JP2656754C - - Google Patents

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JP2656754C
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明はデータ処理装置又はシステムに係り、特に1画素分のデータの更新処
理について、メモリから読み出し、これを更新し、かつメモリに再書き込みをす
る一連の処理をほぼ同時に行えるようにして画像データの処理速度を向上させる
に好適な画像処理装置を有するデータ処理装置又はシステムに関する。 【従来の技術】 従来よりグラフィック処理機能を集積回路をもって実現した図形処理装置とし
ては、1画素を1ビットで表現する単一色の図形表示データを処理するものが知
られていた。 図1は、かかる従来の図形処理装置を多色又は多階調の図形処理に応用した場
合の例を示すブロック図である。 図1において、11は処理装置、12はアドレスデコーダ、13は複数のメモ
リである。 ここで、1つの処理装置11が出力するアドレス信号ADをアドレスデコーダ
12でデコードし、複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択し、処理装置
11からのデータ信号DTを、アドレス信号ADで指定されたメモリ13の番地
に書き込むことになる。 また、所定のメモリ13の所定の番地の記憶内容を書き換えたい場合は、1つ
の処理装置11が出力するアドレス信号ADをアドレスデコーダ12でデコード
し、複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択し、かつ処理装置11で指定
した番地内のデータDTを処理装置11内に読み込み、これを更新して、再び同
一メモリ13の同一番地に書き込むようにしている。 さらに、1つの処理装置11が出力するアドレス信号ADをアドレスデコーダ
12でデコードし、複数ある表示用メモリ13の所定のものを選択し、処理装置
11からのアドレス信号A Dに基づいて映像信号VD1,VD2,……,VDnを得て、これらを合成し図示
しないディスプレイ装置で表示するものである。 しかしながら、このような装置によると、多色(n色)又は多階調(n階調)
の処理に際して同一の画像処理をn回繰り返したり、あるいは1ビットの1画素
を表示するためにもn回繰り返して画像処理をする必要があった。 このため、2値画像処理に比較してn倍の処理時間が必要となるという不都合
があった。 また、図2に示すように、n台の表示用メモリ13に対して、それぞれ1台ず
つの処理装置11をもって処理するような方式も提案された。 このような方式によれば、処理時間は2値画像の場合とほぼ同程度となるもの
の、装置が大型化するとともに複雑化し、加えて中央処理装置の負担が増大して
しまうという不都合があった。 さらに、このような処理を集積回路によって行おうとする場合には、端子数が
過大となり実現が困難であるという不都合もあった。 【発明が解決しようとする課題】 本発明は上記不都合な問題点に鑑みてなされたものである。 本発明の目的は、1画素が複数ビットで表現される多色あるいは多階調の画像
データを2値画像の場合とほぼ同じ処理速度で処理する画像データ処理装置及び
それを用いたシステムを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 本発明の特徴は、プログラム又はデータを保持するシステムメモリと、上記プ
ログラムを実行して上記データを処理し、画像データを処理するためのコマンド
又はデータを生成するデータプロセッサと、複数ビットによって1画素データを
構成し、データのアクセス単位である1ワード内に上記1画素データを複数まと
めて配置して1ワードの画像データを構成し、上記画像データを複数保持するグ
ラフィックメモリと、上記データプロセッサからのコマンド又はデータに従って
、上記画像データを上記1ワード単位にアクセスするために、上記1ワードの画
像データを指定するメモリアドレスによって指定される上記画像データを上記グ
ラフィックメモリから読み出し、上記メモリアドレスによって指定された上記1
ワードの画像データ内の所定の画素データを指定する画素アドレスによって所定
の画素データを指定し、上記指定された画素データを上記コマンドに従って処理
し、上記処理された画素データを含む1ワードの画像データを上記グラフィック
メモリに書き込むグラフィックプロセッサとを少なくとも有す ることにある。 本発明の他の特徴は、プログラム又はデータを保持するシステムメモリと、上
記プログラムを実行して上記データを処理し、画像データを処理するためのコマ
ンド又はデータを生成するデータプロセッサと、複数ビットによって1画素デー
タを構成し、データのアクセス単位である1ワード内に上記1画素データを複数
まとめて配置して1ワードの画像データを構成し、上記画像データを複数保持す
るグラフィックメモリと、上記データプロセッサからのコマンド又はデータをデ
コードして画像データに関する処理を実行するための制御を行う制御部と、上記
制御部の制御信号に応じて、上記画像データに関する処理を行うべき画像処理点
の論理アドレスを保持し、上記論理アドレスを演算処理する論理アドレス処理部
と、上記論理アドレス処理部から得られた論理アドレスを、上記グラフィックメ
モリに格納されている上記画像データを指定するメモリアドレスと上記メモリア
ドレスによって指定された1ワード内の所定の画素データを指定する画素アドレ
スに変換する物理アドレス処理部と、上記1ワード単位にアクセスするために、
上記1ワードの画像データを指定するメモリアドレスによって指定される上記画
像データを上記グラフィックメモリから読み出し、上記メモリアドレスによって
指定された上記1ワードの画像データ内の所定の画素データを指定する画素アド
レスによって所定の画素データを指定し、上記指定された画素データを画像デー
タの処理に関する命令に従って処理し、上記処理された画素データを含む1ワー
