JPH0586822A - 内燃機の少なくとも一つの弁のリフト機構を制御する装置 - Google Patents

内燃機の少なくとも一つの弁のリフト機構を制御する装置

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JPH0586822A
JPH0586822A JP6366492A JP6366492A JPH0586822A JP H0586822 A JPH0586822 A JP H0586822A JP 6366492 A JP6366492 A JP 6366492A JP 6366492 A JP6366492 A JP 6366492A JP H0586822 A JPH0586822 A JP H0586822A
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pawl
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hole
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JP6366492A
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English (en)
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Luc Schwab
シユワブ ルツク
Philippe Grocq
グロツク フイリツプ
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Automobiles Citroen SA
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Automobiles Peugeot SA
Automobiles Citroen SA
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/26Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
    • F01L1/267Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/0015Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
    • F01L13/0036Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 たとえば内燃機の少なくとも一つの弁の振幅
を変え得るリフト機構に対する液圧制御装置を提供す
る。 【構成】 弁のリフト機構を制御する装置は、少なくと
も一つのピボットに枢着された少なくとも一つのつめが
カムと共働して弁(2)のリフトを発生させるようにな
っており、少なくとも一つのピボット(13,14)が
固定され、かつ少なくとも一つのピボット(15)が本
装置の作用によって二つの位置の間を移動し、弁の振幅
を変えることができる。この装置の特徴は前記可動ピボ
ット(15)が固定体部(51)内を摺動する支持体
(50)と一体に形成され、横錠止指(60)が、固定
体部(51)内に形成された同じ直径の孔と向かい合っ
た活動位置に移動し、かつ液圧によって固定体部(5
1)の孔の中に押入れられ、それによって支持体(5
0)をピボット(15)の活動位置に錠止する。本発明
はたとえばあらゆる型の内燃機を製造する時に利用する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はたとえば内燃機に対し、
弁のリフトの振幅または可変開放の法則を調整する機構
に関し、特にこのような機構を制御する液圧装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特にフランス特願 No.9007023お
よび No.9007799により内燃機に対する、少なく
とも一つの吸入弁または排気弁のリフト機構は周知であ
り、この機構においては制御装置が少なくとも一つのつ
めを枢着した可動ピボットを作動し、弁のリフトの振幅
および/またはその開放の法則を変えるようになってい
る。
【0003】前記特願には弁のリフト機構で、少なくと
も一つのピボットに枢着され、かつカムによって動かさ
れる少なくとも一つのつめが、その移動時に弁のリフト
を発生させるようになっており、この時少なくとも一つ
のピボットが固定され、かつ他のピボットが制御装置の
作用により、二つの位置、すなわち活動位置と静止位置
との間を移動し、したがって弁は、可動ピボットの前記
静止位置においては、固定ピボットに枢着されたつめに
より、かつ前記活動位置においては可動ピボットに枢着
されたつめにより交互に作動され、可動ピボットの位置
を変えて、リフトの振幅を変えるようになった機構が記
載されている。
【0004】一般的にこの制御装置は制御軸を有し、該
軸にはカムが設けられ、このカムの回転が可動ピボット
