JPH0588592A - 潜像担持体のクリーニング方法 - Google Patents

潜像担持体のクリーニング方法

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JPH0588592A
JPH0588592A JP27457891A JP27457891A JPH0588592A JP H0588592 A JPH0588592 A JP H0588592A JP 27457891 A JP27457891 A JP 27457891A JP 27457891 A JP27457891 A JP 27457891A JP H0588592 A JPH0588592 A JP H0588592A
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JP
Japan
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toner
cleaning
latent image
cleaning agent
carrier
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JP27457891A
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Inventor
Kentaro Matsumoto
健太郎 松本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニングローラが長い間、停止してい
て、クリーニング剤のキャリアに付着していたトナーが
放電し、その帯電量が低下した状態で、クリーニングロ
ーラが回転を始めたとき、そのトナーの飛散を起こさな
いようにするクリーニング方法を提供することである。 【構成】 クリーニング装置7に設けられたクリーニン
グローラ10を、初めに低速で回転させ、クリーニング
ローラ10上のクリーニング剤12に付着するトナーの
帯電量を十分に立ち上がらせてから、クリーニングロー
ラ10の回転速度を、クリーニング工程時の速度にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ブラシ式のクリー
ニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁石を内設した非磁性の、導体より成る
円筒スリーブに、残留トナーと逆極性のバイアス電圧を
印加し、そのスリーブの周りに、磁性キャリアとトナー
を有する二成分系のクリーニング剤を担持しつつ搬送
し、この担持搬送されるクリーニング剤に、転写工程後
の潜像担持体上の残留トナーを静電的に吸着するように
した磁気ブラシ式のクリーニング方法が知られている。
【0003】この種の機能を達成するクリーニング装置
では、クリーニング剤を構成する磁性キャリアとトナー
とは相互の摩擦により、それぞれ異極性に帯電させられ
ている。このようにして帯電された一方のキャリアに、
潜像担持体上のトナーが静電的に吸着されるのである。
【0004】例えば、複写機などの場合に、コピー動作
が長い間、行われなかったときなど、キャリアに付着し
た、帯電しているトナーが放電し、その帯電量が低下し
た状態になっている。このような状況で、一連の複写サ
イクルが開始されるのに伴って、円筒スリーブが急に回
転を始めるようになると、帯電量の低下によって、キャ
リアと、電気的に結びつく力が弱くなっているトナーが
磁気ブラシ外に飛散し易くなる。
【0005】このような飛散トナーが潜像担持体表面に
付着すると、画像上の地肌汚れなどを生じ、画質が悪下
する原因になる。そのような飛散トナーがクリーニング
装置外に飛び散れば、クリーニング装置周囲をトナーで
汚すおそれも出てくる。
【0006】一方、画像条件などが種々変化するのに伴
って、磁気ブラシへのトナーの入力量には差を生じる。
例えば、ベタ画像が多いか、少ないかで、その入力量に
は差を生じるのである。特に、その入力量が少ない場
合、円筒スリーブ上のクリーニング剤については、キャ
リアのみが撹拌される(ハザードを受ける)傾向にな
り、キャリアの帯電量が低下するようになる。すると、
キャリアの、トナーに対する帯電能力も低下するように
なってしまい、トナーを所定の帯電量にすることができ
なくなって、先の円筒スリーブの回転時に、キャリアに
付着しているトナーが磁気ブラシ外に飛散し易くなる。
【0007】このような飛散を生じると、同じように、
画像上の地肌汚れを生じたりし、画質が悪化する原因に
なる。更に、その帯電能力の低下に伴って、十分なクリ
ーニング機能を遂行できなくなったりする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、円筒
