JPH09197328A - 偏向走査装置 - Google Patents
偏向走査装置Info
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- JPH09197328A JPH09197328A JP2056896A JP2056896A JPH09197328A JP H09197328 A JPH09197328 A JP H09197328A JP 2056896 A JP2056896 A JP 2056896A JP 2056896 A JP2056896 A JP 2056896A JP H09197328 A JPH09197328 A JP H09197328A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- rotary polygon
- polygon mirror
- scanning device
- deflection scanning
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/47—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
- B41J2/471—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
Landscapes
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転多面鏡の汚染を分散させて長期間良質の
画像を提供する。 【解決手段】 回転多面鏡１は、これと一体であるロー
タ４とその外側に配設されたステータ６からなるモータ
によって回転される。回転多面鏡１が回転するとこれに
伴って空気流が発生し、各鏡面１ａに汚れが付着する。
そこで、ステータ６の上面に回転多面鏡１の鏡面１ａに
近接する突起７を設け、これによって前記空気流を図示
上方へ曲げることで、鏡面１ａの上端部に汚れを分散さ
せる。
画像を提供する。 【解決手段】 回転多面鏡１は、これと一体であるロー
タ４とその外側に配設されたステータ６からなるモータ
によって回転される。回転多面鏡１が回転するとこれに
伴って空気流が発生し、各鏡面１ａに汚れが付着する。
そこで、ステータ６の上面に回転多面鏡１の鏡面１ａに
近接する突起７を設け、これによって前記空気流を図示
上方へ曲げることで、鏡面１ａの上端部に汚れを分散さ
せる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る偏向走査装置に関するものである。
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る偏向走査装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図７は、レーザビームプリンタやレーザ
ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる一般的な偏
向走査装置を説明するもので、これは、光源ユニット５
０から発生されたレーザ光Ｌ0 をシリドリカルレンズ５
１によって回転多面鏡１０１の鏡面１０１ａに線状に集
光し、回転多面鏡１０１の回転によって偏向走査し、結
像レンズ系５２を経て図示しない回転ドラム上の感光体
に結像させる。結像レンズ系５２は球面レンズ５２ａ、
トーリックレンズ５２ｂ等によって構成され、前記感光
体に結像する点像の歪を補正する機能を有する。また、
偏向走査されたレーザ光の一部分は反射ミラー５３によ
って光ファイバ５４の受光端に導入され、走査開始信号
に変換されて光源ユニット５０に送信される。
ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる一般的な偏
向走査装置を説明するもので、これは、光源ユニット５
０から発生されたレーザ光Ｌ0 をシリドリカルレンズ５
１によって回転多面鏡１０１の鏡面１０１ａに線状に集
光し、回転多面鏡１０１の回転によって偏向走査し、結
像レンズ系５２を経て図示しない回転ドラム上の感光体
に結像させる。結像レンズ系５２は球面レンズ５２ａ、
トーリックレンズ５２ｂ等によって構成され、前記感光
体に結像する点像の歪を補正する機能を有する。また、
偏向走査されたレーザ光の一部分は反射ミラー５３によ
って光ファイバ５４の受光端に導入され、走査開始信号
