JPH0588234U - 脱穀装置の詰まり検出装置 - Google Patents

脱穀装置の詰まり検出装置

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JPH0588234U
JPH0588234U JP2870692U JP2870692U JPH0588234U JP H0588234 U JPH0588234 U JP H0588234U JP 2870692 U JP2870692 U JP 2870692U JP 2870692 U JP2870692 U JP 2870692U JP H0588234 U JPH0588234 U JP H0588234U
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肇 松下
繁樹 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揺動選別部の詰まり状態を的確に検出する。 【構成】 脱穀装置2への穀稈供給を検出する検出手段
S1と、揺動選別部19又は扱室Aに還元される二番物
の還元量を検出する検出手段S5とが設けられ、扱室A
からの漏下処理物及び二番還元物を選別処理する揺動選
別部19の詰まり状態を判別する判別手段100が、脱
穀装置2への穀稈供給が無くなったのち再び穀稈供給が
開始されるまでの間に、二番還元量が設定量以上である
状態が設定時間以上継続すると、揺動選別部19が詰ま
り状態にあると判断し、又、脱穀装置2への穀稈供給が
無くなったのち再び穀稈供給が開始されるまでの間に、
二番還元量が設定量以上である状態が設定時間以上継続
する詰まり注意状態になるとその回数を1回として積算
記憶して、その積算記憶した回数が設定回数になると前
記揺動選別部19が詰まり状態にあると判断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、脱穀装置へ穀稈が供給されているか否かを検出する穀稈供給検出手 段と、扱室からの漏下処理物及び二番回収部からの二番還元物を選別処理する揺 動選別部の詰まり状態を判別する判別手段とが設けられた脱穀装置の詰まり検出 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記脱穀装置の詰まり検出装置においては、揺動選別部が詰まり状態にあるか 否かを検出するために、従来、揺動選別部上に存在する処理物量が設定量以上に なれば、或いは、設定量以上の状態が所定時間以上続けば揺動選別部に詰まりが 発生していると判断して警報を発するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来手段では、揺動選別部の詰まり状態が常に検出できるとは限 らない。即ち、揺動選別部のチャフシーブ等の漏下機構が詰まり状態になって穀 粒が漏下されなくなっても、揺動選別部の後端から藁屑と共に落下して二番回収 部で回収される二番物や、藁屑に混ざって機外に放出されるいわゆる三番物が増 加することになって、揺動選別部上に存在する処理物量が詰まり状態と判断され る設定量に達しない場合があるからである。
【0004】 但し、上記詰まり状態で脱穀選別動作を続ければ、本来揺動選別部から漏下し て一番回収部にて回収されるべき穀粒の回収量が減少して処理能力が低下するだ けでなく、選別の不十分な多量の二番物が揺動選別部に還元される動作が繰り返 される結果脱ぷや穀粒損傷等の不具合を発生させ、又、前記三番ロスが増加する ことにもなるので、かかる異常状態を的確に検出して作業者に警報する等して速 やかに知らせる必要がある。