ドの画像データを上記グラフィックメモリに書き込む画像データ処理部とを有す
るグラフィックプロセッサとを少なくとも有することにある。 本発明の他の特徴は、プログラム又はデータを保持するシステムメモリと、上
記プログラムを実行して上記データを処理し、画像データを処理するためのコマ
ンド又はデータを生成するデータプロセッサと、複数ビットによって1画素デー
タを構成し、データのアクセス単位である1ワード内に上記1画素データを複数
まとめて配置して1ワードの画像データを構成し、上記画像データを複数保持す
るグラフィックメモリと、上記データプロセッサからのコマンド又はデータに従
って、上記画像データを上記1ワード単位にアクセスするために、上記1ワード
の画像データを指定するメモリアドレスによって指定される上記画像データを上
記グラフィックメモリから読み出し、上記メモリアドレスによって指定された上
記1ワードの画像データ内の所定の画素データを指定する画素アドレスによって
所定の画素データを指定し、上記指定された画素データを上記コマンドに従って
処理し、上記処理された画素データを含む1ワードの画像データを上記グラフィ
ックメモリに書き込むグラフィックプロセッサと、上記グラフィックメモリに保
持された上記画像データを上記グラフィックメモリから出力する出力装置と を少なくとも有することにある。 本願発明の他の特徴は、プログラム又はデータを保持するシステムメモリと、
上記プログラムを実行して上記データを処理し、画像データを処理するためのコ
マンド又はデータを生成するデータプロセッサと、複数ビットによって1画素デ
ータを構成し、データのアクセス単位である1ワード内に上記1画素データを複
数まとめて配置して1ワードの画像データを構成し、上記画像データを複数保持
するグラフィックメモリと、上記データプロセッサからのコマンド又はデータを
デコードして画像データに関する処理を実行するための制御を行う制御部と、上
記制御部の制御信号に応じて、上記画像データに関する処理を行うべき画像処理
点の論理アドレスを保持し、上記論理アドレスを演算処理する論理アドレス処理
部と、上記論理アドレス処理部から得られた論理アドレスを、上記グラフィック
メモリに格納されている上記画像データを指定するメモリアドレスと上記メモリ
アドレスによって指定された1ワード内の所定の画素データを指定する画素アド
レスに変換する物理アドレス処理部と、上記1ワード単位にアクセスするために
、上記1ワードの画像データを指定するメモリアドレスによって指定される上記
画像データを上記グラフィックメモリから読み出し、上記メモリアドレスによっ
て指定された上記1ワードの画像データ内の所定の画素データを指定する画素ア
ドレスによって所定の画素データを指定し、上記指定された画素データを画像デ
ータの処理に関する命令に従って処理し、上記処理された画素データを含む1ワ
ードの画像データを上記グラフィックメモリに書き込む画像データ処理部とを有
するグラフィックプロセッサと、上記グラフィックメモリに保持された上記画像
データを上記グラフィックメモリから出力する出力装置とを少なくとも有するこ
とにある。 【作用】 このように構成することによって、画像データを保持したメモリのアクセスが
高速になり、高速な画像データの処理が達成され、2値画像データとほぼ同じ処
理速度を達成することができる。 【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明するが、その前
に本発明の基礎となった事項について説明する。 本発明の基礎となった事項を以下に説明する。 本発明は次のようにしたものである。 まず、第一に、1画素を、(a)1ビットで表現するもの、(b)2ビットで
表現するもの、(c)4ビットで表現するもの、(d)8ビットで表現するもの
、(e)16ビットで表現 するもの、というように5通りの画素モードを選択できるようにしたこと(図9
参照)。 第二に、画素アドレスを採用したこと。しかして、この画素アドレスは、表示
用メモリのアドレスを指定するアドレス情報MADと、そのアドレスで指定され
た1語内のどの位置かを指定する1語内アドレス情報WADとから構成されてい
ること(図10参照)。 第三に、画素アドレス中のアドレス情報で指定された表示用メモリアドレスに
おける1語の表示用データを表示用メモリから読み出し、次に画素アドレス中の
1語内アドレス情報で指定された表示用データ中の所定のビット部分のみを書き
換えし、それを再び表示用メモリの当該アドレス部に書き込むようにしたもので
あり、1画素分の複数ビットデータを同時処理し得るようにしたことにある。 次に本発明の実施例について説明する。 また、以下では同一の符号は同一の対象を示すものとする。 図3は本発明に係る図形処理装置が適用される装置の例を示すブロック図であ
る。 図3において、図形処理装置は、表示用メモリ13内の表示データを書き込み
,書き換え及び読み出し制御する演算装置30と、該演算装置30を一定の順序
で制御する制御装置20とから構成されている。また、図形処理装置により表示
用メモリ13から読み出された表示用データが表示変換装置40によって映像信
号にされて表示装置50に表示される。 上記演算装置30は、表示用メモリ13のアドレスと表示用メモリ13中の1
語の表示データ内の画素位置とを指定する情報からなる画素アドレスを順次算出
し、前記算出された画素アドレスにおける表示用メモリ13のアドレス情報から
表示用メモリ13中の1語の表示データを読み出し、このように読み出された表
示データに対して、前記画素アドレスにおける画素位置指定情報を基にデコード
して形成した指定画素位置に相当する複数ビット位置を指定する情報をもって、
その表示データの所定の画素のビットにのみ描画論理算出し、かかる論理演算し
た結果を再び前記表示用メモリ13に書き込むようにしたものである。 尚、60は外部計算機であり、この外部計算機60からの制御データに従って
図形処理装置が動作するものである。 図4はこの発明に係る図形処理装置の実施例を示すブロック図である。 同図において、制御装置20は、マイクロプログラムメモリ100と、マイク
