JPH0244257Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0244257Y2 JPH0244257Y2 JP17906584U JP17906584U JPH0244257Y2 JP H0244257 Y2 JPH0244257 Y2 JP H0244257Y2 JP 17906584 U JP17906584 U JP 17906584U JP 17906584 U JP17906584 U JP 17906584U JP H0244257 Y2 JPH0244257 Y2 JP H0244257Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating polygon
- polygon mirror
- side plate
- mirror
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 239000005304 optical glass Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は回転多面鏡を収納する防塵カバーに関
するものである。
するものである。
(従来の技術)
従来より例えば光走査記録装置や光走査読取装
置等において、光ビームを走査のために偏向させ
る光偏向器として、回転多面鏡(ポリゴンミラ
ー)が広く用いられている。この回転多面鏡は駆
動モータの回転軸に固定され該モータによつて高
速回転されるが、ゴミやホコリ等から保護するた
め、さらには安全のために、駆動モータごとに防
塵カバー内に収納して使用することが多い。とく
に上記駆動モータとして、ロータ軸と軸受部材と
の間に空気を巻き込み、この空気層を介してロー
タ軸を支持するようにした、いわゆる動圧スピン
ドル型の軸受を有するモータを使用する場合に
は、ゴミやホコリ等が上記空気に混入して軸受内
に侵入することを防止するため、防塵カバーは必
ず必要になる。
置等において、光ビームを走査のために偏向させ
る光偏向器として、回転多面鏡(ポリゴンミラ
ー)が広く用いられている。この回転多面鏡は駆
動モータの回転軸に固定され該モータによつて高
速回転されるが、ゴミやホコリ等から保護するた
め、さらには安全のために、駆動モータごとに防
塵カバー内に収納して使用することが多い。とく
に上記駆動モータとして、ロータ軸と軸受部材と
の間に空気を巻き込み、この空気層を介してロー
タ軸を支持するようにした、いわゆる動圧スピン
ドル型の軸受を有するモータを使用する場合に
は、ゴミやホコリ等が上記空気に混入して軸受内
に侵入することを防止するため、防塵カバーは必
ず必要になる。
従来の上記防塵カバーは一般に、第3図に示さ
れるように、回転多面鏡10の鏡面10aの周囲
を覆う筒状の側板11と、この側板11の上下を
閉じる部材12とから構成され、側板11の一部
にはビーム入射および出射用の開口13が設けら
れ、該開口13は側板11の外側から光透過部材
14(通常は光学ガラス)によつて閉じられるよ
うになつている。
れるように、回転多面鏡10の鏡面10aの周囲
を覆う筒状の側板11と、この側板11の上下を
閉じる部材12とから構成され、側板11の一部
にはビーム入射および出射用の開口13が設けら
れ、該開口13は側板11の外側から光透過部材
14(通常は光学ガラス)によつて閉じられるよ
うになつている。
(考案が解決しようとする問題点)
上記構成の防塵カバーの中で回転多面鏡10が
高速回転すると、鏡面10aに近接対向している
側板内周面11aは鏡面10aによる大きな風圧
を受けるが、開口13が設けられている部分にお
いては、光透過部材14と鏡面10aとの間の空
間が他の部分に比べ広くなつているので、この部
分の圧力は他の部分よりも低くなる。それに加え
この部分には渦も生じるので、ここにはカバー内
の微小なホコリ等がたまりやすく、光透過部材1
4の内面が汚れやすくなる。また鏡面10aの周
囲の圧力が不均一になるために回転多面鏡10の
回転ムラが生じやすく、さらには非常に耳障りな
風切音も生じる。
高速回転すると、鏡面10aに近接対向している
側板内周面11aは鏡面10aによる大きな風圧
を受けるが、開口13が設けられている部分にお
いては、光透過部材14と鏡面10aとの間の空
間が他の部分に比べ広くなつているので、この部
分の圧力は他の部分よりも低くなる。それに加え
この部分には渦も生じるので、ここにはカバー内
の微小なホコリ等がたまりやすく、光透過部材1
4の内面が汚れやすくなる。また鏡面10aの周
囲の圧力が不均一になるために回転多面鏡10の
回転ムラが生じやすく、さらには非常に耳障りな
風切音も生じる。
そこで本考案は上記問題を解決しうる回転多面
鏡の防塵カバーを提供することを目的とするもの
である。
鏡の防塵カバーを提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段)
