0006】また、所定のメモリ13の所定の番地の記
憶内容を書き換えたい場合は、1つの処理装置11が出
力するアドレス信号ADをアドレスデコーダ12でデコ
ードし、複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択
し、かつ処理装置11で指定した番地内のデータDTを
処理装置11内に読み込み、これを更新して、再び同一
メモリ13の同一番地に書き込むようにしている。 【0007】さらに、1つの処理装置11が出力するア
ドレス信号ADをアドレスデコーダ12でデコードし、
複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択し、処理
装置11からのアドレス信号ADに基づいて映像信号V
D1,VD2,……,VDnを得て、これらを合成し図
示しないディスプレイ装置で表示するものである。 【0008】しかしながら、このような装置によると、
多色(n色)又は多階調(n階調)の処理に際して同一
の画像処理をn回繰り返したり、あるいは1ビットの1
画素を表示するためにもn回繰り返して画像処理をする
必要があった。 【0009】このため、2値画像処理に比較してn倍の
処理時間が必要となるという不都合があった。 【0010】また、図2に示すように、n台の表示用メ
モリ13に対して、それぞれ1台ずつの処理装置11を
もって処理するような方式も提案された。 【0011】このような方式によれば、処理時間は2値
画像の場合とほぼ同程度となるものの、装置が大型化す
るとともに複雑化し、加えて中央処理装置の負担が増大
してしまうという不都合があった。 【0012】さらに、このような処理を集積回路によっ
て行おうとする場合には、端子数が過大となり実現が困
難であるという不都合もあった。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記不都合な
問題点に鑑みてなされたものである。 【0014】本発明の目的は、1画素が複数ビットで表
現される多色あるいは多階調の画像データを2値画像の
場合とほぼ同じ処理速度で処理する画像データ処理装置
及びそれを用いたシステムを提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記目的は、描画点の2
次元座標を管理する座標点レジスタと、現在の描画座標
点を更新する演算器と、2次元座標空間の矩形領域を定
義する領域管理レジスタと、描画座標点が所定の領域内
にあるかどうかを判定する領域判定比較器とを有し、座
標点レジスタに記憶された描画座標点が、演算器にて更
新されるごとに、領域判定比較器にて、所定の領域内に
あるかどうかを判定し、判定結果に応じて処理を変更す
ることにより達成することができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明するが、その前に本発明の基礎となっ
た事項について説明する。 【0017】本発明の基礎となった事項を以下に説明す
る。 【0018】本発明は次のようにしたものである。 【0019】まず、第一に、1画素を、(a)1ビット
で表現するもの、(b)2ビットで表現するもの、
(c)4ビットで表現するもの、(d)8ビットで表現
するもの、(e)16ビットで表現するもの、というよ
うに5通りの画素モードを選択できるようにしたこと
(図9参照)。 【0020】第二に、画素アドレスを採用したこと。し
かして、この画素アドレスは、表示用メモリのアドレス
を指定するアドレス情報MADと、そのアドレスで指定
された1語内のどの位置かを指定する1語内アドレス情
報WADとから構成されていること(図10参照)。 【0021】第三に、画素アドレス中のアドレス情報で
指定された表示用メモリアドレスにおける1語の表示用
データを表示用メモリから読み出し、次に画素アドレス
中の1語内アドレス情報で指定された表示用データ中の
所定のビット部分のみを書き換えし、それを再び表示用
メモリの当該アドレス部に書き込むようにしたものであ
り、1画素分の複数ビットデータを同時処理し得るよう
にしたことにある。 【0022】次に本発明の実施例について説明する。 【0023】また、以下では同一の符号は同一の対象を
示すものとする。 【0024】図3は本発明に係る図形処理装置が適用さ
れる装置の例を示すブロック図である。 【0025】図3において、図形処理装置は、表示用メ
モリ13内の表示データを書き込み,書き換え及び読み
出し制御する演算装置30と、該演算装置30を一定の
順序で制御する制御装置20とから構成されている。ま
た、図形処理装置により表示用メモリ13から読み出さ