【0005】 本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、揺動選別部 の詰まり状態を的確に検出することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の脱穀装置の詰まり検出装置の第1の特徴構成は、前記二番回収部にて 回収された後前記揺動選別部又は前記扱室に還元される二番還元物の還元量を検 出する二番還元量検出手段が設けられ、前記判別手段は、前記穀稈供給検出手段 及び前記二番還元量検出手段の情報に基づいて、前記脱穀装置への穀稈供給が無 くなったのち再び穀稈供給が開始されるまでの間において、前記二番還元量検出 手段によって検出された二番還元量が設定量以上である状態が設定時間以上継続 すると、前記揺動選別部が詰まり状態にあると判断するように構成されている点 にある。
【0007】 また第2の特徴構成は、前記二番回収部にて回収された後前記揺動選別部又は 前記扱室に還元される二番還元物の還元量を検出する二番還元量検出手段が設け られ、前記判別手段は、前記穀稈供給検出手段及び前記二番還元量検出手段の情 報に基づいて、前記脱穀装置への穀稈供給が無くなったのち再び穀稈供給が開始 されるまでの間において、前記二番還元量検出手段によって検出された二番還元 量が設定量以上である状態が設定時間以上継続する詰まり注意状態になるとその 回数を1回として積算記憶して、その積算記憶した回数が設定回数になると前記 揺動選別部が詰まり状態にあると判断するように構成されている点にある。
【0008】
【作用】
本考案の第1の特徴構成によれば、例えばコンバインが圃場の1つの作業行程 での刈取作業を終了して次の作業行程への所謂回行走行に移り、脱穀装置への穀 稈供給が無くなったのち再び穀稈供給が開始されるまでの間においては、例えば 揺動選別部の漏下機構であるチャフシーブの開度を十分大きく開いた状態で且つ 詰まりがなければ、処理物はチャフシーブによって速やかに漏下されるので二番 還元量は本来速やかに減少する。これに対して、揺動選別部つまりチャフシーブ が詰まり状態になると、前述のように、漏下できない多量の処理物が揺動選別部 の後端から落下して二番回収部で回収され、その二番回収量即ち二番還元物の還 元量はなかなか減少しない。そこで、この二番還元量が減少せずに設定量以上で ある状態が設定時間以上継続すると、揺動選別部が詰まり状態にあると判断する のである。
【0009】 又、第2の特徴構成によれば、脱穀装置への穀稈供給が無くなったのち再び穀 稈供給が開始されるまでの間においては、例えば揺動選別部の漏下機構であるチ ャフシーブの開度を少し閉じ気味にした状態で且つ詰まりがなければ、処理物は チャフシーブによって徐々に漏下されるので二番還元量は本来徐々にではあるが 確実に減少するのに対して、揺動選別部つまりチャフシーブが詰まり状態になる と、前述のように、漏下できない多量の処理物が揺動選別部の後端から落下して 二番回収部で回収され、その二番回収量即ち二番還元物の還元量はなかなか減少 しない。そして、この二番還元量が減少せずに設定量以上である状態が設定時間 以上継続すると詰まりの可能性が高い詰まり注意状態であると判断する。そして 、この詰まり注意状態が確認されると前記脱穀装置への穀稈供給が無くなったの ち再び穀稈供給が開始されるまでの間でその回数を1回として積算記憶し、更に 、これ以降の脱穀装置への穀稈供給が無くなったのち再び穀稈供給が開始される までの間の夫々において、上記と同様な詰まり注意状態の確認とその回数の積算 記憶を行い、その積算記憶した回数が設定回数になると揺動選別部が詰まり状態 にあると判断することになる。
【0010】
【考案の効果】
従って、本考案の第1の特徴構成によれば、例えば揺動選別部の漏下機構であ るチャフシーブの開度が十分大きい状態での詰まり状態(本詰まり状態)の検出 が可能となり、揺動選別部の詰まり状態を単なる詰まりだけでなく、詰まりの程 度まで検出することができ、もって一層検出信頼性の高い脱穀装置の詰まり検出 装置を得ることができる。
【0011】 又、第2の特徴構成によれば、例えば揺動選別部の漏下機構であるチャフシー ブの開度が閉じ気味の状態での詰まり状態(半詰まり状態)の検出が可能となり 、揺動選別部の詰まり状態を単なる詰まりだけでなく、詰まりの程度まで検出す ることができ、もって一層検出信頼性の高い脱穀装置の詰まり検出装置を得るこ とができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を、コンバインに搭載された脱穀装置に適用した場合の実施例を 図面に基づいて説明する。