ロプログラムアドレスレジスタ110と、リターンアドレスレジスタ120と、
マイクロ命令レジスタ130と、マイクロ命令デコーダ200と、フラグレジス
タ210と、パターンメモリ220と、命令制御レジスタ230とを含んで構成
されている。 また、演算装置30は、演算制御部300と、先入先出(First−In,First−O
ut(FIFO))メモリ400とから構成されている。 各構成要素は通常のディジタル制御で用いられるものであり、特に説明を要し
ない。ただし、この実施例によれば、演算制御部300は、論理アドレス演算部
(Aユニット)310と、物理アドレス演算部(Bユニット)320と、カラー
データ演算部(Cユニット)330とに分割されている。 上記Aユニット310では主として描画アルゴリズムに従って描画点が画面中
のどこにあるかを演算算出し、Bユニット320では表示用メモリの必要なアド
レスを演算し、Cユニット330は表示用メモリに書き込むカラーデータを算出
するものである。 図5には、1画素を4ビットで表示する表示装置の構成例が示されており、図
4の図形処理装置で指定された表示用データが表示装置50で表示される構成が
示されている。 図5において、図形処理装置(図4)からのアドレスAD指令に基づいて、表
示用メモリ13から読み出された表示用データDTのD0,D4,D8,D12が表
示変換装置40内の4ビットの並列−直列変換器410に供給される。この変換
器410から映像信号AD0が得られる。同様にして、表示用データDTのうち
のD1,D5,D9,D13を表示変換装置40内の並列−直列変換器420に供給
し、この変換器420から映像信号AD1が得られる。表示用データDTのうち
のD2,D6,D10,D14を表示変換装置40内の並列−直列変換器430に供給
し、この変換器430から映像信号AD2が得られる。また、表示用データDT
のうちのD3,D7,D11,D15を表示変換装置40内の並列−直列変換器440
に供給し、この変換器440から映像信号AD3が得られる。映像信号AD0〜
AD3は表示変換装置40を構成するビデオインタフェース回路450に送られ
、色変換やDA変換等の処理を経て表示装置50にて表示される。 次に、演算制御部300の各ユニットの具体的構成を図6乃至図8を参照しな
がら説明する。 図6においてAユニットである論理アドレス演算部310は、図4に示すよう
であり、FIFOバッファ(FBUF)3101と、汎用レジスタ3102と、
領域管理レジスタ3103及び3105と、領域判定比較器3104と、終了点
レジスタ3106と、終了判定比較器3107と、ソースラッチ3108及び3
109と、算術論理演算器(ALU)3110と、ディスティネーションラッチ
(DLA)3111と、バススイッチ3112と、読み出しバス(UBA,UB
B)3113及び3114と、書き込みバス(WBA)3115とを備えてい る。 図7において、Bユニットである物理アドレス演算部320は、ディスティネ
ーションラッチ(DLB)3201と、算術演算器(A)3202と、ソースラ
ッチ3203及び3204と、オフセットレジスタ3205と、画面幅レジスタ
3206と、コマンドレジスタ3207と、汎用レジスタ3208と、読み出し
バス(UBB)3209と、書き込みバス(WBB)3210とを備えている。尚、
汎用レジスタ3208は、画素単位コマンドの現在アドレスレジスタ(DPH,
DPL)と、語単位コマンドのアドレスレジスタ(RWPH,RWPL)と、作
業用レジスタ(T2H,T2L)とを備えている。 さらに、図8において、Cユニットであるカラーデータ演算部330は、バレ
ルシフタ3301と、カラーレジスタ3302と、マスクレジスタ3303と、
カラー比較器3304と、論理演算器3305と、書き込みデータバッファ3306
と、パターンRAMバッファ3307と、パターンカウンタ3308と、パター
ン制御レジスタ3309と、読み出しデータバッファ3310と、メモリアドレ
スレジスタ3311と、メモリ出力バス3312と、メモリ入力バス3313と
を備えている。尚マスクレジスタ3303は、レジスタ(CMSK)と、レジス
タ(GMSK)とからなる。 上述のように構成された実施例の作用を説明する。 まず、各要素の基本的動作を説明する。中央処理装置など他の装置から送られ
てくる命令やパラメータ等の制御データCDTは、一方でメモリ400に書き込
まれ、他方で命令制御レジスタ230に直接書き込まれる。 レジスタ230は、各種のグラフィックビットモードを記憶させたものであり
、後述するように、この実施例によれば5つの画素モードのうちから1つを選択
できるようになっている。この選択は利用データCDTで行うことができる。 メモリ400は、いわゆる“First−In,First−Out”(以下もFIFOとする)
のメモリであり、該メモリ400に記憶された命令を演算制御部300により読
み出し該演算制御部300内のレジスタに格納する。また、この命令情報の一部
CIDはアドレスレジスタ110に転送される。 アドレスレジスタ110はマイクロプログラムメモリ100のアドレスを管理
し、このアドレスはクロックに同期して更新される。該アドレスレジスタ110
から出力されるアドレスに応じてマイクロプログラムメモリ100から図13に
示すようなマイクロ命令を読み出す。メモリ100から読み出された命令は、図
13に示すように48ビットからなり、#0〜#7通 りの制御モードが選択できるようになっている。しかして、該命令はレジスタ1
30に一時記憶され、レジスタ230の選択したモードに従って動作するデコー
ダ200を介して、所定の制御信号CCSを発生し演算制御部300の各部を制
御する。ここで、図13のマイクロ命令の各フィールドの機能を説明する。 図13において、「RU」はUBAバス3113に接続されるレジスタを指定
する命令である。「RV」はVBAバス3114に接続されるレジスタを指定す
る命令である。「RW」はWBAバス3115上のデータが書き込まれるレジス
