JPH0586824U - 紙製パレット - Google Patents

紙製パレット

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JPH0586824U
JPH0586824U JP2914592U JP2914592U JPH0586824U JP H0586824 U JPH0586824 U JP H0586824U JP 2914592 U JP2914592 U JP 2914592U JP 2914592 U JP2914592 U JP 2914592U JP H0586824 U JPH0586824 U JP H0586824U
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JP
Japan
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reinforcing member
bottom plate
pallet
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present
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Pending
Application number
JP2914592U
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English (en)
Inventor
廣 横山
一雄 栗原
直 竹本
Original Assignee
清水倉庫株式会社
トライウォール株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で製造コストを低減することが出
来、接着剤やステッチ等を使用数が少なく、しかもパレ
ットとして必要な構造的な強度を有する紙製パレットの
提供。 【構成】 本体部と補強部材とを含み、該本体部は、積
載面を有する底板部分と、該底板部分の周囲部にあって
折り曲げ自在で且つ切欠部が形成された周縁部分とを備
え、補強部材は中空の四角柱状であり且つ切欠部が形成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、荷物の運搬等に使用されるパレットの構造に関し、特に、ダンボー ル紙等の紙製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
紙製パレットは、その強度、軽量性、廉価性等から、従来より種々提案されて いる。本出願人も、例えば実開平3−56529号公報等において(段ボール) 紙製パレットを提案している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年の環境問題意識の高まりに対応して、紙の再利用の要請が非常に高まって いる。段ボール紙についても同様である。
【0004】 ここで紙製パレットの場合、パレットとして必要な強度を持たせるために、接 合箇所については接着剤、ステッチ、その他の接合用部材を必要としている。し かし、段ボール紙の再利用ということを考えた場合、接着剤やステッチ等は出来 る限り存在しない状態にして、紙製パレットを展開した状態で重ねて取り扱うこ とが望まれている。紙製パレットを提供するに際しては、この様な対立する要請 を同時に充足する必要があり、そして、この事が紙製パレットの再利用を困難な らしめていた。
【0005】 また、従来の紙製パレットは構造が複雑で、組立に際して多大な労力を必要と するものが多かった。しかし、複雑な構造の紙製パレットを使用した場合、運搬 の対象物品の種類によっては、必要以上の強度を有している事が多い。換言する と、紙製パレットに必要以上の強度を付与しているために、構造が複雑となり、 製造或いは組立作業において不必要なコストを費やしている。
【0006】 本考案は上記した従来技術の問題点に鑑みて提案されたもので、構造が簡単で 製造或いは組立コストを低減することが出来、接着剤やステッチ等を使用数を可 能な限り減少せしめ、しかもパレットとして必要な構造的な強度を有する紙製パ レットの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の紙製パレットは、本体部と補強部材とを含み、該本体部は、積載面を 有する底板部分と、該底板部分の周囲部にあって折り曲げ自在で且つ切欠部が形 成された周縁部分とを備え、補強部材は中空の四角柱状であり且つ切欠部が形成 されている。
【0008】
【作用】
本考案の紙製パレットによれば、本体部と補強部材とを含む極めて簡単な構造 であり、そして、本体部と補強部材との接合は切欠部同士を係合させる事により 行われる。そのため、製造或いは組立が極めて容易に行われ、必要なコストが低 減される。
【0009】 また、適当な箇所に補強部材を配置することにより、パレット輸送に際して要 求される以上の構造的強度を得ることが出来る。
【0010】 一方、本体部と補強部材との接合は切欠部同士を係合させる事により行われる ため、接着剤やステッチ等による接合箇所が非常に少なくなる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は、第1実施例を構成する部材を示している。第1実施例の紙製パレット は、本体部10と、該本体部10の中心線に沿って配置される1個の細長(補強 )部材12と、切欠部14が4箇所(図3参照:図1では2箇所のみ示す)形成 された1個の第1補強部材16と、切欠部18が2箇所形成された4個の第2補 強部材20、とを含んでいる。
