JPH058610B2 - - Google Patents

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JPH058610B2
JPH058610B2 JP59135507A JP13550784A JPH058610B2 JP H058610 B2 JPH058610 B2 JP H058610B2 JP 59135507 A JP59135507 A JP 59135507A JP 13550784 A JP13550784 A JP 13550784A JP H058610 B2 JPH058610 B2 JP H058610B2
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Yasuo Sugyama
Takeshi Oonishi
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH058610B2 publication Critical patent/JPH058610B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M13/00Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
    • H03M13/29Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes combining two or more codes or code structures, e.g. product codes, generalised product codes, concatenated codes, inner and outer codes

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、2段符号化された符号の復号装置
に関するものである。
〔従来技術〕
近年、CD(Compact Disc)システムの誤り訂
正符号(CIRC符号)に見られるように、誤り訂
正符号として2段符号化された符号が使用されて
おり、その復号装置の開発が進められている。
第1図は2段符号化を行なうための符号器のブ
ロツク図で、図において、1は符号化されるべき
情報が入力する入力端子、2はC2符号器、3は
インターリーブ回路、4はC1符号器、5は2段
符号化された符号Cが出力される出力端子であ
る。
このような構成になる符号器において、C2
号器で(n,k,d)q元符号化されたC2符号
は、インターリーブ回路3で交錯処理が施され
る。ここでnは符号長、kは情報長、dは符号の
最小距離である。次に、C1符号器4にて(N,
K,D)Q元符号化され、2段符号化された符号
Cが端子5から出力される。ここで、符号Cは、
q=QKならば連続符号であり、q=Qならば積
符号であり、q=QK/lならば(lはKの約数)井
上−杉山−大西の符号(A NEW CLASS OF
BURST−ERROR−CORRECTING CODES
AND IT′S APPLICATION TO PCM TAPE
RECORDING SYSTEMS,NTC 1978vol.2)
である。また、符号Cがブロツク符号ではないよ
うな、例えば、クロスインターリーブ系統の2段
符号化された符号も含まれる。
また、第2図は2段符号化された符号を復号す
るための復号器のブロツク図で、図において、5
は復号化されるべき符号が入力する入力端子、6
はC1復号器、7はデ・インターリーブ回路、8
はC2復号器、9は復号語の出力端子、10はフ
ラグの出力端子である。
このような構成になる復号器において、C1
号器6にてC1符号の復号を行ない、復号の状態
に応じてフラグを出力する。デ・インターリーブ
回路7ではC2符号を生成した状態に戻し、C2
号器8にてC2符号の復号を行なう。誤りの訂正
が可能な場合は訂正を行なつて出力端子9に復号
語を出力し、訂正が不可能な場合はフラグを出力
端子10に出力する。
従来の復号方法として、特開昭58−29237号公
報の「エラー訂正方法」に示されるものがある。
それによれば、C1符号の復号の際に、例えば1
ワードエラー及び2ワードエラーの訂正を行なう
と共に、例えば3ワード以上のワードが誤つてい
ることをC1符号の復号で検出するようにし、ま
た1ワードエラーとして訂正された場合、2ワー
ドエラーとして訂正された場合、3ワード以上の