スリーブのようなクリーニング剤担持部材が長い間、停
止していて、キャリアに付着していたトナーが放電し、
その帯電量が低下した状態で、クリーニング剤担持部材
が回転を始めたとき、そのトナーの飛散を起こさないよ
うにするクリーニング方法を提供することである。
【0009】今一つの発明の目的は、磁気ブラシへのト
ナーの入力量が少ない状況において、クリーニング剤担
持部材が回転するとき、そのトナーの飛散を起こさない
ようにすると共に、クリーニング能力の低下を来たさな
いようにするクリーニング方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、相互
の摩擦により帯電するキャリア及びトナーを有するクリ
ーニング剤を用い、クリーニング剤担持部材を回転させ
て、そのクリーニング剤をクリーニング剤担持部材の周
りに磁気ブラシとして磁気的に担持しつつ搬送し、この
担持搬送される、帯電したキャリアに、転写工程後の潜
像担持体上の残留トナーを静電的に吸着して、潜像担持
体表面のクリーニングを行うようにした潜像担持体のク
リーニング方法において、クリーニング剤担持部材の停
止時間が長くなり、この停止したあとのキャリアに付着
しているトナーが、その停止したあとのクリーニング剤
担持部材の回転時に、磁気ブラシ外に飛散するような帯
電量に低下しているとき、クリーニング工程に先立っ
て、トナーが飛散しない帯電量に立ち上がるまで、クリ
ーニング剤担持部材を余分に、クリーニング工程時の回
転速度よりも遅い速度で回転させるようにした潜像担持
体のクリーニング方法によって達成される。
【0011】その際、1つの画像形成サイクルの中で、
現像剤担持部材が回転を始める時に、現像剤担持部材の
回転速度を遅くするようにすることもできる。
【0012】また上述の第1の目的は、相互の摩擦によ
り帯電するキャリア及びトナーを有するクリーニング剤
を用い、クリーニング剤担持部材を回転させて、そのク
リーニング剤をクリーニング剤担持部材の周りに磁気ブ
ラシとして磁気的に担持しつつ搬送し、この担持搬送さ
れる、帯電したキャリアに、転写工程後の潜像担持体上
の残留トナーを静電的に吸着して、潜像担持体表面のク
リーニングを行うようにした潜像担持体のクリーニング
方法において、クリーニング剤担持部材が回転を始める
ときに、通常のクリーニング工程時の回転速度よりも遅
い速度でクリーニング剤担持部材を回転させるようにし
た潜像担持体のクリーニング方法によっても達成され
る。
【0013】第2の目的は、相互の摩擦により帯電する
キャリア及びトナーを有するクリーニング剤を用い、ク
リーニング剤担持部材を回転させて、そのクリーニング
剤をクリーニング剤担持部材の周りに磁気ブラシとして
磁気的に担持しつつ搬送し、この担持搬送される、帯電
したキャリアに、転写工程後の潜像担持体上の残留トナ
ーを静電的に吸着して、潜像担持体表面のクリーニング
を行うようにした潜像担持体のクリーニング方法におい
て、磁気ブラシへの入力トナー量を検知すると共に、そ
の入力トナー量が少ないことが検知されたとき、クリー
ニング剤担持部材の回転速度を、検知前のクリーニング
剤担持部材の回転速度よりも遅くするようにした潜像担
持体のクリーニング方法によって達成される。
【0014】その際、入力トナー量の検知を、潜像担持
体上の静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置
の本体にトナーを補給するトナー補給ローラの単位時間
当りの回転時間を検出することによって行うことができ
る。
【0015】また入力トナー量の検知を、転写装置とク
リーニング装置の間に設けられたセンサにより、像転写
工程後に潜像担持体表面に残留するトナーの量を検出す
ることによって行うこともできる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0017】図1は磁気ブラシクリーニング装置等を備
えた画像形成装置の概略構成図である。この図におい
て、符号1は潜像担持体の一構成例であるドラム状の感
光体を示し、この感光体1は、コピー開始に伴って図示
矢印方向に回転駆動されるようになっている。なお、こ
の種の画像形成装置では、潜像担持体として、かかるド
ラム状感光体の他、ベルト感光体や、その他の各種の担
持体が用いられている。
【0018】コピー開始に伴って、感光体1の表面が帯
電チャージャ2により一様に帯電される。次いで、その
帯電面に、矢印Pで示した光像を照射されることによ
り、感光体1の表面には所定の静電潜像が形成される。
デジタル式の画像形成装置の場合は、その照射部分に、
レーザ光などによる光書き込みが行われることにより、
所定の静電潜像が感光体表面に形成される。
【0019】上記静電潜像は、現像装置3によりトナー
像として可視像化され、そのトナー像は、転写紙4に、
