JP4901434B2 - ドライクリーナー - Google Patents

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Description

この発明は、ドライクリーナー、詳しくは、可燃性の溶剤を用いて洗濯、脱液および乾燥を行なうドライクリーナーに関する。
従来から、石油系溶剤などの可燃性の溶剤を用いて洗濯物を洗濯し、洗濯後の洗濯物から溶剤を脱液し、さらに、脱液後の洗濯物に、ヒーターで加熱された熱風を浴びせて、溶剤を気化させることにより、洗濯物の乾燥を行なうドライクリーナーが知られている。
ところで、石油系溶剤は引火性が高いため、洗濯物の乾燥中、洗濯物から気化した溶剤ガスの濃度が高いと、その溶剤ガスにヒーターの熱が引火源となって引火し、引火事故や爆発事故が発生するおそれがある。
そこで、このような事故を防止するためのドライクリーナーとして、洗濯物を収容し、洗濯、脱液および乾燥を行なうためのドラムと、ドラム内の空気を循環させるための循環風路と、循環風路を流れる空気を加熱するための蒸気加熱式の乾燥ヒーターと、乾燥ヒーターに蒸気を供給するために開閉される蒸気弁と、循環風路内に設けられ、ドラムに供給される気体温度を測定するドラム入口温度センサと、ドラムを通過した気体温度を測定するドラム出口温度センサと、マイクロコンピュータ(マイコン)などから構成され、蒸気弁および上記各温度センサを制御する制御部と、を備えるドライクリーナーが知られている(たとえば、特許文献1)。
乾燥工程では、洗濯物に含まれている溶剤量の多寡により、ドラム出口温度が変化する。すなわち、洗濯物に含まれている溶剤量が多いときは、揮発量が相対的に多く、ドラム出口温度は相対的に低くなる。ドラム出口温度が低いときに、ドラム入口温度を高くする、つまり、蒸気弁を開いて加熱を強めると、洗濯物からの溶剤の揮発量がさらに多くなって、安全値(たとえば、溶剤がガソリン5号の場合には0.6vol%)を超えた溶剤ガス温度の空気がドラム内に生じ、引火の危険性がある。
特許文献1記載のドライクリーナーでは、上記危険を回避するため、マイコンでドラム出口温度を監視し、蒸気弁の開閉を制御して、ドラム入口温度から供給される循環風の温度を制御し、洗濯物からの溶剤の揮発量が多くなりすぎて、溶剤ガス濃度が安全値を超えないようにしている。
特開2005−218881号公報
ところが、特許文献1記載のドライクリーナーにおいて、たとえば、制御部の故障などに起因してマイコンが誤動作する、いわゆる、マイコン暴走が発生すると、蒸気弁が制御されなくなって、溶剤ガスの濃度を制御することができなくなる可能性がある。そうなると、ドラム内の溶剤ガスの濃度が上昇し、その溶剤ガスに乾燥ヒーターが引火源となって引火するおそれがある。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、マイコン暴走などがあっても、引火などの危険の生じない、より安全性の高いドライクリーナーを提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、乾燥工程における安全確保が確実に行なわれるドライクリーナーを提供することを別の目的とする。
請求項1記載の発明は、可燃性の溶剤を用いて洗濯物の洗濯、脱液および乾燥を行なうドライクリーナーであって、洗濯物を収容し、洗濯、脱液および乾燥を行なうための処理槽と、前記処理槽内の空気を取り出し、閉流路を乾燥のために流通させて処理槽へ戻す循環風路と、前記循環風路を流通する空気を加熱するための加熱手段と、前記加熱手段の動作を制御して、乾燥工程を実行させる制御手段と、前記処理槽において、所定の脱液処理が終わったことに応答して終了信号を出力する信号出力手段と、前記終了信号が出力されていない状態では、前記制御手段の制御にかかわらず、前記加熱手段を不能動状態に保つ安全回路と、を備え、前記処理槽は、液密的に形成された外槽と、前記外槽内に回転自在に設けられ、回転されることによって、内部に収容された洗濯物に含まれる溶剤を遠心力によって脱液する内槽と、前記内槽を回転させるための駆動モータと、を含み、前記信号出力手段は、前記内槽または前記駆動モータが所定の回転速度以上で回転し、その回転が一定時間経過したときに前記終了信号を出力する機構を有することを特徴とする、ドライクリーナーである。
請求項記載の発明は、前記信号出力手段は、前記内槽または前記駆動モータの回転速度が所定の回転速度以上のときにONするスイッチと、前記スイッチのONにより計時を開始し、前記スイッチがONの間の時間を計測し、一定時間計測したときに前記終了信号を出力するタイマと、を含むことを特徴とする、請求項記載のドライクリーナーである。
請求項記載の発明は、前記加熱手段は、前記循環風路を流れる空気と熱交換を行なう熱交換器と、前記熱交換器に蒸気を供給する蒸気供給手段と、を含み、前記安全回路は、前記加熱手段を不能動状態に保つために、前記蒸気供給手段から前記熱交換器へ蒸気が供給されないようにすることを特徴とする、請求項1または2記載のドライクリーナーである。