タを指定する命令である。「FUNCA」はAユニットの算出論理演算器3110
の演算を指定する命令である。「SFT」はリースラッチ3108に付加された
シフタ(SFTA)のシフトモードを指定する命令である。「ADF−L」はマイ
クロプログラムアドレスレジスタ110に戻される次アドレスの下位4ビットを
指定する命命である。「AC」はマイクロ命令の次アドレスを制御する命令であ
る。「ADF−H」はマイクロプログラムアドレスレジスタ110に戻される次ア
ドレスの上位6ビットを指定する命令である。また、#4〜#7の各マイクロ命
令ではアドレスの上位6ビットは更新できない。「FUNCB」はBユニットの
算術演算器3202の演算モードを指定する命令である。「ECD」は演算の実
行条件を指定する命令である。「BCD」は分岐の条件を指定する命令である。
「FLAG」はフラグレジスタ210へのフラグの反映を指定する命令である。
「V」は表示用メモリ13へのアクセス可否をテストするかどうかを指定する命
令である。「FIFO」はFIFO400への読み書きを制御する命令である。
「LITERAL」は8ビットのリテラルデータを指定する命令である。「LC」はリテ
ラルデータの生成モードを指定する命令である。「FF」は各部の特殊フリップ
フロップのセット,リセットを制御する命令である。「S」は符号フラグの選択
を指定する命令である。「MC」は表示用メモリ13のリード・ライトを制御す
る命令である。「DR」はパターンRAMの走査を制御する命令である。「BC
」はBユニットの算術演算器3202への入力経路を制御する命令である。「R
B」はBユニットの読み出し,書き込みレジスタを選択する命令である。 マイクロ命令は上述の命令を有しており、これにより制御装置20が演算装置3
0を制御する。 尚、リターンアドレスレジスタ120はサブルーチンの戻り番地を記憶する。 フラグレジスタ210は種々の条件フラグを記憶する。パターンメモリ220は
図形処理に用いる基本パターンを記憶する。 それでは、画像データのメモリ格納する動作について説明するが、その前に本
実施例で用い る各データのビットレイアウトについて説明する。 まず、グラフィックモードについて説明する。 本実施例では、コマンド制御レジスタ230に記憶されたグラフィックビット
モード(GBM)の指定に従って5種類の異なる動作モードを選択できる。 図9には各モードにおける表示用メモリの1語のビット構成が示されている。 (a).1ビット/画素モード(GBM=“000”) これは、白黒画像のように1画素を1ビットで表現する場合に用いるモードで
あり、表示用メモリの1語には連続する16画素のデータが格納されることにな
る。 (b).2ビット/画素モード(GBM=001) これは、1画素を2ビットで表現するものであり、4色または4階調までの表
示に用いることができる。従って、表示用メモリ13の1語には連続する8画素
のデータが格納できることになる。 (c).4ビット/画素モード(GBM=010) これは、1画素を4ビットで表現するものであり、表示用メモリの1語のデー
タには連続する4画素のデータが格納できることになる。 (d).8ビット/画素モード(GBM=011) これは、1画素を8ビットで表現するものであり、表示用メモリの1語には2
画素分のデータが格納することができる。 (e).16ビット/画素モード(GBM=100) これは、1画素を16ビットで表現するものであり、表示用メモリの1語が1
画素データに対応することになる。 次に、画素アドレスについて説明する。 図10は、図9の各モードに対応する画素アドレスを説明するものである。物
理アドレス演算部のレジスタ3208ではメモリアドレスの下位に4ビットを付
加したビットアドレス(物理アドレス)WADを管理している。下位4ビットの情
報WADは、1語内の画素位置を指定するために用いられ、各ビット/画素モー
ドに応じて動作する。図において、“*”印は演算に無関係なビットを示してい
る。 図11は、前記(c)項の「4ビット/画素モード」を例として表示用メモリ
の空間的な配置を示したものである。メモリアドレスは図11(A)のメモリマ
ップに示すようにリニアアドレスとして付けられており、これが図11(B)に
示すような2次元画像として表示される 。画面の横軸は図7の画面幅レジスタ(MW)3206に記憶されており、この
MWは、画面の横幅が何ビットで構成されているかを示している。従って、4ビ
ット/画素モードの場合では水平方向にMW/4画素が表示されることになる。
また、4ビットで1画素を表示しているので1語のデータの場合は、図11(C
)で示すように水平方向に連続する4画素分のデータとして表示される。図7の
オフセット発生回路2001ではオフセット値として“4”を発生しオフセット
レジスタに記憶されている。従って、物理アドレスを水平方向に1画素分移動す
るにはオフセット値を加減算すればよいことがわかる。また、垂直方向に1画素
分移動するにはレジスタ(MW)3206の値を加減算すればよい。 以上のように本実施例で用いるデータのビットレイアウトの例を説明した。 次に、これらデータに用いて画像データを表示用メモリ13に格納する動作を
説明する。 外部の中央処理装置から送られてくる命令やパラメータ等の制御データCDT
は、一方でメモリ400に書き込まれると共に、他方では命令制御レジスタ230
に書き込まれる。 ここで、命令制御レジスタ230に記憶され指定されたグラフィックビットモ
ード(GBM)が、例えば4ビット/1画素モード(GBM=010)の場合に
ついて説明することにする。 命令制御レジスタ230によってグラフィックビットモード(GBM)が4ビ
ット/1画素に指定されると、以後表示用メモリ13内の1語のデータは図9に
示すように4ビット毎に分割されたものとして取り扱われることになる。 外部の中央処理装置からの命令やパラメータ等CDTは、メモリ400に次々
と格納される。該メモリ400に記憶されたデータをAユニット310のFTFOバ
ッファ3101に取り込まれる。以下にAユニット310の動作を説明する。こ