れた表示用データが表示変換装置40によって映像信号
にされて表示装置50に表示される。 【0026】上記演算装置30は、表示用メモリ13の
アドレスと表示用メモリ13中の1語の表示データ内の
画素位置とを指定する情報からなる画素アドレスを順次
算出し、前記算出された画素アドレスにおける表示用メ
モリ13のアドレス情報から表示用メモリ13中の1語
の表示データを読み出し、このように読み出された表示
データに対して、前記画素アドレスにおける画素位置指
定情報を基にデコードして形成した指定画素位置に相当
する複数ビット位置を指定する情報をもって、その表示
データの所定の画素のビットにのみ描画論理算出し、か
かる論理演算した結果を再び前記表示用メモリ13に書
き込むようにしたものである。 【0027】尚、60は外部計算機であり、この外部計
算機60からの制御データに従って図形処理装置が動作
するものである。 【0028】図4はこの発明に係る図形処理装置の実施
例を示すブロック図である。 【0029】同図において、制御装置20は、マイクロ
プログラムメモリ100と、マイクロプログラムアドレ
スレジスタ110と、リターンアドレスレジスタ120
と、マイクロ命令レジスタ130と、マイクロ命令デコ
ーダ200と、フラグレジスタ210と、パターンメモ
リ220と、命令制御レジスタ230とを含んで構成さ
れている。 【0030】また、演算装置30は、演算制御部300
と、先入先出(First−In,First−Out(FIFO))
メモリ400とから構成されている。 【0031】各構成要素は通常のディジタル制御で用い
られるものであり、特に説明を要しない。ただし、この
実施例によれば、演算制御部300は、論理アドレス演
算部(Aユニット)310と、物理アドレス演算部(B
ユニット)320と、カラーデータ演算部(Cユニッ
ト)330とに分割されている。 【0032】上記Aユニット310では主として描画ア
ルゴリズムに従って描画点が画面中のどこにあるかを演
算算出し、Bユニット320では表示用メモリの必要な
アドレスを演算し、Cユニット330は表示用メモリに
書き込むカラーデータを算出するものである。 【0033】図5には、1画素を4ビットで表示する表
示装置の構成例が示されており、図4の図形処理装置で
指定された表示用データが表示装置50で表示される構
成が示されている。 【0034】図5において、図形処理装置(図4)から
のアドレスAD指令に基づいて、表示用メモリ13から
読み出された表示用データDTのD0,D4,D8,D
12が表示変換装置40内の4ビットの並列−直列変換
器410に供給される。この変換器410から映像信号
AD0が得られる。同様にして、表示用データDTのう
ちのD1,D5,D9,D13を表示変換装置40内の並
列−直列変換器420に供給し、この変換器420から
映像信号AD1が得られる。表示用データDTのうちの
D2,D6,D10,D14を表示変換装置40内の並
列−直列変換器430に供給し、この変換器430から
映像信号AD2が得られる。また、表示用データDTの
うちのD3,D7,D11,D15を表示変換装置40
内の並列−直列変換器440に供給し、この変換器44
0から映像信号AD3が得られる。映像信号AD0〜A
D3は表示変換装置40を構成するビデオインタフェー
ス回路450に送られ、色変換やDA変換等の処理を経
て表示装置50にて表示される。 【0035】次に、演算制御部300の各ユニットの具
体的構成を図6乃至図8を参照しながら説明する。 【0036】図6においてAユニットである論理アドレ
ス演算部310は、図4に示すようであり、FIFOバ
ッファ(FBUF)3101と、汎用レジスタ3102
と、領域管理レジスタ3103及び3105と、領域判
定比較器3104と、終了点レジスタ3106と、終了
判定比較器3107と、ソースラッチ3108及び31
09と、算術論理演算器(ALU)3110と、ディス
ティネーションラッチ(DLA)3111と、バススイ
ッチ3112と、読み出しバス(UBA,UBB)31
13及び3114と、書き込みバス(WBA)3115
とを備えている。 【0037】図7において、Bユニットである物理アド
レス演算部320は、ディスティネーションラッチ(D
LB)3201と、算術演算器(A)3202と、ソー
スラッチ3203及び3204と、オフセットレジスタ
3205と、画面幅レジスタ3206と、コマンドレジ
スタ3207と、汎用レジスタ3208と、読み出しバ
ス(UBB)3209と、書き込みバス(WBB)321
0とを備えている。尚、汎用レジスタ3208は、画素
単位コマンドの現在アドレスレジスタ(DPH,DP
L)と、語単位コマンドのアドレスレジスタ(RWP