例えばチャージャより成る転写装置5の作用により転写
される。この転写後、転写紙4は、分離チャージャ6の
作用のもとに、感光体表面から分離され、図示されない
定着装置へと送られる。
【0020】このようにしてトナー像が転写紙に転写さ
れるのであるが、かかる転写工程後の感光体1の表面に
は転写に寄与しなかったトナーが残留している。感光体
1と対置されるクリーニング装置7は、かかる残留トナ
ーTを感光体表面から除去して回収するものである。
【0021】クリーニング装置7には、非磁性にして且
つ導電性の円筒スリーブ8と、この内部に設けられる磁
石9より成るクリーニングローラ10が設けられてい
る。本例のクリーニングローラ10は、磁石9が不回転
状態に保持され、円筒スリーブ8の方が図示矢印a方向
に回転駆動されるようになっている。以後、クリーニン
グローラ10の回転というのは、この円筒スリーブ8が
回転することを言う。
【0022】クリーニングローラ10の外周面には、磁
性キャリアとトナーを有する、所謂、二成分系のクリー
ニング剤12が担持されている。クリーニングローラ1
0を回転させてクリーニング剤12をクリーニングロー
ラ10のまわりに磁気ブラシとして磁気的に担持しつつ
搬送し、そのキャリアとトナーを相互の摩擦により、そ
れぞれ異極性に帯電させる。例えば、トナーが正極性に
帯電されるものであれば、キャリアは負極性に帯電され
る。
【0023】クリーニングローラ10には、バイアス電
圧電源15によりトナーと逆極性のバイアス電圧が印加
されている。この印加状態で、コピー開始に伴い、クリ
ーニングローラ10が矢印a方向に回転駆動されると、
クリーニング剤12は磁気ブラシとなって同じa方向に
クリーニングローラ10の周面上を搬送される。このよ
うにしてクリーニングローラ10上を磁気的に担持搬送
されるクリーニング剤12が、感光体1の表面上を摺擦
するとき、残留トナーTがキャリアの方に静電的に吸着
され、感光体1の表面が清掃されるのである。
【0024】クリーニングローラ10は、このような機
能を遂行するクリーニング剤担持部材の一構成例を成す
ものである。なお、クリーニング剤の方に回収されたト
ナーは、トナー回収ローラ13の方へ静電的に引き寄せ
られて回収され、このトナー回収ローラ13上に回収さ
れたトナーはトナー掻き取りブレード14により掻き落
とされる。
【0025】先にも述べたように、複写機などの画像形
成装置において、コピー動作が長い間行われなかったと
きなど、キャリアに付着した、帯電しているトナーが放
電状態になり、その帯電量が低下する。すなわち、単位
質量当たりの電荷量(μc/g)が小さくなるのであ
る。
【0026】このような状況で、一連の画像形成サイク
ルが開始されるのに伴って、クリーニングローラ10が
急に回転を始めるようになると、帯電量の低下によっ
て、キャリアと、電気的に結びつく力が弱くなっている
トナーが磁気ブラシ外に飛散し易くなる。
【0027】このような飛散トナーが感光体1の表面に
付着したりすると、画像上の地肌汚れなどが発生し、画
質が悪化する原因になる。
【0028】本発明は、かような点に対処すべく、クリ
ーニングローラ10の停止時間が長くなり、キャリアに
付着しているトナーが、その停止したあとのクリーニン
グローラ10の回転時に、磁気ブラシ外に飛散するよう
な帯電量に低下しているとき、クリーニング工程に先立
って、トナーが、飛散しない帯電量に立ち上がるまで、
クリーニングローラ10を余分に、クリーニング工程時
の回転速度よりも遅くなるように回転させるようにした
ものである。
【0029】例えば、トナーの帯電量が低下するような
クリーニングローラ10の停止時間を予め把握してお
き、かかる時間以上、クリーニングローラ10が停止し
た場合に、この停止後のクリーニングローラ10の回転
時に、これを、次のクリーニング工程時よりも、低速で
回転させるようにすれば良いのである。そして、次のク
リーニング工程時には、クリーニングローラ10の回転
速度を速くして、本来の回転速度にすれば良いのであ
る。
【0030】クリーニングローラ10を上述のように回
転させることによって、クリーニング剤12中のトナー
の帯電量を所望する値に立ち上がらせることができ、そ
の飛散を防止できる。しかもこの回転時に、クリーニン
グローラ10が低速で回転することで、トナーに加わる
遠心力が小さくなり、該トナーが磁気ブラシから飛散す
るおそれがなくなる。
【0031】帯電量の低下したトナーが、当初の帯電量
に立ち上がるまでの時間を予め、把握しておき、この時
間だけクリーニングローラ10を低速で余分に回転させ
るようにすれば、あとのクリーニング工程時において
は、感光体上の残留トナーを良好に除去することができ
るのである。
【0032】なお、クリーニングローラ10が回転を始
めるとき、例えば、コピー開始毎に、初めに、必ず、ク