請求項記載の発明は、前記蒸気供給手段は、蒸気を供給するための蒸気供給路と、この蒸気供給路を閉開するための弁と、を含み、前記安全回路は、前記加熱手段を不能動状態に保つため、前記弁を常時閉にすることを特徴とする、請求項記載のドライクリーナーである。
請求項記載の発明は、前記蒸気供給路は、複数備えられ、かつ、各蒸気供給路には、それぞれ弁が介在されていて、前記安全回路は、前記加熱手段を不能動状態に保つため、予め定める弁に対してだけ、常時閉にすることを特徴とする、請求項記載のドライクリーナーである。
請求項1記載の発明によれば、処理槽において所定の脱液処理が終わったことに応答する終了信号が、信号出力手段によって出力されていない状態では、制御手段の制御にかかわらず、安全回路によって加熱手段が不能動状態に保たれる。また、これら信号出力手段は、制御手段(マイコンなど)とは別のハードウェアで構成されており、制御手段に依存せずに終了信号が得られる。そのため、所定の脱液処理が終了して初めて、加熱手段を動作させることが可能となる。
一般的に、乾燥工程中の溶剤ガス濃度は、洗濯物に含まれる溶剤量と洗濯物に浴びせられる空気温度に大きく依存し、含まれる溶剤量が多ければ多いほど、空気温度が高ければ高いほど、溶剤ガス濃度が上昇しやすくなる。そのため、脱液処理で、洗濯物に含まれる溶剤量を一定量以下にしてやれば、乾燥工程において揮発する溶剤量が少なく、空気温度が高くても、溶剤ガス濃度が一定値以上に上昇することはない。
たとえば、溶剤ガスが引火するおそれのある下限界濃度である引火下限界濃度を0.8vol%、洗濯物に含まれる溶剤量を「A」、および、この「A」以下の溶剤を含む洗濯物は、過熱されても溶剤ガス濃度は0.8vol%以下に保たれるとし(以下、「A」と示す場合には、特記しない限りこの溶剤量「A」とする。)、請求項1記載の発明において、所定の脱液処理を、たとえば、「処理後の洗濯物に含まれる溶剤量が「A」以下となるように脱液する処理」と定めれば、洗濯物に含まれる溶剤量が「A」以下になって初めて、加熱手段を動作させることが可能となる。
その結果、加熱手段動作時に制御手段が暴走し、たとえば、加熱手段が制御不能状態に陥って循環風路の空気が過熱されても、洗濯物に含まれる溶剤量が「A」以下となっているので、溶剤ガス濃度が引火下限界濃度を超えることはない。これにより、乾燥工程における安全確保が確実に行なわれ、引火などの危険の生じない、より安全性の高いドライクリーナーを提供することができる。
そして、信号出力手段には、内槽または駆動モータが所定の回転速度以上で回転し、その回転が一定時間経過したときに終了信号を出力する機構が備えられている。よって、所定の回転速度およびその回転速度での回転時間を、たとえば、「処理後の洗濯物に含まれる溶剤量を「A」以下とすることができる、回転速度およびその回転速度での回転時間」と定めれば、内槽の回転速度および回転時間を検知するだけという、簡単な方法で溶剤ガス濃度が一定値以上に上昇することを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、信号出力手段には、内槽または駆動モータの回転速度が所定の回転速度以上のときにONするスイッチと、スイッチのONにより計時を開始し、スイッチがONの間の時間を計測し、一定時間計測したときに終了信号を出力するタイマと、が含まれている。そのため、スイッチおよびタイマを制御するだけという、簡単な方法によって、溶剤ガス濃度が一定値以上に上昇することを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、加熱手段には、循環風路を流れる空気と熱交換を行なう熱交換器と、熱交換器に蒸気を供給する蒸気供給手段と、が含まれ、加熱手段を不能動状態に保つために、安全回路によって、蒸気供給手段から熱交換器へ蒸気が供給されないようにされる。これにより、所定の脱液処理が終了して初めて、蒸気が熱交換器へ供給され、循環風路を流れる空気が加熱される。その結果、蒸気供給時に制御手段が暴走し、たとえば、蒸気供給手段から大量の蒸気が供給されて熱交換器の温度が急上昇しても、洗濯物に含まれる溶剤量が「A」以下となっているので、溶剤ガス濃度が一定値以上に上昇することを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、蒸気供給手段には、蒸気を供給するための蒸気供給路と、蒸気供給路を閉開するための弁と、が含まれ、その弁は、安全回路によって常時閉にされる。この構成によれば、弁を常時閉にしておくという簡単な制御によって、溶剤ガス濃度が一定値以上に上昇することを防止することができる。
