JPH0588640B2 - - Google Patents

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JPH0588640B2
JPH0588640B2 JP63147299A JP14729988A JPH0588640B2 JP H0588640 B2 JPH0588640 B2 JP H0588640B2 JP 63147299 A JP63147299 A JP 63147299A JP 14729988 A JP14729988 A JP 14729988A JP H0588640 B2 JPH0588640 B2 JP H0588640B2
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JP
Japan
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temperature
drying
outlet
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control
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JP63147299A
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Koichi Kuroda
Tomohiko Ikeda
Yoshifumi Enami
Shuji Hotsuta
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0229296A publication Critical patent/JPH0229296A/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F43/00Dry-cleaning apparatus or methods using volatile solvents
    • D06F43/08Associated apparatus for handling and recovering the solvents
    • D06F43/086Recovering the solvent from the drying air current

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、石油系溶剤によつて洗濯された衣類
を、安全に低温で乾燥すると共に、衣類中の溶剤
を回収する衣類乾燥機に関する。
(ロ) 従来の技術 石油系溶剤によつて洗濯された衣類を乾燥する
場合は、溶剤の引火点温度が約42℃と低いので、
溶剤ガス濃度と乾燥風の温度を監視する必要があ
る。例えば、実開昭59−190192号公報に開示され
た衣類乾燥機にあつては、ガス濃度が上昇する
と、循環中の乾燥風を排出して外気を吸引するよ
うにしている。一方乾燥風の温度制御は、ヒータ
の入口弁を開閉して行つている。具体的には乾燥
風の温度が高くなると、入口弁を閉成してスチー
ムの供給を停止し、下がると開放してスチームを
供給している。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 従来のように、ヒータ(加熱器)のスチーム管
の入口弁を開閉して乾燥風の温度を調節している
と、開放時には高温のスチームが流入してヒータ
の温度は直ちに上昇するが、閉成時にはスチーム
管のスチームは液化してすぐに流出してしまい、
即ちスチーム管内には放熱すべきスチームが殆ど
なくなる。この結果ヒータによる加熱,非加熱で
の温度特性が極めて急峻となり、またオーバーシ
ユートが大きいのでヒータの温度制御が難しかつ
た。又厳格に温度調節しようとする場合には、入
口弁の開閉回数を増加せねばならず入口弁の耐久
性の問題があり、更に入口弁開閉時のハンマー現
象も頻繁に生じ、またスチームの液化後の残留熱
も無駄になつていた。
本発明は、このような課題を解消するために、
高温の液化したスチームの残留熱をヒータの熱源
に有効に利用することにより、熱源の無駄をなく
すと共に温度管理を高精度に行なえ、そして、調