【0013】 図2に示す自脱型のコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1、脱穀装置 2、操縦部3、刈取部4等を備える。刈取部4は、分草具5、植立穀稈の引き起 こし装置6、刈り刃7を備え、刈り取られた穀稈は搬送装置9によって脱穀装置 2のフィードチェーン16まで搬送される。又、搬送装置9の先端部に、脱穀装 置2へ穀稈が供給されているか否かを検出する穀稈供給検出手段としての株元セ ンサS1が設けられている。そして、図3に示すように、エンジンEからの動力 が、脱穀クラッチ10を介して前記脱穀装置2に伝達されると共に、走行クラッ チ11及び油圧式無段変速装置12を介して前記クローラ走行装置1のミッショ ン部13に伝達され、更に、その動力が刈取クラッチ14を介して前記刈取部4 に伝達される。尚、脱穀装置2が動作中か否かを検出するために、脱穀クラッチ 10にその入切状態を検出する脱穀スイッチSW1が設けられている。
【0014】 脱穀装置2は、図4及び図5に示すように、扱胴8を収納する扱室A、刈取部 4から供給される穀稈を扱室Aに供給するフィードチェーン16、排塵用の横軸 流ファン17、前記扱室Aからの漏下処理物及び後述の二番回収口21からの二 番還元物を選別処理する揺動選別部としての揺動選別板19及びトウミ18等か らなる選別装置B、選別された後の処理物を回収するための一番口20及び二番 回収部としての二番口21を備えている。扱室Aの下部には、扱胴8の下側外周 部に沿って脱穀処理物漏下用の受網22が設けられ、脱穀後の処理物のうち単粒 化した穀粒は受網22から揺動選別板19上に漏下する。一方、受網22から漏 下できなった処理物は、受網22の後端部より揺動選別板19に落下する。
【0015】 前記揺動選別板19は、前方から後方に向かって順次並ぶように配置されたグ レンパン27、チャフシーブ24、及び、ストローラック23の夫々を備え、前 記チャフシーブ24から漏下し、更にグレンシーブ25から漏下した穀粒は一番 口20から回収されてタンク等に貯溜される。チャフシーブ24の後端やグレン シーブ25の後端から落下した穀粒と藁屑との混合物は二番口21から回収され た後、スクリュー式の二番物還元装置26によって扱室Aの後端部横側方位置ま で上方に搬送され、その先端部に設けた排出口28に内装され縦軸芯周りに回転 する回転板40によって前方側に吹き飛ばされて揺動選別板19の前方側箇所に 落下する。
【0016】 尚、揺動選別板19上には、図4及び図5に示すように、処理物移送方向に平 行な状態で、且つ、扱室Aの機体内方側端部に近い位置に長尺状の仕切板38が 立設されて設けられ、更に、仕切板38の上端部を覆うように下端部が配置され 、且つ、前記受網22の機体内方側部分の上端箇所によって上端部を支持された 曲面状の流下案内板41が、受網22と一定間隔を維持した状態で設置されてい る。これによって、揺動選別板19上の処理物は、扱室Aからの漏下処理物が大 部分である機体横方向外側の流れと、前記二番物還元装置26から排出される二 番還元物からなる機体横方向内側の流れとに分けられる。
【0017】 前記チャフシーブ24は、図7に示すように、処理物移送方向(図中において 右方向)に並置された複数個の帯板状部材24aが左右の側板に対して回動自在 に取り付けられ、各帯板状部材24aの下端部に枢着された操作ロッド30を前 後方向に押し引き操作することによって、帯板状部材24aの角度が同時に変更 される。その結果、各帯板状部材24aの平行が保たれながら、隣合うもの同士 の間隔d(以下、チャフシーブ開度という)が変更される。
