JP2985043B2 - 回転多面鏡型光偏向器 - Google Patents

回転多面鏡型光偏向器

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JP2985043B2
JP2985043B2 JP20899294A JP20899294A JP2985043B2 JP 2985043 B2 JP2985043 B2 JP 2985043B2 JP 20899294 A JP20899294 A JP 20899294A JP 20899294 A JP20899294 A JP 20899294A JP 2985043 B2 JP2985043 B2 JP 2985043B2
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豊 石塚
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転多面鏡型光偏向器を
構成するポリゴンミラー駆動装置に関するものである。
更に詳述すると、ベアリング内部から発生するオイルミ
ストがポリゴンミラーの反射面に付着するのを防止しな
がら、しかも上記反射面に歪を生じさせず、安定的かつ
円滑な回転を可能にした構成を備えたポリゴンミラー駆
動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のポリゴンミラーは長期の使用にお
いて、駆動装置のボールベアリングなどから飛散する潤
滑油によってその表面が汚染され、レーザ光線の正確な
位置での鏡面への入射や反射ができないなどの欠陥が生
じ易い。このため、潤滑油が鏡面へまわり込まないよう
に工夫が施されてきた。
【0003】例えば、図3に示した、特公平3−716
90号公報に開示された装置では、上ケース20に介着
する縦シャフト21を固定するボールベアリング22か
らのオイルミストがポリゴンミラー23の反射面に飛散
するのを防ぐため、ポリゴンミラー23の上面部に断面
ジクザグ状の突部を具えた波板24を固定する一方、こ
の波板の突部に嵌入するように断面ジクザグ状凹部を有
する別の波板25を上ケース20の内側に垂下固着し
て、この上下二枚の波板間に僅かの隙間をもたせると共
に、ポリゴンミラーの縦シャフト近傍上面とボールベア
リング22との間の縦シャフト外周にスペンサー26を
配設し、更に、上ケースに環状の突部27を設けてラビ
リンスを形成している。
【0004】この方式では波板24、25やスペンサー
26および環状の突部27などによって複雑なラビリン
スが構成されているものの、ラビリンスからオイルミス
トが飛散する方向はポリゴンミラーと並行する方向とな
つており、このため、ベアリング内部から飛散したオイ
ルミストはその一部がこの迷路を通ってミラーの反射面
に到達し、ミラーの反射率を低下させる虞れがある。し
かも、複雑な形状の波板の加工に時間を要し、部品点数
も多く組立ても煩雑なため、偏向器自体が高価となり、
生産性も極めて低く使用しにくいものであるばかりでな
く経済性の低いものとした。
【0005】また、ポリゴンミラー28はハブに対しネ
ジにより固定されている。この方式では、ネジを締め付
けることにより、ミラーが変形してその反射面が歪んで
しまいレーザビームを走査するとジッターが悪化し、画
像品質が損なわれる要因となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
実状に鑑み、ハブと一体に回転するマグネットを磁性粉
とバインダー樹脂とからなる部材によって一体に成形し
てハブ−マグネット体とすると共に、このハブ−マグネ
ット体の上側端面に複数の突起部を設け、しかもポリゴ
ンミラーの上面内周面を覆うように板バネを装着し、板
バネとこの突起部を嵌合し。且つOリングを挟設して、
ボールベアリングからポリゴンミラーのミラー方向へオ
イルミストが飛散するのを防止する。併せて、ポリゴン
ミラーのハブへの固定を上記板バネの付勢力と上記Oリ
ングの発弾力で行い、ミラーの変形を防止しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明の回転多面鏡型
