JP2567375Y2 - 紙製パレット - Google Patents
紙製パレットInfo
- Publication number
- JP2567375Y2 JP2567375Y2 JP1191592U JP1191592U JP2567375Y2 JP 2567375 Y2 JP2567375 Y2 JP 2567375Y2 JP 1191592 U JP1191592 U JP 1191592U JP 1191592 U JP1191592 U JP 1191592U JP 2567375 Y2 JP2567375 Y2 JP 2567375Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cylinder
- upper sheet
- pallet
- sheet
- outer cylinder
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は厚紙や段ボール紙によ
って作成された荷物積載のためのパレットに関する。
って作成された荷物積載のためのパレットに関する。
【0002】
【従来の技術】厚紙または段ボール紙あるいはそれらの
両者からなる荷物積載のためのパレットは例えば実公昭
52−18525号公報等に示されている。
両者からなる荷物積載のためのパレットは例えば実公昭
52−18525号公報等に示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この公報に示された紙
製パレットをはじめとして他の紙製パレットにあっても
パレットの表面は平滑であることから積載された荷物が
滑り易いものであり、ただ僅かに上部シートの折込片が
外筒と内筒との間に折込まれ、両筒内に挟持されている
ことから内筒に関する部分は孔があいている状態である
ため、この部分では上部シートと荷物との間に摩擦抵抗
が上部シートの平滑面より大きく働くことにはなるが、
これとても荷物全体をパレットから滑落することを防止
するには役に立つことはない。このようなことから、パ
レットに積載された荷物の滑落を容易に防止できる紙製
パレットを提供することを課題とする。
製パレットをはじめとして他の紙製パレットにあっても
パレットの表面は平滑であることから積載された荷物が
滑り易いものであり、ただ僅かに上部シートの折込片が
外筒と内筒との間に折込まれ、両筒内に挟持されている
ことから内筒に関する部分は孔があいている状態である
ため、この部分では上部シートと荷物との間に摩擦抵抗
が上部シートの平滑面より大きく働くことにはなるが、
これとても荷物全体をパレットから滑落することを防止
するには役に立つことはない。このようなことから、パ
レットに積載された荷物の滑落を容易に防止できる紙製
パレットを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を達するた
め、この考案は上部シート(1)と下部シート(2)と
の間に複数個の外筒(3)を適当な間隔で配し、この外
筒(3)の内側に沿って折曲げる折込片(4)を上部シ
ート(1)と下部シート(2)とに設け、外筒(3)の
内側に、上下方向から内筒(5)(5′)を挿入嵌合し
て内筒(5)(5′)と折込片(4)と外筒(3)とを
挟持し接着一体化した紙製パレットにおいて、前記内筒
(5)(5)′のうち上部シート(1)側に挿入嵌合し
た内筒を、上部シート(1)の表面より突出して挿入嵌
合した紙製パレットとしたものである。
め、この考案は上部シート(1)と下部シート(2)と
の間に複数個の外筒(3)を適当な間隔で配し、この外
筒(3)の内側に沿って折曲げる折込片(4)を上部シ
ート(1)と下部シート(2)とに設け、外筒(3)の
内側に、上下方向から内筒(5)(5′)を挿入嵌合し
て内筒(5)(5′)と折込片(4)と外筒(3)とを
挟持し接着一体化した紙製パレットにおいて、前記内筒
(5)(5)′のうち上部シート(1)側に挿入嵌合し
た内筒を、上部シート(1)の表面より突出して挿入嵌
合した紙製パレットとしたものである。
【0005】この考案における内筒は、等しい高さの内
筒を2個用いて外筒の内側に挿入嵌合するほか、異なる
高さの内筒を2個用いてもよく、あるいは3個以上用い
てもよいが2個以上用いてみても、あまり意味はない。
筒を2個用いて外筒の内側に挿入嵌合するほか、異なる
高さの内筒を2個用いてもよく、あるいは3個以上用い
てもよいが2個以上用いてみても、あまり意味はない。
【0006】この考案になる紙製パレットに積載される