エラーとして検出された場合の各々を区別できる
3種類のポインタを付加し、次にC2復号を行な
うようにしており、そのフローチヤートの一例を
第3図に示す。
即ち、上記3種類のポインタの個数をN1
N2,N3とし、エラーの状態とポインタの状態と
に応じて復号を行なう。例えば、C1符号をGF
(28)上における(32,28,5)RS(REED−
Solomon)符号、C2符号を同じく(28,24,5)
RS符号とすると、第3図のフローチヤートで、
例えば、1ワードエラーの場合、まず求まつたエ
ラーロケーシヨンiがC2符号のエラーロケーシ
ヨンでない場合は、N3がZ5以下の時C2符号全体
にポインタを付加する。N3がZ5より大きい時、
C1符号のポインタをコピーする。エラーロケー
シヨンiがC2符号のエラーロケーシヨンである
場合は、iにポインタがある時、N3Z2の時1
ワード訂正、N3>Z2の時ポインタをコピーする。
iにポインタがない場合、N3Z3の時1ワード
訂正、N3>Z3かつN3Z4の時C2符号全体にポイ
ンタ付加、N3>Z3かつN3>Z4の時ポインタをコ
ピーする。また、第3図には記載されていない
が、N3Z2の判断においてN2を考慮し、N3より
小さい重みでN2を用いればよいこと等が述べら
れている。
しかるに、このような従来の復号方法では、
C1,C2符号の合成距離dD=25に対して[dD/
2]個までの誤りがすべて訂正できるということ
が保証されていない。また、dD−[dD/2]個
より小さい誤りがすべて検出できるということが
保証されていないという欠点があつた。
〔発明の概要〕
この発明は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、第1段のC1符号
((N,K,D)Q元符号)の復号に際し、その復
号状態に応じて重みを作成してこれを復号語とと
もに出力し、第2段のC2符号((n,k,d)q
元号)の復号では、所定の整数値τ(0τ<
dD/2)を設定するとともに、上記重みに基い
てこの第2段の復号によつて得られた復号語と受
信語との重み付距離を計算し、該重み付距離と上
記整数値τとを比較判定して誤り訂正又は誤り検
出を行なうようにすることにより、上記第1段の
C1符号及び第2段のC2符号を組み合わせたN×
nの区画において生じた誤りの個数がνが上記τ
以下なら第2段の復号の際の受信語〓を正しく送
信符号語に再生でき、また上記誤りの個数νが
dD−τより小さければ誤訂正することなくこれ
らを誤り検出とすることのできる2段符号化され
た符号の復号装置を提供することを目的としてい
る。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の復号装置に用いられる復号法
について詳細に説明し、続いて一実施例を図につ
いて説明する。
まず、2段符号化された符号Cの、第2段の符
号C2を(n,k,d)q元符号とし、第1段の
符号C1を(N,K,D)Q元符号とする。ここ
で前述のように、q=QKならば符号Cは連接符
号であり、q=Qならば符号Cは積符号であり、
q=QK/l(lはKの約数)ならば符号Cは井上−
杉山−大西の符号(前出)である。また、以下に
述べる復号法は、符号Cがブロツク符号ではない
ような、例えば、クロスインターリーブ系統の2
段符号化された符号にも用いることができる。
最初に、第1段の符号C1の復号について考え
る。(N,K,D)Q元符号に対して[(D−
1)/2]個以下の誤り訂正を行ない、第2段の
符号C2のj番目の記号rj(∈GF(q))を再生する。
そして、その時にi個の誤りを訂正したとき、及
び誤り検出(訂正不能)となつたとき、その重み
wjとして、 wj=i:i個の誤りを訂正したとき D/2:誤り検出となつたとき …(5) なる値を設定する。
次に第2段の符号C2である(n,k,d)q
元符号の復号について考える。第2段の符号に対
する復号器は、第1段の符号に対する復号器か
ら、受信語〓及びそれに付随した重みベクトル〓
を受けとる。ここで、 〓=(r1,r2,…,rn) …(6) 〓=(w1,w2,…,wn) …(7) である。もちろん、rjはGF(q)の元であり、wjは
式(5)で与えられる値をとる。このとき、以下に示
す復号アルゴリズムを実行する。
〈復号アルゴリズム〉 (ステツプ1) 受信語〓と重みベクトル〓及び整数τ(0τ
<dD/2)を与える。
〓=(r1,r2,…,rn) rj∈GF(q) …(8) 〓=(w1,w2,…,wn) 〓j∈{0,1,2,…, [(D−1)/2]−1, [(D−1)/2],D/2} …(9) (ステツプ2) 繰り返し回数の値Kを0とする。