H,RWPL)と、作業用レジスタ(T2H,T2L)
とを備えている。 【0038】さらに、図8において、Cユニットである
カラーデータ演算部330は、バレルシフタ3301
と、カラーレジスタ3302と、マスクレジスタ330
3と、カラー比較器3304と、論理演算器3305
と、書き込みデータバッファ3306と、パターンRAMバ
ッファ3307と、パターンカウンタ3308と、パタ
ーン制御レジスタ3309と、読み出しデータバッファ
3310と、メモリアドレスレジスタ3311と、メモ
リ出力バス3312と、メモリ入力バス3313とを備
えている。尚マスクレジスタ3303は、レジスタ(C
MSK)と、レジスタ(GMSK)とからなる。 【0039】上述のように構成された実施例の作用を説
明する。 【0040】まず、各要素の基本的動作を説明する。中
央処理装置など他の装置から送られてくる命令やパラメ
ータ等の制御データCDTは、一方でメモリ400に書
き込まれ、他方で命令制御レジスタ230に直接書き込
まれる。 【0041】レジスタ230は、各種のグラフィックビ
ットモードを記憶させたものであり、後述するように、
この実施例によれば5つの画素モードのうちから1つを
選択できるようになっている。この選択は利用データC
DTで行うことができる。 【0042】メモリ400は、いわゆる“First−In,F
irst−Out”(以下、FIFOとする。)のメモリであ
り、該メモリ400に記憶された命令を演算制御部30
0により読み出し該演算制御装置300内のレジスタに
格納する。また、この命令情報の一部CIDはアドレス
レジスタ110に転送される。 【0043】アドレスレジスタ110はマイクロプログ
ラムメモリ100のアドレスを管理し、このアドレスは
クロックに同期して更新される。該アドレスレジスタ1
10から出力されるアドレスに応じてマイクロプログラ
ムメモリ100から図13に示すようなマイクロ命令を
読み出す。メモリ100から読み出された命令は、図1
3に示すように48ビットからなり、#0〜#7通りの
制御モードが選択できるようになっている。しかして、
該命令はレジスタ130に一時記憶され、レジスタ23
0の選択したモードに従って動作するデコーダ200を
介して、所定の制御信号CCSを発生し演算制御部30
0の各部を制御する。ここで、図13のマイクロ命令の
各フィールドの機能を説明する。 【0044】図13において、「RU」はUBAバス3
113に接続されるレジスタを指定する命令である。
「RV」はVBAバス3114に接続されるレジスタを
指定する命令である。「RW」はWBAバス3115上
のデータが書き込まれるレジスタを指定する命令であ
る。「FUNCA」はAユニットの算出論理演算器311
0の演算を指定する命令である。「SFT」はソースラ
ッチ3108に付加されたシフタ(SFTA)のシフト
モードを指定する命令である。「ADF−L」はマイク
ロプログラムアドレスレジスタ110に戻される次アド
レスの下位4ビットを指定する命令である。「AC」は
マイクロ命令の次アドレスを制御する命令である。「A
DF−H」はマイクロプログラムアドレスレジスタ11
0に戻される次アドレスの上位6ビットを指定する命令
である。また、#4〜#7の各マイクロ命令ではアドレ
スの上位6ビットは更新できない。「FUNCB」はB
ユニットの算術演算器3202の演算モードを指定する
命令である。「ECD」は演算の実行条件を指定する命
令である。「BCD」は分岐の条件を指定する命令であ
る。「FLAG」はフラグレジスタ210へのフラグの
反映を指定する命令である。「V」は表示用メモリ13
へのアクセス可否をテストするかどうかを指定する命令
である。「FIFO」はFIFO400への読み書きを
制御する命令である。「LITERAL」は8ビットのリテラル
データを指定する命令である。「LC」はリテラルデー
タの生成モードを指定する命令である。「FF」は各部
の特殊フリップフロップのセット,リセットを制御する
命令である。「S」は符号フラグの選択を指定する命令
である。「MC」は表示用メモリ13のリード・ライト
を制御する命令である。「DR」はパターンRAMの走
査を制御する命令である。「BC」はBユニットの算術
演算器3202への入力経路を制御する命令である。
「RB」はBユニットの読み出し、書き込みレジスタを
選択する命令である。マイクロ命令は上述の命令を有し
ており、これにより制御装置20が演算装置30を制御
する。 【0045】尚、リターンアドレスレジスタ120はサ
ブルーチンの戻り番地を記憶する。フラグレジスタ21
0は種々の条件フラグを記憶する。パターンメモリ22
