JP4454558B2 - ドライクリーナーおよびドライクリーナーにおける溶剤過熱防止手段のチェック方法 - Google Patents

ドライクリーナーおよびドライクリーナーにおける溶剤過熱防止手段のチェック方法 Download PDF

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Description

この発明は、ドライクリーニングを行うための洗濯機であるドライクリーナーに関し、特に、ドライクリーナーで用いる溶剤が、所定温度以上にならないように規制している溶剤過熱防止手段の良否判定に関する。
ドライクリーニングは、一般に、石油系溶剤を用いて衣類を洗浄し、洗浄後の衣類から溶剤を脱液し、さらに溶剤を衣類から気化させて除去することにより衣類の乾燥を行っている。
かかるドライクリーニングを行うドライクリーナーには、衣類を収容して洗浄し、洗浄後の衣類を乾燥するためのドラムが備えられている。また、溶剤を溜めるためのタンクが設けられていて、タンクとドラムとの間で溶剤を流通できるようにされている。
洗浄工程では、まず、タンクからドラムへ溶剤が供給され、ドラムに所定量の溶剤が貯留されて洗浄が行われる。そして、洗浄工程終了後は、ドラムの溶剤はタンクに回収され、脱液工程および乾燥工程で衣類から除去された溶剤も、全てタンクへ回収される。つまり、タンクおよびドラムは溶剤が流れる閉ループの通路でつながれていて、この閉ループ内を溶剤が流通される。
ところで、洗濯工程において、タンクからドラムに供給される溶剤は、液温が高い方が洗浄能力が向上する。反面、溶剤温度が高いと、衣類の縮みや色泣き(色落ち)のおそれがある。さらに、溶剤は揮発性を有するため、溶剤温度を高くし過ぎると、ドラム内に溜まった溶剤が気化し、空気中の溶剤ガス濃度が高まって爆発する虞れがある。
そのために、洗浄工程において、タンクからドラムへ供給する溶剤の液温を正しく検知して、液温の調整を行わなければならない。
従来のドライクリーナーには、タンクからドラムへ供給される溶剤液温を検知するために、サーミスタが備えられるとともに、液温が上昇し過ぎた場合の過熱防止手段として、サーモスタットが設けられているものがある。(特許文献1)
特開平8−168595号公報
特許文献1記載のドライクリーナーでは、タンクからドラムへの溶剤供給路に設けられた加熱器に通すスチーム量を増大し、強制的にサーモスタットを動作させるという方法で、過熱防止手段(サーモスタット)が正常に動作しているか否かの判定がなされている。 ところで、ドライクリーナーを使用するクリーニング店から、衣類の種類によっては洗浄能力を上げるため、溶剤液温を必要に応じて高くできるようにして欲しいとの要望がある。現状、過熱防止手段の動作温度は、溶剤液温がたとえば25℃で動作するようにされているが、過熱防止手段の動作温度をたとえば35℃に設定した場合は、過熱防止手段が正常か否かをチェックするためには、チェックの都度、溶剤液温を35℃以上に加熱しなければならず、チェックのための溶剤の加熱およびチェック後の溶剤の冷却に時間がかかり過ぎ、実現ができないという問題に遭遇する。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、溶剤液温に対する過熱防止手段が正常に働くか否かの判定を、短時間で行えるドライクリーナーを提供することを主たる目的とする。
この発明は、また、溶剤のための過熱防止手段が、正常か否かのチェックを、溶剤全体の温度変化を伴わずに行えるようにしたドライクリーナーを提供することを目的とする。
