JP2798849B2 - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JP2798849B2
JP2798849B2 JP4153663A JP15366392A JP2798849B2 JP 2798849 B2 JP2798849 B2 JP 2798849B2 JP 4153663 A JP4153663 A JP 4153663A JP 15366392 A JP15366392 A JP 15366392A JP 2798849 B2 JP2798849 B2 JP 2798849B2
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油等の溶剤で洗浄さ
れた衣類等の被洗浄物を乾燥させる乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】引火性のある石油系溶剤で洗浄し脱液し
た衣類を乾燥する場合、乾燥機内のガス濃度が爆発下限
界濃度(0.6〜1.0%)以上になると、静電気の発
生や金属接触などによる火花の発生により、爆発などの
火災事故が起きる恐れがある。
【0003】従って、乾燥機内にガス濃度センサを取り
付け、ガス濃度が所定値以上になると、乾燥加熱能力を
低下させたり、新鮮な外気を積極的に取り入れながら乾
燥を行う運転に切り替えたりして、乾燥中のガス濃度が
不所望に上昇しないようにしている。
【0004】ガス濃度センサを用いないものは、温度セ
ンサを用い、乾燥機内のガス濃度が不所望に上昇しない
ように乾燥温度を制御することで安全を確保している
(特願平3−144811号)。そして、このように乾
燥温度を制御する形態においては、具体的には、溶剤の
蒸発量の多い乾燥前半は乾燥温度を低くし、蒸発量の少
なくなった後半は衣類を傷めない程度まで乾燥温度を上
げ、乾燥時間の短縮を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ようにガス濃度センサを用いた場合、ガス濃度センサ自
身が構造複雑で長期使用時の信頼性がなく、頻繁に調整
する必要があり面倒である。また、ガス濃度センサの主
流はセンサ内で溶剤を燃焼させて濃度を測定する方式の
ものであって、センサを防爆式にしなければならずセン
サ構造が更に複雑になる。
【0006】後者のように温度センサを用いると、温度
センサとして構造簡単で信頼性の高いサーミスタを利用
できるが、乾燥工程中の乾燥温度を低くしておく前半の
時間を長めに設定しておかねばならない。
【0007】即ち、乾燥工程に入る前に設けている、衣
類から脱液する脱液工程において、脱液率は通常高い状
態を確保できるが、脱液不良が生じて脱液率が低下した
場合は、全乾燥工程で多量の溶剤が蒸発することにな
り、乾燥温度を低くする前半の時間が短いと、前半で蒸
発量をある程度まで低下することができず、蒸発量の多
い状態が乾燥温度の高くなる後半まで続くことになる。
すると、後半において、高ガス濃度・高乾燥温度の状態
が維持されることになり、爆発の危険が生じる。そこ
で、安全を確実に確保すべく、前半で蒸発量が十分に少
なくなるように、前半の時間は長めに設定される。
【0008】ただ、このような場合、脱液工程での脱液
率が通常通り高いと、前半の時間は短くてよいにもかか
わらず長い状態に維持されてしまい、結局前半で無駄な
乾燥時間が費やされてしまう。
【0009】本発明は、乾燥温度を制御するもので、乾
燥前半は乾燥温度を低くし、後半は乾燥温度を上げる乾
燥機において、乾燥工程に入る前の脱液工程での脱液率
が高い場合の前半での乾燥時間が無駄に費やされるのを
抑制しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶剤により洗