【0018】 前記チャフシーブ開度を変更調節するためのシーブモータM1が設けられ、ギ ヤ式の連係機構31、揺動アーム32、レリーズワイヤ33を介して前記操作ロ ッド30に連結されている。そして、印加電圧の極性を変えてシーブモータM1 を正逆に回転させることによってチャフシーブ開度を開き側にしたり閉じ側にし たりすることができる。又、揺動アーム32の回転角からチャフシーブ開度を検 出するためのポテンショメータ式のチャフシーブ開度センサS2が設けられてい る。尚、29はチャフシーブ24を閉じ側に復帰付勢するスプリングである。
【0019】 前記トウミ18は、揺動選別板19上及びそれから漏下する藁屑を吹き飛ばす ためのものであり、その風力は、図8に示すように、ファンケースカバー18a の開度(以下、トウミ排風開度という)を変えることによって行われる。つまり 、トウミ排風開度を大きくするほどその開口部から逃げる風量が増加し、揺動選 別板19上の処理物を吹き飛ばす風力(以下、トウミ風力という)が小さくなる 。
【0020】 トウミ排風開度の調節は、トウミモータM2によって行われ、その印加電圧の 極性を変えて正逆に回転させると、連係機構34、揺動アーム35、ロッド36 ,37を介してファンケースカバー18aが開閉する。図中、S3は揺動アーム 35の回転角からトウミ排風開度を検出するためのポテンショメータ式のトウミ 排風開度センサである。
【0021】 前記受網22の下側には、図4及び図5に示すように、前記仕切板38及び流 下案内板41によって機体横方向に分断された処理物の流れのうち、機体横方向 外側の処理物の層の厚さを検出する第1層厚センサS4と、機体横方向内側の処 理物の層の厚さを検出する第2層厚センサS5とが、夫々受網22に固着された 弓金39及び流下案内板41に取り付けて設けられている。各層厚センサS4, S5は、図6に示すように、横軸芯周りに揺動自在に垂下されたセンサバーTと 、このセンサバーTの後方(処理物移送方向)への回動角度に応じて抵抗値が変 化するポテンショメータPMとから成る。センサバーTは、処理物移送方向の下 流部T1が上流部T2よりも長い二股状に形成され、これにより、処理物の層の 厚さが薄いときは下流部T1が処理物に接当し、層の厚さが厚くなると上流部T 2が処理物に接当するように構成されている。
【0022】 そして、処理物の層の厚さが厚くなる、即ち処理物の量が多くなるほど、セン サバーTの回動角度が大きくなってポテンショメータPMの抵抗値が増大し、そ して、その抵抗値に応じた信号電圧が後述の制御装置Hへ入力され、制御装置H はこの信号電圧を8ビットデジタル値(0〜255)に変換したのち、0〜5の 6段階の値(以下、シーブレベルという)に分ける。そして、前記二番口21に て回収された後前記揺動選別板19に還元される二番還元物の還元量を検出する 二番還元量検出手段が、前記第2層厚センサS5によって構成される。
【0023】 図1に示すように、マイクロコンピュータ利用の制御装置Hが設けられ、その 制御装置Hに、前記株元センサS1、前記チャフシーブ開度センサS2、前記ト ウミ排風開度センサS3、前記第1層厚センサS4、前記第2層厚センサS5及 び前記脱穀スイッチSW1からの各信号が入力されている。又、前記制御装置H からは、前記シーブモータM1及び前記トウミモータM2に対する駆動信号が出 力されるとともに、バーグラフ表示器34a、7セグメント表示器34b、文字 表示器34c及び警報ブザー34dを備えて操縦部3に設置されたモニタ34に 対する信号が出力されている。又、前記制御装置Hを利用して、前記揺動選別板 19の詰まり状態を判別する判別手段100が構成されている。
【0024】 前記制御装置Hは、前記シーブレベルに基づいて、前記チャフシーブ開度及び トウミ排風開度をフィードバック制御する。すなわち、シーブレベルが2のとき に前記第1層厚センサS4によって検出される揺動選別板19上の処理物の層厚 が適正範囲にあるとしている。従って、シーブレベルが3以上になれば、チャフ シーブ開度を大きく且つトウミ排風開度を小さくし、もって選別処理能力を上げ る。逆にシーブレベルが1以下になれば、チャフシーブ開度を小さく且つトウミ 排風開度を大きくする。