0は図形処理に用いる基本パターンを記憶する。 【0046】それでは、画像データのメモリ格納する動
作について説明するが、その前に本実施例で用いる各デ
ータのビットレイアウトについて説明する。 【0047】まず、グラフィックモードについて説明す
る。 【0048】本実施例では、コマンド制御レジスタ23
0に記憶されたグラフィックビットモード(GBM)の
指定に従って5種類の異なる動作モードを選択できる。 【0049】図9には各モードにおける表示用メモリの
1語のビット構成が示されている。 (a).1ビット/画素モード(GBM=“000”) これは、白黒画像のように1画素を1ビットで表現する
場合に用いるモードであり、表示用メモリの1語には連
続する16画素のデータが格納されることになる。 【0050】 (b).2ビット/画素モード(GBM=001) これは、1画素を2ビットで表現するものであり、4色
または4階調までの表示に用いることができる。従っ
て、表示用メモリ13の1語には連続する8画素のデー
タが格納できることになる。 【0051】 (c).4ビット/画素モード(GBM=010) これは、1画素を4ビットで表現するものであり、表示
用メモリの1語のデータには連続する4画素のデータが
格納できることになる。 【0052】 (d).8ビット/画素モード(GBM=011) これは、1画素を8ビットで表現するものであり、表示
用メモリの1語には2画素分のデータを格納することが
できる。 【0053】 (e).16ビット/画素モード(GBM=100) これは、1画素を16ビットで表現するものであり、表
示用メモリの1語が1画素データに対応することにな
る。 【0054】次に、画素アドレスについて説明する。 【0055】図10は、図9の各モードに対応する画素
アドレスを説明するものである。物理アドレス演算部の
レジスタ3208ではメモリアドレスの下位に4ビット
を付加したビットアドレス(物理アドレス)WADを管
理している。下位4ビットの情報WADは、1語内の画
素位置を指定するために用いられ、各ビット/画素モー
ドに応じて動作する。図において、“*”印は演算に無
関係なビットを示している。 【0056】図11は、前記(c)項の「4ビット/画
素モード」を例として表示用メモリの空間的な配置を示
したものである。メモリアドレスは図11(A)のメモ
リマップに示すようにリニアアドレスとして付けられて
おり、これが図11(B)に示すような2次元画像とし
て表示される。画面の横軸は図7の画面幅レジスタ(M
W)3206に記憶されており、このMWは、画面の横
幅が何ビットで構成されているかを示している。したが
って、4ビット/画素モードの場合では水平方向にMW
/4画素が表示されることになる。また、4ビットで1
画素を表示しているので1語のデータの場合は、図11
(C)で示すように水平方向に連続する4画素分のデー
タとして表示される。図7のオフセット発生回路200
1ではオフセット値として“4”を発生しオフセットレ
ジスタに記憶されている。従って、物理アドレスを水平
方向に1画素分移動するにはオフセット値を加減算すれ
ばよいことがわかる。また、垂直方向に1画素分移動す
るにはレジスタ(MW)3206の値を加減算すればよ
い。 【0057】以上のように本実施例で用いるデータのビ
ットレイアウトの例を説明した。 【0058】次に、これらデータに用いて画像データを
表示用メモリ13に格納する動作を説明する。 【0059】外部の中央処理装置から送られてくる命令
やパラメータ等の制御データCDTは、一方でメモリ4
00に書き込まれると共に、他方では命令制御レジスタ
230に書き込まれる。 【0060】ここで、命令制御レジスタ230に記憶さ
れ指定されたグラフィックビットモード(GBM)が、
例えば4ビット/1画素モード(GBM=010)の場
合について説明することにする。 【0061】命令制御レジスタ230によってグラフィ
ックビットモード(GBM)が4ビット/1画素に指定
されると、以後表示用メモリ13内の1語のデータは図
9に示すように4ビット毎に分割されたものとして取り
扱われることになる。 【0062】外部の中央処理装置からの命令やパラメー
タ等CDTは、メモリ400に次々と格納される。該メ
モリ400に記憶されたデータをAユニット310のFI
FOバッファ3101に取り込まれる。以下にAユニット
310の動作を説明する。このFIFOバッファ310
1に取り込まれたデータは内部バス3113との間でや
り取りをし、それぞれ必要なレジスタに記憶させる。こ
れはバスからソースラッチ3109を介して論理演算器
3110に入力され所定の演算をされてその結果が一時
ディスティネーションラッチ(DLA)3111に格納