荷物は、図2に符号8で示したように積載されるほか、
紙製パレットに突出した内筒に跨がって積載される時に
は、例えば荷物を収納した段ボール箱の底であって、こ
の箱をパレットに置いた時、この内筒に適合する位置の
ライナーに切れ目を設けて、荷物の自重によって、箱の
底のライナーの切れ目が破れ、ここに内筒が没入するよ
うにしてもよい。
荷物は、図2に符号8で示したように積載されるほか、
紙製パレットに突出した内筒に跨がって積載される時に
は、例えば荷物を収納した段ボール箱の底であって、こ
の箱をパレットに置いた時、この内筒に適合する位置の
ライナーに切れ目を設けて、荷物の自重によって、箱の
底のライナーの切れ目が破れ、ここに内筒が没入するよ
うにしてもよい。
【0007】この考案における内筒が、上部シートから
突出する高さは任意であるが、おおむね2mm以上であ
ればよい。
突出する高さは任意であるが、おおむね2mm以上であ
ればよい。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の実施の一例を示す要部であ
って図2のA−A線に沿う縦断側面図、図2はこの考案
の実施の一例を示す平面図、図3はこの考案になる上部
シートの平面図であって、1は上部シートであり、得ら
れたパレットの上面となり、2は下部シートであって得
られたパレットの下面となり、いずれも段ボール紙から
なっている。上部シート1と下部シート2とには、それ
ぞれ複数箇所であって、上部シート1と下部シート2と
同一の箇所に折込片4が設けられる。図3にあっては、
上部シート1に折込片4は6ヶ所に設けられ、1ヶ所の
折込片4は6片からなっている。下部シート2にも上部
シート1と同様に折込片が設けられている。この折込片
4は、上部シート1、下部シート2の上の必要箇所に、
外筒3の内径を直径とする円6を画き、この円6を6等
分する切り込み7で切断して折込片4とするが、切り込
み7は6等分でなく8等分であってもよい。このように
された下部シート2の折込片4の位置に外筒3を置き、
次いで下部シート2の外筒3が置かれた面とは反対の面
で、折込片4の位置に内筒5′を置き、この内筒5′を
強く押し下げることによって折込片4は外筒3の内側と
内筒5′の外側との間に挟持される。この操作の前に、
折込片4の表面と裏面とには接着剤が塗布されるから、
外筒3と折込片4と内筒5′とは接着一体化される。次
いで下部シート2を下にして、下部シート2から突出し
ている外筒3の上に上部シート1を置くが、この置く位
置は、外筒3の上に上部シート1の折込片4を置くこと
になる。この折込片4の上に内筒5を置き、この内筒5
から内筒5を強く押し下げて、さきの下部シート2の場
合と同様、外筒3と折込片4と内筒5とは接着一体化さ
れる。この操作にあたって内筒5と内筒5′との合計の
高さを、上部シート1の表面から下部シート2の下面ま
で高さよりも高く設定すれば、操作を終った時には、内
筒5は上部シート1の表面から突出することとなる。こ
の内筒5と5′とは同じ高さのものになるように設計し
て使用すれば好ましい。
って図2のA−A線に沿う縦断側面図、図2はこの考案
の実施の一例を示す平面図、図3はこの考案になる上部
シートの平面図であって、1は上部シートであり、得ら
れたパレットの上面となり、2は下部シートであって得
られたパレットの下面となり、いずれも段ボール紙から
なっている。上部シート1と下部シート2とには、それ
ぞれ複数箇所であって、上部シート1と下部シート2と
同一の箇所に折込片4が設けられる。図3にあっては、
上部シート1に折込片4は6ヶ所に設けられ、1ヶ所の
折込片4は6片からなっている。下部シート2にも上部
シート1と同様に折込片が設けられている。この折込片
4は、上部シート1、下部シート2の上の必要箇所に、
外筒3の内径を直径とする円6を画き、この円6を6等
分する切り込み7で切断して折込片4とするが、切り込
み7は6等分でなく8等分であってもよい。このように
された下部シート2の折込片4の位置に外筒3を置き、
次いで下部シート2の外筒3が置かれた面とは反対の面
で、折込片4の位置に内筒5′を置き、この内筒5′を
強く押し下げることによって折込片4は外筒3の内側と
内筒5′の外側との間に挟持される。この操作の前に、
折込片4の表面と裏面とには接着剤が塗布されるから、
外筒3と折込片4と内筒5′とは接着一体化される。次
いで下部シート2を下にして、下部シート2から突出し
ている外筒3の上に上部シート1を置くが、この置く位
