JPH058645Y2 - - Google Patents

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JPH058645Y2
JPH058645Y2 JP17630586U JP17630586U JPH058645Y2 JP H058645 Y2 JPH058645 Y2 JP H058645Y2 JP 17630586 U JP17630586 U JP 17630586U JP 17630586 U JP17630586 U JP 17630586U JP H058645 Y2 JPH058645 Y2 JP H058645Y2
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armature
bobbin
coil
yokes
magnetic flux
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、アマチユアをボビン内に枢支した
回転形双方向性有極電磁石、特にボビンの改良に
関する。
〔従来の技術〕
第3図乃至第7図は例えば実願昭59−25139号
に記載された形式の回転形双方向性有極電磁石で
あつて、かかる電磁石は例えば回路しや断器の接
点の開閉を遠隔制御するのに使用されるものであ
り、第3図は斜視図、第4図は平面図、第5図は
ヨークと永久磁石のみの斜視図、第6図、第7図
は動作を説明するための磁気回路図である。
図において、1はボビン2に巻回したコイル、
101,102はその端子リード、3は前記ボビ
ン2を貫通し両端が前記ボビン2から突出したア
マチユアである。ボビン2は分割線201に沿つ
て上下二つのボビン片202,203に分割され
ており、各ボビン片202,203のアマチユア
3に対向した面の中心部に突起204を有し、こ
の突起をアマチユア3の中心部に形成した穴30
1に嵌合させることによりアマチユア3をボビン
2に対して回転しうるように枢支している。20
5はボビン2のスリーブ部であつてその軸方向全
長にわたつて均一な径であり、このスリーブ部2
05の周囲にコイル1が巻回されている。アマチ
ユア3のボビン2から突出した突出部302,3
03の左右両側には吸着部304,305,30
6,307が設けられている。
4,5は同一形状のヨークであつて、アマチユ
ア3の左右両側に配置され、それぞれアマチユア
3の対応する側の吸着部に対向した吸着部を有す
る。即ち、ヨーク4はアマチユア3の吸着部30
5,307に対向した吸着部401,402を有
し、ヨーク5はアマチユア3の吸着部304,3
06に対向した吸着部501,502を有する。
6,7はそれぞれ永久磁石であり、ヨーク4,5
は前記永久磁石6,7を挟持する磁石挟持部40
3,404,503,504を有し、磁石挟持部
403,503間に永久磁石6が挟持され、磁石
挟持部404,504間に永久磁石7が挟持され
ている。即ち、磁気的に見ると永久磁石6はアマ
チユア3の一方の突出部302の左右に設けられ
た吸着部304,305に対向するヨークの吸着
部501,401間に配設され、永久磁石7はア
マチユア3の他方に突出部303の左右に設けら
れた吸着部306,307に対向するヨークの吸
着部502,402間に配設されている。そして
第6図、第7図に実線Aで示すように永久磁石6
と7とがアマチユア3に同一方向の磁束を通す向
きに配設されている。
次に動作について説明する。第6図の状態にお
いてはコイル1は通電されておらず、永久磁石
6,7の磁束Aのみによつてアマチユア3は反時
計方向に回動した位置に保持される。この状態に
おいてコイル1に通電して矢印B方向の磁束を形
成すると、吸着部401,305間および吸着部
502,306間の吸着力がなくなる一方、磁束
の流れが吸着部501,304間並びに吸着部4
02,307間の間隙を通る方向に変わり、アマ
チユア3は第7図の位置へ時計方向に回動する。
この時、磁束Aの方向は反転し、コイル1の通電
を断つてもアマチユア3は第7図の位置に保持さ
れる。ここで、コイル1に矢印C方向の磁束を生
じるように電流を流すと吸着部501,304間
および吸着部402,307間の吸着力がなくな
る一方、磁束の流れが吸着部401,305間並
びに吸着部502,306間の間隙を通る方向に
変わり、アマチユア3は第6図の位置へ反時計方
向に回動する。この時、磁束Aの方向は再び反転
し、コイル1の通電を断つてもアマチユア3は第
6図の位置に保持される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の回転形双方向性有極電磁石は以上のよう
に構成され、ボビン2のスリーブ部205がその
軸方向全長にわたつて均一な径であるため、アマ
チユアの動きの少ない中央部も他の部分と同一径
で無駄なスペースがあり、電磁石が大形化する問
題点があつた。
この考案は従来のもののかかる問題点を解決す
るためになされたもので、アマチユアの駆動力が
従来のものと同じであれば小形化することがで
き、サイズが同じであればアマチユアの駆動力を
大きくしうる回転形双方向性有極電磁石を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る回転形双方向性有極電磁石は、
ボビンのスリーブ部の左右両側壁をその両端部か
ら中心部に向けて狭小になるようにテーパを付し
たものである。
〔作用〕
この考案によれば、ボビンのスリーブ部の左右
両側壁にその両端部から中心部に向けて狭小にな
るようにテーパを付すことにより、コイルを巻回
しうるスペースが大きくなる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図および第2
図について説明する。第1図はこの考案の一実施
例による回転形双方向性有極電磁石のボビンの斜