この発明は、さらに、溶剤のための過熱防止手段の良否を短時間でチェックできる方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、洗濯物を収容し、所定の溶剤を用いて洗濯を行うためのドラムと、前記所定の溶剤を溜めるためのタンクと、前記タンクからドラムへ溶剤を供給するための供給路と、前記供給路に設けられ、タンクからドラムに向けて溶剤を送るための送液手段と、前記供給路に設けられ、供給路を流れる溶剤の温度を設定温度に調整するための温度調整手段と、前記温度調整手段で調整された後の溶剤の温度を検知するための温度検知手段と、前記温度調整手段で調整された後の溶剤の温度が予め定める過熱温度に達したことを検知して動作する過熱防止手段と、前記送液手段による送り量を低下させ、前記温度調整手段によって溶剤を加熱し、前記温度検知手段が予め定める温度以上を一定時間継続して検知し、前記過熱防止手段が作動するか否かを判別することによって、前記過熱防止手段の良否を判定するチェック手段と、を含むことを特徴とするドライクリーナーである。
請求項2記載の発明は、前記ドラムの手前で弁を介して前記供給路から分岐されていて、前記ドラムへ向けて供給路を流れる溶剤をタンクへと戻すための返還路をさらに有し、前記チェック手段は、判定を行うときに、前記弁を切り換て供給路から返還路へ溶剤を流すことを特徴とする、請求項1記載のドライクリーナーである。
請求項3記載の発明は、前記チェック手段は、洗濯工程の後の、前記ドラム内の洗濯物を乾燥する乾燥工程の開始時に機能して判定動作を行うことを特徴とする、請求項2記載のドライクリーナーである。
請求項4記載の発明は、前記送液手段は、ポンプと、ポンプを駆動するインバータ回路とを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のドライクリーナーである。
請求項5記載の発明は、前記温度検知手段は、サーミスタを含み、前記過熱防止手段は、サーミスタと、サーミスタの検知温度に基づいて動作するトランジスタ回路とを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のドライクリーナーである。
請求項6記載の発明は、前記温度調整手段は、蒸気が流れる蒸気流路を有し、蒸気流路と溶剤との間で熱交換を行わせる熱交換器を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のドライクリーナーである。
請求項7記載の発明は、洗濯用のドラムと、溶剤を溜めるためのタンクと、タンクからドラムへ溶剤を供給する供給路とを有し、供給路に、溶剤の温度調整手段、調整された溶剤の温度を検知する温度検知手段、および過熱防止手段が設けられているドライクリーナーにおいて、タンクからドラムへ向けて供給路を流れる溶剤の流量を減らし、温度検知手段が予め定める温度以上を一定時間継続して検知するまで、流れる溶剤を加熱し、その間に、過熱防止手段が作動するか否かによって、過熱防止手段の良否を判定することを特徴とする、ドライクリーナーにおける溶剤過熱防止手段のチェック方法である。
請求項1記載の発明によれば、チェック手段が過熱防止手段が正常か否かの良否判定を行うときは、タンクからドラムへ向けて送られる溶剤の送り量が低下される。それゆえ、供給路を流れる小流量の溶剤を、温度調整手段によって短時間で過熱防止手段が作動する温度にまで加熱することができる。その結果、短時間で、過熱防止手段の良否を判定することが可能である。
たとえば、一実施形態に係るドライクリーナーは、装置に投入されているシリコン系溶剤の量が約350リットルであるが、過熱防止手段が35℃で作動するか否かの判別を1分以内で行えることが確認されている。また、チェック手段による判定前後の溶剤温度変化は、全体として1℃以内で行えることが確認されている。
請求項2記載の発明では、チェック手段による判定の際には、タンクからドラムへ向けて供給路を流れる溶剤が加熱されるが、過熱防止手段を通過した後の溶剤は、ドラムへ供給されるわけではなく、供給路から返還路を通ってタンクへ戻される。それゆえ、ドラムに、必要以上に加熱された溶剤が供給されて溜まることはない。つまり、チェック手段による過熱防止手段の良否判定は、ドラムに供給される溶剤の温度変化を生じさせず、洗濯に影響を及ぼさない。
請求項3記載の発明によれば、乾燥工程の開始時毎に、チェック手段による過熱防止手段の良否判定が行われる。よって、次の洗濯工程における溶剤の供給を安心して行わせることができる。