請求項記載の発明によれば、蒸気供給路が、複数備えられ、かつ、各蒸気供給路には、それぞれ弁が介在されており、それらの弁のうち、予め定める弁だけが安全回路によって常時閉にされる。請求項6記載の発明において、たとえば、予め定める弁を「開かれることによって、溶剤ガス濃度を、引火下限界濃度を超える濃度にまで上昇させてしまうおそれのある弁」と定め、その弁だけを常時閉にしておけば、溶剤ガス濃度が一定値以上に上昇することを防止することができる。また、その他の弁については、安全回路によって不能動状態に保つ必要がなく、余分な装置を設ける必要がないので、コストの節約にもなる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
<ドライクリーナーの外観構成>
図1は、この発明の一実施形態に係るドライクリーナー1の要部についての正面側斜視図である。なお、方向について言及する場合には、図示した方向矢印を参照する(他の図においても同様とする。)。
図1を参照し、このドライクリーナー1は、たとえば業務用であり、略直方体形状の本体2とタンク・フィルタキット3(図2参照)とを備えている。
本体2は、略枠体状のフレーム2aを備え、フレーム2a内には、外槽4と、外槽4に収容されるドラム5(内槽)とが設けられている。フレーム2aは、地面に固定されている。また、フレーム2aの前側面部分において、外槽4の上方位置、詳しくはユーザの目線位置近傍には、操作パネル2bが取り付けられている。操作パネル2bの操作ボタン66(後述)を操作することで、ドライクリーナー1に所望の運転を実行させることができ、操作パネル2bの表示パネル67(後述)には、ドライクリーナー1の運転状況が表示される。
外槽4は、略直方体形状に形成され、その内部には、略円筒状の空間が形成されている。外槽4の前側壁には、外槽4内部に連通する正面視円形状の外槽開口部4aが形成されている。外槽開口部4aには、その周縁に沿うように、金属製の環状のリム4bが嵌め込まれている。リム4bの内周縁の前端縁には、環状のパッキン4cが取り付けられている。また、リム4bの左端部には、ヒンジ4dが設けられ、リム4bの右端部には、被係合突起4eが設けられている。ヒンジ4dには、扉(図示せず)が取り付けられており、この扉(図示せず)は、ヒンジ4dの回動軸を中心に回動して外槽開口部4aを開閉することができる。また、扉(図示せず)には、ヒンジ4dに取り付けられる側とは反対側の部分に、係合突起(図示せず)が設けられており、扉(図示せず)が外槽開口部4aを閉じたときに係合突起(図示せず)がリム4bの被係合突起4eに係合することで、扉(図示せず)は、外槽開口部4aを閉じた状態でロックされる。
また、外槽4は、その底面の4つ角において、ダンパー2cを介してフレーム2aに連結されている。そのため、ドライクリーナー1の運転中に外槽4が振動しても、その振動はダンパー2cによって緩和されるので、その振動がフレーム2aを介して、ドライクリーナー1の周囲に伝わることが防止される。
ドラム5は、中空の略円筒形状に形成され、その中心軸が略水平方向、具体的には前後方向に延びるように配置されている。また、ドラム5の後方には、中心軸に接続されるドラムモータ21(図3参照)が配置されており、ドラムモータ21が回転することにより、その動力が中心軸を介してドラム5に伝えられてドラム5が回転する。ドラム5の前側壁には、外槽開口部4aに対応する位置に、ドラム5内部に連通するドラム開口部5aが形成されている。ドラム開口部5aは、外槽開口部4aと前後方向に対向している。そのため、扉(図示せず)を開き、外槽開口部4aおよびドラム開口部5aを介して、ドラム5内に洗濯物を収容することができる。また、ドラム5の内周面には、中心軸方向に向かって突出するバッフル5bが複数設けられている。
<ドライクリーナーの内部構成>
図2は、ドライクリーナー1の配管系統図である。以下には、図2を参照して、ドライクリーナー1の内部構成を詳説する。
上述した外槽4には、ドラム5内へ空気を導入するための空気入口6と、ドラム5内の空気を排出するための空気出口7とが備えられていて、空気出口7および空気入口6間は循環路8(循環風路)によって接続されている。つまり、循環路8は、空気入口6と空気出口7とを有し、空気出口7と空気入口6との間をつなぐ閉路(閉流路)であるといえる。
ドライクリーナー1は、専用の可燃性溶剤(たとえば、石油系溶剤など)を用いてドライクリーニングを行う装置である。ドライクリーニングは、水で洗濯物を洗う場合に比べて、洗濯物の縮みが少なく、しかも油汚れが落ち易い等の利点がある反面、使用する溶剤は、なるべく環境に放出しない方が望ましい。そこで、この実施形態では溶剤は全て回収する方式とされている。
すなわち、洗濯時には、後述するタンク31から供給される溶剤が外槽4内に一定量溜められて洗濯が行われる。洗濯後は、溶剤は外槽4からタンク31に回収される。さらに、ドラム5が高速回転されて溶剤は洗濯物から脱液される。脱液された溶剤もタンク31へ回収される。その後、ドラム5が低速回転されながら、ドラム5内の空気を、循環路8とドラム5との間で循環させることにより、洗濯物の乾燥が行われる。乾燥により洗濯物から蒸発する気化溶剤も、凝集して回収される。なお、ドラム5の回転時に洗濯物がバッフル5bによって攪拌されることで、洗濯物が効率的に洗濯および乾燥される。