(ステツプ3) 重みベクトル〓において、wjD/2−Kを
満足する位置jについて、受信語〓のその位置j
を消失とする。
(ステツプ4) K=0,1,…における消失個数をnε(K)、誤り
個数をne(K)とし、nε(K)+2ne(K)2τ/Dを満足す
るような消失−誤り訂正を行なう。
(i) 復号語が得られたときは、復号語〓(K)と受信
語〓との重み距離ρ(K)を計算する。
ρ(K)=oj=1 δj δj=wj :消失位置でなく、かつr^j(K)=rj D−wj :消失位置でなく、かつr^j(K)≠rj D/2 :消失位置のとき …(10) (i‐a) 重み付距離ρ(K)が、与えられた整数τ(0
τ<dD/2)に対して ρ(K)τ …(11) を満足するならば、この復号語〓(K)をこのア
ルゴリズムにおける復号語〓(K)として、終了
する。
(i‐b) 重み付距離ρ(K)が ρ(K)>τ …(12) を満足するならば、次のステツプ5へ進む。
(ii) 復号語が得られないときは、次のステツプ5
へ進む。
(ステツプ5) (i) 繰り返し回数Kの値が K[(D−1)/2] …(13) を満足するならば、訂正不能として終了する。
(ii) 繰り返し回数Kの値が K<[(D−1)/2] …(14) を満足するならば、K=K+1として、ステツ
プ3へ飛ぶ。
(復号アルゴリズム終わり) このような復号アルゴリズムにおいて、第1段
の符号、第2段の符号を組み合わせたn×Nの区
画において生じた誤りの個数νがτ以下(0τ
<dD/2)なら、この復号アルゴリズムは、受
信語〓を正しく送信符号語に再生する。また、n
×Nの区画において生じた誤りの個数νがdD−
τより小さければ、誤訂正とはならない。
このことは、以下のようにして証明される。
〔補題1〕 n×Nの区画において生じた誤りの個数をνと
するとき、与えられた整数τ(0τ<dD/2)
に対して ντ …(15) が成り立つとき、上記復号アルゴリズムにおい
て、少なくとも1回の繰り返し回数Kの値につい
て、 〓(K)=〓 …(16) 〓:送信符号語 となる。
〔証明〕
受信語〓と重みベクトル〓において、正しい訂
正がなされ、かつ重みがiであるような位置jの
個数をnC (i)、誤つた訂正がなされ、かつ重みがi
であるような位置jの個数をnE (i)、誤り検出、即
ち重みがD/2であるような位置jの個数をnD
する。但し、上述のようにi=0,1,…,[(D
−1)/2]である。このとき、n×Nの区画に
おいて生じた誤りの個数ν及び与えられた整定数
τ(0τ<dD/2)との間に、 なる関係が存在する。
復号アルゴリズムにおける繰り返し回数Kにお
いて、消失個数は、 であり、誤り個数は、 である。いま、復号アルゴリズムの全ての繰り返
しにおいて、 但し、K=0,1,…,[(D−1)/2]が成
り立つと仮定する。即ち、全ての繰り返しにおい
て正しく復号できないものと仮定する(尚、この
条件でも、たまたま正しく復号できる場合もあ
る)。ここで、K=1,2,…,[(D−1)/2]
について、式(18)の両辺を加え合わせ、さらにK=
0についてD/2−[(D−1)/2]を式(18)の両
辺にかけて、加え合わせる。
となる。ここで、この式を整理すると、 となる。さらに整理すると、 となる。この式を式(17)と比べると矛盾が生じてい
る。
従つて、復号アルゴリズムの繰り返しのうち、
少なくとも1回は正しい復号、即ち〓(K)=〓とな
らなければならない。
〔補題2〕 n×Nの区画において生じた誤りの個数をνと
するとき、送信符号語〓と受信語〓との重み付距
離ρ〓,〓は、 ρ〓,〓ν …(22) を満足する。
〔証明〕
受信語〓と重みベクトル〓において、正しい訂
正がなされ、かつ重みがiであるような位置jの
個数をnC (i)、誤つた訂正がなされ、かつ重みがi
であるような位置jの個数をnE (i)、誤り検出、即
ち重みがD/2であるような位置jの個数をnD
する。但し、i=0,1,…,[(D−1)/2]
である。このとき、n×Nの区画において生じた
誤りの個数νとの間に、 が成り立つ。そして、この右辺は送信符号語〓と
受信語〓との重み付距離ρ〓,〓そのものであ
る。従つて、 νρ〓,〓 …(24) が成り立つ。
〔補題3〕 相異なる2つの符号語〓と〓′を与えたときに、
符号語〓と受信語〓との重みみ距離ρ〓,〓、符
号語〓′と受信語〓との重み付距離ρ〓,〓′は、 ρ〓,〓+ρ〓、〓′dD …(25) を満足する。