される。この結果は、汎用レジスタ3102に記憶され
る。この汎用レジスタ3102にはパラメータのメータ
座標空間での現在の座標点を記憶している。 【0063】汎用レジスタ3102にある現在のX−Y
座標が読み出しバス3113,3114のいずれかから読み
出されて、それが算出幅現演算器(ALu)3110に
入力される。この演算器(ALu)3110にて演算さ
れた結果は、ディスティネーションラッチ(DLA)3
111,書き込みバス3115を介して汎用レジスタ3
102に再び記憶される。これら一連の動作は図13に
示すマイクロプログラムの命令に従って実行されること
になる。 【0064】また、書き込みバス3115上のデータは
領域管理レジスタ3103及び3106に入力される。かか
る領域管理レジスタ3103及び3105に入力された
データは領域判定比較器3104で比較される。これら
データから比較器3104では、X軸の最小値か又はX
軸最大値かが、Y軸の最小値又はY軸の最大値かが判定
され、その判定結果はフラグレジスタ210に送られ
る。 【0065】さらに、書き込みバス3115のデータは
終了点レジスタ3106に記憶され、これを介して終了
判定比較器3107に入力される。終了判定比較器31
07では、あらかじめこの比較器3107に記憶された
X軸及びY軸の終了点と、上記データとを比較し、その
終了点と上記データとが一致しているか否かの検出を行
う。その比較検出結果はフラグレジスタ210に反映さ
れる。 【0066】上述したように比較器3104及び310
7,演算器3110の結果はフラグレジスタ210に集
められて、マイクロ命令デコーダ200に入力され、マ
イクロプログラムの流れを変えることに用いられること
になる。 【0067】以上のようにAユニット310は動作し
て、パラメータで与えられたX−Y座標値を解読して、
それぞれ例えば線を引くとか、円を書くとかの命令解釈
をするのである。 【0068】次に、Bユニット320の動作について説
明する。 【0069】Aユニット310で解釈されたデータはレ
ジスタ3208に入力される。レジスタ3208のデー
タが読み出しバス3209及びソースラッチ3204を
介して演算器(ALL)3202に入力される。この演
算器3202で演算された結果はディスティネーション
ラッチ3201で一時記憶されて、各バス3113,3
114,3209及び3210に出力できる。ここで
は、バス3210を経由して該レジスタ3208に書き
込まれる。該レジスタ3208は、16ビット1ワード
のものが2本で1語構成になっており、合計32ビット
1語で物理アドレスを記憶する。該レジスタ3208は
前記32ビットのレジスタが3種あり、3種のデータを
記憶することができる。すなわち、該レジスタ3208
のレジスタDPが現在の描画点X−Yに対応する実際の
描画点の物理アドレスを記憶する。しかして、Aユニッ
ト310のレジスタ3102のX−Y座標が移動する
と、これに対応してレジスタDPの物理アドレスが移動
する。 【0070】物理アドレスを変更することは、X軸方向
については元の物理アドレスに可変設定可能な所定の値
(オフセット値×移動したい点までの値)を加減算すれば
よく、またY軸方向は所定の値を加減算すればよい。す
なわち、該レジスタ2001によって指定された画像モ
ードに基づいてオフセットレジスタ3205には、画素
アドレスを水平方向に1画素分移動する際の定数が設定
される。この定数とデータとを演算器3202で演算す
ることにより水平方向の移動物理アドレスが算出され
る。例えば、画素モードが「1ビット/画素モード」の
ときは定数は1でよく、1画素移動させると1ビットず
れるだけである。これが「4ビット/画素モード」のと
きは定数は4となり、1画素移動させると4ビット分ず
れることになる。 【0071】また、ここで垂直に1画素分移動させるた
めには、画面幅レジスタ3206に設定された定数を用
いて演算すれば、1画素分を移動することが可能とな
る。もちろん例えば、4画素分移動させるには、4ビッ
ト分を加えればその分移動することになる。 【0072】そして、以上のようにBユニット320は
動作して上記Aユニット310で決定されるX−Y座標
に対応して実際の物理アドレスを得るのである。 【0073】最後に、Cユニット330の動作について
説明する。 【0074】Cユニット330は図11に示す表示用メ
モリ13に対して出力バス3312と入力バス3313
とで接続されている。出力バス3312にはCユニット
330からまずアドレス情報ADが出力され、次いでデー
タDTが出力される。 【0075】まず、アドレス情報ADはBユニット32