浄された被洗浄物を収納するドラムと、このドラムを回
転するドラム駆動部と、上記被洗浄物を乾燥する工程に
入る前に、上記被洗浄物から脱液するために、上記ドラ
ム駆動部を駆動して上記ドラムを高速回転させる高速回
転手段と、上記脱液後の乾燥工程にて、前半は低温乾燥
運転を行い後半は高温乾燥運転を行う乾燥運転手段とを
備えた乾燥機において、脱液不良をきたさない所定のド
ラム高速回転状態を検知する検知手段と、この検知手段
が上記脱液時に所定のドラム高速回転状態を検知したと
き、上記乾燥工程における低温乾燥運転時間を、上記所
定のドラム高速回転状態を検知しないときに比べて短く
する時間変更手段とを設けたものである。
【0011】
【作用】乾燥工程前の脱液工程においては、ドラムを高
速回転して被洗浄物から脱液を行うものであるが、この
場合、所定の高速回転状態が得られていないと、脱液不
良となって脱液率が低下する。すると、その後の乾燥工
程では、前半の低温乾燥運転時間は短くならず長い状態
となり、前半の低温乾燥で蒸発量が十分に少なくなって
後半は蒸発量が少ない状態で高温乾燥が行われ、爆発の
危険が回避される。
【0012】一方、脱液工程で所定の高速回転状態が検
知されると、乾燥工程における前半の低温乾燥運転時間
は短くなる。この場合、脱液工程で高い脱液率が確保さ
れており、前半の低温乾燥運転時間が短くともこの間で
蒸発量は十分に少なくなり後半の高温乾燥運転時に蒸発
量が高い状態が維持されることが抑制され、同様に爆発
の危険が回避される。
【0013】そして、前半の乾燥時間が無駄に費やされ
ず、その分後半の高温乾燥運転時間を長くして乾燥性能
を向上できる。また、前半の乾燥時間を短くした分だけ
後半の乾燥時間を長くすることができ、この場合、乾燥
工程全体の時間は脱液率の如何にかかわらず一定にでき
て乾燥終了時点を一定にでき、乾燥終了後の仕上げなど
の段取りに支障が生じない。
【0014】
【実施例】本発明の乾燥機を組み込んだドライクリーニ
ング装置の実施例を図面を参照して説明する。
【0015】図1はドライクリーニング装置の構造を示
す。下方にソープ等の洗浄剤を含む石油系溶剤を収容し
た溶剤タンク1が設けられており、このタンク1の上方
に洗浄・乾燥槽2が配設されている。この洗浄・乾燥槽
2の内部には、周囲に多数の透孔が穿設された洗浄・乾
燥ドラム3が回転自在に支持されており、このドラム3
内に被洗浄物である衣類が収納される。上記ドラム3に
対しては、ドラム駆動部であるドラムモータ4と、ベル
ト5と、上記ドラム3の回転軸に直結された大プ−リ6
が設けられており、ドラム3はベルト5及び大プ−リ6
を介してドラムモータ4の駆動力を受けて回転する。ま
た、上記洗浄・乾燥槽2には、ポンプ7及びパイプ8を
介して上記タンク1が連結されており、且つ下方にあっ
てはドレンバルブ9を介して上記タンク1が連結されて
いる。
【0016】そして、上記タンク1内の溶剤をポンプ7
の作動によりパイプ8を介して上記洗浄・乾燥槽2内に
供給し、上記ドラム3を回転することにより、洗浄工程
が行われ、ドラム3内の衣類が洗浄される。洗浄後、溶
剤はドレンバルブ9の開放により上記タンク1内に回収
される。その後、上記ドラム3を高速回転することによ
り、脱液工程が行われ、衣類に含まれている溶剤が遠心
力で取り除かれる。この高速回転時の回転数を検知する
ために、非接触型の回転検知スイッチ10が設けられて
いる。このスイッチ10は上記大プ−リ6のアーム11
が直前を通過する毎にオンするもので、単位時間当りの
オン回数をカウントすることにより、高速回転数が検知
される。
【0017】次に、この脱液工程の後に行われる乾燥工
程に関する構造を説明する。乾燥工程時に熱風を循環さ
せ、蒸発した溶剤を凝縮して回収するための乾燥風路1