【0013】 本体部10は、積載面(図1で示されているのとは反対側の面)を有する底板 部分22と、周縁部分24−1、24−2とを備えている。該周縁部分24−1 、24−2は、折曲線26により底板部分22に対して折り曲げ自在である。そ して、該周縁部分24−1、24−2には長短の切欠部28、30−1、30− 2が形成されている。
【0014】 図1から明らかな様に、細長(補強)部材12は中空の細長な四角柱状であり 、切欠部32…、34…が形成されている。また、第1及び第2補強部材16、 20…は、断面正方形の中空四角柱となっている。ここで、細長部材12の展開 形状は図2に示された通りであり、接合部分38に接着剤を塗布したり或いはス テッチ等を使用して、図1で示す様な形状に組み立てる。同様に、第1補強部材 16の展開形状は図3に、第2補強部材20の展開形状は図4にそれぞれ示され ており、接合部分40、42に接着剤を塗布したり或いはステッチ等を使用して 、図1の様に組み立てるのである。
【0015】 第1実施例の組立に際して、先ず、本体部10の周縁部分24−1、24−2 を折曲線26に沿って折り曲げる。但し、周縁部分24−1において、長い切欠 部28、28で挟まれた箇所(フラップ)36、36は折り曲げない状態を維持 しておく。その結果、本体部10は図5で示す様な形状となる。
【0016】 次に図6で示す様な態様で、細長部材12、第1及び第2補強部材16、20 …を本体部10に係合する。すなわち、4個の第2補強部材20…の切欠部18 、18を、周縁部24−1、24−2の接触する箇所、すなわち本体部10の4 隅部に形成された切欠部30−1、30−2に係合させる。そして、細長部材1 2の(図6中下方の)切欠部34…を周縁部24−1のフラップ36、36で挟 まれた部分の切欠部30−1…と係合し、且つ、第1補強部材16の切欠部14 …を細長部材12の(図6中上方の)切欠部32…と係合する。これにより、図 7で示す状態となる。
【0017】 ここで、図1、5、6、7において、本体部10の底板22については物品の 積載面の裏面が示されている。そして、図7の状態にある第1実施例の紙製パレ ット46を裏返しにすれば、積載面44を示した状態、換言すれば使用可能状態 を示した図8となる。図8において、空間48、48は図示しないフォークリフ トのフォークを挿入するためのものである。ここで、フラップ36…は、積載面 44に積載された運搬対象物(図示せず)にバンドやロープ等を掛けた場合に、 該バンドやロープ等によりパレット46が損傷しない様にする「当て板」として 機能する。
【0018】 図9は本考案の第2実施例の紙製パレット50(図13参照)の構成部材を並 べて示す図である。図9において、当該第2実施例のパレットは、本体部52と 、4個の補強部材54とを含んでいる。ここで、本体部52は図1〜8の第1実 施例における本体部10に略々対応している。そして、補強部材54は第2補強 部材20に略々対応しており、その展開形状は図4で示すのと略々同様である。
【0019】 本体部52は積載面(図9で示されているのとは反対側の面)を有する底板部 分56と、周縁部分58とを備えており、該周縁部分58は、折曲線60により 底板部分56に対して折り曲げ自在である。そして、該周縁部分58には長短の 切欠部62、64が形成されている。一方、補強部材54の図9中下方には、切 欠部66が2個ずつ形成されている。
【0020】 第2実施例のパレットの組立に際しては、先ず、本体部52の周縁部分58を 、図10で示す様に、長い切欠部62で挟まれた部分(フラップ)68を残して 折り曲げる。次に、図11の矢印Aで示す様に、底板部分56の隅部56cに補 強部材54を取り付ける。具体的には、隅部56cに形成された切欠部64に、 補強部材54の切欠部66をそれぞれ係合させるのである。その結果、図12で 示す状態となる。図12の状態では積載面は示されていない。
【0021】 図12の状態を裏返した状態が図13であり、第2実施例の紙製パレット50 が積載面70を示した状態で表示されている。なお、フラップ68…は第1実施 例のフラップ36…と同様に「当て板」として機能する。
【0022】 この第2実施例のパレット50は、比較的軽量の物品を運ぶのに好適であり、 第1実施例のパレット46に比較して積載重量限界値は小さいが、構造がより簡 単であるため、組立或いは製造コストをより低減することが出来る。
【0023】 図14〜18には、本考案の第3実施例に係る紙製パレット80(符号は図1 8参照)を組み立る状態が示されている。この第3実施例では第2実施例に比較 して補強部材の個数が増加しており、底板部分全面に亘って等間隔に補強部材が 配置されている。
【0024】 図14には、第3実施例の紙製パレット80の構成部材である本体部82と、 4個の隅部用補強部材84…と、5個の中央部用補強部材85…とが示されてい る。ここで、隅部用補強部材84…と中央部用補強部材85…とでは、切欠部が 形成されている位置が異なっている。
【0025】 この本体部82は第2実施例における本体部52と略々同様な構成を有してお り、積載面(図14で示されているのとは反対側の面)を有する底板部分88と 、周縁部分90とを備えており、該周縁部分90は、折曲線92により底板部分 88に対して折り曲げ自在である。そして、該周縁部分90には長短の切欠部9 4、96が形成されている。そして、底板部分88には、補強部材84の取付箇 所98…が5箇所設けられている。一方、隅部用補強部材84…の図14中下方 には切欠部100が2個ずつ形成されており、且つ、中央部用補強部材85…の 図14中下方には切欠部102が2個ずつ形成されている。