をその静止位置と、活動位置との間で移動させるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は弁リフ
ト機構の新規な制御装置で、運動部品の数および質量を
減少せしめると共に、弁リフトの振幅をさらに大きく変
え得るような制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、少なくとも一つの弁のリフト機構を制御する装置
で、少なくとも一つのピボットに枢着された少なくとも
一つのつめが、カムと共働して弁のリフトを発生させる
ようになっており、少なくとも一つのピボットが固定さ
れ、かつ少なくとも一つのピボットが制御装置の作用を
受けて、二つの位置、すなわち活動位置と静止位置との
間を移動することができ、前記弁が可動ピボットの静止
位置においては、固定ピボットに枢着されたつめによ
り、かつ前記活動位置においては、可動ピボットに枢着
されたつめにより交互に作動せしめられ、可動ピボット
の位置を変えてリフトの振幅を変えるようになっている
制御装置において、前記可動ピボットが固定体部内を摺
動する支持体と一体をなし、該支持体の横孔内を摺動す
るように装架された錠止指が、固定体部内に形成された
同じ直径の孔と向かい合った活動位置に移動し、かつ固
定体部の孔内に位置する摺動ピストンが液圧によって押
圧され、前記指を、固定体部の孔と係合するまで移動せ
しめ、それによって支持体をピボットの活動位置に錠止
させるようになった制御装置が得られる。
【0007】本発明はさらに弾性機構が固定体部の孔の
中に位置し、かつ活動位置にある指に、ピストンの押圧
力と反対の力を加え、この押圧力が遮断された時に指お
よびピストンを、可動ピボットの支持体が摺動し得る位
置に復帰させるようになっていることを特徴としてい
る。
【0008】本発明によれば各つめは復帰機構によっ
て、常に対応するカムと接触するようにされている。
【0009】本発明の一つの特色によれば、前記復帰装
置の一つが固定体部と摺動支持体との間に配設された少
なくとも一つのばねよりなり、可動ピボットに枢着され
たつめを、対応するカムに対して押圧するようになって
いる。
【0010】本発明の他の特色によれば、復帰機構の少
なくとも一つがばねよりなり、該ばねが一端においては
つめに固定され、他端においては固定体部に固定され、
つめを対応するカムに対して押圧するようになってい
る。
【0011】制御装置は各つめの働きを調整する装置を
有している。
【0012】本装置は前記調整装置がつめと弁との間に
挿置された、適当な厚さのチップと、それぞれ各固定ピ
ボットのねじ付き棒に装架された止めナットとによって
構成されていることを特徴としている。
【0013】同じリフト機構のすべてのピボットが固定
体部に装架され、可動ピボットが前記孔とほぼ平行な軸
の形をなし、かつ摺動支持体と一体のボス内に位置して
いることが分かる。
【0014】さらに摺動支持体およびつめの如き少なく
とも一つの可動部品に凹所が形成され、運動質量を減少
させるようになっている。
【0015】本発明の他の利点および特色は添付図面に
よって次に説明する実施例によりさらに明らかとなる。
【0016】
【実施例】図1に示される如く、内燃機のシリンダヘッ
ド1はたとえば吸気または排気用の導管100を有して
いる。
【0017】弁2はシリンダヘッド1上の固定された案
内筒3内に、摺動自在に装架されている。皿状部材4は
弁2の棒2aに固定され、かつコイルばね6はシリンダ
ヘッド1と、この皿状部材4との間に装架され、弁2を
乗じ導管100の閉鎖位置に動かし、すなわち弁がその
頭部2cによってシリンダヘッド1の弁座110に対
し、密封的に支持されるようになっている。
【0018】図4および6は二つの弁2を作動する可変
振幅リフト機構を示す。このリフト機構はシリンダヘッ
ド1に対して枢動自在に装架された三つのつめと、同じ
軸7に固定された三つのカムとよりなっている。
【0019】二つのつめFはそれぞれシリンダヘッド1
に対して固定されたピボット13,14上に装架されて
いる。各つめFは、軸7が回転した時に下カムBによっ
て移動せしめられる。
【0020】T字形をなした中央つめMは、シリンダヘ
ッド1に対して運動し得るピボット15に枢着され、か
つ上カムHと共働する。中央つめMはつめFと平行に延
びる縦部分35と、このつめFを支持する横部分10と
を有している。後で述べる制御装置によって可動ピボッ
ト15は静止位置(図4)と、活動位置(図6)との間
を移動する。
【0021】ピボット15がこのように移動することに
よって、弁2は該可動ピボットが静止位置にある時に
は、下カムBの作用を受けてつめFにより作動され(つ
めMの横部分10を介して)、かつ可動ピボットが活動
位置にある時は、上カムHの作用を受けてつめMにより
作動され、これら動作は交互に起こる。このように可動
ピボット15の位置の変化によって弁2のリフトの振幅
を変えることができる。
【0022】制御装置の説明に移る前に、本発明による
装置は在来の可変振幅弁のリフト機構の大部分、特に前
述の特願に記載されている機構に使用し得ることを明ら
かにしておく方が便利である。本明細書においては説明
を簡単にするために、これら特願の内容を参照してい