に変換されて光源ユニット５０に送信される。
【０００３】近年では偏向走査装置の高速化が進み、回
転多面鏡１０１の回転速度が１０，０００ｒｐｍを越え
るものも開発されている。
転多面鏡１０１の回転速度が１０，０００ｒｐｍを越え
るものも開発されている。
【０００４】回転多面鏡１０１を回転させる駆動部は、
図４に示すように、偏向走査装置の筐体Ｈ0 にボールベ
アリング１０２を介して支承された回転軸１０３と、こ
れと一体であるフランジ部材１０４に一体的に結合され
たロータ１０５と、モータ基板１０６に固定されたステ
ータ１０７を有し、回転多面鏡１０１は押えバネとバネ
押さえと止め金からなる弾性押圧機構１０８によってフ
ランジ部材１０４に押圧されて、回転軸１０３やロータ
１０５と一体化される。
図４に示すように、偏向走査装置の筐体Ｈ0 にボールベ
アリング１０２を介して支承された回転軸１０３と、こ
れと一体であるフランジ部材１０４に一体的に結合され
たロータ１０５と、モータ基板１０６に固定されたステ
ータ１０７を有し、回転多面鏡１０１は押えバネとバネ
押さえと止め金からなる弾性押圧機構１０８によってフ
ランジ部材１０４に押圧されて、回転軸１０３やロータ
１０５と一体化される。
【０００５】モータ基板１０６上の駆動回路から供給さ
れた駆動電流によってステータ１０７が励磁されると、
ロータ１０５が回転多面鏡１０１とともに高速度で回転
し、回転多面鏡１０１に照射されたレーザ光を偏向走査
する。
れた駆動電流によってステータ１０７が励磁されると、
ロータ１０５が回転多面鏡１０１とともに高速度で回転
し、回転多面鏡１０１に照射されたレーザ光を偏向走査
する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように回転多面鏡１０１が高速
回転すると、回転多面鏡１０１の外周面には相対的に回
転方向と逆向きの空気流が発生し、図５に示すように、
回転多面鏡１０１の鏡面１０１ａの間に形成される稜角
１０１ｂの回転方向上流側においては、矢印Ａ0 で示す
ような渦流となり、これが各稜角１０１ｂの上流側の鏡
面１０１ａに激しくぶつかって空気中の塵埃を付着させ
る。その結果、図６に示すように各稜角１０１ｂの近傍
で鏡面１０１ａに汚れＸ0 が付着し、各鏡面１０１ａの
反射率を著しく低下させる。
の技術によれば、前述のように回転多面鏡１０１が高速
回転すると、回転多面鏡１０１の外周面には相対的に回
転方向と逆向きの空気流が発生し、図５に示すように、
回転多面鏡１０１の鏡面１０１ａの間に形成される稜角
１０１ｂの回転方向上流側においては、矢印Ａ0 で示す
ような渦流となり、これが各稜角１０１ｂの上流側の鏡
面１０１ａに激しくぶつかって空気中の塵埃を付着させ
る。その結果、図６に示すように各稜角１０１ｂの近傍
で鏡面１０１ａに汚れＸ0 が付着し、各鏡面１０１ａの
反射率を著しく低下させる。
【０００７】一般的にこのような鏡面１０１ａの汚染
は、鏡面１０１ａの幅方向の中央の有効反射領域Ｂ0
（一点鎖線で示す）に集中し、この部分の反射率を局部
的に低下させる傾向があり、このために、画像形成装置
の画像に濃度むらを発生したり、画像の描き出し位置を
検知する走査開始信号の信頼性が低下していわゆる画像
のゆらぎ等のトラブルを発生する。
は、鏡面１０１ａの幅方向の中央の有効反射領域Ｂ0
（一点鎖線で示す）に集中し、この部分の反射率を局部
的に低下させる傾向があり、このために、画像形成装置
の画像に濃度むらを発生したり、画像の描き出し位置を
検知する走査開始信号の信頼性が低下していわゆる画像
のゆらぎ等のトラブルを発生する。
【０００８】近年では、偏向走査装置がより一層高速化
される傾向にあり、回転多面鏡の回転速度の増加ととも
に鏡面の汚染も急速に進行するため、短期間で画質が低
下し、メンテナンスフリー（メンテナンス不要）の装置
としての寿命を縮める。あるいは、回転多面鏡を交換し
たり、鏡面を清浄化する等のメンテナンスを頻繁に行な
う必要性が生じるため、メンテナンスフリーが不可能と
なる。
される傾向にあり、回転多面鏡の回転速度の増加ととも
に鏡面の汚染も急速に進行するため、短期間で画質が低
下し、メンテナンスフリー（メンテナンス不要）の装置
としての寿命を縮める。あるいは、回転多面鏡を交換し
たり、鏡面を清浄化する等のメンテナンスを頻繁に行な
う必要性が生じるため、メンテナンスフリーが不可能と
なる。
【０００９】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであり、鏡面の汚染のため