2が、上記洗浄・乾燥槽2に連結されており、この乾燥
風路12内には、風上側から、リントフィルタ13、送
風装置14、冷却器15、加熱器16が配設されてい
る。上記冷却器15は、冷水を通す冷却管17から構成
され、上記加熱器16は蒸気を通す蒸気管18から構成
されている。上記冷却管17の入口は弁19にて開閉さ
れ、上記蒸気管18の入口及び出口は弁20、21にて
開閉される。また、上記乾燥風路12内において、上記
送風装置14と冷却器15は第1遮蔽壁22で遮蔽さ
れ、上記冷却器15と加熱器16は第2遮蔽壁23で遮
蔽されており、これら第1、第2遮蔽癖22、23は各
々第1、第2連通孔24、25を有している。
【0018】上記乾燥風路12での溶剤の凝縮は具体的
には上記冷却器15で行われ、この凝縮された溶剤はそ
の後冷却器15の下方に連通する水分離器26で水が比
重分離により除去されて上記タンク1内に回収される。
【0019】更に、上記乾燥風路12内には、上記冷却
器15と加熱器16との間に外気を導入するための吸気
ダクト27と、上記送風装置14と冷却器15との間か
ら外部へ排気するための排気ダクト28が設けられてい
る。上記吸気ダクト27は吸気弁29により開閉され、
この吸気弁29は開放時、上記第2連通孔25を閉塞す
る。上記排気ダクト28は排気弁30により開閉され、
この排気弁30は開放時、上記第1連通孔24を閉塞す
る。そして、上記乾燥風路12の出口、即ち上記洗浄・
乾燥槽2の入口付近には乾燥風の温度を検知するサーミ
スタ31が設けられている。また、上記乾燥風路12に
はドライクリーニング装置の振動を検知する振動スイッ
チ32が設けられている。
【0020】図2は上記ドライクリーニング装置のブロ
ック回路を示す。装置全体の制御はマイクロコンピュー
タからなる制御部33により行われ、この制御部33
は、キーボード34、回転検知スイッチ10、サーミス
タ31、振動スイッチ32からの入力情報に基づいて、
ドラムモータ4、送風装置14、各種弁の開閉を制御す
る。
【0021】さて、図3及び図4は、上記制御部33に
組み込まれた、洗浄後に行われる脱液、乾燥、脱臭の各
工程に関するプログラムの流れを示す。以下、これら図
に基づいて説明する。
【0022】上記キーボード34で所望運転情報を設定
しスタートキーを操作すると、上述のように洗浄工程が
行われ、その後まず、上記ドレンバルブ9が開放状態と
なり(S1ステップ)、30秒が経過するのが待たれる
(S2ステップ)。上記開放により、上記洗浄・乾燥槽
2内に溜っている溶剤の上記タンク1内への排液が始ま
り、30秒後に排液終了となる。次いで、上記ドラムモ
ータ4へ、正転信号とドラム3が33rpmで回転する
ための回転数指令信号が出され(S3、S4ステッ
プ)、5秒が経過するのが待たれる(S5ステップ)。
この間、ドラム3は33rpmの低速で正転回転し、衣
類がほぐされる。5秒が経過すると、今度はドラム3が
450rpmで回転するための回転数指令信号が出され
(S6ステップ)、ドラム3は450rpmの高速で正
転回転し、衣類からの脱液が始まる。このS6ステップ
は本発明の高速回転手段に相当する。
【0023】衣類のほぐれが十分でなく、衣類のドラム
3内での片寄りが大きいと、上記高速回転時にドライク
リーニング装置全体が大きく振動し、この振動が上記振
動スイッチ32で検知される(S7ステップ)。する
と、上記モータ4への正転信号及び回転数指令信号の出
力がオフ状態となり(S8、S9ステップ)、20秒が
経過するのが待たれる(S10ステップ)。この間、ド
ラム3は高速回転状態から停止状態に至る。そして、再
度S3ステップ以降の実行にて、衣類のほぐしが行われ
る。
【0024】衣類が十分にほぐされていて、振動検知が
なされないと、ドラム3の高速回転が継続する。そし