0を経由し、かつUBBバス3209を介してメモリアドレ
スレジスタ3311に書き込まれ、メモリアドレスレジ
スタ3311の(MARL)及び(MARH)に記憶さ
れる。このレジスタ3311に記憶されたメモリアドレ
スが出力バス3312を介して表示用メモリ13に送ら
れると、表示用メモリ13から入力バス3313を介し
て該メモリ13の指定された1語の表示用データDTが
読み出される。読み出された表示用データDTは読み出
しデータバッファ3310に記憶される。ここで表示用
データDTが図形を描く場合は演算器3305に入力さ
れる。 【0076】次に、マスクレジスタ3303からのマス
ク情報(1語のうちのどのビットをマスクするかを指定
する情報)を演算器3305に入力する。尚、マスク情
報は、WBBバス3201から直接書き込まれるレジス
タ(CMSK)、または1語内のアドレスデコーダ20
02によって生成されるデータを記憶するレジスタ(G
MSK)から送出される。 【0077】加えて、色情報をカラーレジスタ3302
で選択して演算器3305に与える。そして、演算器3
305では、上記データDT,マスク情報及び色情報に
基づいて論理演算して、その演算結果を書き込みレジス
タ3306に出力する。尚、色情報及びパターン情報
は、パターンカウンタ3308及び描画パターンレジス
タ3309で形成されたアドレス信号によって指定され
ることにより、パターンRAM220からパターンRA
Mバッファ3307に記憶される。これをカラーレジス
タ3300に取り込んだり、または直接演算器3305
に入力する。 【0078】このようにCユニット330は動作して色
情報に対して変換処理することになる。 【0079】次に描画演算の手法を説明する。図12は
4ビット/画素モードの場合の1画素の描画演算の流れ
を模式的に示したものである。 【0080】描画パターンレジスタ3309及びパター
ンレジスタ3308で指定されたアドレスによりパター
ンRAM220から描画カラーデータ(C0,C1)が
読み出され、パターンRAMバッファ3307を介して
カラーレジスタ3302に記憶させる。また、表示用メ
モリ13から読み出したデータ(Ca,Cb,Cc,C
d)は読み出しデータバッファ3310に記憶される。
これにカラーデータ及びデータなどは、それぞれ4ビッ
トの色情報あるいは階調情報である。パターンメモリ2
20からは1ビットのパターン情報が読み出されてお
り、そのデータの“0”,“1”に応じてカラーレジス
タ0またはカラーレジスタ1が選択され論理演算器33
05に供給される。メモリアドレスレジスタ3311に
記憶された物理アドレス情報の下位4ビットは図では
“10**”となっており、この情報は1語内アドレス
デコーダ2002を得てマスタレジスタ3303でマス
ク情報GMSKを発生する。一方、メモリアドレスレジ
スタ3311の下位4ビットを除く上位フィールドは表
示用メモリアドレスとして出力され表示用メモリ13の
1語が読み出される。論理演算器3305ではマスクレ
ジスタ3303のGMSKの“1”のビットで指定された部
分にのみ論理演算が施され書き込みデータCyを得て書
き込みバッファ3306に記憶させる。ここで、演算器
3305の論理演算の種類としては、カラーレジスタの
値への書き換え,論理演算(AND,OR,EOR),
条件付描画(読み出しカラーが所定の条件を満足する場
合のみ描画)などがある。ビット/画素モードが他のモ
ードの場合には発生されるGMSK情報が異なるのみで
同様の演算が施される。しかして、再びアドレス情報A
D及びデータDTの順にアドレスレジスタ3311及び
レジスタ3306から出力バス3312に送出され表示
用メモリ13の所定のアドレスに書き込まれる。 【0081】このように本実施例によれば、1回の読み
出し,更新・書き込み処理によって1度に1画素分のデ
ータを更新できるため、処理効率のよい描画が可能とな
る。また、16ビット/画素モード以外の場合にも、複
数画素のデータを16ビット長に詰め込んで処理するた
め、メモリの使用効率が良く、他の機器と表示用メモリ
間のデータ転送効率も良い。さらに、本実施例では画素
当りのビット長の異なる5種類に対する動作モードを設
けているため汎用性の高い構成となっている。 【0082】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、1回の読み出し,更新・書き込み処理によって1
画素分の全データを変更できるので、描画処理を高速化
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の図形処理装置を示すブロック図。
【図2】従来の図形処理装置を示すブロック図。