節頻度、ハンマー現象が少なくなるように改良せ
んとするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明による解決手段は、乾燥室との間でフア
ンによつて循環させるために乾燥室の出口及び入
口を介して接続した回収槽を備え、回収槽内の上
記出口側に乾燥風の溶剤を凝縮するクーラを、上
記入口側に乾燥風を加熱するヒータを夫々配設す
ると共に、乾燥室内には乾燥風の温度を検知する
温度検知素子を配設し、上記ヒータを出口弁が付
設されたスチーム管により構成し、上記出口弁を
温度検知素子が検知した温度の検知結果に基づい
て開閉制御する構成である。
また、本発明による解決手段は、乾燥制御部の
制御による乾燥運転開始前に、乾燥室内の温度が
所定温度を越えている場合は、乾燥運転制御に優
先してヒータの出口弁を所定時間だけ閉成保持す
る優先制御部を付加した構成である。
(ホ) 作用 乾燥風の温度は石油系溶剤の引火点以下、例え
ば40℃程度の調節される。そのために乾燥風の温
度を検知し、例えば40℃以下であれば入口弁及び
出口弁を開放し、41℃以上になると出口弁を閉成
する。スチーム管内に供給されたスチームは、両
弁が開放すると、スチーム管を流通し、放熱して
大部分は液化して出ていくが、出口弁が閉成する
と、スチームと液化したものとをスチーム管内に
混在させ続ける。従つて、温度特性は応答性に欠
けるものの、特性的にはゆるやかになり、オーバ
ーシユートも従来例より小と成る。例えば、制御
温度を低目としておけば、徐々に到達してその温
度を比較的長時間維持する。
60℃〜80℃の残つた水は、このように熱的に有
効利用されると共に、再度出口弁を開放したとき
には、流入スチームに対して抵抗やクツシヨンと
して作用し、ハンマー現象の発生を抑制してい
る。
加えて、運転開始時に既に制御温度近くまで上
昇していれば、直ちに出口弁を開放すると、制御
温度に対するオーバーシユートが大と成るので、
この場合は乾燥制御部による出口弁の開閉制御を
所定時間だけ遅らせ、運転開始、再開時に於ける
温度特性をゆるやかにするのである。
(ヘ) 実施例 図面に基づいて説明すると、乾燥機の機体1は
上下二段に区画されており、上段には回転ドラム
2を有する乾燥室3を構成し、下段にはU字型通
路を有する回収槽4を構成している。機体1の前
面上部には、扉(図示せず)によつて開閉される
乾燥室3の衣類出入口が設けてあり、その扉の透
視窓からドラム2の回転状態を目視することがで
きる。また、機体1の上部には、当該乾燥機を操
作し、制御するための操作体や制御回路が組込ま
れた操作室5を構成している。乾燥室3の出口6
と回収槽4の一端とが接続され、入口7と槽他端
とが接続されている。
回収槽4内の出口6側にはフイルター8、クー
ラー9が順に配設されており、回収槽4の内底部
は凝縮溶剤の収容室10に形成してある。そし
て、回収槽4内の入口7側には内底部近傍にアル
ミフインから成るフアン11が、入口7近傍にヒ
ータ12が夫々配設してある。収容室10の上部
にはパンチング板から成るカバー13が置いてあ
る。
上記回転ドラム2は、第2図で示すように入口
側に面する前半部と、出口側に面する後半部の外
周部分を気密的に仕切つたものであり、前半部の
前側にのみ乾燥風の吸入口群を設け、後半部の全
面に乾燥風の排出口群を設けたものである。即
ち、入口7に吸入口群で連通し、出口6に排出口
群が連通するのである。そして、この回転ドラム
2内には石油系溶剤によつて洗濯された衣類が前
端面の衣類出入口から投入されるのであるが、上
記フアン11は、定格負荷量16Kgに対して、正回
転時に20〜30m3/分の送風量が得られるように設
計してある。
クーラー9及びヒータ12はフインチユーブ型
のものであり、クーラー9には手動或いは自動の
冷水弁14を介して冷却水が、ヒータ12には入
口弁15及び出口弁16を介してスチームが夫々
供給される。
乾燥室3の出口6の近傍には、トルクモータ
M1,M217,18によつて開閉作動される排気
蓋19を備えた排気口20が設けてあり、回収槽
4のフアン11の下流位置には、常時閉成方向に
バネ付勢され且つトルクモータM321によつて
開放作動される蓋(図示せず)を備えた吸気口2