乾燥工程では、ブロアモータ9によりブロア10が回転され、空気出口7から循環路8を通って空気入口6へと、ドラム5内の空気が循環される。循環路8には、乾燥クーラー11および12が設けられ、また、空気入口6の近傍には乾燥ヒーター13(熱交換器)が設けられている。ドラム5から空気出口7を通って循環路8へ流れる空気は、気化した溶剤(溶剤ガス)を含んでおり、この溶剤ガスを含んだ空気が乾燥クーラー11、12によって冷却されることによって、空気中の溶剤ガスが液化する。つまり、循環路8を通る溶剤を含んだ空気を、乾燥クーラー11、12で冷却することにより溶剤を凝縮させて空気中から回収する。その後、乾燥ヒーター13によって空気を加熱し、空気入口6からドラム5内へ、加熱空気を乾燥風にして供給する。ドラム5内で、加熱空気は洗濯物と熱交換を行い、洗濯物に含まれている溶剤を気化させる。そして気化した溶剤は、空気と一緒に空気出口7から循環路8へと流れる。このサイクル、すなわちドラム5内の空気がドラム5と循環路8との間を循環するというサイクルが繰り返されることによって、ドラム5内の洗濯物が乾燥される。なお、このドライクリーナー1では、空気入口6からの乾燥風を、外槽開口部4aおよびドラム開口部5aを介してドラム5内の洗濯物に供給する構成となっている。ドラム開口部5aは、ドラム5において一番大きい穴であり、このドラム開口部5aを介して、乾燥風を洗濯物に効率的に供給することができる。また、循環路8によってドラム5内の空気が循環されるので、乾燥ヒーター13によって加熱されてドラム5に供給された空気は、ドラム5内の洗濯物と熱交換して洗濯物の水分(溶剤)を気化させた後、気化した水分とともに機外へ排出されることなく、洗濯物の乾燥に再利用される。そのため、このドライクリーナー1は、環境に優しい装置であるといえる。
ところで、溶剤は可燃性であり、乾燥工程では、加熱空気の温度制御を確実に行わなければ、気化した溶剤が発火したり爆発したりするおそれがある。
そのため、空気入口6からドラム5へ供給される加熱空気の温度を検出するために、循環路8内における乾燥ヒーター13の下流側(空気の流れ方向に見て下流側、以下同じ)に、ドラム入口温度サーミスタ14および入口温度過熱防止サーミスタ15が備えられている。入口温度過熱防止サーミスタ15は、図示しないが、トランジスタ回路と接続されており、たとえば95℃を検知することにより、トランジスタを介して回路を切断するためのものであり、サーモスタットと比べて作動温度をより正確に検知でき、温度反応性もよいという利点がある。
循環路8には、空気出口7から排出される空気温度を検出するために、ドラム出口温度サーミスタ16、およびドラム出口温度サーミスタ16の故障の有無を判定するためのモニター用の出口温度異常判定サーミスタ17が設けられている。さらに、2つの乾燥クーラー11、12のうち、下流側の乾燥クーラーで冷やされた後の空気温度を検出するために、循環路8には、クーラー温度サーミスタ18および安全回路の一部を構成するクーラー温度過熱防止サーミスタ19が設けられている。
さらに、乾燥クーラー12と乾燥ヒーター13との間に位置する循環路8には、循環路8内の圧力が上昇し過ぎたときに、その圧力を調整する呼吸口20および仕切弁V14が設けられている。通常は、呼吸口20は開いており、仕切弁V14は循環路8内を空気が流れるように開いている。さらに、循環路8を流れる溶剤ガスを含む空気が万一引火し、爆発を起こしたときに、その爆風を逃がすための防爆口26が備えられている。防爆口26は図示しないばねによって閉じる方向に付勢されている。
乾燥クーラー11、12は、冷媒通路22a,22b,22cを介して冷凍機23と接続されている。冷凍機23は本体2の外部に備えられている。冷媒通路22aに挿入されている乾燥クーラー用電磁弁2Yが開かれると、冷凍機23から冷媒通路22a,22bを介して乾燥クーラー12および乾燥クーラー11へと冷媒(たとえば冷水)が流れ、乾燥クーラー12および乾燥クーラー11が冷却動作を行う。ここで、乾燥クーラー11,12は、冷凍機23に対して直列接続されているが、並列接続されていてもよい。具体的には、乾燥クーラー11,12のそれぞれに対して冷媒通路22a,22cを設け、冷凍機23からの冷媒を乾燥クーラー11,12に個別に供給する。もちろん、乾燥クーラー11,12に応じて冷凍機23を別々に設けてもよい。
乾燥ヒーター13は、内部に蒸気を通過させてその蒸気の熱をフィンから放出することで周囲を加熱するいわゆるラジエターであり、蒸気通路24(蒸気供給路)および25が接続されている。具体的には、蒸気通路24は、機外の蒸気源と乾燥ヒーター13との間をつないでいる。また、蒸気通路24には、入口バルブV20が挿入されており、蒸気通路24において、乾燥ヒーター13と入口バルブV20との間は、相対的に路径の太い第1蒸気供給路24aと相対的に路径の細い第2蒸気供給路24bとに分岐している。第1蒸気供給路24aには、第1バルブV27が挿入され、第2蒸気供給路24bには、第2バルブV28が挿入されている。この実施形態では、蒸気通路24から乾燥ヒーター13までを含む経路が、この発明の加熱手段に相当する。一方、蒸気通路25は、蒸気通路24から乾燥ヒーター13に供給された蒸気を機外に排出するための通路である。