【図3】本発明に係る図形処理装置が適用される装置を
示すブロック図。 【図4】本発明に係る図形処理装置の実施例を示すブロ
ック図。 【図5】同実施例が適用される表示装置を示すブロック
図。 【図6】図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図7】図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図8】図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図9】同実施例で用いる表示用データのビットレイア
ウトを示す説明図。 【図10】同実施例で用いる画素アドレスのビットレイ
アウトを示す説明図。 【図11】画像メモリと表示装置間の構成を示すブロッ
ク図。 【図12】同実施例の描画演算動作を説明するために示
す説明図。 【図13】同実施例で用いるマイクロ命令の形式を示す
説明図。 【符号の説明】 20…制御装置、30…演算装置、300…演算制御
部、310…論理アドレス演算部、320…物理アドレ
ス演算部、330…カラーデータ演算部、2002…1語内
アドレスデコーダ。
示すブロック図。 【図4】本発明に係る図形処理装置の実施例を示すブロ
ック図。 【図5】同実施例が適用される表示装置を示すブロック
図。 【図6】図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図7】図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図8】図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図9】同実施例で用いる表示用データのビットレイア
ウトを示す説明図。 【図10】同実施例で用いる画素アドレスのビットレイ
アウトを示す説明図。 【図11】画像メモリと表示装置間の構成を示すブロッ
ク図。 【図12】同実施例の描画演算動作を説明するために示
す説明図。 【図13】同実施例で用いるマイクロ命令の形式を示す
説明図。 【符号の説明】 20…制御装置、30…演算装置、300…演算制御
部、310…論理アドレス演算部、320…物理アドレ
ス演算部、330…カラーデータ演算部、2002…1語内
アドレスデコーダ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
G06F 15/66 J
(72)発明者 梶原 久志
茨城県日立市幸町3丁目2番1号 日立
エンジニアリング株式会社内
(56)参考文献 特開 昭54−104741(JP,A)
特開 昭56−66894(JP,A)
特開 昭58−160983(JP,A)
実開 昭57−190579(JP,U)
実開 昭58−52586(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G09G 5/39
G06F 12/02
G06T 1/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.CPUと、 1ワード内に複数の画素データを有し、1つの前記画素
データは複数ビットから構成され、前記画素データは1
ワード単位でアクセスされる画像データを構成し、前記
画像データを複数保持するメモリと、 前記CPUからの命令に基づいて描画位置を求める演算
器と、描画領域を定義する領域管理レジスタと、前記演
算器で求めた描画位置が前記描画領域内にあるか否かを
判定する領域判定比較器とを有し、前記演算器によって
求められた描画位置が前記判定比較器にて所定の領域内
にあると判定された場合に、前記画像データの該描画点
に対応する画素データを処理するグラフィックスプロセ
ッサとを有するデータ処理装置。 2.CPUと、 1ワード内に複数の画素データを有し、1つの前記画素
データは複数ビットから構成され、前記画素データは1
ワード単位でアクセスされる画像データを構成し、前記
画像データを複数保持するメモリと、 前記メモリに格納された画像データを表示する表示装置
と、 前記CPUからの命令に基づいて描画位置を求める演算
器と、描画領域を定義する領域管理レジスタと、前記演
算器で求めた描画位置が前記描画領域内にあるか否かを
判定する領域判定比較器とを有し、前記演算器によって
求められた描画位置が前記判定比較器にて所定の領域内
にあると判定された場合に、前記画像データの該描画点
に対応する画素データを処理するグラフィックスプロセ
ッサとを有するデータ処理装置。 3.CPUと、 1ワード内に複数の画素データを有し、1つの前記画素