る。
【0023】図によって明らかな如く、本発明による制
御装置においては、可動ピボット15は摺動支持体50
上に装架され、該支持体自体は固定体部51内に、軸7
とほぼ垂直に形成された案内溝52の中に位置してい
る。固定体部51は図1に示されているような止めねじ
Vによってシリンダヘッド1に固定されている。
【0024】錠止指60は支持体50の横孔56内に衝
動自在に装架されている。摺動支持体50が活動位置に
ある時、すなわち可動ピボット15の高さが図6および
7に示されるようになった時に、横孔56は固定体部5
1内に形成された同じ直径の孔66と整合する。この位
置においては孔55および66は、それぞれ摺動支持体
50および固定体部51内に横円筒形凹所を形成する。
この円筒形凹所55,66はカム軸7の軸線とほぼ平行
な方向に延びる。摺動ピストン61は、固定ピボット1
4と直角に位置する固定体部51の孔部分66内に位置
する。
【0025】40はシリンダヘッド1内に形成された導
管であり、この導管は固定体部51内に形成された導管
41を介して円筒形孔66に連結される。図1に示され
る如く、環状継手43は導管40と41との間に配設さ
れ、シリンダヘッド1および固定体部51との間を密封
するようになっている。孔66は導管40,41によっ
て油の如き圧力流体の供給源に連結することができる。
図5および7において63は、導管41が開口する孔6
6の端部を閉鎖するように、固定体部51上に固定され
た板を示す。この板63は孔66内に突出し、かつ図5
によって示される如く、支持体50が可動ピボット15
の静止位置にある時に、ピストン61に対する衝当部材
となる突起64を有している。この突起64はピストン
61が導管41を閉鎖するのを阻止する。錠止指60は
摺動支持体50の幅と同じ長さを有している。したがっ
てこの指60が孔56内に完全に入れば、支持体50は
図4および5の矢印Cによって示される如く、下から上
に自由に摺動し得るようになる。さらに孔56が孔66
と整合し、かつ図7の矢印Aによって示される如く、導
管41によって加圧油が供給されるようになれば、液圧
がピストン61および錠止指60を左方に動かす。この
ためには孔66内におけるピストン61の組立てを密封
的にする必要がある。図7に示された位置においては、
指60は孔66内に係合し、かつピストン61は摺動支
持体50の孔56内に突出する。このようにして支持体
50は対称的に錠止され、つめMに対するカムHの作用
による力は具合良く配分されるようになる。
【0026】55は弾性機構を表す。この弾性機構55
は、ピストン61と相対する孔66の部分内に位置する
コイルばねよりなっている。弾性機構55は円筒形プラ
グ53と、座金54との間に配設されている。座金54
は孔66内に固定されるが、円筒形プラグ53は該孔の
中に摺動自在に装架される。案内棒58は円筒形プラグ
53に固定され、かつ孔66内を同軸的に延び、座金5
4の穴を通るようになっている。支持体50が可動ピボ
ット15の活動位置にある時は、弾性機構55は円筒形
プラグ53を介して指60に作用し、該指はピストン6
1によってその上に加えられる圧力に対抗する。したが
って加圧油の供給が停止するや否や弾性機構55は、ピ
ストン61が突起64に衝当して、支持体50の摺動を
可能にするようになるまで、錠止指60を押圧する。図
7に示される如く、指60が支持体50を錠止する位置
にある時は、案内棒58の端部はシリンダヘッド1によ
って支持され、したがって衝当部材を形成し、それによ
って指60およびピストン61を不動化すると共に、前
述のように錠止が対称的に行われるようにする。
【0027】各つめFおよびMは次に述べる復帰機構に
よって、それぞれそのカムB,Hと常に接触する状態に
保持される。つめFは引張復帰ばね70および71によ
って、常にカムBと接触した状態に保持される。復帰ば
ね70および71は一方においては各つめFの自由端に
固定され、他方においてはシリンダヘッド1と一体をな
す部分に固定されている。詳述すれば、ばね70および
71の上端は棒72に掛止され、該棒の各端部はシリン
ダヘッド1に固定されている。ばね70および71の下
端はそれぞれ脚70fおよび71fに掛止されている。
掛止脚70fは、固定ピボット14に枢着されたつめF
と一体に形成され、一方脚71fは固定ピボット13に
枢着されたつめFと一体に形成されている。したがって
各つめFは常に、図6の矢印Dによって示された方向に
駆動され、対応するカムBに押圧される。
【0028】可動ピボット15に枢着されたつめMは支
持体50と固定体部51との間に配設されたコイルばね
73および74によりなる復帰装置により、常にカムH
と接触した状態に維持されている。特に図3によって明
らかな如く、支持体50はほぼT字形を呈している。T
の垂直線に対応する部分は固定体部51の案内溝52の
中に摺動自在に位置している。Tの横線に対応する部分
は、前記溝52に対して垂直な二つの支持脚59よりな
っている。復帰装置を形成する、たとえばばね73は体
部51の孔の中に位置し、かつこの体部の上面から突出
し、つめMの部分35と直角な脚59に対して支持され