入口バルブV20、ならびに、第1バルブV27および/または第2バルブV28が開かれることにより、乾燥ヒーター13に蒸気(たとえば、110〜120℃の蒸気)が供給され、乾燥ヒーター13は、蒸気によって、循環路8の空気の加熱動作を行う。なお、第1蒸気供給路24aと第2蒸気供給路24bとでは、蒸気の供給量が異なるので、必要に応じて、第1蒸気供給路24aおよび第2蒸気供給路24bのいずれか一方または両方から乾燥ヒーター13に蒸気を供給してもよい。
乾燥工程では、通常、ドラム入口温度サーミスタ14、ドラム出口温度サーミスタ16およびクーラー温度サーミスタ18の検知温度に基づいて、ブロアモータ9の回転や、入口バルブV20、ならびに、第1バルブV27および/または第2バルブV28の開閉などが制御される。なお、このドライクリーナー1では、溶剤ガスの発火や爆発を防止するべく、第1バルブV27および第2バルブV28を閉開制御するための電気回路が安全回路70(後述)として構成されている。各バルブ(V27、V28)を閉開制御するための電気回路については、以降で詳説する。
タンク・フィルタキット3には、溶剤を溜めるためのタンク31と、タンク31から汲み出される溶剤を濾過するための直列接続された第1フィルタ32および第2フィルタ33とが含まれている。また、タンク31の下面には汲み出し管34の一端が接続されている。汲み出し管34にはバルブV1が挿入されていて、その他端は合流点35とつながっている。合流点35には溶剤ポンプ36の吸い込み側が接続されており、溶剤ポンプ36の吐出側は三方バルブV6の入口に接続されている。三方バルブV6の一方出口は流通管37の一端と接続されており、流通管37の他端側は、バルブV19を介してタンク31に接続されている。流通管37の途中部(三方バルブV6とバルブV19との間)は、分岐されて第1フィルタ32および第2フィルタ33の直列接続とつながっている。第2フィルタ33の出口側には、流通管38がつながっており、流通管38の先端は本体2内に設けられた溶剤熱交換器39の入口とつながっている。
上述の三方バルブV6の他方出口にはバイパス管40の一端が接続されており、その他端は、溶剤熱交換器39の入口に接続されている流通管38に合流されている。
よって、三方バルブV6の出口を切り換えることにより、第1フィルタ32および第2フィルタ33を通して溶剤を溶剤熱交換器39へ与えるか、これらフィルタ32、33を通さず、バイパス管40によってバイパスして溶剤熱交換器39へ与えるかを切り換えられる。
溶剤熱交換器39内には、蒸気管41および冷媒管42が配設されている。蒸気管41および冷媒管42は、いずれも、たとえばコイル状に旋回された管である。蒸気管41には蒸気通路43および44が接続されている。蒸気通路43は、蒸気管41と蒸気通路24との間を繋ぎ、その途中には、バルブV21が挿入されている。一方、蒸気通路44は、蒸気通路43から蒸気管41に供給された蒸気を機外に排出するための通路である。バルブV21が開かれると、蒸気通路43を通して蒸気管41へ蒸気が流れ、蒸気通路44を経て蒸気は排出される。溶剤熱交換器39を溶剤が通る間に、高温の蒸気管41と溶剤との間で熱交換が行われ、溶剤が加熱される。一方、冷媒管42には冷媒通路45a、45bが接続されており、冷媒通路45aには溶剤クーラー用電磁弁3Yが挿入されている。この溶剤クーラー用電磁弁3Yが開かれると、冷媒管42に冷媒が通される。溶剤熱交換器39を溶剤が通る間に、溶剤と冷媒管42との間で熱交換が行われ、溶剤が冷やされる。バルブV21の開閉および溶剤クーラー用電磁弁3Yの開閉を制御することにより、溶剤熱交換器39において、溶剤を加熱するか冷却するかを切り換え、溶剤熱交換器39を通過した後の溶剤の温度を所望の温度に調整できる。
溶剤熱交換器39の出口側には流通管46の一端が接続されている。流通管46の他端は、三方バルブV9の入口と接続されている。流通管46には、溶媒の温度を測定するために、液温サーミスタ47が備えられているとともに、液温が所定の温度以上に上昇するのを防止するための液温過熱防止サーミスタ48が備えられている。
流通管46には、さらに、上記2つのサーミスタの下流側に、ソープ濃度センサ50
が備えられている。
三方バルブV9の一方出口には給液管51の一端が接続されており、その他端は外槽4に接続されていて、ドラム5内へ溶剤を供給できるようにされている。三方バルブV9の他方出口には、フィードバック管52の一端が接続されており、その他端はタンク31に接続されている。
循環路8内の乾燥クーラー11、12で凝縮される溶剤を回収するため、循環路8の乾燥クーラー11、12の配置位置下方には、回収管62の一端が接続されている。回収管62の他端は水分離器63に接続されている。水分離器63では、回収される溶剤中に含まれている水分が分離され、分離された水はドレン管64を通って排水される。そして溶剤は回収管65を通ってタンク31へ戻される。