データは複数ビットから構成され、前記画素データは1
ワード単位でアクセスされる画像データを構成し、前記
画像データを複数保持するメモリと、 前記CPUからの命令に基づいてX−Y座標の描画位置
を求める論理アドレス部と、前記論理アドレス部で求め
られたX−Y座標から前記メモリの物理アドレスを求め
る物理アドレス部と、前記物理アドレス部で求められた
アドレスに基づいて所定の画素を処理する処理部とを有
し、前記論理アドレス部は予め定められた所定の領域内
のX−Y座標の描画位置を求め、前記処理部は前記論理
アドレスで求められた描画位置に対応する画素データを
処理するグラフィックスプロセッサとを有するデータ処
理装置。 4.CPUと、 1ワード内に複数の画素データを有し、1つの前記画素
データは複数ビットから構成され、前記画素データは1
ワード単位でアクセスされる画像データを構成し、前記
画像データを複数保持するメモリと、 前記メモリに格納された画像データを表示する表示装置
と、 前記CPUからの命令に基づいてX−Y座標の描画位置
を求める論理アドレス部と、前記論理アドレス部で求め
られたX−Y座標から前記メモリの物理アドレスを求め
る物理アドレス部と、前記物理アドレス部で求められた
アドレスに基づいて所定の画素を処理する処理部とを有
し、前記論理アドレス部は予め定められた所定の領域内
のX−Y座標の描画位置を求め、前記処理部は前記論理
アドレスで求められた描画位置に対応する画素データを
処理するグラフィックスプロセッサとを有するデータ処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10123066A JP3090644B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 画像データ処理装置及びそれを用いたシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10123066A JP3090644B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 画像データ処理装置及びそれを用いたシステム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9077154A Division JP2887122B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 画像データ処理装置及びそれを用いたシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1145083A JPH1145083A (ja) | 1999-02-16 |
JP3090644B2 true JP3090644B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=14851360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10123066A Expired - Lifetime JP3090644B2 (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 画像データ処理装置及びそれを用いたシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090644B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05149380A (ja) * | 1991-11-22 | 1993-06-15 | Tokkyo Kiki Kk | 防振装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5121671B2 (ja) * | 2008-10-30 | 2013-01-16 | 株式会社東芝 | 画像処理プロセッサ |
-
1998
- 1998-05-06 JP JP10123066A patent/JP3090644B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05149380A (ja) * | 1991-11-22 | 1993-06-15 | Tokkyo Kiki Kk | 防振装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1145083A (ja) | 1999-02-16 |
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