【0025】 又、前記判別手段100は、前記株元センサS1及び前記第2層厚センサS5 の情報に基づいて、前記脱穀装置2への穀稈供給が無くなったのち再び穀稈供給 が開始されるまでの間において、前記第2層厚センサS5によって検出された二 番還元量が設定量(例えばシーブレベル4)以上である状態が設定時間(例えば 10秒間)以上継続すると、前記揺動選別板19が詰まり状態にあると判断する ように構成されており、又、前記判別手段100は、前記株元センサS1及び前 記第2層厚センサS5の情報に基づいて、前記脱穀装置2への穀稈供給が無くな ったのち再び穀稈供給が開始されるまでの間において、前記第2層厚センサS5 によって検出された二番還元量が設定量(例えばシーブレベル5)以上である状 態が設定時間(例えば10秒間)以上継続する詰まり注意状態になるとその回数 を1回として積算記憶して、その積算記憶した回数が設定回数になると前記揺動 選別板19が詰まり状態にあると判断するように構成されている。
【0026】 次に、図9及び図10に示すフローチャートに基づいて、前記制御装置Hの作 動を説明する。尚、この処理は割り込み処理にて一定時間毎(例えば、数10m sec毎)に実行される。脱穀スイッチSW1及び株元センサS1が共にオンの とき、即ち、脱穀装置2への穀稈供給がなされているときは、前述したようにシ ーブレベルに基づいてチャフシーブ開度やトウミ排風開度の自動調節を行う。こ の際、制御用のフラグFLGを0にする。
【0027】 脱穀スイッチSW1がオンで株元センサS1がオフになると、即ち、圃場の1 つの刈取作業行程が終了して次の刈取作業行程への回行走行に移る等して、脱穀 装置2への穀稈供給が無くなると、前記設定時間の計時をスタートさせると共に 、フラグFLGが0であるときにはチャフシーブ開度を検出して予め設定された 規定値と比較する。そして、チャフシーブ開度が規定値よりも大きければ、その 開度が十分大きく開いていると判断されるので、フラグFLGを1にしてから検 出モード(1)の処理に移行する。一方、チャフシーブ開度が規定値よりも小さ ければ、その開度が閉じ気味であると判断されるので、フラグFLGを2にして 又回数の積算記憶用のカウンタをリセットしてから検出モード(2)の処理に移 行する。尚、フラグFLGが3であるときは、後述のように既に詰まり状態が検 出されたことを示す。
【0028】 図10に示すように、検出モード(1)の処理に入ると、二番還元量を検出し て設定量と比較し、二番還元量の方が多ければ更に前記設定時間が経過したか否 かを判断する。ここで、設定時間が経過していれば、即ち二番還元量が設定量以 上である状態が設定時間継続したことが確認されれば、詰まりが発生したと判断 して、フラグFLGを3にしてから、前記警報ブザー34dの作動、及び、文字 表示器34c上への‘ツマリハッセイ’の表示等にて詰まり警報出力を行って作 業員に知らせる。作業員はこれらの警報に基づいて詰まりに対する処置を行うこ とになる。尚、詰まり状態が確認されるまでの間にも、前記二番還元量を表すシ ーブレベルが、前記バーグラフ表示器34aによってバー表示されると共に、7 セグメント表示器34bによって数値表示され、これを見て作業者は走行速度を 下げる等して詰まり状態になるのを回避する操作を行う。
【0029】 又、検出モード(2)の処理に入ると、上記検出モード(1)の処理と同様に 、前記二番還元量を設定量と比較し、二番還元量の方が多ければ更に前記の設定 時間が経過したか否かを判断する。ここで、設定時間が経過していれば、詰まり 発生の可能性が高い詰まり注意状態と判断されるので、前記カウンタ値を+1加 算する。そして、このカウンタ値と設定回数(例えば5回)を比較し、設定回数 になっていれば、フラグFLGを3にしてから、上記と同様に警報作動させて作 業員に詰まり発生を知らせる。
【0030】 〔別実施例〕 上記実施例では、脱穀装置2へ穀稈が供給されているか否かを検出する穀稈供 給検出手段として、搬送装置9の先端部に設けた株元センサS1を用いたが、扱 室A内に設けた稈厚センサ等の他の穀稈存否検出センサを用いてもよい。