〔証明〕 受信語〓と重みベクトル〓を与えたとき、相異
なる2つの符号語〓と〓′を考え、符号語〓と受
信語〓との重み付距離ρ〓,〓、符号語〓′と受
信語〓との重み付距離ρ〓,〓′を考える。
位置jを分類し、次のような位置の集合を定義
する。
J1={j|cj=cj′} J2={j|rj=cj≠cj′} J3={j|rj=cj′≠cj} J4={j|rj≠cj≠cj′≠rj} …(26) このとき、 ρ〓,〓= 〓jJ 1δj+ 〓jJ 2δj+ 〓jJ 3δj+ 〓jJ 4δj …(27) ρ〓,〓′= 〓jJ 1δj′+ 〓jJ 2δj′+ 〓jJ 3δj′+ 〓jJ 4δj′ …(28) より、 ρ〓,〓= 〓jJ 1δj+ 〓jJ 2wj+ 〓jJ 3(D−wj)+ 〓jJ 4(D−wj) …(29) ρ〓,〓′= 〓jJ 1δj+ 〓jJ 2(D−wj)+ 〓jJ 3wj+ 〓jJ 4(D−wj) …(30) となる。そのとき、 ρ〓,〓+ρ〓,〓′= 2〓jJ 1δj+ 〓jJ 2D+ 〓jJ 3D+ 2〓jJ 4(D−wj) …(31) となる。ここで、 δj0 …(32) D−wjD/2 …(33) であり、また、符号語〓と符号語〓′の距離は少
なくともdあるから、J2,J3,J4に属するjの個
数は少なくともdなければならない。従つて、 ρ〓,〓+ρ〓,〓′dD …(34) となる。
〔補題4〕 与えられた整数τ(0τ<dD/2)に対し
て、受信語〓との重み付距離ρ〓,〓が、 ρ〓,〓τ …(35) を満足する符号語〓は、高々唯1つしか存在し得
ない。
〔証明〕
相異なる2つの符号語〓,〓′に対して、 ρ〓,〓τ …(36) ρ〓,〓′τ …(37) が成立したとする。そのとき、 ρ〓,〓+ρ〓,〓′2τ<dD …(38) となり、補題3と矛盾する。従つて、 ρ〓,〓τ …(39) を満足する符号語は、高々唯1つである。
〔定理〕
n×Nの区画において生じた誤りの個数νがτ
以下(0τ<dD/2)なら、上記復号アルゴ
リズムは、受信語〓を正しく送信符号語〓に再生
する。また、n×Nの区画において生じた誤りの
個数νがdD−τより小さければ、誤訂正は生じ
ない。
〔証明〕
まずn×Nの区画において生じた誤りの個数ν
がτ以下(0τ<dD/2)の場合を考える。
そのとき、補題1より、繰り返しのうち、少なく
とも1つのKにおいて、復号語〓(K)は送信符号語
〓となる。そして、補題2より送信符号語〓と受
信語〓との重み付距離ρ〓,〓は、 ρ〓,〓ντ …(40) を満足しており、また復号アルゴリズムの判定条
件は、 ρ〓,〓(K)τ …(41) であるから、〓(K)=〓であるとき、判定条件を満
足している。また、補題4より、 ρ〓,〓τ …(42) を満足する符号語〓は高々1つしか存在し得ない
から、判定条件を満たす〓(K)は〓以外にはあり得
ない。従つて、復号アルゴリズムから得られる復
号語〓は送信符号語〓となる。
次に、n×Nの区画において生じた誤りの個数
νが、 ν>dD−τ …(43) を満足している場合を考える。そのとき、補題2
より送信符号語〓と受信語〓との重み付距離ρ
〓,〓は、 ρ〓,〓ν>dD−τ …(44) を満足する。ここで、誤訂正が行なわれたと仮定
する。即ち、送信符号語〓と異なる符号語〓″と
受信語〓との重み付距離ρ〓,〓″が、 ρ〓,〓″τ …(45) を満足すると仮定する。このとき、式(44)、
(45)を加え合わせると、 ρ〓,〓+ρ〓,〓″dD となる。しかるに補題3においては、相異なる2
つの符号語〓,〓′に対する受信語〓との重み付
距離ρ〓,〓、ρ〓,〓′について、 ρ〓,〓+ρ〓,〓′dD …(46) が成り立つており、このことは、上式と予盾す
る。従つて、誤訂正は生じない。
以上のような復号アルゴリズムでもつて2段符
号化された符号を復号するのが本発明であり、以
下、この発明の一実施例を図について説明する。
第4図はC1復号器6のブロツク図、第5図はC2
復号器8のブロツク図である。第4図において、
11はC1符号に対し[(D−1)/2]個以下の
誤り訂正を行なう誤り復号器(誤り訂正手段)、
12はこの誤り復号器11の復号状態に応じて重
み信号を発生する重み発生器、13は復号語の出
力端子、14は重み信号の出力端子である。また
第5図において、15は受信語〓の入力端子、1
6は重み信号〓の入力端子、17は消失、誤りの
位置と大きさを求めるための消失・誤り復号器、
18は受信語の消失位置、所定の整数値τ(0
τ<dD/2)、及び繰り返し回数の値Kを設定す