外槽4には、その最下方部に排液口55が形成され、排液口55には液面検出容器56が接続されている。液面検出容器56には標準液面スイッチ57および排液液面スイッチ58という2つの液面スイッチが備えられている。液面検出容器56は洗濯時に排液口55から落下する洗濯物から脱落したボタン等のトラップを兼ねている。
液面検出容器56の下端には回収管59の一端が接続されている。回収管59にはバルブV4が挿入されていて、回収管59の他端は合流点35と接続されている。
合流点35には、さらに、ソープ容器60に一端がつながれたソープ管61の他端が合流されている。ソープ管61にはバルブV17が挿入されている。
次に、図2に示す配管系統図における溶剤の流れについて説明をする。
洗濯工程では、まず、タンク31に溜められた溶剤がドラム5(外槽4)へ供給される。そのために、バルブV1が開かれ、溶剤ポンプ36が駆動され、三方バルブV6は流通管37側が開かれ、バルブV19は閉じられる。これにより、タンク31内の溶剤は、第1フィルタ31および第2フィルタ33を通って流通管38を流れ、溶剤熱交換器39で温度が調整された後、流通管46を通って三方バルブV9へと流れる。三方バルブV9は給液管51側が開かれており、給液管51を通って外槽4へと溶剤が供給される。供給時には、バルブV4は閉じられている。外槽4に溜まった溶剤の量は、標準液面スイッチ57で検知され、所定量(洗濯に適した量)の溶剤が外槽4に溜まると、バルブV9が切り換えられて、給液管51側が閉じられ、フィードバック管52側が開かれる。
タンク31に溜められた溶剤には、予めソープが混入されており、溶剤が流通管46を通る際に、ソープ濃度センサ50で溶剤中のソープ濃度が測定される。そしてソープ濃度が低い場合は、バルブV17が開かれ、ソープ容器60のソープがソープ管61を介して汲み出されて、供給される溶剤に混入される。
なお、外槽4への溶剤供給時において、場合によっては、三方バルブV6を切り換え、溶剤を、フィルタ32、33を通さずに、バイパス管40を通して溶剤熱交換器39へ与え、外槽4へ供給するようにしてもよい。
排液、脱液工程では、バルブV4が開かれ、バルブV1は閉じられ、溶剤ポンプ36が駆動される。三方バルブV6は流通管37側が開かれ、バルブV19が開かれて、溶剤はタンク31へ戻される。
あるいは、バルブV19は閉じられ、流通管37を流れる溶剤が、フィルタ32、33、流通管38、溶剤熱交換器39、流通管46を通り、三方バルブV9を介してフィードバック管52を流れてタンク31へ戻されるようにしてもよい。こうすると、外槽4から排出される洗濯後の溶剤や、洗濯物から遠心力により脱液された溶剤を、フィルタ32、33を通すことにより、浄化してタンク31へ戻すことができる。
<ドライクリーナー1の電気的構成>
図3は、ドライクリーナー1の電気的構成を示すブロック図であって、この発明に関連する部分を示したものである。
ドライクリーナー1には、たとえばマイクロコンピュータ(マイコン)等で構成された制御部81(制御手段)が備えられている。
制御部81には、操作パネル2bに設けられた、操作ボタン66と、表示パネル67と、が接続されており、ユーザが操作ボタン66を操作することにより、その操作に対応した入力信号が制御部81に入力される。また、ドライクリーナー1の運転状況に対応した出力信号が表示パネル67に入力されて、運転状況が表示パネル67に文字情報として表示される。
また、制御部81には、各種制御対象として、三方バルブV9、バルブV4およびドラムモータ21(駆動モータ)が接続されており、これら各種制御対象は、制御部81によってその動作が制御される。たとえば、洗濯工程においては、三方バルブ9が給液管51側に開かれて、ドラム5(外槽4)に溶剤が供給される。また、脱液工程においては、バルブV4が開かれて、外槽4内に脱液された溶剤がタンク31へ戻される。
また、制御部81には、第1バルブV27および第2バルブV28が、安全回路70を介して接続されている。
安全回路70は、ドラムモータ21、速度検出器68およびタイマ69と電気的に接続されており、ドラムモータ21の回転速度が速度検出器68で検出され、これに応じてタイマが動作し、そのタイマの入力信号が安全回路70に入力されるようになっている。そして、タイマからの入力信号に応じて、安全回路70がON状態になって初めて、制御部81によって第1バルブV27の動作を制御できる構成となっている。一方、第2バルブV28については、安全回路70がOFF状態であっても、制御部81によって動作制御できる構成となっている。なお、安全回路70の具体的構成については、図4を用いて以下で詳説する。
<溶剤ガス濃度安全システム>
図4は、溶剤ガス濃度安全システムを構成するリレーシーケンス制御回路71を示す図である。ここで、溶剤ガス濃度安全システムとは、乾燥工程中、溶剤ガスの発火・爆発などの防止を図るシステムのことであって、このシステムを構築するために、ドライクリーナー1には、リレーシーケンス制御回路71が備えられている。