に回転多面鏡を交換したり鏡面の清浄化等を行なうメン
テナンスが不要であるメンテナンスフリーの期間が長
く、しかも高性能である偏向走査装置を提供することを
目的とするものである。
の課題に鑑みてなされたものであり、鏡面の汚染のため
に回転多面鏡を交換したり鏡面の清浄化等を行なうメン
テナンスが不要であるメンテナンスフリーの期間が長
く、しかも高性能である偏向走査装置を提供することを
目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の偏向走査装置は、光ビームを反射する回転
多面鏡と、これを収容する筐体と、前記回転多面鏡を回
転させる駆動手段を有し、該駆動手段または前記筐体
が、前記回転多面鏡の回転に伴って発生する気流を所定
の方向へ誘導するための異形部分を有する固定部材を備
えていることを特徴とする。
め、本発明の偏向走査装置は、光ビームを反射する回転
多面鏡と、これを収容する筐体と、前記回転多面鏡を回
転させる駆動手段を有し、該駆動手段または前記筐体
が、前記回転多面鏡の回転に伴って発生する気流を所定
の方向へ誘導するための異形部分を有する固定部材を備
えていることを特徴とする。
【００１１】固定部材が、駆動手段のステータであると
よい。
よい。
【００１２】固定部材が、回転多面鏡を覆うキャップで
あってもよい。
あってもよい。
【００１３】異形部分が、回転多面鏡に近接する表面に
設けられた複数の突起であるとよい。
設けられた複数の突起であるとよい。
【００１４】
【作用】回転多面鏡が回転すると、回転多面鏡の外周面
に沿ってその回転方向と逆向きに流動する気流が発生
し、各鏡面の間の稜角の近傍で渦流となり、塵埃が付着
して、鏡面の一部が急速に汚染される。そこで、回転多
面鏡の近傍に配設されたステータやキャップ等の固定部
材に、前記気流を鏡面の外側へ誘導する異形部分を設
け、これによって、鏡面の汚染を鏡面の端部に分散させ
る。
に沿ってその回転方向と逆向きに流動する気流が発生
し、各鏡面の間の稜角の近傍で渦流となり、塵埃が付着
して、鏡面の一部が急速に汚染される。そこで、回転多
面鏡の近傍に配設されたステータやキャップ等の固定部
材に、前記気流を鏡面の外側へ誘導する異形部分を設
け、これによって、鏡面の汚染を鏡面の端部に分散させ
る。
【００１５】鏡面の有効反射領域に汚染が集中するのを
防ぐことで、回転多面鏡のメンテナンスフリーの期間を
長くすることができる。その結果、高性能でランニング
コストの低い偏向走査装置を実現できる。
防ぐことで、回転多面鏡のメンテナンスフリーの期間を
長くすることができる。その結果、高性能でランニング
コストの低い偏向走査装置を実現できる。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【００１７】図１は一実施例による偏向走査装置の主要
部を示す断面図であって、これは、光ビームであるレー
ザ光を反射する鏡面１ａを備えた回転多面鏡１とこれを
回転させる駆動手段であるである駆動部を有し、該駆動
部は、筐体である光学箱Ｈ1に固定された軸受２に支承
された回転軸３と、押えバネとワッシャとＧリングから
なる弾性押圧機構４ａによって回転軸３と一体的に結合
されたロータ４と、光学箱Ｈ1 の底壁に支持されたモー
タ基板５に立設された固定部材であるステータ６からな
る。ステータ６は、モータ基板５上の駆動回路から供給
される駆動電流によって励磁され、ロータ４を回転させ
る。前述のように回転多面鏡１はロータ４と一体的に結
合されており、ロータ４とともに回転する。
部を示す断面図であって、これは、光ビームであるレー
ザ光を反射する鏡面１ａを備えた回転多面鏡１とこれを
回転させる駆動手段であるである駆動部を有し、該駆動
部は、筐体である光学箱Ｈ1に固定された軸受２に支承
された回転軸３と、押えバネとワッシャとＧリングから
なる弾性押圧機構４ａによって回転軸３と一体的に結合
されたロータ４と、光学箱Ｈ1 の底壁に支持されたモー
タ基板５に立設された固定部材であるステータ６からな
る。ステータ６は、モータ基板５上の駆動回路から供給
される駆動電流によって励磁され、ロータ４を回転させ
る。前述のように回転多面鏡１はロータ４と一体的に結
合されており、ロータ４とともに回転する。
【００１８】光学箱Ｈ1 は従来例と同様に図示しない光
源装置や、結像レンズ系、検出ミラーおよび光ファイバ
等を収容しており、光学箱Ｈ1 の上部開口はふたＣ1 に