のFIFOバッファ3101に取り込まれたデータは内部バス3113との間で
やり取りをし、それぞれ必要なレジスタに記憶させる。これはバスからリースラ
ッチ3109を介して論理演算器3110に入力され所定の演算をされてその結
果が一時ディスティネーションラッチ(DLA)3111に格納される。この結
果は、汎用レジスタ3102に記憶される。この汎用レジスタ3102にはパラ
メータのメータ座標空間での現在の座標点を記憶している。 汎用レジスタ3102にある現在のX−Y座標が読み出しバス3113,3114
のいずれかから読み出されて、それが算出幅現演算器(ALu)3110に入力
される。この演算器(ALu)3110にて演算された結果は、ディスティネー
ションラッチ(DLA)3111,書き込みバス3115を介して汎用レジスタ
3102に再び記憶される。これら一連の動作は図1 3に示すマイクロプログラムの命令に従って実行されることになる。 また、書き込みバス3115上のデータは領域管理レジスタ3103及び3105
に入力される。かかる領域管理レジスタ3103及び3105に入力されたデー
タは領域判定比較器3104で比較される。これらデータから比較器3104で
は、X軸の最小値か又はX軸最大値かが、Y軸の最小値又はY軸の最大値かが判
定され、その判定結果はフラッグレジスタ210に送られる。 さらに、書き込みバス3115のデータは終了点レジスタ3106に記憶され
、これを介して終了判定比較器3107に入力される。終了判定比較器3107
では、あらかじめこの比較器3107に記憶されたX軸及びY軸の終了点と、上
記データとを比較し、その終了点と上記データとが一致しているか否かの検出を
行う。その比較検出結果はフラッグレジスタ210に反映される。 上述したように比較器3104及び3107,演算器3110の結果はフラッ
グレジスタ210に集められて、マイクロ命令デコーダ200に入力され、マイ
クロプログラムの流れを変えることに用いられることになる。 以上のようにAユニット310は動作して、パラメータで与えられたX−Y座
標値を解読して、それぞれ例えば線を引くとか、円を書くとかの命令解釈をする
のである。 次に、Bユニット320の動作について説明する。 Aユニット310で解釈されたデータはレジスタ3208に入力される。レジ
スタ3208のデータが読み出しバス3209及びリースラッチ3204を介し
て演算器(ALL)3202に入力される。この演算器3202で演算された結
果はディスティネーションラッチ3201で一時記憶されて、各バス3113,
3114,3209及び3210に出力できる。ここでは、バス3210を経由
て該レジスタ3208に書き込まれる。該レジスタ3208は、16ビット1ワ
ードのものが2本で1語構成になっており、合計32ビット1語で物理アドレス
を記憶する。該レジスタ3208は前記32ビットのレジスタが3種あり、3種
のデータを記憶することができる。すなわち、該レジスタ3208のレジスタD
Pが現在の描画点X−Yに対応する実際の描画点の物理アドレスを記憶する。 しかして、Aユニット310のレジスタ3102のXY座標が移動すると、これ
に対応してレジスタDPの物理アドレスが移動する。 物理アドレスを変更することは、X軸方向については元の物理アドレスに可変
設定可能な所定の値(オフセット値×移動したい点までの値)を加減算すればよく
、またY軸方向は所定の値 を加減算すればよい。すなわち、該レジスタ2001によって指定された画像モ
ードに基づいてオフセットレジスタ3205には、画素アドレスを水平方向に1
画素分移動する際の定数が設定される。この定数とデータとを演算器3202で
演算することにより水平方向の移動物理アドレスが算出される。例えば、画素モ
ードが「1ビット/画素モード」のときは定数は1でよく、1画素移動させると
1ビットずれるだけである。これが「4ビット/画素モード」のときは定数は4
となり、1画素移動させると4ビット分ずれることになる。 また、ここで垂直に1画素分移動させるためには、画面幅レジスタ3206に
設定された定数を用いて演算すれば、1画素分を移動することが可能となる。も
ちろん例えば、4画素分移動させるには、4ビット分を加えればその分移動する
ことになる。 そして、以上のようにBユニット320は動作して上記Aユニット310で決
定されるX−Y座標に対応して実際の物理アドレスを得るのである。 最後に、Cユニット330の動作について説明する。 Cユニット330は図11に示す表示用メモリ13に対して出力バス3312
と入力バス3313とで接続されている。出力バス3312にはCユニット330
からまずアドレス情報ADが出力され、次いでデータDTが出力される。 まず、アドレス情報ADはBユニット320を経由し、かつUBBバス3209を
介してメモリアドレスレジスタ3311に書き込まれ、メモリアドレスレジスタ
3311の(MARL)及び(MARH)に記憶される。このレジスタ3311に記
憶されたメモリアドレスが出力バス3312を介して表示用メモリ13に送られ
ると、表示用メモリ13から入力バス3313を介して該メモリ13の指定され
た1語の表示用データDTが読み出される。読み出された表示用データDTは読
み出しデータバッファ3310に記憶される。ここで表示用データDTが図形を
描く場合は演算器3305に入力される。 次に、マスクレジスタ3303からのマスク情報(1語のうちのどのビットを
マスクするかを指定する情報)を演算器3305に入力する。尚、マスク情報は
、WBBバス3201から直接書き込まれるレジスタ(CMSK)、または1語
内のアドレスデコーダ2002によって生成されるデータを記憶するレジスタ(
GMSK)から送出される。 加えて、色情報をカラーレジスタ3302で選択して演算器3305に与える
。そして、演算器3305では、上記データDT,マスク情報及び色情報に基づ
いて論理演算して、その演算結果を書き込みレジスタ3306に出力する。尚、
色情報及びパターン情報は、パターンカウンタ3308及びパターン制御レジス