2が設けてある。この排気口20及び吸気22は
低温乾燥運転時に閉成されるものである。
乾燥室3の上面には、操作室5を抜けて外部に
連通する圧力調整口23が形成してある。この調
整口23は操作室5内の電気部品に影響を与えな
いよう外部に対してダクト等で連通するのが望ま
しく、また通常はバネ付勢された調整蓋24によ
つて閉成してある。この閉成には蓋の自重も作用
する。
収容室10からの排液路25は貯溜タンク26
に連通しており、貯溜された溶剤は、フロート2
7の上昇に伴なうフロートスイツチ28……の作
動に応じた回収ポンプ29により、適当な溶剤タ
ンク(図示せず)に送出される。
乾燥室3内の入口7側には乾燥風の入口温度を
検知する入口温度検知素子30が配設され、出口
6の近傍には出口温度を検知する出口温度検知素
子31が配設され、クーラー9の下流位置には冷
却温度を検知する冷却温度検知素子32が配設さ
れている。これらの検知素子はサーミスタであ
る。
回収槽4内の出口6の近傍位置には、引火の危
険から最終的に防護するためにサーミスタから成
る低温過昇サーモ33が配設してある。尚、この
サーモ33を通常のサーモスタツトに代え、低温
乾燥運転中に作動すれば、電源をしや断し、それ
以外の運転中に作動すれば、電源をしや断するこ
と無く単に作動信号を出力できるように回路構成
しても良い。
調整蓋24が開放すると、開放スイツチ34が
作動する。回転ドラム2には隣合う一対の磁石3
5,36と所定角度離間して磁石37とが付設し
てあり、ドラム2が回転すると、これらの磁石3
5,36,37を磁気センサー38(例えばリー
ドスイツチ)が検知する。この検知信号は、処理
されて回転ドラム2及びフアン11の回転方向の
判別に利用される。
操作室5内の制御回路は、第3図で示すよう
に、CPU,ROM,RAM,I/Oから成るマイ
クロコンピユータ(以下マイコン)39を中心に
して組立ててあり、電源投入、スタートキー40
の操作によつて乾燥運転全体を自動制御する。全
てを使用者の手動制御とすることもできるが、こ
の点は説明を省略する。駆動手段である回転ドラ
ム2及びフアン11は各々の結線を予めまとめら
れ、使用場所の3相200V電源に色別に接続され
る。マイコン39が回転ドラム2及びフアン11
の駆動を制御すると云うのは、駆動信号や停止信
号を与えると云うことである。
上記マイコン39は全体を自動制御するため
に、図示のとおり、フロートスイツチ28、温度
検知素子30,31,32、低温過昇サーモ3
3、開放スイツチ34、磁気センサー38から入
力し、回転ドラム2、フアン11、冷水弁14
(自動の場合)、入口弁15、出口弁16、各トル
クモータM1,M2,M317,18,21、回収
ポンプ29、各種表示器41、ブザー42に出力
する。そして、マイコン39は自動制御のため
に、開始前制御部43、逆相検出制御部44、検
出カウンタ45、比較部46、乾燥制御部47、
低温運転カウンタ48、高温運転カウンタ49、
安全制御部50を構成する。
而して、第4図で示すようにまず、電源が投入
されると、温度測定が開始され、入口7の温度が
引火点温度以上(例えば50℃以上)かを開始前制
御部43が調べる。前回がクールダウンを省略さ
れていると、乾燥室3内は高温状態が継続するこ
とがあり、引火点温度以上であれば、入口弁15
及び出口弁16に念のために閉成信号を出力し、
表示器41によつて温度異常を表示し、トルクモ
ータM117,M321によつて吸、排気口20,
22を開き、ドラム2及びフアン11を10秒間駆
動する。そして、この後にブザー42によつて所
定時間だけ異常を報知し、異常表示を残して出力
停止状態とする。こうなれば、一度電源を断ち、
再開時に再通電していく。
引火点温度より低い場合は、スタートキー40
の操作により逆相検出制御部44がドラム2、フ
アン11の3相電源への接続の適否を調べる。こ
れは乾燥運転の一部に組込まれた作業であり、ト
ルクモータ及びバネによつて吸、排気口20,2
2は閉成され、ドラム2及びフアン11は駆動さ
れ、冷水弁14は開放される。駆動後に5秒間が
経過して略定常回転に至ると、磁気センサー38
が磁石35,36を検知して2回連続の信号を入
力した時点から検出カウンタ45がカウントす