て、上記回転検知スイッチ10の出力に基づいて、上記
ドラム3の回転数が430rpm以上で3分間持続する
という、所定の高速回転状態が得られたか否かが判断さ
れる(S11ステップ)。これは本発明の検知手段に相
当する。
【0025】この場合、上記ベルト5が緩んでスリップ
したり、衣類の量が多すぎたり、またドラム3の回転軸
の軸受けに異常が発生したりすると、上記所定の高速回
転状態が得られない。すると、このS11ステップでの
判断と、予め決められた脱液時間が経過したか否かの判
断(S12ステップ)と、上記S7ステップでの検知と
が、脱液時間の経過まで続く。そして、脱液時間の経過
にあっては、所定の高速回転状態が得られなかったこと
により、満足な脱液が行えず、脱液不良であって脱液率
が所望値に比べて低下している。
【0026】所定の高速回転状態が得られると、S11
ステップでの判断と、所定の高速回転状態が得られた印
としてのフラグCのセット(S13ステップ)と、上記
S12ステップでの判断と、S7ステップでの検知と
が、脱液時間の経過まで続く。そして、脱液時間の経過
にあっては、所定の高速回転状態が得られたことによ
り、満足な脱液が行え、所望の高い脱液率が確保されて
いる。
【0027】脱液時間が経過して、脱液工程が終了する
と、乾燥工程に入る。まず、上記フラグCのセットの有
無が判断される(S14ステップ)。今、所定の高速回
転状態が得られなかったことにより、フラグCがセット
されていないとすると、乾燥工程における前半の低温乾
燥時間として13分がセットされるとともに、後半の高
温乾燥時間として12分がセットされる(S15、S1
6ステップ)。
【0028】その後、フラグCのクリア動作(S17ス
テップ)の後、上記低温乾燥時間13分の間、低温乾燥
運転が行われる(S18ステップ)。即ち、上記吸気弁
29が吸気ダクト27を閉じ、上記排気弁30が排気ダ
クト28を閉じ、弁19が開放し、弁20、21が開閉
制御され、上記送風装置14が駆動する。これにより、
上記洗浄・乾燥槽2と乾燥風路12との間を、上記加熱
器16により加熱された乾燥風が図1の矢印の如く循環
する。この循環途中において、衣類から蒸発した溶剤
は、上記冷却器15で冷却されて凝縮し、水分離器26
で水が分離除去されて上記タンク1内に回収される。そ
して、上記弁20、21の開閉制御は、上記サーミスタ
31で検知された洗浄・乾燥槽2の入口付近の乾燥風温
度が低温50℃に維持されるように行われる。
【0029】続いて、同様にして、上記高温乾燥時間1
2分の間、高温乾燥運転が行われる(S19ステッ
プ)。この場合、上記弁20、21の開閉制御は、上記
サーミスタ31で検知された乾燥風温度が高温80℃に
維持されるように行われる。
【0030】このように、脱液工程において所定の高速
回転状態が得られず、脱液率が低下していても、前半の
低温乾燥運転時間が13分と長く、前半の低温乾燥で衣
類からの蒸発量は十分に少なくなり、後半の高温乾燥は
蒸発量が少ない状態で行われ、爆発の危険が回避され
る。
【0031】一方、所定の高速回転状態が得られ、上記
S14ステップにてフラグCがセットされていると判断
されると、乾燥工程における前半の低温乾燥時間として
上記13分より5分短い8分がセットされるとともに、
後半の高温乾燥時間として上記12分より逆に5分長い
17分がセットされる(S15a、S16aステッ
プ)。その後、S17ステップの後、S18、S19ス
テップにて、低温乾燥時間8分の低温乾燥運転及び高温
乾燥時間17分の高温乾燥運転が上述と同様に行われ
る。
【0032】そして、このように、所定の高速回転状態
が得られ、高い脱液率が確保されていると、前半の低温
乾燥運転時間が短くともこの間で蒸発量は十分に少なく
なり後半の高温乾燥運転時に蒸発量が高い状態が維持さ