3309で形成されたアドレス信号によって指定 されることにより、パターンメモリ220からパターンRAMバッファ3307
に記憶される。これは、カラーレジスタ3302の選択に用いられたり、または
直接演算器3305に入力される。 このようにCユニット330は動作して色情報に対して変換処理することにな
る。 次に描画演算の手法を説明する。図12は4ビット/画素モードの場合の1画
素の描画演算の流れを模式的に示したものである。パターン制御レジスタ 3309及びパターンカウンタ3308で指定されたアド
レスによりパターンメモリ220からパターン情報が読み出され、パターンRA
Mバッファ3307に記憶されカラーレジスタの選択に用いられる。また、表示
用メモリ13から読み出したデータ(Ca,Cb,Cc,Cd)は読み出しデータバッ
ファ3310に記憶される。これにカラーデータ及びデータなどは、それぞれ4
ビットの色情報あるいは階調情報である。パターンメモリ220からは1ビット
のパターン情報が読み出されており、そのデータの“0”,“1”に応じてカラ
ーレジスタ0またはカラーレジスタ1が選択され論理演算器3305に供給され
る。メモリアドレスレジスタ3311に記憶された物理アドレス情報の下位4ビ
ットは図では“10**”となっており、この情報は1語内アドレスデコーダ2
002を得てマスタレジスタ3303でマスク情報GMSKを発生する。一方、メモ
リアドレスレジスタ3311の下位4ビットを除く上位フィールドは表示用メモ
リアドレスとして出力され表示用メモリ13の1語が読み出される。論理演算器
3305ではマスクレジスタ3303のGMSKの“1”のビットで指定された
部分にのみ論理演算が施され書き込みデータCyを得て書き込みバッファ330
6に記憶させる。ここで、演算器3305の論理演算の種類としては、カラーレ
ジスタの値への書き換え、論理演算(AND,OR,EOR),条件付描画(読み出
しカラーが所定の条件を満足する場合のみ描画)などがある。ビット/画素モー
ドが他のモードの場合には発生されるGMSK情報が異なるのみで同様の演算が
施される。しかして、再びアドレス情報AD及びデータDTの順にアドレスレジ
スタ3311及びレジスタ3306から出力バス33312に送出され表示用メモリ
13の所定のアドレスに書き込まれる。 このように本実施例によれば、1回の読み出し,更新・書き込み処理によって
一度に1画素分のデータを更新できるため、処理効率のよい描画が可能となる。 また、16ビット/画素モード以外の場合にも、複数画素のデータを16ビット
長に詰め込んで処理するため、メモリの使用効率が良く、他の機器と表示用メモ
リ間のデータ転送効率も良い。さらに、本実施例では画素当りのビット長の異な
る5種類に対する動作モードを設けてい るため汎用性の高い構成となっている。 【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれば、1回の読み出し、更新・書き込み処理
によって1画素分の全データを変更できるので、描画処理を高速化できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】 従来の図形処理装置を示すブロック図。 【図2】 従来の図形処理装置を示すブロック図。 【図3】 本発明に係る図形処理装置が適用される装置を示すブロック図。 【図4】 本発明に係る図形処理装置の実施例を示すブロック図。 【図5】 同実施例が適用される表示装置を示すブロック図。 【図6】 図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図7】 図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図8】 図4の図形処理装置の詳細を示すブロック図。 【図9】 同実施例で用いる表示用データのビットレイアウトを示す説明図。 【図10】 同実施例で用いる画素アドレスのビットレイアウトを示す説明図。 【図11】 画像メモリと表示装置間の構成を示すブロック図。 【図12】 同実施例の描画演算動作を説明するために示す説明図。 【図13】 同実施例で用いるマイクロ命令の形式を示す説明図。 【符号の説明】 20…制御装置、30…演算装置、300…演算制御部、310…論理アドレ
ス演算部、320…物理アドレス演算部、330…カラーデータ演算部、2002…
1語内アドレスデコーダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プログラム又はデータを保持するシステムメモリと、 上記プログラムを実行して上記データを処理し、画像データを処理するための
    コマンド又はデータを生成するデータプロセッサと、 複数ビットによって1画素データを構成し、データのアクセス単位である1ワ
    ード内に上記1画素データを複数まとめて配置して1ワードの画像データを構成
    し、上記画像データを複数保持するグラフィックメモリと、 上記データプロセッサからのコマンド又はデータに従って、上記画像データを
    上記1ワード単位にアクセスするために、上記1ワードの画像データを指定する
    メモリアドレスによって指定される上記画像データを上記メモリ手段から読み出
    し、上記メモリアドレスによって指定された上記1ワードの画像データ内の所定
    のビットを指定する画素アドレスによって所定のビットを指定し、上記指定され
    たビットを上記コマンドに従って処理し、上記処理されたビットを含む1ワード
    の画像データを上記グラフィックメモリに書き込むグラフィックプロセッサとを
    少なくとも有することを特徴とするデータ処理装置。 【請求項2】 請求項1において、 上記画像データは、1つの画素データを構成するビット数を変えることによっ
    て、上記1ワードに含まれる画素データの数を変更することを特徴とするデータ
    処理装置。 【請求項3】 請求項2において、 上記1ワードに含まれる画素データの数を変更することで、上記画素アドレス