視図、第2図は第1図のものの下側のボビン片の
平面図であり、図において、2Aは従来のものの
2に対応するボビン、202A,203Aはそれ
ぞれ従来のものの202,203に対応するボビ
ン片、205Aは205に対応するスリーブ部、
206,207はスリーブ部205Aの左右両側
壁、208は側壁206,207の軸方向中央
部、209,210は側壁206,207の両端
部、θはアマチユア3の回転角度(第6図の位置
と第7図の位置との間の回転角度)である。側壁
206,207はアマチユア3の回転角度θに対
応して両端部209,210から中央部208に
向けて狭小になるようにテーパが付されている。
側壁206,207間の間隔はアマチユア3が第
6図および第7図の両回転位置(吸着位置)に回
転するのを阻止しないように設定されることは勿
論である。
上述のように左右両側壁206,207にその
両端部209,210から中央部208に向けて
狭小になるようにテーパを付すことにより、従来
はアマチユア3の動きの少ない中央部に向けて大
きくなつていた無駄なスペースがなくなる。従つ
て、アマチユア3の駆動力を従来のものと同じに
するのであれば、前記のなくなつた無駄なスペー
スに相当する分だけボビン2Aを小形化し、電磁
石全体のサイズも小さくすることができ、ボビン
2Aのサイズを従来と同じにするのであれば前記
スペース分だけコイルを多く巻回することがで
き、その分だけアマチユア3の駆動力が大きくな
る。
なお、前記実施例では中央部208にはテーパ
は付されていないが、中心部208も含めてテー
パを付しても良いこというにおよばない。また、
アマチユア3の枢支手段も図示のものに限らず、
要するにアマチユア3がボビン2Aに対して回転
しうるように枢支されているものであれば、その
枢支手段の如何を問わずこの考案を適用しうるも
のである。その他、ヨーク4,5、永久磁石6,
7の形状、配列関係、アマチユア3自身の形状、
構造等も図示のものに限られるものではない。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、ボビンのスリ
ーブ部の左右両側壁にその両端部から中央部に向
けて狭小になるようにテーパを付すという極めて
簡単な構成により、アマチユアの駆動力を従来の
ものと同じにするのであれば小形化することがで
き、サイズを従来と同じにするのであればアマチ
ユアの駆動力を大きくしうる回転形双方向性有極
電磁石が得られる効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による回転形双方
向性有極電磁石のボビンの斜視図、第2図は第1
図のものの下側のボビン片の平面図、第3図は従
来提案された回転形双方向性有極電磁石の斜視
図、第4図は第3図の平面図、第5図は第3図の
もののヨークと永久磁石のみの斜視図、第6図お
よび第7図は第3図のものの動作を説明するため
の磁気回路図である。 図において、1はコイル、2Aはボビン、20
5Aはスリーブ部、206,207は左右両側
壁、208は中心部、209,210は両端部、
3はアマチユア、304〜307は吸着部、4,
5はヨーク、401,402,501,502は
吸着部、6,7は永去磁石である。なお、各図中
同一符号は同一部または相当部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを巻回したボビンの中心開口を貫通し、
    両端が前記ボビンから突出し、この突出部の左右
    両側を吸着部とするアマチユア、前記アマチユア
    の左右両側に配置され前記アマチユアの吸着部の
    対応するものに対向した吸着部を有する一対のヨ
    ーク、およびこのヨークの間に設けられて前記ヨ
    ークを介して前記アマチユアに磁束を通す永久磁
    石を備え、前記アマチユアが前記ヨーク間で往復
    回転しうるように前記ボビン内に枢支され、前記
    コイルに通電することにより形成される磁束を前
    記アマチユア内で前記永久磁石の磁束に重畳し、
    前記コイルの通電方向を逆転することにより前記
    アマチユアを前記ヨーク間で往復回転させるよう
    にした回転形双方向性有極電磁石において、前記
    ボビンのスリーブ部の左右両側壁をその両端部か
    ら中心部に向けて狭小になるようにテーパを付し
    たことを特徴とする回転形双方向性有極電磁石。
JP17630586U 1986-11-17 1986-11-17 Expired - Lifetime JPH058645Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17630586U JPH058645Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JP17630586U JPH058645Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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Publication Number Publication Date
JPS6380817U JPS6380817U (ja) 1988-05-27
JPH058645Y2 true JPH058645Y2 (ja) 1993-03-04

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JP17630586U Expired - Lifetime JPH058645Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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