リレーシーケンス制御回路71は、第1バルブV27と、第2バルブV28とを制御するための制御回路であって、たとえば、直流電源(たとえば、DC24V)に接続されており、制御対象として、第1バルブV27と、第2バルブV28とが並列接続される並列接続回路を備えている。また、第1バルブV27および第2バルブV28に、それぞれ直列接続され、かつ、制御部81内のマイクロコンピュータ(マイコン)に制御される第1スイッチ77および第2スイッチ78が備えられている。これら第1スイッチ77および第2スイッチ78がON制御されて出力されるON信号が、第1バルブV27および第2バルブV28へそれぞれ入力されることによって、各バルブ(V27、V28)が開かれる。
また、第1バルブV27および第1スイッチ77の直列接続には、第2リレー76内に備えられる第2接点76aが、さらに直列に接続されている。これにより、第2接点76aがONでない状態では、制御部81が第1スイッチ77をONにする制御にかかわらず、第1バルブV27は不能動状態に保たれるという、安全回路70が構成されている。
そして、リレーシーケンス制御回路71には、第2接点76aを制御するための、検出回路79が備えられている。
検出回路79は、安全回路70に並列に接続され、第2リレー76と、第1リレー75内に備えられる第1接点75aとの直列接続、および、この直列接続に並列に接続される、第1リレー75と、タイマ69内に備えられるタイマ接点69aとの直列接続を有している。
第1リレー75および第2リレー76は、たとえば、電磁リレーなど、電磁力によって接点を開閉する機能を有する装置であって、これらのリレー(75、76)内に備えられる電磁コイル(図示せず)に電流が流されることによって、各接点(75a、76a)が閉じられる。
また、第1リレー75と第2リレー76との並列接続には、外槽開口部4aを開閉する扉(図示せず)の状態を検知する扉スイッチ74が直列に接続されており、扉スイッチ74は、扉が閉状態中ONにされる。
タイマ69は、扉スイッチ74および第1リレー75(扉スイッチ74および第2リレー76)に並列に接続され、たとえば、信号の入力により計時を開始し、予め定める時間が経過したときに、その内部に備えられるタイマ接点69aがONにされる構成となっている。また、タイマ69は、検出スイッチ73と直列に接続されており、この検出スイッチ73がONされることにより、タイマ69に計時を開始するための入力信号が与えられる。
検出スイッチ73は、ドラムモータ21(図3参照)に接続される速度検出器68の内部回路(図示せず)に含まれている。ドラムモータ21は、たとえば、周波数制御されるインバータ回路を内部に有しており、速度検出器68は、このインバータ回路に接続されている。そして、速度検出器68は、ドラムモータ21が所定の回転速度以上のときに出力する周波数を検出し、その回転速度以上の間、検出スイッチ73をONにする構成となっている。
次に、このリレーシーケンス制御回路70の制御の流れについて説明する。
洗濯工程が終了し、脱液工程が開始すると、ドラム5が、ドラムモータ21の回転動力を受けて高速回転され、洗濯物に含まれる溶剤が脱液される。そして、ドラムモータ21の回転速度が、たとえば、500rpm以上になると、500rpm以上のときに出力される周波数が速度検出器68に検出されて、検出スイッチ73がONにされる。
検出スイッチ73がONにされると、そのON信号がタイマ69に入力され、タイマ69で計時が開始される。その後、検出スイッチ73がON状態の時間、すなわち、ドラムモータ21が500rpm以上で回転している時間が、たとえば、4分経過すると、タイマ接点69aがONにされる。なお、洗濯工程、脱液工程において、外槽開口部4aを開閉する扉(図示せず)は閉められているので、扉スイッチ74はON状態に保たれている。
タイマ接点69aがONにされると、第1リレー75内部の電磁コイルに電流が流れて、第1接点75aがONにされる。そして、第1接点75aがONにされると、第2リレー76内部の電磁コイルに電流が流れて、第2接点76aがONにされる。これにより、制御部81が第1スイッチ77をON制御することによって、第1バルブV27の(+)側と(−)側とが導通状態となるため、第1バルブV27を開くことができる。
このように、ドラムモータ21の回転速度が500rpm以上であることが速度検出器68に検出され、ドラム5が、その回転速度で4分間回転されたことがタイマ69に計測されない状態では、第2接点76aがOFF状態であるので、制御部81が第1スイッチ77をON状態にしても、そのON信号が第1バルブV27に伝達されないで、第1バルブV27が不能動状態に保たれる。すなわち、洗濯物が、ドラム回転速度500rpm以上で4分間、脱液されて初めて、制御部81は、第1バルブV27をONにすることが可能となる。