    を変更することを特徴とするデータ処理装置。 【請求項4】 請求項1項において、 上記画像データは、上記1ワードに含まれる画素データの数を変えることによ
    って、1つの上記画素データを構成するビット数を変更することを特徴とするデ
    ータ処理装置。 【請求項5】 請求項4項において、 上記1つの画素データを構成するビット数を変更することで、上記画素アドレ
    スを変更することを特徴とするデータ処理装置。 【請求項6】 請求項1項乃至第5項のいずれか1項において、 上記グラフィックプロセッサは、上記画像データの上記メモリアドレスと上記
    画素アドレスを保持するレジスタと、上記画像データを水平方向に移動するため
    に1画素データを構成するビット数に基づく第一のオフセットを保持する第一の
    オフセットレジスタと、上記画像データを垂直方向に移動するために画面幅を構
    成する画素数に基づく第二のオフセットを保持する第二のオフセットレジスタと
    、上記レジスタと上記第一のオフセットレジスタと上記第二のオフセットレジス
    タに保持されたデータを用いて演算して移動先のメモリアドレスと画素アドレス
    を演算することを特徴とするデータ処理装置。 【請求項7】 請求項1項乃至第6項のいずれか1項において、 上記メモリアドレスによって指定される画像データの中の上記画素アドレスで
    示されるビットは、少なくとも1つの画素データを構成する複数ビットであるこ
    とを特徴とするデータ処理装置。 【請求項8】 請求項1項乃至第7項のいずれか1項において、 上記グラフィックプロセッサは、上記メモリアドレスと上記画素アドレスとか
    ら物理アドレスを生成し、上記物理アドレスによって画像データを処理すること
    を特徴とするデータ処理装置。 【請求項9】 請求項1項乃至第8項のいずれか1項において、 上記画素アドレスは、上記画像データの所定ビットを指定するための1ワード
    内のビット位置を指定するマスク情報であることを特徴とするデータ処理装置。 【請求項10】 プログラム又はデータを保持するシステムメモリと、 上記プログラムを実行して上記データを処理し、画像データを処理するための
    コマンド又はデータを生成するデータプロセッサと、 複数ビットによって1画素データを構成し、データのアクセス単位である1ワ
    ード内に上記1画素データを複数まとめて配置して1ワードの画像データを構成
    し、上記画像データを複数保持するグラフィックメモリと、 上記データプロセッサからのコマンド又はデータをデコードして画像データに
    関する処理を実行するための制御を行う制御部と、上記制御部の制御信号に応じ
    て、上記画像データに関する処理を行うべき画像処理点の論理アドレスを保持し
    、上記論理アドレスを演算処理する論理アドレス処理部と、上記論理アドレス処
    理部から得られた論理アドレスを、上記グラフィックメモリに格納されている上
    記画像データを指定するメモリアドレスと上記メモリアドレスによって指定され
    た1ワード内の所定ビットを指定する画素アドレスに変換する物理アドレス処理
    部と、上記1ワード単位にアクセスするために、上記1ワードの画像データを指
    定するメモリアドレスによって指定される上記画像データを上記グラフィックメ
    モリから読み出し、上記メモリアドレスによって指定された上記1ワードの画像
    データ内の所定のビットを指定する画素アドレスによって所定のビットを指定し
    、上記指定されたビットを画像データの処理に関する命令に従って処理し、上記
    処理されたビットを含む1ワードの画像データを上記グラフィックメモリに書き
    込む画像データ処理部とを有するグラフィックプロセッサとを少なくとも有する
    ことを特徴とするデータ処理装置。 【請求項11】 請求項10項において、 上記制御部によって上記画像データの処理に関する命令をデコードし、上記デ
    コードした内容に応じて1つの画素データを構成するビット数を変えることを特
    徴とするデータ処理装置。 【請求項12】 請求項11項において、 上記1つの画素データを構成するビット数を変更することで、上記画素アドレ
    スを変更することを特徴とするデータ処理装置。 【請求項13】 請求項10項において、 上記制御部によって上記画像データの処理に関する命令をデコードし、上記デ
    コードした内容に応じて上記1ワードに含まれる画素データの数を変更すること
    を特徴とするデータ処理装置。 【請求項14】 請求項13項において、 上記1ワードに含まれる画素データの数を変更することで、上記画素アドレス
    を変更することを特徴とするデータ処理装置。 【請求項15】 請求項10項乃至第14項のいずれか1項において、 上記制御部は、上記データプロセッサから与えられる画像データの処理に関す
    るコマンド又はデータを保持する命令メモリ部を有し、上記命令メモリ部に保持
    された命令をデコードして画像データの処理に関する処理を実行するための制御
    を行うことを特徴とするデータ処理装置。 【請求項16】 請求項10項乃至第15項のいずれか1項において、 上記メモリアドレスによって指定される画像データの中の上記画素アドレスで
    示されるビットは、少なくとも1つの画素データを構成する複数ビットであるこ
    とを特徴とするデータ処理装置。 【請求項17】 請求項10項乃至第16項のいずれか1項において、 上記物理アドレス処理部は、上記処理を行うべき画像処理点のメモリアドレス
    と画素アドレスとを保持するレジスタと、上記処理を行うべき画像処理点を水平
    方向に移動するために1画素データを構成するビット数に基づく第一のオフセッ
    トを保持する第一のオフセットレジスタと、上記処理を行うべき画像処理点を垂
    直方向に移動するために画面幅を構成する画素数に基づく第二のオフセットを保
    持する第二のオフセットレジスタと、上記レジスタと上記第一のオフセットレジ