置は、外筒3の上に上部シート1の折込片4を置くこと
になる。この折込片4の上に内筒5を置き、この内筒5
から内筒5を強く押し下げて、さきの下部シート2の場
合と同様、外筒3と折込片4と内筒5とは接着一体化さ
れる。この操作にあたって内筒5と内筒5′との合計の
高さを、上部シート1の表面から下部シート2の下面ま
で高さよりも高く設定すれば、操作を終った時には、内
筒5は上部シート1の表面から突出することとなる。こ
の内筒5と5′とは同じ高さのものになるように設計し
て使用すれば好ましい。
【0009】
【考案の効果】この考案になる紙製パレットは、パレッ
トの表面に、このパレットの構成の1部である内筒を突
出するように設けられているから、パレットに積載した
荷物はこの突出した内筒が滑り止めとなり、安心して使
用できるパレットとすることができ、また積載する荷物
の底、例えば段ボール箱の底に僅かな仕掛けを施すだけ
で、突出した内筒と荷物とを嵌合させて、パレットの全
面上に荷物を置くことも可能となったものである。
トの表面に、このパレットの構成の1部である内筒を突
出するように設けられているから、パレットに積載した
荷物はこの突出した内筒が滑り止めとなり、安心して使
用できるパレットとすることができ、また積載する荷物
の底、例えば段ボール箱の底に僅かな仕掛けを施すだけ
で、突出した内筒と荷物とを嵌合させて、パレットの全
面上に荷物を置くことも可能となったものである。
【図1】この考案の実施の一例を示す要部であって図2
のA−A線に沿う縦断側面図。
のA−A線に沿う縦断側面図。
【図2】この考案の実施の一例を示す平面図。
【図3】この考案になる上部シートの平面図。
1 上部シート 2 下部シート 3 外筒 4 折込片 5、5′ 内筒 6 円 7 切り込み 8 荷物
Claims (1)
- 【請求項1】 上部シート(1)と下部シート(2)と
の間に複数個の外筒(3)を適当な間隔で配し、この外
筒(3)の内側に沿って折曲げる折込片(4)を上部シ
ート(1)と下部シート(2)とに設け、外筒(3)の
内側に、上下方向から内筒(5)(5′)を挿入嵌合し
て内筒(5)(5′)と折込片(4)と外筒(3)とを
挟持し、接着一体化した紙製パレットにおいて、前記内
筒(5)(5)′のうち上部シート(1)側に挿入嵌合
した内筒(5)を、上部シート(1)の表面より突出し
て挿入嵌合したことを特徴とする紙製パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1191592U JP2567375Y2 (ja) | 1992-01-26 | 1992-01-26 | 紙製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1191592U JP2567375Y2 (ja) | 1992-01-26 | 1992-01-26 | 紙製パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561028U JPH0561028U (ja) | 1993-08-10 |
JP2567375Y2 true JP2567375Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=11791004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1191592U Expired - Fee Related JP2567375Y2 (ja) | 1992-01-26 | 1992-01-26 | 紙製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567375Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100243949B1 (ko) * | 1997-08-25 | 2000-03-02 | 서도장 | 물품운반용 팰릿의 조립방법 및 그 구조 |
-
1992
- 1992-01-26 JP JP1191592U patent/JP2567375Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0561028U (ja) | 1993-08-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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