請求項4記載の発明では、ポンプの駆動がインバータ回路により行われるので、ポンプの回転数を制御し易く、タンクからドラムへ向けて供給路を流れる溶剤の流量をチェック手段の判定動作に適した流量に容易に調整することができる。
請求項5記載の発明によれば、過熱防止手段は、温度検知手段と同様に、サーミスタにより溶剤液温を検知する構成であるから、過熱防止手段の溶剤液温追従性能が良好である。すなわち、溶剤が過熱防止手段が作動する温度にまで上昇された後、冷却されると、冷却された溶剤の液温が過熱防止手段のサーミスタにより検知され、トランジスタ回路が動作前の状態に戻るので、溶剤液温に対する追従性に優れ、過熱防止手段が誤動作等する虞れをなくすことができる。
請求項6記載の発明によれば、温度調整手段が溶剤を加熱する熱源は、蒸気(蒸気エネルギー)であり、可燃性のある溶剤ガスへの引火の虞れがなく、安全に溶剤の加熱を行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様、溶剤のための過熱防止手段が正常に作動するか否かを短時間で確実にチェックすることができる。
この発明によれば、上述のチェック手段を設けたことによって、溶剤のための過熱防止手段の作動温度を比較的高温(たとえば35℃程度)に設定することができ、洗濯に用いる溶剤温度を、たとえば23℃〜35℃の範囲で可変させることができ、洗浄方法に幅を持たせたドライクリーナーを提供することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の具体的な実施形態について説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係るドライクリーナーの配管系統図である。ドライクリーナーは、本体2およびタンク・フィルタキット3に区画されている。
本体2内には、洗濯物を収容するドラム4が設けられている。ドラム4は外槽5内に回転自在に備えられている。外槽5には、ドラム4内へ空気を導入するための空気入口6と、ドラム4内の空気を排出するための空気出口7とが備えられていて、空気出口7および空気入口6間は循環路8によって接続されている。循環路8は、空気出口7と空気入口6との間を接続する閉路である。
ドライクリーナーは、専用の溶剤(たとえば石油系溶剤やシリコーン溶剤などであり、この実施形態では、シリコーン溶剤が用いられる。)を用いてドライクリーニングを行う装置である。ドライクリーニングは、水で洗濯物を洗う場合に比べて、洗濯物の縮みが少なく、しかも油汚れが落ち易い等の利点がある反面、使用する溶剤は、なるべく環境に放出しない方が望ましい。そこで、この実施形態では溶剤は全て回収する方式とされている。
すなわち、洗濯時には、後述するタンク31から供給される溶剤が外槽5内に一定量溜められて洗濯が行われる。洗濯後は、溶剤は外槽5からタンク31に回収される。さらに、ドラム4が高速回転されて溶剤は洗濯物から脱液される。脱液された溶剤もタンク31へ回収される。その後、ドラム4が低速回転されながら、ドラム4内の空気を循環路8を循環させることにより洗濯物の乾燥が行われる。乾燥により洗濯物から蒸発する気化溶剤も、凝集して回収される。
乾燥工程では、ブロアモータ9によりブロア10が回転され、空気出口7から循環路8を通って空気入口6へと、ドラム4内の空気が循環される。循環路8には、乾燥クーラー11および12が設けられ、また、空気入口6の近傍には乾燥ヒーター13が設けられている。ドラム4から空気出口7を通って循環路8へ流れる空気は、気化した溶剤(溶剤ガス)を含んでおり、この溶剤ガスを含んだ空気が乾燥クーラー11、12によって冷却されることによって、空気中の溶剤ガスが液化する。つまり、循環路8を通る溶剤を含んだ空気を、乾燥クーラー11、12で冷却することにより溶剤を凝縮させて空気中から回収する。その後、乾燥ヒーター13によって空気を加熱し、空気入口6からドラム4内へ加熱空気を供給する。ドラム4内で、加熱空気は洗濯物との間で熱交換を行い、洗濯物に含まれている溶剤を気化させる。そして気化した溶剤は、空気と一緒に空気出口7から循環路8へと流れる。このサイクル、すなわちドラム4内の空気が循環路8を循環するというサイクルが繰り返されることによって、ドラム4内の洗濯物が乾燥される。