その結果、乾燥工程において、たとえば、制御部81のマイクロコンピュータ(マイコン)が暴走して乾燥ヒーター13に蒸気が供給され続けられる結果、洗濯物に高熱の熱風が浴びせられても、洗濯物に含まれる溶剤は、脱液工程で一定量除去されているので、溶剤ガス濃度が引火下限界濃度(たとえば、0.8vol%)を超えることはない。これにより、乾燥工程における安全確保が確実に行なわれ、引火などの危険の生じない、より安全性の高いドライクリーナーとすることができる。また、このような制御を検出スイッチ73とタイマ69の動作だけで行なえるため、その制御も簡単である。
さらに、第2バルブV28については、第1バルブV27と比較して、蒸気供給量が少なく、乾燥ヒーター13に蒸気が供給され続けられても、乾燥ヒーター13の温度はさほど上昇しない。そのため、溶剤ガス濃度が、引火下限界濃度を超える濃度にまで上昇するおそれがないので、安全回路70によって制御する必要がない。その結果、回路に余分なリレーなどを組み込む必要がないので、コストの節約にもなる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、上述の実施形態では、第1バルブV27を「開」にできる条件を、「洗濯物がドラム回転速度500rpm以上で4分間脱液されること」としたが、この条件は、あくまでも目安であり、溶剤ガス濃度が引火下限界濃度を超えなければ、この条件に限定されず、それ以上の脱液処理を行なってもよい。
また、上述の実施形態では、第1バルブV27の閉開制御を例にとって示したが、第1バルブV27への蒸気の供給元である蒸気通路24に設けられる入口バルブV20を閉開制御してもよい。
この発明の一実施形態に係るドライクリーナーの要部についての正面側斜視図である。 図1に示すドライクリーナーの配管系統図である。 図1に示すドライクリーナーの電気的構成を示すブロック図であって、この発明に関連する部分を示したものである。 溶剤ガス濃度安全システムを構成するリレーシーケンス制御回路を示す図である。
符号の説明
1 ドライクリーナー
4 外槽
5 ドラム
8 循環路
13 乾燥ヒーター
21 ドラムモータ
24 蒸気通路
24a 第1蒸気供給路
24b 第2蒸気供給路
68 速度検出器
69 タイマ
69a タイマ接点
70 安全回路
73 検出スイッチ
75 第1リレー
75a 第1接点
76 第2リレー
76a 第2接点
77 第1スイッチ
78 第2スイッチ
81 制御部
V20 入口バルブ
V27 第1バルブ
V28 第2バルブ

Claims (5)

  1. 可燃性の溶剤を用いて洗濯物の洗濯、脱液および乾燥を行なうドライクリーナーであって、
    洗濯物を収容し、洗濯、脱液および乾燥を行なうための処理槽と、
    前記処理槽内の空気を取り出し、閉流路を乾燥のために流通させて処理槽へ戻す循環風路と、
    前記循環風路を流通する空気を加熱するための加熱手段と、
    前記加熱手段の動作を制御して、乾燥工程を実行させる制御手段と、
    前記処理槽において、所定の脱液処理が終わったことに応答して終了信号を出力する信号出力手段と、
    前記終了信号が出力されていない状態では、前記制御手段の制御にかかわらず、前記加熱手段を不能動状態に保つ安全回路と、を備え
    前記処理槽は、液密的に形成された外槽と、
    前記外槽内に回転自在に設けられ、回転されることによって、内部に収容された洗濯物に含まれる溶剤を遠心力によって脱液する内槽と、
    前記内槽を回転させるための駆動モータと、を含み、
    前記信号出力手段は、前記内槽または前記駆動モータが所定の回転速度以上で回転し、その回転が一定時間経過したときに前記終了信号を出力する機構を有することを特徴とする、ドライクリーナー。
  2. 前記信号出力手段は、前記内槽または前記駆動モータの回転速度が所定の回転速度以上のときにONするスイッチと、
    前記スイッチのONにより計時を開始し、前記スイッチがONの間の時間を計測し、一定時間計測したときに前記終了信号を出力するタイマと、を含むことを特徴とする、請求項記載のドライクリーナー。
  3. 前記加熱手段は、前記循環風路を流れる空気と熱交換を行なう熱交換器と、
    前記熱交換器に蒸気を供給する蒸気供給手段と、を含み、
    前記安全回路は、前記加熱手段を不能動状態に保つために、前記蒸気供給手段から前記熱交換器へ蒸気が供給されないようにすることを特徴とする、請求項1または2記載のドライクリーナー。
  4. 前記蒸気供給手段は、蒸気を供給するための蒸気供給路と、
    この蒸気供給路を閉開するための弁と、を含み、
    前記安全回路は、前記加熱手段を不能動状態に保つため、前記弁を常時閉にすることを特徴とする、請求項記載のドライクリーナー。
  5. 前記蒸気供給路は、複数備えられ、かつ、各蒸気供給路には、それぞれ弁が介在されていて、
    前記安全回路は、前記加熱手段を不能動状態に保つため、予め定める弁に対してだけ、常時閉にすることを特徴とする、請求項記載のドライクリーナー。
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