よって閉塞される。
源装置や、結像レンズ系、検出ミラーおよび光ファイバ
等を収容しており、光学箱Ｈ1 の上部開口はふたＣ1 に
よって閉塞される。
【００１９】回転多面鏡１は正六角柱状の外形を有し、
その外周面に６個の鏡面１ａを備えており、互に隣接す
る鏡面１ａの間には稜角１ｂが形成される。ロータ４は
回転多面鏡１の外接円より小径であり、ステータ６はロ
ータ４の径方向外側に配設され、両者の側面が互に対向
するインナーロータ型のモータを構成している。
その外周面に６個の鏡面１ａを備えており、互に隣接す
る鏡面１ａの間には稜角１ｂが形成される。ロータ４は
回転多面鏡１の外接円より小径であり、ステータ６はロ
ータ４の径方向外側に配設され、両者の側面が互に対向
するインナーロータ型のモータを構成している。
【００２０】ステータ６の頂部には、回転多面鏡１の外
周面に近接して周方向に等間隔で異形部分である複数の
突起７が設けられており、各突起７は、半球状の外形を
有し、回転多面鏡１の回転によって発生する気流である
空気流を図示上向きに曲げる働きをする。
周面に近接して周方向に等間隔で異形部分である複数の
突起７が設けられており、各突起７は、半球状の外形を
有し、回転多面鏡１の回転によって発生する気流である
空気流を図示上向きに曲げる働きをする。
【００２１】図２に示すように回転多面鏡１がロータ４
とともに時計方向に回転すると、回転多面鏡１の外周面
には相対的に矢印Ａ1 で示すように回転方向と逆向きの
空気流が発生する。ステータ６の上面に突起７が設けら
れていない場合は、前述のように、回転多面鏡１の回転
とともに発生する空気流が鏡面１ａの中央部分に沿って
流動し、各稜角１ｂの回転方向上流側で渦流となり、空
気中の塵埃を鏡面１ａの有効反射領域Ｂ1 （一点鎖線で
示す）に付着させて反射率を著しく低下させるおそれが
ある。
とともに時計方向に回転すると、回転多面鏡１の外周面
には相対的に矢印Ａ1 で示すように回転方向と逆向きの
空気流が発生する。ステータ６の上面に突起７が設けら
れていない場合は、前述のように、回転多面鏡１の回転
とともに発生する空気流が鏡面１ａの中央部分に沿って
流動し、各稜角１ｂの回転方向上流側で渦流となり、空
気中の塵埃を鏡面１ａの有効反射領域Ｂ1 （一点鎖線で
示す）に付着させて反射率を著しく低下させるおそれが
ある。
【００２２】ステータ６の頂部に設けられた突起７は、
このように回転多面鏡１の回転によってその鏡面１ａに
発生する相対的な空気流を、図示上向きに曲げて回転多
面鏡１の鏡面１ａの上端部へ誘導する。すなわち、図２
の（ｂ）に示すように、回転多面鏡１の各稜角１ｂが各
突起の間を通過するときは稜角１ｂの回転方向下流側で
回転多面鏡１の鏡面１ａの中央部分に渦流が発生し、空
気中の塵埃を吸引して汚れＸ2 を付着させるが、同図の
（ａ）に示すように、回転多面鏡１の各稜角１ｂが各突
起の近傍を通過するときには空気流Ａ1 が上向きに曲げ
られて渦流が回転多面鏡１の各鏡面１ａの上端部に発生
し、この部分に汚れＸ1 が分散する。
このように回転多面鏡１の回転によってその鏡面１ａに
発生する相対的な空気流を、図示上向きに曲げて回転多
面鏡１の鏡面１ａの上端部へ誘導する。すなわち、図２
の（ｂ）に示すように、回転多面鏡１の各稜角１ｂが各
突起の間を通過するときは稜角１ｂの回転方向下流側で
回転多面鏡１の鏡面１ａの中央部分に渦流が発生し、空
気中の塵埃を吸引して汚れＸ2 を付着させるが、同図の
（ａ）に示すように、回転多面鏡１の各稜角１ｂが各突
起の近傍を通過するときには空気流Ａ1 が上向きに曲げ
られて渦流が回転多面鏡１の各鏡面１ａの上端部に発生
し、この部分に汚れＸ1 が分散する。
【００２３】従って、回転多面鏡１の高速回転によって
発生する汚れは、従来例のように回転多面鏡１の各鏡面
１ａの軸方向の幅の中央に集中することなく、回転多面
鏡１の幅全体に薄く広がる結果となり、有効反射領域Ｂ
1 が急速に汚染するのを回避できる。このようにして、
回転多面鏡１の有効反射領域Ｂ1 の反射率を長期間所定
の水準以上に持続し、メンテナンスフリーの寿命の長い
偏向走査装置を実現できる。
発生する汚れは、従来例のように回転多面鏡１の各鏡面
１ａの軸方向の幅の中央に集中することなく、回転多面
鏡１の幅全体に薄く広がる結果となり、有効反射領域Ｂ
1 が急速に汚染するのを回避できる。このようにして、
回転多面鏡１の有効反射領域Ｂ1 の反射率を長期間所定
の水準以上に持続し、メンテナンスフリーの寿命の長い