る。ばね74は固定体部51の他の孔の中に位置し、か
つその上端によって支持体50の他の脚59に対して支
持される。このように組立てることによって、ばね73
および74は支持体50の脚59に、図4における矢印
C方向の作用をおよぼし、この作用は可動ピボット15
を介して、つめMを対応するカムHに対して駆動する。
【0029】ばね73および74は常に支持体50を、
錠止指60が固定体部51の孔66と向かい合うような
位置に動かしていることがわかる。したがってカムHの
背面がつめMと接触すれば、支持体50は自動的にピボ
ット15の活動位置に移動する。図3に示された実施例
によれば、ピボット15は軸によって構成され、該軸の
軸線は軸7および孔56,66とほぼ平行である。この
軸15は支持体50と一体のボス内に位置し、かつ該支
持体を前記脚59の間に突出させる。
【0030】この場合つめFおよびMのすべての関節ピ
ボット13,14および15は固定体部51上に装架さ
れ、支持体50,指60,ピストン61およびばね5
5,73,74を備えたこの固定体部と共に、シリンダ
ヘッドに取り付ける前組立てモジュールを構成する。こ
のモジュールはモータの整列した複数のシリンダを覆
い、したがって軸7と平行な単一の導管40によって、
各シリンダと関連する複数のモジュールに供給を行い得
るようにする。固定ピボット13および14に枢着され
たつめFの働きは、それぞれ止めナット16および17
によって構成された調整装置によって調節することがで
きる。これら止めナット16および17は、固定ピボッ
ト13および14を体部51に固定するためのねじ付き
棒に装架され、かつ該止めナットを締め付けることによ
ってピボットは、固定体部51の上面に対して支持され
るようになる。図1によって明らかな如く、つめの働き
の調節は同様に弁棒2aとつめMの横部分10との間
に、適当な厚さのチップを挿入することによって行われ
る。
【0031】図1および2によって明らかな如く、種々
の可動部品に凹所を設け、運動質量を減少させるように
なっている。摺動支持体とつめFおよびMとはEに示さ
れるように凹欠されている。
【0032】次に制御装置の機能について簡単に説明す
る。モータの作動状態が弁2の大きな弁リフトを必要と
する時には、シリンダヘッドの導管40を加圧油供給源
と連通させる。孔56および66が向かい合うようにな
れば、図7に示される如く、加圧された油が固定体部5
1の孔66に到達し、指60およびピストン61は、液
圧によって支持体50の錠止位置に押圧される。この時
ピボット15はその活動位置に維持されるから、上カム
HはつめMを作動し、弁2を大きな振幅で持上げる。逆
に小さな振幅の弁リフトを得んとする場合には、ピスト
ン61に作用する液圧を遮断する。この時は摺動支持体
50はばね55によって釈放され、かつカムHの突出部
がつめMと接触するや否や、可動ピボット15および摺
動支持体50が、図5のCによって示されるように移動
する。したがって下カムBがつめFを作動し、これは不
活性化されたつめMの横部分10を介して、振幅の小さ
な弁リフトを発生させる。換言すれば、下カムBがつめ
Fを移動せしめ、かつ弁2を持上げる時には、上カムH
はつめMに、支持体50をばね73,74の駆動力に逆
らって摺動させるだけの作用をおよぼす。
【0033】変形実施例においては、各カムBおよびH
の輪郭は、弁の振幅ではなく、弁のリフト持続時間を変
え、可動ピボットが活動位置または静止位置の何れに置
くかによって弁の開放法則を変え得るようなる。
【0034】したがって弁リフト機構に対する制御装置
で、在来の装置に比して可動部品の数および質量が少な
く、かつ弁リフト持続時間および振幅をより大きく変え
得る制御装置が得られる。
【0035】前組立てを行い得るモジュールの使用によ
って、装置の製造および組立てを簡単にし、その信頼度
を高めかつ原価を低減させることができる。
【0036】さらに本発明の装置によれば、弁のリフト
を独特のものとし、かつリフト機構の異なるつめの数を
3個となすことができる。
【0037】言うまでもなく本発明は前記の例に制限さ
れるものではない。逆に本発明は前述の手段と等効の技
術を含むと共に、本発明の精神から離れることなくこれ
らの組合わせを含むものとなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による弁リフト振幅変動制御装置を備え
た内燃機のシリンダヘッドの、カム軸と直角な面に沿っ
て取られた断面図。
【図2】図1の矢印IIの方に見た、部分的略線図。
【図3】図2の線III −III に沿って取られた、図1と
同様な図。
【図4】本発明による装置を備えた二つの弁リフト機構
の線図的透視図で、可動ピボットが静止位置にある状態
を示す。
【図5】図2の線V−Vに沿って取られた部分的断面図
で、可動ピボットの支持体が静止位置にある状態を示
す。
【図6】図4と同様な図で、可動ピボットが活動位置に
ある状態を示す。
【図7】図5と同様な図で、可動ピボットの支持体が活