れることが抑制され、同様に爆発の危険が回避される。
しかも、前半の乾燥時間が無駄に費やされず、その分後
半の高温乾燥運転時間が逆に長くなっており、乾燥性能
の向上が図られている。また、前半の乾燥時間が短い分
だけ後半の乾燥時間が長くなっており、この場合、乾燥
工程全体の時間は脱液率の如何にかかわらず一定であり
乾燥終了時点は一定である。これにより、乾燥終了後、
衣類をドライクリーニング装置から取り出した後の仕上
げなどの段取りがやりやすい。
【0033】今や明らかな如く、上記S18、S19ス
テップは本発明の乾燥運転手段に相当し、上記S15a
ステップは本発明の時間変更手段に相当する。
【0034】尚、上記乾燥工程が終了すると、衣類の取
り出し前に脱臭工程が実行される(S20ステップ)。
即ち、上記吸気弁29が吸気ダクト27を開放して上記
第2連通孔25を閉じ、上記排気弁30が排気ダクト2
8を開放して上記第1連通孔24を閉じ、弁19、2
0、21が閉じられ、送風装置14が駆動する。これに
より、外気が吸気ダクト27から乾燥風路12内に入り
洗浄・乾燥槽2を通って排気ダクト28から外部へ排出
され、新鮮な外気が連続的にドラム3内の衣類に供給さ
れて脱臭が行われる。
【0035】
【発明の効果】本発明の乾燥機によれば、乾燥前半は乾
燥温度を低くし、後半は乾燥温度を上げる構成におい
て、乾燥工程前の脱液工程時にドラムの所定の高速回転
状態を検知したとき、乾燥前半の低乾燥温度での運転時
間を短くするものであり、従って、乾燥工程前の脱液工
程での脱液率が高い場合に乾燥前半での乾燥時間が無駄
に費やされるのを抑制することができる。この場合、脱
液工程で高い脱液率が確保されていることにより、乾燥
前半の低温乾燥運転時間が短くともこの間で蒸発量は十
分に少なくなり後半の高温乾燥運転時に蒸発量が高い状
態が維持されることが抑制され、爆発の危険が回避され
る。
【0036】そして、乾燥前半の乾燥時間が無駄に費や
されず、その分乾燥後半の高温乾燥運転時間を長くして
乾燥性能を向上できる。
【0037】更に、乾燥前半の乾燥時間を短くした分だ
け乾燥後半の乾燥時間を長くすることができ、この場
合、乾燥工程全体の時間は脱液率の如何にかかわらず一
定にできて乾燥終了時点を一定にでき、乾燥終了後の仕
上げなどの段取りに支障が生じるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のドライクリーニング装置の断面
図である。
【図2】同装置のブロック回路図である。
【図3】同装置の制御部に組み込まれたプログラムのフ
ローチャートである。
【図4】同じくフローチャートである。
【符号の説明】
3 洗浄・乾燥ドラム 4 ドラムモータ(ドラム駆動部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶剤により洗浄された被洗浄物を収納する
    ドラムと、このドラムを回転するドラム駆動部と、上記
    被洗浄物を乾燥する工程に入る前に、上記被洗浄物から
    脱液するために、上記ドラム駆動部を駆動して上記ドラ
    ムを高速回転させる高速回転手段と、上記脱液後の乾燥
    工程にて、前半は低温乾燥運転を行い後半は高温乾燥運
    転を行う乾燥運転手段とを備えた乾燥機において、脱液
    不良をきたさない所定のドラム高速回転状態を検知する
    検知手段と、この検知手段が上記脱液時に所定のドラム
    高速回転状態を検知したとき、上記乾燥工程における低
    温乾燥運転時間を、上記所定のドラム高速回転状態を検
    知しないときに比べて短くする時間変更手段とを設けた
    ことを特徴とする乾燥機。
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