JPH0586939U - ロータリーバルブ - Google Patents

ロータリーバルブ

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JPH0586939U
JPH0586939U JP6808491U JP6808491U JPH0586939U JP H0586939 U JPH0586939 U JP H0586939U JP 6808491 U JP6808491 U JP 6808491U JP 6808491 U JP6808491 U JP 6808491U JP H0586939 U JPH0586939 U JP H0586939U
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JP
Japan
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pocket
rotary
rotational direction
rotor
cylindrical
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Application number
JP6808491U
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English (en)
Inventor
秀晃 光澤
Original Assignee
株式会社日本アルミ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒体を定量排出するロータリーバルブにおい
て、高いシール性能を維持すると共にかみ込み防止機能
を向上させることを目的としている。 【構成】 円筒形の内周面を有すると共に粒体の投入口
と排出口とを有するバルブケーシングと、該バルブケー
シング内に回転自在に嵌合する円筒形回転ローターとを
備えたロータリーバルブにおいて、回転ローターの表面
には、円周方向に一定長さのシール用間隔を置いて複数
のポケットを形成し、各ポケットの円周方向間の部分
を、円筒面シール部とし、投入口のバルブケーシング内
周面側の端縁であって、回転方向前方側端縁を、回転方
向後方側に向って開くV字形に形成し、一方回転ロータ
ーのポケットの回転方向後方側端縁を、回転方向前方側
に向って開くV字形に形成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、円筒形の内周面を有すると共に粒体の投入口と排出口とを有するバ ルブケーシングと、該バルブケーシング内に回転自在に嵌合する円筒形回転ロー ターとを備え、回転ローターの回転により粒体をたとえば空気輸送管内に定量排 出するロータリーバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータリーバルブとしては、図9に示すように回転軸7に複数のブレー ド40を放射状に設け、各放射状ブレード40間で複数のポケット10を形成し て回転ローター6を構成し、該回転ローター6をケーシング1の円筒内周面に回 転自在に配置したものがある。この構造によると、たとえば排出口3を空気輸送 管5に接続している場合、空気輸送管5内の圧力空気が排出口3側から投入口2 へ洩れるという問題がある。すなわちシール性に問題が残る。
【0003】 上記図9の構造に対し、回転ローター6とケーシング内周面1a間で高いシー ル性をもたせるべく、図10あるいは図12のようなロータリーバルブが開発さ れている。
【0004】 図10はポケット40を円周方向に180°の間隔を置いて2個設け、両ポケ ット40間の円周方向長さをMを長く確保して、その部分を円筒面シール部6a とし、それにより高いシール性能を確保している。
【0005】 図12はいわゆるワンポケット式であって、回転ローター6として空洞状の円 筒形部材を備え、その空洞部分をポケット10として1箇所開口し、該開口部分 以外の外周面部分を円筒面シール部6aとしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 図10及び図12の構造によるといずれも高いシール性を確保できるようにな るが、図11のように投入口2の回転方向前端縁2aとポケット10の開口部分 の回転方向後端縁10bはいずれも回転軸と平行な直線形状になっている。 そのためペレット等の粒体Qが上部の投入口2からポケット10内に入って回 転する時、ポケット10からはみ出した粒体Qは逃場がなく、投入口2の前端縁 2aとポケット10の後端縁10bの間で多数噛み込まれるという現象が生じる 。特に回転ローター6の表面で円周方向に長い円筒面シール部6aを有している と、噛み込んだ粒体Qはケーシング内周面1aとシール部6a間に入り込み、展 伸され、箔状の長いかけらになり、再利用価値がなくなってしまうとともに、回 転ローターの回転速度等も不安定になるおそれがある。
【0007】
【考案の目的】