動位置にある状態を示す。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 弁 6 コイルばね 7 軸 13,14 固定ピボット 15 可動ピボット 16,17 止めナット 50 摺動支持体 51 固定体部 55 弾性機構 56 横孔 60 錠止指 61 摺動ピストン 66 孔 70,71 ばね 73,74 コイルばね 76 チップ B 下カム E 凹所 F つめ H 上カム M 中央つめ
フロントページの続き (72)発明者 フイリツプ グロツク フランス国パリ,ブールバール ケラーマ ン,22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの弁のリフト機構を制御
    する装置で、少なくとも一つのつめが、弁のリフトを発
    生させるカムと共働する少なくとも一つのピボットに枢
    着され、少なくとも一つのピボットが固定され、かつ少
    なくとも一つのピボットが制御装置の作用を受けて二つ
    の位置、すなわち活動位置と、静止位置との間を移動す
    ることができ、前記弁が可動ピボットの静止位置におい
    ては、固定ピボットに枢着されたつめ(F)により、か
    つ前記活動位置においては可動ピボット(15)に枢着
    されたつめ(M)により交互に作動され、可動ピボット
    (15)の位置を変えて、リフトの振幅を変えるように
    なっている制御装置において、前記可動ピボット(1
    5)が固定体部(51)内を摺動する支持体(50)と
    一体をなし、該支持体(50)の横孔(56)内に摺動
    し得るように装架された錠止指(60)が、固定体部
    (51)内に形成された同じ直径の孔(60)と向かい
    合った活動位置に移動し、かつ固定体部の孔(66)内
    に位置する摺動ピストン(61)が液圧によって押圧さ
    れ、前記指(60)を、固定体部の孔(66)と係合す
    るまで移動せしめ、それによって該支持体(50)をピ
    ボット(15)の活動位置に錠止させるようになってい
    ることを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 弾性機構(55)が固定体部(51)の
    孔(66)内に位置し、活動位置にある指(60)に、
    ピストン(61)の押圧力と反対の力を加え、該押圧力
    が遮断された時に前記指(60)およびピストン(6
    1)を、可動ピボット(15)の支持体(50)が摺動
    し得る位置に復帰させるようになっている請求項1記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 各つめ(F,M)が復帰機構(70,7
    1,73,74)によって常に対応するカム(B,H)
    と接触せしめられるようになっている請求項1または2
    記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記復帰装置の一つが固定体部(51)
    と、摺動支持体(50)との間に配設された少なくとも
    一つのばね(73,74)よりなり、可動ピボット(1
    5)に枢着されたつめ(M)を対応するカム(H)に対
    して押圧するようになっている請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 復帰機構の少なくとも一つがばね(7
    0,71)よりなり、該ばねが一端においてはつめ
    (F)に固定され、かつ他端においては固定部分(7
    2)に固定され、つめ(F)を対応するカム(B)に対
    して押圧する請求項3または4記載の装置。
  6. 【請求項6】 各つめ(M,F)の働きを調整する装置
    (16,17,76)を有している請求項1から5まで
    の何れか一つに記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記調整装置がつめ(M)と弁(2)と
    の間に配設された、適当な厚さのチップ(76)と、そ
    れぞれ各固定ピボット(13,14)のねじ付き棒に装
    架された止めナット(16,17)とによって構成され
    ている請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 つめ(F,M)の枢動ピボット(13,
    14,15)のすべてが固定体部(51)上に装架さ
    れ、可動ピボット(15)が前記孔(56,66)とほ
    ぼ平行な軸線を有する軸よりなり、かつ摺動支持体(5
    0)と一体をなすボスの中に位置している請求項1から
    7までの何れか一つに記載の装置。
  9. 【請求項9】 摺動支持体(50)およびつめ(F,
    M)の如き少なくとも一つの可動部材に凹所(E)が形
    成されている前記請求項の何れか一つに記載の装置。
JP6366492A 1991-03-19 1992-03-19 内燃機の少なくとも一つの弁のリフト機構を制御する装置 Pending JPH0586822A (ja)

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