る。磁気センサー38が磁石37を検知して信号
を入力すると、そこまでのカウンタ45の内容が
読込まれ、予め記憶されている基準値と比較部4
6によつて比較される。磁石37は偏つて付設し
てあるため、ドラム2が正転していれば、カウン
ト内容は逆転の時よりも小である。
或いは磁石35,36,37のドラム2への付
設間隔を30度、60度、270度と変えておき、磁気
センサー38の信号入力のタイミングが小、中、
大であるか、大、中、小であるかを調べて回転方
向を判別する。
こうして、ドラム2及びフアン11の回転が正
回転と判別できれば良いが、逆回転と判別される
と、3相電源への接続が逆相であると表示器41
で表示し、出力停止状態とする。これは、フアン
11が逆回転状態では定格の送風量を確保でき
ず、乾燥風温度がどうしても高くなつて安全な乾
燥運転が不可能となるところを予防するためであ
る。
かくして、入口温度及び回転方向が適正であれ
ば、乾燥制御部47は入口弁15及び出口弁16
を開放し、また冷却温度に依存するクーラー9の
出口温度に基づいて低温乾燥運転時間と、これに
続く高温乾燥運転時間とを各々低温運転カウンタ
48と高温運転カウンタ49とに設定する。そし
て、まず低温運転カウンタ48からカウントダウ
ンする。
貯溜タンク26内に溶剤が貯溜されて所定位に
なると、フロートスイツチ28がフロート27の
上昇に基づいて液位信号を入力するので、回収ポ
ンプ29を駆動する。
爆発等によつて乾燥室3内の圧力が異常に上昇
すると、調整蓋24を押上げ、調整口23を開い
て圧力抜きが自動的に実行され、開蓋動作に応答
して開放スイツチ34が作動すると、出力停止状
態に変る。
正常運転中は、入口7での乾燥風の測定温度が
引火点温度より低い第1制御温度の下限以下か上
限以上かで出口弁16を開閉する。そして、入口
弁15を入口7と出口6での測定温度に応じて開
閉するが、この開閉動作は出口6での測定温度を
優先させた実行する。出口6での入口弁15の第
2制御温度の上下限は、入口7での出口弁16の
第1制御温度の上下限と略同じとし、入口7での
入口弁15の第3制御温度の上下限は入口7での
出口弁16の第1制御温度の上下限より3℃程度
高くしてある。上下限の温度差は約1℃であり、
これは入口弁15、出口弁16の開閉動作でチヤ
タリングを生じないようにするために設けてあ
る。
低温過昇サーモ33は、出口6での乾燥風の温
度を検知し、各温度検知素子30,31,32で
の制御が不充分なときに、最終的に系を安全にす
るものである。即ち、サーモ33は、出口6での
入口弁15の第1制御温度の上限より少し高い測
定温度を検知すると、作動信号をマイコン39に
入力し、出力停止状態とすると共に、異常温度上
昇の表示・報知を実行させる。
この低温乾燥運転中、衣類中の溶剤は乾燥風に
含まれてクーラー9で凝縮・液化し、収容室10
から貯溜タンク26に入れられ、ポンプ29によ
つて適当な場所、例えばドライクリーナの溶剤タ
ンクに水分離器を経て回収する。
こうして、出口弁16の開閉制御によつてヒー
タ12がゆるやかに、オーバーシユート少く第1
制御温度に保持されている間に低温運転カウンタ
48がカウントを終了する。
乾燥制御部47は、外気を吸引して加熱し、乾
燥後に外部に排出すると云う高温乾燥運転に移行
させるべく、トルクモータ18,21によつて
吸、排気口20,22を開放し、入口弁15を開
放状態に保持する。そして、高温運転カウンタ4
9が終了するまで、入口7での測定温度が充分に
高い第4制御温度の上下限に対応するように出口
弁16を開閉制御する。マイコン39の安全制御
部50は、移行1分後に低温過昇サーモ33から
の信号の入力を調べる。このサーモ33は、通常
は排気口20に向う高温の乾燥風の一部によつて
速やかに作動状態に成つており、高温の乾燥風に
よつても非作動であれば故障である。従つて、故
障であれば、低温乾燥運転時の安全が最終的にチ
エツクできないことに成るので、安全制御部50
はサーモ異常を表示して出力停止状態とする。
この高温運転時にフロートスイツチ28が既に
非作動であれば、回収ポンプ29を停止させる
が、回収が進んでいなければ(フロートスイツチ
28が未だ作動していれば)、次行程(例えば脱