ところで、溶剤は可燃性であり、乾燥工程では、加熱空気の温度制御を確実に行わなければ、気化した溶剤が発火したり爆発したりする虞れがある。
そのため、空気入口6からドラム4へ供給される加熱空気の温度を検出するために、循環路8内における乾燥ヒーター13の下流側(空気の流れ方向に見て下流側、以下同じ)に、入口温度検知手段としてのドラム入口温度サーミスタ14および過熱防止手段に含まれる入口温度過熱防止サーミスタ15が備えられている。入口温度過熱防止サーミスタ15は、図示しないが、トランジスタ回路と接続されており、たとえば95℃を検知することにより、トランジスタを介して回路を切断するためのものであり、サーモスタットと比べて作動温度をより正確に検知でき、温度反応性もよいという利点がある。
循環路8には、空気出口7から排出される空気温度を検出するために、ドラム出口温度サーミスタ16およびサーミスタ16の故障の有無を判定するためのモニター用の出口温度過熱防止サーミスタ17が設けられている。さらに、2つの乾燥クーラー11、12のうち、下流側の乾燥クーラーで冷やされた後の空気温度を検出するために、循環路8には、クーラー温度サーミスタ18および安全回路の一部を構成するクーラー温度過熱防止サーミスタ19が設けられている。
さらに、乾燥クーラー12と乾燥ヒーター13との間に位置する循環路8には、循環路8内の圧力が上昇し過ぎたときに、その圧力を調整する安全装置としての呼吸口20および仕切弁V14が設けられている。通常は、呼吸口20は開いており、仕切弁V14は循環路8内を空気が流れるように開いている。さらに、万一循環路8を流れる溶剤ガスを含む空気が引火し、爆発を起こしたときに、その爆風を逃がすための防爆口26が備えられている。防爆口26は図示しないばねによって閉じる方向に付勢されている。
乾燥クーラー11、12は、冷媒通路22a,22b,22cを介して冷凍機23と接続されている。冷凍機23は本体2の外部に備えられている。冷媒通路22aに挿入されている乾燥クーラー用電磁弁2Yが開かれると、冷凍機23から冷媒通路22a,22bを介して乾燥クーラー12および乾燥クーラー11へと冷媒(たとえば冷水)が流れ、乾燥クーラー12および乾燥クーラー11が冷却動作を行う。
乾燥ヒーター13には、蒸気通路24および25が接続されている。蒸気通路24に挿入されているバルブV20が開かれ、蒸気通路25に挿入されているバルブV12が開かれることにより、乾燥ヒーター13に蒸気(たとえば、110〜120℃の蒸気)が供給され、乾燥ヒーター13は加熱動作を行う。
乾燥工程では、通常、ドラム入口温度サーミスタ14、ドラム出口温度サーミスタ16およびクーラー温度サーミスタ18の検知温度に基づいて、ブロアモータ9の回転、バルブV20、V12の開閉などが制御される。
タンク・フィルタキット3には、溶剤を溜めるためのタンク31と、タンク31から汲み出される溶剤を濾過するための直列接続された第1フィルタ32および第2フィルタ33とが含まれている。また、タンク31の下面には汲み出し管34の一端が接続されている。汲み出し管34にはバルブV1が挿入されていて、その他端は合流点35とつながっている。合流点35には溶剤ポンプ36の吸い込み側が接続されており、溶剤ポンプ36の吐出側は三方バルブV6の入口に接続されている。三方バルブV6の一方出口は流通管37の一端と接続されており、流通管37の他端側は、バルブV19を介してタンク31に接続されている。流通管37の途中部(三方バルブV6とバルブV19との間)は、分岐されて第1フィルタ32および第2フィルタ33の直列接続とつながっている。第2フィルタ33の出口側には、流通管38がつながっており、流通管38の先端は本体2内に設けられた溶剤熱交換器39の入口とつながっている。
上述の三方バルブV6の他方出口にはバイパス管40の一端が接続されており、その他端は、溶剤熱交換器39の入口に接続されている流通管38に合流されている。