本考案の回転多面鏡の防塵カバーは、前述のよ
うな開口を有する筒状の側板と、該側板の上下を
閉じる部材とからなる回転多面鏡の防塵カバーに
おいて、上記開口を閉じる光透過部材の内面を上
記側板の内周面と同曲率に形成し、該光透過部材
を、その内面が側板内周面と共通の円周上に位置
るように上記開口内に嵌着したことを特徴とする
ものである。
うな開口を有する筒状の側板と、該側板の上下を
閉じる部材とからなる回転多面鏡の防塵カバーに
おいて、上記開口を閉じる光透過部材の内面を上
記側板の内周面と同曲率に形成し、該光透過部材
を、その内面が側板内周面と共通の円周上に位置
るように上記開口内に嵌着したことを特徴とする
ものである。
(作用)
側板の開口を上記のような光透過部材によつて
閉じれば、回転多面鏡の鏡面周囲の空間は全周に
亘つて均一なものとなり、鏡面周囲の圧力不均一
に起因する前記の諸問題が解消される。
閉じれば、回転多面鏡の鏡面周囲の空間は全周に
亘つて均一なものとなり、鏡面周囲の圧力不均一
に起因する前記の諸問題が解消される。
(実施例)
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例による
回転多面鏡の防塵カバーを示すものである。駆動
モータ20のロータ21を固定するロータケース
22には、押え板23によつて上方から押さえ付
けて回転多面鏡10が固定されており、上記ロー
タケース22はシヤフト24に固定されている。
このシヤフト24はベース25と一体化された円
筒状のラジアル軸ハウジング26に通され、また
このシヤフト24の下端部は半球状に形成され、
スラスト軸ハウジング27に受承されている。上
記ラジアル軸ハウジング26の周囲にはステータ
28が固定され、該ステータ28に駆動電流が供
給されるとロータ21が回転し、回転多面鏡10
が回転される。
回転多面鏡の防塵カバーを示すものである。駆動
モータ20のロータ21を固定するロータケース
22には、押え板23によつて上方から押さえ付
けて回転多面鏡10が固定されており、上記ロー
タケース22はシヤフト24に固定されている。
このシヤフト24はベース25と一体化された円
筒状のラジアル軸ハウジング26に通され、また
このシヤフト24の下端部は半球状に形成され、
スラスト軸ハウジング27に受承されている。上
記ラジアル軸ハウジング26の周囲にはステータ
28が固定され、該ステータ28に駆動電流が供
給されるとロータ21が回転し、回転多面鏡10
が回転される。
上記シヤフト24にはヘリングボーン溝29が
刻設されるとともに、その半球状下端部にはスパ
イラル溝29,30が刻設されている。これらの
溝29,30はそれぞれ、シヤフト24が回転さ
れると該シヤフト24の周面とラジアル軸ハウジ
ング26との間、シヤフト24の半球状下端部と
スラスト軸ハウジング27との間に外部から空気
を巻き込む。シヤフト24はこの流動する空気層
を介してラジアル方向およびスラスト方向に支持
され、低摩擦で高速回転可能となる。
刻設されるとともに、その半球状下端部にはスパ
イラル溝29,30が刻設されている。これらの
溝29,30はそれぞれ、シヤフト24が回転さ
れると該シヤフト24の周面とラジアル軸ハウジ
ング26との間、シヤフト24の半球状下端部と
スラスト軸ハウジング27との間に外部から空気
を巻き込む。シヤフト24はこの流動する空気層
を介してラジアル方向およびスラスト方向に支持
され、低摩擦で高速回転可能となる。
シヤフト24と軸ハウジング26,27との間
に巻き込まれる空気中にゴミやホコリ等が混入す
ると、モータ20の性能に著しい悪影響が及び、
また高速回転される回転多面鏡10を露出させる
と危険でもあるので、回転多面鏡10はモータ2
0ごと防塵カバー31内に収納されている。この
防塵カバー31は回転多面鏡10の鏡面10aに
近接対向する内周面32aを有する円筒状の側板
32と、この側板32と一体的に形成され該側板
32の上部を閉じる天板33と、側板32の下部
を閉じるように兼用された前記ベース25とから
構成されている。そして上記側板32には、回転
多面鏡10の鏡面10aに光ビームを入射させ、
また該鏡面10aにおいて反射して偏向された光
ビームを出射させるために開口34が設けられ、
この開口34内には、上記光ビームが透過可能な
光学ガラス等の光透過部材35が嵌着されてい
る。
に巻き込まれる空気中にゴミやホコリ等が混入す
ると、モータ20の性能に著しい悪影響が及び、
また高速回転される回転多面鏡10を露出させる
と危険でもあるので、回転多面鏡10はモータ2
0ごと防塵カバー31内に収納されている。この
防塵カバー31は回転多面鏡10の鏡面10aに
近接対向する内周面32aを有する円筒状の側板
32と、この側板32と一体的に形成され該側板
32の上部を閉じる天板33と、側板32の下部
を閉じるように兼用された前記ベース25とから