リーニングローラ10を通常のクリーニング工程時の回
転速度よりも低速で回転させ、このあと、クリーニング
工程時に、それよりも速い本来のクリーニング速度で、
クリーニングローラ10を回転させるようにしても良
い。すなわち、1つの画像形成サイクルの中で、クリー
ニングローラ10が回転始める時に、クリーニングロー
ラの回転速度を遅くして回転させるようにするのであ
る。
【0033】図2は、これに対応したタイミングチャー
トを示し、このチャート中、符号Aで示すものは画像形
成を行う時間範囲であり、Bはクリーニングローラ10
が低速回転する時間範囲であり、Cは感光体1上の画像
領域のクリーニングを行う時間範囲である。
【0034】また上述のようにクリーニングローラ10
が回転を始めるときに、必ず、これを低速で回転させる
代りに、クリーニングローラ10の停止時間が所定時間
よりも長くなりクリーニング剤12中のトナーの帯電量
が異常に低下した状態で、クリーニングローラ10を回
転させ始めるときにだけ、上述の如く、このローラ10
を低速で回転させるようにしてもよい。
【0035】図3は、本発明に対応した制御ブロック図
を示し、トナーの帯電量が低下するようなクリーニング
ローラ10の停止時間を予め設定しておき、CPUがそ
の時間をカウントしたとき、クリーニングローラ駆動制
御装置を介して、クリーニングローラ駆動装置を作動さ
せ、クリーニングローラ10を低速で、トナーが所定の
帯電量に立ち上がるまで、回転させる。
【0036】次に、今一つの発明について述べるに、図
4に示すクリーニング装置27には、円筒スリーブ28
と磁石29から成るクリーニングローラ20が設けられ
ている。このクリーニングローラ20は図1に示すもの
とまったく同様の機能を達成する。
【0037】クリーニング装置27内にはトナーとキャ
リアを有するクリーニング剤12が収容されていて、こ
れはパドルホイール25により撹拌されつつ、汲み上げ
られて、クリーニングローラ20の周面に供給される。
この供給されたクリーニング剤はクリーニングローラ2
0によって搬送され、感光体1上の残留トナーを静電的
に吸着する。次いで、クリーニング剤の方に回収された
トナーは更にトナー回収ローラ23の方へ回収され、更
に、ブレード24により掻き落とされて、トナー搬送ス
クリュー部材26によりクリーニング装置27外へ搬送
排出される。
【0038】ところで、この種のクリーニング装置で
は、感光体1上のトナーを良好に除去するために、クリ
ーニングローラ20を、感光体1に対して所定の線速比
をもって回転させている。今、感光体1と、クリーニン
グローラ20との表面の線速をそれぞれV1,V2とする
ものとして、その線速の大小条件はV2>V1となるよう
に設定される。
【0039】良く知られているように、ベタ画像が多く
なると、クリーニングローラ20上の磁気ブラシへのト
ナーの入力量が多くなる。上記条件(V2>V1)におい
ては、トナーの入力量が多くなっても、感光体1より
も、クリーニングローラ20の線速が相対的に大きくな
っているので、充分に、量の多いトナーを除去すること
ができる。逆に言えば、そのような条件を想定して、前
述の線速比が設計的に定められているのである。
【0040】しかし乍ら、トナーの入力量が少なくなる
と、上述したような除去能力をもっているクリーニング
ローラによって、感光体1上のトナーがあっというまに
除去されてしまい、クリーニング剤中にトナーが殆んど
無い状態で、クリーニングローラが回転する状態になっ
てしまう。
【0041】このような状態になると、キャリア同士が
こすれ合うようになり、キャリア自体の帯電量が低下す
るようになる。すると、キャリアの、トナーに対する電
気的な保持能力が低下し、クリーニングローラ20の回
転時に、トナーが磁気ブラシから飛散し易くなる。又、
クリーニング剤によるクリーニング能力が低下するよう
になる。
【0042】そこで、この発明では、磁気ブラシへの入
力トナー量を検知すると共に、その入力トナー量が少な
いことが検知されたとき、クリーニングローラ20の回
転速度を、検知前のクリーニングローラの回転速度より
も遅くするようにした。すなわち、クリーニングローラ
20を、クリーニング時の線速V2よりも、遅い線速
2′で回転させるようにするのである。
【0043】このように、入力トナー量が少ないとき、
クリーニングローラ20を低速で回転させるようにする
と、キャリア同士の動きが、さほど活発に行われなくな
り、キャリアの帯電量の低下が防げるようになる。又、
クリーニングローラ20自体も低速で回転するため、ト
ナーに加わる遠心力も小さくなって、それが飛散しにく
くなる。更に、クリーニングローラを低速回転させたと
しても、入力トナー量自体が少ないので、クリーニング
性を損うこともない。
【0044】図5に示す現像装置3は、二成分系の現像