本考案の目的は、高いシール性を確保しながらも、粒体の噛み込みを防止する ことのできるロータリーバルブを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、目的を達成するために、円筒形の内周面を有すると共に粒 体の投入口と排出口とを有するバルブケーシングと、該バルブケーシング内に回 転自在に嵌合する円筒形回転ローターとを備えたロータリーバルブにおいて、回 転ローターの表面には、円周方向に一定長さのシール用間隔を置いて複数のポケ ットを形成し、各ポケットの円周方向間の部分を、円筒面シール部とし、投入口 のバルブケーシング内周面側の端縁であって、回転方向前方側端縁を、回転方向 後方側に向って開くV字形に形成し、一方回転ローターのポケットの回転方向後 方側端縁を、回転方向前方側に向って開くV字形に形成したことを特徴としてい る。
【0009】
【実施例1】 図1は本考案を適用したロータリーバルブの縦断面図であり、この第1図にお いて、バルブケーシング1は円筒状の内周面1aを有すると共に、上端に投入口 2を有し、下端に排出口3を有している。投入口2は図示しないがホッパー等の 粒体供給用タンクに接続し、排出口3はたとえば空気輸送管5に接続し、排出口 3から輸送管5内に排出される粒体は、輸送管内5を流れる圧力空気により適宜 目的箇所に輸送される。
【0010】 上記ケーシング内周面1aに円筒状の回転ローター6が回転自在に配置されて いる。回転ローター6は回転軸7を有するとともに、円周方向に180°隔てた 位置に2個の粒体用のポケット10を備えている。両ポケット10の円周方向間 の部分は円筒形状のまま残され、ケーシング内周面1aと嵌合することにより、 一定の円周方向長さを有する円筒面シール部6aとして利用される。
【0011】 回転ローター6の円筒面の展開図を示す図5において、各ポケット10の回転 方向Rの前方側の端縁10a及び後方側の端縁10bは、それぞれ回転方向Rの 前方側に向って開くV字形に形成されている。 回転軸方向と平行な直線に対する各端縁10a,10bの傾斜角θ1 はたとえ ばそれぞれ37°に設定されている。また両ポケット10の円周方向間の長さM は前記のように円筒面シール部6aとして確保されているが、この長さMはたと えばポケット10の実質幅Wよりも長くなるように形成され、おおむねローター 直径の60%もしくはローター全周長の20%以上に設定されている。
【0012】 図1のIII-III 断面図を示す図3において、ケーシング1の軸方向両端部には ボルト16等によりケーシング蓋9が気密状態で固着されており、回転ローター 6の回転軸7は上記ケーシング蓋9に軸受等を介して支持されると共に、ケーシ ング外部に延び出し、減速機付き駆動モータ等適宜の駆動源に接続している。
【0013】 図1の上面図を示す図2において、投入口2の上端はフランジ部1bと同心の 円形に形成され、該投入口2の上端縁から下端縁にかけて回転方向後方に向けて 開く断面形状V字形のガイド壁13が形成され、該ガイド壁13の下端縁13a はバルブケーシング内周面1aに位置すると共に回転方向後方に向けて開くV字 形に形成されている。 回転軸と平行な直線に対する各下端縁13a,13bの傾斜角θ2 はたとえば それぞれ43°に設定されている。すなわち前記ポケット10の前後端壁10a ,10bの傾斜角θ1 と合わせて概ね80°〜90°くらいになるように設定さ れている。すなわちポケット後端縁10bとガイド壁下端縁13aとのなす角度 θ3 が概ね80°〜90°くらいになるように形成されている。
【0014】 図3のVI部分の拡大図を示す図6において、ポケット10の軸方向端壁部6b の厚みt1 は13mmで従来の図9の端壁等に比べて厚くなっており、さらに回転 ローター6の軸方向縁には回転ローター外周径と同径で軸方向に方向に延びる円 筒形拡幅シール部6dが形成されている。該シール部6dは幅t2 がたとえば2 4mm程度に設定されると共に円周方向の全周にわたっている。
【0015】 次に作用を説明する。図1において上方のホッパーから投入口2に投入される 粒体は、ガイド壁13にガイドされて投入口下端に至り、回転中の回転ローター 6のポケット10内に供給される。そして回転ローター6の回転により下端排出 口3まで至り、空気輸送管5内に落下供給され、輸送管5内を流れる空気により 目的箇所まで輸送される。 上記ポケット10内に供給された時点において、粒体がポケット10から外方 にはみ出していても、図2のようにポケット10の後端縁10b及び投入口2の 下端縁13aが互いに対向するようにV字形にっなているため、上記はみ出した 粒体は回転ローター6の回転と共に中央部に円滑に移動し、あるいは噛み込まな い位にポケット10から完全に出てしまい、次のポケット10に供給される。
【0016】 またたとえ粒体が噛み込まれるとしても、V字形の頂部近傍(左右幅の中央部 )付近の数個に限定される。
【0017】 排出作業中、排出口3と投入口2の間は回転ローター6の円筒面シール部6a とケーシング内周面1間の嵌合部分でシールされており、それにより輸送管5内 の空気が投入口側へ洩れるのを効率良く阻止することができる。
【0018】
【別の実施例】
(1)図7はポケット10の変形例を示しており、ポケット10の回転方向の後 端面10bは前記図4と同様に回転方向前方に向いて開くV字形に形成されてい るが、前端壁10aは回転軸と平行に形成されている。
