JPH0586715U - 自動車用インシュレータダッシュ - Google Patents

自動車用インシュレータダッシュ

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JPH0586715U
JPH0586715U JP2766992U JP2766992U JPH0586715U JP H0586715 U JPH0586715 U JP H0586715U JP 2766992 U JP2766992 U JP 2766992U JP 2766992 U JP2766992 U JP 2766992U JP H0586715 U JPH0586715 U JP H0586715U
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JP
Japan
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dash
tongue piece
insulator dash
insulator
bracket
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Pending
Application number
JP2766992U
Other languages
English (en)
Inventor
雅浩 生田
Original Assignee
河西工業株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調ユニット等を取付ける橋型ブラケット内
にインシュレータダッシュの舌片を挿入する作業を簡単
かつ迅速に行なうことを目的とする。 【構成】 橋型ブラケット41内に挿入する舌片11の
基部及び中央部に屈曲性を付与するヒンジ部13,14
を設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、エンジンルームと車室とを区画するダッシュパネルの室内側面上 に設置される自動車用インシュレータダッシュに関するもので、特に、取付作業 性を向上させた自動車用インシュレータダッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、車室内の静粛性を保つために、自動車室内には各種インシュレ ータが設定されている。
【0003】 例えば、図10に示すように、自動車用インシュレータダッシュ1は、エンジ ンルームEからのエンジンルームの振動や騒音を車室R内に伝播させないように 、フロントシート前方のダッシュパネル2の室内側面上に添設固定されている。
【0004】 そして、このインシュレータダッシュ1は、通常PVCシート,ゴムシート等 比較的面密度の高い遮音材3と、この遮音材3の裏面側に遮音材3とダッシュパ ネル2との間のクリアランスを保つ吸音材4が一体貼着された構成であり、遮音 材3とダッシュパネル2との間の2重壁遮音効果により、所望の防音特性を発揮 するという構成である。
【0005】 さらに、ダッシュパネル2上に取付けられるインシュレータダッシュ1の表面 側から空調ユニット等の各種部品がダッシュパネル2に固定されるが、通常、図 11に示すように、ダッシュパネル2の適宜箇所に橋型ブラケット5が溶接固定 されており、図12に示すように、ダッシュパネル2にインシュレータダッシュ 1を取付けた後、空調ユニット6を橋型ブラケット5のスタッドボルト7に取付 け、ナット8を締付けることにより空調ユニット6を取付けている。
【0006】 そして、インシュレータダッシュ1には、このとき空調ユニット6の取付作業 に支障を与えず、かつ適切な遮音性を維持するために、この橋型ブラケット5内 に収容する舌片9が設置されている。
【0007】 図12は、橋型ブラケット5内に収容されるのは遮音材3のみであるが、最近 では図13に示すように、成形可能な繊維材を使用した吸音材4と遮音材3とを 一体化した舌片9が橋型ブラケット5内に収容されるのが実状である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来では、インシュレータダッシュ1に舌片9を設け、この舌片 9を橋型ブラケット5内に収容することにより、空調ユニット6の取付作業性を 円滑に行ない、かつ音漏れの低下を防止しているのであるが、遮音材3が剛性が 高いため、橋型ブラケット5内にこの舌片9を挿入する作業が非常にやりづらく 、作業性を低下させる大きな要因となっている。
【0009】 特に、最近のように成形フェルトを使用して、図13に示すように、遮音材3 と吸音材4との積層体からなる舌片9をブラケット5内に挿入する作業は、吸音 材4のもつ剛性が加わるため、さらに作業性を低下させることになる。