    スタまたは上記第二のオフセットレジスタに保持されたデータを用いて演算して
    移動先のメモリアドレスと画素アドレスとを演算する物理アドレス演算部とを有
    することを特徴とするデータ処理装置。 【請求項18】 請求項10項乃至第17項のいずれか1項において、 上記物理アドレス処理部は上記メモリアドレスと上記画素アドレスとから物理
    アドレスを生成し、上記画像データ処理部は上記物理アドレスによって画像デー
    タを処理することを特徴とするデータ処理装置。 【請求項19】 請求項10項乃至第18項のいずれか1項において、 上記画素アドレスは、上記画像データの所定ビットを指定するための1ワード
    内のビット位置を指定するマスク情報であることを特徴とするデータ処理装置。 【請求項20】 プログラム又はデータを保持するシステムメモリと、 上記プログラムを実行して上記データを処理し、画像データを処理するための
    コマンド又はデータを生成するデータプロセッサと、 複数ビットによって1画素データを構成し、データのアクセス単位である1ワ
    ード内に上記1画素データを複数まとめて配置して1ワードの画像データを構成
    し、上記画像データを複数保持するグラフィックメモリと、 上記データプロセッサからのコマンド又はデータに従って、上記画像データを
    上記1ワード単位にアクセスするために、上記1ワードの画像データを指定する
    メモリアドレスによって指定される上記画像データを上記メモリ手段から読み出
    し、上記メモリアドレスによって指定された上記1ワードの画像データ内の所定
    のビットを指定する画素アドレスによって所定のビットを指定し、上記指定され
    たビットを上記コマンドに従って処理し、上記処理されたビットを含む1ワード
    の画像データを上記グラフィックメモリに書き込むグラフィックプロセッサと、
    上記グラフィックメモリに保持された上記画像データを上記グラフィックメモリ
    から出力する出力装置とを少なくとも有することを特徴とするデータ処理システ
    ム。 【請求項21】 請求項20において、 上記グラフィックプロセッサは、上記画像データの1つの画素データを構成す
    るビット数を変えて、上記1ワードに含まれる画素データの数を変更することで
    、上記出力装置の出力モードを変更することを特徴とするデータ処理システム。 【請求項22】 請求項20項において、 上記グラフィックプロセッサは、上記画像データの上記1ワードに含まれる画
    素データの数を変えて、1つの上記画素データを構成するビット数を変更するこ
    とで、上記出力装置の出力モードを変更することを特徴とするデータ処理システ
    ム。 【請求項23】 請求項20項から22項のうちいずれか1項において、 上記出力装置は、表示装置又はデータ出力ポートであることを特徴とするデー
    タ処理システム。 【請求項24】 プログラム又はデータを保持するシステムメモリと、 上記プログラムを実行して上記データを処理し、画像データを処理するための
    コマンド又はデータを生成するデータプロセッサと、 複数ビットによって1画素データを構成し、データのアクセス単位である1ワ
    ード内に上記1画素データを複数まとめて配置して1ワードの画像データを構成
    し、上記画像データを複数保持するグラフィックメモリと、 上記データプロセッサからのコマンド又はデータをデコードして画像データに
    関する処理を実行するための制御を行う制御部と、上記制御部の制御信号に応じ
    て、上記画像データに関する処理を行うべき画像処理点の論理アドレスを保持し
    、上記論理アドレスを演算処理する論理アドレス処理部と、上記論理アドレス処
    理部から得られた論理アドレスを、上記グラフィックメモリに格納されている上
    記画像データを指定するメモリアドレスと上記メモリアドレスによって指定され
    た1ワード内の所定ビットを指定する画素アドレスに変換する物理アドレス処理
    部と、上記1ワード単位にアクセスするために、上記1ワードの画像データを指
    定するメモリアドレスによって指定される上記画像データを上記グラフィックメ
    モリから読み出し、上記メモリアドレスによって指定された上記1ワードの画像
    データ内の所定のビットを指定する画素アドレスによって所定のビットを指定し
    、上記指定されたビットを画像データの処理に関する命令に従って処理し、上記
    処理されたビットを含む1ワードの画像データを上記グラフィックメモリに書き
    込む画像データ処理部とを有するグラフィックプロセッサと、 上記グラフィックメモリに保持された上記画像データを上記グラフィックメモ
    リから出力する出力装置とを少なくとも有することを特徴とするデータ処理シス
    テム。 【請求項25】 請求項24において、 上記グラフィックプロセッサの上記制御部によって上記画像データの出力モー
    ドに関する命令をデコードし、上記デコードした内容に応じて上記画像データの
    1つの画素データを構成するビット数を変えて、上記1ワードに含まれる画素デ
    ータの数を変更することで、上記出力装置の出力モードを変更することを特徴と
    するデータ処理システム。 【請求項26】 請求項24項において、 上記グラフィックプロセッサの上記制御部によって上記画像データの出力モー
    ドに関する命令をデコードし、上記デコードした内容に応じて上記画像データの
    上記1ワードに含まれる画素データの数を変えて、1つの上記画素データを構成
    するビット数を変更することで、上記出力装置の出力モードを変更することを特
    徴とするデータ処理システム。 【請求項27】 請求項24項から26項のうちいずれか1項において、 上記出力装置は、表示装置又はデータ出力ポートであることを特徴とするデー
    タ処理システム。

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