るための消失・K・τ設定回路であり、上記消
失・誤り復号器17及び消失・K・τ設定回路1
8により、所定の消失・誤り復号(この場合、位
置と大きさの値を求めること)を行なう消失・誤
り訂正手段が構成されている。19は消失・誤り
復号器の出力と受信語との重み付距離ρ(K)を計算
する重み付距離計算回路、20はこの重み付距離
ρ(K)と上記消失・K・τ設定回路18で設定され
た整数値τとを比較し、ρ(K)τであるか否かを
判定する重み付距離判定回路(比較手段)、21
は上記繰り返し回数の値KがK[(D−1)/
2]であるか否かを判定するK判定回路、22は
誤り訂正を行なう誤り訂正回路、23はフラグ設
定回路、24は必要なクロツクを各部に供給する
コントロール回路である。
次に動作について説明する。
一例として、C1符号をGF(28)上における
(32,28,5)RS符号、C2符号をGF(28)上にお
ける(28,24,5)RS符号とする。まずC1復号
器6では、誤り復号器11にて[(D−1)/2]
=[(5−1)/2]=2個以下の誤り訂正を行な
い、復号語を出力端子13に出力する。そしてそ
の復号結果に応じて重み発生器12で重みwjを
発生し、復号語単位に重みwjを出力端子14に
出力する。この場合、重みwjは式(5)より次のよ
うになる。
wj=0:誤りが検出されなかつたとき 1:1個の誤りを訂正したとき 2:2個の誤りを訂正したとき 2.5:誤り検出となつたとき …(47) このように、重みは4通りであるので、2ビツ
トの信号で表現することができる。
次にC2復号器8について第5図及び第6図を
参照しながら動作を説明する。第6図はC2復号
のフローチヤートである。まず、入力端子15,
16から受信語〓と重みベクトル〓を入力する
(ステツプA)。ここでは一例として、dD/2=
12.5であるので、消失・K・τ設定回路18にて
τを12と設定する。そこでK=0と設定し(ステ
ツプB)、重みベクトル〓において、wj(D/
2)−K、即ちwj(5/2)−0=2.5を満足す
る位置jを消失と設定し(ステツプC)、消失・
誤り復号器17にて消失・誤り訂正を行なう(ス
テツプD)。ここではτ=12,D=5であるので、
消失個数をnε(K)、誤り個数をne(K)とすると、nε(K)
+2・ne(K)2τ/D=4.8を満足する消失及び誤
りの位置と大きさの値が求まる。このようにし
て、消失・誤り復号器17にて復号語が求まつた
場合は、重み付距離計算回路19にて重み付距離
ρ(K)を式(10)に従つて計算する(ステツプE,F)。
そして、重み付距離判定回路20にてρ(K)τ=
12をを満足するならば、誤り訂正回路22でnε(K)
個の消失とne(K)個の誤りを訂正し、出力端子9に
出力する(ステツプG,H)。同時にフラグ設定
回路23にてフラグをリセツトして出力端子10
に出力する(ステツプH)。ここでフラグは訂正
不能のときセツトされ、誤りが検出されない時、
または誤りを訂正できたときリセツトするものと
する。
一方、消失・誤り復号器17にて復号語が求ま
らなかつた場合、あるいはρ(K)>τの場合は、K
判定回路21にてKが式(14)を満足するなら、即ち
K<[(D−1)/2]=2であればK=K+1と
して消失を設定しなおし、復号を繰り返す(ステ
ツプE,G,I,K)。もしKが式(13)を満足する
ならば訂正不能としてフラグ設定回路23にてフ
ラグをセツトし、出力端子10に出力する(ステ
ツプI,J)。従つてこの例では、Kは0,1,
2という値が設定できるので最大3回、消失・誤
り復号器17で復号することになる。
このような本実施例装置では、C1復号時にそ
の復号状態に応じて重みを発生し、C2復号時に
は、該重みに基づいて重み付距離を計算するとと
もに、該重み付距離と所定の整数値τ(0τ<
dD/2)とを比較判定して復号を行なうように
したので、上記τ以下の誤りをすべて確実に訂正
できるとともに、dD−τより少ない誤りをすべ
て検出することができる。このことは、前述の
〔定理〕及びその〔証明〕から明らかである。さ
らに、上記τの値は容易に変化させることがで
き、従つて誤りを訂正できる確率、誤り検出でき
る確率を調整することができ、復号特性を状況に
応じて最適にすることができる。
なお、上記実施例では式(5)において重みwjと
して誤り検出となつた時wj=D/2としたが、
これをwj=[(D+1)/2]としてもこの復号
アルゴリズムが成立することは容易に確かめられ
る。この時、式(10)において消失位置のときのδjを