【0019】 (2)図8はいわゆるワンポケット式の回転ローターに本考案を適用した例であ り、回転ローター6は中が空洞になっていてその空洞部分がポケット10になっ ており、ポケット10の開口部分は1つでその回転方向前後端縁10a,10b が回転方向前方に向いて開くV字形に形成されている。
【0020】 (3)図1あるいは図6のような2ポケット式又は図8のようなワンポケット式 のほかに、たとえば円周方向に間隔を隔てて3つのポケットを有する回転ロータ −に本考案のようなV字形ポケット構造を採用することもできる。もちろん各ポ ケット10の円周方向間には、十分に円周方向に長い円筒面シール部6aを形成 する。
【0021】 (4)投入口2のガイド壁13の下端縁13aならびにポケット後端壁10bの 各傾斜角θ1,θ2 はそれらを合せた角度が概ね80°〜90°くらいに設定する のが、噛込み防止の機能を発揮しかつ、シール部6aの長さMを十分に確保する のに適当である。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、円筒形の内周面1aを有すると共に粒体の投入 口2と排出口3とを有するバルブケーシング1と、該バルブケーシング内に回転 自在に嵌合する円筒形回転ローター6とを備えたロータリーバルブにおいて、回 転ローター6の表面には、円周方向に一定長さのシール用間隔を置いて複数のポ ケット10を形成し、各ポケット10の円周方向間の部分を、円筒面シール部6 aとし、投入口2のバルブケーシング内周面側の端縁であって、回転方向前方側 端縁13aを、回転方向後方側に向って開くV字形に形成し、一方回転ローター のポケット10の回転方向後方側端縁10bを、回転方向前方側に向って開くV 字形に形成しているので、ポケット10からはみ出す粒体は回転ローター6の回 転と共に中央部に円滑に移動し、あるいは噛み込まない位にポケット10から完 全に出てしまい、次のポケットの供給され、粒体の噛込み現象を効率良く阻止で きる。長い円筒面シール部6aを形成していることにより、排出口を空気輸送管 等に接続した場合のシール性も十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を適用したロータリーバルブの縦断面
図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1のIII −III 断面図である。
【図4】 回転ローター単体の斜視図である。
【図5】 図4の回転ローターの展開図である。
【図6】 図3のVI部分の拡大図である。
【図7】 回転ローターの変形例を示す斜視図である。
【図8】 回転ローターの別の変形例を示す斜視図であ
る。
【図9】 従来例の縦断面図である。
【図10】 従来例の縦断面図である。
【図11】 図10の投入口分部の平面部分図である。
【図12】 従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 バルブケーシング 2 投入口 3 排出口 6 回転ローター 10 ポケット 10b ポケットの後端縁 13 ガイド壁 13a ガイド壁下端縁(回転ローターの前端縁)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の内周面を有すると共に粒体の投
    入口と排出口とを有するバルブケーシングと、該バルブ
    ケーシング内に回転自在に嵌合する円筒形回転ローター
    とを備えたロータリーバルブにおいて、回転ローターの
    表面には、円周方向に一定長さのシール用間隔を置いて
    複数のポケットを形成し、各ポケットの円周方向間の部
    分を、円筒面シール部とし、投入口のバルブケーシング
    内周面側の端縁であって、回転方向前方側端縁を、回転
    方向後方側に向って開くV字形に形成し、一方回転ロー
    ターのポケットの回転方向後方側端縁を、回転方向前方
    側に向って開くV字形に形成したことを特徴とするロー
    タリーバルブ。
JP6808491U 1991-08-27 1991-08-27 ロータリーバルブ Pending JPH0586939U (ja)

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JPH0586939U true JPH0586939U (ja) 1993-11-22

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0867339A (ja) * 1994-08-30 1996-03-12 Kojimagumi:Kk 土砂等の搬送装置
KR20180057924A (ko) * 2016-11-23 2018-05-31 주로테크 주식회사 로터리 밸브

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6121479U (ja) * 1984-07-13 1986-02-07 株式会社東芝 洗濯機
JPS63127922A (ja) * 1986-11-19 1988-05-31 Electric Power Dev Co Ltd ロ−タリ−フイ−ダ−

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