【0026】 第2実施例のパレットの組立に際しては、先ず、本体部82の周縁部分90を 、図15で示す様に、長い切欠部94で挟まれた部分(フラップ)104を残し て折り曲げる。そして、補強部材取付箇所98…の所定箇所に切込線を形成し且 つ所定箇所を折り曲げて、図15で示す様に組み立てる。ここで、補強部材取付 箇所98…の各々は、切欠部106を2個ずつ形成している。
【0027】 次に、図16で示す様に、底板部分88の隅部88cに形成された切欠部96 に隅部用補強部材84の切欠部100を係合させることにより、4個の隅部用補 強部材84…を底板部分88の4隅部88c…に各々取り付ける。また、補強部 材取付箇所98…に形成された切欠部96…に中央部用補強部材85の切欠部1 02を係合させることにより、5個の中央部用補強部材85…を補強部材取付箇 所98…に各々取り付ける。その結果、図17で示す状態となる。なお、図17 の状態では積載面は示されていない。
【0028】 図17の状態を裏返した状態が図18であり、第3実施例の紙製パレット80 が積載面110を示した状態で表示されている。なお、フラップ104…は第1 実施例のフラップ36…及び第2実施例のフラップ68…と同様に、「当て板」 として機能する。
【0029】 この第3実施例においては、構造が若干複雑にはなるが、底板部分88の中央 箇所にも補強部材を設けた結果、積載重量が第2図の場合よりも遥かに大きいの である。
【0030】 なお、図示の実施例はあくまでも例示であり、本考案はその他にも種々の変形 が可能である旨を付記する。
【0031】
【考案の効果】
本考案の作用効果を以下に列挙する。
【0032】 (1) 本体部と補強部材とを含む極めて簡単な構造である。
【0033】 (2) 製造或いは組立が極めて容易に行われ、コストが低減される。
【0034】 (3) 適当な箇所に補強部材を配置することにより、パレット輸送に際して 必要な構造的強度を得ることが出来る。
【0035】 (4) 接着剤やステッチ等による接合箇所が非常に少なくなる。そのため、 再利用が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の構成部品を組立前に並べ
た状態を示す斜視図。
【図2】本考案の第1実施例で用いられる細長(補強)
部材の展開形状を示す斜視図。
【図3】本考案の第1実施例で用いられる第1補強部材
の展開形状を示す斜視図。
【図4】本考案の第1実施例で用いられる第2補強部材
の展開形状を示す斜視図。
【図5】本考案の第1実施例の組立作業における1行程
を示す斜視図。
【図6】本考案の第1実施例の組立作業における1行程
を示す斜視図。
【図7】本考案の第1実施例の組立作業における1行程
を示す斜視図。
【図8】本考案の第1実施例の紙製パレットを示す斜視
図。
【図9】本考案の第2実施例の構成部品を組立前に並べ
た状態を示す斜視図。
【図10】本考案の第1実施例の組立作業における1行
程を示す斜視図。
【図11】本考案の第1実施例の組立作業における1行
程を示す斜視図。
【図12】本考案の第1実施例の組立作業における1行
程を示す斜視図。
【図13】本考案の第2実施例の紙製パレットを示す斜
視図。
【図14】本考案の第3実施例の構成部品を組立前に並
べた状態を示す斜視図。
【図15】本考案の第3実施例の組立作業における1行
程を示す斜視図。
【図16】本考案の第3実施例の組立作業における1行
程を示す斜視図。
【図17】本考案の第3実施例の組立作業における1行
程を示す斜視図。
【図18】本考案の第3実施例の紙製パレットを示す斜
視図。
【符号の説明】
10・・・本体部 12・・・細長(補強)部材 14、18、28、30−1、30−2、32、34、
62、64、66、94、96、100、102、10
6・・・切欠部 16・・・第1補強部材 20・・・第2補強部材 22、56、88・・・底板部分 24−1、24−2、58、90・・・周縁部分 26、60、92・・・折曲線 36、68、104・・・フラップ 38、40、42・・・接合部分 44、50、80・・・紙製パレット 54・・・(第2実施例の)補強部材 56c、88c・・・底板部分の隅部 84・・・隅部用補強部材 85・・・中央部用補強部材 98・・・補強部材取付箇所 A・・・矢印

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と補強部材とを含み、該本体部
    は、積載面を有する底板部分と、該底板部分の周囲部に
    あって折り曲げ自在で且つ切欠部が形成された周縁部分
    とを備え、補強部材は中空の四角柱状であり且つ切欠部
    が形成されている事を特徴とする紙製パレット。
JP2914592U 1992-05-01 1992-05-01 紙製パレット Pending JPH0586824U (ja)

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JP2914592U JPH0586824U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 紙製パレット

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018083632A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 三菱電機株式会社 梱包装置
JP2020138806A (ja) * 2016-04-15 2020-09-03 グリーン・オックス・パレット・テクノロジー,エルエルシー パレット及び構造支持ボックス

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