臭、クールダウン)中にフロートスイツチ28が
非作動になつた時に回収ポンプ29を停止するの
である。
尚、本実施例では冷却水の温度に依存して低温
乾燥運転時間と高温乾燥運転時間とをマイコン3
9の比較演算によつて決定し、実行させている
が、これを回収溶剤量に基づいて決定することも
できる。即ち、回収ポンプ29を上段のフロート
スイツチ28が作動して下段のフロートスイツチ
28が非作動と成るまで駆動し、且つこれを繰返
す中で、回収ポンプ29に駆動信号が出力されて
いる時間を駆動カウンタによつて積算する。そし
て、定格負荷量に見合う溶剤回収時間(運転時
間)を予め実験等で求めて記憶しておき、この回
収時間に上記カウンタの積算値(時間)が一致し
た時に低温乾燥運転を終了するのである。この場
合、高温乾燥運転時間は、低温運転時間に基づい
て決めるか、固定的な時間とする。
次に第5図及び第6図に基づいて、第2の実施
例を説明する。この実施例は第1実施例から逆相
検出制御に関する構成を除き、また低温過昇サー
モ33を電源路に介挿したサーモ接点とし、フロ
ートスイツチ28は上下各段でスイツチングする
ものである。そして、第2制御温度は第1制御温
度の上限より約1℃高く、第3制御温度の上下限
は第1制御温度のそれより約5℃高くしてあり、
所定温度は30℃としている。尚、第1実施例と同
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
第5図の制御回路図が示すように、マイコン5
1はフロートスイツチ28、温度検知素子30,
31,32、開放スイツチ34、スタートキー4
0から入力し、回転ドラム2、フアン11、冷水
弁14、入口弁15、出口弁16、各トルクモー
タ17,18,21、回収ポンプ29、各種表示
器41、ブザー42に出力する。そして、マイコ
ン51は、自動制御のために、安全制御部52、
乾燥制御部53、低温運転カウンタ54、高温運
転カウンタ55、優先制御部56、所定時間カウ
ンタ57、所定温度比較部58を構成する。
次に第6図のフローチヤートに基づいて動作を
説明すると、電源投入後に直ちに各検知素子3
0,31,32での温度測定が開始する。次い
で、スタートキー40が操作されると運転が開始
するが、まず“1分フラグ”が立てられ、安全制
御部52は入口温度が50℃以上かを調べる。50℃
以上であれば、出口弁16を開放したまま入口弁
15を閉成し、吸、排気口20,22を開放さ
せ、ドラム2及びフアン11を10秒間駆動する。
そして、この後にブザー42によつて所定時間だ
け異常報知し、異常表示を残して出力停止状態と
する。
50℃未満であれば、乾燥制御部53、排気口2
0を閉成、フアン11及びドラム2を駆動し、冷
水弁14を開放し、冷却水温度に応じた低温、高
温の各運転時間をカウンタ54,55に設定す
る。
一方、回収ポンプ29は、フロートスイツチ2
8の上段側のON信号で駆動し、下段側のON信
号で停止する。
こうして、低温乾燥作業から運転が開始する
と、優先制御部56は、入口温度が所定温度30
℃)より高いか比較部58で調べる。これは運転
中断後の再開時、2度目の運転開始時に乾燥室3
内が既に温度上昇しているかを見ている。所定温
度未満であれば、乾燥制御部53による出口弁1
6及び入口弁15の開閉制御に移行するが、所定
温度以上であれば、所定時間(1分)カウンタ5
7がカウントを開始し、この間、出口弁16を閉
成保持し、循環送風とドラム回転だけを実行さ
せ、乾燥制御部53による制御から離す。所定時
間(1分)が経過すると、“1分フラグ”は消さ
れて乾燥制御部53による両弁16,15の開閉
制御が開始する。
そして、第1、第3制御温度に基づく乾燥制御
中にも安全制御部52は、出口温度が第2制御温
度以上になるのを見ており、そのときにはまず入
口弁15及び出口弁16を閉成する。そして、そ
のときから1分経過した時点の出口温度が第2制
御温度より更に1℃上昇していると、これは弁座
にゴミがある等の弁故障と見て開始時の入口温度
が50℃以上であるときと全く同じ安全動作を実行
させる。
こうして、低温乾燥作業(溶剤回収作業)がカ
ウンタ54のカウントアツプにより終了すると、
乾燥制御部53は高温乾燥作業を制御する。この