構成されている。そして上記側板32には、回転
多面鏡10の鏡面10aに光ビームを入射させ、
また該鏡面10aにおいて反射して偏向された光
ビームを出射させるために開口34が設けられ、
この開口34内には、上記光ビームが透過可能な
光学ガラス等の光透過部材35が嵌着されてい
る。
上記光透過部材35は第2図に明確に示される
ように、その内面35aが側板32の内周面32
aと同曲率に形成され、また該内面35aが上記
内周面32aと共通の円周上に位置するように配
されている。したがつて回転多面鏡10がモータ
20により回転されたとき、鏡面10aと防塵カ
バー31との間の空気の流れは、回転多面鏡10
の全周に亘つて均一なものとなる。
ように、その内面35aが側板32の内周面32
aと同曲率に形成され、また該内面35aが上記
内周面32aと共通の円周上に位置するように配
されている。したがつて回転多面鏡10がモータ
20により回転されたとき、鏡面10aと防塵カ
バー31との間の空気の流れは、回転多面鏡10
の全周に亘つて均一なものとなる。
(考案の効果)
以上詳細に説明した通り本考案の回転多面鏡の
防塵カバーを用いれば、回転多面鏡周囲の空気の
流れが均一になるので、この空気の流れの不均一
に起因して生じる前記風切音や回転多面鏡の回転
ムラが無くなり、また光透過部材の内面にゴミが
付着しやすくなることも解消される。
防塵カバーを用いれば、回転多面鏡周囲の空気の
流れが均一になるので、この空気の流れの不均一
に起因して生じる前記風切音や回転多面鏡の回転
ムラが無くなり、また光透過部材の内面にゴミが
付着しやすくなることも解消される。
第1図、第2図はそれぞれ本考案の一実施例に
よる防塵カバーを示す側断面図と一部破断平面
図、第3図は従来の防塵カバーを示す一部破断平
面図である。 10……回転多面鏡、10a……回転多面鏡の
鏡面、11,32……側板、20……駆動モー
タ、25……ベース、31……防塵カバー、33
……天板、34……開口、35……光透過部材、
35a……光透過部材の内面。
よる防塵カバーを示す側断面図と一部破断平面
図、第3図は従来の防塵カバーを示す一部破断平
面図である。 10……回転多面鏡、10a……回転多面鏡の
鏡面、11,32……側板、20……駆動モー
タ、25……ベース、31……防塵カバー、33
……天板、34……開口、35……光透過部材、
35a……光透過部材の内面。
Claims (1)
- 回転多面鏡の鏡面の周囲を覆う筒状の側板と、
この側板の上下を閉じる部材とからなり、内部に
前記回転多面鏡とその駆動モータを収納する回転
多面鏡の防塵カバーにおいて、前記側板の一部に
ビーム入射および出射用の開口が設けられるとと
もに該開口内に、前記側板の内周面と同曲率で該
内周面面と共通の円周上に位置する内面を有する
光透過部材が嵌着されていることを特徴とする回
転多面鏡の防塵カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17906584U JPH0244257Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17906584U JPH0244257Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6194810U JPS6194810U (ja) | 1986-06-18 |
JPH0244257Y2 true JPH0244257Y2 (ja) | 1990-11-26 |
Family
ID=30736630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17906584U Expired JPH0244257Y2 (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0244257Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07111511B2 (ja) * | 1987-03-26 | 1995-11-29 | 富士ゼロックス株式会社 | レ−ザ走査光学系 |
JPH0279814A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-20 | Copal Electron Co Ltd | 光偏向器 |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP17906584U patent/JPH0244257Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6194810U (ja) | 1986-06-18 |
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