よって、三方バルブV6の出口を切り換えることにより、第1フィルタ32および第2フィルタ33を通して溶剤を溶剤熱交換器39へ与えるか、これらフィルタ32、33を通さず、バイパス管40によってバイパスして溶剤熱交換器39へ与えるかを切り換えられる。
溶剤熱交換器39内には、蒸気管41および冷媒管42が配設されている。蒸気管41および冷媒管42は、いずれも、たとえばコイル状に旋回された管である。蒸気管41には蒸気通路43および44が接続されている。蒸気通路43に挿入されたバルブV21が開かれると、蒸気通路43を通して蒸気管41へ蒸気が流れ、蒸気通路44を経て蒸気は排出される。溶剤熱交換器39を溶剤が通る間に、高温の蒸気管41と溶剤との間で熱交換が行われ、溶剤が加熱される。一方、冷媒管42には冷媒通路45a、45bが接続されており、冷媒通路45aには冷媒クーラー用電磁弁3Yが挿入されている。この電磁弁3Yが開かれると、冷媒管42に冷媒が通される。溶剤熱交換器39を溶剤が通る間に、溶剤と冷媒管42との間で熱交換が行われ、溶剤が冷やされる。バルブV21の開閉および溶剤クーラー用電磁弁3Yの開閉を制御することにより、溶剤熱交換器39において、溶剤を加熱するか冷却するかを切り換え、溶剤熱交換器39を通過した後の溶剤の温度を所望の温度に調整できる。
溶剤熱交換器39の出口側には流通管46の一端が接続されている。流通管46の他端は、三方バルブV9の入口と接続されている。流通管46には、溶媒の温度を測定するために、液温サーミスタ47が備えられているとともに、液温が所定の温度以上に上昇するのを防止するための液温過熱防止サーミスタ48が備えられている。
流通管46には、さらに、上記2つのサーミスタの下流側に、ソープ濃度センサー50が備えられている。
三方バルブV9の一方出口には給液管51の一端が接続されており、その他端は外槽5と接続されていて、ドラム4内へ溶剤を供給できるようにされている。三方バルブV9の他方出口には、フィードバック管52の一端が接続されており、その他端はタンク31に接続されている。
循環路8内の乾燥クーラー11、12で凝縮される溶剤を回収するため、循環路8の乾燥クーラー11、12の配置位置下方には、回収管62の一端が接続されている。回収管62の他端は水分離器63に接続されている。水分離器63では、回収される溶剤中に含まれている水分が分離され、分離された水はドレン管64を通って排水される。そして溶剤は回収管65を通ってタンク31へ戻される。
外槽5には、その最下方部に排液口55が形成され、排液口55には液面検出容器56が接続されている。液面検出容器56には標準液面スイッチ57および排液液面スイッチ58という2つの液面スイッチが備えられている。液面検出容器56は洗濯時に排液口55から落下する衣類から脱落したボタン等のトラップを兼ねている。
液面検出容器56の下端には回収管59の一端が接続されている。回収管59にはバルブV4が挿入されていて、回収管59の他端は合流点35と接続されている。
合流点35には、さらに、ソープ容器60に一端がつながれたソープ管61の他端が合流されている。ソープ管61にはバルブV17が挿入されている。
次に、図1に示す配管系統図における溶剤の流れについて説明をする。
洗濯工程では、まず、タンク31に溜められた溶剤がドラム4(外槽5)へ供給される。そのために、バルブV1が開かれ、溶剤ポンプ36が駆動され、三方バルブV6は流通管37側が開かれ、バルブV19は閉じられる。これにより、タンク31内の溶剤は、第1フィルタ31および第2フィルタ33を通って流通管38を流れ、溶剤熱交換器39で温度が調整された後、流通管46を通って三方バルブV9へと流れる。三方バルブV9は給液管51側が開かれており、給液管51を通って外槽5へと溶剤が供給される。供給時には、バルブV4は閉じられている。外槽5に溜まった溶剤の量は、液面スイッチ57で検知され、所定量(洗濯に適した量)の溶剤が外槽5に溜まると、バルブV9が切り換えられて、給液管51側が閉じられ、フィードバック管52側が開かれる。
タンク31に溜められた溶剤には、予めソープが混入されており、溶剤が流通管46を通る際に、ソープ濃度センサー50で溶剤中のソープ濃度が測定される。そしてソープ濃度が低い場合は、バルブV17が開かれ、ソープ容器60のソープがソープ管61を介して汲み出されて、供給される溶剤に混入される。