偏向走査装置を実現できる。
【００２４】なお、回転多面鏡１の鏡面１ａの有効反射
領域Ｂ1 は、前述の光源装置から発生されたシリンドリ
カルレンズによって回転多面鏡１に向かって集光された
レーザ光を結像レンズ系等に向かって反射する面を示す
もので、各鏡面１ａの幅方向のほぼ中央に位置してその
回転方向にのびる長尺部分を表わす。各鏡面１ａの有効
反射領域Ｂ1 によって反射されたレーザ光の大部分が感
光体に結像して画像を形成し、残りの一部分は、前述の
検出ミラーによって光ファイバに導入され、走査開始信
号に変換されて前記画像の書き出し位置を制御するのに
用いられる。
領域Ｂ1 は、前述の光源装置から発生されたシリンドリ
カルレンズによって回転多面鏡１に向かって集光された
レーザ光を結像レンズ系等に向かって反射する面を示す
もので、各鏡面１ａの幅方向のほぼ中央に位置してその
回転方向にのびる長尺部分を表わす。各鏡面１ａの有効
反射領域Ｂ1 によって反射されたレーザ光の大部分が感
光体に結像して画像を形成し、残りの一部分は、前述の
検出ミラーによって光ファイバに導入され、走査開始信
号に変換されて前記画像の書き出し位置を制御するのに
用いられる。
【００２５】各突起の配設位置は、回転多面鏡の外接円
より１ｍｍ程度外側で、各突起の高さは、その上端が回
転多面鏡の有効反射領域より０．５ｍｍ程度低くなるよ
うに構成するのが望ましい。なお、突起の数はいくつで
もよい。ステータが樹脂製であれば突起を一体成形する
ことができるため、製造工程が極めて簡単である。
より１ｍｍ程度外側で、各突起の高さは、その上端が回
転多面鏡の有効反射領域より０．５ｍｍ程度低くなるよ
うに構成するのが望ましい。なお、突起の数はいくつで
もよい。ステータが樹脂製であれば突起を一体成形する
ことができるため、製造工程が極めて簡単である。
【００２６】また、突起の形状は半球状に限らず、例え
ば波形等でもよいし、突起の替わりに半球状あるいは円
筒形状等の凹所でもかまわない。
ば波形等でもよいし、突起の替わりに半球状あるいは円
筒形状等の凹所でもかまわない。
【００２７】図３は一変形例を示す。これは、回転多面
鏡１とその駆動部の外側を固定部材であるキャップ１８
によって覆うことで回転多面鏡１の回転による騒音等を
低減するように工夫されたもので、前述の突起７と同様
の半球状の突起１７をキャップ１８の内面に設け、回転
多面鏡１の側面に発生する空気流を図示下方へ曲げるよ
うに構成することで、回転多面鏡１の鏡面１ａの汚れを
下端部へ分散させる。ステータ６の外径が回転多面鏡１
の外径とほぼ同じであって前述の突起７を設けるスペー
スが不足する場合に特に有効である。
鏡１とその駆動部の外側を固定部材であるキャップ１８
によって覆うことで回転多面鏡１の回転による騒音等を
低減するように工夫されたもので、前述の突起７と同様
の半球状の突起１７をキャップ１８の内面に設け、回転
多面鏡１の側面に発生する空気流を図示下方へ曲げるよ
うに構成することで、回転多面鏡１の鏡面１ａの汚れを
下端部へ分散させる。ステータ６の外径が回転多面鏡１
の外径とほぼ同じであって前述の突起７を設けるスペー
スが不足する場合に特に有効である。
【００２８】なお、キャップが設けられていないとき
は、同様の突起をふたＣ1 に設けてもよい。
は、同様の突起をふたＣ1 に設けてもよい。
【００２９】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【００３０】回転多面鏡を高速回転させても、その鏡面
の汚染がレーザ光の反射領域の外側に分散するために、
前記鏡面の有効反射領域の反射率を長期間所定の水準以
上に維持できる。
の汚染がレーザ光の反射領域の外側に分散するために、
前記鏡面の有効反射領域の反射率を長期間所定の水準以
上に維持できる。
【００３１】これによって極めて高性能でしかもメンテ
ナンスフリーの寿命の長い偏向走査装置を実現できる。
このような偏向走査装置を用いることで、画像形成装置
の画質の向上とランニングコストの低減に大きく貢献で
きる。
ナンスフリーの寿命の長い偏向走査装置を実現できる。
このような偏向走査装置を用いることで、画像形成装置
の画質の向上とランニングコストの低減に大きく貢献で
きる。
【図１】一実施例による偏向走査装置を示すもので、
（ａ）はその主要部を示す模式部分断面図、（ｂ）は回
転多面鏡とその駆動部のみを示す斜視図である。
（ａ）はその主要部を示す模式部分断面図、（ｂ）は回
転多面鏡とその駆動部のみを示す斜視図である。