【0010】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、インシュレータダッシュに設けた舌片を空調ユニット等を取付けるため の橋型ブラケット内に収容する形式の自動車用インシュレータダッシュにおいて 、この舌片をブラケット内に簡単かつ迅速に挿入させることができ、ダッシュパ ネルへの取付作業性を著しく高めた自動車用インシュレータダッシュを提供する ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ダッシュパネルに、空調ユニット等の 部品を固定するための橋型ブラケットが設置されているとともに、このダッシュ パネルに添設されるインシュレータダッシュに上記橋型ブラケット内に収容する 舌片を一体に設けた自動車用インシュレータダッシュにおいて、前記舌片の基部 及び中央部に屈曲性を付与するヒンジ部が設定されていることを特徴とする。
【0012】
【作用】
以上の構成から明らかなように、舌片の基部及び中央部には屈曲性を付与する ヒンジ部が形成されているため、まず、舌片の基部に設けたヒンジ部を中心にし て舌片をめくり上げ、その後、舌片のほぼ中央に設けたヒンジ部を基に折返せば 、舌片の先端をブラケット内に臨ませることができ、その後舌片をフラット状態 にすれば、ブラケット内に舌片を簡単に挿入させることができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案による自動車用インシュレータダッシュの実施例について、添付 図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】 図1は本考案によるインシュレータダッシュを示す一部切欠斜視図、図2は同 インシュレータダッシュの要部構成図、図3はダッシュパネルにインシュレータ ダッシュを取付けた状態を示す断面図、図4はインシュレータダッシュに設けた 舌片のブラケット内への挿入作業を示す説明図、図5は本考案によるインシュレ ータダッシュの第2実施例を示すもので、舌片の構成を示す正面図、図6ないし 図8は本考案によるインシュレータダッシュの第3実施例を示すもので、図6は 正面図、図7,図8は各断面図、図9は本考案による自動車用インシュレータダ ッシュの第4実施例を示す正面図である。
【0015】 図1において、本考案による自動車用インシュレータダッシュ10は、PVC シート,ゴムシート等比較的面密度の高い遮音材20の裏面に、成形フェルトか らなる吸音材30を一体貼着して構成されており、このインシュレータダッシュ 10を取付けるためのダッシュパネル40の所定箇所に、図3に示す空調ユニッ ト50を取付けるための橋型ブラケット41が取付固定されている。
【0016】 この橋型ブラケット41は、金属薄板を略コ字状に折曲げ、中央にスタッドボ ルト42が付設されているとともに、ブラケット41の両側はダッシュパネル4 0に溶接されるフランジ部43として形成されている。
【0017】 そして、通常インシュレータダッシュ10をダッシュパネル40に取付けるに は、この橋型ブラケット41を回避して、かつこの部分で遮音性の低下を防ぐた めに、舌片11が形成されており、この舌片11を設けるためにコ字状開孔部1 2が設定されている。
【0018】 ところで、この考案は舌片11をブラケット41内に挿入する作業を円滑に行 なうことを課題としており、そのため、図2に示すように、舌片11の基部と舌 片11の中央部にそれぞれヒンジ部13,14が設けられており、この実施例で は、舌片11の基部に設けられるヒンジ部13は、舌片11自体が矢印A方向に 屈曲しやすいように、断面半円形状の溝状に設定されており、また、他方側のヒ ンジ部14は、図2中矢印B方向に屈曲しやすいように、断面半円形状の凸状に 設定されている。
【0019】 図3は、ダッシュパネル40にインシュレータダッシュ10を装着したのち空 調ユニット50を橋型ブラケット41のスタッドボルト42に取付固定した状態 を示しており、この状態では、インシュレータダッシュ10に設けた舌片11は 橋型ブラケット41内部に収容されており、音漏れ等の不具合はない。
【0020】 次いで、図4において本考案によるインシュレータダッシュ10に設けた舌片 11の作用について説明する。
【0021】 まず、ダッシュパネル40の室内側面にインシュレータダッシュ10を設置し た後、まず、舌片11を一方側のヒンジ部13を基にして室内側に折曲げた後、 次いで、他方側のヒンジ部14を中心として舌片11の先端をダッシュパネル4 0側に向くように折曲げる。この状態では、舌片11の先端部11aは橋型ブラ ケット41の挿入口に臨んでいる。
【0022】 その後、舌片11の先端部11aを橋型ブラケット41内に挿入して、舌片1 1をフラット状態に戻せば、橋型ブラケット41内に舌片11を簡単かつ迅速に 挿入させることができ、たとえ、吸音材30の材質として剛性のある成形フェル トを使用した場合でも、ヒンジ部13,14により屈曲性が備わっているため、 挿入作業を著しく簡単に行なうことができる。
【0023】 尚、ヒンジ部13,14を設定する箇所は、舌片11の基部の近傍部分、及び 中央部付近出も良い。
【0024】 次いで、図5は本考案の第2実施例を示すもので、この実施例に示すように、 インシュレータダッシュ10にH状の開孔部15を設け、一対の舌片11,11 を設けてもよく、この実施例においても、各舌片11には2箇所にヒンジ部13 ,14がそれぞれ設定されており、図示はしないが、橋型ブラケット41の両側 から各舌片11を図4に示す方法を援用して、挿入させればよい。