なお、外槽5への溶剤供給時において、場合によっては、三方バルブV6を切り換え、溶剤をフィルタ32、33を通さずに、バイパス管40を通して溶剤熱交換器39へ与え、外槽5へ供給するようにしてもよい。
排液、脱液工程では、バルブV4が開かれ、バルブV1は閉じられ、溶剤ポンプ36が駆動される。三方バルブV6は流通管37側が開かれ、バルブV19が開かれて、溶剤はタンク31へ戻される。
あるいは、バルブV19は閉じられ、流通管37を流れる溶剤が、フィルタ32、33、流通管39、溶剤熱交換器39、流通管36を通り、三方バルブV9を介してフィードバック管52を流れてタンク31へ戻されるようにしてもよい。こうすると、外槽5から排出される洗濯後の溶剤や、洗濯物から遠心力により脱液された溶剤を、フィルタ32、33を通すことにより、浄化してタンク31へ戻すことができる。
この実施形態に係るドライクリーナーの特徴は、溶剤熱交換器39の出口側に設けられている液温過熱防止サーミスタ48およびこのサーミスタ48の検知温度に基づいて動作する回路、すなわち溶剤のための過熱防止手段が正常か否かの良否判定を行っていることである。この良否判定は、この実施形態では、洗濯工程および脱液工程が終了して、乾燥工程に入った際に、乾燥工程の最初に行われる。以下、この液温過熱防止サーミスタ48等の良否判定に関して説明をする。
図2は、上述した良否判定を行うために必要な部分の回路構成を示すブロック図である。
ドライクリーナーには、たとえばマイクロコンピュータ等で構成された制御部70が備えられている。制御部70には、ハードウェアまたはソフトウェアで構成された計時手段としてのタイマ71が含まれている。
制御部70には、液温サーミスタ47で検知される溶剤熱交換器39により温度調整された後の溶剤温度が与えられる。また、この溶剤温度が予め定める温度(たとえば35℃)になったときは、それが液温過熱防止サーミスタ48により検知され、過熱防止回路48Aが動作して、その動作信号が制御部70へ与えられる。
液温過熱防止サーミスタ48および過熱防止回路48Aの良否をチェックする間は、制御部70は、ポンプ駆動用インバータ回路36Aを制御して、溶剤ポンプ36の送液量を低下させる。インバータ回路36Aにより、溶剤ポンプ36の送液量を、所望の量に低下できる。制御部70は、また、バルブV1を開き、三方バルブV6はバイパス管40側を開き、三方バルブV9はフィードバック管52側を開く。従って、タンク31の溶剤は、汲み出し管34→合流点35→溶剤ポンプ36→三方バルブV6→バイパス管40→溶剤熱交換器39→流通管46→三方バルブV9→フィードバック管52→タンク31の流路を循環される。
制御部70は、さらに、蒸気流路に挿入されているバルブV20およびバルブV21を開き、溶剤熱交換器39の蒸気管41に蒸気を流す。これにより、溶剤熱交換器39を流れる溶剤(流量は、上述のように低下されており、ゆっくりと溶剤が流れる。)が加熱される。
図3は、図2に示す制御回路の動作、すなわちこの実施形態における特徴となる過熱防止手段のチェック制御を示すフローチャートである。図3の流れに従って以下説明する。
チェック制御がスタートすると、まず、ポンプ駆動用インバータ回路36Aに与えられる制御周波数が、通常の制御周波数であるたとえば50Hzから半分以下のたとえば20Hzに下げられる。これにより、溶剤ポンプ36でタンク31から汲み出されてバイパス管40を介して溶剤熱交換器39へ与えられる溶剤の流量が低下し、溶剤はゆっくりと溶剤熱交換器39を流れる。溶剤ポンプ36のための制御周波数が低下されると同時に、蒸気入口弁であるバルブV20が開かれ、かつ、溶剤加熱弁であるバルブV21が開かれる。これにより、溶剤熱交換器39内の蒸気管41に高温の蒸気が流れ、蒸気管41と溶剤との熱交換が行われて、溶剤が加熱される(ステップS1)。