【図２】図１の回転多面鏡を回転させたときの鏡面の汚
染を説明する説明図である。
染を説明する説明図である。
【図３】一変形例による偏向走査装置を示すもので、
（ａ）はその主要部を示す模式部分断面図、（ｂ）はキ
ャップのみを示す斜視図である。
（ａ）はその主要部を示す模式部分断面図、（ｂ）はキ
ャップのみを示す斜視図である。
【図４】一従来例による偏向走査装置の主要部を示す部
分模式断面図である。
分模式断面図である。
【図５】図４の装置の回転多面鏡とロータのみを示す斜
視図である。
視図である。
【図６】図５の回転多面鏡を回転させたときの鏡面の汚
染を説明する説明図である。
染を説明する説明図である。
【図７】偏向走査装置全体を説明する説明図である。
１ 回転多面鏡 １ａ 鏡面 １ｂ 稜角 ４ ロータ ６ ステータ ７，１７ 突起 １８ キャップ
Claims (4)
- 【請求項１】 光ビームを反射する回転多面鏡と、これ
を収容する筐体と、前記回転多面鏡を回転させる駆動手
段を有し、該駆動手段または前記筐体が、前記回転多面
鏡の回転に伴って発生する気流を所定の方向へ誘導する
ための異形部分を有する固定部材を備えていることを特
徴とする偏向走査装置。 - 【請求項２】 固定部材が、駆動手段のステータである
ことを特徴とする請求項１記載の偏向走査装置。 - 【請求項３】 固定部材が、回転多面鏡を覆うキャップ
であることを特徴とする請求項１記載の偏向走査装置。 - 【請求項４】 異形部分が、回転多面鏡に近接する表面
に設けられた複数の突起であることを特徴とする請求項
１ないし３いずれか１項記載の偏向走査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2056896A JPH09197328A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 偏向走査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2056896A JPH09197328A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 偏向走査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09197328A true JPH09197328A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=12030796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2056896A Pending JPH09197328A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 偏向走査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09197328A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6903858B2 (en) | 2002-03-29 | 2005-06-07 | Fujinon Corporation | Optical scanning device with air current rectifying mechanism |
| JP2006091544A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 光走査装置 |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP2056896A patent/JPH09197328A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6903858B2 (en) | 2002-03-29 | 2005-06-07 | Fujinon Corporation | Optical scanning device with air current rectifying mechanism |
| JP2006091544A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 光走査装置 |
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