剤を用いる現像装置となっていて、トナー補給カートリ
ッジ16からはトナーが、トナー補給ローラ17を介し
て現像装置本体に向けて補給されるようになっている。
トナー補給ローラ17が回転している時間が長くなる
と、トナーの補給量も多くなる。例えば、ベタ画像が多
くなったりすると、かかるトナー補給量も多くなるので
ある。
【0045】このようになると、磁気ブラシへのトナー
の入力量も多くなる。逆にトナー補給ローラ17の回転
時間が短い場合は、その入力量も少なくなる。入力トナ
ー量の検知には、かかるトナー補給ローラ17の単位時
間当りの回転時間を検出するようにしても良いのであ
る。
【0046】又、図5において、転写装置5(図1)と
クリーニング装置27との間に、例えば反射型フォトセ
ンサ18を設け、このセンサ18によって、トナー像転
写工程後に感光体1に残留しているトナーの量を検出す
ることにより、上述のトナーの入力量を検知しても良
い。残留トナーの量が少なくなると、磁気ブラシへの入
力トナー量も少なくなるので、かようなセンサ18で、
残留トナーの量を検出するようにしても良いのである。
なお、図5において、センサ18の検知にもとづき、感
光体上トナー検知センサ回路を介して中央処理装置によ
り、クリーニングローラ20の駆動用モータの速度制御
が行われる。トナー補給ローラ駆動モータの半径時間当
りの回転時間によっても、同様に中央処理装置の制御に
より、クリーニングローラ20の駆動用モータの速度制
御が行われる。
【0047】図6は、クリーニング剤のキャリアの帯電
量と、クリーニングローラ20の回転時間との相関特性
を示したものであって、入力トナー量が少ない場合に、
クリーニングローラ20を通常の線速V2で回転させる
と、破線で示すように、クリーニングローラの回転時間
の経過と共に、キャリアの帯電量が次第に低下するよう
になる。
【0048】これに対し、入力トナー量が少ない場合
に、クリーニングローラ20をそれよりも遅い線速
2′で回転させると、実線で示すように、キャリアの
帯電量の低下が起きにくくなる。このような点からも、
入力トナー量が少ない場合に、クリーニングローラ20
を線速V2′(<V2)で回転させるようにすれば、有効
的なのである。
【0049】結局、入力トナー量の少ないときでも、キ
ャリアの、トナーに対する電気的な保持能力が低下する
ようなことが回避されるため、クリーニングローラの回
転時に、トナーが飛散しにくくなるのである。又、クリ
ーニング能力が低下するようなこともなくなる。
【0050】なお、いずれの発明においても、円筒スリ
ーブ8や28に対して、磁石9や29のみを回転させた
り、円筒スリーブと磁石とを共に回転させる形式のクリ
ーニング装置について、これをその発明の実施対象とす
ることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の潜像担持体の
クリーニング方法によれば、クリーニング剤担持部材が
長い時間、停止したあと、クリーニング剤担持部材が回
転したとき、トナーがクリーニング剤担持部材上の磁気
ブラシから飛散するのを防止することができるので、こ
の飛散トナーが潜像担持体に付着するようなことがなく
なり、画像上の地肌汚れなどが生じにくくなる。又、飛
散トナーでクリーニング装置外をトナーで汚すようなこ
ともなくなる。
【0052】請求項2及び3に記載の潜像担持体のクリ
ーニング方法によれば、クリーニング剤担持部材の回転
速度を遅くするタイミングが固定的に定められてしまう
ので、クリーニング剤担持部材の停止時間を検出するよ
うなことをしないで済むようになる。
【0053】本発明の請求項4に記載の潜像担持体のク
リーニング方法によれば、磁気ブラシに入力するトナー
の量が少ないとき、キャリアの、トナーに対する電気的
な保持能力が低下するようなことが回避されるため、ク
リーニング剤担持部材の回転時に、トナーが飛散しにく
くなり、画像上の地肌汚れなどが生じにくくなる。又、
入力トナー量の少ないとき、クリーニング能力が低下す
るのを防止することができ、入力トナー量の多少に拘ら
ず、安定的にクリーニング機能を遂行することができ
る。
【0054】請求項5及び6に記載の構成によれば、簡
単かつ確実に入力トナー量を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した画像形成装置の感光体周りの
概略構成図である。
【図2】本発明に対応したタイミングチャートである。
【図3】本発明に対応した制御ブロック図である。
【図4】今一つの発明を実施した画像形成装置のクリー
ニング装置部の概略構成図である。
【図5】今一つの発明に対応した制御ブロック図であ
る。
【図6】クリーニングローラの回転時間と、キャリアの
帯電量との相関特性を示す図である。
【符号の説明】