そして、チェック制御がスタートして1分が経過したか否かの判別がされ(ステップS2)、1分未満の間に、液温サーミスタ47で検知される溶剤温度が43℃以上になったか否かの判別がされ(ステップS3)、また、溶剤液温過熱防止サーミスタ48が所定の過熱防止温度、たとえば35℃を検知することにより過熱防止回路48Aが作動したか否かの判別がされる(ステップS4)。
液温サーミスタ47の検知温度が43℃未満であり、かつ、過熱防止回路48Aが作動しないまま(ステップS3、S4で共にNO)、液温サーミスタ47が40℃以上をたとえば20秒継続検知したときには(ステップS5でYES)、制御部70は、液温過熱防止サーミスタ48または過熱防止回路48Aが正常ではないとして、ドライクリーナーの動作を停止させる。
ステップS2でチェック制御がスタートして1分以上経過したことが判別した場合、ステップS3で液温サーミスタ47により溶剤温度が43℃以上であると判別された場合、または、ステップS4で過熱防止回路48Aが作動したと判別された場合には、制御はステップS6へ進む。
ステップS6では、ポンプ駆動用インバータ回路36Aの制御周波数が20Hzから元の制御周波数である50Hzに戻され、溶剤ポンプ36による溶剤の送り量が元の流量に戻される。これにより、タンク31→汲み出し管→合流点35→溶剤ポンプ36→三方バルブV6→バイパス管40→溶剤熱交換器39→流通管46→三方バルブV9→フィードバック管52→タンク31と流れる溶剤の流れが通常の流量になる。また、蒸気入口弁であるバルブV20および溶剤加熱弁であるバルブV21が閉じられ、蒸気管41への蒸気供給が停止される。これにより、加熱された一部の溶剤は上記流路を循環されることによりタンク31内の溶剤と混ざり、溶剤全体の温度は希釈化されて通常の温度よりもたとえば1℃程度高い温度となるだけである。
次いで、ステップS7で、溶剤サーミスタ47が40℃以上を20秒継続して検知したか否かの判別がされ、その判別が肯定されたときには、過熱防止回路48Aが作動したか否かの判別がされる(ステップS8)。
液温サーミスタ47が40℃以上を20秒継続検知しているにもかかわらず、液温過熱防止サーミスタ48が35℃を検知したことに伴い作動するはずの過熱防止回路48Aが作動していない場合には(ステップS8でNO)、液温過熱防止サーミスタ48または過熱防止回路48Aが故障等のトラブルを生じているとして、制御部70はドライクリーナーの動作を停止させる。
一方、ステップS7の判断が否定され、または、ステップS7およびS8の判断が肯定されたときには、制御部70に備えられているタイマ71が所定時間をカウントしたとき、たとえばチェック制御スタートから1分を計時した時点において(ステップS9でYES)、チェック制御を終了する。この場合は、液温過熱防止サーミスタ48および過熱防止回路48Aは正常である。
ところで、乾燥工程中には、乾燥工程と並行して、タンク31に回収されている溶剤の浄化処理が行われる。そのため、チェック制御を終了後は、三方バルブV6が切り換えられて、流通管37が開かれる。これにより、タンク31の溶剤は、汲み出し管34→合流点35→溶剤ポンプ36→三方バルブV6→流通管37→第1フィルタ32→第2フィルタ33→流通管38→流通管46→三方バルブV9→フィードバック管52→タンク31へと流れ、フィルタ32、33を通る流路を循環されて、フィルタ32、33により溶剤の浄化が行われる。
上述の実施形態では、液温過熱防止サーミスタ48および過熱防止回路48Aの作動チェックの制御を、乾燥工程の開始時に行う構成を説明した。乾燥工程の開始時に上記チェック制御を行うことにより、次の洗濯工程の前に、液温過熱防止サーミスタ48および過熱防止回路48Aが正常であることが確認されるので、洗濯工程時にドラム4に対して所望の温度の溶剤を安全に供給できるドライクリーナーとすることができる。
ところで、液温過熱防止サーミスタ48および過熱防止回路48Aのチェック制御は、乾燥工程の最初に行う必要はなく、任意の期間に行ってもよい。チェック制御は、わずか1分程度で完了するので、ドライクリーナーにおける洗濯工程、脱液工程等の妨げになることはほとんどない。