【0031】 又、上記実施例では、二番回収物の還元量を検出する二番還元量検出手段とし て、層厚センサS5を用いたが、これに限らず、前記二番物還元装置26の排出 口28から排出される処理物の排出通路に突き出るように抵抗板を設け、この抵 抗板が処理物の接当作用で揺動する角度によって二番還元量を検出するようにし てもよい。そして、この場合には、揺動選別部19上の処理物の流れを仕切板3 8によって漏下処理物の流れと還元物の流れとに区分することは必ずしも必要で はない。尚、上記実施例では、二番回収部21にて回収された二番回収物を揺動 選別部19に還元するものを例示したが、扱室Aに還元するようにしてもよい。
【0032】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記す が、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御構成のブロック図
【図2】コンバインの概略側面図
【図3】コンバインの動力系統図
【図4】脱穀装置の概略縦断側面図
【図5】脱穀装置の上部の縦断正面図
【図6】二番還元量検出手段の側面図
【図7】チャフシーブ開度調節機構の側面図
【図8】トウミ排風開度調節機構の側面図
【図9】制御作動のフローチャート
【図10】制御作動のフローチャート
【符号の説明】
2 脱穀装置 A 扱室 S1 穀稈供給検出手段 S5 二番還元量検出手段 19 揺動選別部 21 二番回収部 100 判別手段

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置(2)へ穀稈が供給されている
    か否かを検出する穀稈供給検出手段(S1)と、扱室
    (A)からの漏下処理物及び二番回収部(21)からの
    二番還元物を選別処理する揺動選別部(19)の詰まり
    状態を判別する判別手段(100)とが設けられた脱穀
    装置の詰まり検出装置であって、 前記二番回収部(21)にて回収された後前記揺動選別
    部(19)又は前記扱室(A)に還元される二番還元物
    の還元量を検出する二番還元量検出手段(S5)が設け
    られ、前記判別手段(100)は、前記穀稈供給検出手
    段(S1)及び前記二番還元量検出手段(S5)の情報
    に基づいて、前記脱穀装置(2)への穀稈供給が無くな
    ったのち再び穀稈供給が開始されるまでの間において、
    前記二番還元量検出手段(S5)によって検出された二
    番還元量が設定量以上である状態が設定時間以上継続す
    ると、前記揺動選別部(19)が詰まり状態にあると判
    断するように構成されている脱穀装置の詰まり検出装
    置。
  2. 【請求項2】 脱穀装置(2)へ穀稈が供給されている
    か否かを検出する穀稈供給検出手段(S1)と、扱室
    (A)からの漏下処理物及び二番回収部(21)からの
    二番還元物を選別処理する揺動選別部(19)の詰まり
    状態を判別する判別手段(100)とが設けられた脱穀
    装置の詰まり検出装置であって、 前記二番回収部(21)にて回収された後前記揺動選別
    部(19)又は前記扱室(A)に還元される二番還元物
    の還元量を検出する二番還元量検出手段(S5)が設け
    られ、前記判別手段(100)は、前記穀稈供給検出手
    段(S1)及び前記二番還元量検出手段(S5)の情報
    に基づいて、前記脱穀装置(2)への穀稈供給が無くな
    ったのち再び穀稈供給が開始されるまでの間において、
    前記二番還元量検出手段(S5)によって検出された二
    番還元量が設定量以上である状態が設定時間以上継続す
    る詰まり注意状態になるとその回数を1回として積算記
    憶して、その積算記憶した回数が設定回数になると前記
    揺動選別部(19)が詰まり状態にあると判断するよう
    に構成されている脱穀装置の詰まり検出装置。
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