【0025】 また、図6乃至図8に示すように、舌片11を構成する遮音材20と吸音材3 0のうち、遮音材20には加工を施さず、吸音材30のみヒンジ部13,14に 沿って押し切り、図7に示すように構成してもよい。
【0026】 この場合、ヒンジ部分で全てを押し切ってしまうと分割されてしまうため、図 8に示すように一部に接続部分を設定しておけばよい。
【0027】 更に、図9に示すように、コ字状開孔部12の先端部分にスリット16を設け ることにより、舌片11の折曲げ操作をやりやすくしてもよい。
【0028】 尚、ヒンジ部14の両側にスリットを開設すれば、更に操作性が向上する。
【0029】 このように、本考案による自動車用インシュレータダッシュ10は、橋型ブラ ケット41内に収容する舌片11に、特に形状が限定されないヒンジ部13,1 4を設定するとともに、このヒンジ部13,14により舌片11の屈曲作業を非 常にやりやすくしたものであり、従来非常に面倒であったブラケット41への舌 片11の挿入作業を著しく簡素化することができ、インシュレータダッシュ10 をダッシュパネル40に装着する作業能率を大幅に高めることができるという利 点がある。
【0030】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による自動車用インシュレータダッシュは、橋型ブ ラケット内に挿入する舌片にヒンジ部を設定することにより、舌片をブラケット 内に簡単かつ確実に挿入作業させることができ、従来非常に面倒であったダッシ ュパネルへのインシュレータダッシュの装着作業を簡単かつ迅速に行なうことを 可能としたものであるから、インシュレータダッシュの取付作業における作業性 を著しく向上させるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用インシュレータダッシュ
の第1実施例を示す一部切欠斜視図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1に示すインシュレータダッシュをダッシュ
パネルに取付けた状態を示す要部断面図。
【図4】図1に示すインシュレータダッシュの舌片を橋
型ブラケット内に挿入する作業を示す説明図。
【図5】本考案による自動車用インシュレータダッシュ
の第2実施例の要部構成を示す正面図。
【図6】本考案による自動車用インシュレータダッシュ
の第3実施例の要部構成を示す正面図。
【図7】図6中VII −VII 線断面図。
【図8】図6中VIII−VIII線断面図。
【図9】本考案による自動車用インシュレータダッシュ
の第4実施例の要部構成を示す正面図。
【図10】従来の自動車用インシュレータダッシュの設
定箇所を示す側面図。
【図11】従来のインシュレータダッシュをダッシュパ
ネルに取付ける状態を示す説明図。
【図12】ダッシュパネルに従来のインシュレータダッ
シュを取付けた状態を示す断面図。
【図13】ダッシュパネルに従来のインシュレータダッ
シュを取付けた状態を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用インシュレータダッシュ 20 遮音材 30 吸音材 11 舌片 12 コ字状開孔部 13,14 ヒンジ部 15 H状開孔部 40 ダッシュパネル 41 橋型ブラケット 42 スタッドボルト 50 空調ユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダッシュパネル(40)に、空調ユニッ
    ト等の部品(50)を固定するための橋型ブラケット
    (41)が設置されているとともに、このダッシュパネ
    ル(40)に添設されるインシュレータダッシュ(1
    0)に上記橋型ブラケット(41)内に収容する舌片
    (11)を一体に設けた自動車用インシュレータダッシ
    ュにおいて、 前記舌片(11)の基部及び中央部に屈曲性を付与する
    ヒンジ部(13,14)が設定されていることを特徴と
    する自動車用インシュレータダッシュ。
JP2766992U 1992-04-27 1992-04-27 自動車用インシュレータダッシュ Pending JPH0586715U (ja)

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JP2766992U JPH0586715U (ja) 1992-04-27 1992-04-27 自動車用インシュレータダッシュ

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JPH0586715U true JPH0586715U (ja) 1993-11-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3093252B2 (ja) * 1990-10-23 2000-10-03 キヤノン株式会社 撮像装置およびアダプタ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3093252B2 (ja) * 1990-10-23 2000-10-03 キヤノン株式会社 撮像装置およびアダプタ装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980417