また、場合によっては、毎回のワッシャー(洗濯工程、脱液工程および乾燥工程からなるドライクリーナーの1サイクルを1ワッシャーと称する)の度に行う必要はなく、数ワッシャーに1回のチェック動作を行うような構成であってもよい。
その他、この発明は、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係るドライクリーナーの配管系統図である。 この発明の特徴となる制御を行うために必要な部分のドライクリーナーの回路構成を示すブロック図である。 この実施形態における特徴となるチェック制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
4 ドラム
5 外槽
24、43、44 蒸気通路
36 溶剤ポンプ
39 溶剤熱交換器
40 バイパス管
41 蒸気管
46 流通管
47 液温サーミスタ
48 液温過熱防止サーミスタ
48A 加熱防止回路
52 フィードバック管
31 タンク
V1、V20、V21 バルブ
V6、V9 三方バルブ
70 制御部

Claims (7)

  1. 洗濯物を収容し、所定の溶剤を用いて洗濯を行うためのドラムと、
    前記所定の溶剤を溜めるためのタンクと、
    前記タンクからドラムへ溶剤を供給するための供給路と、
    前記供給路に設けられ、タンクからドラムに向けて溶剤を送るための送液手段と、
    前記供給路に設けられ、供給路を流れる溶剤の温度を設定温度に調整するための温度調整手段と、
    前記温度調整手段で調整された後の溶剤の温度を検知するための温度検知手段と、
    前記温度調整手段で調整された後の溶剤の温度が予め定める過熱温度に達したことを検知して動作する過熱防止手段と、
    前記送液手段による送り量を低下させ、前記温度調整手段によって溶剤を加熱し、前記温度検知手段が予め定める温度以上を一定時間継続して検知し、前記過熱防止手段が作動するか否かを判別することによって、前記過熱防止手段の良否を判定するチェック手段と、
    を含むことを特徴とするドライクリーナー。
  2. 前記ドラムの手前で弁を介して前記供給路から分岐されていて、前記ドラムへ向けて供給路を流れる溶剤をタンクへと戻すための返還路をさらに有し、
    前記チェック手段は、判定を行うときに、前記弁を切り換て供給路から返還路へ溶剤を流すことを特徴とする、請求項1記載のドライクリーナー。
  3. 前記チェック手段は、洗濯工程の後の、前記ドラム内の洗濯物を乾燥する乾燥工程の開始時に機能して判定動作を行うことを特徴とする、請求項2記載のドライクリーナー。
  4. 前記送液手段は、ポンプと、ポンプを駆動するインバータ回路とを有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のドライクリーナー。
  5. 前記温度検知手段は、サーミスタを含み、
    前記過熱防止手段は、サーミスタと、サーミスタの検知温度に基づいて動作するトランジスタ回路とを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のドライクリーナー。
  6. 前記温度調整手段は、蒸気が流れる蒸気流路を有し、
    蒸気流路と溶剤との間で熱交換を行わせる熱交換器を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のドライクリーナー。
  7. 洗濯用のドラムと、溶剤を溜めるためのタンクと、タンクからドラムへ溶剤を供給する供給路とを有し、供給路に、溶剤の温度調整手段、調整された溶剤の温度を検知する温度検知手段、および過熱防止手段が設けられているドライクリーナーにおいて、
    タンクからドラムへ向けて供給路を流れる溶剤の流量を減らし、
    温度検知手段が予め定める温度以上を一定時間継続して検知するまで、流れる溶剤を加熱し、
    その間に、過熱防止手段が作動するか否かによって、過熱防止手段の良否を判定することを特徴とする、ドライクリーナーにおける溶剤過熱防止手段のチェック方法。
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