JPH0588105A - 回転偏向器 - Google Patents

回転偏向器

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Publication number
JPH0588105A
JPH0588105A JP24873991A JP24873991A JPH0588105A JP H0588105 A JPH0588105 A JP H0588105A JP 24873991 A JP24873991 A JP 24873991A JP 24873991 A JP24873991 A JP 24873991A JP H0588105 A JPH0588105 A JP H0588105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent member
polygon mirror
mirror
polygon
rotary deflector
Prior art date
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Pending
Application number
JP24873991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Nakajima
智宏 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH0588105A publication Critical patent/JPH0588105A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリゴンミラーを回転させたときに空気抵抗
の影響によって発生する騒音を光学特性を低下させるこ
となしに最小限にする。 【構成】 光源からの光ビームを入光するポリゴンミラ
ー11の鏡面12の外周を円筒形の透明部材20で覆
い、その透明部材20をポリゴンモータ13のロータ部
14に固定することによりポリゴンミラー11と透明部
材20とが一体で回転するようにして、円筒形の透明部
材20が回転時に風を切るようになっても、その外周面
に角部が無いことにより騒音となる風切り音が発生しな
いようにする。そして、その透明部材20を樹脂により
カップ状に形成したり、ポリゴンミラー11を透明部材
20の中央底部20aとの間にOリング28(弾性部材)
を介在させてロータ部14に固定するようにすれば、簡
単な構成になり組付性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザプリンタある
いはファクシミリなどの画像形成装置におけるポリゴン
ミラーを有する回転偏向器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザプリンタなどに用いられて
いる回転偏向器のポリゴンミラーは、例えば図4に示す
ポリゴンミラー1のように、多数の鏡面2を周方向に配
列した多面鏡に形成されていて、その各隣合う鏡面2の
相互間の境界部分3は鋭く突出した角部になっている。
【0003】そして、その中心に形成されている孔部1
aに図5に示すように固定用部材9を取り付けて、それ
をポリゴンモータ6の回転軸6aに固定し、ポリゴンモ
ータ6のロータ部7が回転軸6aと共に回転することに
より鏡面2の部分が回転して、図示しない光源からの光
ビームがその鏡面2によって反射されることにより偏光
が行なわれるようになっている。
【0004】ところが、この回転時にポリゴンミラー1
の隣り合う鏡面2の角部で空気抵抗の影響による風切音
が発生し、それが騒音になるという問題があった。その
ため、従来はこの騒音を低減するため、例えば図6にも
示すように、光ビームの通過部分のみを透明なガラス等
による窓部4とした固定の防音カバー5を金属又は樹脂
によって形成し、それを図5に示すようにポリゴンモー
タ6の固定部分であるステータ8に固定することにより
被せ、ポリゴンミラー1が回転した際に発生する騒音を
外部に洩らさないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の回転偏向器は、発生した騒音を防音カバー内
に閉じ込めてしまう方式であるため、防音カバー自体の
他に窓部4の部分までも音を外部へ伝えないようにする
必要があり、そのため窓部4を十分な剛性をもたせるた
めに厚くしなければならなかった。
【0006】ところが、光の通過する窓部を厚くするこ
とは光学特性上において結像位置の変化や透過効率の低
下等をもたらすので好ましくはなかった。この発明は上
記の問題点に鑑みてなされたものであり、ポリゴンミラ
ーを回転させたときに空気抵抗の影響によって発生する
騒音を、光学特性を低下させることなしに最小限にする
ことができる偏向器を提供することを目的とする。ま
た、その偏向器を簡単な構成にして組付性を向上させる
ことも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、光源からの光ビームをポリゴンモータ
によって回転されるポリゴンミラーにより偏向走査する
回転偏向器において、上記ポリゴンミラーの鏡面の外周
を覆う円筒形の透明部材を上記ポリゴンモータのロータ
部に固定して取付けたものである。そして、その回転偏
向器において、透明部材を樹脂によりカップ状に形成し
たり、ポリゴンミラーを透明部材の底部との間に弾性部
材を介在させ、その透明部材とロータ部とで挾持してそ
のロータ部に固定するとよい。
【0008】
【作用】このように構成した回転偏向器よれば、ポリゴ
ンミラーの鏡面の外周は円筒形の透明部材によって全て
覆われ、その透明部材はポリゴンモータのロータ部に固
定されているためポリゴンミラーと共に回転するので、
円筒形の透明部材が回転して風を切るようになっても、
その外周面には角部が無いので空気抵抗を受けにくいた
め風切り音が発生しない。したがって、透明部材に防音
カバーとしての機能を持たせなくてよいためその肉圧を
薄くできるので、結像位置の変化や透過効率の低下等の
光学特性の悪化も防止できる。
【0009】また、透明部材を樹脂によりカップ状に形
成したり、ポリゴンミラーを透明部材の底部との間に弾
性部材を介在させ、そのポリゴンミラーを透明部材とロ
ータ部とで挾持してそのロータ部に固定すれば、簡単な
構成になって組付性も向上する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明による回転偏向器の構
成を示す構成図、図2は同じくその回転偏向器とそれに
関連する部分を示した斜視図、図3はその回転偏向器を
構成する各部品を分解した状態を示す分解斜視図であ
る。
【0011】図1及び図3に示した回転偏向器は、モー
タ駆動回路18を形成している基板17とステータ15
(図1)とを一体的に構成したポリゴンモータ13を使
用している例を示すものであり、図2に示す光源となる
半導体レーザユニット21から照射されてアパーチャ2
2によって形状が整形された光ビームLaを、ポリゴン
モータ13によって矢示A方向に回転される6面の鏡面