光偏向器は上記課題に鑑み、固定軸に挿着されたボール
ベアリングと、このボールベアリングによって回転自在
に支持されたハブと、このハブと一体に回転するマグネ
ットと、このマグネットと対向して配置されたステータ
コアと、上記ハブに取着されたポリゴンミラーとを備え
た回転多面鏡型偏向器であって、上記ハブと上記マグネ
ットは、磁性粉とバインダー樹脂とからなる樹脂マグネ
ット材により一体成形されてハブ−マグネット体を構成
し、該ハブ−マグネット体の上側端面に複数の突起部を
設けると共に、この突起部に嵌合して且つ上記ポリゴン
ミラーの一部を覆うように略平板状の板バネを装着する
一方、上記板バネと上記ポリゴンミラーとの間に弾性を
有するOリングを挟設して、上記板バネから突出した突
起部を溶融して上記板バネに密着させると共に、上記板
バネと上記Oリングとで上記ポリゴンミラーを付勢固定
してなることを要旨とするものである。
【0008】
【作用】 ハブ−マグネット体の上側端面に複数の突起
部を設け、ポリゴンミラーの上面内周面を覆うように
平板状の板バネを装着し、この突起部と板バネを嵌合す
る際、Oリングを挟設して、ポリゴンミラーのハブへの
固定を上記板バネの付勢力と上記Oリングの発弾性をも
って行うので、ボールベアリングは閉塞空間に閉じこめ
られた状態となり、ボールベアリングからポリゴンミラ
ーのミラー方向にオイルミストが飛散するのを防止する
ことができる。
【0009】 しかも、ポリゴンミラーのハブへの固定
を上記Oリングを介して略平板状の板バネの付勢力で行
うことにより、ポリゴンミラーのハブへの取付けに際し
特定方向の応力がかからない。従って、ミラーの変形を
防止することができる。この結果、ミラー方向にオイル
ミストが飛散するのを防止することができるばかりでな
く、ポリゴンミラーの反射面が歪む虞がなく、レーザビ
ームを走査してもジッターが悪化し、画像品質が損なわ
れることがない。また、偏向器は使用し易いものとなる
ばかりでなく経済性の高いものとなる。
【0010】
【実施例】図1および図2は本願発明に関わる軸固定型
光偏向器の一実施例の断面図および平面図である。図3
と重複する説明は省く。図において、1はポリゴンミラ
ー、2はハブ−マグネツト体、3は磁性材からなるヨー
ク、4は板バネ、5はOリング、6はハブ−マグネツト
体の突起部、7はステータコア、8a、8bはボールベ
アリング、9は固定軸、10はボールベアリングを支障
する予圧用のバネ、11はフレームである。
【0011】 上の構成でハブ−マグネット体2は磁性
粉とバインダー樹脂とからなる樹脂マグネット材によ
り、例えば、射出成形により一体成形されたもので、そ
の上部端面12には複数の突起部6設けられる。この
上部端面に対向して、図1および図2に示すように、
い板材からなる略平板状の板バネ4に穿設した孔に突起
部が嵌合して且つ上記ポリゴンミラーの上面内周面1
3を覆うように装着する。そして、上記板バネから突
出した突起部を溶融して上記板バネに密着させる。
しかも板バネ4はその外周縁面にフランジ14を設ける
と共に、板バネと上記ポリゴンミラー上面内周面13
との間に発弾力を有するOリングを挟設する。この結
果、ポリゴンミラーはハブ−マグネット体2と板バネ
4で挟持固定されることになる。そして、ボールベアリ
ング10が挿着された空間は板バネ4、Oリング5およ
びハブ−マグネット体2で閉塞空間15となる。閉塞空
間15は上記ボールベアリング10から潤滑油のオイル
ミストが発生したとしても、オイルミストを空間外へ飛
散するのを抑止する。
【0012】この構成によって、フレーム11に配設さ
れたステータコア7に巻回されたコイルに通電すると、
駆動着磁部16が磁気作用を受ける。即ち、上記ステー
タコア外周面を環状に取り囲むハブ−マグネット体2の
全周囲に亘ってN極とS極が交互に着磁されている駆動
着磁部16がフレーム11に立設された固定軸9に挿着
された上下のボールベアリング8a、8bを介して回転
する。このとき、板バネ4はハブ−マグネット体2の突
起部6により固定され、ポリゴンミラーはハブ−マグネ
ット体2と板バネ4で挟持されているので同様に回転す