3 現像装置 5 転写装置 7 クリーニング装置 12 クリーニング剤 17 トナー補給ローラ 18 センサ 27 クリーニング装置 T トナー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互の摩擦により帯電するキャリア及び
    トナーを有するクリーニング剤を用い、クリーニング剤
    担持部材を回転させて、そのクリーニング剤をクリーニ
    ング剤担持部材の周りに磁気ブラシとして磁気的に担持
    しつつ搬送し、この担持搬送される、帯電したキャリア
    に、転写工程後の潜像担持体上の残留トナーを静電的に
    吸着して、潜像担持体表面のクリーニングを行うように
    した潜像担持体のクリーニング方法において、クリーニ
    ング剤担持部材の停止時間が長くなり、この停止したあ
    とのキャリアに付着しているトナーが、その停止したあ
    とのクリーニング剤担持部材の回転時に、磁気ブラシ外
    に飛散するような帯電量に低下しているとき、クリーニ
    ング工程に先立って、トナーが飛散しない帯電量に立ち
    上がるまで、クリーニング剤担持部材を余分に、クリー
    ニング工程時の回転速度よりも遅い速度で回転させるよ
    うにした潜像担持体のクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 1つの画像形成サイクルの中で、現像剤
    担持部材が回転を始める時に、現像剤担持部材の回転速
    度を遅くするようにした請求項1に記載の潜像担持体の
    クリーニング方法。
  3. 【請求項3】 相互の摩擦により帯電するキャリア及び
    トナーを有するクリーニング剤を用い、クリーニング剤
    担持部材を回転させて、そのクリーニング剤をクリーニ
    ング剤担持部材の周りに磁気ブラシとして磁気的に担持
    しつつ搬送し、この担持搬送される、帯電したキャリア
    に、転写工程後の潜像担持体上の残留トナーを静電的に
    吸着して、潜像担持体表面のクリーニングを行うように
    した潜像担持体のクリーニング方法において、クリーニ
    ング剤担持部材が回転を始めるときに、通常のクリーニ
    ング工程時の回転速度よりも遅い速度でクリーニング剤
    担持部材を回転させるようにした潜像担持体のクリーニ
    ング方法。
  4. 【請求項4】 相互の摩擦により帯電するキャリア及び
    トナーを有するクリーニング剤を用い、クリーニング剤
    担持部材を回転させて、そのクリーニング剤をクリーニ
    ング剤担持部材の周りに磁気ブラシとして磁気的に担持
    しつつ搬送し、この担持搬送される、帯電したキャリア
    に、転写工程後の潜像担持体上の残留トナーを静電的に
    吸着して、潜像担持体表面のクリーニングを行うように
    した潜像担持体のクリーニング方法において、磁気ブラ
    シへの入力トナー量を検知すると共に、その入力トナー
    量が少ないことが検知されたとき、クリーニング剤担持
    部材の回転速度を、検知前のクリーニング剤担持部材の
    回転速度よりも遅くするようにした潜像担持体のクリー
    ニング方法。
  5. 【請求項5】 入力トナー量の検知を、潜像担持体上の
    静電潜像をトナー像として可視像化する現像装置の本体
    にトナーを補給するトナー補給ローラの単位時間当りの
    回転時間を検出することによって行う請求項4に記載の
    潜像担持体のクリーニング方法。
  6. 【請求項6】 入力トナー量の検知を、転写装置とクリ
    ーニング装置の間に設けられたセンサにより、像転写工
    程後に潜像担持体表面に残留するトナーの量を検出する
    ことによって行う請求項4に記載の潜像担持体のクリー
    ニング方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7171152B2 (en) * 2003-06-20 2007-01-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image-forming apparatus and image-forming method
JP2008304812A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2012037564A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Canon Inc 画像形成装置
JP2015025950A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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