12を外周面に備えたポリゴンミラー11により偏向走
査する。
【0012】そのポリゴンミラー11により偏向された
光ビームLaは、結像レンズ24、反射鏡25、シリン
ダレンズ26を経て感光体27上にスポット状に結像す
る。ポリゴンモータ13は、図1に示すようにモータ軸
16をロータ14に圧入させて一体にし、そのモータ軸
16をステータ15の上下方向に間隔を追いて配設した
軸受け23,23により矢示A方向に回転自在に支持し
ている。
【0013】そして、そのロータ14に形成した平面状
のミラー取付面14aに、ポリゴンミラー11をその回
転中心がモータ軸16に一致するようにして下面11a
を接触させ、そのポリゴンミラー11を、その鏡面12
の外周を覆う円筒形の透明部材20の中央底部20aと
の間に弾性部材であるOリング28(ゴム製)を介在さ
せ、その透明部材20とロータ14とで挾持してそのロ
ータ14に固定している。
【0014】すなわち、透明部材20を例えばアクリル
等の透明樹脂により厚さ1mm程度のカップ状に形成し、
その円筒形の外径D1 をロータ14の外径D2 よりやや
小径とし、そのロータ14の上面の外周付近に形成した
環状の段部14bに透明部材20の下端20bを嵌入さ
せ、ポリゴンミラー11の上面と透明部材20の中央底
部20aとの間にOリング28を介在させ、その中央底
部20aの上面側にバネ性を有する材料で形成される止
め金29をモータ軸16に圧入させることにより押し付
け、その止め金29を透明部材20の中央底部20aが
ロータ14の中央の頭部上面に密着するまで圧入させて
ポリゴンミラー11をロータ14に固定している。
【0015】このように、この実施例による回転偏向器
は構成されているので、ポリゴンミラー11の鏡面12
の外周は円筒形の1mm程度の厚さの透明部材20によっ
て全て覆われ、その透明部材20がポリゴンモータ13
のロータ14に固定されていてポリゴンミラー11と共
に回転するので、円筒形の透明部材20が回転すること
によって風を切ることになっても、その外周には角部が
無いため風切り音がほとんど発生しない。
【0016】したがって、6角,8角等の多面鏡に形成
されるポリゴンミラーが直接風を切る構成になっている
場合には、その回転時に隣り合う鏡面によって形成され
る角部の部分により風切音が発生してそれが騒音になり
やすいが、この実施例ではそのようなことがない。そし
て、ポリゴンミラー11と円筒形の透明部材20とが一
体で回転するため、ポリゴンミラー11が風切り音を発
生させないので透明部材20に防音の機能を持たせる必
要がないので、その肉厚を1mm程度にまで薄くすること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ポリゴンミラーとそれを覆う円筒形の透明部材が共
に回転し、その回転時に風を切ることになる透明部材は
外周面に角部が無いため空気抵抗を受けにくいので、騒
音となる風切り音がほとんど発生しない。したがって、
その透明部材に内部の音を外部に伝えないようにするた
めの防音性を持たせる必要がないので、その肉厚を薄く
できるため結像位置の変化や透過効率の低下等の光学特
性の悪化を防ぐことができる。
【0018】また、透明部材を樹脂によりカップ状に形
成すれば、簡単な構成になって組付性が向上する。さら
に、ポリゴンミラーを透明部材の底部との間に弾性部材
を介在させ、その透明部材とロータ部とで挾持してその
ロータ部に固定すれば、通常の回転偏向器においてポリ
ゴンミラーを固定するために必要である固定用の部材が
不要となるため、さらに構成を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による回転偏向器の構成を示す構成図
である。
【図2】同じくその回転偏向器とそれに関連する部分を
示した斜視図である。
【図3】同じくその回転偏向器を構成する各部品を分解
した状態を示す分解斜視図である。
【図4】従来の回転偏向器に用いられている角部を有す
るポリゴンミラーを例示した斜視図である。
【図5】同じくそのポリゴンミラーが回転時に発する騒
音を防止するようにした防音カバーを備えた回転偏向器
の例を示す断面図である。
【図6】同じくその回転偏向器の外観を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 ポリゴンミラー 12 鏡面 13 ポリゴンモータ 14 ロータ
(ロータ部) 15 ステータ 16 モータ軸 20 透明部材 21 半導体レ
ーザユニット(光源) 28 Oリング(弾性部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光ビームをポリゴンモータに
    よって回転されるポリゴンミラーにより偏向走査する回
    転偏向器において、 前記ポリゴンミラーの鏡面の外周を覆う円筒形の透明部
    材を前記ポリゴンモータのロータ部に固定して取付けた
    ことを特徴とする回転偏向器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転偏向器において、前
    記透明部材が樹脂によりカップ状に形成されていること
    を特徴とする回転偏向器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の回転偏向器におい
    て、前記ポリゴンミラーを、前記透明部材の底部との間
    に弾性部材を介在させ、該透明部材と前記ロータ部とで
    挾持して該ロータ部に固定したことを特徴とする回転偏
    向器。
JP24873991A 1991-09-27 1991-09-27 回転偏向器 Pending JPH0588105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24873991A JPH0588105A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 回転偏向器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24873991A JPH0588105A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 回転偏向器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0588105A true JPH0588105A (ja) 1993-04-09

Family

ID=17182648

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24873991A Pending JPH0588105A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 回転偏向器

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JP (1) JPH0588105A (ja)

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