[(D+1)/2]としておけばよい。
また、上記実施例では、消失・誤り復号器にて
消失、誤りの位置と大きさの値を求め、誤り訂正
回路でその訂正を行なうようにしたが、これは消
失・誤り復号器にて消失、誤りの位置と大きさの
値を求めると同時にその訂正を行なうようにして
も良いのは勿論である。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る復号装置によれ
ば、第1段の(N,K,D)Q元符号の復号時に
その復号状態に応じて重みを作成し、第2段の
(n,k,d)q元符号の復号では、所定の整数
値τ(0τ<dD/2)を設定するとともに、上
記重みに基づいてこの第2段の復号によつて得ら
れた復号語と受信語との重み付距離を計算し、該
重み付距離と上記整数値τとを比較判定して誤り
訂正又は誤り検出を行なうようにしたので、上記
τ以下のすべての誤りを確実に訂正でき、また
dD−τより少ないすべての誤りを誤訂正するこ
となく検出できる。さらに上記τの値を状況に応
じて変化させて、訂正できる確率、検出できる確
率を調整することができ、復号特性を最適にする
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は2段符号化を行なう符号器のブロツク
図、第2図は2段符号化された符号の復号器のブ
ロツク図、第3図は従来のC2復号器のフローチ
ヤート図、第4図はこの発明の一実施例による
C1復号器のブロツク図、第5図はこの発明の一
実施例によるC2復号器のブロツク図、第6図は
この発明の一実施例によるC2復号器のフローチ
ヤート図である。 6…C1復号器、8…C2復号器、11…誤り復
号器、12…重み発生器、17…消失・誤り復号
器、18…消失・K・τ設定回路、19…重み付
距離計算回路、20…重み付距離判定回路、21
…K判定回路、22…誤り訂正回路、23…フラ
グ設定回路。なお図中同一符号は同一又は相当部
分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 C1符号((N,K,D)Q元符号)及びC2
    号((n,k,d)q元符号)で2段符号化され
    た符号Cの復号装置において、上記C1符号を復
    号するものであつて、[(D−1)/2]個以下
    ([M]はMを越えない最大の整数)の誤り訂正を
    行ない復号語を出力する誤り訂正手段、及び該誤
    り訂正手段でi(i=0〜[(D−1)/2])個
    の誤りを訂正した時及び誤り検出(訂正不能)と
    なつた時、下記式(1)で与えられる重みwj(j=
    1,2,…,n)を発生する重み発生手段を有す
    るC1復号器と、上記C2符号を復号するものであ
    つて、上記C1復号器から出力される復号語に応
    じた下記式(2)で与えられる受信語〓における重み
    ベクトル〓のwjD/2−K(K=0,1,…,
    [(D−1)/2])を満足する位置jを消失とし、
    (K)+2ne(K)2τ/D(nε(K):K=0,1,…,
    [(D−1)/2]の時の消失個数、ne(K):K=
    0,1,…,[(D−1)/2]の時の誤り個数、
    τ:0τ<dD/2なる整数)を満足するよう
    な消失・誤り復号を行なう消失・誤り訂正手段、
    該消失・誤り訂正手段によりK=0,1,…,
    [(D−1)/2]における復号語が得られた時下
    記式(4)で与えられる該復号語〓(K)と受信語〓との
    重み付距離ρ(K)を計算する重み付距離計算手段、
    及び該重み付距離ρ(K)と上記整数τの大きさとを
    比較する比較手段を有し、ρ(K)τの時上記復号
    語〓(K)を正しい復号語とし、ρ(K)>τの時または
    上記消失・誤り訂正手段にて復号語が得られない
    時訂正不能とするC2復号器とを備えたことを特
    徴とする2段符号化された符号の復号装置。 wj=i:i個の誤りを訂正したとき D/2または[(D+1)/2] :誤り検出となつたとき …(1) 〓=(r1,r2,…,rn) …(2) 〓=(w1,w2,…,wn) …(3) ρ(K)oj=1 δj δj= wj :消失位置でなく、かつr^j(K)=rj D−wj :消失位置でなく、かつr^j(K)≠rj D/2または[(D+1)/2] :消失位置のとき …(4)
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