作業は、吸、排気口20,22を開放し、入口弁
15を開放保持し、カウンタ55がカウントアツ
プするまで、第4制御温度で出口弁16を開閉制
御するものである。
(ト) 発明の効果 本発明に依れば、スチーム式のヒータの出口弁
を開閉して制御温度を維持するので、開閉時の温
度特性をゆるやかにでき、残存する液化スチーム
の熱を有効利用でき、残存液の抵抗によつて弁開
閉時のハンマー現象を抑制できるのである。ま
た、これに加えて運転開始、再開時の温度条件に
応じて温度の急峻な立上りを未然に抑制するの
で、オーバーシユートの少い温度特性を得ること
ができるのである。従つて、爆発しやすい石油系
溶剤の回収時の温度管理を極めて高精度且つ簡便
に行なう衣類乾燥機を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による衣類乾燥機の正面断面
図、第2図は回転ドラムの側面図、第3図は制御
回路図、第4図イ,ロは動作説明のためのフロー
チヤート、第5図は他の実施例に於ける制御回路
図、第6図は同じく動作説明のためのフローチヤ
ートである。 3……乾燥室、4……回収槽、9……クーラ
ー、11……フアン、12……ヒータ、30,3
1……温度検知素子、15……入口弁、16……
出口弁、47,53……乾燥制御部、56……優
先制御部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 石油系溶剤によつて洗濯された衣類を乾燥す
    るための乾燥室と、この乾燥室との間で乾燥風を
    フアンによつて循環させるために乾燥室の出口及
    び入口を介して接続した回収槽とを備え、上記回
    収槽内の上記出口側に乾燥風の溶剤を凝縮するク
    ーラーを、上記入口側に乾燥風を加熱するヒータ
    を夫々配設すると共に、上記乾燥室内には乾燥風
    の温度を検知する温度検知素子を配設し、上記ヒ
    ータを出口弁が付設されたスチーム管により構成
    し、上記出口弁を上記温度検知素子が検知した乾
    燥風温度の検知結果に基づいて開閉制御する乾燥
    制御部を設けたことを特徴とする衣類乾燥機。 2 上記乾燥制御部の制御による乾燥運転開始前
    に、上記温度検知素子の検知温度が所定温度を越
    えているか否かを比較判別する比較判別部と、こ
    の比較判別部が所定温度を越えていると判別した
    場合、上記乾燥制御部の乾燥運転制御に優先して
    上記出口弁を所定時間だけ閉成保持する優先制御
    部を備えた請求項1記載の衣類乾燥機。
JP63147299A 1988-04-13 1988-06-15 衣類乾燥機 Granted JPH0229296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63147299A JPH0229296A (ja) 1988-04-13 1988-06-15 衣類乾燥機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-90642 1988-04-13
JP9064288 1988-04-13
JP63147299A JPH0229296A (ja) 1988-04-13 1988-06-15 衣類乾燥機

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Publication Number Publication Date
JPH0229296A JPH0229296A (ja) 1990-01-31
JPH0588640B2 true JPH0588640B2 (ja) 1993-12-22

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ID=26432098

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JP63147299A Granted JPH0229296A (ja) 1988-04-13 1988-06-15 衣類乾燥機

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