る。
【0013】図1において、板バネは円形に記載されて
いるが、四角形でも星型でもよい。なお、板バネの周縁
部はポリゴンミラー上面側に少し屈曲したフランジ14
として形成されているが、これはOリング5を板バネ4
よりはずれさせないためのものであるので、板バネの周
縁部を部分的に屈曲した構造としてもよい。
【0014】なお、板バネ4と突起部6との密着はOリ
ング5を適量圧縮するように、板バネを撓ませながら突
起の先端部を溶融して膨出させて板バネを密着固定する
ことによって達成される。この状態でOリング5は全面
でポリゴンミラー上面側を押圧するのでポリゴンミラー
の変形を極めて小さくすることができる。
【0015】また、上記Oリングは通常はゴム製として
いるが、固定軸方向に発弾性を有し、しかもオイルミス
トに耐える部材であれば、材質は特にとわれないもので
あり、プラスチックスやリングバネなどの部材が適宜使
用できる。
【0016】さらに、上記実施において固定軸9とフレ
−ム11は別部材で構成されているが、一体に形成され
てもよい。
【0017】
【発明の効果】 以上述べたように本発明により、ボー
ルベアリングを挿着した空間は略平板状の板バネ、Oリ
ングおよびハブ−マグネット体で閉塞空間を構成してい
るので、上記ボールベアリングから潤滑油のオイルミス
トが発生したとしても、オイルミストを空間外へ飛散す
るのを抑止する。
【0018】 ポリゴンミラーのハブへの固定を略平板
状の板バネおよびOリングの発弾力をもって行うので、
ポリゴンミラーのハブへの取付けに際し特定方向の応力
がかからず、しかも高さ方向が大きくならない。この結
果、ミラーの変形を防止することができると共に、装置
全体を偏平化させることができる。
【0019】光偏向器は、単純形状で組み立てられ、し
かも部材は簡素化されているので大幅なコストの低減が
図れ、この結果、光偏向器は経済性の高いものになった
ばかりでなく、大量に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に関わる軸固定型光偏向器の一実施例の断
面図である。
【図2】発明に関わる軸固定型光偏向器の一実施例の平
面図である。
【図3】従来の軸固定型光偏向器の別な実施例の断面図
である。
【符号の説明】
1 ポリゴンミラー 2 ハブ−マグネット体 3 ヨーク 4 板バネ 5 Oリング 6 突起部 7 ステータコア 8a、8b ボールベアリング 9 固定軸 11 フレーム 14 フランジ 15 閉鎖空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 26/10 102 H02K 5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸に挿着されたボールベアリング
    と、このボールベアリングによって回転自在に支持され
    たハブと、このハブと一体に回転するマグネットと、こ
    のマグネットと対向して配置されたステータコアと、上
    記ハブに取着されたポリゴンミラーとを備えた回転多面
    鏡型光偏向器であって、 上記ハブと上記マグネットは、磁性粉とバインダー樹脂
    とからなる樹脂マグネット材により一体成形されてハブ
    −マグネット体を構成し、 該ハブ−マグネット体の上側端面に複数の突起部を設け
    ると共に、この突起部に嵌合して且つ上記ポリゴンミラ
    ーの一部を覆うように略平板状の板バネを装着する一
    方、 上記板バネと上記ポリゴンミラーとの間に弾性を有する
    Oリングを挟設して、上記板バネから突出した突起部を
    溶融して上記板バネに密着させると共に、上記板バネと
    上記Oリングとで上記ポリゴンミラーを付勢固定してな
    ることを特徴とする回転多面鏡型光偏向器。
JP20899294A 1994-09-02 1994-09-02 回転多面鏡型光偏向器 Expired - Fee Related JP2985043B2 (ja)

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